「2006年の台風」の版間の差分
表示
削除された内容 追加された内容
編集の要約なし |
→台風20号(チェービー): -tmp |
||
(13人の利用者による、間の27版が非表示) | |||
18行目: | 18行目: | ||
|Five seasons= [[2004年の台風|2004]], [[2005年の台風|2005]], '''2006''', [[2007年の台風|2007]], [[2008年の台風|2008]] |
|Five seasons= [[2004年の台風|2004]], [[2005年の台風|2005]], '''2006''', [[2007年の台風|2007]], [[2008年の台風|2008]] |
||
}} |
}} |
||
'''[[2006年]]の[[台風]]'''([[太平洋]]北西部で発生した[[熱帯低気圧]])のデータ |
'''[[2006年]]の[[台風]]'''([[太平洋]]北西部で発生した[[熱帯低気圧]])のデータ。 |
||
[[ファイル:Maria,_Bopha_and_Saomai_2006-08-07_0435Z.jpg|サムネイル|250x250ピクセル|日本の南に同時に存在した[[平成18年台風第7号|台風7号]]・[[平成18年台風第8号|8号]]・[[平成18年台風第9号|9号]]の3つの台風(8月7日)]] |
|||
== 月別の台風発生数 == |
== 月別の台風発生数 == |
||
141行目: | 140行目: | ||
|Pressure=930 |
|Pressure=930 |
||
}} |
}} |
||
{{main|平成18年台風第1号}}{{-}} |
|||
{{main|平成18年台風第1号}}5月9日に[[ミンダナオ島]]の東で発生し、アジア名「'''チャンチー'''(Chanchu)」と命名された<ref>{{Cite web|title=デジタル台風:2006年台風1号(チャンチー|CHANCHU)|url=http://agora.ex.nii.ac.jp/digital-typhoon/news/2006/TC0601/index.html.ja|website=agora.ex.nii.ac.jp|accessdate=2020-04-25}}</ref>。台風はゆっくりと発達しながら西へ進み、[[フィリピン]]中部を縦断して[[南シナ海]]へと抜けた。その後南シナ海で進路を北に転じ、[[中国大陸]]に再上陸した。この台風はフィリピンなどに大きな被害をもたらし、300人以上の犠牲者を出した。 |
|||
{{-}} |
|||
=== 台風2号(ジェラワット) === |
=== 台風2号(ジェラワット) === |
||
156行目: | 153行目: | ||
|Pressure=996 |
|Pressure=996 |
||
}} |
}} |
||
6月27日に南シナ海で発生し、アジア名「'''ジェラワット'''(Jelawat)」と命名された。[[フィリピン大気地球物理天文局]](PAGASA)はこの台風について、フィリピン名「'''ドメン'''(Domeng)」と命名している。台風は[[海南島]]に接近し、29日に[[マカオ]]の東で[[熱帯低気圧]]に変わった。台風の影響で、中国南部では大雨による洪水などの被害が生じた。 |
|||
({{Wikinews-inline|台風2号が発生、28日にも華南へ}}) |
|||
{{-}} |
{{-}} |
||
174行目: | 167行目: | ||
|Pressure=930 |
|Pressure=930 |
||
}} |
}} |
||
{{main|平成18年台風第3号}} |
|||
{{main|平成18年台風第3号}}[[6月30日]]に[[ヤップ島]]の南で発生し、アジア名「'''イーウィニャ'''(Ewiniar)」と命名された。台風は北上して[[7月8日]]頃に[[沖縄地方]]に接近した。その後は[[東シナ海]]へと進み、[[7月10日]]に[[朝鮮半島]]南部に上陸し、消滅した。この台風により、少なくとも100人以上が死亡した。 |
|||
{{-}} |
{{-}} |
||
189行目: | 182行目: | ||
|Pressure=970 |
|Pressure=970 |
||
}} |
}} |
||
{{Main|平成18年台風第4号}} |
{{Main|平成18年台風第4号}}{{-}} |
||
7月9日にフィリピンの東で発生し、アジア名「'''ビリス'''(Bilis)」と命名された。また、フィリピン大気地球物理天文局(PAGASA)はこの台風について、フィリピン名「'''フロリタ'''(Florita)」と命名している。その後台風は北西方向に進み続け、[[八重山諸島]]や[[台湾]]に接近後、中国大陸に上陸した<ref>{{Cite web|title=デジタル台風:2006年台風4号(ビリス|BILIS)|url=http://agora.ex.nii.ac.jp/digital-typhoon/news/2006/TC0604/index.html.ja|website=agora.ex.nii.ac.jp|accessdate=2020-04-25}}</ref>。 |
|||
{{-}} |
|||
=== 台風5号(ケーミー) === |
=== 台風5号(ケーミー) === |
||
205行目: | 195行目: | ||
|Pressure=960 |
|Pressure=960 |
||
}} |
}} |
||
7月19日に[[マリアナ諸島]]付近で発生し、アジア名「'''ケーミー'''(Kaemi)」と命名された<ref>{{Cite web|title=デジタル台風:2006年台風5号(ケーミー|KAEMI)|url=http://agora.ex.nii.ac.jp/digital-typhoon/news/2006/TC0605/index.html.ja|website=agora.ex.nii.ac.jp|accessdate=2020-04-25}}</ref>。また、フィリピン大気地球物理天文局(PAGASA)はこの台風について、フィリピン名「'''グレンダ'''(Glenda)」と命名している。台風はその後北西方向に進み続け、25日2時(現地時間)までに[[台湾]]南部に上陸。そして[[台湾海峡]]を横断し、25日には中国[[福建省]]の[[晋江市]]に再上陸して、その後[[熱帯低気圧]]に変わった。この台風は、中国で死者32人、行方不明者60人の大きな被害を出した。 |
|||
{{Wikinewshas|台風5号|* [[n:マリアナ諸島で台風5号が発生|マリアナ諸島で台風5号が発生]] |
