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'''三益楽器'''(サムイクアッキ、{{lang-ko-short|삼익악기}}、{{kse|002450}})は、[[韓国]]の楽器製造会社である。'''サミック'''(Samick)としても知られている。1958年創業。世界最大の楽器製造会社の一つであり、複数の楽器製造会社の[[株式]]を所有している。 |
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サミックは複数のピアノ(例えば、[[Wm. クナーベ& Co.]]、{{仮リンク|ジョセフ・プレンバーガー|en|Joseph Pramberger|label=プレンバーガー}}、コーラー&キャンベル (Kohler & Campbell)、[[ザイラー・ピアノフォルテファブリック|ザイラー]])、ギター(例えばグレッグ・ベネット・ギターズ、[[シルバートーン (シアーズ・ローバックのブランド)|シルバートーン]])、その他の楽器のブランドを所有している。 |
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サミックのギターは 異なるブランド名の下で製造されており、グレッグ・ベネットやJ.T. Riboloff(元[[ギブソン (楽器メーカー)|ギブソン]]の[[ヴァイオリン製作家|ルシエール]])を含む数多くの異なる製作者によって作られている<ref>{{cite news|url=http://www.vintageguitar.com/jt-riboloff/|title=JT Riboloff|work=[[Vintage Guitar (magazine)|Vintage Guitar]]|accessdate=2 February 2012}}</ref>。サミック製ギターはその他、[[スクワイア]]や[[エピフォン]]、[[ワッシュバーン]]、[[ホーナー (企業)|ホーナー]]、[[シルバートーン (シアーズ・ローバックのブランド)|シルバートーン]]、その他のブランドの |
サミックのギターは 異なるブランド名の下で製造されており、グレッグ・ベネットやJ.T. Riboloff(元[[ギブソン (楽器メーカー)|ギブソン]]の[[ヴァイオリン製作家|ルシエール]])を含む数多くの異なる製作者によって作られている<ref>{{cite news|url=http://www.vintageguitar.com/jt-riboloff/|title=JT Riboloff|work=[[Vintage Guitar (magazine)|Vintage Guitar]]|accessdate=2 February 2012}}</ref>。サミック製ギターはその他、[[スクワイア]]や[[エピフォン]]、[[ワッシュバーン]]、[[ホーナー (企業)|ホーナー]]、[[シルバートーン (シアーズ・ローバックのブランド)|シルバートーン]]、その他のブランドのギターをOEM作成している。 |
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===グレッグ・ベネット・ギターズ=== |
===グレッグ・ベネット・ギターズ=== |
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サミックは幅広いピアノも製造販売している。アコースティックピアノのブランドには、サミック(Samick)、プレンバーガー、Wm. クナーベ& Co.、コーラー&キャンベル、ゲブリューダー・シュルツ(Gebrüder Schulze)がある。電子ピアノのブランドは、コーラー(Kohler)、サミックデジタル、シンフォニア(Symphonia)がある。サミックは最近{{仮リンク|ソーマー& Co.|en|Sohmer & Co.}}ブランドの停止を発表した。 |
サミックは幅広いピアノも製造販売している。アコースティックピアノのブランドには、サミック(Samick)、プレンバーガー、Wm. クナーベ& Co.、コーラー&キャンベル、ゲブリューダー・シュルツ(Gebrüder Schulze)がある。電子ピアノのブランドは、コーラー(Kohler)、サミックデジタル、シンフォニア(Symphonia)がある。サミックは最近{{仮リンク|ソーマー& Co.|en|Sohmer & Co.}}ブランドの停止を発表した。 |
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2004年、サミックは競合企業の |
2004年、サミックは競合企業の[[HDC英昌|英昌ミュージック]](ヨンチャン)の経営権を獲得したが、米国および韓国における独占禁止法により一年後にこの合同は終わった<ref>Fine, Larry. (editor.) Acoustic and Digital Piano Buyer. Fall 2010. p. [http://www.pianobuyer.com/fall10/193.html 193].</ref>。2003年から2009年まで、サミックはドイツの[[ベヒシュタイン|C・ベヒシュタイン]]と提携していた。 |
