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{{欧州の標準時}} |
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'''中央ヨーロッパ時間'''(ちゅうおうヨーロッパじかん、 |
'''中央ヨーロッパ時間'''(ちゅうおうヨーロッパじかん、Central European Time - '''CET''')は、[[協定世界時]] (UTC) を1時間進ませた[[標準時]]である ([[UTC+1]]) 。[[日本標準時]]との時差はマイナス8時間。'''中部欧州標準時'''とも<ref>{{Cite web|和書|title=中部欧州標準時(チュウブオウシュウヒョウジュンジ)とは? 意味や使い方 |url=https://kotobank.jp/word/%E4%B8%AD%E9%83%A8%E6%AC%A7%E5%B7%9E%E6%A8%99%E6%BA%96%E6%99%82-567820 |website=コトバンク |access-date=2023-02-27 |language=ja |last=}}</ref>。 |
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アフリカでは同じ UTC+1 として[[西アフリカ時間]]が使われている。 |
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== 夏時間 == |
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[[第二次世界大戦]]以前の1920年から1940年までの間は、[[リトアニア]]でも使われていた。戦時中に[[ドイツ]]が自国の占領した区域に導入させた後、[[フランス]]、[[ベルギー]]、[[オランダ]]、[[ルクセンブルク]]ではそれがそのまま残った。戦後、[[モナコ]]、[[スペイン]]、[[アンドラ]]、[[ジブラルタル]]も中央ヨーロッパ時間を導入した(スペインについては、[[カナリア諸島]]はUTCを採用、スペイン本土より1時間遅れ)。 |
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3月最終日曜日の午前2時(夏時間では午前3時)から10月最終日曜日の午前2時(夏時間では午前3時)までは、[[夏時間]]の'''[[中央ヨーロッパ夏時間]]''' ('''Central European Summer Time''') が使用される。中央ヨーロッパ時間を使用している全てのEU加盟国が夏時間を使用している。 |
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現在、中央ヨーロッパ時間を使用している国の中には、実際の経度が[[UTC+1]]のタイムゾーンから外れている国もあり、スペイン、フランスなどは、国土のほとんどが[[UTC+0]]のタイムゾーンにあたる経度に位置している。特にスペイン[[ガリシア]]地方西部には、[[UTC-1]]のタイムゾーンにあたる経度に位置するところもある。 |
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[[第二次世界大戦]]以前の1920年から1940年までの間は、[[リトアニア]]でも使われていた。戦時中に[[ドイツ]]が自国の占領した区域に導入させた後、[[フランス]]、[[ベルギー]]、[[オランダ]]、[[ルクセンブルク]]ではそれがそのまま残った。[[スペイン内戦|内戦]]直後で国内が疲弊していたスペインは第二次世界大戦には参戦しなかったが、ドイツとの関係を重視した[[フランシスコ・フランコ|フランコ]]により1940年に、それまでの西ヨーロッパ時間から中央ヨーロッパ時間へと標準時が変更され([[カナリア諸島]]はUTCを採用、スペイン本土より1時間遅れ)、戦後には[[モナコ]]、[[アンドラ]]、[[ジブラルタル]]も中央ヨーロッパ時間を導入した。 |
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現在、中央ヨーロッパ時間を使用している国の中には、実際の経度が[[UTC+1]]のタイムゾーンから外れている国もあり、スペイン、フランスなどは、国土のほとんどが[[UTC+0]]のタイムゾーンにあたる経度に位置している。特にスペインの[[ガリシア州|ガリシア]]地方西部には、[[UTC-1]]のタイムゾーンにあたる経度に位置するところもある。 |
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[[アイルランド]]、[[イギリス|UK]]でも、1968年から1971年までの間、試験的に導入されたことがあったが、暗い冬の朝に通学する子供の交通事故が増加するなどしたため、すぐに元に戻された。また、[[ポルトガル]]でも、1966-1976年、1992-1996年の間、導入されていたことがある。 |
[[アイルランド]]、[[イギリス|UK]]でも、1968年から1971年までの間、試験的に導入されたことがあったが、暗い冬の朝に通学する子供の交通事故が増加するなどしたため、すぐに元に戻された。また、[[ポルトガル]]でも、1966-1976年、1992-1996年の間、導入されていたことがある。 |
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*{{Flagicon|アルバニア}} [[アルバニア]] |
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*{{Flagicon|デンマーク}} [[デンマーク]] ([[フェロー諸島]]、[[グリーンランド]]を除く) |
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*{{Flagicon|スイス}} [[スイス]] |
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*{{Flagicon|リヒテンシュタイン}} [[リヒテンシュタイン]] |
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*{{Flagicon|イタリア}} [[イタリア]] |
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*{{Flagicon|サンマリノ}} [[サンマリノ]] |
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*{{Flagicon|マルタ}} [[マルタ]] |
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*{{Flagicon|オランダ}} [[オランダ]] (海外領土を除く) |
