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==略歴==
== 略歴 ==
[[1975年]]にジョン・グッドル([[ギター]])、[[パーシー・ジョーンズ]]([[ベース (弦楽器)|ベース]])、ロビン・ラムリー([[キーボード (楽器)|キーボード]])、[[ジャック・ランカスター]]([[ウッドウィンド]])らで結成。セッションには何人かの[[ドラマー]]が招かれた。その中には[[ビル・ブルーフォード]]もいたが[[キング・クリムゾン]]との契約上正式に参加できず、最終的に[[ジェネシス (バンド)|ジェネシス]]の[[フィル・コリンズ]]がその座についた(「コリンズのソロ・プロジェクト」と思われがちであるが、彼はあくまでメンバーの一人としての参加である)。
[[1975年]]にジョン・グッドソール([[ギター]])、[[パーシー・ジョーンズ]]([[ベース (弦楽器)|ベース]])、ロビン・ラムリー([[キーボード (楽器)|キーボード]])、[[ジャック・ランカスター]]([[ウッドウィンド]])らで結成。セッションには何人かの[[ドラマー]]が招かれた。その中には[[ビル・ブルーフォード]]もいたが[[キング・クリムゾン]]との契約上正式に参加できず、最終的に[[ジェネシス (バンド)|ジェネシス]]の[[フィル・コリンズ]]がその座についた(「コリンズのソロ・プロジェクト」と思われがちであるが、彼はあくまでメンバーの一人としての参加である)。


[[1976年]]に第1作アルバム『アンオーソドックス・ビヘイヴィアー』(当時の邦題は『異常行為』)を発表する。タイトなリズムと構成を重視しており、即興性の強いイギリスのジャズ・ロックというよりは、当時アメリカで流行していたフュージョンの色が濃いものだった。どのアルバムも大きなチャートアクションは残していないが、卓越した演奏はジャズ・ロック・ファンの支持を得た。
[[1976年]]に第1作アルバム『アンオーソドックス・ビヘイヴィアー』(当時の邦題は『異常行為』)を発表する。タイトなリズムと構成を重視しており、即興性の強いイギリスのジャズ・ロックというよりは、当時アメリカで流行していたフュージョンの色が濃いものだった。どのアルバムも大きなチャートアクションは残していないが、卓越した演奏はジャズ・ロック・ファンの支持を得た。


その後、方向性の違いによってバンドが二分する(「分裂」ではなく、ブランドXの名を共有する2チームがアルバムの中で共存する、という形式であった)など活動の仕方が流動的となるが、バンド自体は[[1980年]]まで継続。休止期間を経て[[1992年]]からグッドルとジョーンズが中心となってバンド復活し、その後はグッドサルを中心に1999年まで活動を続けた。
その後、方向性の違いによってバンドが二分する(「分裂」ではなく、ブランドXの名を共有する2チームがアルバムの中で共存する、という形式であった)など活動の仕方が流動的となるが、バンド自体は[[1980年]]まで継続。休止期間を経て[[1992年]]からグッドソールとジョーンズが中心となってバンド復活し、[[1999年]]まで活動を続けた。


2016年、グッドルとジョーンズを中心に、旧メンバーのケンウッド・デナード、そして新加入のクリス・クラーク、スコット・ワインバーガーというラインナップで再結成。ツアーを開始した。
[[2016年]]、グッドソールとジョーンズを中心に、旧メンバーの[[ケンウッド・デナード]]、そして新加入のクリス・クラーク、スコット・ワインバーガーというラインナップで再結成。ツアーを開始した。


[[2020年]]10月、創設メンバーのパーシー・ジョーンズが脱退<ref>{{Cite web|和書|url=https://amass.jp/139854/ |title=ブランドXから創設メンバーのパーシー・ジョーンズが脱退 |publisher=amass |date=2020/10/04 |accessdate=2021/11/14 }}</ref>。そして翌[[2021年]]9月、中心的存在であったジョン・グッドソールが肺炎のため入院し、11月に死去<ref>{{Cite web|和書|url=https://amass.jp/152780/ |title=ブランドXのギタリスト、ジョン・グッドソールが死去 |publisher=amass |date=2021/11/13 |accessdate=2021/11/14 }}</ref>。[[2023年]]には、創設メンバーのロビン・ラムリーが死去した<ref>{{Cite web|和書|url=https://amass.jp/165167/ |title=ブランドXの創設メンバー キーボーディストのロビン・ラムリー死去 |publisher=amass |date=2023/03/11 |accessdate=2023/03/13 }}</ref>。
== 作品 ==

