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{{基礎情報 会社
| 社名 = 株式会社ジャニーズ事務所
| 英文社名 = Johnny & Associates, Inc.
| ロゴ = Johnny & Associates logo1.svg
| ロゴサイズ = 180px
| 画像 = [[File:Johnny & Associates 202304.jpg|250px|株式会社ジャニーズ事務所]]
| 画像説明 = ジャニーズ事務所本社
| 種類 = [[株式会社 (日本)|株式会社]]
| 機関設計 = [[取締役会設置会社]]{{Sfn|矢野|pp=10}}
| 市場情報 = <!-- 上場している株式会社のみ記入。「非上場」と書く必要はない。 -->
| 国籍 = {{JPN}}
| 本社郵便番号 = 107-0052
| 本社所在地 = [[東京都]][[港区 (東京都)|港区]][[赤坂 (東京都港区)|赤坂]]9-6-35
| 本社緯度度 = 35
| 本社緯度分 = 40
| 本社緯度秒 = 2.3
| 本社N(北緯)及びS(南緯) = N
| 本社経度度 = 139
| 本社経度分 = 43
| 本社経度秒 = 40.5
| 本社E(東経)及びW(西経) = E
| 座標右上表示 = Yes
| 本社地図国コード = JP
| 設立 = 創業:[[1962年]][[6月]]<br />会社設立:[[1975年]][[1月23日]]<br/>法人登記:1975年[[1月30日]]
| 業種 = 9050<!-- 証券コード協議会における業種を記載 -->
| 事業内容 = アイドル・俳優・マルチタレントの育成、マネジメント、プロモーション
| 代表者 = 代表取締役社長:[[東山紀之]]<br/>(2023年9月5日 - )<ref>{{Cite web|url=https://www.yomiuri.co.jp/culture/tv/20230907-OYT1T50174/|title=ジャニーズ事務所の新社長に東山紀之さん…藤島ジュリー景子氏は辞任、性加害問題で引責 |accessdate=2023-09-08|publisher=読売新聞}}</ref><ref group="注">2023年9月7日実施の記者会見において[[東山紀之]]の代表取締役社長の就任を公表。</ref><!-- <ref>[https://www.johnny-associates.co.jp/company/ 会社概要]株式会社ジャニーズ事務所</ref><ref name="johnny20190927">{{Cite press release|和書|title= 役員人事のお知らせ|publisher= ジャニーズ事務所|date= 2019-09-27|url= https://www.johnny-associates.co.jp/news/info-223/|format= HTML|language= 日本語|accessdate= 2019-09-27}}</ref> --><br/>代表取締役:[[藤島ジュリー景子]]<br/>(2023年9月5日 - )<!-- 性加害問題の被害補償と心身ケアに限り2023年9月5日以降も残る -->
| 資本金 = 1000万円
| 主要株主 = 藤島ジュリー景子 100%{{Sfn|矢野|pp=13-14}}
| 主要子会社 = 株式会社[[ジャニーズアイランド]]
| 関係する人物 = [[ジャニー喜多川]](創業者、初代社長 1975-2019)<br/>藤島ジュリー景子(前社長 2019-2023)<br/>[[メリー喜多川]](元副社長 1975-2019)
| 外部リンク = {{official|https://www.johnny-associates.co.jp/}}<br>{{ja icon}} <!-- [ ] で囲わずに記入し、URLが表示されるようにする。 -->
}}
{{Infobox YouTube personality
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}}
{{ウィキプロジェクトリンク|ジャニーズ}}
'''株式会社ジャニーズ事務所'''(ジャニーズじむしょ、{{lang-en-short|''Johnny & Associates, Inc.''}})は、[[東京都]][[港区_(東京都)|港区]][[赤坂_(東京都港区)|赤坂]]に所在する[[日本]]の[[芸能プロダクション]]。男性[[アイドル]]のプロデュースを専門とする。


[[Category:履歴を分離したページ]]
== 歴史 ==
=== ジャニーズ事務所 設立以前 ===
[[アメリカ合衆国]][[カリフォルニア州]][[ロサンゼルス]]出身で[[日系人]]の[[ジャニー喜多川]]が[[アメリカ合衆国西海岸|アメリカ西海岸]]のエンターテインメントの世界に触れる。1952年に喜多川が来日して[[駐日アメリカ合衆国大使館|アメリカ大使館]]で[[通訳]]として勤務する傍ら、宿舎の近所の少年たちを集めて[[野球]]チームを作り、この野球少年たちの一人であった[[あおい輝彦|あおい輝彦(青井輝彦)]]が「ジャニーさんが監督なんだから、チームの名前もジャニーズでいいんじゃない」と言ったことがきっかけでチーム名を「ジャニーズ」と命名した<ref>{{Cite news|title=あおい輝彦が独占手記、ジャニーさん死去に「兄貴を亡くした気持ち」|newspaper=サンケイスポーツ|date=2019-07-11|url=https://www.sanspo.com/article/20190711-LWMLWC32TBLKPOGWYYA6FU64TQ/|page=1-2|agency=産業経済新聞社|accessdate=2019-07-11}}</ref>。その後チームは映画館で『[[ウエスト・サイド物語 (映画)|ウェストサイドストーリー]]』を鑑賞し、感動したことから[[ダンス]]の練習を始めた。この時の野球少年から選抜されたのが事務所最初のタレントグループである[[ジャニーズ (グループ)|ジャニーズ]]であった。喜多川は単なるタレント育成ではなく[[ミュージカル]]俳優のような「歌って踊れるタレント」の育成を目指した。

=== 1960年代 - ジャニーズ事務所 草創期 ===
1962年に[[渡辺プロダクション]]の系列会社として'''ジャニーズ事務所'''が創業され、1968年にデビューした[[フォーリーブス]]は当時全盛期を迎えていた[[グループ・サウンズ|グループ・サウンズ(GS)]]の流れに乗り「[[楽器]]を持たないGS」と通称された。

=== 1970年代 - アイドル開拓期 ===
[[1970年代]]に入ると[[ニュー・ロック (音楽)|ニュー・ロック]]や[[フォークソング]]が新たに誕生し、[[吉田拓郎]]、[[井上陽水]]、[[中島みゆき]]などが台頭していたが、ジャニーズは非日常な舞台を演出する方針を堅持し、[[ジャクソン5]]などを模した明るい[[ソウルミュージック]]に転向し、軽快な[[大衆|ポップ]]路線へ切り替えた{{Sfn|矢野|pp=57-59}}{{Sfn|矢野|pp=59-66}}。

1972年の[[郷ひろみ]]のデビュー時には中性的なルックスを前面に押し出し、GSで特にアイドル性が高かった[[オックス]]とタッグを組んでいた[[筒美京平]]を[[プロデューサー]]に迎えた。郷と筒美はその後、1970年代中盤に隆盛した[[ディスコ (音楽)|ディスコ]]を素早く取り入れた。1975年に退所した(1977年デビューの[[川崎麻世]]と、1980年デビューの[[田原俊彦]]も郷の流れを継いだ){{Sfn|矢野|pp=70-88}}。

1970年代中盤に[[テレビ]]が普及するにつれて「各家庭の[[お茶の間]]で[[日常生活|日常]]を過ごしながら、僅かな非日常的空間を楽しむ」というスタイルが誕生した。[[阿久悠]]が関わった『[[スター誕生!]]』が青少年の夢と現実をつなぐ代表的な番組であり、ジャニーズでこの新たな潮流に最初に合致したのが[[近藤真彦]]であった。近藤の[[やんちゃ]]なキャラクターが1950年代の[[オールディーズ]]や[[ストリートファッション]]などの[[対抗文化]]の雰囲気を醸し出していると評され、ディスコ風の曲と並行して[[ロック (音楽)|ロック]]風の曲も発表された{{Sfn|矢野|pp=100-112}}。

なお、ジャニーズ事務所は1975年1月23日に株式会社として設立、同1月30日に法人登記され、法人化した<ref>「調査報告書」(2023年8月29日)より</ref>。
=== 1980年代 - アイドル大衆化と光GENJIの爆発的ヒット ===
[[1980年代]]はアイドルビジネスの拡大に伴って多様化が進み、1982年デビューの[[シブがき隊]]は歌やダンスの技量不足をカバーするために音楽の企画性を追求し、「[[スシ食いねェ!]]」に代表されるような[[ジャポニスム]]が特徴的となった{{Sfn|矢野|pp=131-133}}。1985年デビューの[[少年隊]]はデビュー前よりアメリカ進出するなど最も経験を積んでいた。

1987年デビューの[[光GENJI]]は[[ローラースケート]]でステージを所狭しと駆け回るジャニーズ史最高の爆発的ヒットを記録するなど[[社会現象]]となった。彼らの特徴であるローラースケートを用いたパフォーマンスは[[イギリス]]の[[ミュージカル]]『[[スターライトエクスプレス]]』が起源である{{Sfn|矢野|pp=134-135}}。

1988年デビューの[[男闘呼組]]は、従来のジャニーズアイドルとは異色の[[バンド (音楽)#ロックバンド|ロックバンド]]となった。

=== 1990年代 - アイドル路線からマルチ路線へのSMAPによる変革 ===
[[ファイル:SMAP 2008 Super Modern Artistic Performance Tour.jpg|サムネイル|SMAP (2008年)]]
1980年代デビュー勢に続いて1990年にデビューした[[忍者 (グループ)|忍者]]は[[光GENJI]]同様にアイドル路線を前面に出したが、1990年代初頭では男性アイドル人気が低下し、爆発的人気を誇っていた光GENJIの人気も急激に失速していった。

1991年デビューの[[SMAP]]は初期は光GENJIのような華やかなコンセプトでスタートしたが、セールス面では事務所始まって以来の低迷を続けた。SMAPのマネージャー [[飯島三智]]やリーダー [[中居正広]]はこの打開策を考え、アイドル像を捨ててバラエティやお笑いへ進出し<ref name=":7" /><ref name=":8" />、音楽パフォーマンスと並行させることで「身近な存在」という存在位置を獲得することに成功し、[[マルチタレント]]としてSMAPは国民的グループへと進化した<ref name=":7" /><ref name=":8" />{{Sfn|矢野|p=164}}。

1990年代はその後も[[TOKIO]]・[[V6 (グループ)|V6]]・[[KinKi Kids]]・[[嵐 (グループ)|嵐]]がデビューし、SMAPに続いて多方面へ進出していき、1990年代は単なる「イケメンアイドル」ではなく「[[マルチタレント|マルチ路線]]」が特徴的となった<ref name=":7" /><ref name=":8" />。また2000年代にジャニーズ事務所の変革者となる[[滝沢秀明]]を中心とした[[ジャニーズJr.]]も熱狂的となった。

=== 2000・2010年代 - 第2次アイドル大衆化 ===
[[ファイル:ARASHI mengguncang Jakarta! 1m 5s.jpg|サムネイル|嵐(2019年)]]
2000年に『[[ザ少年倶楽部]]』が放送開始され、2000年代は従来の「イケメンアイドル」的なジャニーズグループのデビューが顕著となり80年代以来の第2次アイドル大衆化となったが<ref name=":7" /><ref name=":8" />、1990年代後半に[[ジャニーズJr.]]の中心であった[[滝沢秀明]]がメンバーの2002年デビューの二人組グループ[[タッキー&翼]]、2003年デビューの関東関西混合グループ[[NEWS (グループ)|NEWS]]、2004年デビューのお笑いが得意な関西グループ[[関ジャニ∞]]、2006年にはワイルド路線である[[KAT-TUN]]、2007年デビューのメンバー全員が平成生まれの[[Hey! Say! JUMP]]など個性も併せ持つグループが特徴的となった。[[ジャニーズJr.]]からは2002年にグループ[[Ya-Ya-yah]]が結成され、[[ジャニーズJr.]]史上初のCDデビューを果たし、5年間続いた冠番組『[[Ya-Ya-yah (テレビ番組)|Ya-Ya-yah]]』が放送されるなどジャニーズJr.始まって以来の破格の存在となった。[[ジャニーズJr.解散グループ (2000年以降)#Four Tops|Four Tops]]・[[K.K.Kity]]・[[J.J.Express]]などジャニーズJr.内のグループも多く結成されるようになっていった。

2010年代も2000年代の流れを継ぎ、デビューまで下積み期間が長かった[[Kis-My-Ft2]]と[[A.B.C-Z]]がそれぞれ2011年・2012年にデビューし、2010年に[[NYC (アイドルグループ)|NYC]]、2011年に[[Sexy Zone]]、2014年に[[ジャニーズWEST]]、2018年に[[King & Prince]]がデビューし「かっこいいイケメン」や「美形・キラキラ」<ref name=":7" /><ref name=":8" />といった従来のジャニーズアイドル的グループが顕著となった。

2000・2010年代には問題も多く発生した。1999年に『[[週刊文春]]』が一連の特集記事で、「芸能界で多大な影響力を持つジャニー喜多川氏がスカウトした未成年男子に対して優越的立場を利用し、性器を弄んだり、肛門性交するなどの虐待をしていた」と報じ、[[ジャニー喜多川]]とジャニーズ事務所側は記事が名誉毀損であるとして民事訴訟を起こし、2000年代初頭には裁判が続いた<ref name="bbc"/>(詳細は[[ジャニー喜多川の性的虐待疑惑]]を参照)。東京高裁がジャニー喜多川の性的虐待を認定し、『週刊文春』の本件に関する一連の報道は名誉毀損には当たらないと判決が下り、ジャニーズ事務所は最高裁に上告したが、2004年に上告棄却され、高裁判決が確定している<ref name="bbc">{{Cite web |title=「これを我慢しないと売れないから」英BBCが報じたジャニー喜多川氏の性加害 元ジャニーズJr.が顔出しで衝撃告白|url=https://bunshun.jp/articles/-/61200|website=文春オンライン|date=2023-03-16|access-date=2023-04-05}}</ref>。日本のテレビ各局は[[公共放送]]である[[NHK]]を含め、この判決について全く報道せず、新聞では、[[朝日新聞]]、[[毎日新聞]]、[[地方紙]]の[[中国新聞]]が小さく[[ベタ記事]]を掲載したのみで、裁判で「ジャニー喜多川による少年への性虐待の事実はあった」という証言の真実性が認定されたことは詳細に解説されることはなく、メディアの大部分がジャニーズ事務所に忖度して報道せず、社会的な問題になることはなかった<ref name="bbc"/><ref>{{Cite web |title=ジャニーズ事務所のメディアコントロール手法 「沈黙の螺旋」は破られるのか |url=https://globe.asahi.com/article/14867336|website=朝日新聞GLOBE+|author=松谷創一郎|date=2023-03-30|access-date=2023-04-05}}</ref>。このような日本の報道機関の行動の結果、何があったか知る人は日本社会にほとんどおらず、ジャニー喜多川は社会的に弾劾されることはなく、引き続きジャニーズ事務所を運営することを許され、「国の宝」として崇められ続け<ref name="bbc"/><ref name="中村"/>、2019年7月にジャニー喜多川が死去すると、[[安倍晋三]]首相は9月の「お別れ会」に、業績を称賛し人徳を讃える[[弔電]]を送った<ref>{{Cite web |title=ジャニーさんお別れの会 関係者・タレントに見守られ【安倍首相の弔電全文】 |url=https://www.oricon.co.jp/news/2143729/full/|website=ORICON NEWS|author=|date=2019-09-04|access-date=2023-04-29}}</ref>。後の2023年のイギリス国営放送[[BBC]]による特集番組で、文春との裁判以降も、同様の虐待行為が続いていたことが明らかになっている<ref name="bbc"/>。大手メディアが全くと言っていいほど報道しなかったことで、『週刊文春』の特集は捏造記事であったと伝播され、2022年末時点では、日本でこの問題はほぼ認識されていなかった<ref name="中村">{{Cite web |title=「1999年以来、絶望しきっています」BBCも注目するジャニー喜多川の性的虐待問題、日本のメディアが“無視”するワケ|url=https://bunshun.jp/articles/-/59446|author=中村竜太郎|website=文春オンライン|date=2022-12-31|access-date=2023-04-14}}</ref>。

2010年代には[[SMAP解散騒動]]や圧力問題(後述)などが発生し、2001年に[[稲垣吾郎]]、2009年に[[草彅剛]]、2011・2018年に[[山口達也]]の法的不祥事が発生した。2018年には[[岩橋玄樹]]と[[松島聡]]が[[パニック障害]]の治療により活動休止した<ref>{{Cite web |title=Johnny's net |url=https://web.archive.org/web/20181130130738/https://www.johnnys-net.jp/page?id=text&dataId=1620&artist=24 |website=web.archive.org |date=2018-11-30 |accessdate=2022-02-26}}</ref><ref>{{Cite web |title=セクゾ松島聡 突発性パニック障害の治療専念で休養、当面の芸能活動休止 - スポニチ Sponichi Annex 芸能 |url=https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2018/11/28/kiji/20181128s00041000161000c.html |website=スポニチ Sponichi Annex |accessdate=2022-02-26 |language=ja}}</ref><ref>{{Cite web |title=Johnny's net |url=https://web.archive.org/web/20181026182916/https://www.johnnys-net.jp/page?id=text&dataId=1607&artist=41 |website=web.archive.org |date=2018-10-26 |accessdate=2022-02-26}}</ref>。またメンバーの脱退も目立ち、2003年デビュー時に9人組だったNEWSはメンバーが次々と脱退したことにより、2020年時に残ったメンバーは3名になっていた。2006年デビュー時に6人組だったKAT-TUNは10年後の2016年時には3名となっていた。

