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{{基礎情報 食品・飲料 |
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'''ホンコンやきそば'''とは、[[エスビー食品]]が製造・販売している、[[インスタントラーメン|袋麺]]型の[[インスタント食品|インスタント]][[焼きそば]]である。 |
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'''ホンコンやきそば'''は、[[エスビー食品]]が[[1964年]](昭和39年)2月に発売した<ref name="backnumber_22">{{Cite web|和書 |
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ホンコンやきそばの最大の特徴は、[[日清食品]]の[[チキンラーメン]]や、既に終売となった[[チキンラーメン|日清焼チキン]]と同様に、揚げ麺の表面にあらかじめ[[ソース (調味料)|ソース]]の味がつけられていることである<ref name="jouhou">{{Cite web|和書 |
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発売当初は全国区で販売されていたが、売れ行きと製造能力の関係で規模縮小を図る際、営業的な事情で要望・需要の高い[[北海道]]、[[仙台市]]、[[大分県]]など一部地域の[[限定販売]]に変更され、現在もその状態が続いている<ref name="ex040827">[http://www.excite.co.jp/News/bit/00091093422834.html 北海道なのにホンコン? ナゾのご当地フード「ホンコンやきそば」] [[エキサイト|エキサイトニュース]] 2004年8月27日</ref>。ただし、これらの販売地域では現在に至るまで根強い人気を誇っている。[[2000年代]]に入ってから口コミで人気が広まり、エスビー食品のサイトや[[通信販売|インターネットショッピング]]で購入することもできる。 |
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|title=エスビー食品 創業100周年で新コーポレートメッセージ制定 |
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== 名前の由来 == |
== 名前の由来 == |
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[[香港]]には[[広東 |
[[香港]]には[[広東料理]]があり、焼きそばもおいしい、という連想からネーミングされた<ref name="ex040827"/>。袋の裏には、「香港は様々な中華料理を味わえる都市。その中華料理の調理法に習い、豚のだしとコシのある麺の食感にこだわりました。」と記されている<ref name="hadakadenkyu" />。 |
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== 調理法 == |
== 調理法 == |
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味付け油揚げ麺のため、調理法も他社の |
あらかじめ味付けされた油揚げ麺のため、調理法も他社の商品とは異なり、独特である。 |
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# [[フライパン]]で200ccの熱湯を沸かす。 |
# [[フライパン]]で200ccの熱湯を沸かす。 |
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# 麺を入れ、ほぐしながら、水分がなくなるまで炒める。 |
# 麺を入れ、ほぐしながら、水分がなくなるまで炒める。 |
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# 水分がなくなったら皿に盛り、[[ふりかけ]](ゴマ・[[アオサ]])を振りかける<ref name="hadakadenkyu">{{cite news |
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|title=ディープな世界へようこそ……「ホンコンやきそば」を大研究【北海道】 |
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[[ソース焼きそば#カップ焼きそば|カップ焼きそば]]のようにお湯を入れてその熱で戻すのではなく、外から加熱して、水分を飛ばしながら炒めることで、蒸した生麺に似た弾力のある食感を得ることができる。また、麺に付けられたソースの味がいったん湯の中に溶け出し、再び麺にしみこんでよく味がなじむとともに、炒められることで、独特の香ばしい風味が生まれる。ただし、他社の袋入りの焼きそばでは可能な、適当に多目のお湯を沸かして、麺が煮戻ったら、余分な水分を捨てるという調理法をこの商品で行うと味が薄まってしまう。水が多すぎた場合、ひたすら[[蒸発]]を待つ必要が出て、時間がかかるだけでなく、食感や風味も落ちる羽目になるので、この製品を調理する時は水の量を正確に入れるのがおいしく手早く作るコツである。火力調整に慣れるまで、あるいは好みにより水を増減すると良い。特に最初はボソボソになる可能性があるので、防止のため220cc位の水で調理する方法もある。 |
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|url=https://www.hotpepper.jp/mesitsu/entry/hadakadenkyu/17-00087 |
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|author=裸電球 |
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|work=メシ通 |
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|website=[[ホットペッパー (フリーペーパー)|ホットペッパーグルメ]] |
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|publisher=株式会社リクルート |