== ディスコグラフィ ==
=== スタジオ・アルバム ===
=== スタジオ・アルバム ===
*『アンオーソドックス・ビヘイヴィアー(旧題・異常行為)』 - ''[[:en:Unorthodox Behaviour|Unorthodox Behaviour]]'' (1976)
*『アンオーソドックス・ビヘイヴィアー』 - ''[[:en:Unorthodox Behaviour|Unorthodox Behaviour]]'' (1976) ※旧邦題『異常行為』
*『モロッカン・ロール』 - ''[[:en:Moroccan Roll|Moroccan Roll]]'' (1977)
*『モロッカン・ロール』 - ''[[:en:Moroccan Roll|Moroccan Roll]]'' (1977)
*『マスクス』 - ''[[:en:Masques (Brand X album)|Masques]]'' (1978)
*『マスクス』 - ''[[:en:Masques (Brand X album)|Masques]]'' (1978)
*『プロダクト』 - ''[[:en:Product (Brand X album)|Product]]'' (1979)
*『プロダクト』 - ''[[:en:Product (Brand X album)|Product]]'' (1979)
*『ドゥ・ゼイ・ハート?』 - ''[[:en:Do They Hurt?|Do They Hurt?]]'' (1980)
*『ドゥ・ゼイ・ハート?』 - ''[[:en:Do They Hurt?|Do They Hurt?]]'' (1980)
*『だ?』 - ''[[:en:Is There Anything About?|Is There Anything About?]]'' (1982)当初明言されていなかったが、アウトテイク集
*『イズゼアエニシング・アバウト?』 - ''[[:en:Is There Anything About?|Is There Anything About?]]'' (1982)当初明言されていなかったが、アウトテイク集。旧邦題『だ・れ・だ?』
*『Xコミュニケーション』 - ''[[:en:Xcommunication|Xcommunication]]'' (1992)
*『Xコミュニケーション』 - ''[[:en:Xcommunication|Xcommunication]]'' (1992)
*『マニフェスト・デスティニー』 - ''[[:en:Manifest Destiny (Brand X album)|Manifest Destiny]]'' (1997)
*『マニフェスト・デスティニー』 - ''[[:en:Manifest Destiny (Brand X album)|Manifest Destiny]]'' (1997)

*『ミッシング・ピリオド -異常行為前夜-』 - ''Missing Period'' (1998) 初期の未発表セッション集
=== ライ・アルバム ===
*『ライヴストック』 - ''[[:en:Livestock (Brand X album)|Livestock]]'' (1977)
*『ライヴ・アット・ザ・ロキシー』 - ''Live at the Roxy L.A.'' (1996年)
*『タイムライン』 - ''Timeline'' (2000)
* ''But Wait... There's More! - LIVE 2017'' (2017年)
* ''Locked & Loaded'' (2018年)
* ''Live from the Rites of Spring Festival'' (2018年)
*『ライヴボックス/オフィシャル・ブートレグ』 - ''Livevox (The Official Bootleg)'' (2020年) ※6枚組

=== コンピレーション・アルバム ===
* ''Xtrax'' (1986年) ※ベスト・アルバム
*『ミッシング・ピリオド -異常行為前夜-』 - ''Missing Period'' (1997年) 初期の未発表セッション集
*『Xファイルズ〜20イヤー・レトロスペクティヴ』 - ''X-Files: A 20 Year Retrospective'' (1999年) ※サイド・プロジェクトの楽曲を含む
* ''Trilogy'' (2003年) ※『Xコミュニケーション』『マニフェスト・デスティニー』+1979年のライブ・ディスクで構成
* ''Nuclear Burn'' (2014年) ※4CDボックスセット