|||
* [[n:強い台風5号、フィリピンの東を西北西へ|強い台風5号、フィリピンの東を西北西へ]] |
|||
* [[n:台風5号、勢力を保って八重山地方へ接近か|台風5号、勢力を保って八重山地方へ接近か]] |
|||
* [[n:台風5号、台湾南部へ上陸か―台北の南南東を北西へ|台風5号、台湾南部へ上陸か―台北の南南東を北西へ]] |
|||
* [[n:台風5号が深夜に台湾に上陸|台風5号が深夜に台湾に上陸]] |
|||
* [[n:台風5号、中国・福建省へ上陸後熱帯低気圧に―回副首相、水害防止に具体策|台風5号、中国・福建省へ上陸後熱帯低気圧に―回副首相、水害防止に具体策]]|position=left}} |
|||
{{-}} |
{{-}} |
||
227行目: | 208行目: | ||
|Pressure=970 |
|Pressure=970 |
||
}} |
}} |
||
{{Main|平成18年台風第6号}} |
|||
{{Double image aside|left|Zhongshan016.jpg|180|Zhongshan017.jpg|180|台風による強風の様子|台風による被害}}熱帯低気圧としてフィリピンを横断後、8月1日に南シナ海で台風となって、アジア名「'''プラピルーン'''(Prapiroon)」と命名された<ref>{{Cite web|title=デジタル台風:2006年台風6号(プラピルーン|PRAPIROON)|url=http://agora.ex.nii.ac.jp/digital-typhoon/news/2006/TC0606/index.html.ja|website=agora.ex.nii.ac.jp|accessdate=2020-04-25}}</ref>。フィリピン大気地球物理天文局(PAGASA)はこの台風について、フィリピン名「'''ヘンリー'''(Henry)」と命名している。台風はその後華南に上陸。フィリピンや中国で90人以上の死者が出た。 |
|||
({{Wikinews-inline|台風6号、海南島の東へ}}) |
|||
{{Clear}} |
|||
{{-}} |
{{-}} |
||
246行目: | 223行目: | ||
|Pressure=975 |
|Pressure=975 |
||
}} |
}} |
||
{{Main|平成18年台風第7号}} |
{{Main|平成18年台風第7号}}{{-}} |
||
8月6日に[[小笠原諸島]]の東海上で発生し、アジア名「'''マリア'''(Maria)」と命名された<ref name=":0">{{Cite web|title=デジタル台風:2006年台風7号(マリア|MARIA)|url=http://agora.ex.nii.ac.jp/digital-typhoon/news/2006/TC0607/index.html.ja|website=agora.ex.nii.ac.jp|accessdate=2020-04-25}}</ref>。台風はその後北上して[[本州]]沿いをゆっくりと東に進行し、8日朝には[[紀伊半島]]にゆっくりと接近した後、9日には[[伊豆諸島]]に接近して<ref name=":0" />、[[房総半島]]をかすめて日本の東の海上へと去った。 |
|||
{{-}} |
|||
=== 台風8号(サオマイ) === |
=== 台風8号(サオマイ) === |
||
263行目: | 237行目: | ||
}} |
}} |
||
{{Main|平成18年台風第8号}} |
{{Main|平成18年台風第8号}} |
||
8月5日に[[マリアナ諸島]]付近で発生し、アジア名「'''サオマイ'''(Saomai)」と命名された<ref>{{Cite web|title=デジタル台風:2006年台風8号(サオマイ|SAOMAI)|url=http://agora.ex.nii.ac.jp/digital-typhoon/news/2006/TC0608/index.html.ja|website=agora.ex.nii.ac.jp|accessdate=2020-04-25}}</ref>。先の[[平成18年台風第7号|台風7号]]とほぼ同時の発生となった。また、フィリピン大気地球物理天文局(PAGASA)はこの台風について、フィリピン名「'''フアン'''(Juan)」と命名している。この台風は中国を中心に大きな被害をもたらし、合計で458人の死者を出した。 |
|||
{{-}} |
{{-}} |
||
278行目: | 251行目: | ||
|Pressure=980 |
|Pressure=980 |
||
}} |
}} |
||
8月6日に日本の南で発生し、アジア名「'''ボーファ'''(Bopha)」と命名された<ref>{{Cite web|title=デジタル台風:2006年台風9号(ボーファ|BOPHA)|url=http://agora.ex.nii.ac.jp/digital-typhoon/news/2006/TC0609/index.html.ja|website=agora.ex.nii.ac.jp|accessdate=2020-04-26}}</ref>。フィリピン大気地球物理天文局(PAGASA)はこの台風について、フィリピン名「'''インデイ'''(Inday)」と命名している。台風はその後、8日午後に[[西表島]]の南南西を西に進み、9日に[[台湾]]南部に上陸。その後南シナ海に抜け、熱帯低気圧へと変わった。 |
|||
台風の影響で[[南西諸島]]では空の便への影響が相次ぎ、[[日本トランスオーシャン航空]]や[[琉球エアコミューター]]、[[全日本空輸|全日空]]などにおいて、[[宮古空港]]や[[石垣空港]]などを発着する便を中心に欠航した。 |
|||
{{Wikinewshas|台風9号|* [[n:日本の南で台風9号が発生|日本の南で台風9号が発生]] |
|||
* [[n:台風9号、西表島の南南西を西へ―空の便に欠航相次ぐ|台風9号、西表島の南南西を西へ―空の便に欠航相次ぐ]] |
|||
* [[n:台風9号、台湾南端に上陸|台風9号、台湾南端に上陸]]|position=left}} |
|||
{{-}} |
{{-}} |
||
300行目: | 265行目: | ||
}} |
}} |
||
{{main|平成18年台風第10号}} |
{{main|平成18年台風第10号}} |
||
{{-}} |
|||