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*{{Flagicon|ベルギー}} [[ベルギー]] |
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*{{Flagicon|ルクセンブルク}} [[ルクセンブルク]] |
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*{{Flagicon|フランス}} [[フランス]] (海外領土を除く) |
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*{{Flagicon|モナコ}} [[モナコ]] |
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*{{Flagicon|アンドラ}} [[アンドラ]] |
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*{{Flagicon|スペイン}} [[スペイン]] ([[カナリア諸島]]を除く) |
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*{{Flagicon|バチカン}} [[バチカン]] |
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*{{Flagicon|コソボ}} [[コソボ]] |
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*{{Flagicon|ジブラルタル}} [[ジブラルタル]] ([[イギリス]]領) |
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== 出典 == |
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[[bs:Srednjoevropsko vrijeme]] |
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[[ca:Hora Central Europea]] |
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{{デフォルトソート:ちゆうおうようろつはしかん}} |
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[[cs:Středoevropský čas]] |
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[[Category:標準時]] |
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[[Category:ヨーロッパの時間]] |
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[[da:CET]] |
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[[de:Mitteleuropäische Zeit]] |
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[[el:Ώρα Κεντρικής Ευρώπης]] |
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[[en:Central European Time]] |
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[[eo:Horzonoj en Eŭropo]] |
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[[es:Hora central europea]] |
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[[et:Kesk-Euroopa aeg]] |
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[[fr:Heure normale d'Europe centrale]] |
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[[gl:Tempo central europeo]] |
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[[he:CET]] |
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[[hr:Srednjoeuropsko vrijeme]] |
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[[hsb:Časowe pasma w Europje]] |
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[[hu:Közép-európai idő]] |
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[[id:Waktu Eropa Tengah]] |
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[[it:Central European Time]] |
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[[ko:중앙유럽 표준시]] |
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[[lt:Vidurio Europos laikas]] |
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[[mk:Средноевропско време]] |
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[[ms:Waktu Eropah Tengah]] |
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[[nl:Midden-Europese Tijd]] |
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[[nn:Sentraleuropeisk tid]] |
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[[no:Sentraleuropeisk tid]] |
