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'''ポール・ダミアン・マデン''' (英語:Paul Damian Madden [[:en:Companion of the Order of St Michael and St George|CMG]] [[:en:Fellow of the Royal Geographical Society|FRGS]],[[1959年]][[4月25日]]生）は、[[イギリス]]の[[外交官]]。[[駐日英国大使|日本駐箚英国特命全権大使]]。エリザベス女王陛下よりCMG　(Order of St Michael and St George ) を授与。
'''ポール・ダミアン・マデン'''（{{lang-en|Paul Damian Madden}} [[:en:Companion of the Order of St Michael and St George|CMG]]&nbsp;[[:en:Fellow of the Royal Geographical Society|FRGS]]、[[1959年]][[4月25日]] - ）は、[[イギリス]]の[[外交官]]。[[駐日英国大使|日本駐箚英国特命全権大使]]。[[エリザベス2世|エリザベス女王]]よりCMG（[[聖マイケル・聖ジョージ勲章]]）を授与された。


== 経歴 ==
== 経歴 ==
*[[ケンブリッジ大学]]で経済地理学の修士号を取得。 [[ダラム大学]]にてMBAを取得。英国王立地理学会のフェロー。
* [[ケンブリッジ大学]][[ゴンヴィル・アンド・キーズ・カレッジ]]で経済地理学の修士号を取得。 [[ダラム大学]]にてMBAを取得。[[王立地理学会|英国王立地理学会]]のフェロー。
*外交官になる前に[[日本語]]を[[ロンドン大学]][[東洋アフリカ研究学院]]および神奈川県[[鎌倉市|鎌倉]]で学ぶ。
* 外交官になる前に[[日本語]]を[[ロンドン大学]][[東洋アフリカ研究学院]]および神奈川県[[鎌倉市|鎌倉]]で学ぶ。
*外務省入省前の[[1980年]]より[[1987年]]まで、貿易産業省（現：国際通商省）にて、様々な貿易政策や産業セクターを担当。日本担当課長や大臣秘書官（2年間）を務める。
* 外務省入省前の[[1980年]]より[[1987年]]まで、貿易産業省（現：国際通商省）にて、様々な貿易政策や産業セクターを担当。日本担当課長や大臣秘書官（2年間）を務める。
*この間、1982年に日本国外務省主催のエッセイ・コンテストにて優勝し、初来日。
* この間、1982年に日本国外務省主催のエッセイ・コンテストにて優勝し、初来日。
*[[1988年]]、日本への赴任。以後4年間、経済・貿易政策部一等書記官。
* [[1988年]]、日本へ赴任。以後4年間、経済・貿易政策部一等書記官。
*[[1996年]] - [[2000年]] 駐米英国大使館にて勤務。
* [[1996年]] - [[2000年]] 駐米英国大使館にて勤務。
*[[1992年]] - [[1996年]] 外務省本省にて欧州連合の拡大および環境問題担当。
* [[1992年]] - [[1996年]] 外務省本省にて欧州連合の拡大および環境問題担当。
*[[2000年]] - [[2003年]] 駐シンガポール英国副高等弁務官
* [[2000年]] - [[2003年]] 駐シンガポール英国副高等弁務官
*[[2003年]] - [[2004年]]　外務省情報副局長。パブリック・ディプロマシー政策担当。チーヴニング奨学金制度の管理やBBCワールドサービス及びブリティッシュ・カウンシルへの、英国外務省の財政的支援等に携わる。
* [[2003年]] - [[2004年]] 外務省情報副局長。パブリック・ディプロマシー政策担当。チーヴニング奨学金制度の管理やBBCワールドサービス及びブリティッシュ・カウンシルへの、英国外務省の財政的支援等に携わる。
*[[2004年]] - [[2006年]]　貿易・対英投資総省（現：国際通商省）に出向。マネージング・ディレクターとして多岐に亘るセクターの企業を支援する、国際貿易開発戦略の調整および施行を担当。2005年には[[愛知万博]]でイギリス館の受賞に関わったチームを率いる。
* [[2004年]] - [[2006年]] 貿易・対英投資総省（現：国際通商省）に出向。マネージング・ディレクターとして多岐に亘るセクターの企業を支援する、国際貿易開発戦略の調整および施行を担当。2005年には[[愛知万博]]でイギリス館の受賞に関わったチームを率いる。
*[[2007年]] - [[2011年]] 駐シンガポール英国高等弁務官
* [[2007年]] - [[2011年]] 駐シンガポール英国高等弁務官
*[[2011年]] - [[2015年]] 駐オーストラリア英国高等弁務官
* [[2011年]] - [[2015年]] 駐オーストラリア英国高等弁務官
*[[2015年]] アジア大洋州特別局長<ref>{{cite web | url=http://www.gov.uk/government/people/paul-madden | title=His Excellency Paul Madden CMG | publisher=gov.uk|accessdate=2017-01-13}}</ref><ref>{{cite web | url=https://www.gov.uk/government/news/change-of-british-high-commissioner-to-australia | title=Change of British High Commissioner to Australia | publisher=Foreign & Commonwealth Office |date=2014-12-20|accessdate=2017-01-13}}</ref>
* [[2015年]] アジア大洋州特別局長<ref>{{cite web | url=http://www.gov.uk/government/people/paul-madden | title=His Excellency Paul Madden CMG | publisher=gov.uk|accessdate=2017-01-13}}</ref><ref>{{cite web | url=https://www.gov.uk/government/news/change-of-british-high-commissioner-to-australia | title=Change of British High Commissioner to Australia | publisher=Foreign & Commonwealth Office |date=2014-12-20|accessdate=2017-01-13}}</ref>
* [[2017年]]1月 - [[2021年]]2月 [[駐日英国大使|日本駐箚英国特命全権大使]]