8月13日に日本の南海上で発生し、アジア名「'''ウーコン'''(Wukong)」と命名された。台風は発達しながら北西に進み、発生から4日後には九州の東海上に達し、18日1時に[[宮崎県]][[宮崎市]]付近に上陸した。九州上陸後、進行速度は遅くなり、同日昼前には[[熊本県]][[熊本市]]に達したが、台風は熊本市~[[山鹿市]]付近で停滞した。さらに、上陸後半日以上経過しているにも関わらず勢力を保ち続けたため、九州地方では長時間に渡って暴風雨が続いた。台風がようやく動き出したのは18時頃で、ゆっくりとした速度で北上し[[福岡県]][[久留米市]]、[[福津市]]を通過した。台風は上陸から28時間後の19日未明に[[宗像市]]沖の[[日本海]]に抜けた。20日12時、台風10号は[[朝鮮半島]]沖の日本海で[[熱帯低気圧]]に変わった。{{-}} |
|||
=== 台風11号(ソナムー) === |
=== 台風11号(ソナムー) === |
||
313行目: | 278行目: | ||
|Pressure=992 |
|Pressure=992 |
||
}} |
}} |
||
8月14日にフィリピンの東で発生し、アジア名「'''ソナムー'''(Sonamu)」と命名された。フィリピン大気地球物理天文局(PAGASA)はこの台風について、フィリピン名「'''カトリング'''(Katring)」と命名している。外側を取り巻く大きな[[渦]]の流れに乗り、先の台風10号の周囲をまるで[[衛星]]のように回った。渦の内側で流れが穏かな場所に10号があり、逆に渦を取り巻く流れが速い場所に11号があったため、10号がほぼ停滞している一方で、11号は速度が比較的速いような状況が生じた<ref>{{Cite web|title=デジタル台風:2006年台風11号(ソナムー|SONAMU)|url=http://agora.ex.nii.ac.jp/digital-typhoon/news/2006/TC0611/index.html.ja|website=agora.ex.nii.ac.jp|accessdate=2020-04-26}}</ref>。その後、10号の中心から450kmほどまで接近したところで、10号に吸い込まれるような形で消滅した。 |
|||
{{Wikinewshas|台風11号|* [[n:フィリピンの東で台風11号が発生、東北東へ|フィリピンの東で台風11号が発生、東北東へ]]|position=left}} |
|||
{{-}} |
{{-}} |
||
331行目: | 292行目: | ||
}} |
}} |
||
{{main|平成18年台風第12号}} |
{{main|平成18年台風第12号}} |
||
{{-}} |
|||
[[8月19日]]23時([[UTC-10]])には、(北緯10.6度 西経159.0度)にあって、トロピカル・ストームとなっていた。その後、20日17時(UTC-10)までに[[ハリケーン]]となった。[[8月25日|25日]]10時(UTC-10)までに[[サファ・シンプソン・ハリケーン・スケール|カテゴリー]]5のハリケーンになった。 |
|||
このように西経域から東経域に移動して[[越境台風]]となったのは、[[2002年]]のハリケーン・エーレ(後の[[平成14年台風第17号]])とハリケーン・フーコ(後の[[平成14年台風第24号]])以来である。{{-}} |
|||
=== 台風13号(サンサン) === |
=== 台風13号(サンサン) === |
||
347行目: | 306行目: | ||
}} |
}} |
||
{{main|平成18年台風第13号}} |
{{main|平成18年台風第13号}} |
||
{{-}} |
|||
[[9月10日]]21時に[[フィリピン]]南東沖で発生し、アジア名「'''サンサン'''(Shanshan)」と命名された。勢力を強めながら北西に進み、16日に中心気圧919hPa、最大風速55m/sの猛烈な勢力となって[[石垣島]]付近を通過後に北東に進路を変え、[[九州]]に接近。17日時点での中心付近の最大風速は40m/sと強い勢力を維持し、同日18時過ぎに[[長崎県]][[佐世保市]]付近に上陸、20時過ぎに[[福岡県]][[福岡市]]付近から[[日本海]]([[玄界灘]])へ進んだ。その後は日本海を北北東に北上し、[[山口県]][[長門市]]、[[萩市]]の沖、[[隠岐諸島]]付近にかなり接近しながらスピードを上げていった。[[石川県]][[輪島市]]の沖を通過すると、徐々にスピードが落ちて、[[奥尻島]]の西から方向を東向きに変更していった。18日6時に[[温帯低気圧]]に変わった。{{-}} |
|||
=== 台風14号(ヤギ) === |
=== 台風14号(ヤギ) === |
||
'''200614・16W'''{{Infobox Hurricane Small |
'''200614・16W''' |
||
{{Infobox Hurricane Small |
|||
|Basin=WPac |
|Basin=WPac |
||
|Formed= 9月17日 |
|Formed= 9月17日 |
||
360行目: | 320行目: | ||
|Pressure=910 |
|Pressure=910 |
||
}} |
}} |
||
{{-}} |
|||
9月17日に[[南鳥島]]の南東およそ500kmの海上で発生し、アジア名「'''ヤギ'''(Yagi)」と命名された。当初は同海域で複雑に動きながら発達。その後急速に勢力を強め、中心気圧は910hPaにまで低下。この年で一番強い台風となった。台風は北上を続け、[[小笠原諸島]]に接近<ref>{{Cite web|title=デジタル台風:2006年台風14号(ヤギ|YAGI)|url=http://agora.ex.nii.ac.jp/digital-typhoon/news/2006/TC0614/index.html.ja|website=agora.ex.nii.ac.jp|accessdate=2020-04-26}}</ref>。そして25日に温帯低気圧に変わった。 |
|||
暴風域に入った小笠原諸島では記録的な暴風となり、父島では22日に58.8m/sの最大瞬間風速(観測史上2位)を観測した。台風から離れた[[茨城県]][[水戸市]]でも、最大瞬間風速13.1m/sを観測。また台風の中心付近では、波の高さが13mに達し、周辺では大しけとなった。茨城県[[石岡市]]で9月23日に行われた[[アコムインターナショナル]]の3日目では、台風による強風で選手が苦しみ、[[沖縄県]]出身で台風の中でのプレーに自信をアピールしていた[[宮里優作]]は、前日の4位から27位へと順位を落とした。{{Wikinewshas|台風14号|* [[n:ウェーク島の西で台風14号が発生|ウェーク島の西で台風14号が発生]] |
|||