2019年、滝沢秀明がジャニーズ事務所傘下に新たに興された関連会社・[[ジャニーズアイランド]]社長に就任し<ref>{{Cite news|title=滝沢秀明氏ジャニーズアイランド代表取締役社長就任|newspaper=日刊スポーツ|date=2019-1-17|author=横山慧|url=https://www.nikkansports.com/entertainment/news/201901170000013.html|accessdate=2022-2-17}}</ref><ref>{{Cite web |title=滝沢秀明氏、新会社「ジャニーズアイランド」社長に就任 SnowMan改編を発表 |url=https://www.oricon.co.jp/news/2127649/full/ |website=ORICON NEWS |accessdate=2022-02-13}}</ref>、同年7月に創業者[[ジャニー喜多川]]が死亡すると、2019年9月27日付で[[藤島ジュリー景子]]が同社社長に、滝沢が同社副社長に就任することが発表された<ref>{{Cite press release|和書|title=役員人事のお知らせ|publisher=ジャニーズ事務所|date=2019-09-27|url=https://www.johnny-associates.co.jp/news/info-223/|format=HTML|language=日本語|accessdate=2019-09-27}}</ref>。

=== 2020年代 - 体質・路線の変革と海外進出 ===
[[ファイル:Naniwa Danshi.jpg|サムネイル|なにわ男子(2023年)]]
2020年代に入ると風紀の乱れが蔓延していることを報道されていたジャニーズ事務所は変革に着手し<ref>{{Cite web |title=滝沢秀明の敏腕ぶりと「粛清」に期待と不安? 素行不良タレントの排除はありえるのか |url=https://wezz-y.com/archives/65437/2 |website=wezzy|ウェジー |accessdate=2022-02-13 |language=ja}}</ref><ref name=":4">{{Cite web |title=滝沢秀明、手越スキャンダルに徹底制裁! “ジャニーズ事務所クリーン化計画”で生まれ変わる? |url=https://www.cyzo.com/2020/05/post_241188_entry.html |website=日刊サイゾー |date=2020-05-16 |accessdate=2022-02-13 |language=ja}}</ref><ref name=":5">{{Cite news|title=ジャニーズ子会社の社長になった滝沢秀明 まず最初にタッキーから警告を受けたタレントは誰だったのか?|newspaper=[[TABLO]]|date=2019-1-24|author=那目鯛子|url=https://tablo.jp/archives/1251|accessdate=2022-2-17}}</ref>、「クリーンなジャニーズ事務所」を目指し<ref name=":4" /><ref name=":5" /><ref name=":13">{{Cite web |title=ジャニー喜多川とジャニーズJr.の「性的な関係」晩年まで? 元7 MEN 侍メンバーが新たに証言 |url=https://wezz-y.com/archives/85276/2 |website=wezzy|ウェジー |accessdate=2022-02-13 |language=ja|archiveurl=https://web.archive.org/web/20210105054358/https://wezz-y.com/archives/85276/2|archivedate=2021-01-05}}</ref>、経営陣の中でも[[滝沢秀明]]はジャニーズ事務所の体質をクリーンなものにしようと改革を断行していると報道された<ref name=":4" /><ref name=":13" /><ref name=":3">{{Cite web |title=滝沢秀明の“ジャニーズ改革”に、ファン&業界人から「えこひいき」の声 |url=https://www.jprime.jp/articles/-/16916 |website=週刊女性PRIME |accessdate=2022-02-13 |language=ja}}</ref><ref name=":2">{{Cite web |title=《「A.B.C-Z」河合郁人が大炎上》「タキニ」が嫌われて「ジュリニ」が嫌われない“たったひとつの理由” |url=https://bunshun.jp/articles/-/45155 |website=文春オンライン |accessdate=2022-02-13 |first=田幸 |last=和歌子}}</ref>。滝沢の就任後に長期間所属していたタレントの退所やグループ解散・活動休止が相次ぎ<ref name=":4" /><ref>{{Cite web |title=非情なり滝沢社長…あっさり『光GENJI』の残党どもをクビ切り! - めるも |url=https://news.merumo.ne.jp/article/genre/8453501 |website=ニュース&エンタメ情報『めるも』 |accessdate=2022-02-13 |language=ja-JP}}</ref><ref name=":6">{{Cite web |title=滝沢秀明の敏腕ぶりと「粛清」に期待と不安? 素行不良タレントの排除はありえるのか |url=https://wezz-y.com/archives/65437/3 |website=wezzy|ウェジー |accessdate=2022-02-13 |language=ja|archiveurl=https://web.archive.org/web/20190425221423/https://wezz-y.com/archives/65437/3|archivedate=2019-04-25}}</ref><ref>{{Cite web |title=中居退所、長瀬脱退も想定内の滝沢秀明が唯一手を焼いている先輩ジャニーズ 「裸の王様」のおねだりにタッキーは鉄槌を食らわすのか? {{!}} Page 4 |url=https://tablo.jp/archives/19681 |website=TABLO |date=2020-03-09 |accessdate=2022-02-13 |language=ja}}</ref>、所属タレントの不祥事に関しては全て報道を無視せず対応し、問題を起こしたタレントを即処分するなど迅速果敢に改革を断行していった<ref name=":13" /><ref name=":9">{{Cite web |title=滝沢秀明の“Jr.大量リストラ”に「ちょ待てよ」キムタク反旗か。女帝静香が後押し ジャニーズの救世主はどっちだ? |url=https://www.mag2.com/p/news/483476 |website=まぐまぐニュース! |date=2021-01-18 |accessdate=2022-02-27 |language=ja}}</ref>。滝沢の副社長就任前のジャニーズ事務所ではデビュー前のJr.が不祥事を行った場合に重い処分を下すことはなかったとされているが<ref name=":4" />、滝沢の副社長就任後はデビューしたタレントであれJr.であれ、誰であれ処分を下している<ref name=":4" /><ref name=":9" />。また[[定年制]]も提唱している<ref>{{Cite web |title=滝沢秀明氏“22歳定年制”改革意図語る「親の責任としてちゃんと向き合うべき」/デイリースポーツ online |url=https://www.daily.co.jp/gossip/2021/04/08/0014221731.shtml |website=デイリースポーツ online |accessdate=2022-02-13 |language=ja}}</ref>。

プロデュース面においては「かっこいいイケメン」や「美形・キラキラ」といった従来のジャニーズアイドル像のグループではなく、アイドル像を捨ててバラエティやお笑いへ進出した[[SMAP]]を始めとした[[90年代]]デビューグループ<ref name=":7">{{Cite web |title=アイドルなのに主戦場はバラエティ…“国民的アイドル”SMAPが開拓した、ジャニーズとしての新しい道とは? |url=https://ddnavi.com/news/347460/ |website=ダ・ヴィンチWeb |accessdate=2022-02-18 |language=ja}}</ref><ref name=":8">{{Cite web |title=SMAPで男性アイドルがバラエティー本格進出 事務所の革命|芸能記者稼業 血風録 |url=https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/283633 |website=日刊ゲンダイDIGITAL |accessdate=2022-02-18}}</ref>のような「ジャニーズらしくないグループ」が積極的にプロデュースされ始めるようになったと報道された<ref name=":2" /><ref>{{Cite web |title=滝沢秀明、ファン反発の「J筋肉独裁」をジャニー氏「夢枕」でゴリ押し!? |url=https://taishu.jp/articles/-/71622 |website=日刊大衆 |accessdate=2022-02-13}}</ref>。2020年には滝沢が手掛けてきた[[Snow Man]]がデビューした。Snow Manは第三次[[K-POP]]ブーム的なスタイリッシュさを持ち<ref name=":2" />、アクロバットが得意である。Snow Manは[[ジャニー喜多川]]とはあまり関係がなかったとされており<ref name=":3" />、「タキニ」(滝沢のお気に入り)であるとされている<ref name=":2" />。また同年にはワイルド路線の[[SixTONES]]<ref name=":122">{{Cite web |title=滝沢秀明の“ジャニーズ改革”に、ファン&業界人から「えこひいき」の声 |url=https://www.jprime.jp/articles/-/16916 |website=週刊女性PRIME |accessdate=2022-02-13 |language=ja}}</ref>もデビューし、2021年には庶民路線的なグループである[[なにわ男子]]がデビューし、2022年には世界路線の[[Travis Japan]]がデビューした(後述)。

更にジャニーズ事務所は、それまでの制限を緩和し、積極的にIT分野を開拓していった<ref name=":4" />。CD販売が低迷していた2000年代に日本企業や大手芸能事務所は[[ストリーミング配信|デジタル・ストリーミング]]への適切な転換を行わず<ref name=":153">{{Cite web |title=ストリーミングを拒否して半分になったJ-POP…K-POPにオリコンの37%をリードされた(1) {{!}} Joongang Ilbo {{!}} 中央日報 |url=https://web.archive.org/web/20220712051317/https://s.japanese.joins.com/JArticle/292155?sectcode=720&servcode=700 |website=web.archive.org |date=2022-07-12 |access-date=2022-10-24}}</ref><ref name=":163">{{Cite web |title=J-POP vs K-POP、国内市場は10倍なのに海外での認知は十分の一|世界でエンタメ三昧【第94回】 {{!}} TORJA |url=https://web.archive.org/web/20220729120102/https://torja.ca/entame-zanmai-94/ |website=web.archive.org |date=2022-07-29 |access-date=2022-10-24}}</ref>、CD販売やアナログ的な手法に固執していたが<ref name=":164">{{Cite web |title=J-POP vs K-POP、国内市場は10倍なのに海外での認知は十分の一|世界でエンタメ三昧【第94回】 {{!}} TORJA |url=https://web.archive.org/web/20220729120102/https://torja.ca/entame-zanmai-94/ |website=web.archive.org |date=2022-07-29 |access-date=2022-10-24}}</ref><ref name=":17">{{Cite web |title=CDが売れない2000年代に入り、韓国の音楽産業だけがやったこと|ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト |url=https://web.archive.org/web/20221022095638/https://www.newsweekjapan.jp/stories/culture/2022/10/cd2000_1.php |website=web.archive.org |date=2022-10-22 |access-date=2022-10-23}}</ref><ref name=":92">{{Cite web |title=J-POPの失われた10年──“ヒット”が見えにくかった2006~2015年(松谷創一郎) - 個人 - Yahoo!ニュース |url=https://web.archive.org/web/20210308215402/https://news.yahoo.co.jp/byline/soichiromatsutani/20210309-00226461/ |website=web.archive.org |date=2021-03-08 |access-date=2022-10-23}}</ref>、2020年代よりストリーミングに乗り出すことになり、ジャニーズ事務所は従来のジャニーズアイドル路線ではなく世界進出路線に意欲的になっていったと評されている<ref name=":13" />。2022年3月3日に滝沢がプロデュースした[[Travis Japan]]がアメリカにて[[武者修行]]を行うことが発表され<ref>{{Cite web |title=Travis Japan、今月末から米国留学へ メンバー7人で共同生活、現地でダンスコンテスト挑戦も {{!}} ORICON NEWS |url=https://web.archive.org/web/20221010124436/https://www.oricon.co.jp/news/2226581/full/ |website=web.archive.org |date=2022-10-10 |access-date=2022-10-29}}</ref><ref>{{Cite web |title=Travis Japan、武者修行先のLAで野外フェス参戦 代表曲「夢のHollywood」英語バージョン熱唱(1/2ページ) - サンスポ |url=https://web.archive.org/web/20220713153455/https://www.sanspo.com/article/20220613-IXVA7OP5ONMWZBYMNLAWKZKZRQ/ |website=web.archive.org |date=2022-07-13 |access-date=2022-10-29}}</ref><ref>{{Cite web |title=少年隊以来ジャニーズ38年ぶり!Travis Japanが米LA武者修行「何かを成し遂げて帰ってきたい」インスタライブで発表:中日スポーツ・東京中日スポーツ |url=https://web.archive.org/web/20220303171231/https://www.chunichi.co.jp/article/428366 |website=web.archive.org |date=2022-03-03 |access-date=2022-10-29}}</ref><ref>{{Cite web |title=Travis Japanがデジタルシングルでオリコン1位、滝沢秀明氏プロデュースで10月28日デビュー即 |url=https://hochi.news/articles/20221101-OHT1T51163.html |website=スポーツ報知 |date=2022-11-02 |access-date=2022-11-04 |language=ja}}</ref>、滝沢は[[壬寅|壬寅年]]・[[甲寅|甲寅日]]である10月28日にTravis Japanを世界デビューさせ<ref name=":18">{{Cite web |title=滝沢秀明氏、後進の育成にまい進していた矢先に…なぜ?(1/2ページ) - サンスポ |url=https://web.archive.org/web/20221101020224/https://www.sanspo.com/article/20221101-BOKZWFXL45LYTHIAQTCL2IV6CU/ |website=web.archive.org |date=2022-11-01 |access-date=2022-11-01}}</ref>、同時に事務所初配信(ストリーミング)デビューとなった<ref>{{Cite web |title=Travis Japan世界デビューに宮近海斗「ジャニーさんが夢を語っている姿が浮かびます」 |url=https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202209290000670.html |website=日刊スポーツ |access-date=2022-09-29 |language=ja}}</ref><ref>{{Cite web |title=Travis Japan - YouTube |url=https://www.youtube.com/channel/UCoEIdZkDEZdrCDCJSqwifzw |website=www.youtube.com |access-date=2022-09-29}}</ref>。Travis Japanは2012年結成以来、10年間デビューすることができなく、ジャニーズ事務所のグループでジャニーズJr.期間最長を記録。滝沢はTravis Japanについて「今までのグループとは違う」といった趣旨を語っている<ref>{{Cite web |title=Travis Japan ジャニーズ史上初 10・28全世界メジャーデビュー - スポニチ Sponichi Annex 芸能 |url=https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2022/09/30/kiji/20220930s00041000129000c.html |website=スポニチ Sponichi Annex |access-date=2022-11-04 |language=ja}}</ref>。

[[YouTuber]]にも注目し、2021年に[[二宮和也]]を中心とした、[[中丸雄一]]、[[山田涼介]]、[[菊池風磨]]の四名により「[[ジャにのちゃんねる]]」が開設され、本格的にYouTuberとして活動を開始した。それに続き[[Hey! Say! JUMP]]の[[山田涼介]]が主に[[ゲーム実況]]を行う「LEOの遊び場」、所属タレント内から[[ゲーム]]好きを集めた「[[Johnny's Gaming Room]]」などが開設された<ref>{{Cite news|title=ジャニーズ ゲーム配信に本格進出 22年元日YouTubeチャンネル開設|newspaper=スポーツニッポン|date=2021-12-16|url=https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2021/12/16/kiji/20211216s00041000117000c.html|accessdate=2022-2-17}}</ref>。

改革を断行し続けて成功し、順風満帆に見えたジャニーズ事務所であったが、2022年10月31日に功績を残してきた滝沢の退社・[[ジャニーズアイランド]]社長退任が発表された<ref name=":18" /><ref>{{Cite web |title=ジャニーズ激震 滝沢秀明副社長が電撃退社 なぜこの時期に 理由は明かさず アイランド新社長は井ノ原― スポニチ Sponichi Annex 芸能 |url=https://web.archive.org/web/20221101015825/https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2022/11/01/kiji/20221101s00041000018000c.html |website=web.archive.org |date=2022-11-01 |access-date=2022-11-01}}</ref>。ジャニーズアイランド社長後任には[[井ノ原快彦]]が就任し、ジャニーズ事務所副社長の後任は不在となった<ref>{{Cite web |title=ジャニーズ激震 滝沢秀明副社長が電撃退社 なぜこの時期に 理由は明かさず アイランド新社長は井ノ原 - スポニチ Sponichi Annex 芸能 |url=https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2022/11/01/kiji/20221101s00041000018000c.html |website=スポニチ Sponichi Annex |access-date=2022-11-01 |language=ja}}</ref>。また後日には[[King & Prince]]のメンバー3名の脱退・退所が発表された。11月10日にジャニーズ事務所は[[週刊文春]]の報道(滝沢・King & Princeとの関係関連事項など)に対する法的措置の検討を発表した<ref>{{Cite web |title=ジャニーズ事務所 藤島ジュリー景子社長と滝沢秀明氏、キンプリとの確執を報じた週刊文春に法的措置を検討「事実と全く異なる内容」 |url=https://hochi.news/articles/20221110-OHT1T51081.html |website=スポーツ報知 |date=2022-11-10 |access-date=2022-11-10 |language=ja}}</ref>。

=== 2023年 - ジャニー喜多川の性的虐待疑惑の社会問題化 ===
{{main|ジャニー喜多川の性的虐待疑惑}}
2023年3月にイギリスの公共放送[[BBC]]で、元ジャニーズメンバーら関係者に取材し、ジャニー喜多川によるジャニーズ事務所所属タレントに対する性的虐待問題を追った特集番組『{{仮リンク|J-POPの捕食者 秘められたスキャンダル|de|Predator: The Secret Scandal of J-Pop}}』が放送された<ref name="bbc"/>。日本の大手メディアは無視を貫いていたが、週刊文春は過去の特集記事を公開し、取材を再開し、新たな記事を掲載した。2023年4月、元ジャニーズJr.の[[カウアン・オカモト]]が[[日本外国特派員協会]]で記者会見を開き、性的虐待被害を告発した<ref name="NWJ2023">{{Cite web |title=【全文】元Jr.のカウアン・オカモトが「ジャニー喜多川氏の性加害」会見で語ったこと|author=大橋希|url=https://www.newsweekjapan.jp/stories/culture/2023/04/jr-7.php|website=Newsweek 日本版|date=2023-04-13|access-date=2023-04-13}}</ref>。他にも、匿名・実名での複数の性的虐待被害の告発が続いた。

