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「世界政府」の版間の差分

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'''世界政府'''(せかいせいふ、world government)とは、[[国家]]の上部組織として[[世界]]全体を統治する、構想上の[[政府]]である。
'''世界政府'''(せかいせいふ、World Government)とは、[[国家]]の上部組織として[[世界]]全体を統治する、構想上の[[政府]]である。


「人種・言語などの差を乗り越えた世界平和・人類平等のためには全ての国家を統合した世界国家を建設すべきである」という考え方に立って主張される。現在においてこの構想に似た理想を掲げ、実現させている組織は[[欧州連合|EU]]のみだが、EUはあくまで[[ヨーロッパ]]圏内の統合を目指すものとされており、世界国家或いは世界政府を志向するものではない。
「人種・言語などの差を乗り越えた世界平和・人類平等のためには全ての国家を統合した世界国家を建設すべきである」という考え方に立って主張される。現在においてこの構想に似た理想を掲げ、実現させている組織は[[欧州連合|EU]]のみだが、EUはあくまで[[ヨーロッパ]]圏内の統合を目指すものとされており、世界国家或いは世界政府を志向するものではない。
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[[File:Flag of the United Nations.svg|thumb|225px|right|国際連合の旗]]
[[File:Flag of the United Nations.svg|thumb|225px|right|国際連合の旗]]
[[ファイル:UN HQ 157652121 5b5979da9e.jpg|thumb|225px|right|[[ニューヨーク]]にある[[国際連合本部ビル|国連本部]]。]]
[[ファイル:UN HQ 157652121 5b5979da9e.jpg|thumb|225px|right|[[ニューヨーク]]にある[[国際連合本部ビル|国連本部]]。]]
2021年現在、[[地球]]全体を政治的、経済的、軍事的に統治するような組織や憲法、法律は存在しない。
2023年現在、[[地球]]全体を政治的、経済的、軍事的に統治するような組織や憲法、法律は存在しない。