* [[n:非常に強い台風14号、マリアナ諸島北部に向かう|非常に強い台風14号、マリアナ諸島北部に向かう]] |
|||
* [[n:猛烈な台風14号、24日にも関東最接近か―父島の南を北北西へ|猛烈な台風14号、24日にも関東最接近か―父島の南を北北西へ]] |
|||
* [[n:台風14号、発達して猛烈な台風に|台風14号、発達して猛烈な台風に]] |
|||
* [[n:台風14号、小笠原から北東に進路を|台風14号、小笠原から北東に進路を]]|position=left}} |
|||
=== 台風15号(シャンセン) === |
=== 台風15号(シャンセン) === |
||
380行目: | 334行目: | ||
}} |
}} |
||
{{main|平成18年台風第15号}} |
{{main|平成18年台風第15号}} |
||
{{-}} |
|||
9月26日にフィリピンの東で発生し、アジア名「'''シャンセン'''(Xangsane)」と命名された。台風は発達しながら西に進んで、27日夕方にルソン島に上陸しフィリピンを横断。[[マニラ首都圏]]の南部を通過し、各地に[[土砂災害]]や[[洪水]]などによる大きな被害をもたらした<ref>{{Cite web|title=デジタル台風:2006年台風15号(シャンセン|XANGSANE)|url=http://agora.ex.nii.ac.jp/digital-typhoon/news/2006/TC0615/index.html.ja|website=agora.ex.nii.ac.jp|accessdate=2020-04-26}}</ref>。その後は南シナ海を経て再発達し、ベトナムに上陸した。この台風によって大きな被害を受けたフィリピンなどでは、多数の死者や行方不明者が出た。{{-}} |
|||
=== 台風16号(バビンカ)=== |
=== 台風16号(バビンカ)=== |
||
393行目: | 347行目: | ||
|Pressure=980 |
|Pressure=980 |
||
}} |
}} |
||
{{See also|2006年10月の低気圧}} |
|||
10月3日にフィリピンの東で発生し、アジア名「'''バビンカ'''(Bebinca)」と命名された。フィリピン大気地球物理天文局はこの台風について、フィリピン名「'''ネネン'''(Neneng)」と命名している。この台風は日本列島の南の太平洋における、巨大な渦の西端で発生した。当初から中心付近に雲がなく、中心から見て北側と南西側に二つの大きな雲の塊があるといういびつな形をした台風であったため、中心がはっきりと定まらず、なかなか勢力が強まらない状況が続いていた。そして遂に、最後まで台風の中心が不明なまま、6日9時に熱帯低気圧へと変わった<ref name=":1">{{Cite web|title=デジタル台風:2006年台風16号(バビンカ|BEBINCA)|url=http://agora.ex.nii.ac.jp/digital-typhoon/news/2006/TC0616/index.html.ja|website=agora.ex.nii.ac.jp|accessdate=2020-04-26}}</ref>。 |
|||
台風としてはそれほど発達しなかったが、この台風16号の影響で別の[[温帯低気圧]]が急速に発達し、日本列島に甚大な被害をもたらした。 |
|||
なお、この台風を吸収した温帯低気圧(この低気圧は後に発生した[[平成18年台風第17号|台風17号]]も吸収した)が、発達しながら本州の南を進み、低気圧を含んだ[[秋雨前線]]が、[[伊豆諸島]]や[[関東地方]]などに強い雨を降らせた<ref name=":1" />。この台風そのものによる被害はほとんどなかったが、むしろこの台風を吸収して成長した温帯低気圧によって日本全国で天気が大荒れとなり、いわゆる「[[爆弾低気圧]]」による被害が出ている<ref name=":1"/>。 |
|||
そしてこの台風は、進路も構造もよくわからないという不思議な台風でもあった。発生した当初は、二つの大きな雲の塊で構成されていて、その間に台風の中心があると思われていたが、その後南西側にあった雲の塊が、まるで蒸発するように消滅し、そして北側にあった雲の塊だけが爆発的な成長を見せるという、意外な展開となった<ref name=":1" />。 |
|||
{{Wikinewshas|台風16号|* [[n:フィリピンの東で台風16号が発生|フィリピンの東で台風16号が発生]] |
|||
* [[n:台風16号、八丈島近海で熱帯低気圧に—17号は南鳥島の西北西に|台風16号、八丈島近海で熱帯低気圧に—17号は南鳥島の西北西に]]|position=left}} |
|||
{{-}} |
{{-}} |
||
415行目: | 363行目: | ||
|Pressure=985 |
|Pressure=985 |
||
}} |
}} |
||
{{See also|2006年10月の低気圧}} |
|||
10月3日に[[南鳥島]]の近海で発生し、アジア名「'''ルンビア'''(Rumbia)」と命名された<ref>{{Cite web|title=デジタル台風:2006年台風17号(ルンビア|RUMBIA)|url=http://agora.ex.nii.ac.jp/digital-typhoon/news/2006/TC0617/index.html.ja|website=agora.ex.nii.ac.jp|accessdate=2020-04-26}}</ref>。その後、この台風は、温帯低気圧(台風16号を吸収した低気圧と同じ)に吸収されたが、台風を吸収したことにより温帯低気圧は発達し、爆弾低気圧となって日本列島に被害をもたらした。 |
|||
この台風は温帯低気圧(台風16号を吸収した低気圧と同じ)に吸収されたが、台風を吸収したことにより温帯低気圧は発達し、爆弾低気圧となって日本列島に被害をもたらした。 |
|||
{{Wikinewshas|台風17号|* [[n:台風17号が南鳥島の南海上で発生|台風17号が南鳥島の南海上で発生]] |
|||
* [[n:台風16号、八丈島近海で熱帯低気圧に—17号は南鳥島の西北西に|台風16号、八丈島近海で熱帯低気圧に—17号は南鳥島の西北西に]]|position=left}} |
|||
{{-}} |
{{-}} |
||
433行目: | 379行目: | ||
|Pressure=955 |
|Pressure=955 |
||
}} |
}} |
||
