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== 概要 ==
== 概要 ==
1960年代後半に一世を風靡したカレッジ・フォーク・グループの草分け的存在。[[成蹊中学校・高等学校|成蹊高等学校]]の[[文化祭]]で結成された。ラジオ番組『[[フォーク・ビレッジ]]』で実力派として注目され、1968年のデビュー・シングル「小さな日記」が20万枚<ref>[[富澤一誠]]『フォーク名曲事典300曲〜「バラが咲いた」から「悪女」まで誕生秘話〜』[[ヤマハミュージックメディア]]、2007年、49頁。ISBN 978-4-636-82548-0</ref>の大ヒット。しかし直後に[[加賀一兄]]が脱退。
1960年代後半に一世を風靡したカレッジ・フォーク・グループの草分け的存在。[[成蹊中学校・高等学校|成蹊高等学校]]の[[文化祭]]で結成された。ラジオ番組『[[フォーク・ビレッジ]]』で実力派として注目され、1968年のデビュー・シングル「小さな日記」が20万枚<ref>[[富澤一誠]]『フォーク名曲事典300曲〜「バラが咲いた」から「悪女」まで誕生秘話〜』[[ヤマハミュージックメディア]]、2007年、49頁。ISBN 978-4-636-82548-0</ref>または80万枚<ref name="daily_140228">[https://web.archive.org/web/20140228154454/http://daily.co.jp/newsflash/soccer/2014/02/28/0006740888.shtml 鹿島のスタジアムDJが肝臓がんで休養]、[[デイリースポーツ]]、2014年2月28日。([[インターネットアーカイブ]])</ref>の大ヒット。しかし直後に[[加賀一兄]]が脱退。


後に、レコード会社の移籍に伴い、'''フォー・クローバース'''と改名するが、1973年に解散。のちにメンバーであった荒木生徳は、[[荒木しげる]]として俳優に転身した。
後に、レコード会社の移籍に伴い、'''フォー・クローバース'''と改名するが、1973年に解散。のちにメンバーであった荒木生徳は、[[荒木しげる]]として俳優に転身した。
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* 加賀一兄([[ピアノ]])
* 加賀一兄([[ピアノ]])
* [[荒木しげる]]([[ドラムセット|ドラムス]]) - 第1期は荒木生徳名義で活動。解散後は俳優に転身。[[2012年]][[4月14日]]没。
* [[荒木しげる]]([[ドラムセット|ドラムス]]) - 第1期は荒木生徳名義で活動。解散後は俳優に転身。[[2012年]][[4月14日]]没。
* [[ダニー石尾]](ボーカル、[[バンジョー]]、ギター)- 本名の石尾豊名義でソロ歌手としても活動。1993年の[[Jリーグ]]発足から[[鹿島アントラーズ]]のホームゲームの[[茨城県立カシマサッカースタジアム|スタジアムDJ]]を[[2013年]]まで務めた。[[2014年]][[4月15日]]没。
* [[ダニー石尾]](ボーカル、[[バンジョー]]、ギター)- 本名の石尾豊名義でソロ歌手としても活動。1993年の[[Jリーグ]]発足から[[鹿島アントラーズ]]のホームゲームの[[茨城県立カシマサッカースタジアム|スタジアムDJ]]を[[2013年]]まで務めた<ref name="daily_140228" />。[[2014年]][[2月27日]]に[[肝臓癌]]の闘病のため休養を発表<ref name="daily_140228" />。同年[[4月15日]]没。


== 楽曲 ==
== 楽曲 ==
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| rowspan="2" |EP-1148
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|[[希望 (岸洋子の曲)|'''希望''']] Song Forever
|[[希望 (岸洋子の曲)#フォー・セインツ版|'''希望 /''' Song Forever]]
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|お前だけはギター
|お前だけはギター / Song Forever My Guitar
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| rowspan="2" |EP-1262
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|'''この道は暗いけど The Road Leads Us To Tomorrow'''
|'''この道は暗いけど<br>The Road Leads Us To Tomorrow'''
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|風に聞いてごらん
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|'''この街で'''
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|いつしか逢わんや ~「蛍の光」より~
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[[Category:日本のフォークグループ]]
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フォー・セインツ
別名 フォー・クローバース
出身地 日本の旗 日本
ジャンル フォークソング
活動期間 1968年 - 1973年
2006年 -
レーベル エキスプレス/東芝音楽工業
Kit/日本コロムビア
ユニバーサルミュージック
メンバー 上原徹ボーカルギター
志賀正浩ベース
旧メンバー 加賀一兄ピアノ
荒木しげるドラムス
ダニー石尾(ボーカル、バンジョー、ギター)