現在の世界は、地理、人種、宗教、言語などの違いによって、「国家」と呼ばれる、おおよそ200のそれぞれが互いに違う政治的構造を持った領域に分かれている。これらの国家は、それぞれ数多くの国際連合に代表される国際機関や条約に加入しているが、それらに法的な実行力・拘束力のあるものは少なく、また参加する国家の[[自由]]意志によって参加や脱退が可能となっている。
現在の世界は、地理、人種、宗教、言語などの違いによって、「国家」と呼ばれる、おおよそ200のそれぞれが互いに違う政治的構造を持った領域に分かれている。これらの国家は、それぞれ数多くの国際連合に代表される国際機関や条約に加入しているが、それらに法的な実行力・拘束力のあるものは少なく、また参加する国家の[[自由]]意志によって参加や脱退が可能となっている。
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地球全体を政治的、経済的、軍事的に統治できるものではないが、世界政府と目的を同一とするような、代表的な国際組織や条約を挙げる。
地球全体を政治的、経済的、軍事的に統治できるものではないが、世界政府と目的を同一とするような、代表的な国際組織や条約を挙げる。
* [[国際法]]:世界全体を規律する法のこと。[[条約]]、[[慣習国際法]]に二分される。基本的に強制力が無いため、多くの国では自国内の法律が優先されている。
* [[国際法]]:世界全体を規律する法のこと。[[条約]]、[[慣習国際法]]に二分される。基本的に強制力が無いため、多くの国では自国内の法律が優先されている。
* [[国際連合]](UN):国際平和と安全の維持([[安全保障]])、経済・社会・文化などに関する国際協力の実現を目的として設立され、193政府が加入する<ref>[http://www.mofa.go.jp/mofaj/fp/unp_a/page22_001254.html 国連の概要]外務省ホームページ</ref><ref>[http://www.unic.or.jp/info/un/charter/purposes_principles 国連の目的と原則]国連広報センターホームページ</ref>。[[国際連合総会|総会]]、[[国際連合安全保障理事会|安全保障理事会]]、[[国際連合経済社会理事会|経済社会理事会]]などの主要機関のほか、[[世界保健機関]]などの20以上の傘下組織・付属機関・補助機関が存在している<ref>[https://web.archive.org/web/20110501095240/http://www.un.org/aboutun/chart_en.pdf UN.org], Chart</ref>。軍事面では、国連は[[平和維持活動]]のための[[多国籍軍]]([[国連軍]])を編隊している。しかし、[[列強]]と呼ばれる特定の国のみが[[拒否権]]を行使できる安全保障理事会などその運営方法には批判も多([[国際連合安全保障理事会改革]])
* [[国際連合]](UN):[[国際平和]]と安全の維持([[安全保障]])、経済・社会・文化などに関する国際協力の実現を目的として設立され、193政府が加入する<ref>[https://www.mofa.go.jp/mofaj/fp/unp_a/page22_001254.html 国連の概要]外務省ホームページ</ref><ref>[http://www.unic.or.jp/info/un/charter/purposes_principles 国連の目的と原則]国連広報センターホームページ</ref>。[[国際連合総会|総会]]、[[国際連合安全保障理事会|安全保障理事会]]、[[国際連合経済社会理事会|経済社会理事会]]などの主要機関のほか、[[世界保健機関]]などの20以上の傘下組織・付属機関・補助機関が存在している<ref>[https://web.archive.org/web/20110501095240/http://www.un.org/aboutun/chart_en.pdf UN.org], Chart</ref>。軍事面では、国連は[[平和維持活動]]のための[[多国籍軍]]([[国連軍]])を編隊している。[[列強]][[五大]]のみが[[拒否権]]を行使できる安全保障理事会が存在するが米英仏と中露が相互拒否権を行使しあうため合意に至ること少ない。
* [[国際刑事警察機構]](インターポール): 国際犯罪の防止や[[犯罪]][[捜査]]や[[犯人]][[逮捕]]に携わる各国の[[警察]]の連携などを目的として世界各国の警察機関により組織された国際組織<ref>{{cite web |url=http://www.justice.gov/usao/eousa/foia_reading_room/usam/title9/crm00611.htm |title=Interpol Red Notices |website=[[United States Attorneys' Manual]] |publisher=[[United States Department of Justice]] |accessdate=1 October 2013}}</ref>。2018年現在、加盟している国・地域は192にのぼり<ref name=jiji17927>{{cite news |title=インターポール、パレスチナの加盟承認=友好関係・中国開催の総会|newspaper=[[時事通信]] |date=2017-09-27|url=https://www.jiji.com/jc/article?k=2017092701198|accessdate=2017-09-27}}</ref>、国際連合に次ぐ規模を有している<ref name="npa2014">[https://web.archive.org/web/20131008100659/https://www.npa.go.jp/interpol/pic1/ICPO%20Pamphlet.pdf 2014国際刑事警察機構,警察庁資料]</ref>。しかし、フィクションに登場するような国際捜査官は存在せず、あくまで加盟国間の連絡・調整のための機関である。
* [[国際刑事警察機構]](インターポール): 国際犯罪の防止や[[犯罪]][[捜査]]や[[犯人]][[逮捕]]に携わる各国の[[警察]]の連携などを目的として世界各国の警察機関により組織された国際組織<ref>{{cite web |url=http://www.justice.gov/usao/eousa/foia_reading_room/usam/title9/crm00611.htm |title=Interpol Red Notices |website=[[United States Attorneys' Manual]] |publisher=[[United States Department of Justice]] |accessdate=1 October 2013}}</ref>。2018年現在、加盟している国・地域は192にのぼり<ref name=jiji17927>{{cite news |title=インターポール、パレスチナの加盟承認=友好関係・中国開催の総会|newspaper=[[時事通信]] |date=2017-09-27|url=https://www.jiji.com/jc/article?k=2017092701198|accessdate=2017-09-27}}</ref>、国際連合に次ぐ規模を有している<ref name="npa2014">[https://web.archive.org/web/20131008100659/https://www.npa.go.jp/interpol/pic1/ICPO%20Pamphlet.pdf 2014国際刑事警察機構,警察庁資料]</ref>。しかし、フィクションに登場するような国際捜査官は存在せず、あくまで加盟国間の連絡・調整のための機関である。
* [[国際刑事裁判所]](ICC):2003年に創設された、[[人道に対する罪]]など、個人の[[国際犯罪]]を裁く常設の[[国際裁判所]]。124ヵ国が加入。逮捕状や[[国際手配]]がなされるものの[[被疑者]]の逮捕・収監には至らない例が多いことや、[[アジア]]と[[アフリカ]]での加入率の低さが問題として挙げられる。
* [[国際刑事裁判所]](ICC):2003年に創設された、[[人道に対する罪]]など、個人の[[国際犯罪]]を裁く常設の[[国際裁判所]]。124ヵ国が加入。逮捕状や[[国際手配]]がなされるものの[[被疑者]]の逮捕・収監には至らない例が多いことや、[[アジア]]と[[アフリカ]]での加入率の低さが問題として挙げられる。
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* [[G7]]: 年1回で開催される、[[フランス]]、[[アメリカ合衆国|アメリカ]]、[[イギリス]]、[[ドイツ]]、[[日本]]、[[イタリア]]、[[カナダ]]の7つの[[先進国]]の首脳会議。G7諸国の競争力の低下や新興国の台頭、G20が結成されたことなどで影響力は低下しつつあるものの、現在もG7の国家だけで国際秩序において甚大な影響力を有している。
* [[G7]]: 年1回で開催される、[[フランス]]、[[アメリカ合衆国|アメリカ]]、[[イギリス]]、[[ドイツ]]、[[日本]]、[[イタリア]]、[[カナダ]]の7つの[[先進国]]の首脳会議。G7諸国の競争力の低下や新興国の台頭、G20が結成されたことなどで影響力は低下しつつあるものの、現在もG7の国家だけで国際秩序において甚大な影響力を有している。
* [[G20]]:G7に加え、新興国やEUを加えた年1回で開催される首脳会議。
* [[G20]]:G7に加え、新興国やEUを加えた年1回で開催される首脳会議。