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|date=2017-06-21 |
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パッケージでは野菜、肉、貝類、えび、かに等を[[バター]]か油で炒めて「そえる」ことが提案されている<ref name="hadakadenkyu" />。 |
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== その他 == |
== その他 == |
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* [[1970年]]に[[東宝]]系で公開された[[社長シリーズ]]『[[社長学ABC]]』と『[[続・社長学ABC]]』(双方とも監督は[[松林宗恵]])に、スナックの場面で登場する<ref>{{Cite web|和書 |
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*好みで[[鶏卵]](全卵または卵黄のみ)をトッピングすることもある。 |
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|title=『続社長学ABC』(1970年・東宝・松林宗恵) |
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*野菜や肉を刻んで麺といっしょに煮ることも可能であるが、増量されることで、一般に味は薄くなる。 |
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|author=[[佐藤利明]] |
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*麺に味がついているため、調理しない麺をほぐして、[[ベビースターラーメン]]のように食べることもできる。 |
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|url=https://note.com/toshiakis/n/na02a6ab51957 |
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*初期の[[激辛ブーム]]の頃、袋が赤系のデザインの「激辛」も有った。付属のかやく(白ゴマと青のり)に一味唐辛子の粉末を加えたものであるが、現在は販売されていない。 |
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|publisher= |
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*現在のものでも、付属のかやくは一見白ゴマ・青のりのみに見えるが、香辛料等も入っている。 |
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|accessdate=2023-07-16 |
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|archiveurl=https://archive.md/btoLW |
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|archivedate=2023-07-16 |
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}}</ref>。 |
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== テレビコマーシャル == |
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* [[立川談志]] - 柳家小ゑん時代にコック姿で発売当時のコマーシャルに出演し、「『ホンコンやきそば』はホンコンにうまいよ!」とキャッチフレーズを述べた<ref name="ozorabunko-20099" /><ref>{{cite news |
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|title=談志・没後10年 高田文夫が振り返る「落語の師匠」「心の兄貴」の思い出 |
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|author=高田文夫 |
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}}</ref>。 |
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== 脚注 == |
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{{脚注ヘルプ |
{{脚注ヘルプ}} |
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=== 注釈 === |
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=== 出典 === |
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==関連項目== |
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* [[アラビヤン焼そば]] |
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* [[日清焼そば]] |
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* [[東洋水産#袋入り即席麺(チルド麺は除く)|焼そば やきっぺ]] |
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== 外部リンク == |
== 外部リンク == |
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*[http://www.sbfoods.co.jp エスビー食品 |
* [http://www.sbfoods.co.jp/products/catalog/products_detail.php?GDSCODE=01440 ホンコンやきそば] エスビー食品 |