2023年5月14日(新聞の[[休刊日]]の前日の日曜日)の夜、ジャニーズ事務所は本問題に対して公式ホームページで動画を配信し、寄せられた質問に回答する文書を掲載した。社長の藤島ジュリー景子が「創業者ジャニー喜多川の性加害問題について、世の中を大きくお騒がせしておりますこと心よりお詫び申し上げます。何よりまず被害を訴えられている方々に対して深く、深くお詫び申し上げます」などと語った<ref name="松谷0515"/>。性的虐待の事実認定については「問題がなかったとは一切思っておりません」としつつも、「『事実』と認める、認めないと一言で言い切ることは容易ではない」として明言を避けた<ref name="松谷0515"/><ref name="GLOBE+">{{Cite web |title=ジャニー喜多川氏の性加害問題でジャニーズ事務所社長が謝罪 加害は「知らなかった」|author=|url=https://globe.asahi.com/article/14908175|website=朝日 GLOBE+|date=2023-05-16|access-date=2023-06-03}}</ref>。性的虐待の事実については、藤島は「知りませんでした」と述べた。その理由は、ジャニー喜多川と姉のメリー喜多川の2人が独裁的に会社運営を行っていたためであるとしていた<ref name="松谷0515">{{Cite web |title=【ジャニーズ事務所・藤島ジュリー社長が「話したこと」と「話さなかったこと」──性加害を生んだ構造的問題|author=松谷創一郎|url=https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/c87e9d7cf3434cc9286b297b481c839b5dde2fbc|website=Yahoo!ニュース|date=2023-05-15|access-date=2023-06-03}}</ref><ref name="東京新聞0515">{{Cite web |title=被害者対策として月内に相談窓口を設置するとしてジャニーズ事務所「深くおわび」社長が動画で謝罪、ジャニー喜多川氏の性加害告発 事実かどうかは明言避ける|author=|url=https://www.tokyo-np.co.jp/article/249991|website=東京新聞|date=2023-05-15|access-date=2023-06-03}}</ref><ref>{{Cite web |title=〈動画公開〉「大きな落ち度があった」ジュリー社長の“ジャニー氏性加害”謝罪で判明したジャニーズ事務所の“異常経営”|author=|url=https://bunshun.jp/articles/-/62831|website=文春オンライン|date=2023-05-14|access-date=2023-06-03}}</ref>。

被害者への対応として、外部のカウンセラーや弁護士らの指導のもと、相談窓口を5月中に設置すると発表した<ref name="GLOBE+"/>。[[第三者委員会]]は設置せず<ref name="GLOBE+"/>、藤島の引責辞任も行わないと述べた<ref name="GLOBE+"/>。

同年8月に再発防止特別チームが出した調査報告書(法的に)において、同族経営の弊害を防ぐため藤島の辞任を提言したことを受け、同年9月7日、同社は記者会見を開き、藤島が一連のジャニー喜多川の性加害を認め、同月5日付で社長を引責辞任し、後任として所属タレントの[[東山紀之]]が社長に就任したことを発表した。東山は年内をもって芸能活動を退き、社業に専念する見通しである。また、取締役副社長の白波瀬傑も同月5日付で引責辞任した。藤島は代表取締役に留まるが、調査報告書で指摘された「同族経営」の弊害の温床となっている100%の持ち株の問題に関しては「今の時点では私が100%の株を持っていることが補償についても非常に進めやすいと考えている」と答え、「どういうふうにしていくことが一番良いかは、新経営体制ともご相談しながら、いろいろと協議していきたい」と回答した。また東山は、創業者で問題の当事者の名前が入った社名について変更の議論はあったとしつつ、「これだけの犯罪なので、これを引き続き守るべきか。ただ僕が思ったのはジャニーズというのは創業者の名前であり初代でもあり、大事なのはこれまでタレントが培ってきたプライドなど、その表現の1つと思っている」と現時点では名称変更については否定した<ref>[https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230907/k10014186131000.html 【速報中】ジャニーズ事務所 会見 性加害問題 被害の調査報告受け] - NHK NEWS WEB 2023年9月7日</ref><ref>[https://www.yomiuri.co.jp/culture/tv/20230907-OYT1T50178/ 藤島ジュリー景子社長、ジャニー喜多川氏の性加害認める…新社長の東山さんは年内で活動引退] - 読売新聞 2023年9月7日</ref>。

同年9月7日、ジャニー喜多川氏の性加害問題を受け、損害保険会社の[[東京海上日動火災保険]]は「人権尊重の観点で、いかなる形態のハラスメントも認めない」として、ジャニーズ事務所との契約を今後更新しないことを発表した<ref>{{Cite web |title=【速報】東京海上日動がジャニーズ事務所と“契約更新せず” 「いかなる形態のハラスメントも認めない」 |url=https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/708341 |website=TBS NEWS DIG |date=2023-09-07 |access-date=2023-09-07 |language=ja}}</ref>。さらに同日、[[日本航空]]がジャニーズ事務所所属タレントの広告への起用を当面見送る方針を発表し<ref>{{Cite news |title=日航、ジャニーズ起用当面見送り 「被害者救済の状況注視」 |url=https://www.jiji.com/sp/article?k=2023090701085&g=eco |newspaper=[[時事ドットコム]] |date=2023-09-07 |accessdate=2023-09-07}}</ref>、翌9月8日に[[アサヒグループホールディングス]]と[[キリンホールディングス]]が、今後ジャニーズ事務所のタレントを起用した広告や新たな販売促進活動は展開しないと発表した<ref>{{Cite web |title=ジャニーズ起用せず アサヒとキリン:時事ドットコム |url=https://www.jiji.com/amp/article?k=2023090800830&g=eco |website=www.jiji.com |access-date=2023-09-09}}</ref>。

一方で被害を受けていないというJr.の声がSNSで複数発信されており、一方向からの変更報道が見受けられる。

なお、ジャニーズ事務所とジャニー喜多川氏は名誉棄損で文藝春秋を提訴している。2002年3月27日一審に置いて文藝春秋は、1、ジャニー喜多川は少年らが逆らえばステージの位置が悪くなったりデビューできなくなる状況に乗じてセクハラを行っていること。2、合宿所などで初年たちの日常的な飲酒、喫煙を認めていること。4、Jr.4人が起こした万引き事件の報道を封印したこと。5、フォーリブスメンバーに対して非道なことをしていること。7,かねてより所属タレントは給与が少ないなど冷遇されていたこと。について敗訴。東京地裁は文藝春秋に880万円の損害賠償金を命じた。判決では(名誉を毀損するか否かについて)所属タレントに対する「セクハラ」の報道が「原告喜多川、ひいては同原告が代表者を務める原告事務所の社会的評価を低下させるものというべきである」などと判断を示した。真実性および真実相当性については、少年らが被害日時について「具的かつ明確に述べていない」、取材班も「取材源の秘匿を理由として、これを明らかにすることはできないとしている」などとして、「少年らの供述は、原告らの十分な防御を尽くすことができない性質のものであって、原告喜多川のセクハラ行為を真実であると証明するのは、なお足りるものではない」。として、供述を真実と認めなかった。

その理由として、取材の不十分さがあるとの判断を示している。

被害者とされる少年らの側のみではなく、加害者とされる原告喜多川ないしは原告事務所の側に対しても、可能な限りの取材を尽くす必要があった、としたうえで、原告らが被告らに対し取材拒否の姿勢を示したとみることはできず、報道機関である被告らとしては、なおさら慎重を期して、適切な期間をもって取材申入れを続けるべきであったといえる、と述べ、可能な限りの取材を尽くしたと認めることはできないとして真実相当性は認められないとした。もう1つが、少年の供述の不確かさだった。少年ら等から捜査機関に対する告訴等がされた形跡もなく、捜査機関による捜査が開始された状況もうかがわれない、(少年らが逆らえばステージの立ち位置が悪くなったりデビューできなくなるという抗拒不能な状況にあるのに乗じ、セクハラ行為をしていることに関し)その重要な部分が真実であるとの証明はされていないといわざるを得ない、とされた。

2004年(平成16年)2月24日、ジャニーズ側が最高裁判所に控訴するも棄却。この時点でにおいて文藝春秋側の敗訴とした高裁判決が決定し文藝春秋側に損害賠償金120万円の支払いを命じている。

== 特色 ==
=== タレント育成方針 ===
1960年代に日本の芸能界をリードしていたのは[[渡辺晋]]率いる[[渡辺プロダクション]](ナベプロ)で、[[ジャズ]]奏者であった渡辺の活動方針は芸能人の生活基盤の安定のための市場整備であり、タレントの権利擁護と市場提供を主な目的とした。一方でジャニーズ事務所は舞台芸術に対する憧れが最初にあり、事務所に入所した青少年に対して手厚い教育を行った。事務所の経営は姉の[[メリー喜多川]]、タレントの育成は弟の[[ジャニー喜多川]]が行った。ジャニーズ事務所所属タレントは男性のみで構成されているが、マネージャーなどのスタッフに関しては女性も所属している([[SMAP]]のマネージャーであった[[飯島三智]]は事務所就職当時、大学を卒業したばかりの女性であった)<ref name=":8" />。

ジャニーズ事務所のデビュー前タレントは[[ジャニーズJr.]]と呼ばれる。ジャニーズJr.のタレントは先輩のコンサートのバックダンサーなどの下積みを積むようになるが、下積み期間が短期間であってもデビューを果たすタレントも存在する(ジャニーズ事務所の下積みは未婚女性のみで構成された[[宝塚歌劇団]]・[[宝塚音楽学校]]との類似性が指摘されており、喜多川も取材に対して「男版宝塚をやる」と宣言したことがある{{Sfn|矢野|pp=23-30}})。一般的な芸能事務所では学生タレントのスケジュールで仕事と学業が重なった場合は仕事を優先させることが多いとされているが、ジャニーズ事務所の場合はメリー喜多川の方針により<ref name=":10">{{Cite web |title=大野の日焼け、櫻井のへそピに激怒…嵐を導いたメリーさんの“ダメ出し”(4ページ目) {{!}} 女性自身 |url=https://jisin.jp/entertainment/entertainment-news/2012383/4/ |website=WEB女性自身 |accessdate=2022-02-27 |language=ja}}</ref>学生タレントに関しては仕事と学業の日程が重なった場合は学業を優先させ、仕事と学業の両立を重視させるとされている<ref name=":10" />。

CDデビューせず、俳優業を中心として活動する者もおり[[生田斗真]]、[[佐野瑞樹 (俳優)|佐野瑞樹]]、[[屋良朝幸]]、[[風間俊介]]、[[長谷川純]]、[[ふぉ〜ゆ〜]]、[[浜中文一]]、[[林翔太]]、[[室龍太]]、[[高田翔]]、[[寺西拓人]]、[[原嘉孝]]、[[今江大地]]、[[松本幸大 (ジャニーズ)|松本幸大]]、[[冨岡健翔]]、[[野澤祐樹]]のように俳優業だけでジャニーズJr.を卒業した例もある<ref name="mdpr151015">{{Cite news|title=【急になぜ?】屋良朝幸、風間俊介ら4名がジャニーズJr.突然の卒業にファンは…|url=https://mdpr.jp/other/detail/1533721|newspaper=モデルプレス|date=2015-10-15|accessdate=2017-10-29}}</ref>。

なお、ジャニーズJr.については、年齢制限を設けた新制度(一種の定年制)を2023年3月31日から導入することが発表された<ref name="hochi20210116">{{Cite news2|title= ジャニーズJr. 制度が改定|url= https://hochi.news/articles/20210116-OHT1T50145.html|newspaper= スポーツ報知|date= 2021-01-16|accessdate= 2021-01-16|publisher= 報知新聞社}}</ref>。これによれば、22歳になって最初に迎える3月31日の時点でマネジメント契約継続の意思を確認され、合意した場合はその後もJr.として活動を続けられるが、合意に至らない場合は契約満了・退社となる<ref name="hochi20210116" />。

副業は禁止されている事が所属タレントの口から語られている。ただし、事務所の許可を得てした例もある<ref>{{Cite news|title=ジャニーズ事務所への入り方、一番多いのは…|url=https://www.zakzak.co.jp/article/20170815-VQPNV4JKGZPUTETY7HBAFRXAMA/3/|newspaper=zakzak|date=2017-08-15|accessdate=2019-02-23}}</ref><ref>{{Cite news|title=KAT-TUNの中丸雄一がジャニーズの副業禁止に言及 元メンバーを意識か|url=http://news.livedoor.com/article/detail/10977132 |newspaper= ライブドアニュース|date=2015-12-20|accessdate=2019-02-23}}</ref>。例として、元[[シブがき隊]]の[[布川敏和]]が事務所在籍時に、自主ファッションブランド「Jemmy's」を立ち上げたことがある<ref>{{Cite news|title=Jemmy's!|url=https://ameblo.jp/fucknfuckn/entry-11365884140.html|newspaper= 布川敏和オフィシャルブログ 「ふっくんの日々是好日 ALLOHAPPY」|date=2012-9-28|accessdate=2019-7-20}}</ref>。

CDデビュー後は他事務所のアイドルグループのようにメンバーが入れ替わりする体制はなく、一部メンバーが脱退となっても新たにメンバーが加入することはあまりないが、ジャニーズJr.は予告無しに解散やメンバーの変更が行われることもある。また、[[錦戸亮]]・[[内博貴]]が[[NEWS (グループ)|NEWS]]としてデビューした後に[[関ジャニ∞]]として、[[山田涼介]]・[[知念侑李]]が[[Hey! Say! JUMP]]としてデビューした後に[[NYC (アイドルグループ)|NYC]]としてデビューするなど掛け持ちしていたタレントも存在する。さらに、[[増田貴久]]がNEWSとしてデビューした後にジャニーズJr.内ユニットで[[Kis-My-Ft2]]の前身にあたるKis-My-Ft.のメンバーとしても活動していた例もある。他にも、CDデビューを果たしていてもジャニーズJr.として活動していた[[Ya-Ya-yah]]なども存在した<ref>{{Cite web |title=SANSPO.COM |url=https://web.archive.org/web/20031005150927/http://www.sanspo.com/geino/top/gt200204/g_top2002042804.html |website=web.archive.org |date=2003-10-05 |access-date=2022-09-30}}</ref>。CDデビューの他に2012年には[[A.B.C-Z]]がDVD、2022年には[[Travis Japan]]は音楽配信・サブスクリプションでメジャーデビューとなった。先述したYa-Ya-yahのようにCDやDVDをリリースしても[https://www.johnnys-net.jp/ ジャニーズネット]に単独ページが作成されなければデビューにはならないが、CDデビュー以外の形でも単独ページが作成されればデビュー・卒業となる。

2003年 - 2007年、ジャニーズネットがリニューアルされる前はCDデビューをしてもファンクラブが設立されていないグループはHPのアーティスト欄にジャニーズJr.内ユニットとして表記されていた<ref>{{Cite web |title=Johnnys net |url=https://web.archive.org/web/20060126233108/http://www.johnnys-net.jp/artist/index.html |website=web.archive.org |date=2006-01-26 |access-date=2022-12-06}}</ref>が、リニューアルし、Hey! Say! JUMPがデビューしてからはCDデビュー、またはデビュー発表後に単独ページが設立されている<ref>{{Cite web |title=Johnny's net |url=https://web.archive.org/web/20071228194059/http://www.johnnys-net.jp/j/index.html |website=web.archive.org |date=2007-12-28 |access-date=2022-12-06}}</ref>。

=== 肌を見せる伝統 ===
ジャニーズのタレントは、アイドル誌に上半身裸の姿で登場する機会が多く、ジャニーズのタレントといえば上半身裸というイメージが強かった<ref name="仲宗根">{{Cite web |title=『♯裸の少年』『ザ少年倶楽部』――番組名が「気持ち悪い」の声に、ファンの反論は?|url=https://www.cyzowoman.com/2023/05/post_433795_1.html|website=サイゾーウーマン|date=2023-05-23 |access-date=2023-06-03}}</ref>。また、下半身を桶で隠してダンスをするという「桶ダンス」と呼ばれるジャニーズタレントの「伝統芸」があり、舞台で披露されてきた<ref name="hadaka">{{Cite web |title=関西ジャニーズJr.の“上裸”に苦言多数! 『まいジャニ』OPがイラストに差し替えへ|url=https://www.cyzowoman.com/2023/03/post_426561_1.html|website=サイゾーウーマン|date=2023-03-22 |access-date=2023-06-03}}</ref>。

ジャニーズのタレントには十代前半の人間もおり、上半身裸、桶ダンスといった肌を見せる演出には、喜ぶファンがいる一方、時代にそぐわないという批判もある<ref name="hadaka"/>。『[[まいど!ジャーニィ〜]]』では、2023年3月にオープニングがリニューアルされた際に、上半身裸の演出に多くの苦言が寄せられ、次週に体の部分がイラストに変更された<ref name="hadaka"/>。

=== ハードワーク ===
ジャニーズ事務所の活動はハードワークとされている<ref name=":11">{{Cite web |title=掃除、ダンス、ファン対策……ジャニーズJr.の超ハード生活 |url=https://www.jprime.jp/articles/-/3974 |website=週刊女性PRIME |accessdate=2022-02-27 |language=ja}}</ref>。中でもジャニーズJr.は常にハードスケジュールであり、夏休みなどは1日8時間近くダンスレッスンがあり<ref name=":11" />、レッスンは無料だが1回の練習で覚えなくてはならないことが多いとされている<ref name=":11" />。1曲の振り付けをマスターするのに要する時間はたった4分程度であるといい<ref name=":12">{{Cite web |title=山田涼介が経験したジャニーズJr.の熾烈な下積み時代 |url=https://news.allabout.co.jp/articles/d/67664/ |website=news.allabout.co.jp |access-date=2022-07-16 |language=ja}}</ref>、先輩タレントのコンサートに出演するために3時間で13曲覚えなければならないこともあり、覚えられなければ出演できない<ref name=":11" />。特に体力的にも精神的にも過酷なのはロングラン公演とされており<ref name=":11" />、過去には1日に6回の上演を8ヶ月にわたって行っていたため、ジャニーズJr.への負担が相当なものだったという。裏方仕事もジャニーズJr.の役割であり、早着替えや器具の取り外しを手伝い、水が飛び散れば舞台を素早くモップで拭き、舞台を終えても最後まで気を抜いてはならないとされている<ref name=":11" />。ジャニーズJr.には学校帰りにそのままコンサート会場へ直行する者も多くおり、嵐のコンサートの楽屋では[[ケータリング]]による温かい食事が用意されているという<ref>{{Cite web |title=嵐の東京ドームコンサート、メンバーこだわりのケータリング蕎麦が美味しそう |url=https://www.jprime.jp/articles/-/11507 |website=週刊女性PRIME |accessdate=2022-02-27 |language=ja}}</ref>。