=== 駐日大使として ===
[[2017年]]1月18日、[[皇居]]で[[信任状捧呈式|信任状を捧呈]]<ref>[https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_004178.html 駐日英国大使の信任状捧呈 ｜ 外務省]</ref>。同年8月6日、[[広島市|広島]]で開かれた[[広島平和記念式典|平和記念式典]]に参列している<ref>[https://www.city.hiroshima.lg.jp/soshiki/49/10661.html 広島市 - 平成29年(2017年)度の平和記念式典参列大使]</ref>。また、3日後の8月9日には[[長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典|長崎の平和祈念式典]]に参列し、広島と同様に原爆の犠牲者への哀悼の意を表明した<ref>[https://blogs.fco.gov.uk/ja/paulmadden/2017/08/18/remembering-hiroshima-and-nagasaki-and-visiting-western-japan-ja/ 広島、長崎、西日本への訪問 | Foreign Office Blogs]</ref>。

[[2017年]]1月10日、[[安倍晋三]][[内閣総理大臣]]が日本語を話す駐日各国大使22名を総理公邸に招いて昼食会を主催したが、マデン大使も参加した各国大使のうちの一人であった<ref>[https://www.mofa.go.jp/mofaj/page4_002645.html 第2回安倍総理大臣と日本語を話す駐日各国大使との昼食会 ｜ 外務省]</ref>。また、[[2018年]]12月14日に開催された昼食会にもマデン大使が参加している<ref>[https://www.mofa.go.jp/mofaj/ms/po/page4_004576.html 安倍総理大臣と日本語を話す駐日各国大使との昼食会 ｜ 外務省]</ref>。

[[2019年]]10月22日、[[皇居]][[正殿]][[松の間]]で[[徳仁|今上天皇]]の[[即位礼正殿の儀]]が執り行われ<ref>[https://www.kantei.go.jp/jp/headline/kouikeisyou_gishikitou/seidennogi.html 即位礼正殿の儀 | 首相官邸ホームページ]</ref>、[[チャールズ3世 (イギリス王)|チャールズ3世]]（当時皇太子）と共に参列した<ref name="Diplomatic Bluebook 2020">[https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/bluebook/2020/html/data09.html 外交青書 2020 ｜ 即位礼正殿の儀参列者（外国元首・祝賀使節等及び駐日外国大使等） ｜ 外務省]</ref>。