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*[http://www.sbotodoke.com/app/catalog/goods?gdsid=01440 エスビーお届けサイト] |
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[[Category:即席麺]] |
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[[Category:日本の焼きそば]] |
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[[Category:大分県の食文化]] |
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[[Category:インスタント焼きそば]] |
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[[Category:北海道のご当地焼きそば]] |
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[[Category:宮城県の麺料理]] |
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[[Category:大分県の麺料理]] |
2023年10月30日 (月) 07:04時点における最新版
販売会社 | エスビー食品[1] |
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種類 | 袋麺 |
販売開始年 | 1964年(昭和39年)[1] |
完成国 | 日本 |
ホンコンやきそばは、エスビー食品が1964年(昭和39年)2月に発売した[2][1][注釈 1]、袋麺型のインスタント焼きそばである。
概要
[編集]ホンコンやきそばの最大の特徴は、日清食品のチキンラーメンや、既に終売となった日清焼チキンと同様に、揚げ麺の表面にあらかじめソースの味がつけられていることである[4]。
1964年(昭和39年)2月に発売された商品で[1]、発売当初は全国で販売されていたが、全国的な販売が中止になった際に、営業的な事情で要望が多い地域で販売が続けられることになり[5]、2023年時点では北海道、宮城県、大分県の一部の地域のみで販売されている[4]。ただし、これらの販売地域では現在に至るまで根強い人気がある。2000年代に入ってから口コミで人気が広まり、エスビー食品のサイトやインターネットショッピング、アンテナショップで購入することもできる。
パッケージには、長衫を着たステレオタイプの中国人コック長のイラストが描かれており、コック帽には中華コック長と書かれている[4]。発売当初のパッケージにはイラストはなく、このイラストが入ったデザインは1968年(昭和43年)に採用された[2]。また2023年(令和5年)現在、パッケージの裏側にはエスビー食品が2000年(平成12年)1月に制定したブランド・スローガン「SPICE & HERB」(スパイス&ハーブ)のロゴマークが記載されているが[要出典]、近い将来、記載が廃止される見込み[独自研究?][注釈 2]。
発売当初から栃木県佐野市にある「東京食品産業株式会社」に製造を委託し[3]、エスビー食品が発売・販売元という形になっている。
名前の由来
[編集]香港には広東料理があり、焼きそばもおいしい、という連想からネーミングされた[5]。袋の裏には、「香港は様々な中華料理を味わえる都市。その中華料理の調理法に習い、豚のだしとコシのある麺の食感にこだわりました。」と記されている[7]。
原材料
[編集]味付け油揚げめん(小麦粉、食用油脂(豚脂、パーム油)、ソース、食塩、香辛料、砂糖、煮干しエキス、ポークエキス、さば削りぶしエキス、こんぶエキス、ソースパウダー、ビーフエキス)、ごま、あおさ、香辛料、調味料(アミノ酸等)、酸味料、カラメル色素、かんすい、酸化防止剤(ビタミンE)、甘味料(ステビア)、(その他乳、大豆、りんご、ゼラチン由来原材料を含む)[4]。
内容量
[編集]めん84g、ふりかけ1g。カロリーは1食あたり404kcal[4]。
調理法
[編集]あらかじめ味付けされた油揚げ麺のため、調理法も他社の商品とは異なり、独特である。
パッケージでは野菜、肉、貝類、えび、かに等をバターか油で炒めて「そえる」ことが提案されている[7]。
その他
[編集]テレビコマーシャル
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e 初見健一『まだある。 今でも買える“懐かしの昭和”カタログ 食品編 増補改訂版』大空出版、2009年9月。ISBN 978-4533109065。
- ^ a b “ご存じですか?「ホンコンやきそば」のお話”. エスビー食品株式会社. 2022年12月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月16日閲覧。
- ^ a b “会社案内”. 東京食品産業株式会社. 2021年12月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月16日閲覧。
- ^ a b c d e “ホンコンやきそば”. エスビー食品株式会社. 2023年3月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月16日閲覧。
- ^ a b “北海道なのにホンコン? ナゾのご当地フード「ホンコンやきそば」”. エキサイトニュース. (2004年8月2日). オリジナルの2021年4月21日時点におけるアーカイブ。
- ^ “エスビー食品 創業100周年で新コーポレートメッセージ制定”. 食品新聞. (2023年1月1日). オリジナルの2023年4月1日時点におけるアーカイブ。
- ^ a b c 裸電球 (2017年6月21日). “ディープな世界へようこそ……「ホンコンやきそば」を大研究【北海道】”. メシ通 (株式会社リクルート). オリジナルの2018年9月8日時点におけるアーカイブ。
- ^ 佐藤利明. “『続社長学ABC』(1970年・東宝・松林宗恵)”. 2023年7月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月16日閲覧。
- ^ 高田文夫 (2021年9月29日). “談志・没後10年 高田文夫が振り返る「落語の師匠」「心の兄貴」の思い出”. NEWSポストセブン. オリジナルの2021年9月29日時点におけるアーカイブ。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- ホンコンやきそば エスビー食品