10月9日に南鳥島の南海上で発生し、アジア名「'''ソーリック'''(Soulik)」と命名された<ref>{{Cite web|title=デジタル台風:2006年台風18号(ソーリック|SOULIK)|url=http://agora.ex.nii.ac.jp/digital-typhoon/news/2006/TC0618/index.html.ja|website=agora.ex.nii.ac.jp|accessdate=2020-04-27}}</ref>。台風は発達しながら北上して小笠原諸島に接近した。 |
|||
{{Wikinewshas|台風18号|* [[n:南鳥島の南で台風18号が発生、マリアナから小笠原へ|南鳥島の南で台風18号が発生、マリアナから小笠原へ]] |
|||
* [[n:強い台風18号、南硫黄島の南南西120kmに|強い台風18号、南硫黄島の南南西120kmに]]|position=left}} |
|||
{{-}} |
{{-}} |
||
451行目: | 392行目: | ||
|Pressure=920 |
|Pressure=920 |
||
}} |
}} |
||
10月27日にフィリピンの東で発生し、アジア名「'''シマロン'''(Cimaron)」と命名された<ref name="デジタル台風:2006年台風19号(シマロン|CIMARON)">{{Cite web|title=デジタル台風:2006年台風19号(シマロン|CIMARON)|url=http://agora.ex.nii.ac.jp/digital-typhoon/news/2006/TC0619/index.html.ja|website=agora.ex.nii.ac.jp|accessdate=2020-04-27}}</ref>。フィリピン大気地球物理天文局(PAGASA)はこの台風について、フィリピン名「'''パイン'''(Paeng)」と命名している。台風は西進しながら、わずか24時間で65hPaも中心気圧が低下するという急速な発達をし、985hPaだった気圧は一気に920hPaまで下がった<ref name="デジタル台風:2006年台風19号(シマロン|CIMARON)"/>。その後も西進を続け、ルソン島を通過した。 |
|||
この台風はフィリピン北部を中心に被害をもたらし、合計で34人の犠牲者(死者19人・行方不明者15人)を出した<ref name="デジタル台風:2006年台風19号(シマロン|CIMARON)" />。[[イサベラ州]]の町・{{仮リンク|ディナピゲ|en|Dinapigue|label=}}では、落下した木により5人が死亡・15人が負傷し、町の90%の家屋に被害が出た。また同じ州では、29歳の農夫が、ボートの転覆により死亡した。[[ベンゲット州]]では4歳の少女が地滑りのために死亡。[[カリンガ州]]では53歳の男性が死亡したほか、[[アウロラ州]]でも母子が死亡した。 |
|||
{{Wikinewshas|台風19号|* [[n:猛烈な台風19号、フィリピンルソン島に接近|猛烈な台風19号、フィリピンルソン島に接近]] |
|||
* [[n:台風19号、フィリピンルソン島を横断、死者10人|台風19号、フィリピンルソン島を横断、死者10人]] |
|||
* [[n:台風19号、香港の南南東に|台風19号、香港の南南東に]]|position=left}} |
|||
{{-}} |
{{-}} |
||
472行目: | 405行目: | ||
|Pressure=925 |
|Pressure=925 |
||
}} |
}} |
||
11月9日にフィリピンの東で発生し、アジア名「'''チェービー'''(Chebi)」と命名された。フィリピン大気地球物理天文局(PAGASA)はこの台風について、フィリピン名「'''クウィーニ'''(Queenie)」と命名している。その後台風は西へ進みながら発達し、中心気圧はピーク時に925hPaまで低下<ref name=":2">{{Cite web|title=デジタル台風:2006年台風20号(チェービー|CHEBI)|url=http://agora.ex.nii.ac.jp/digital-typhoon/news/2006/TC0620/index.html.ja|website=agora.ex.nii.ac.jp|accessdate=2020-04-28}}</ref>。勢力が衰えないままフィリピンのルソン島東岸に上陸し、先の[[平成18年台風第19号|台風19号]]と似たルートを通って南シナ海へ抜けた<ref name=":2" />。 |
|||
フィリピンでは、家屋の屋根が吹き飛ばされたり、[[送電線]]が切断されたりするなどの被害が発生。[[首都]][[マニラ]]から北に150kmほど離れた[[イサベラ州]]の{{仮リンク|ディナピゲ|en|Dinapigue|label=}}では、政府により避難命令が出されていた。 |
|||
{{急発達した台風}} |
|||
{{Wikinewshas|台風20号|* [[n:猛烈な台風20号、フィリピンに接近、ルソン島を横断か|猛烈な台風20号、フィリピンに接近、ルソン島を横断か]] |
|||
* [[n:強い台風20号、ルソン島を横断|強い台風20号、ルソン島を横断]] |
|||
* [[n:台風20号、南シナ海北部をゆっくり横断|台風20号、南シナ海北部をゆっくり横断]]|position=left}} |
|||
{{-}} |
{{-}} |
||
496行目: | 420行目: | ||
}} |
}} |
||
{{Main|平成18年台風第21号}} |
{{Main|平成18年台風第21号}} |
||
11月26日にフィリピンの東で発生し、アジア名「'''ドリアン'''(Durian)」と命名された。フィリピン大気地球物理天文局(PAGASA)はこの台風について、フィリピン名「'''レミング'''(Reming)」と命名している。その後急速に発達し、西進して[[ルソン島]]・南シナ海・ベトナムを通過後、[[タイランド湾]]で消滅した<ref>{{Cite web|title=デジタル台風:2006年台風21号(ドリアン|DURIAN)|url=http://agora.ex.nii.ac.jp/digital-typhoon/news/2006/TC0621/index.html.ja|website=agora.ex.nii.ac.jp|accessdate=2020-04-25}}</ref>。この台風はフィリピンおよびベトナムに甚大な被害を出し、特に台風の直撃を受けたたルソン島では、8月の[[マヨン山]]噴火とあいまって[[ラハール]]という現象が発生し、死者620名、行方不明710名、倒壊家屋約9000戸という被害が出ている<ref>{{PDFlink|[http://www.stc.or.jp/17inter/file/sabo90-philippin.pdf フィリピン・マヨン火山火山泥流災害調査] }} - 砂防・地すべり技術センター</ref>。 |