オーディションに合格してジャニーズJr.に入ることができても、メジャーデビューできるのはごく一部である<ref name=":11" />。ジャニーズ事務所に入所するとハードワークの多忙な環境であるといい、ダンスレッスンでは何百人もが一斉に受け、誰でも最後尾から始めるとされており、上手いジュニアはどんどん前に呼ばれて講師の近くでレッスンが受けられるという。

1999年の『週刊文春』の記事では、元メンバーへのインタビューで、ジャニーズ事務所が学校に行けないスケジュールを課していることが語られており、週刊文春との民事裁判で、裁判所により真実性が認定されている<ref name="赤羽・石田">{{Cite web |title=ジャニー喜多川は、どのような性加害をしたのか?真実性が認定されたJr.への「わいせつ行為」|author=赤羽秀太、石田健|date= 2023-4-12 |url=https://www.theheadline.jp/articles/814|website=The HEADLINE |accessdate=2022-04-29}}</ref>。

=== 肖像権管理 ===
[[2010年代]]前半までは所属タレントの[[肖像権]]については、“複写などの悪用を防止する”という名目で、その管理に厳格な姿勢を示してきた<ref>{{Cite news|url=https://www.nikkansports.com/entertainment/news/1797262.html|title=ジャニーズがネット進出、WEST主演ドラマを配信|newspaper=[[日刊スポーツ]]|publisher=日刊スポーツ新聞社|date=2017-03-25|accessdate=2017-10-29}}</ref>。[[インターネット]]が普及した以降も、[[レコード会社]]・出演[[映画]]・[[テレビドラマ]]・[[CM]]・[[音楽]]番組の公式[[ウェブサイト]]や[[新聞]]のウェブ、電子版上で、所属タレントの顔写真や動画を使用することが制限されていた<ref>{{Cite news|url=https://www.dailyshincho.jp/article/2017/09300710/?all=1|title=ジャニーズの「時代錯誤」に宣戦布告! 稲垣・草なぎ・香取がネット解禁 (1/4)|newspaper=デイリー新潮|publisher=[[新潮社]]|date=2017-09-30|accessdate=2018-07-11}}</ref><ref>{{Cite news|url=https://www.dailyshincho.jp/article/2017/09300710/?all=1&page=3|title=ジャニーズの「時代錯誤」に宣戦布告! 稲垣・草なぎ・香取がネット解禁 (3/4)|newspaper=デイリー新潮|publisher=新潮社|date=2017-09-30|accessdate=2018-07-11}}</ref>(マネージャーなども同等とされていた)。例えば「出版社のサイトにて雑誌表紙のタレントが白抜きで表示」「スポーツ紙の新番組紹介記事で姿が出ないよう写真がトリミング」されていたり「CDなどの通信販売サイトにてCDジャケットがシルエット表示される」など<ref>メディアにおける「[[私立バカレア高校]]」の記事</ref><ref>{{Cite news|url=https://gendai.media/articles/-/50616?page=3|title=ジャニーズはなぜインターネットをガン無視するのか? 戦後日本文化の「特異点」を語る (3/3)|newspaper=現代ビジネス|publisher=講談社|date=2017-01-04|accessdate=2021-01-13}}</ref>、長らく事務所および所属レコード会社の公式ウェブサイト以外のウェブサイトで所属タレントのCD・DVDの[[ディスクジャケット|ジャケット]]掲載を行っていなかった。

2018年以降は、所属タレントの肖像写真についてネット上での使用制限の緩和を進めている<ref>{{Cite news|url=https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1901/06/news019.html|title=ジャニーズ写真解禁に「時代が変わった」 初取材の記者が、リハーサル画像と振り返るNHK紅白歌合戦2018 (1/3)|newspaper=ねとらぼ|publisher=[[ITmedia]]|date=2019-01-16|accessdate=2018-01-31}}</ref>。上述した例については2017年8月ごろから掲載が解禁された<ref>{{Cite news|url=https://mdpr.jp/news/detail/1706899|title=ジャニーズ、ネット上での“情報革命”が話題「ついに」「時代が変わっていく…」|newspaper=[[モデルプレス]]|publisher=ネットネイティブ|date=2017-08-13|accessdate=2017-08-24}}</ref>。また雑誌・書籍表紙についても2018年4月より掲載が認められるようになった<ref>{{Cite news|url=https://www.news-postseven.com/archives/20180405_664713.html|title=雑誌、書籍の表紙掲載のジャニーズタレント写真がネット解禁|newspaper=NEWSポストセブン|publisher=[[小学館]]|date=2018-04-04|accessdate=2018-04-05}}</ref>。

2017年から2018年にかけて、所属タレントが出演する CM、テレビドラマやバラエティなどのテレビ番組<ref group="注">こちらは「[[NHKプラス]]」・「[[TVer]]」などの「同時配信・見逃し配信」も含まれる。</ref>の予告が公式チャンネルを通して[[YouTube]]などへアップロードされるようになるなど制限が緩和され<ref>{{Cite news|url=https://kai-you.net/article/48903|title=木村拓哉がLINEスタンプに CMはYouTube公開、ネット進出にも注目?|newspaper=KAI-YOU|publisher=カイユウ|date=2017-12-25|accessdate=2018-01-31}}</ref>、2019年11月以降は所属タレントがメインのバラエティ番組も日テレ制作の[[深夜番組]]を皮切りに配信されるようになった<ref group="注">それ以降は段階を追って配信が解禁され、他局の深夜番組、[[全日]]枠の番組の順だった。それ以前はゲスト出演回は配信対象外で、外部の映像利用は基本的に[[かぶせ放送|蓋かぶせ]]であり、[[人物写真|顔写真]]のみに留まる場合は蓋かぶせか、精密な[[似顔絵]]への差し替えの何れかだった。</ref>。2010年頃から、[[Adobe Flash]]の技術を利用し、ページにある画像などを保存できない設定になっているため、かなり緩和されてきていた<ref>{{Cite news|url=https://www.cyzo.com/2010/01/post_3664_entry.html|title=ジャニーズ画像ついにネット解禁!? ドラマサイトが続々"イラスト→実写"に|newspaper=日刊サイゾー|publisher=[[サイゾー]]|date=2010-01-20|accessdate=2021-01-13}}</ref>。同時期からは映画・テレビドラマ・バラエティ番組に関しても、動画配信サービスの独占配信を中心に[[定額制動画配信サービス|定額見放題配信]]が増加傾向にある<ref>{{Cite news|url=https://www.cyzowoman.com/2018/07/post_194810_1.html|title=ジャニーズ、Netfrixなど動画配信サービス次々参入……木村拓哉も登場でファン騒然|newspaper=サイゾーウーマン|publisher=サイゾー|date=2018-07-26|accessdate=2018-09-12}}</ref>ものの、2010年代までのバラエティ番組におけるゲスト出演回だけに関しては、配信されない場合が多かった。また2017年には、所属タレントの[[滝沢秀明]]が「日[[アラブ首長国連邦|UAE]]親善大使」に委嘱された際、[[外務省]]のウェブページに滝沢が写った写真が公開されている<ref>{{Cite news|url=https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_004960.html|title=河野外務大臣による滝沢秀明氏に対する日UAE親善大使委嘱状交付|newspaper=報道発表|publisher=外務省|date=2017-08-31|accessdate=2018-01-31}}</ref>。同年9月にジャニーズ事務所を退社した香取については、退社後の写真をウェブ媒体に掲載可能である旨が明示されている。これはジャニーズ所属時に存在した写真掲載規制が、退社にともなって解けたことを意味している<ref>{{Cite news|url=https://www.oricon.co.jp/news/2098958/full/|title=香取慎吾、退所後初イベント資料に異例の“一文” WEB媒体からもフラッシュの嵐|newspaper=ORICON NEWS|publisher=[[オリコン]]|date=2017-10-14|accessdate=2017-10-29}}</ref>。同年11月、[[ジャニーズWEST]]の7人が出演するネットドラマ『[[炎の転校生 REBORN]]』が[[Netflix]]で世界配信<ref>{{Cite news|url=https://realsound.jp/movie/2017/09/post-107394.html|title=ジャニーズWEST主演『炎の転校生 REBORN』11月10日配信決定 7人のシルエットビジュアルも|newspaper=Real Sound|publisher=blueprint|date=2017-09-08|accessdate=2019-02-23}}</ref>。

2018年1月1日より、所属芸能人の顔写真を公式サイト「Johnny’s net」に掲載開始した<ref>{{Cite news|url=https://mdpr.jp/news/detail/1738250|title=ジャニーズ、公式サイトで顔写真の掲載開始|newspaper=モデルプレス|publisher=ネットネイティブ|date=2018-01-01|accessdate=2019-02-23}}</ref>。2018年1月31日、当時[[関ジャニ∞]]の[[錦戸亮]]が外国特派員向けの会見を機に、所属タレントの会見出席時の写真がウェブ媒体における写真掲載が解禁、記者会見や舞台挨拶などでのジャニーズ事務所の所属タレント登壇時の写真がウェブサイトで使用可能<ref>{{Cite news|url=https://moviewalker.jp/news/article/135956|title=錦戸亮、ジャニーズ初の会見で流ちょうな英語で挨拶「死ぬほど緊張した!」|newspaper=MOVIE WALKER PRESS|publisher=ムービーウォーカー|date=2018-01-31|accessdate=2019-02-23}}</ref><ref name="daily1">{{Cite news|url=https://www.daily.co.jp/gossip/2018/01/31/0010945873.shtml|title=ジャニーズ 写真をネット解禁 一部制限付で|newspaper=デイリースポーツ|publisher=デイリースポーツ|date=2017-01-31|accessdate=2018-01-31}}</ref>。使用可能な写真は、所属タレントに対する公開取材での写真で、使用する写真の枚数の制限や写真を二次利用する際の注意点などがあるものの(原則3カットまでなどの条件がある)<ref>{{Cite news|url=https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1802/01/news120.html |title=錦戸亮、英語スピーチに「将来はハリウッド?」の声 ジャニーズのネット写真解禁で先陣切る|newspaper=ねとらぼ|publisher=[[ITmedia]]|date=2018-02-01|accessdate=2019-02-23}}</ref>、所属タレントのインターネット上での写真公開がほぼ例外なく容認される形となり<ref name="daily1"/>、同日の[[Twitter]]上でも、映画『[[羊の木#映画|羊の木]]』の公式アカウントで[[錦戸亮]](当時[[関ジャニ∞]])が写った写真がツイートされた<ref>{{Twitter status2|eigahitsujinoki|958682290564907010|4=映画『羊の木』(@eigahitsujinoki)の2018年1月31日のツイート|5=2018-01-31}}</ref>。さらに、同年1月31日の時点では「記者会見、囲み取材、舞台あいさつなどタレント登壇時のものに限る」としていた使用許可範囲は、同年2月12日には事務所や製作者側から配信される写真に限りテレビドラマや映画出演発表の際にも使用可能と緩和され、当日は映画『[[来る (映画)|来る]]』に主演する岡田准一の写真がインターネット上に掲載された<ref>{{Cite news|url=https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2018/02/12/kiji/20180211s00041000388000c.html|title=ジャニーズ、写真の使用条件を緩和 配信写真もネット解禁に|newspaper=Sponichi Annex|publisher=スポーツニッポン新聞社|date=2018-02-12|accessdate=2018-02-17}}</ref>。それ以降もスポーツ紙のウェブ版で写真が使えない場合は、個人名・グループ名の名前だけを書いた画像で代用される場合がある(後述)。この場合、書体はスポーツ紙の見出しを模した文字が多い(後述)。同年3月21日、ジャニーズJrの最新動画などを配信する公式YouTubeチャンネル「[[ジャニーズJr.チャンネル]]」を開設した<ref>{{Cite news|url=https://www.nikkansports.com/entertainment/news/201803050000082.html|title=ジャニーズ×YouTube、ネットへ舵を切る理由|newspaper=日刊スポーツ|publisher=日刊スポーツ新聞社|date=2018-03-05|accessdate=2019-02-23}}</ref>。事務所がインターネット上に無料配信される映像コンテンツを制作するのは今回が初である。

2019年末に[[嵐 (グループ)|嵐]]が[[YouTube|Youtube]]、[[Twitter]]・[[Instagram]]・[[TikTok|Tiktok]]・[[Facebook]]・[[新浪微博|weibo]]などの公式アカウントを開設して以降、Johnny&Associate<ref>{{Cite web |title=https://twitter.com/johnnys |url=https://twitter.com/johnnys |website=Twitter |access-date=2022-06-26 |language=ja}}</ref>・ジャニーズショップ<ref>{{Cite web |title=https://twitter.com/jshop_info |url=https://twitter.com/jshop_info |website=Twitter |access-date=2022-06-26 |language=ja}}</ref>などの事務所関連のアカウント<ref>{{Cite web |title=https://twitter.com/j_islandstore |url=https://twitter.com/j_islandstore |website=Twitter |access-date=2022-06-26 |language=ja}}</ref><ref>{{Cite web |title=https://twitter.com/jweb_since2003 |url=https://twitter.com/jweb_since2003 |website=Twitter |access-date=2022-06-26 |language=ja}}</ref><ref>{{Cite web |title=https://twitter.com/jgr_info |url=https://twitter.com/jgr_info |website=Twitter |access-date=2022-06-26 |language=ja}}</ref><ref>{{Cite web |title=https://twitter.com/smileup_project |url=https://twitter.com/smileup_project |website=Twitter |access-date=2022-06-26 |language=ja}}</ref><ref>{{Cite web |title=https://twitter.com/j_islandtv |url=https://twitter.com/j_islandtv |website=Twitter |access-date=2022-06-26 |language=ja}}</ref><ref>{{Cite web |title=https://twitter.com/islandtv_up |url=https://twitter.com/islandtv_up |website=Twitter |access-date=2022-06-26 |language=ja}}</ref><ref>{{Cite web |title=https://twitter.com/j_jr_ch |url=https://twitter.com/j_jr_ch |website=Twitter |access-date=2022-06-26 |language=ja}}</ref><ref>{{Cite web |title=ログイン • Instagram |url=https://www.instagram.com/accounts/login/?next=/j_merch_market/ |website=www.instagram.com |access-date=2022-06-26}}</ref><ref>{{Cite web |title=ログイン • Instagram |url=https://www.instagram.com/accounts/login/?next=/smileup_project/ |website=www.instagram.com |access-date=2022-06-26}}</ref>から、[[TOKIO]]<ref>{{Cite web |title=https://twitter.com/tokioinc_2021 |url=https://twitter.com/tokioinc_2021 |website=Twitter |access-date=2022-06-26 |language=ja}}</ref>・[[20th Century (グループ)|20th Century]]<ref>{{Cite web |title=https://twitter.com/20thcentury_sin |url=https://twitter.com/20thcentury_sin |website=Twitter |access-date=2022-06-26 |language=ja}}</ref>・[[関ジャニ∞]]<ref>{{Cite web |title=ログイン • Instagram |url=https://www.instagram.com/accounts/login/?next=/kanjani8_official/ |website=www.instagram.com |access-date=2022-06-26}}</ref>・[[A.B.C-Z]]<ref>{{Cite web |title=https://twitter.com/abcz_official |url=https://twitter.com/abcz_official |website=Twitter |access-date=2022-06-26 |language=ja}}</ref>・[[Hey! Say! JUMP]]<ref>{{Cite web |title=ログイン • Instagram |url=https://www.instagram.com/accounts/login/?next=/heysayjump_official/ |website=www.instagram.com |access-date=2022-06-26}}</ref>・[[King & Prince]]<ref>{{Cite web |title=ログイン • Instagram |url=https://www.instagram.com/accounts/login/?next=/kingandprince_j/ |website=www.instagram.com |access-date=2022-06-26}}</ref><ref>{{Cite web |title=King & Prince - YouTube |url=https://www.youtube.com/c/kingandprince_j |website=www.youtube.com |access-date=2022-06-26}}</ref><ref>{{Cite web |title=TikTok |url=https://www.tiktok.com/@kingandprince_j_universe?is_from_webapp=1&sender_device=pc |website=www.tiktok.com |access-date=2022-06-26}}</ref>・[[SixTONES]]<ref>{{Cite web |title=ログイン • Instagram |url=https://www.instagram.com/accounts/login/?next=/sixtones_official/ |website=www.instagram.com |access-date=2022-06-26}}</ref><ref>{{Cite web |title=SixTONES - YouTube |url=https://www.youtube.com/c/SixTONES_official |website=www.youtube.com |access-date=2022-06-26}}</ref>・[[Snow Man]]<ref>{{Cite web |title=Snow Man - YouTube |url=https://www.youtube.com/c/J_SNOWMAN |website=www.youtube.com |access-date=2022-06-26}}</ref><ref>{{Cite web |title=Sina Visitor System |url=https://passport.weibo.com/visitor/visitor?entry=miniblog&a=enter&url=https%3A%2F%2Fweibo.com%2FSnowManofficial&domain=.weibo.com&ua=php-sso_sdk_client-0.6.36&_rand=1656221140.0403 |website=passport.weibo.com |access-date=2022-06-26}}</ref>・[[なにわ男子]]<ref>{{Cite web |title=なにわ男子 - YouTube |url=https://www.youtube.com/c/naniwadanshi |website=www.youtube.com |access-date=2022-06-26}}</ref><ref>{{Cite web |title=ログイン • Instagram |url=https://www.instagram.com/accounts/login/?next=/naniwadanshi728official/ |website=www.instagram.com |access-date=2022-06-26}}</ref>・[[木村拓哉]]<ref>{{Cite web |title=ログイン • Instagram |url=https://www.instagram.com/accounts/login/?next=/takuya.kimura_tak/ |website=www.instagram.com |access-date=2022-06-26}}</ref><ref>{{Cite web |title=Sina Visitor System |url=https://passport.weibo.com/visitor/visitor?entry=miniblog&a=enter&url=https%3A%2F%2Fweibo.com%2Fu%2F6883966016&domain=.weibo.com&ua=php-sso_sdk_client-0.6.36&_rand=1656221260.272 |website=passport.weibo.com |access-date=2022-06-26}}</ref>・[[堂本光一]]<ref>{{Cite web |title=ログイン • Instagram |url=https://www.instagram.com/accounts/login/?next=/koichi.domoto_kd_j/ |website=www.instagram.com |access-date=2022-06-26}}</ref>・[[堂本剛]]<ref>{{Cite web |title=ログイン • Instagram |url=https://www.instagram.com/accounts/login/?next=/tsuyoshi.domoto24_j/ |website=www.instagram.com |access-date=2022-06-26}}</ref>・[[三宅健]]<ref>{{Cite web |title=ログイン • Instagram |url=https://www.instagram.com/accounts/login/?next=/kenmiyake_j/ |website=www.instagram.com |access-date=2022-06-26}}</ref>・[[国分太一]]<ref>{{Cite web |title=https://twitter.com/tokioinc_taichi |url=https://twitter.com/tokioinc_taichi |website=Twitter |access-date=2022-06-26 |language=ja}}</ref>・[[生田斗真]]<ref>{{Cite web |title=ログイン • Instagram |url=https://www.instagram.com/accounts/login/?next=/toma_ikuta_j/ |website=www.instagram.com |access-date=2022-06-26}}</ref>・[[大倉忠義]]<ref>{{Cite web |title=https://twitter.com/j_ohkura_88 |url=https://twitter.com/j_ohkura_88 |website=Twitter |access-date=2022-06-26 |language=ja}}</ref>・[[佐藤アツヒロ]]<ref>{{Cite web |title=ログイン • Instagram |url=https://www.instagram.com/accounts/login/?next=/a_t_s_u_h_i_r_o__j/ |website=www.instagram.com |access-date=2022-06-26}}</ref>・[[岡本健一]]<ref>{{Cite web |title=ログイン • Instagram |url=https://www.instagram.com/accounts/login/?next=/kenichi.okamoto/ |website=www.instagram.com |access-date=2022-06-26}}</ref>がYouTube・Twitter・Weibo・InstagramやTikTokの一部、もしくはすべてのSNSを解禁した。これまでもジャニーズタレントの楽曲は、[[ドワンゴ|dwango]]・[[Music.jp]]・[[レコチョク]]などといった[[デジタル著作権管理|DRM]]処理された上で着うたで配信されていたが、 [[嵐 (グループ)|嵐]]・[[二宮和也]]・[[堂本剛]]・[[堂本光一]]・[[Travis Japan]]が全楽曲、[[Kis-My-Ft2]]・[[KAT-TUN]]が一部楽曲の[[サブスクリプション]]を解禁した。