フォー・セインツは、1968年から1972年に活動し、2006年に活動を再開した日本のフォークグループ。

概要

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1960年代後半に一世を風靡したカレッジ・フォーク・グループの草分け的存在。成蹊高等学校文化祭で結成された。ラジオ番組『フォーク・ビレッジ』で実力派として注目され、1968年のデビュー・シングル「小さな日記」が20万枚[1]または80万枚[2]の大ヒット。しかし直後に加賀一兄が脱退。

後に、レコード会社の移籍に伴い、フォー・クローバースと改名するが、1973年に解散。のちにメンバーであった荒木生徳は、荒木しげるとして俳優に転身した。

2006年、NHK BS-2「BSまるごと日本のフォーク&ロック大全集」にて33年ぶりにメンバーが集まり、「小さな日記」「希望」を披露。翌年11月にはデビュー40周年を迎えたことをきっかけに、東京・六本木のライブハウスでコンサートを開催。そして2008年には新曲「この街で」をリリースし、本格的に再結成を果たす。2010年1月には、ミニアルバム・「共に見し夢を 〜『仰げば尊し〜』より」をリリースした。

メンバー

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元メンバー

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楽曲

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シングル

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発売日 規格 規格品番 タイトル 作詞 作曲 編曲
東芝音楽工業・Express
1968年10月10日 EP EP-1123 A 小さな日記 Little Diary 原田晴子 落合和徳 青木望
B ふりかえらないで 岡本修 上原徹 フォー・セインツ
1969年5月1日 EP EP-1148 A 希望 / Song Forever 藤田敏雄 いずみたく 渋谷毅
B お前だけは、ギター / Song Forever My Guitar
1970年1月 EP EP-1206 A 涙の手紙 いけまさゆき 青木望
B 嵐の丘に立つとき 上原徹
1970年11月 EP EP-1262 A この道は暗いけど
The Road Leads Us To Tomorrow
水垣洋子 落合和徳 青木望
B 夕陽と少年 A Boy In The Sunset 岡本修 上原徹
日本コロムビア(フォー・クローバース名義)
1971年6月 EP X-* A 僕たちの夢 菅原孝 菅原進 池田孝
B 少女
1971年9月 EP X-7 A 黙示録 MOKUSHI ROKU 岸真由美 小谷充
B 明日になれば 若狭健二 上原徹 フォー・クローバース
1972年1月 EP X-10 A あなたへの讃歌 若狭健二 上原徹 青木望
B 赤いアネモネ 小平なほみ 渋谷毅
1972年10月10日 EP X-24 A 冬物語[3] 阿久悠 坂田晃一
B 時のいたずら
1972年4月 EP X-2* A 悲しい童話 横井弘 菅原進 池田孝
B ぼく
1973年6月 EP X-31 A ツバメの自由を求めて 八坂裕子 坂田晃一
B 風に聞いてごらん 胡子敏則 田川康吉
1974年6月 EP X-** A 異人館
B
ユニバーサルミュージック
2008年5月7日 CD UICZ-5038 1 この街で 新井満 新井満、
三宮麻由子
船山基紀
2 小さな日記 原田晴子 落合和徳
2010年10月27日 CD OMCA-5032 1 愛する君へのひとりごと 上原徹、補詞:山田ひろし 上原徹
2 いつしか逢わんや ~「蛍の光」より~ 上原徹 上原徹
2015年10月14日 CD UPCY-5050 1 たまには仲間で[4][5] 岡本おさみ 上原徹
2 子供らよ[4] 岡本おさみ 上原徹
オーマガトキ
2010年10月27日 CD OMCA-5032 1 愛する君へのひとりごと
2 いつしか逢わんや ~「蛍の光」より~
フジパシフィックミュージック
2016年12月2日 配信 - 1 小さな日記(幻のフルバージョン) 原田晴子 落合和徳
1 あらためてLOVE SONG 片桐和子 上原徹
2 明日へ未来達

アルバム

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フォー・セインツ名義

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  • 小さな日記(1969年8月、東芝音楽工業)

テレビ出演

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外部リンク

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脚注

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  1. ^ 富澤一誠『フォーク名曲事典300曲〜「バラが咲いた」から「悪女」まで誕生秘話〜』ヤマハミュージックメディア、2007年、49頁。ISBN 978-4-636-82548-0
  2. ^ a b c 鹿島のスタジアムDJが肝臓がんで休養デイリースポーツ、2014年2月28日。(インターネットアーカイブ
  3. ^ 日本テレビ系テレビドラマ「冬物語」主題歌。
  4. ^ a b with 松坂慶子
  5. ^ 映画「ベトナムの風に吹かれて」。