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加えて、ベヒシュタインとサミックは中国[[上海]]に合弁事業工場を持っている。2008年10月、サミックはドイツのピアノ会社ザイラーの買収を発表した。ザイラーは価格と全体の品質の両面でベヒシュタインと競う存在と一般的に認められている。この発表はサミックとベヒシュタインとの間の協力関係が続くかどうかについて疑問を引き起こした。 |
加えて、ベヒシュタインとサミックは中国[[上海]]に合弁事業工場を持っている。2008年10月、サミックはドイツのピアノ会社[[ザイラー・ピアノフォルテファブリック|ザイラー]]の買収を発表した。ザイラーは価格と全体の品質の両面でベヒシュタインと競う存在と一般的に認められている。この発表はサミックとベヒシュタインとの間の協力関係が続くかどうかについて疑問を引き起こした。 |
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2009年末、サミックは[[スタインウェイ・ミュージカル・インスツルメンツ]]の株式16.5%を取得した。2010年11月までに、スタインウェイ・ミュージカル・インスツルメンツにおけ |
2009年末、サミックは[[スタインウェイ・ミュージカル・インスツルメンツ]]の株式16.5%を取得した。2010年11月までに、スタインウェイ・ミュージカル・インスツルメンツにおけるサミックの株式は32%まで上昇した<ref>Snowdown, Ross. "[http://www.yorkshirepost.co.uk/businessnews/Snooker-baize-firm-pockets-1m.6625969.jp Snooker baize firm pockets £1m orders in China.]" ''Yorkshire Post'', 15 November 2010.</ref>。2013年、サミックが持つスタインウェイの株式は[[スタインウェイ・アンド・サンズ]]が非公開企業となった時に[[ジョン・ポールソン]]によって買い取られた<ref>{{cite news|url=https://www.nikkei.com/article/DGXNASGN15003_V10C13A8000000/|title=高級ピアノ・スタインウェイの身売り先、別ファンドに|date=2013-08-15|newspaper=日本経済新聞|author=清水石珠実|accessdate=2018-04-02}}</ref>。 |
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2015年、サミックは[[河合楽器製作所]]の株式を取得し、一時は筆頭株主となった<ref>{{ |
2015年、サミックは[[河合楽器製作所]]の株式を取得し、一時は筆頭株主となった<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.nna.jp/news/show/48170|title=地場三益楽器、河合楽器の筆頭株主に|publisher=NNA ASIA アジア経済ヒュース|date=2015-04-08|accessdate=2018-04-02}}</ref>。 |
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==出典== |
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*[https://www.smcmusic.com/ Samick Musical Instruments Homepage] |
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*[http://www.gregbennettguitars.com/ Greg Bennett website] |
*[http://www.gregbennettguitars.com/ Greg Bennett website] |
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2023年11月11日 (土) 08:01時点における最新版
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種類 | 株式会社 |
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業種 | 楽器製造および販売 |
設立 | 1958年9月1日 |
創業者 | 李益孝 |
本社 |
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事業地域 | 世界各国 |
主要人物 |
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製品 | ピアノ、弦楽器、管楽器 |
売上高 | 103,208,757,284ウォン(2014) |
営業利益 | 7,395,539,241ウォン(2014) |
利益 | 3,712,000,468ウォン(2014) |
総資産 | 315,836,677,105ウォン(2014) |
従業員数 | 68人(2014) |
ウェブサイト |
www |
