コンテンツにスキップ

「宇部日報」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
 
(8人の利用者による、間の11版が非表示)
1行目: 1行目:
{{出典の明記|date=2020-06-10}}
{{基礎情報 新聞
{{基礎情報 新聞
| 名称 = 宇部日報
| 名称 = 宇部日報
| 画像 = [[ファイル:Ube Nippo head office.JPG|300px]]
| 画像 = [[ファイル:Ube Nippo head office.JPG|300px]]
| 説明 = 宇部日報社本社
| 説明 = 宇部日報社本社
| タイプ = [[夕刊]]紙
| タイプ =
| サイズ = [[ブランケット判]]
| サイズ = [[ブランケット判]]
| 事業者 = 宇部日報社
| 事業者 = 宇部日報社
| 本社 = 宇部
| 本社 = 宇部
| 代表者 = 脇和也 社長
| 代表者 = 脇和也(会長)<br />三浦寛司(代表取締役社長
| 編集者 =
| 編集者 =
| 創刊 = [[1912年]]([[明治]]45年)[[7月15日]]
| 創刊 = [[1912年]](明治45年)[[7月15日]]
| 前身 = 宇部時報<br />ウベニチ新聞
| 前身 = 宇部時報<br />ウベニチ新聞
| 1部 = 80
| 1部 = 130
| 月極 = 1,890
| 月極 = 2,500
| 言語 = [[日本語]]
| 言語 = [[日本語]]
| 発行数 = 50,166部([[2016]]度
| 発行数 = 44,350<br />自社公称、20213月31日
| 公式サイト = http://www.ubenippo.co.jp/
| 公式サイト = http://www.ubenippo.co.jp/
| 社名 = 株式会社宇部日報社
| 社名 = 株式会社宇部日報社
22行目: 23行目:
| 本社所在地 = [[山口県]][[宇部市]]寿町二丁目3番17号
| 本社所在地 = [[山口県]][[宇部市]]寿町二丁目3番17号
| 事業内容 = 新聞制作・販売
| 事業内容 = 新聞制作・販売
| 設立 = [[2004年]]([[平成]]16年)[[3月1日]]
| 設立 = [[2004年]](平成16年)[[3月1日]]
| 資本金 = 6560万円
| 資本金 = 6,560万円
| 売上高 =
| 売上高 =
| 総資産 =
| 総資産 =
34行目: 35行目:
| 特記事項 =
| 特記事項 =
}}
}}
'''宇部日報'''(うべにっぽう)は、'''株式会社宇部日報社'''が発行している[[夕刊]][[新聞]]である。[[全国郷土紙連合]]加盟。

'''宇部日報'''(うべにっぽう)は、'''株式会社宇部日報社'''が発行る[[日本の新聞]]。[[全国郷土紙連合]]加盟。


== 概要 ==
== 概要 ==
かつて宇部市周辺においては、当紙の源流となる'''宇部時報''''''ウベニチ新聞'''のほか、最盛期には8紙の[[地方紙]]が発行されていた。その後合併や廃刊を経て、前述の2紙(いずれも[[夕刊]])のみが残っていたが、[[2004年]](平成16年)[[3月1日]]に合併して新たに'''宇部日報'''として発行されている。
かつて宇部市周辺においては、当紙の源流となる宇部時報ウベニチ新聞のほか、最盛期には8紙の[[地方紙]]が発行されていた。その後合併や廃刊を経て、前述の2紙(いずれも[[夕刊]])のみが残っていたが、[[2004年]](平成16年)[[3月1日]]に合併して新たに宇部日報として発行されている。


現在は、[[山口県]][[宇部市]]と[[山陽小野田市]]、[[山口市]]を中心に発行しており、宇部日報社の本社所在地である宇部市と山陽小野田市、山口市を中心とした地域情報を掲載する。発行は夕刊のみで、日曜祝日が休刊日となっている。ラテ欄は夕方6時から深夜までのテレビ番組表を最終面に、翌朝から翌夕までのTVと発行日の夕方のラジオ表を中面掲載している。
現在は、[[山口県]][[宇部市]]と[[山陽小野田市]]、[[山口市]]を中心に発行しており、宇部日報社の本社所在地である宇部市と山陽小野田市、山口市を中心とした地域情報を掲載する。発行は夕刊のみで、日曜祝日が休刊日となっている。ラテ欄は夕方6時から深夜までのテレビ番組表を最終面に、翌朝から翌夕までのTVと発行日の夕方のラジオ表を中面掲載している。