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[[pl:Czas środkowoeuropejski]] |
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[[pt:Horário da Europa Central]] |
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[[ro:Ora Europei Centrale]] |
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[[ru:Центральноевропейское время]] |
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[[scn:CET]] |
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[[sh:Srednjoevropsko vrijeme]] |
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[[simple:Central European Time]] |
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[[sk:Stredoeurópsky čas]] |
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[[sl:Srednjeevropski čas]] |
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[[sr:Средњоевропско време]] |
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[[sv:Centraleuropeisk tid]] |
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[[th:เวลายุโรปกลาง]] |
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[[tr:Orta Avrupa Zaman Dilimi]] |
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[[uk:Центральноєвропейський час]] |
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[[zh:欧洲中部时间]] |
2023年11月11日 (土) 17:31時点における最新版
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青 | 冬:西ヨーロッパ時間 (UTC+0) 夏:西ヨーロッパ夏時間 (UTC+1) |
空色 | 通年:西ヨーロッパ時間 (UTC+0) |
赤 | 冬:中央ヨーロッパ時間 (UTC+1) 夏:中央ヨーロッパ夏時間 (UTC+2) |
黄土 | 冬:東ヨーロッパ時間 (UTC+2) 夏:東ヨーロッパ夏時間 (UTC+3) |
淡黄 | 通年:カリーニングラード時間 (UTC+2) |
緑 | 通年:極東ヨーロッパ時間、モスクワ時間 (UTC+3) |
中央ヨーロッパ時間(ちゅうおうヨーロッパじかん、Central European Time - CET)は、協定世界時 (UTC) を1時間進ませた標準時である (UTC+1) 。日本標準時との時差はマイナス8時間。中部欧州標準時とも[1]。
アフリカでは同じ UTC+1 として西アフリカ時間が使われている。
夏時間
[編集]3月最終日曜日の午前2時(夏時間では午前3時)から10月最終日曜日の午前2時(夏時間では午前3時)までは、夏時間の中央ヨーロッパ夏時間 (Central European Summer Time) が使用される。中央ヨーロッパ時間を使用している全てのEU加盟国が夏時間を使用している。
開始 | 終了 |
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2014年10月26日(日) 01:00 (UTC) | 2015年3月29日(日) 01:00 (UTC) |
2015年10月25日(日) 01:00 (UTC) | 2016年3月27日(日) 01:00 (UTC) |
2016年10月30日(日) 01:00 (UTC) | 2017年3月26日(日) 01:00 (UTC) |
2017年10月29日(日) 01:00 (UTC) | 2018年3月25日(日) 01:00 (UTC) |
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2020年10月25日(日) 01:00 (UTC) | 2021年3月28日(日) 01:00 (UTC) |
歴史
[編集]第二次世界大戦以前の1920年から1940年までの間は、リトアニアでも使われていた。戦時中にドイツが自国の占領した区域に導入させた後、フランス、ベルギー、オランダ、ルクセンブルクではそれがそのまま残った。内戦直後で国内が疲弊していたスペインは第二次世界大戦には参戦しなかったが、ドイツとの関係を重視したフランコにより1940年に、それまでの西ヨーロッパ時間から中央ヨーロッパ時間へと標準時が変更され(カナリア諸島はUTCを採用、スペイン本土より1時間遅れ)、戦後にはモナコ、アンドラ、ジブラルタルも中央ヨーロッパ時間を導入した。
現在、中央ヨーロッパ時間を使用している国の中には、実際の経度がUTC+1のタイムゾーンから外れている国もあり、スペイン、フランスなどは、国土のほとんどがUTC+0のタイムゾーンにあたる経度に位置している。特にスペインのガリシア地方西部には、UTC-1のタイムゾーンにあたる経度に位置するところもある。
アイルランド、UKでも、1968年から1971年までの間、試験的に導入されたことがあったが、暗い冬の朝に通学する子供の交通事故が増加するなどしたため、すぐに元に戻された。また、ポルトガルでも、1966-1976年、1992-1996年の間、導入されていたことがある。
該当国
[編集]ノルウェー
スウェーデン
ポーランド
スロバキア
ハンガリー
セルビア
北マケドニア
チェコ
オーストリア
スロベニア
クロアチア
ボスニア・ヘルツェゴビナ
モンテネグロ
アルバニア
デンマーク (フェロー諸島、グリーンランドを除く)
ドイツ
スイス
リヒテンシュタイン
イタリア
サンマリノ
マルタ
オランダ (海外領土を除く)
ベルギー
ルクセンブルク
フランス (海外領土を除く)
モナコ
アンドラ
スペイン (カナリア諸島を除く)
バチカン
コソボ
ジブラルタル (イギリス領)
出典
[編集]- ^ “中部欧州標準時(チュウブオウシュウヒョウジュンジ)とは? 意味や使い方”. コトバンク. 2023年2月27日閲覧。