一方で、現在でも写真が掲載されなかったり(例:[[国際女性デー]]協賛の[[朝日新聞]]「Dear Girl」で掲載された[[井ノ原快彦]]のインタビュー記事<ref>{{Cite news|url=https://www.asahi.com/special/deargirls/|title=国際女性デー特集「Dear Girls(ディアガールズ)」|newspaper=朝日新聞デジタル|publisher=朝日新聞社|accessdate=2021-01-13}}</ref>)、文字見出しのみにしたり([[スポーツニッポン]]<ref>[https://www.sponichi.co.jp/entertainment/tokusyu/johnnys/ ジャニーズ] スポニチアネックス</ref>)、事務所ビル外観の写真が用いられることがある([[日刊スポーツ]]<ref>[https://www.nikkansports.com/entertainment/johnnys/news/ ジャニーズ ニュース一覧] 日刊スポーツ</ref>)。

この措置に関しては、インターネットに限らず[[民間放送]]の事業者直営の有料チャンネルにも当てはまり、[[地上波]]と平行放送される[[ニュース番組]]などで所属タレントに関連する映像を使用する場面がある場合は[[かぶせ放送]]が施され、[[音声]]には[[無音]]化措置がなされている。地上波向けの過去番組を有料チャンネルで放送する場合、所属タレントがゲスト出演する回に関しては放送当時同事務所に所属していたものも含め、基本的に放送自体が行われていないが、[[ビデオ・オン・デマンド|オンデマンド配信]]向けに製作された所属タレントが出演している部分を完全にカットされたバージョンが有料チャンネルでも放送される場合がある(その逆もあり、同様の措置の有料チャンネル向けバージョンは必ずオンデマンド配信が実施されている)。地上波向けの[[テレビドラマ|ドラマ番組]]も同様で、所属タレントが一切出演していない作品を主に編成されていた{{efn2|同事務所出演タレントの出演ドラマ(主に[[主演]]作品)も少数だが、一応編成されていた。[[フジテレビワンツーネクスト]]([[フジテレビTWO]]が中心)が積極的。}}。

[[ファイル:Tetsuko Kuroyanagi, Masahiko Kondo and Yoshihiko Noda 20111222 2.jpg|サムネイル|[[近藤真彦]]、[[野田佳彦]][[内閣総理大臣]]ら]]
ただし、上述したような緩和策以前にも例外はあった。例えば、[[TBSラジオ]]で当時SMAPの[[香取慎吾]]が『スクランブルSMAP』の[[ラジオパーソナリティ]]を務めていた1997年ごろに同局ウェブサイト内で開設されたプロフィールでは、彼の顔写真が掲載されていた<ref>{{Cite web|url=https://www.tbs.co.jp/radio/prof/katori.html|title=香取慎吾プロフィール|publisher=TBS RADIO|accessdate=2021-01-13|archiveurl=https://web.archive.org/web/19990418031719/http://www.tbs.co.jp/radio/prof/katori.html|archivedate=1999-04-18}}</ref>。2000年に所属タレントである近藤が経営する[[KONDO Racing|エムケイカンパニー]]が開設した「MK net Circuit 近藤真彦オフィシャルサイト」では、開設当時から顔写真を掲載している<ref>{{Cite web|url=http://www.matchy.co.jp/index2.html|title=MK net Circuit|publisher=MK Company|accessdate=2021-01-13|archiveurl=https://web.archive.org/web/20000620221427/http://www.matchy.co.jp/index2.html|archivedate=2000-06-20}}</ref>。2011年に近藤が[[内閣総理大臣官邸|首相官邸]]にて[[野田佳彦]][[内閣総理大臣]]を表敬訪問した際には、首相官邸ホームページで近藤も写った写真(右)が公開された(写真は[[政府標準利用規約]]第2.0版の規約により[[クリエイティブ・コモンズ・ライセンス]]で使用できる)<ref>{{Cite web |title=平成23年12月22日 近藤真彦氏一行による表敬 {{!}} 平成23年 {{!}} 総理の一日 {{!}} 総理大臣 {{!}} 首相官邸ホームページ |url=https://www.kantei.go.jp/jp/noda/actions/201112/22hyoukei.html |website=www.kantei.go.jp |access-date=2022-07-13 |language=ja}}</ref>。また、「[[ジャニーズJr.チャンネル]]」開設以前にも[[滝沢秀明]]がプロデュースを務め、有料で[[ジャニーズJr.]]の動画を視聴出来る動画サイト「滝CHANnel」が存在した。

=== 声の出演・音源の扱い ===
所属タレントの声の[[露出 (宣伝)|露出]]も制限される場合がある。

ラジオ番組のストリーミング配信においては、有料での配信となっている[[LISMO|LISMO WAVE]]や[[ドコデモFM]]では、サービス終了まで番組が差し替えられていた(大半は[[フィラー音楽]]となり、代替番組は放送しない)。[[radiko]]に関しては[[2018年]]3月までradikoプレミアムのみのリアルタイム配信およびradikoプレミアム非会員も含んだタイムフリー配信{{efn2|判りやすくいえば、全国向け配信の[[日経ラジオ社|ラジオNIKKEI]]はタイムフリーのみ規制されていた。}}が規制されていたが<ref>{{Cite news|title=ジャニーズには通じぬ“ラジオ革命”「タイムフリー聴取機能」NGに局員も苦笑い (2/2ページ)|url=https://www.zakzak.co.jp/entertainment/ent-news/news/20161031/enn1610311530008-n2.htm|newspaper=[[ZAKZAK]]|date=2016-10-31|accessdate=2017-8-24}}</ref>、同年4月よりこの規制が撤廃され、聴取が可能となった<ref>[https://av.watch.impress.co.jp/docs/news/1113628.html radiko、ジャニーズ所属タレント出演番組がエリア&タイムフリーで聴取可能に]、AV Watch、2018年3月27日</ref>。

[[NHKラジオ]]の無料配信サービスである[[NHKネットラジオ らじる★らじる|「らじる★らじる」]]に関しては、所属タレントが出演する放送番組は全て全国ネットであるため、開始当初からライブ配信が日本国内のみではあるが、そのまま配信される。聞き逃し配信に関しては、開始当初は対象外だったが、radikoと同じ時期に解禁されている。

楽曲配信に関しては、個別の楽曲を月額定額制で聴取出来る[[ドワンゴ]]の楽曲配信サイト「[[ドワンゴジェイピー]]」や「[[レコチョク]]」が、[[着うた|「着うた」]]を中心に配信を行っており、楽曲によってはフルサイズの配信、販売も行っている<ref>{{Cite news|url=https://pc.dwango.jp/recommends/johnnys|title=ドワンゴジェイピー ジャニーズスペシャル|accessdate=2019-1-19}}</ref>
<ref>{{Cite web|url=https://recochoku.jp/special/100671/|title=【レコチョク】ジャニーズ特集|accessdate=2022-9-14}}</ref>。なお、[[iTunes Store]]や[[mora]]等の楽曲の配信販売事業、[[Apple Music]]や[[Spotify]]等の[[ストリーミング]]配信事業には長らく参加していなかったが、[[2019年]][[10月]]に[[嵐 (グループ)|嵐]]の代表曲5曲のストリーミング配信を開始し<ref>{{Cite news|title=嵐が一部楽曲をストリーミングへ解禁|url=https://www.billboard-japan.com/d_news/detail/80929/2|newspaper=[[Billboard JAPAN]]|date=2019-10-09|accessdate=2019-11-01}}</ref>、同グループの20周年記念日となった[[11月3日]]には全シングル表題曲(両A面の2曲目を含む)の配信・デジタル販売、および初の配信限定シングルがリリース<ref>{{Cite news|title=嵐20周年 SNS一斉解禁 全シングル配信&初のデジタルシングルリリースも|url=https://www.oricon.co.jp/news/2147952/full/|newspaper=[[オリコン]]|date=2019-11-03|accessdate=2019-11-05}}</ref>され、[[2020年]][[2月]]からは同グループの全アルバム16作品までもが配信されるようになった。

=== 賞レースへの不参加方針 ===
「所属タレントに優劣をつけさせない」との方針により、「候補者を何人か選び、その中から大賞やグランプリ獲得者を決める」という形式の賞レースへの参加は原則辞退している<ref name="nikkan200612">{{Cite news |title=キムタクが日本アカデミー賞辞退 |newspaper=日刊スポーツ |date=2006-12-20 |url=https://www.nikkansports.com/entertainment/cinema/p-et-tp1-20061220-132636.html |accessdate=2015-02-27}}</ref><ref name="hochi201502">{{Cite news |title=【リレーコラム国分論】岡田准一受賞で盛り上がる映画界 |newspaper=スポーツ報知 |date=2015-02-01 |author=国分敦 |url=https://hochi.news/articles/20150201-OHT1T50067.html |accessdate=2015-02-27}}</ref>。受け取るのはそのタレントに直接賞を贈呈するもの(例として「[[ベストジーニスト]]」)や日本国外での表彰のみとなっている。

==== 日本レコード大賞 ====
1987年に近藤が『[[第29回日本レコード大賞]]』にノミネートされた際、死去した母親の骨つぼが盗難の被害に遭い「大賞を辞退しろ」と脅迫を受けた事件<ref group=注>骨つぼは発見されていないが、この時近藤は「自分の心の中にある母親の思い出までは盗めない」とコメントし同賞に出席、大賞を獲得した。</ref>や、1990年の『[[第32回日本レコード大賞]]』において、[[忍者 (グループ)|忍者]]が演歌・歌謡曲部門ではなくロック・ポップス部門にノミネートされたのを不服としたことが引き金とされている<ref name="nikkan200612" /><ref name="hochi201502" />。2003年にSMAPの「[[世界に一つだけの花]]」が『[[第45回日本レコード大賞]]』の候補に挙がったが「歌詞の中にあるように“ナンバー1”を目指すよりも“オンリーワン”を大切に歌ってきた。そのメッセージを貫きたい」という理由で辞退している<ref name="sponichi200612">{{Cite news |title=事務所の一分で?キムタク辞退 |newspaper=スポーツニッポン |date=2006-12-20 |url=https://www.sponichi.co.jp/entertainment/special/2005jya/KFullNormal20061220049.html |accessdate=2015-02-27}}</ref>。

2010年の『[[第52回日本レコード大賞]]』には近藤が「最優秀歌唱賞」(第50回以降、同賞はノミネート形式から選考形式に変更された)に選ばれた。この時は「近藤はレコード大賞に育てられた歌手」と受賞を受け入れている<ref>{{Cite news |title=盛り上がらない「日本レコード大賞」にトドメを刺したジャニーズとは? |newspaper=東京ブレイキングニュース |date=2013-12-30 |author=平本淳也 |url=https://web.archive.org/web/20140102110002/http://n-knuckles.com/media/johnnys/news000983.html |accessdate=2015-02-27}}</ref>。また、2020年の『[[第62回日本レコード大賞]]』には[[嵐 (グループ)|嵐]]が新設の「特別栄誉賞」に選ばれた。

==== 日本アカデミー賞 ====
2006年12月の『[[第30回日本アカデミー賞]]』発表の席上で、『[[武士の一分]]』に主演した[[木村拓哉]]が「事務所の方針で、最優秀賞をほかの人と競わせたくない」との理由で「主演男優賞」を辞退した事を発表している<ref name="nikkan200612" /><ref name="sponichi200612" />。同年の『[[ブルーリボン賞 (映画)#第49回(2006年度)|第49回ブルーリボン賞]]』において木村と[[岡田准一|岡田]](『[[花よりもなほ]]』)が「主演男優賞」の選考に挙げられた際にも「お世話になっている俳優や所属タレント同士で賞を争うのは本意ではない」と辞退している<ref name="hochi201502" />。

2015年1月、『[[第38回日本アカデミー賞]]』に岡田が「主演男優賞」(『[[永遠の0]]』)と「助演男優賞」(『[[蜩ノ記]]』)にノミネートされ、いずれも「最優秀賞」を受賞した。ジャニーズ事務所は「岡田はこれまで弊社最多の20本の映画に出させていただいており、映画に育てていただいた俳優といっても過言ではございません」というコメントを発表した<ref>{{Cite news |title=岡田准一、アカデミー賞を辞退せず受賞 |newspaper=デイリースポーツ |date=2015-01-14 |url=https://www.daily.co.jp/newsflash/gossip/2015/01/14/0007657296.shtml |accessdate=2015-02-27}}</ref>。

2016年3月、[[二宮和也]]が『[[母と暮せば]]』の演技で『[[第39回日本アカデミー賞]]』の「最優秀主演男優賞」を受賞<ref>{{Cite news|title=【第39回日本アカデミー賞】二宮和也が最優秀主演男優賞を初受賞!声を震わせ感謝語る|url=https://eiga.com/news/20160304/27/|newspaper=映画.com|date=2016-3-4|accessdate=2017-10-29}}</ref>してジャニーズ事務所としては2年連続の受賞となった。また2016年[[山田涼介]]、2021年[[永瀬廉]]が「新人賞」を受賞。日本アカデミー賞にも参加するようになった。

=== NHK紅白歌合戦への出場 ===
ジャニーズ事務所所属タレントが[[NHK紅白歌合戦]]に出場したのは、[[第16回NHK紅白歌合戦|第16回]]([[1965年]])の[[ジャニーズ (グループ)|ジャニーズ(初代)]]が最初である。以後、長年に渡って出場枠の確保を続け、2022年現在で[[第31回NHK紅白歌合戦|第31回]]([[1980年]])より43年連続で1組以上の出場歌手を送り出しており、また後述のように、デビュー前には多くのメンバー達がバックダンサーとしても出演している。[[第66回NHK紅白歌合戦|第66回]]([[2015年]])では[[SMAP]]、[[TOKIO]]、[[V6 (グループ)|V6]]、[[嵐_(グループ)|嵐]]、[[関ジャニ∞]]、[[Sexy Zone]]、そして白組トリを務めた[[近藤真彦]]と、合計7組のアーティストが出場した<ref group="注">5年後の[[第71回NHK紅白歌合戦|第71回]]([[2020年]])にも嵐、関ジャニ∞に加え、[[Hey! Say! JUMP]]、[[Kis-My-Ft2]]、[[King & Prince]]、そして初出場の[[SixTONES]]、[[Snow Man]]と7組の事務所所属タレントの出場が当初発表された。しかし、Snow Manは、同年12月21日にメンバーの[[宮舘涼太]]が新型コロナウイルスに感染したことが確認され、保健所から残りのメンバー8名全員が濃厚接触者に該当した。これにより芸能活動を一定期間停止し隔離生活により経過観察が行われることになったため番組出場を辞退。同事務所所属アーティストからの代替出場はなく、この回は6組出場となった。</ref>。