夕刊紙発行事業の他に、新聞折込型の[[フリーペーパー]]「サンデーうべ」「サンデーワイド」「サンデージョブ」「サンデートレンド」の発行、ポスティング型のフリーペーパー「SUNDAY宇部・山陽小野田」の発行、オンラインマガジン「hoinet(ほいねっと)」の運営等を行っている。
夕刊紙発行事業の他に、新聞折込型の[[フリーペーパー]]「サンデーうべ」「サンデーワイド」「サンデージョブ」「サンデートレンド」の発行、ポスティング型のフリーペーパー「SUNDAY宇部・山陽小野田」の発行、オンラインマガジン「hoinet(ほいねっと)」の運営等を行っている。2011年より、山口市でポスティング型のフリーペーパー「[[サンデー西京]]」も発行している。

また、2011年より、山口市でポスティング型のフリーペーパー「[[サンデー西京]]」を発行している。


== 歴史 ==
== 歴史 ==
* [[1912年]](明治45年)[[7月15日]] - 宇部村(現・宇部市)で[[紀藤閑之介]]が'''宇部時報'''を創刊。当初は月刊紙で、今日の[[フリーペーパー]]のように、購読料・送料などは全て無料(紀藤の個人負担)だった。
* [[1912年]](明治45年)[[7月15日]] - 宇部村(現・宇部市)で[[紀藤閑之介]]が宇部時報を創刊。当初は月刊紙で、今日の[[フリーペーパー]]のように、購読料・送料などは全て無料(紀藤の個人負担)だった。
* [[1914年]](大正3年) - 上郷与吉と脇順太が新聞発行に協力。
* [[1914年]](大正3年) - 上郷与吉と脇順太が新聞発行に協力。
** [[9月25日]] - 紀藤閑之介が社主、脇順太が社長となって法人を設立し、有料紙となる。
** [[9月25日]] - 紀藤閑之介が社主、脇順太が社長となって法人を設立し、有料紙となる。
59行目: 57行目:
* [[1949年]](昭和24年)
* [[1949年]](昭和24年)
** [[5月]] - 脇昂が代表取締役となって株式会社化し「株式会社宇部時報社」となる。紙面が現在の大きさとなる。
** [[5月]] - 脇昂が代表取締役となって株式会社化し「株式会社宇部時報社」となる。紙面が現在の大きさとなる。
** [[10月15日]] - 宇部時報記者・編集局長の藤井清とその友人らが中心となり、「日本一小さな新聞」'''ウベニチ'''(後の'''ウベニチ新聞''')が週刊紙として創刊。紙名は「宇部の[[日曜版|日曜新聞]]」という意味から付けられた。当時は、宇部市近郊において宇部時報や夕刊新宇部など8紙が発行されていたほか、本社所在地である宇部市の琴芝駅通り周辺には朝日新聞、毎日新聞、中国新聞、西日本新聞などの支局・通信部があり、激戦区となっていた。
** [[10月15日]] - 宇部時報記者・編集局長の藤井清とその友人らが中心となり、「日本一小さな新聞」ウベニチ(後のウベニチ新聞)が週刊紙として創刊。紙名は「宇部の[[日曜版|日曜新聞]]」という意味から付けられた。当時は、宇部市近郊において宇部時報や夕刊新宇部など8紙が発行されていたほか、本社所在地である宇部市の琴芝駅通り周辺には朝日新聞、毎日新聞、中国新聞、西日本新聞などの支局・通信部があり、激戦区となっていた。
** [[12月]] - ウベニチ新聞社が株式会社化し、その後ウベニチ新聞が日刊となる。
** [[12月]] - ウベニチ新聞社が株式会社化し、その後ウベニチ新聞が日刊となる。また、
** [[12月]] - 宇部時報社が夕刊新宇部を吸収合併。同時に山口県全域への進出を図り紙名を「山口日日新聞」へと改題。
* [[1950年]](昭和25年)
* [[1950年]](昭和25年)
** ウベニチ新聞社が小野田支局(当時の[[小野田市]]、現・[[山陽小野田市]])、床波支局([[宇部市]][[西岐波]])を開設。
** ウベニチ新聞社が小野田支局(当時の[[小野田市]]、現・[[山陽小野田市]])、床波支局([[宇部市]][[西岐波]])を開設。
** 藤井清の死去に伴い、藤井孝明が2代目ウベニチ新聞社社長に就任。
** 藤井清の死去に伴い、藤井孝明が2代目ウベニチ新聞社社長に就任。
* [[1953年]](昭和28年)7月 - 宇部時報社が「山口日日新聞」を元の「宇部時報」に戻す。山口県全域への進出計画は事実上頓挫した。
* [[1969年]](昭和44年) - 「愛の小箱運動」と題したチャリティーキャンペーンを開始。
* [[1969年]](昭和44年) - 「愛の小箱運動」と題したチャリティーキャンペーンを開始。
* [[1980年]](昭和55年)11月 - '''サンデーうべ'''創刊
* [[1980年]](昭和55年)11月 - サンデーうべ創刊
* [[1993年]](平成5年)11月 - '''サンデー小野田'''創刊。
* [[1993年]](平成5年)11月 - サンデー小野田創刊。
* [[2004年]](平成16年)[[3月1日]] - 宇部時報社とウベニチ新聞社が合併(手続き上の存続会社はウベニチ新聞社)。社名を'''宇部日報社'''に改称し'''宇部日報'''を発刊。
* [[2004年]](平成16年)[[3月1日]] - 宇部時報社とウベニチ新聞社が合併(手続き上の存続会社はウベニチ新聞社)。社名を宇部日報社に改称し宇部日報を発刊。
* [[2008年]](平成20年)11月 - '''SUNDAY宇部・山陽小野田'''創刊
* [[2008年]](平成20年)11月 - SUNDAY宇部・山陽小野田創刊
* [[2011年]](平成23年)3月 - '''[[SUNDAY西京]]創刊
* [[2011年]](平成23年)3月 - [[サンデー西京|SUNDAY西京]]創刊