=== 関連アルバム ===
*『ピーターと狼』 - ''The Rock Peter and the Wolf'' (1975年) ※ジャック・ランカスターとロビン・ラムリーによるアルバム。ヴィヴィアン・スタンシャル、[[マンフレッド・マン]]、[[ゲイリー・ブルッカー]]、[[クリス・スペディング]]、[[ゲイリー・ムーア]]、[[ステファン・グラッペリ]]、[[ブライアン・イーノ]]、[[キース・ティペット]]、[[ジョン・ハイズマン]]、[[ビル・ブルーフォード]]、フィル・コリンズ等をフィーチャー。
*『マースケイプ』 - ''Marscape'' (1976年) ※ジャック・ランカスターとロビン・ラムリーによるアルバム。ジョン・グッドサル、パーシー・ジョーンズ、フィル・コリンズ、バーニー・フロスト、モーリス・パート、[[サイモン・ジェフス]]をフィーチャー。
*『プレジャー・シグナルズ』 - ''Pleasure Signals'' (1978年) ※ダニー・ワイルディングとピート・ボーナスによるアルバム。ジョン・グッドサル、フィル・コリンズ、ジョン・ギブリン、プレストン・ヘイマン、モーリス・パート等参加
*『ヌオヴェ・ムジーケ』 - ''Nuove Musiche'' (2000年) ※サラ・ピロー (Sarah Pillow)のアルバム。日本盤表記はブランドX&サラ・ピロー名義。ジョン・グッドサル、パーシー・ジョーンズ、フランク・カッツ、マーク・ワグノン等参加
*『リミキセズ』 - ''Remixes'' (2003年) ※サラ・ピローのアルバム。日本盤表記はサラ・ピロー・ウィズ・ブランドX名義。ジョン・グッドサル、パーシー・ジョーンズ、フランク・カッツ、マーク・ワグノン等参加


== 脚注 ==
=== ライ・アルバム ===
{{脚注ヘルプ}}
*『ライヴストック』 - ''[[:en:Livestock (Brand X album)|Livestock]]'' (1977)
{{Reflist}}
*''Live at the Roxy L.A.'' (1996)
*『タイムライン』 - ''Timeline'' (2000)


==外部リンク==
== 外部リンク ==
* {{facebook|OfficialBrandX|Brand X}}
* [http://members.cox.net/scottstrades/BrandX_Performances.html バンド活動歴を紹介したサイト]


{{ジェネシス}}
{{Normdaten}}


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[[Category:イングランドのプログレッシブ・ロック・バンド]]
[[Category:イングランドのプログレッシブ・ロック・バンド]]
[[Category:イギリスのジャズ・バンド]]
[[Category:コロムビア・レコードのアーティスト]]
[[Category:エピック・レコードのアーティスト]]
[[Category:1975年に結成した音楽グループ]]

2023年10月29日 (日) 04:03時点における最新版

ブランドX
出身地 イングランドの旗 イングランド ロンドン
ジャンル ジャズ・ロックフュージョン
活動期間 1975年1980年
1992年1999年
2016年
レーベル カリスマ・レコード
Passport Records
CBS/エピック・レコード
Ozone Records
Cleopatra Records
共同作業者 ジェネシス
ピーター・ガブリエル
フィル・コリンズ
公式サイト Brand X (OfficialBrandX) - Facebook
メンバー クリス・クラーク
スコット・ワインバーガー
ケニー・グロホフスキー
リック・フィエラブラッチ
旧メンバー ジョン・グッドソール
パーシー・ジョーンズ
ジャック・ランカスター
モーリス・パート
フィル・コリンズ
ロビン・ラムリー
ケンウッド・デナード
J・ピーター・ロビンソン
フランク・カッツ
マイク・クラーク
ジョン・ギブリン
フランツ・プッシュ
マーク・ワグノン
ピエール・ムーラン
クリス・ショブリング
ほか

ブランドXBrand X、ブランドエックス)は、イギリスジャズ・ロックフュージョンバンド

略歴[編集]

1975年にジョン・グッドソール(ギター)、パーシー・ジョーンズベース)、ロビン・ラムリー(キーボード)、ジャック・ランカスターウッドウィンド)らで結成。セッションには何人かのドラマーが招かれた。その中にはビル・ブルーフォードもいたがキング・クリムゾンとの契約上正式に参加できず、最終的にジェネシスフィル・コリンズがその座についた(「コリンズのソロ・プロジェクト」と思われがちであるが、彼はあくまでメンバーの一人としての参加である)。

1976年に第1作アルバム『アンオーソドックス・ビヘイヴィアー』(当時の邦題は『異常行為』)を発表する。タイトなリズムと構成を重視しており、即興性の強いイギリスのジャズ・ロックというよりは、当時アメリカで流行していたフュージョンの色が濃いものだった。どのアルバムも大きなチャートアクションは残していないが、卓越した演奏はジャズ・ロック・ファンの支持を得た。

その後、方向性の違いによってバンドが二分する(「分裂」ではなく、ブランドXの名を共有する2チームがアルバムの中で共存する、という形式であった)など活動の仕方が流動的となるが、バンド自体は1980年まで継続。休止期間を経て1992年からグッドソールとジョーンズが中心となってバンドが復活し、1999年まで活動を続けた。

2016年、グッドソールとジョーンズを中心に、旧メンバーのケンウッド・デナード、そして新加入のクリス・クラーク、スコット・ワインバーガーというラインナップで再結成。ツアーを開始した。