2020年8月6日、原爆投下から75年目を迎える広島で開催された平和記念式典に参列し、原爆死没者への哀悼と平和への祈りを捧げた<ref>[https://www.city.hiroshima.lg.jp/soshiki/49/215515.html 令和2年（2020年）度の平和記念式典参列大使 - 広島市公式ホームページ]</ref>。

2020年12月4日、自身のツイッターで全国47都道府県を制覇したと伝えた<ref>{{Cite web|和書|title=https://twitter.com/paulmaddenuk/status/1334792625279340545|url=https://twitter.com/paulmaddenuk/status/1334792625279340545|website=Twitter / Paul Madden|accessdate=2020-12-05|language=ja|publisher=}}</ref>。


=== 書籍 ===
=== 書籍 ===
* 2003年{{cite book|author=Madden, Paul|title=Raffles : lessons in business leadership|year=2003|publisher=WhosWhoPublishing|location=Singapore|authorlink=|authormask=}}
* 2003年{{cite book|author=Madden, Paul|title=Raffles : lessons in business leadership|year=2003|publisher=WhosWhoPublishing|location=Singapore|authorlink=|authormask=}}


== 外部リンク ==
== 脚注 ==
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* https://blogs.fco.gov.uk/ja/paulmadden/
* {{Twitter|@PaulMaddenUK}} British Ambassador-designate to Japan

== 参考文献 ==
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[[ファイル:Paul Damian Madden 駐日英国大使信任状捧呈式‗2017‐01-18 1.JPG|左|サムネイル|駐日英国大使・信任状捧呈式(2017年1月18日)]]
[[ファイル:Paul Damian Madden 駐日英国大使信任状捧呈式‗2017‐01-18 1.JPG|左|サムネイル|駐日英国大使・信任状捧呈式(2017年1月18日)]]
[[ファイル:ポール・マデン信任状棒呈式20170118.ogg|中央|サムネイル|ポール・マデン信任状棒呈式(2017年1月18日)皇居にて]]
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== 外部リンク ==
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* [https://blogs.fco.gov.uk/ja/paulmadden/ 公式ブログ]
* {{Twitter|PaulMaddenUK}}
* [https://www.keidanren.or.jp/journal/times/2021/0218_03.html 日英関係等についてマデン駐日英国大使から聴く] - 2021年2月4日
* [https://www.esquire.com/jp/culture/interview/a29360352/united-kingdom-of-great-britain-japan-ambassador/ 【連載】大使館の扉がひらく。第3回 英国] - 2019年10月21日
* [https://www.youtube.com/watch?v=G76XwJi7fvI ポール・マデン駐日英国大使　会見　2021.1.28 - YouTube] - [[日本記者クラブ]]での会見（2021年1月28日 15:00～16:00）、発言は日本語、英語の通訳つき
* [https://www.youtube.com/watch?v=ecqHZvcRXDU ポール・マデン　駐日英国大使　2017.3.9 - YouTube] - [[日本記者クラブ]]での会見（2017年3月9日 14:30～15:15）、発言は英語、日本語の通訳つき

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2023年10月30日 (月) 12:23時点における版

この記事の項目名には以下のような表記揺れがあります。
  • ポール・マッデン
ポール・マデン
CMG FRGS
日本駐箚英国特命全権大使
任期
2017年1月 – 2021年2月
君主エリザベス2世
首相テリーザ・メイ
前任者ティモシー・ヒッチンズ
後任者ジュリア・ロングボトム
駐オーストラリア英国高等弁務官
任期
2011年 – 2015年
君主エリザベス2世
首相デーヴィッド・キャメロン
前任者アモス女男爵
後任者メナ・ローリングス
駐シンガポール英国高等弁務官
任期
2007年 – 2011年
君主エリザベス2世
首相トニー・ブレア
ゴードン・ブラウン
デーヴィッド・キャメロン
前任者アラン・コリンズ
後任者アンソニー・フィリップソン
個人情報
生誕1959年4月25日
デヴォン, イギリス
配偶者セーラ夫人
子供3人
出身校ケンブリッジ大学経済地理学修士号
ダラム大学MBA
ロンドン大学東洋アフリカ研究学院