== 事業拠点 ==
== 事業 ==
; 本社
; 本社
:* 〒755-8543 [[山口県]][[宇部市]]寿町二丁目3番17号
* 〒755-8543 [[山口県]][[宇部市]]寿町二丁目3番17号
; 印刷センター
; 印刷センター
:* 〒755-8557 山口県宇部市寿町三丁目6番1号
* 〒755-8557 山口県宇部市寿町三丁目6番1号
; 支社
; 支社
:* 山口支社 - 〒753-0087 山口県[[山口市]]米屋町2-1
* 山口支社 - 〒753-0087 山口県[[山口市]]米屋町2-1
:* 小野田支社 - 〒756-0091 山口県[[山陽小野田市]]日の出一丁目3番12号
* 小野田支社 - 〒756-0091 山口県[[山陽小野田市]]日の出一丁目3番12号
:* 東京支社 - 〒104-0061 [[東京都]][[中央区 (東京都)|中央区]][[銀座]]八丁目15番10号 銀座ダイヤハイツ714号
* 東京支社 - 〒104-0061 [[東京都]][[中央区 (東京都)|中央区]][[銀座]]八丁目15番10号 銀座ダイヤハイツ714号

== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
{{Reflist}}


== 外部リンク ==
== 外部リンク ==
89行目: 93行目:


{{日本の主な新聞}}
{{日本の主な新聞}}

{{デフォルトソート:うへにつほう}}
{{デフォルトソート:うへにつほう}}
[[Category:日本の新聞]]
[[Category:山口県の新聞]]
[[Category:山口県のマスメディア]]
[[Category:老舗企業 (明治創業)]]
[[Category:全国郷土紙連合]]
[[Category:全国郷土紙連合]]
[[Category:宇部市の企業]]
[[Category:宇部市の企業]]

2023年9月12日 (火) 11:31時点における最新版

宇部日報
宇部日報社本社
サイズ ブランケット判

事業者 宇部日報社
本社 宇部
代表者 脇和也(会長)
三浦寛司(代表取締役社長)
創刊 1912年(明治45年)7月15日
前身 宇部時報
ウベニチ新聞
言語 日本語
価格 1部 130円
月極 2,500円
発行数 44,350部
(自社公称、2021年3月31日)
ウェブサイト http://www.ubenippo.co.jp/
株式会社宇部日報社
本社所在地 日本の旗 日本
〒755-8543
山口県宇部市寿町二丁目3番17号
事業内容 新聞制作・販売
設立 2004年(平成16年)3月1日
業種 情報・通信業
資本金 6,560万円
関係する人物 紀藤閑之介
外部リンク http://www.ubenippo.co.jp/
テンプレートを表示

宇部日報(うべにっぽう)は、株式会社宇部日報社が発行している夕刊新聞である。全国郷土紙連合に加盟。

概要

[編集]