三益楽器(サムイクアッキ、朝: 삼익악기、KRX: 002450)は、韓国の楽器製造会社である。サミック(Samick)としても知られている。1958年創業。世界最大の楽器製造会社の一つであり、複数の楽器製造会社の株式を所有している。
サミックは複数のピアノ(例えば、Wm. クナーベ& Co.、プレンバーガー、コーラー&キャンベル (Kohler & Campbell)、ザイラー)、ギター(例えばグレッグ・ベネット・ギターズ、シルバートーン)、その他の楽器のブランドを所有している。
事業
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1992年、サミックはインドネシア・ボゴール近郊のCileungsiにP.T. Samick factoryを建設した。この工場はサミックが製造する楽器の大半を生産している。
北米事業は新たに作られたテネシー州ギャラテインの北米法人本社で行われている(2007年7月に完成)。この19,900 m2の施設は北米市場に関する全管理業務を担っており、ギター、アコースティック/電子ピアノの流通センターとしても機能している。この施設は近年、クナーベブランドの下で販売される少数のアコースティックピアノの製造を始めた。
ギター製造とOEM供給
[編集]![A Greg Bennett Avion AV1](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/b/b6/Greg_Bennett_Avion_AV1_with_Roland_Cube_15x.jpg/150px-Greg_Bennett_Avion_AV1_with_Roland_Cube_15x.jpg)
サミックのギターは 異なるブランド名の下で製造されており、グレッグ・ベネットやJ.T. Riboloff(元ギブソンのルシエール)を含む数多くの異なる製作者によって作られている[1]。サミック製ギターはその他、スクワイアやエピフォン、ワッシュバーン、ホーナー、シルバートーン、その他のブランドのギターをOEM作成している。
グレッグ・ベネット・ギターズ
[編集]アメリカのルシエールであるグレッグ・ベネットはサミックのギターシリーズを設計している。ギターはセイモア・ダンカンによって設計されたピックアップ、Groverからのマシンヘッド、Wilkinsonからのブリッジを備えている。使用されている木材はアフリカ産のオバンコールと黒檀、インド産のローズウッド、北米産のサトウカエデなどである。グレッグ・ベネット・レーベルの楽器はエレキギター、アコースティックギター、アーチトップギター、エレキベース、アコースティックベース、マンドリン、バンジョー、ウクレレ、オートハープである[2]。
ピアノ製造とブランド管理
[編集]サミックは幅広いピアノも製造販売している。アコースティックピアノのブランドには、サミック(Samick)、プレンバーガー、Wm. クナーベ& Co.、コーラー&キャンベル、ゲブリューダー・シュルツ(Gebrüder Schulze)がある。電子ピアノのブランドは、コーラー(Kohler)、サミックデジタル、シンフォニア(Symphonia)がある。サミックは最近ソーマー& Co.ブランドの停止を発表した。
2004年、サミックは競合企業の英昌ミュージック(ヨンチャン)の経営権を獲得したが、米国および韓国における独占禁止法により一年後にこの合同は終わった[3]。2003年から2009年まで、サミックはドイツのC・ベヒシュタインと提携していた。
加えて、ベヒシュタインとサミックは中国上海に合弁事業工場を持っている。2008年10月、サミックはドイツのピアノ会社ザイラーの買収を発表した。ザイラーは価格と全体の品質の両面でベヒシュタインと競う存在と一般的に認められている。この発表はサミックとベヒシュタインとの間の協力関係が続くかどうかについて疑問を引き起こした。
2009年末、サミックはスタインウェイ・ミュージカル・インスツルメンツの株式16.5%を取得した。2010年11月までに、スタインウェイ・ミュージカル・インスツルメンツにおけるサミックの株式は32%まで上昇した[4]。2013年、サミックが持つスタインウェイの株式はスタインウェイ・アンド・サンズが非公開企業となった時にジョン・ポールソンによって買い取られた[5]。
2015年、サミックは河合楽器製作所の株式を取得し、一時は筆頭株主となった[6]。
出典
[編集]- ^ “JT Riboloff”. Vintage Guitar 2012年2月2日閲覧。
- ^ “About Greg Bennett”. Greg Bennett Guitars. Samick. 2011年11月12日閲覧。
- ^ Fine, Larry. (editor.) Acoustic and Digital Piano Buyer. Fall 2010. p. 193.
- ^ Snowdown, Ross. "Snooker baize firm pockets £1m orders in China." Yorkshire Post, 15 November 2010.
- ^ 清水石珠実 (2013年8月15日). “高級ピアノ・スタインウェイの身売り先、別ファンドに”. 日本経済新聞 2018年4月2日閲覧。
- ^ “地場三益楽器、河合楽器の筆頭株主に”. NNA ASIA アジア経済ヒュース (2015年4月8日). 2018年4月2日閲覧。