|||
{{-}} |
{{-}} |
||
511行目: | 434行目: | ||
|Pressure=945 |
|Pressure=945 |
||
}} |
}} |
||
12月7日にフィリピンの東で発生し、アジア名「'''ウトア'''(Utor)」と命名された<ref>{{Cite web|title=デジタル台風:2006年台風22号(ウトア|UTOR)|url=http://agora.ex.nii.ac.jp/digital-typhoon/news/2006/TC0622/index.html.ja|website=agora.ex.nii.ac.jp|accessdate=2020-04-28}}</ref>。フィリピン大気地球物理天文局(PAGASA)はこの台風について、フィリピン名「'''セニアン'''(Seniang)」と命名している。台風は西に進み、フィリピン中部を横断して南シナ海に抜けた。これにより、先の台風19号から4つ連続で、台風がフィリピンを横断したことになった。死者38人。 |
|||
{{-}} |
{{-}} |
||
526行目: | 448行目: | ||
|Pressure= 1000 |
|Pressure= 1000 |
||
}} |
}} |
||
12月17日にフィリピンの東で発生し、アジア名「'''チャーミー'''(Trami)」と命名された。フィリピン大気地球物理天文局(PAGASA)はこの台風について、フィリピン名「'''トマス'''(Tomas)」と命名している。台風は西進してフィリピン方面に進んだが<ref>{{Cite web|title=デジタル台風:2006年台風23号(チャーミー|TRAMI)|url=http://agora.ex.nii.ac.jp/digital-typhoon/news/2006/TC0623/index.html.ja|website=agora.ex.nii.ac.jp|accessdate=2020-04-28}}</ref>、ほとんど発達せずに1日半で消滅し、この年で最も発達しなかった台風となったと同時に、この年で寿命が最短の台風となった。 |
|||
{{Wikinewshas|2=* [[n:フィリピンの東で台風23号が発生―19号から5つ連続フィリピンを横断か|フィリピンの東で台風23号が発生―19号から5つ連続フィリピンを横断か]] |
|||
* [[n:台風23号、1日半で消滅―フィリピンの東で熱帯低気圧に|台風23号、1日半で消滅―フィリピンの東で熱帯低気圧に]]|position=left}} |
|||
{{-}} |
{{-}} |
||
539行目: | 456行目: | ||
=== JTWC Tropical Storm 01W (Basyang) === |
=== JTWC Tropical Storm 01W (Basyang) === |
||
{{Infobox Hurricane Small|Basin=WPac|Image= |
{{Infobox Hurricane Small|Basin=WPac|Image=Basyang 2006-03-05 0145Z.jpg|Track=Basyang 2006 track.png|Formed=3月4日|Dissipated=3月7日|10-min winds=30|1-min winds=35|Pressure=1004}}{{節スタブ}}{{Clear}} |
||
=== CMA Tropical Depression 03 === |
=== CMA Tropical Depression 03 === |
||
561行目: | 478行目: | ||
== 外部リンク == |
== 外部リンク == |
||
{{各年の台風ヘッダ|2006}} |
|||
* |
*[https://www.jma.go.jp/jma/press/0612/22a/typhoon2006.pdf 2006 年(平成18 年)の台風について] - 気象庁 |
||
* |
*[http://www.jma.go.jp/jp/typh/ 気象庁 | 台風情報] |
||
* |
*[https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/typhoon/index.html 気象庁 | 台風について] |
||
* |
*[http://www.typhoon2000.ph Typhoon2000 Philippine typhoon website] |
||
* |
*[http://www.npmoc.navy.mil/jtwc.html Joint Typhoon Warning Center] |
||
* |
*[http://agora.ex.nii.ac.jp/digital-typhoon/ Digital Typhoon - Typhoon Images and Information] |
||
* |
*[http://www.pagasa.dost.gov.ph/ PAGASA - Tropical Cyclone Information for the Phillipines] |
||
* |
*[http://www.hko.gov.hk/wxinfo/currwx/tc_pos.htm Tropical Cyclone Information issued by Hong Kong] |
||
* |
*[http://www.cwb.gov.tw/V5e/forecast/typhoon/Data/PTA/TyphAll_Eng.htm Tropical Cyclone Information issued by Taiwan] |
||
* {{Commonscat-inline|2006 Pacific typhoon season}} |
|||
{{台風関連記事}}{{2006年の台風}} |
{{台風関連記事}}{{2006年の台風}} |
||
{{Disaster-stub}} |
{{Disaster-stub}} |
2023年9月30日 (土) 05:35時点における最新版
![]() | |
軌跡の地図 | |
最初の台風発生 | 5月9日 |
---|---|
最後の台風消滅 | 12月19日 |
最も強かった 台風 |
台風14号 – 910 hPa, 105 kt (10分間平均) |
熱帯低気圧の総数 | 33 |
台風の総数 | 23 |