かつて宇部市周辺においては、当紙の源流となる「宇部時報」や「ウベニチ新聞」のほか、最盛期には8紙の地方紙が発行されていた。その後合併や廃刊を経て、前述の2紙(いずれも夕刊)のみが残っていたが、2004年(平成16年)3月1日に合併して新たに「宇部日報」として発行されている。

現在は、山口県宇部市山陽小野田市山口市を中心に発行しており、宇部日報社の本社所在地である宇部市と山陽小野田市、山口市を中心とした地域情報を掲載する。発行は夕刊のみで、日曜祝日が休刊日となっている。ラテ欄は夕方6時から深夜までのテレビ番組表を最終面に、翌朝から翌夕までのTVと発行日の夕方のラジオ表を中面掲載している。

夕刊紙発行事業の他に、新聞折込型のフリーペーパー「サンデーうべ」「サンデーワイド」「サンデージョブ」「サンデートレンド」の発行、ポスティング型のフリーペーパー「SUNDAY宇部・山陽小野田」の発行、オンラインマガジン「hoinet(ほいねっと)」の運営等を行っている。2011年より、山口市でポスティング型のフリーペーパー「サンデー西京」も発行している。

歴史

[編集]
  • 1912年(明治45年)7月15日 - 宇部村(現・宇部市)で紀藤閑之介が宇部時報を創刊。当初は月刊紙で、今日のフリーペーパーのように、購読料・送料などは全て無料(紀藤の個人負担)だった。
  • 1914年(大正3年) - 上郷与吉と脇順太が新聞発行に協力。
    • 9月25日 - 紀藤閑之介が社主、脇順太が社長となって法人を設立し、有料紙となる。
  • 1920年(大正9年) - 自社印刷を開始。
  • 1926年(大正15年)7月21日 - 日刊紙に転向。
  • 1932年(昭和7年) - 脇順太の死去に伴い、その夫人・脇タキが2代目社長に就任。当時、新聞社としては珍しい女性社長だった。
  • 1939年(昭和14年) - 脇タキの死去に伴い、脇昂が3代目社長に就任。
  • 1941年(昭和16年) - 太平洋戦争に伴う新聞統廃合令で「関門日日」(後に「関門日報」「防長新聞」とも)に改名・統合される。
  • 1945年(昭和20年)7月2日 - 宇部市での空襲で社屋が被害にあう。
  • 1946年(昭和21年)2月1日 - 脇昂、藤井清によって宇部時報がタブロイド判で復刊。
  • 1949年(昭和24年)
    • 5月 - 脇昂が代表取締役となって株式会社化し「株式会社宇部時報社」となる。紙面が現在の大きさとなる。
    • 10月15日 - 宇部時報記者・編集局長の藤井清とその友人らが中心となり、「日本一小さな新聞」ウベニチ(後のウベニチ新聞)が週刊紙として創刊。紙名は「宇部の日曜新聞」という意味から付けられた。当時は、宇部市近郊において宇部時報や夕刊新宇部など8紙が発行されていたほか、本社所在地である宇部市の琴芝駅通り周辺には朝日新聞、毎日新聞、中国新聞、西日本新聞などの支局・通信部があり、激戦区となっていた。
    • 12月 - ウベニチ新聞社が株式会社化し、その後ウベニチ新聞が日刊となる。また、
    • 12月 - 宇部時報社が夕刊新宇部を吸収合併。同時に山口県全域への進出を図り紙名を「山口日日新聞」へと改題。
  • 1950年(昭和25年)
  • 1953年(昭和28年)7月 - 宇部時報社が「山口日日新聞」を元の「宇部時報」に戻す。山口県全域への進出計画は事実上頓挫した。
  • 1969年(昭和44年) - 「愛の小箱運動」と題したチャリティーキャンペーンを開始。
  • 1980年(昭和55年)11月 - サンデーうべ創刊
  • 1993年(平成5年)11月 - サンデー小野田創刊。
  • 2004年(平成16年)3月1日 - 宇部時報社とウベニチ新聞社が合併(手続き上の存続会社はウベニチ新聞社)。社名を宇部日報社に改称し宇部日報を発刊。
  • 2008年(平成20年)11月 - SUNDAY宇部・山陽小野田創刊
  • 2011年(平成23年)3月 - SUNDAY西京創刊

事業所

[編集]
本社
印刷センター
  • 〒755-8557 山口県宇部市寿町三丁目6番1号
支社

脚注

[編集]

外部リンク

[編集]