司会業でも、[[第48回NHK紅白歌合戦|第48回]]([[1997年]])で[[中居正広]]が初の白組司会を務めたのを皮切りに、[[第57回NHK紅白歌合戦|第57回]]([[2006年]])から[[第70回NHK紅白歌合戦|第70回]]([[2019年]])までは事務所所属タレントが14年連続で番組司会の大役を務めた。

なお、[[第58回NHK紅白歌合戦|第58回]]([[2007年]])で紅組司会だった中居を除き、過去に出場したすべてのアーティストが白組として出場している。

以下、[[第73回NHK紅白歌合戦|第73回]]([[2022年]])までの出場回数記録を記す。ジャニーズ事務所所属タレント時代の出場記録のみを記載。名前の後ろに「※」印がある歌手、グループは、連続出場更新中。
{{Clear}}
{| class="sortable wikitable" style=font-size:small
|-
! 順位
! style="white-space:nowrap"|出場回数
! アーティスト名
! 初出場
! style="white-space:nowrap"|最新出場
! 備考
|-
| 1位
| 24回
| {{display none|ときお}}[[TOKIO]]
| style="white-space:nowrap"|[[第45回NHK紅白歌合戦|第45回]]
| style="white-space:nowrap"|[[第68回NHK紅白歌合戦|第68回]]
| [[第42回NHK紅白歌合戦|第42回]]は[[少年隊]]、[[第43回NHK紅白歌合戦|第43回]]、[[第44回NHK紅白歌合戦|第44回]]は[[光GENJI]]のバックダンサーとして出演。24度の紅白出場はグループとしては歴代最多記録。また、24回連続出場はジャニーズ事務所歴代最多記録。
|-
| 2位
| 23回
| {{display none|すまっぷ}}[[SMAP]]
| [[第42回NHK紅白歌合戦|第42回]]
| [[第66回NHK紅白歌合戦|第66回]]
| [[第39回NHK紅白歌合戦|第39回]]、[[第40回NHK紅白歌合戦|第40回]]は[[光GENJI]]、[[第42回NHK紅白歌合戦|第42回]]は[[少年隊]]のバックダンサーとしても出演。[[第52回NHK紅白歌合戦|第52回]]、[[第55回NHK紅白歌合戦|第55回]]、[[第67回NHK紅白歌合戦|第67回]]は出場を辞退。[[第54回NHK紅白歌合戦|第54回]]はグループとして初めて大トリを務めた。
|-
| 3位
| 12回
| {{display none|あらし}}[[嵐_(グループ)|嵐]]
| [[第60回NHK紅白歌合戦|第60回]]
| [[第71回NHK紅白歌合戦|第71回]]
| [[第46回NHK紅白歌合戦|第46回]]は[[大野智]]、[[第47回NHK紅白歌合戦|第47回]]は[[相葉雅紀]]、[[二宮和也]]、[[松本潤]]がそれぞれ[[TOKIO]]のバックダンサーとして出演。[[第61回NHK紅白歌合戦|第61回]]から[[第65回NHK紅白歌合戦|第65回]]まで、5年連続で白組司会も務めた。
|-
| 4位
| 11回
| {{display none|かんじゃに}}[[関ジャニ∞]]※
| [[第63回NHK紅白歌合戦|第63回]]
| [[第73回NHK紅白歌合戦|第73回]]
|
|-
| 5位
| 10回
| {{display none|こんどう}}[[近藤真彦]]
| [[第32回NHK紅白歌合戦|第32回]]
| [[第66回NHK紅白歌合戦|第66回]]
| [[第47回NHK紅白歌合戦|第47回]]は8年ぶり、[[第66回NHK紅白歌合戦|第66回]]は19年ぶりの出場。
|-
| 6位
| 8回
| {{display none|しょうねんたい}}[[少年隊]]
| [[第37回NHK紅白歌合戦|第37回]]
| [[第44回NHK紅白歌合戦|第44回]]
| [[第34回NHK紅白歌合戦|第34回]]は[[錦織一清]]、[[東山紀之]]が[[近藤真彦]]のバックダンサーとして出演。([[植草克秀]]は[[盲腸]]の手術の為欠席。)
|-
| rowspan="2" | 7位
| rowspan="2" | 7回
| {{display none|ふぉーりーぶす}}[[フォーリーブス]]
| [[第21回NHK紅白歌合戦|第21回]]
| [[第27回NHK紅白歌合戦|第27回]]
|
|-
| {{display none|たはら}}[[田原俊彦]]
| [[第31回NHK紅白歌合戦|第31回]]
| [[第37回NHK紅白歌合戦|第37回]]
| [[第39回NHK紅白歌合戦|第39回]]は、「紅白卒業」を理由に出場辞退。代役は[[男闘呼組]]。
|-
| rowspan="2" | 8位
| rowspan="2" | 6回
| {{display none|ひかるげんじ}}[[光GENJI]]
| [[第39回NHK紅白歌合戦|第39回]]
| [[第44回NHK紅白歌合戦|第44回]]
| [[第34回NHK紅白歌合戦|第34回]]、[[第35回NHK紅白歌合戦|第35回]]は[[内海光司]]、[[大沢樹生]]が[[近藤真彦]]、[[第42回NHK紅白歌合戦|第42回]]はメンバー全員で[[少年隊]]のバックダンサーとしてそれぞれ出演。
|-
| {{display none|せくしーぞーん}}[[Sexy Zone]]
| [[第64回NHK紅白歌合戦|第64回]]
| [[第69回NHK紅白歌合戦|第69回]]
| 個人としては、[[中島健人]]と[[菊池風磨]]が、[[第60回NHK紅白歌合戦|第60回]]に[[NYC (アイドルグループ)|NYC boys]]の一員として出演、[[第61回NHK紅白歌合戦|第61回]]にも[[NYC (アイドルグループ)|NYC]]のバックダンサーとして出演している。
|-
| rowspan="2" | 9位
| rowspan="2" | 5回
| {{display none|しぶがきたい}}[[シブがき隊]]
| [[第33回NHK紅白歌合戦|第33回]]
| [[第37回NHK紅白歌合戦|第37回]]
| [[第37回NHK紅白歌合戦|第37回]]は、代役の[[鳥羽一郎]]からの再代役出演。
|-
| {{display none|きんぐあんどぷりんす}}[[King & Prince]]※
| [[第69回NHK紅白歌合戦|第69回]]
| [[第73回NHK紅白歌合戦|第73回]]
| [[第60回NHK紅白歌合戦|第60回]]は[[岸優太]]が[[NYC (アイドルグループ)|NYC boys]]、[[第61回NHK紅白歌合戦|第61回]]、[[第62回NHK紅白歌合戦|第62回]]、[[第63回NHK紅白歌合戦|第63回]]は[[岸優太]]、[[神宮寺勇太]]、[[岩橋玄樹]]が[[NYC (アイドルグループ)|NYC]]、[[第64回NHK紅白歌合戦|第64回]]は[[岸優太]]、[[神宮寺勇太]]、[[岩橋玄樹]]、[[高橋海人]]が、[[第65回NHK紅白歌合戦|第65回]]は[[平野紫耀]]、[[永瀬廉]]が[[Sexy Zone]]のバックダンサーとしてそれぞれ出演。
|-
| rowspan="2" | 10位
| rowspan="2" | 4回
| {{display none|えぬわいしー}}[[NYC (アイドルグループ)|NYC]]
| [[第60回NHK紅白歌合戦|第60回]]
| [[第63回NHK紅白歌合戦|第63回]]
| 第60回は、NYC boysとして出演。個人では[[山田涼介]]および[[知念侑李]]が、[[第68回NHK紅白歌合戦|第68回]]から4年連続で[[Hey! Say! JUMP]]の一員として出場を果たしている。
|-
| style="white-space:nowrap"| {{display none|へいせいじゃんぷ}}[[Hey! Say! JUMP]]
| [[第68回NHK紅白歌合戦|第68回]]
| [[第71回NHK紅白歌合戦|第71回]]
|
|-
| rowspan="2" | 11位
| rowspan="2" | 3回
| {{display none|ぶいしっくす}}[[V6 (グループ)|V6]]
| [[第65回NHK紅白歌合戦|第65回]]
| [[第67回NHK紅白歌合戦|第67回]]
| 個人としては、[[第39回NHK紅白歌合戦|第39回]]は[[坂本昌行]]が[[光GENJI]]、[[第41回NHK紅白歌合戦|第41回]]は[[坂本昌行]]、[[井ノ原快彦]]が[[光GENJI]]、[[第42回NHK紅白歌合戦|第42回]]は[[井ノ原快彦]]が[[SMAP]]、[[光GENJI]]、[[KAN]]、[[第43回NHK紅白歌合戦|第43回]]は[[井ノ原快彦]]が[[SMAP]]、[[坂本昌行]]、[[長野博]]が[[光GENJI]]、[[第44回NHK紅白歌合戦|第44回]]は[[長野博]]、[[井ノ原快彦]]、[[森田剛]]が[[SMAP]]、[[坂本昌行]]が[[光GENJI]]、[[第45回NHK紅白歌合戦|第45回]]は[[森田剛]]、[[三宅健]]が[[SMAP]]のバックダンサーとしてそれぞれ出演した他、[[第46回NHK紅白歌合戦|第46回]]はメンバー全員で[[TOKIO]]のバックダンサーとして出演。[[第50回NHK紅白歌合戦|第50回]](1999年)は企画コーナーにゲスト出演し「[[Believe Your Smile]]」を歌唱している<ref>{{Cite web|url=https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2014/11/21/kiji/K20141121009323050.html|title=V6 20周年に紅白初出場!朝の顔・井ノ原、官兵衛・岡田で大貢献|publisher=スポーツニッポン新聞社|work=スポニチアネックス|date=2014-11-21|accessdate=2016-03-04}}</ref>。
|-
| {{display none|すとーんず}}[[SixTONES]]※
| [[第71回NHK紅白歌合戦|第71回]]
| [[第73回NHK紅白歌合戦|第73回]]
| グループとしては、[[第70回NHK紅白歌合戦|第70回]]の企画コーナーにゲスト出演した。また個人としては、[[髙地優吾]]と[[松村北斗]]が[[第60回NHK紅白歌合戦|第60回]]に[[NYC (アイドルグループ)|NYC boys]]の一員として、また[[森本慎太郎]]が[[スノープリンス合唱団]]の一員として[[第60回NHK紅白歌合戦|第60回]]の企画コーナーにゲスト出演し、「スノープリンス」を歌唱している。更に[[第61回NHK紅白歌合戦|第61回]]は[[髙地優吾]]と[[松村北斗]]が、[[第62回NHK紅白歌合戦|第62回]]はグループ結成前であったもののメンバー全員が[[NYC (アイドルグループ)|NYC]]、[[第65回NHK紅白歌合戦|第65回]]はジェシーが[[Sexy Zone]]のバックダンサーとしてそれぞれ出演した。
|-
| rowspan="5" | 12位
| rowspan="5" | 2回
| {{display none|ごう}}[[郷ひろみ]]
| [[第24回NHK紅白歌合戦|第24回]]
| [[第25回NHK紅白歌合戦|第25回]]
| ジャニーズ事務所退所後も含めると、通算で35度出場。
|-
| {{display none|おとこぐみ}}[[男闘呼組]]
| [[第39回NHK紅白歌合戦|第39回]]
| [[第40回NHK紅白歌合戦|第40回]]
| 第39回は、田原俊彦の出場辞退による代役出演。
|-
| {{display none|きすまいふっとつー}}[[Kis-My-Ft2]]
| [[第70回NHK紅白歌合戦|第70回]]
| [[第71回NHK紅白歌合戦|第71回]]
|
|-
| {{display none|きんききっず}}[[KinKi Kids]]
| [[第67回NHK紅白歌合戦|第67回]]
| [[第73回NHK紅白歌合戦|第73回]]
| [[第42回NHK紅白歌合戦|第42回]]は[[光GENJI]]、[[第43回NHK紅白歌合戦|第43回]]は「KANZAI BOYA」名義で[[光GENJI]]、[[SMAP]]、[[第44回NHK紅白歌合戦|第44回]]は[[SMAP]]のバックダンサー、[[第47回NHK紅白歌合戦|第47回]]は[[近藤真彦]]の応援ゲストとして出演。[[第50回NHK紅白歌合戦|第50回]]は企画コーナーにゲスト出演し「[[フラワー (KinKi Kidsの曲)|フラワー]]」を歌唱している。
|-
|{{display none|すのーまん}}[[Snow Man]]※
| [[第72回NHK紅白歌合戦|第72回]]
| [[第73回NHK紅白歌合戦|第73回]]
| グループとしては、第60回、第61回、第62回、第63回(第60回、第61回は「[[Mis Snow Man]]」名義で出演)は[[NYC (アイドルグループ)|NYC]]、第65回は[[Sexy Zone]]のバックダンサーとして出演し(第61回、第62回、第63回、第65回はグループ正式加入前の[[目黒蓮]]も出演、また目黒は第64回、第66回にも[[Sexy Zone]]のバックダンサーとして個人で出演した他、[[ラウール (ジャニーズ)|ラウール]]も第66回に[[Sexy Zone]]のバックダンサーとして個人で出演している。)、第70回の企画コーナーにゲスト出演した。第71回に初出場を発表していたが、メンバーの[[宮舘涼太]]が新型コロナウイルスに感染し他メンバーも濃厚接触者に該当した為、出場を辞退した。その為に第72回に改めて「初出場」として出演することになった。
|-
| rowspan="4" | 13位
| rowspan="4" | 1回
| {{display none|じゃにーず}}[[ジャニーズ (グループ)|ジャニーズ]]
| [[第16回NHK紅白歌合戦|第16回]]
| style="text-align:center" | -
|
|-
| {{display none|にんじゃ}}[[忍者 (グループ)|忍者]]
| [[第41回NHK紅白歌合戦|第41回]]
| style="text-align:center" | -
| [[第34回NHK紅白歌合戦|第34回]]は[[正木慎也]]、[[柳沢超]]、[[遠藤直人]]、[[第35回NHK紅白歌合戦|第35回]]は[[正木慎也]]、[[柳沢超]]、[[遠藤直人]]、[[志賀泰伸]]がそれぞれ[[近藤真彦]]のバックダンサー、[[第39回NHK紅白歌合戦|第39回]]はメンバー全員で[[光GENJI]]、[[少年隊]]のバックダンサーとしてそれぞれ出演した。
|-
| {{display none|かとぅーん}}[[KAT-TUN]]
| [[第72回NHK紅白歌合戦|第72回]]
| style="text-align:center" | -
| デビュー15周年を機に初出場。
|-
| {{Display none|なにわだんし/}}[[なにわ男子]]
| [[第73回NHK紅白歌合戦|第73回]]
| style="text-align:center" | -
|
|}

=== コンサート ===
{{節スタブ|date=2017-10|規約改定やデジタル対応など。}}
{{更新|date=2017-10|section=1}}
所属タレントのコンサート・舞台等の主催、企画、チケット販売などを行う「[[ヤング・コミュニケーション]]」が設立されており、「ジャニーズチケット販売約款」という規約が作られている。

; チケットの販売
: チケットの転売行為には厳しい対応を取っており、ネットオークションなどでの第三者への転売行為が判明した場合、コンサート・舞台などの優先販売の通知は発送停止となり、一切のチケット予約が不可能になる。定価以下の販売であっても同様の対応を取る。

:プレイガイド等によるファンクラブ会員以外に向けてのチケット販売には、現在でもインターネット販売には消極的で(全く取り扱いが無いという訳では無い)、主に電話予約にて販売を行うことが多い。

=== その他 ===
==== ファンクラブ ====
「ジャニーズファミリークラブ」を母体として、各タレントのファンクラブが作られている。またファンクラブが結成されていないタレントについては「情報局(ジャニーズJr.)」「ジャニーズアーティストクラブ(解散したグループのメンバー)」がタレントの情報を提供している。
{{See|ジャニーズファミリークラブ}}

== 所属タレント ==
{{main|ジャニーズ事務所所属のタレント}}

== 会社概要 ==
=== 主な役員 ===
2023年9月7日に行なわれた記者会見において、同月5日付で決定した以下の人事が公表されている。

(新任)
*代表取締役社長 - [[東山紀之]]
(退任)
*[[藤島ジュリー景子]] - 前代表取締役社長、代表取締役は留任
*白波瀬傑 - 前取締役副社長

以下は上記退任者を含む、2022年11月1日付役員人事執行時点の役員一覧<!-- 最新の全役員構成が判明するまで表記 --><ref>{{Cite web|url= https://www.johnny-associates.co.jp/news/info-655/ |title= 株式会社ジャニーズアイランド代表取締役交代及び役員退任のお知らせ |publisher= ジャニーズ事務所 |date= 2022-11-01 |accessdate= 2020-09-05 }}</ref>。
{| class="wikitable" style="font-size:small;"
|-
!氏名!!生年月日(年齢)!!役職
|-
|[[藤島ジュリー景子]]||{{生年月日と年齢|1966|7|20}}||代表取締役社長<br />ジェイ・ストーム代表取締役社長<br />エム・シィオー代表取締役社長<br />ユニゾン代表取締役社長<br />[[東京グローブ座|東京・新・グローブ座]]代表取締役社長
|-
|白波瀬傑||<!--{{生年月日と年齢| | | }}-->||取締役副社長
|-
|小俣雅充||<!--{{生年月日と年齢| | | }}-->||取締役常務
|-
|[[原藤一輝]]||<!--{{生年月日と年齢| | | }}-->||取締役
|-
|山下賢一||<!--{{生年月日と年齢| | | }}-->||取締役
|-
|大坪亮太||<!--{{生年月日と年齢| | | }}-->||監査役
|-
|小亦斉||<!--{{生年月日と年齢| | | }}-->||監査役
|-
|中野由美子
|
|取締役 
|-
|中村浩子
|
|取締役
|-
|重岡由美子
|
|取締役 2022/4/1就任
|}