[[ニック・ボストロム]]は人類の社会が[[狩猟採集社会]]から国家と国際機関が協調する社会へと移り変わって来たことを指摘して"あとひと飛びすれば"世界政府にたどり着くことができると発言している<ref name="h1739"/>。


== 世界政府に対する意見 ==
== 世界政府に対する意見 ==
;アルベルト・アインシュタイン
;アルベルト・アインシュタイン
[[File:Einstein1921 by F Schmutzer 2.jpg|thumb|right|upright|アルベルト・アインシュタイン]]
[[File:Einstein1921 by F Schmutzer 2.jpg|thumb|right|upright|アルベルト・アインシュタイン]]
:[[アルベルト・アインシュタイン]]は、特に[[第二次世界大戦]]後の晩年にその樹立を強く主張していたことで知られる。1946年、彼は国連総会に世界政府樹立を提唱する手紙を送っている。
:[[アルベルト・アインシュタイン]]は、特に[[第二次世界大戦]]後の晩年にその樹立を強く主張していたことで知られる。彼は[[国連総会]]送った手紙の中で世界政府樹立を提唱ている<ref>{{Cite web |url=http://neutrino.aquaphoenix.com/un-esa/ws1997-letter-einstein.html |title=To the General Assembly of the United Nations by Albert Einstein |access-date=2022-06-28 |archive-url=https://web.archive.org/web/20130510174259/http://neutrino.aquaphoenix.com/un-esa/ws1997-letter-einstein.html |archive-date=2013-05-10 |url-status=dead |publisher=}}</ref>
{{see also|en:Political views of Albert Einstein}}
{{see also|en:Political views of Albert Einstein}}<!--
{{Quote box|width=800px|align=center|私が世界政府を擁護するのは、今まで人間が遭遇した最も恐るべき危険を除去する方法が他にはあり得ないからである。人類の全体的破滅を避けようという目標は、他のいかなる目標にも優位しなければならない。|アルベルト・アインシュタイン}}
{{Quote box|width=800px|align=center|私が世界政府を擁護するのは、今まで人間が遭遇した最も恐るべき危険を除去する方法が他にはあり得ないからである。人類の全体的破滅を避けようという目標は、他のいかなる目標にも優位しなければならない。|アルベルト・アインシュタイン}}-->
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;スティーヴン・ホーキング
;スティーヴン・ホーキング
[[File:Stephen Hawking on his way to a lecture before highschool students in Jerusalem 10-12-2006.jpg|thumb|right|upright|スティーヴン・ホーキング]]
[[File:Stephen Hawking on his way to a lecture before highschool students in Jerusalem 10-12-2006.jpg|thumb|right|upright|スティーヴン・ホーキング]]
:[[人工知能]](AI)の危険性について度々言及していた[[理論物理学者]]の[[スティーヴン・ホーキング]]は、AIが人類に対して反乱を起こすことによって滅亡する可能性は十分あり得るとし、それを防ぐには世界政府の樹立が必要であると指摘した<!-- <ref>{{cite news|url=http://tocana.jp/2017/03/post_12588_entry.html|title=「人類を滅亡させないため、世界政府樹立を」ホーキング博士(左派No.1物理学者)が警告!
:[[人工知能]](AI)の危険性について度々言及していた[[理論物理学者]]の[[スティーヴン・ホーキング]]は、AIが人類に対して反乱を起こすことによって滅亡する可能性は十分あり得るとし、それを防ぐには世界政府の樹立が必要であると指摘した<ref name="h1739">{{Cite news|title=Stephen Hawking calls for ‘world government’ to stop a robot uprising|url=https://www.csmonitor.com/Science/2017/0309/Stephen-Hawking-calls-for-world-government-to-stop-a-robot-uprising|work=Christian Science Monitor|date=2017-03-09|access-date=2022-06-28}}</ref>。
<!--
|date=2017年3月12日|accessdate=2018年3月2日}}</ref> -->{{出典無効|date=2018年4月}}。
{{Quote box|width=800px|align=center|「抑制が効かなくなる前に、いち早く脅威を発見しなくてはなりません。そのためには何らかの世界政府が必要になります。私の発言は破滅的に聞こえるかもしれませんが、私は楽観主義者です。いずれ人類はこれらの危機に対処するため立ち上がるでしょう。」|スティーヴン・ホーキング}}-->