総死亡者数 | 3,886 |
総被害額 | 1440 万ドル (2006 USD) |
2004, 2005, 2006, 2007, 2008 |
2006年の台風(太平洋北西部で発生した熱帯低気圧)のデータ。
月別の台風発生数
[ソースを編集]1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年間 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 3 | 7 | 3 | 4 | 2 | 2 | 23 |
各熱帯低気圧の活動時期
[ソースを編集]![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/ja/timeline/gjoh7le947fsj1xq9kvknd7urrnv4zz.png)
「台風」に分類されている熱帯低気圧
[ソースを編集]台風1号(チャンチー)
[ソースを編集]200601・02W・カロイ
タイフーン (JMA) | |||
---|---|---|---|
カテゴリー4 タイフーン (SSHWS) | |||
| |||
発生期間 | 5月9日 – 5月19日 | ||
ピーク時の強さ | 95 kt (10分間平均) 930 hPa |
詳細は「平成18年台風第1号」を参照
台風2号(ジェラワット)
[ソースを編集]200602・03W・ドメン
トロピカル・ストーム (JMA) | |||
---|---|---|---|
トロピカル・ストーム (SSHWS) | |||
| |||
発生期間 | 6月27日 – 6月29日 | ||
ピーク時の強さ | 40 kt (10分間平均) 996 hPa |
台風3号(イーウィニャ)
[ソースを編集]200603・04W・エスター
タイフーン (JMA) | |||
---|---|---|---|
カテゴリー4 スーパー タイフーン (SSHWS) | |||
| |||
発生期間 | 6月30日 – 7月10日 | ||
ピーク時の強さ | 100 kt (10分間平均) 930 hPa |
詳細は「平成18年台風第3号」を参照
台風4号(ビリス)
[ソースを編集]200604・05W・フロリタ
シビア・トロピカル・ストーム (JMA) | |||
---|---|---|---|
トロピカル・ストーム (SSHWS) | |||
| |||
発生期間 | 7月9日 – 7月15日 | ||
ピーク時の強さ | 60 kt (10分間平均) 970 hPa |
詳細は「平成18年台風第4号」を参照
台風5号(ケーミー)
[ソースを編集]200605・06W・グレンダ
タイフーン (JMA) | |||
---|---|---|---|
カテゴリー1 タイフーン (SSHWS) | |||
| |||
発生期間 | 7月19日 – 7月26日 | ||
ピーク時の強さ | 80 kt (10分間平均) 960 hPa |
台風6号(プラピルーン)
[ソースを編集]200606・07W・ヘンリー
タイフーン (JMA) | |||
---|---|---|---|
カテゴリー1 タイフーン (SSHWS) | |||
| |||
発生期間 | 8月1日 – 8月5日 | ||
ピーク時の強さ | 65 kt (10分間平均) 970 hPa |
詳細は「平成18年台風第6号」を参照
台風7号(マリア)
[ソースを編集]200607・09W
タイフーン (JMA) | |||
---|---|---|---|
トロピカル・ストーム (SSHWS) | |||
| |||
発生期間 | 8月6日 – 8月10日 | ||
ピーク時の強さ | 70 kt (10分間平均) 975 hPa |
詳細は「平成18年台風第7号」を参照
台風8号(サオマイ)
[ソースを編集]200607・08W・フアン
タイフーン (JMA) | |||
---|---|---|---|
カテゴリー5 スーパー タイフーン (SSHWS) | |||
| |||
発生期間 | 8月5日 – 8月11日 | ||
ピーク時の強さ | 105 kt (10分間平均) 925 hPa |
詳細は「平成18年台風第8号」を参照
台風9号(ボーファ)
[ソースを編集]200609・10W・インデイ
シビア・トロピカル・ストーム (JMA) | |||
---|---|---|---|
トロピカル・ストーム (SSHWS) | |||
| |||
発生期間 | 8月6日 – 8月9日 | ||
ピーク時の強さ | 55 kt (10分間平均) 980 hPa |
台風10号(ウーコン)
[ソースを編集]200610・11W
シビア・トロピカル・ストーム (JMA) | |||
---|---|---|---|
トロピカル・ストーム (SSHWS) | |||
| |||
発生期間 | 8月13日 – 8月19日 | ||
ピーク時の強さ | 50 kt (10分間平均) 980 hPa |
詳細は「平成18年台風第10号」を参照
台風11号(ソナムー)
[ソースを編集]200611・12W・カトリング
トロピカル・ストーム (JMA) | |||
---|---|---|---|
トロピカル・ストーム (SSHWS) | |||
| |||
発生期間 | 8月14日 – 8月15日 | ||
ピーク時の強さ | 35 kt (10分間平均) 992 hPa |
台風12号(イオケ)
[ソースを編集]200612・01C
タイフーン (JMA) | |||
---|---|---|---|
カテゴリー5 スーパー タイフーン (SSHWS) | |||
| |||
発生期間 | 8月27日 – 9月6日 | ||
ピーク時の強さ | 105 kt (10分間平均) 920 hPa |
詳細は「平成18年台風第12号」を参照
台風13号(サンサン)
[ソースを編集]200613・14W・ルイス
タイフーン (JMA) | |||
---|---|---|---|
カテゴリー4 タイフーン (SSHWS) | |||
| |||
発生期間 | 9月10日 – 9月18日 | ||
ピーク時の強さ | 110 kt (10分間平均) 919 hPa |
詳細は「平成18年台風第13号」を参照
台風14号(ヤギ)
[ソースを編集]200614・16W
タイフーン (JMA) | |||
---|---|---|---|
カテゴリー5 スーパー タイフーン (SSHWS) | |||
| |||
発生期間 | 9月17日 – 9月25日 | ||
ピーク時の強さ | 105 kt (10分間平均) 910 hPa |
台風15号(シャンセン)
[ソースを編集]200615・18W・ミレニオ