=== 外部役員 ===
{| class="wikitable" style="font-size:small;"
|-
!氏名!!生年月日(年齢)!!役職!!
|-
|[[中井徳太郎]]||{{生年月日と年齢|1962|4|25}}||社外取締役 ||2023年7月1日 就任<ref name="20230701社外取締役">[https://www.johnny-associates.co.jp/news/info-707/ 社外取締役就任のお知らせ | ジャニーズ事務所 | Johnny & Associates]</ref>
|-
|[[白井一幸]]||{{生年月日と年齢|1961|6|7}}||社外取締役 ||2023年7月1日 就任<ref name="20230701社外取締役"/>
|-
|[[藤井麻莉]]||{{生年月日と年齢|1981|12|21}}||社外取締役 ||2023年7月1日 就任<ref name="20230701社外取締役"/>
|-
|}

=== 過去の創業者・取締役 ===
; [[ジャニー喜多川]]
: 創業者。2019年7月9日死去。
; [[メリー喜多川|藤島メリー泰子]]
:ジャニー喜多川の姉。二代目社長であった藤島ジュリー景子の実母。
: 代表取締役会長だったが、2020年9月に退任し、名誉会長になった。2021年8月14日死去。
; [[飯島三智]]
: 元株式会社[[ジェイ・ドリーム]]取締役。2016年1月に退社。SMAPの元マネージャー。
; [[滝沢秀明]]
: 元所属タレント、元取締役副社長・株式会社[[ジャニーズアイランド]]代表取締役社長。2022年10月末に全役職から退任。
; [[藤島ジュリー景子]]
:前代表取締役社長。2023年9月5日付で退任。

=== 事務所所在地 ===
1975年1月23日に東京都港区六本木にて「株式会社ジャニーズ事務所」が[[ジャニー喜多川]](本名 喜多川擴)によって設立される<ref name=":0">{{Cite web |title=沿革 |url=https://www.johnny-associates.co.jp/history/ |accessdate=2022-2-12 |publisher=ジャニーズ事務所}}</ref>。

1998年3月30日に東京都港区赤坂8丁目に本社移転<ref name=":0" />。

2018年2月13日付で東京都港区赤坂9丁目の旧[[ソニー・ミュージックエンタテインメント (日本)|SME]]乃木坂ビルを購入し、7月10日に本社移転<ref name=":0" /><ref name=":15">{{Cite web |title=ジャニー社長(86)「稽古場たくさん入るビル欲しい」が実現して体調が回復 {{!}} 週刊女性PRIME |url=https://web.archive.org/web/20220727202343/https://www.jprime.jp/articles/-/11783?display=b |website=web.archive.org |date=2022-07-27 |access-date=2022-07-27}}</ref><ref name=":16">{{Cite news|title=ジャニーズ事務所100メートル移転 乃木坂のビル購入、関連会社も集約へ|newspaper=スポーツニッポン|date=2018-2-17|url=https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2018/02/17/kiji/20180216s00041000462000c.html|accessdate=2022-2-17}}</ref>。関連会社を入居させて集約することで仕事を効率化させることや、都内に分散した手狭なスタジオを一か所の広い場所にまとめて一本化することなどが目的と報道された<ref name=":0" /><ref name=":15" /><ref name=":16" />。

== 報道における特徴的な扱い ==
=== ジャニー喜多川の写真の不使用 ===
喜多川は撮影嫌いで知られており、素顔を収めた写真や映像は極めて少なく(遺影も野球帽を深くかぶり、サングラスを掛けた顔だった<ref>{{Cite web |title=ジャニーさん顔写真を初公開!ギネスブックに掲載|author=|url=https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2011/09/25/kiji/K20110925001691630.html|website=スポニチ|date=2011-9-25|access-date=2023-06-06}}</ref>)、ジャニーズ事務所は肖像写真の撮影・使用を厳しく禁じていた<ref name="長野"/>。通常、大手企業や有名企業のトップの写真は、会社サイトや資料などで公開され、報道機関なども写真を持っており、他社もそれを使用できるが、ジャニーズ事務所の社長であった喜多川の写真は、使用することができなかった<ref name="長野"/>。

=== 所属タレントの逮捕報道における呼称 ===
報道機関は、ジャニーズ事務所の所属タレントが逮捕された際に、「容疑者」とは呼ばず「メンバー」と呼び報道してきた<ref name="高堀"/>。稲垣吾郎が2001年に道路交通法違反(駐車違反)ならびに公務執行妨害罪の容疑で逮捕されると、TBSなど民放は「稲垣メンバー」と呼んで報道した<ref name="高堀"/>。新聞もこれに倣うようになり、2018年に山口達也が強制わいせつ容疑で書類送検されると、読売新聞を除く大半の新聞が「山口メンバー」と呼んで報道した<ref name="高堀"/>。

報道機関は、タレントが退所した場合は「容疑者」呼びに戻しており、ジャニーズ事務所を辞めた山口達也が2020年にオートバイの酒気帯び事故を起こすと、全ての新聞が「山口容疑者」と呼んで報道した<ref name="高堀">{{Cite web |title=ジャニーズ性被害問題、一部で指摘されつつも放置されてきたのは誰のせいか マスコミ関係者には周知の事実、それに目をつむり利益共同体を形成したその罪|author=高堀冬彦|url=https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/75667|website=JBPress|date=2023.6.20|access-date=2023-07-25}}</ref>。

== 不祥事・諸問題 ==
=== ジャニーズJr.の管理体制に対する批判 ===
2023年の「外部専門家による再発防止特別チーム」の調査報告によると、ジャニーズ事務所はジャニーズJr.を採用する際に契約を締結することはなく、誰がジャニーズJr.であるかも把握しておらず、その管理は杜撰で、事務所に対して圧倒的に弱い立場にあるジャニーズJr.たちの[[人権]]を尊重しようという意識は希薄であった{{sfn|特別チーム|2023|p=48}}。

=== ジャニー喜多川の性的虐待 ===
{{main|ジャニー喜多川の性的虐待疑惑}}
ジャニーズ事務所は創設初期から、社長のジャニー喜多川が事務所に所属する未成年男子達に対して猥褻な行為を行っているという噂があり、1960年代に行われた民事裁判では、わいせつ行為に言及され、証言もあるが<ref>{{Cite web |title=ジャニー喜多川氏に向けられた具体的な性加害疑惑 = 約60年にわたる証言の歴史|author=金子侑輝、石田健|date= 2023-4-14|url=https://www.theheadline.jp/articles/815|website=The HEADLINE |accessdate=2022-04-30}}</ref>、日本で広く問題になることはなく、一部出版社でのみ報じられていた。

性的虐待を受けたという元ジャニーズJr.や元ジャニーズの告発本、雑誌による取材記事、性的虐待の特集記事などで[[週刊文春]]を名誉棄損で訴えた民事裁判で真実性が認められた証言を踏まえると、1960年代から2010年代まで約50年に渡り、ジャニーズ事務所の中で、ジャニー喜多川による未成年の所属タレントへの性的虐待が続いていた疑いがあると指摘されている<ref name="松谷">{{Cite web |title=「ジャニーズ事務所は身動きが取れなくなっている」ジャニー喜多川氏の性的虐待疑惑という重すぎる負の遺産|author=松谷創一郎|url=https://president.jp/articles/-/68441|website=PRESIDENT Online|access-date=2023-04-13 }}</ref>。

ジャーナリストの[[松谷創一郎]]は [[PRESIDENT Online]] で、ジャニー喜多川の性的虐待が日本で看過されてきたのは、ジャニーズ事務所の'''業界支配'''があったからで、ジャニー喜多川個人の問題ではなく構造的に読み解く必要のある問題であると指摘し、「あくまでもジャニーズ事務所による'''組織的な'''[[性的虐待]]疑惑」であると述べている<ref name="松谷"/>。ライターの[[高橋ユキ]]は、ジャニーズ事務所は男性アイドルを供給し運用する[[ビジネスモデル]]で巨額の[[利益]]をあげており、ジャニー喜多川が目をかけている少年、気に入った少年をデビューさせることと、ジャニー喜多川による彼らへの性的虐待とが極めて密接に結びついた構造になっていたと指摘している<ref name="高橋"/>。

==== メディアにおける報道の忌避疑惑 ====
こうした性的虐待疑惑は、日本では週刊文春の一連の報道を除くと、2023年まで大手新聞・雑誌を含めほぼ報道しておらず、それがこの疑惑をめぐる大きな特徴となっている<ref name="フロントロウ">{{Cite web |title=ジャニー氏とワインスタイン被告の比較に言及、告発番組の記者|author=フロントロウ編集部|url=https://front-row.jp/_ct/17615018|website=フロントロウ|date=2023-03-17|access-date=2023-04-07}}</ref>。大手広告代理店「[[博報堂]]」は、同社が発行する雑誌『広告』の記事で、ジャニーズ事務所が重要なビジネスパートナーであるという理由で博報堂広報室長が忖度し、記事の内容の一部を削除したことを表明している<ref>[https://www.j-cast.com/2023/04/03459165.html 博報堂、雑誌からジャニー喜多川氏巡る記述削除 広報が判断...「ビジネスパートナーへの配慮のため」] j-cast 2023年4月3日</ref><ref>[https://note.kohkoku.jp/n/n1c49de418dff 『広告』文化特集号での広報室長判断による一部表現の削除について]博報堂note</ref>。

[[弁護士ドットコム]]ニュースの取材に対して、[[週刊文春]]編集長・加藤晃彦は、「メディア各社がジャニーズ事務所と『利益共同体』となり、関係を重んじている」ことが、同誌の性的虐待の報道を他のメディアが無視し、報道を行わなかったことに関係しているのではないかと述べている<ref name="高橋"/>。「やはりジャニーズ事務所の影響力は非常に大きい。特にテレビ、そして本来であればテレビがやらないことは週刊誌など雑誌業界の出番なんですけど、(大手出版各社が)所属タレントのカレンダーを発売するなど、きっちり利益共同体ができあがっている。大手出版各社を事務所が押さえていたというのはやっぱり相当強かったんだろうと思います」<ref name="高橋">{{Cite web |title=ジャニーズ性加害問題、週刊文春編集長が指摘する「メディアと事務所の利益共同体」|author=高橋ユキ|url=https://www.bengo4.com/c_18/n_15895/|website=弁護士ドットコムニュース|access-date=2023-04-16}}</ref>。

=== メディアへの圧力および利益共同体の忖度疑惑 ===
長年にわたり、ジャニーズ事務所はマスメディアと強いつながりを持ち、同社や所属アーティスト、ジャニー喜多川に関する好意的な報道を大々的に行い、イメージや売り上げを損なうと思われる報道を減らすよう仕向けてきたという疑惑がある<ref name="variety 2019-07-18">{{cite news | author=[[:en:Mark Schilling|Mark Schilling]] | url=https://variety.com/2019/film/asia/johnny-kitagawa-power-abuse-japanese-media-omerta-1203271575/ | title=Johnny Kitagawa: Power, Abuse, and the Japanese Media Omerta | work=[[Variety (magazine)|Variety]] | date=2019-07-18 | access-date=2019-07-29 | archive-date=July 27, 2019 | archive-url=https://web.archive.org/web/20190727145434/https://variety.com/2019/film/asia/johnny-kitagawa-power-abuse-japanese-media-omerta-1203271575/ | url-status=live }}</ref><ref name="japantimes 2019-07-10">{{cite news | first=Patrick | last=St. Michel | url=https://www.japantimes.co.jp/culture/2019/07/10/entertainment-news/johnny-kitagawa-mogul-defined-controlled-japans-entertainment-industry/#.XfZcDetS9_o | title=Johnny Kitagawa: The mogul who defined and controlled Japan's entertainment industry | work=[[The Japan Times]] | date=2019-07-10 | accessdate=2021-05-10 | archive-date=May 11, 2021 | archive-url=https://web.archive.org/web/20210511090157/https://www.japantimes.co.jp/culture/2019/07/10/entertainment-news/johnny-kitagawa-mogul-defined-controlled-japans-entertainment-industry/#.XfZcDetS9_o | url-status=live }}</ref>。ジャーナリストが挙げた事例では、特定の音楽番組やチャンネルが不利な報道をしたり、他の事務所の競合する歌手を出演させようとすると、ジャニー喜多川は所属タレントを引き揚げると脅したという<ref name="japantimes 2019-07-10"/><ref name="nytimes 2000-01-30">{{cite news | first=Calvin | last=Sims | url=https://www.nytimes.com/2000/01/30/world/in-japan-tarnishing-a-star-maker.html | title=In Japan, Tarnishing a Star Maker | work=[[The New York Times]] | page=12 | date=2000-01-30 | accessdate=2021-05-10 | archive-date=March 10, 2021 | archive-url=https://web.archive.org/web/20210310050300/https://www.nytimes.com/2000/01/30/world/in-japan-tarnishing-a-star-maker.html// | url-status=live }}</ref> 。

ジャニーズ事務所はメディアに対して極めて強い支配力を持ち、日本のメディアは機嫌を損ねることを恐れ、喜多川の顔写真を使用しないよう自粛してきたと指摘されている<ref name="長野"/>。BBCのドキュメンタリー『J-POPの捕食者 秘められたスキャンダル』では、本番組の取材者{{仮リンク|モビーン・アザール|en|Mobeen Azhar}}が、なかなか喜多川の写真を入手できず、[[ストックフォト]]の会社の担当者もジャニーズ事務所を恐れ、「我々は10枚の喜多川氏の写真を保持しているが、使うと問題になるので、これを使用することはできない」と提供を断る様子が撮影されており、日本で何人もの人から「彼の好まない写真や記事を載せれば切られる」と聞かされたと述べている<ref name="長野"/>。アザールは、[[マイケル・ジャクソン]]や[[イギリス王室]]、[[ダイアナ妃]]でも、自らの望まない写真のメディア掲載を禁ずることができなかったが、喜多川にはそれができたと指摘し、これは喜多川が何もかもコントロールする力、想像を絶する支配力を持っていたことを示していると述べ、問題視し批判している<ref name="長野">{{Cite web |title=ジャニーズ性加害問題を報じたBBC制作陣が語る、ジャニーズ事務所の権力構造 #2 英王室やマイケル・ジャクソンも及ばないジャニー喜多川の怖さ|author=長野光|url=https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/75346?page=2|website=JB press|date=2023-05-28|access-date=2023-06-06}}</ref>。

これらのメディアの忖度について、2023年9月7日に就任した現社長の東山紀之は「そう思われたというのは、やはり事務所が悪いんだと思います」とコメント。[[ジャニーズアイランド]]社長の[[井ノ原快彦]]も社長に就任してから古い慣習に疑問を持つ機会が多くなったとした上で、「すぐにはなくならないが、(メディアの皆さんと)一緒に考えていくべき問題だと思います」と述べている<ref>{{Cite web |title=井ノ原快彦、メディアの忖度に「疑問多かった。一緒に考えていくべき」「実力上がれば忖度ない」 |url=https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202309070001120.html |website=日刊スポーツ |access-date=2023-09-08 |date=2023-09-08}}</ref><ref name=":1">{{Cite web |title=東山 メディアの忖度「必要ない」 退所タレントの活動は妨害しない |url=https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2023/09/08/kiji/20230908s00041000154000c.html |website=スポーツニッポン |access-date=2023-09-08 |date=2023-09-08}}</ref>。

==== 独占禁止法違反の恐れ ====
{{See also|SMAP解散騒動}}
2019年7月、ジャニーズ事務所が民放テレビ局などに対し、かつて同社に所属していて2016年に解散したグループ[[SMAP]]の元メンバーで、現在[[新しい地図]]のメンバーである、[[香取慎吾]]、[[草彅剛]]、[[稲垣吾郎]]の3人を地上波に出演させないよう圧力をかけた疑いがあるとして、[[公正取引委員会]]は[[私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律]](独占禁止法)違反の恐れでジャニーズ事務所に注意処分を下したことが明らかとなった<ref>{{Cite news|title=SMAP元メンバー出演に圧力か ジャニーズ事務所を注意 公取委|newspaper=毎日新聞|publisher=毎日新聞社|date=2019-07-17|last=渡辺|first=暢|last2=奥山|first2=はるな|url=https://mainichi.jp/articles/20190717/k00/00m/040/424000c|accessdate=2021-08-26}}</ref><ref>{{Cite news|title=ジャニーズに公取委が注意 元SMAPテレビ出演めぐり|newspaper=朝日新聞デジタル|publisher=朝日新聞社|date=2019-07-18|last=中野|first=浩至|url=https://www.asahi.com/articles/ASM7K74PLM7KUTIL04W.html|accessdate=2021-08-26}}</ref><ref>{{Cite news|title=元SMAPの3人めぐって…公正取引委員会がジャニーズ事務所を「注意」した真意とは 杉本和行元公取委員長インタビュー #1|newspaper=文春オンライン|publisher=文藝春秋|date=2021-01-15|url=https://bunshun.jp/articles/-/42808?page=1|accessdate=2021-08-26}}</ref>。