2020年10月、創設メンバーのパーシー・ジョーンズが脱退[1]。そして翌2021年9月、中心的存在であったジョン・グッドソールが肺炎のため入院し、11月に死去[2]2023年には、創設メンバーのロビン・ラムリーが死去した[3]

ディスコグラフィ[編集]

スタジオ・アルバム[編集]

  • 『アンオーソドックス・ビヘイヴィアー』 - Unorthodox Behaviour (1976年) ※旧邦題『異常行為』
  • 『モロッカン・ロール』 - Moroccan Roll (1977年)
  • 『マスクス』 - Masques (1978年)
  • 『プロダクト』 - Product (1979年)
  • 『ドゥ・ゼイ・ハート?』 - Do They Hurt? (1980年)
  • 『イズ・ゼア・エニシング・アバウト?』 - Is There Anything About? (1982年) ※当初明言されていなかったが、アウトテイク集。旧邦題『だ・れ・だ?』
  • 『Xコミュニケーション』 - Xcommunication (1992年)
  • 『マニフェスト・デスティニー』 - Manifest Destiny (1997年)

ライブ・アルバム[編集]

  • 『ライヴストック』 - Livestock (1977年)
  • 『ライヴ・アット・ザ・ロキシー』 - Live at the Roxy L.A. (1996年)
  • 『タイムライン』 - Timeline (2000年)
  • But Wait... There's More! - LIVE 2017 (2017年)
  • Locked & Loaded (2018年)
  • Live from the Rites of Spring Festival (2018年)
  • 『ライヴボックス/オフィシャル・ブートレグ』 - Livevox (The Official Bootleg) (2020年) ※6枚組

コンピレーション・アルバム[編集]

  • Xtrax (1986年) ※ベスト・アルバム
  • 『ミッシング・ピリオド -異常行為前夜-』 - Missing Period (1997年) ※初期の未発表セッション集
  • 『Xファイルズ〜20イヤー・レトロスペクティヴ』 - X-Files: A 20 Year Retrospective (1999年) ※サイド・プロジェクトの楽曲を含む
  • Trilogy (2003年) ※『Xコミュニケーション』『マニフェスト・デスティニー』+1979年のライブ・ディスクで構成
  • Nuclear Burn (2014年) ※4CDボックスセット

関連アルバム[編集]

  • 『ピーターと狼』 - The Rock Peter and the Wolf (1975年) ※ジャック・ランカスターとロビン・ラムリーによるアルバム。ヴィヴィアン・スタンシャル、マンフレッド・マンゲイリー・ブルッカークリス・スペディングゲイリー・ムーアステファン・グラッペリブライアン・イーノキース・ティペットジョン・ハイズマンビル・ブルーフォード、フィル・コリンズ等をフィーチャー。
  • 『マースケイプ』 - Marscape (1976年) ※ジャック・ランカスターとロビン・ラムリーによるアルバム。ジョン・グッドサル、パーシー・ジョーンズ、フィル・コリンズ、バーニー・フロスト、モーリス・パート、サイモン・ジェフスをフィーチャー。
  • 『プレジャー・シグナルズ』 - Pleasure Signals (1978年) ※ダニー・ワイルディングとピート・ボーナスによるアルバム。ジョン・グッドサル、フィル・コリンズ、ジョン・ギブリン、プレストン・ヘイマン、モーリス・パート等参加
  • 『ヌオヴェ・ムジーケ』 - Nuove Musiche (2000年) ※サラ・ピロー (Sarah Pillow)のアルバム。日本盤表記はブランドX&サラ・ピロー名義。ジョン・グッドサル、パーシー・ジョーンズ、フランク・カッツ、マーク・ワグノン等参加
  • 『リミキセズ』 - Remixes (2003年) ※サラ・ピローのアルバム。日本盤表記はサラ・ピロー・ウィズ・ブランドX名義。ジョン・グッドサル、パーシー・ジョーンズ、フランク・カッツ、マーク・ワグノン等参加

脚注[編集]

  1. ^ ブランドXから創設メンバーのパーシー・ジョーンズが脱退”. amass (2020年10月4日). 2021年11月14日閲覧。
  2. ^ ブランドXのギタリスト、ジョン・グッドソールが死去”. amass (2021年11月13日). 2021年11月14日閲覧。
  3. ^ ブランドXの創設メンバー キーボーディストのロビン・ラムリー死去”. amass (2023年3月11日). 2023年3月13日閲覧。

外部リンク[編集]