{{Quote box|width=800px|align=center|「抑制が効かなくなる前に、いち早く脅威を発見しなくてはなりません。そのためには何らかの世界政府が必要になります。私の発言は破滅的に聞こえるかもしれませんが、私は楽観主義者です。いずれ人類はこれらの危機に対処するため立ち上がるでしょう。」|スティーヴン・ホーキング}}


== フィクションにおける世界政府 ==
== フィクションにおける世界政府 ==
{{see also|地球連邦}}
{{see also|地球連邦|{{仮リンク|フィクションにおける世界政府|en|World government in fiction}}}}

*[[ONE PIECE]] - 日本の漫画。「世界政府」という組織が登場する。
*[[トップをねらえ!]] - [[OVA]]。[[天皇]]を人類統合の象徴とする「[[地球帝国]]」と呼称される世界政府が登場する。帝都は[[東京]]。第一[[公用語]]に[[日本語]]を採用している。
*[[トップをねらえ!]] - [[OVA]]。[[天皇]]を人類統合の象徴とする「[[地球帝国]]」と呼称される世界政府が登場する。帝都は[[東京]]。第一[[公用語]]に[[日本語]]を採用している。
*{{仮リンク|解放された世界|En|The World Set Free}} - [[ハーバート・ジョージ・ウェルズ|H.G.ウェルズ]]によるSF小説。世界大戦によって主権国家が解体され世界政府が樹立される。


== 余談 ==
== 余談 ==
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==脚注==
==脚注==
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=== 出典 ===
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== 関連項目 ==
== 関連項目 ==
* [[政府]]
* [[国際連合]]
* [[国際連合議会会議]]
* [[国際連合議会会議]]
* [[地球連邦]]
* [[新世界秩序]]
* [[新世界秩序]]
* [[世界イスラム帝国]]
* [[世界イスラム帝国]]
62行目: 61行目:
* [[世界連邦運動]]
* [[世界連邦運動]]
* [[世界憲法予備草案]]
* [[世界憲法予備草案]]
* [[集団安全保障]]
* [[スープラナショナリズム]]
* [[スープラナショナリズム]]
* [[グローバリズム]]
* [[多極体制]]
* [[国際補助語]]
* [[国際補助語]]
* [[世界共和国へ]]
* [[世界共和国へ]]

2023年10月5日 (木) 15:20時点における最新版

世界政府(せかいせいふ、World Government)とは、国家の上部組織として世界全体を統治する、構想上の政府である。

「人種・言語などの差を乗り越えた世界平和・人類平等のためには全ての国家を統合した世界国家を建設すべきである」という考え方に立って主張される。現在においてこの構想に似た理想を掲げ、実現させている組織はEUのみだが、EUはあくまでヨーロッパ圏内の統合を目指すものとされており、世界国家或いは世界政府を志向するものではない。

1920年に創設された国際連盟およびその後身組織の国際連合は、その機能が限定されており世界政府と言えるような組織ではなく[1]、これまでの人類の歴史上、世界政府は一度も実現されたことはない。

現況

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国際連合の旗
ニューヨークにある国連本部

2023年現在、地球全体を政治的、経済的、軍事的に統治するような組織や憲法、法律は存在しない。

現在の世界は、地理、人種、宗教、言語などの違いによって、「国家」と呼ばれる、おおよそ200のそれぞれが互いに違う政治的構造を持った領域に分かれている。これらの国家は、それぞれ数多くの国際連合に代表される国際機関や条約に加入しているが、それらに法的な実行力・拘束力のあるものは少なく、また参加する国家の自由意志によって参加や脱退が可能となっている。

地球全体を政治的、経済的、軍事的に統治できるものではないが、世界政府と目的を同一とするような、代表的な国際組織や条約を挙げる。

ニック・ボストロムは人類の社会が狩猟採集社会から国家と国際機関が協調する社会へと移り変わって来たことを指摘して"あとひと飛びすれば"世界政府にたどり着くことができると発言している[8]

世界政府に対する意見

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アルベルト・アインシュタイン
アルベルト・アインシュタイン
アルベルト・アインシュタインは、特に第二次世界大戦後の晩年にその樹立を強く主張していたことで知られる。彼は国連総会に送った手紙の中で世界政府樹立を提唱している[9]
スティーヴン・ホーキング
スティーヴン・ホーキング
人工知能(AI)の危険性について度々言及していた理論物理学者スティーヴン・ホーキングは、AIが人類に対して反乱を起こすことによって滅亡する可能性は十分あり得るとし、それを防ぐには世界政府の樹立が必要であると指摘した[8]

フィクションにおける世界政府

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余談

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脚注

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出典

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関連項目

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外部リンク

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