===== 公正取引委員会による注意処分の理由 =====
なお、ジャニーズ事務所に対しての注意処分の一連の流れを指揮していた[[公正取引委員会]]委員長、[[杉本和行]]は注意処分を下したことに関して、『今回注意を下した理由は、ジャニーズ事務所は「優越的地位の濫用」のおそれがあり、例えば「脱退したメンバーを番組に出演させたら、もうあなたの局には所属タレントを出しませんよ」と事務所が圧力をかけたとすると、事務所を独立した芸能人の方は自由な活動ができなくなる。これはマーケットパワーの強い事務所が、新規参入の事務所、あるいは個人の活動を制限する行為だ。つまり、市場において優越的地位にあるものが、自由な競争を阻害する行為となる。独禁法は独占することを禁じる、すなわち市場における公正で自由な競争を守るための法律だから、こうした圧力行為があるとすれば当然処分の対象になる。』と[[週刊文春]]の取材に答えた。

===== 関係機関のコメントと事実関係 =====
[[日本放送協会|NHK]]は、民放テレビ局の関係者が公正取引委員会に対し「ジャニーズ事務所に[[タレント]]の出演を依頼した際、『SMAPの元メンバー3人(新しい地図)が関わっている場合には、所属タレントは出演させられない』と圧力をかけられた」とNEWS WEBに記載したが<ref>{{cite web|url=https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190718/k10011997811000.html|title=“ジャニーズ事務所から圧力” 民放テレビ関係者が公取に証言|accessdate=2019-07-18|archiveurl=https://web.archive.org/web/20190718102231/https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190718/k10011997811000.html|archivedate=2019-07-18|publisher=[[日本放送協会]]}}</ref>、民放テレビ各局は、 ジャニーズ事務所から3人を出演させないよう圧力があったかとの質問に「そのような事実はありません」と否定している<ref>{{Cite news | title = ジャニーズを公取が注意した件で民放各局が「圧力」否定| newspaper = [[サンケイスポーツ]]| date = 2019-07-19| url = https://www.sanspo.com/article/20190719-EXZS7ZAPVRK7FKPRPIMXTKXXHQ/| accessdate = 2019-07-20}}</ref>。NHKは7月24日の放送総局長定例会見で NHK編成局計画管理部の山内昌彦部長が、SMAPの元メンバー3人に関してジャニーズ事務所からNHKへの圧力について触れた<ref>{{Cite news | title = NHK ジャニーズ事務所公取委問題で「圧力についてはまったくありません」| newspaper = [[スポニチ]]| date = 2019-07-24| url = https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2019/07/24/kiji/20190724s00041000305000c.html| accessdate = 2019-07-25}}</ref><ref>{{Cite news | title = NHKがジャニーズ圧力否定「まったくありません」| newspaper = [[日刊スポーツ]]| date = 2019-07-24| url = https://www.nikkansports.com/entertainment/news/201907240000783.html| accessdate = 2019-07-25}}</ref>。

ところが[[週刊文春]]によれば、2021年放送開始の[[アノニマス〜警視庁“指殺人”対策室〜|香取慎吾出演ドラマ]]の楽曲を担当する予定であった音楽グループが降板することになり、音楽グループが所属するレーベルの関係者がドラマ放送開始前の2020年にジャニーズ忖度を彷彿させるメールを送っていたという<ref>{{Cite web |title=《関係者へ一斉取材》香取慎吾主演ドラマから「HY」を降板させた “辞めジャニ外しメール”の真相 レコード会社は「当社役員がご指摘の内容のメールを送ったことは事実」 |url=https://bunshun.jp/articles/-/51922 |website=文春オンライン |accessdate=2022-02-13 |last=「文春オンライン」特集班}}</ref>。

以下の文章が実際に送られたとされるメールの文章である。
{{SquoteH}}
邦楽MD各位
 お疲れ様です。

 大変デリケートな話をさせて頂きます。

 来年1月クールの[[テレビ東京]]で香取慎吾が主演のドラマがあります。

 エンドソングを[[HY (バンド)|HY]]と言う事で事務所がテレビ東京とほぼ決で話を進めていたのですが、ジャニーズと弊社との関係性を鑑み、今回HYには辞退して頂く事となりました。

 この枠に関しては、申し訳ないですが、手を付けずにお願い出来たらと思います。

 今後、辞めジャニ案件が更に出て来ると思いますが、都度慎重に対応させて頂けたらと思います。

 この旨ご理解の程どうぞよろしくお願いいたします。
 A(メールでは実名)
{{SquoteF}}

===== ジャニーズ事務所の対応 =====
ジャニーズ事務所は「テレビ局に圧力などをかけた事実はなく公正取引委員会から行政処分や警告を受けたわけでもない。とはいえ調査は受けたことは重く受け止め今後は誤解のないようにしたい。」とコメントを発表している<ref name=huf>{{cite web|url=https://www.huffingtonpost.jp/entry/johnny_jp_5d2f350de4b02fd71dddefe3|title=ジャニーズ事務所「圧力」を否定、調査を受けた事を認める 「元SMAP」3人の民放出演巡り【発表全文】|accessdate=2019-07-19|archiveurl=https://web.archive.org/web/20190718142952/https://www.huffingtonpost.jp/entry/johnny_jp_5d2f350de4b02fd71dddefe3|archivedate=2019-07-18|publisher=ザ・ハフィントン・ポスト・ジャパン株式会社}}</ref>。公正取引委員会から行われた「注意」に関する対応については触れていない<ref name=huf />。

===== 現在 =====
新しい地図の3人はジャニーズ事務所退所後も、「[[おじゃMAP!!]]」や「[[SmaSTATION]]」といった地上波レギュラー番組に計10本近く出演していたが、2019年3月までにすべて終了した。なお、インターネットでは、[[Abema TV]]でのバラエティー番組、[[7.2 新しい別の窓]]を2018年より放送している。

ジャニーズ事務所現社長の東山紀之は2023年9月7日に行われた記者会見の中で記者から新しい地図や[[TOBE]]を始めとする退所タレントの活動に対して妨害しないことの確認を問われ、「もちろんだ。必要ない。ファンの方がいてこそなので、公平にいくべきだと僕自身も思っています」と回答している<ref name=":1" /><ref>{{Cite web |title=【ジャニーズ会見一問一答】㊦「(事務所に忖度は)必要ない」 |url=https://www.sankei.com/article/20230907-LDD77TCT6RL7FIXZF3Y7R7UMGA/ |website=産経新聞 |date=2023-09-07 |access-date=2023-09-08}}</ref>。

== ジャニーズショップ ==
有限会社ジェイステーションが運営する、ジャニーズ事務所公認のグッズ販売店。『Johnny's Jr. 名鑑』シリーズの発行・販売も行っていた。現在は西武渋谷店B館地下1階にジャニーズJr.グッズ専門店「Johnnys' ISLAND STORE」およびそのECサイト「Johnnys' ISLAND STORE ONLINE」を構えている。

{{See also|ジャニーズアイランド}}

=== 現在の店舗 ===
; ジャニーズショップ名古屋
: 〒460-0002 [[愛知県]][[名古屋市]][[中区 (名古屋市)|中区]]丸の内3-17-6 ナカトウ丸の内ビル 1F
; ジャニーズショップ大阪
: 〒530-0017 大阪府大阪市北区角田町2-15 シログチビル1F・2F
; ジャニーズショップ福岡
: 〒810-8639 [[福岡県]][[福岡市]][[中央区 (福岡市)|中央区]][[シーサイドももち|地行浜]]2丁目2−1 [[MARK IS 福岡ももち]] 3階
; Johnny's ONLINE STORE
: ネット通販サイト。[[2019年]][[5月6日]]開設<ref>{{Cite web|title=ジャニーズショップ、公式オンラインストアが5月6日オープン|url=https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1905/03/news014.html|website=ねとらぼ|accessdate=2019-12-24|language=ja}}</ref>。
; ジャニーズショップ渋谷
: 〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町21-1西武渋谷店B館地下1階
: 2020年8月末ジャニーズショップ原宿の閉店に伴い、2021年9月9日西武渋谷店地下1階にJohnny's ISLAND STOREと併設される形でオープン。

=== 閉店した店舗 ===
; ジャニーズショップ原宿
: 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前1-14-21 イルサリチェビル 1F
: 2021年8月末を以て閉店。
; ジャニーズショップ嵐山
: 〒616-8384 京都府京都市右京区嵯峨天竜寺造路町37-2
: 大阪店に吸収合併という形で、2007年12月末を以て閉店。

== 主要関連企業 ==
; 株式会社[[ジェイ・ストーム]]
: 東京都港区赤坂9-6-35
: レコード会社・映画制作会社。代表取締役会長:藤島ジュリー景子
: 2017年1月現在[[ジャニーズ・エンタテイメント]]同様、[[日本レコード協会]]に準会員として加盟。
; 株式会社[[ヤング・コミュニケーション]]
: 東京都港区赤坂9-6-35
: コンサート及び舞台主催、代表取締役社長:ジャニー喜多川
; [[ヤング・コミュニケーション|コンサート事務局]]
: 株式会社ヤング・コミュニケーションのチケット販売部門。
; 株式会社エム・シィオー
: 東京都港区赤坂9-6-35
: 書籍、マーチャンダイジング、宣伝ツールの企画・制作、コンサートグッズ販売。代表取締役会長:藤島ジュリー景子
; 有限会社ジェイステーション(別表記は「J-STATION」)
: 東京都港区赤坂9-6-35
: タレントグッズ販売、ジャニーズショップの経営。1989年5月にジャニーズ事務所51%、日本廣明社49%の出資で設立。
; ユニゾン株式会社
: 東京都港区赤坂9-6-35
: 広告事業。代表取締役会長:藤島ジュリー景子
; 株式会社ジャニーズ出版(別名:「ジャニー・カンパニー」、「ジャニーズ・パブリッシング」)
: 東京都港区赤坂9-6-35
: 音楽出版事業。代表取締役社長:ジャニー喜多川。[[野村義男]]が一時期所属。
; 株式会社ミュージックマインド
: 東京都港区赤坂9-6-35
: 音楽出版事業。
; 株式会社ジャニーズ・ミュージックカンパニー
: 東京都港区赤坂9-6-35
: 音楽出版事業。2020年に音楽レーベル事業を開始。[[Sexy Zone]]所属レーベル「Top J Records」の母体。
; 株式会社アートバンク
: 東京都港区赤坂8-11-20
: 携帯コンテンツ事業、2003年5月14日からスタートしたモバイル公式サイト「Johnny's web」のために設立。
; 株式会社つづきスタジオ
: 東京都港区麻布十番4-6-9
: リハーサル・レコーディングスタジオ。1991年12月より、ジャニーズ事務所の直営となった。代表取締役社長:ジャニー喜多川、企業番号:293792410。
; [[ジャニーズファミリークラブ]]
: 東京都[[渋谷区]][[渋谷]]1-10-10
: ファンクラブ運営
; 株式会社[[ジャニーズアイランド]]
: 東京都渋谷区渋谷3-29-24
: 2019年1月15日設立。代表取締役社長:[[井ノ原快彦]]。主にジャニーズJr.のプロデュースを行っている。
; [[東京グローブ座|株式会社東京・新・グローブ座]]
: 東京都[[新宿区]][[百人町]]3-1-2
: 東京グローブ座の運営。代表取締役社長:藤島ジュリー景子
; 株式会社[[TOKIO#株式会社TOKIO|TOKIO]]
: 東京都港区赤坂9-6-35
: 社会貢献プロジェクト及び所属アーティストの育成、所属アーティスト出演の為の業務等。
: 2021年4月1日設立。
: 代表取締役会長:藤島ジュリー景子
: 取締役社長:[[城島茂]]、取締役副社長兼企画:[[国分太一]]、取締役副社長兼広報:[[松岡昌宏]]。
; 株式会社[[MENT RECORDING]]
: 東京都港区赤坂9-6-35
: レコード会社。代表取締役社長:藤島ジュリー景子
: 2022年1月11日設立。
; 株式会社[[TOKIO#株式会社TOKIO|TOKIO-BA]]
: 東京都港区赤坂9-6-35
:「TOKIOが手掛ける場所」という意味。福島県西白河郡西郷村の約8万平米の広大なフィールドを購入し、そこで全国のファンからアイデアを募りながら事業を行う。
: 2022年5月5日設立。
: 代表取締役会長:藤島ジュリー景子
: 取締役社長:[[国分太一]]、取締役副社長:[[城島茂]]、[[松岡昌宏]]。

=== 過去の関連企業 ===
; 株式会社[[ジェイ・ドリーム]]
: 2005年[[6月]]設立。代表取締役社長:ジャニー喜多川
: 2016年の飯島の退社をもって事業停止状態となっている。
; 株式会社クンクン
: 東京都港区赤坂8-11-20
: 代表取締役社長:[[月丘夢路]]
: 雑誌、カレンダー等の企画制作の各出版社との契約折衝代行。その他、化粧品製造販売も行っていた。
: 2018年11月7日をもって倒産<ref>[https://www.houjin-bangou.nta.go.jp/henkorireki-johoto.html?selHouzinNo=6010401051412 クンクン] 国税庁法人番号公表サイト</ref>。
; 株式会社[[ジャニーズ・エンタテイメント]]
: 東京都港区赤坂8-11-20
: レコード会社。代表取締役社長:[[小杉理宇造]]
: 2017年1月現在[[日本レコード協会]]に準会員として加盟。
: 2019年5月31日をもって『ジェイ・ストーム』に全事業を譲渡し事業終了。

== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
=== 注釈 ===
{{Notelist2|2}}
=== 出典 ===
{{Reflist|2}}
=== 動画 ===
{{Reflist|group="動画"}}

== 参考文献 ==
* {{Cite book |和書 |author=矢野利裕|authorlink=矢野利裕 |title=ジャニーズと日本 |date=2016年12月20日 |publisher=講談社現代新書 |isbn=978-4-06-288402-0 |ref={{SfnRef|矢野}} }}
* {{Cite journal ja-jp|author = [[林眞琴]]、飛鳥井望、齋藤梓|year= 2023 |title = 【調査報告書(公表版)】|journal = |serial = |publisher = 外部専門家による再発防止特別チーム|url = https://saihatsuboushi.com/%E8%AA%BF%E6%9F%BB%E5%A0%B1%E5%91%8A%E6%9B%B8%EF%BC%88%E5%85%AC%E8%A1%A8%E7%89%88%EF%BC%89.pdf|ref = {{SfnRef|特別チーム|2023}}}}(ジャニーズ事務所が調査を依頼)

== 関連項目 ==
* [[ジャニー喜多川の性的虐待疑惑]]
* [[アイドル#男性アイドル史]]
* [[男性アイドルグループ]]
* [[イケメン]] - [[美男子]] - [[美少年]]
* [[ライジングプロダクション]]
* [[Wink Up]]
* [[ポポロ (雑誌)]]
* [[Myojo]]
* [[Duet]]
* [[ジョーイ・カーボーン]]
* [[報道におけるタブー]]

== 外部リンク ==
{{Commons|Category:Johnny & Associates}}
* [https://www.johnny-associates.co.jp/ ジャニーズ事務所 Johnny & Associates] - 公式企業サイト
** [https://www.johnnys-net.jp/page?id=index Johnny's net]
** [https://www.johnnys-web.com/ Johnny's web]
** {{Twitter|Jweb_since2003|Johnny's web}}
** [https://www.fc-member.johnnys-net.jp/ Johnny’s FAMILY CLUB]
** {{YouTube|channel=UCfwnhCPBIlbe7XMRV5WKbrQ|Johnny's official}}
** {{Twitter|johnnys|Johnny & Associates}}{{en icon}}
** [https://online.johnnys-net.jp/s/jno/ Johnny's net オンライン]
** {{Twitter|Jnet_online|Johnny's net オンライン}}

* {{Twitter|Jshop_info|ジャニーズショップ}}
** [https://johnnys-shop.jp/s/j/?ima=4122/ Johnny's ONLINE STORE]
** [https://johnnys-shop.jp/s/j/page/merchmarket Johnny's Merch Market]
** {{Instagram|j_merch_market|Johnny's Merch Market}}

* [https://www.johnnys-net.jp/page?id=artistTop&artist=21 ジャニーズJr.]- Johnny's net
** {{YouTube|c=UC1cHlPIE-kqiPvpyYz2O8rQ|ジャニーズJr.チャンネル}}
** {{YouTube|c=UC6VMt71961s-7GA88JlgYiw|ジャニーズJr.チャンネルPLUS}}
** {{Twitter|J_Jr_Ch|ジャニーズJr.チャンネル公式}}
** [https://j-island.net/ ISLAND TV]
** {{Twitter|islandtv_up|ISLAND TV更新情報}}
** {{Twitter|J_islandstore|Johnnys' ISLAND STORE}}
** {{Twitter|j_islandtv|Jj(ジェジェ)}}

* [https://www.johnny-associates.co.jp/information/smile_up_project/ Johnny’s Smile Up ! Project] - Johnny & Associates
** {{Twitter|smileup_project|Johnny’s Smile Up ! Project}}
** {{Instagram|smileup_project|Johnny’s Smile Up ! Project}}
** [https://line.naver.jp/ti/p/%40smileup_project Johnny’s Smile Up ! Project] - ジャニーズ事務所 公式LINE

{{ジャニーズ}}
{{Normdaten}}

{{デフォルトソート:しやにいすしむしよ}}
[[Category:ジャニーズ事務所|*]]
[[Category:日本の芸能プロダクション]]
[[Category:東京都港区の企業]]
[[Category:1962年設立の企業]]
[[Category:ファミリー企業]]
[[Category:同族経営]]
[[Category:音楽プロダクション]]
[[Category:マスメディアとエンターテインメントに関する論争]]

2023年9月24日 (日) 02:00時点における最新版

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