タイフーン (JMA) | |||
---|---|---|---|
カテゴリー4 タイフーン (SSHWS) | |||
| |||
発生期間 | 9月26日 – 10月2日 | ||
ピーク時の強さ | 90 kt (10分間平均) 940 hPa |
詳細は「平成18年台風第15号」を参照
台風16号(バビンカ)
[ソースを編集]200616・19W・ネネン
シビア・トロピカル・ストーム (JMA) | |||
---|---|---|---|
トロピカル・ストーム (SSHWS) | |||
| |||
発生期間 | 10月3日 – 10月6日 | ||
ピーク時の強さ | 50 kt (10分間平均) 980 hPa |
「2006年10月の低気圧」も参照
台風としてはそれほど発達しなかったが、この台風16号の影響で別の温帯低気圧が急速に発達し、日本列島に甚大な被害をもたらした。
台風17号(ルンビア)
[ソースを編集]200617・20W
トロピカル・ストーム (JMA) | |||
---|---|---|---|
トロピカル・デプレッション (SSHWS) | |||
| |||
発生期間 | 10月3日 – 10月6日 | ||
ピーク時の強さ | 45 kt (10分間平均) 985 hPa |
「2006年10月の低気圧」も参照
この台風は温帯低気圧(台風16号を吸収した低気圧と同じ)に吸収されたが、台風を吸収したことにより温帯低気圧は発達し、爆弾低気圧となって日本列島に被害をもたらした。
台風18号(ソーリック)
[ソースを編集]200618・21W
タイフーン (JMA) | |||
---|---|---|---|
カテゴリー2 タイフーン (SSHWS) | |||
| |||
発生期間 | 10月9日 – 10月16日 | ||
ピーク時の強さ | 75 kt (10分間平均) 955 hPa |
台風19号(シマロン)
[ソースを編集]200619・22W・パイン
タイフーン (JMA) | |||
---|---|---|---|
カテゴリー5 スーパー タイフーン (SSHWS) | |||
| |||
発生期間 | 10月27日 – 11月4日 | ||
ピーク時の強さ | 100 kt (10分間平均) 920 hPa |
台風20号(チェービー)
[ソースを編集]200620・23W・クウィーニ
タイフーン (JMA) | |||
---|---|---|---|
カテゴリー4 タイフーン (SSHWS) | |||
| |||
発生期間 | 11月9日 – 11月13日 | ||
ピーク時の強さ | 100 kt (10分間平均) 925 hPa |
台風21号(ドリアン)
[ソースを編集]200621・24W・レミング
タイフーン (JMA) | |||
---|---|---|---|
カテゴリー4 スーパー タイフーン (SSHWS) | |||
| |||
発生期間 | 11月26日 – 12月5日 | ||
ピーク時の強さ | 105 kt (10分間平均) 915 hPa |
詳細は「平成18年台風第21号」を参照
台風22号(ウトア)
[ソースを編集]200622・25W・セニアン
タイフーン (JMA) | |||
---|---|---|---|
カテゴリー3 タイフーン (SSHWS) | |||
| |||
発生期間 | 12月7日 – 12月14日 | ||
ピーク時の強さ | 85 kt (10分間平均) 945 hPa |
台風23号(チャーミー)
[ソースを編集]200623・26W・トマス
トロピカル・ストーム (JMA) | |||
---|---|---|---|
トロピカル・デプレッション (SSHWS) | |||
| |||
発生期間 | 12月17日 – 12月18日 | ||
ピーク時の強さ | 35 kt (10分間平均) 1000 hPa |
気象庁が「台風」に分類しなかった熱帯低気圧
[ソースを編集]PAGASA Tropical Depression Agaton
[ソースを編集]トロピカル・デプレッション (JMA) | |||
---|---|---|---|
| |||
発生期間 | 1月21日 – 1月24日 | ||
ピーク時の強さ | 30 kt (10分間平均) 1000 hPa |
![]() | この節の加筆が望まれています。 |
JTWC Tropical Storm 01W (Basyang)
[ソースを編集]トロピカル・デプレッション (JMA) | |||
---|---|---|---|
トロピカル・ストーム (SSHWS) | |||
| |||
発生期間 | 3月4日 – 3月7日 | ||
ピーク時の強さ | 30 kt (10分間平均) 1004 hPa |
![]() | この節の加筆が望まれています。 |
CMA Tropical Depression 03
[ソースを編集]- 強さ:TD(弱い熱帯低気圧)
- 発生期間:2006年7月3日−7月4日
- 最大風速:時速55km
- 最低気圧:998hPa
- 経路:海南省三亜の南部200kmで発生
- 被害:トンキン湾、広西チワン族自治区と、ベトナムの国境で地滑り
Non-NMHS Tropical Depression
[ソースを編集]脚注
[ソースを編集]
外部リンク
[ソースを編集]2006年 こちらもご覧下さい |
---|
社会 |
政治 経済 法 労働 教育 交通 |
文化と芸術 |
映画 日本公開映画 音楽 ラジオ 日本のテレビ 芸術 文学 出版 |
スポーツ |
スポーツ 日本競馬 サッカー 自転車競技 バスケ バレー 野球 相撲 |
科学と技術 |
科学 気象・地象・天象 台風 鉄道 航空 |
地域 |
日本 日本の女性史 |
各年の台風 |
2004 2005 2006 2007 2008 |
■ヘルプ |
- 2006 年(平成18 年)の台風について - 気象庁
- 気象庁 | 台風情報
- 気象庁 | 台風について
- Typhoon2000 Philippine typhoon website
- Joint Typhoon Warning Center
- Digital Typhoon - Typhoon Images and Information
- PAGASA - Tropical Cyclone Information for the Phillipines
- Tropical Cyclone Information issued by Hong Kong
- Tropical Cyclone Information issued by Taiwan
ウィキメディア・コモンズには、2006年の台風に関するカテゴリがあります。