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「クリストファー・アレグザンダー」の版間の差分

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'''クリストファー・アレグザンダー'''(Christopher Alexander [[1936年]][[10月4日]] - )は[[ウィー]]出身の[[都市計画家]]・[[建築家]]。[[イギ]]で数学、建築学を学んだ後、[[アメリカ合衆国|アメリカ]]に渡り、[[カリフォルニア大学バークレー校]]教授になる。建築・[[都市計画]]の理論として[[パタン・ランゲージ]]を提唱したことで知られる。
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== 著書 ==

== 著書と訳書 ==
*形の合成に関するノート(1964年)
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*都市はツリーではない(1965年)<ref>[http://www.patternlanguage.com/archives/alexander1.htm 「都市はツリーではない」英語版はウェブ上で閲覧可能]</ref>
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*オレゴン大学の実験(1975年)。宮本雅明訳、SD選書、1977年
*パタン・ランゲージ(1977年)
*パタン・ランゲージ(1977年)
**「パタン・ランゲージ 環境設計の手引 町・建物・施工」平田翰那訳、鹿島出版会、1984年
*まちづくりの新しい理論(1987年)
*時を超えた建設の道(1979年)。平田翰那訳、鹿島出版会、1993年
*まちづくりの新しい理論(1987年)。難波和彦監訳、SD選書、1989年
*「ザ・ネイチャー・オブ・オーダー 建築の美学と世界の本質 生命の現象」中埜博監訳、鹿島出版会、2013年
*「パタン・ランゲージによる住宅の生産」中埜博監訳、SD選書、2013年


== 脚注 ==
== 脚注 ==
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== 参考文献 ==
== 参考文献 ==
* S・グラボー『クリストファー・アレグザンダー』吉田 朗・長塚正美・辰野智子訳 工作舎 1989 ISBN 4-87502-153-4
* S・グラボー『クリストファー・アレグザンダー』[[吉田朗]][[長塚正美]][[辰野智子]][[工作舎]] 1989 ISBN 4-87502-153-4
* [[江渡浩一郎]]『パターン、Wiki、XP:時を超えた創造の原則』[[技術評論社]]、2009年、ISBN 978-4-7741-3897-8


== 関連項目 ==
== 関連項目 ==
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*[[柄谷行人]] ''Architecture as Metaphor''(『隠喩としての建築』)MIT Press [http://www.anycorp.com/was/past/ ''Writing Architecture Series'']
*[[柄谷行人]] ''Architecture as Metaphor''(『隠喩としての建築』)MIT Press [http://www.anycorp.com/was/past/ ''Writing Architecture Series'']


==外部リンク==
== 外部リンク ==
*[http://www.patternlanguage.com/ Official website for Alexander's ''Pattern Language'']
* [http://www.patternlanguage.com/ Official website for Alexander's ''Pattern Language'']

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クリストファー・アレグザンダー
生誕 (1936-10-04) 1936年10月4日
オーストリアの旗 オーストリア ウィーン
死没 (2022-03-17) 2022年3月17日(85歳没)
国籍 イギリスの旗 イギリス, アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身校 アウンドル・スクール英語版
ケンブリッジ大学
ハーヴァード大学
職業 都市計画家建築家
所属 カリフォルニア大学バークレー校
建築物 盈進学園東野高等学校
著作 形の合成に関するノート
都市はツリーではない
パタン・ランゲージ

クリストファー・アレグザンダー(Christopher Alexander、1936年10月4日 - 2022年3月17日[1])は、ウィーン出身の都市計画家建築家

生涯

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ケンブリッジ大学で数学を学んだ後、アメリカに渡り、ハーヴァード大学大学院で建築学を学び、カリフォルニア大学バークレー校教授になる。建築・都市計画の理論としてパタン・ランゲージを提唱したことで知られる。

日本ではその理論を元に、盈進学園東野高等学校埼玉県入間市、1984年)を建設した。

著書と訳書

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  • 形の合成に関するノート(1964年)
  • 都市はツリーではない(1965年)[2]
    • 新版は「形の合成に関するノート」と併せ、各・稲葉武司、押野見邦英訳、鹿島出版会SD選書」、2013年
都市は階層的に構成されるツリー構造ではなく、様々な要素が絡み合って形成されるセミラチス構造(Semilattice)であることを説き、磯崎新多木浩二など(ポストモダンの)都市論に大きな影響を与えた。
  • オレゴン大学の実験(1975年)。宮本雅明訳、SD選書、1977年
  • パタン・ランゲージ(1977年)
    • 「パタン・ランゲージ 環境設計の手引 町・建物・施工」平田翰那訳、鹿島出版会、1984年
  • 時を超えた建設の道(1979年)。平田翰那訳、鹿島出版会、1993年
  • まちづくりの新しい理論(1987年)。難波和彦監訳、SD選書、1989年
  • 「ザ・ネイチャー・オブ・オーダー 建築の美学と世界の本質 生命の現象」中埜博監訳、鹿島出版会、2013年
  • 「パタン・ランゲージによる住宅の生産」中埜博監訳、SD選書、2013年

脚注

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  1. ^ Media” (英語). Sustasis. 2022年3月20日閲覧。
  2. ^ 「都市はツリーではない」英語版はウェブ上で閲覧可能

参考文献

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関連項目

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外部リンク

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