ポール・ダミアン・マデン（英語: Paul Damian Madden CMG FRGS、1959年4月25日 - ）は、イギリスの外交官。日本駐箚英国特命全権大使。エリザベス女王よりCMG（聖マイケル・聖ジョージ勲章）を授与された。

経歴

駐日大使として

2017年1月18日、皇居で信任状を捧呈[3]。同年8月6日、広島で開かれた平和記念式典に参列している[4]。また、3日後の8月9日には長崎の平和祈念式典に参列し、広島と同様に原爆の犠牲者への哀悼の意を表明した[5]。

2017年1月10日、安倍晋三内閣総理大臣が日本語を話す駐日各国大使22名を総理公邸に招いて昼食会を主催したが、マデン大使も参加した各国大使のうちの一人であった[6]。また、2018年12月14日に開催された昼食会にもマデン大使が参加している[7]。

2019年10月22日、皇居正殿松の間で今上天皇の即位礼正殿の儀が執り行われ[8]、チャールズ3世（当時皇太子）と共に参列した[9]。

2020年8月6日、原爆投下から75年目を迎える広島で開催された平和記念式典に参列し、原爆死没者への哀悼と平和への祈りを捧げた[10]。

2020年12月4日、自身のツイッターで全国47都道府県を制覇したと伝えた[11]。

書籍

  • 2003年Madden, Paul (2003). Raffles : lessons in business leadership. Singapore: WhosWhoPublishing 

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ “His Excellency Paul Madden CMG”. gov.uk. 2017年1月13日閲覧。
  2. ^ “Change of British High Commissioner to Australia”. Foreign & Commonwealth Office (2014年12月20日). 2017年1月13日閲覧。
  3. ^ 駐日英国大使の信任状捧呈 ｜ 外務省
  4. ^ 広島市 - 平成29年(2017年)度の平和記念式典参列大使
  5. ^ 広島、長崎、西日本への訪問 | Foreign Office Blogs
  6. ^ 第2回安倍総理大臣と日本語を話す駐日各国大使との昼食会 ｜ 外務省
  7. ^ 安倍総理大臣と日本語を話す駐日各国大使との昼食会 ｜ 外務省
  8. ^ 即位礼正殿の儀 | 首相官邸ホームページ
  9. ^ 外交青書 2020 ｜ 即位礼正殿の儀参列者（外国元首・祝賀使節等及び駐日外国大使等） ｜ 外務省
  10. ^ 令和2年（2020年）度の平和記念式典参列大使 - 広島市公式ホームページ
  11. ^ “https://twitter.com/paulmaddenuk/status/1334792625279340545”. Twitter / Paul Madden. 2020年12月5日閲覧。
駐日英国大使・信任状捧呈式(2017年1月18日)
ポール・マデン信任状棒呈式(2017年1月18日)皇居にて

外部リンク

外交職
先代
サー・アラン・コリンズ（英語版） 		イギリスの旗 在シンガポールイギリス高等弁務官 シンガポールの旗
2007年 - 2011年 		次代
アンソニー・フィリップソン（英語版）
先代
アモス女男爵（英語版） 		イギリスの旗 在オーストラリアイギリス高等弁務官 オーストラリアの旗
2011年 - 2015年 		次代
メナ・ローリングス（英語版）
先代
ティモシー・ヒッチンズ 		イギリスの旗 駐日イギリス大使 日本の旗
2017年 – 2021年 		次代
ジュリア・ロングボトム
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