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「安城七夕まつり」の版間の差分

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{{イベントインフォメーション
'''安城七夕まつり'''(あんじょうたなばたまつり)は[[愛知県]][[安城市]]において、[[1954年]](昭和29年)から行われている[[祭]]行事。毎年[[8月]]上旬に開催され、[[七夕]]として[[仙台七夕|仙台]]・[[湘南ひらつか七夕まつり|平塚]]に並び日本三大七夕祭りの一つ。
| イベント名称 = 安城七夕まつり
| 英文表記 = Anjo Tanabata Festival
| 画像 = Anjo-Tanabata-Matsuri-2023-6.jpg
| 画像サイズ = 250px
| 画像説明 = 安城七夕まつり(2023年)
| 種類 = [[祭]]
| 通称 =
| 正式名称 =
| 旧名称 =
| 開催時期 = 8月第1金・土・日
| 初回開催 = [[1954年]]([[昭和]]29年)
| 最終開催 =
| 開催時間 = 午前10時から午後10時まで
| 会場 = [[安城駅]]付近
| 主催 = 安城七夕まつり協賛会
| 共催 =
| 後援 =
| 協賛 =
| 企画制作 = 安城七夕まつり協賛会
| 協力 =
| 運営 = 安城七夕まつり協賛会
| プロデューサー =
| 出展数 =
| 来場者数 = 127万人([[2003年]](平成15年))<ref name="rekishi"> [http://www.anjo-tanabata.jp/history/41th-50th/ 七夕まつりの歴史]安城七夕まつり公式サイト </ref>
| 会場アクセス名 = <!--複数会場がある場合、主な会場名を記載-->
| 最寄駅 = [[東海旅客鉄道|JR]][[東海道線 (名古屋地区)|東海道本線]] [[安城駅]]
| 直通バス =
| 駐車場 = <!--駐車場の有無-->
| URL = https://anjo-tanabata.jp/
| 特記事項 =
}}


'''安城七夕まつり'''(あんじょうたなばたまつり)は、[[愛知県]][[安城市]]において[[1954年]]([[昭和]]29年)から行われている[[祭]]行事。主催者は安城七夕まつり協賛会であり、協賛会の会長は安城市長である<ref>[http://www.anjo-tanabata.jp/information/organizer/ 運営組織について | インフォメーション | 安城七夕まつり公式サイト]</ref>。
[[安城駅]]周辺の商店街を中心に、毎年8月の第一週の週末に3日開催される。七夕の竹飾り1000本に及び、仙台七夕に次ぐ規模となっている。


== 歴史 ==
== 特徴 ==
[[東海旅客鉄道|JR]][[東海道線 (名古屋地区)|東海道本線]] [[安城駅]]南口周辺の商店街を中心に、毎年8月の第1週の金・土・日の3日間に開催される。[[御幸本町 (安城市)|御幸本町]]、朝日町、末広町、日の出町などの一帯が[[歩行者天国]]となる<ref name="nhk20230805">{{Cite web|和書| url=https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20230805/3000030859.html | title=愛知県安城市の七夕まつり コロナ感染拡大前の規模で開幕 | publisher=NHK | date=2023-8-5 | accessdate=2023-8-5 }}</ref>。
[[太平洋戦争]]が終結した昭和20年、安城市発足前の安城町において、地元の活性化を目指した商工会による夏行事として、花火大会や商店街の大売り出しが行われていた。その後、[[1952年]](昭和27年)市制が敷かれ安城市が発足。安城駅前商店街が中心となり、夏行事を基本に七夕祭りの企画が提案され、[[1954年]](昭和29年)に第1回目の安城七夕祭りが開催された。第1回目の祭りは成功を収め、これを受けて毎年開催されることとなった


七夕の竹飾りは1,000本に及び、期間中は100万人を超す人が訪れる。かつて地元では[[仙台七夕]]・[[湘南ひらつか七夕まつり]]に並ぶ日本三大七夕祭りの一つと主張していたが、[[2009年]]([[平成]]21年)より「日本三大」から「願いごと日本一」へとコンセプトを変更。安城七夕まつりは竹飾りのストリートが日本一長いと言われ、同様に短冊の数、願いごとに関するイベントの数も日本一である自負があることから、これこそが安城七夕まつりの長年にわたる歴史の中で培ってきた財産として、願いごと関連のイベントを充実させることに比重を置いている。
1959年(昭和34年)からは、安城七夕まつり協賛会が発足し、祭の計画・運営を行う形とされた。[[1978年]](昭和53年)には[[日本商工会議所]]主催の「全国郷土祭」において、安城の竹飾りを披露。これを契機に全国にその名を知られ、[[日本三大]]七夕祭りの一つと称されるようになった。


また同週末には、隣接する[[岡崎市]]で「岡崎城下 家康公夏まつり」(旧称・[[岡崎観光夏まつり花火大会|岡崎観光夏まつり]])が開催されている。ただし金曜日が7日にあたる場合は、岡崎市の夏まつりは花火大会の日程に合わせるため同時には行われない。岡崎の花火は、安城七夕祭りからでも場所によっては見ることが出来る。
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[[愛知県]][[安城市]]最大のイベント。1954年(昭和29年)開催~現在。1978年(昭和53年)に、日本商工会議所100周年記念の「全国郷土祭」においてこだわりの竹飾りを披露したことから、仙台・平塚と並んで「日本三大[[七夕]]」と認知された。


== マスコットキャラクター・ロゴ ==
8月の第1週の週末3日間に開催する。
2009年(平成21年)より願いごとの精「[[きーぼー]]」を公式[[マスコットキャラクター]]として、「願いごと日本一」と書かれたロゴを公式ロゴとして正式に採用している。


== 歴史 ==
竹飾りは、1000本(仙台の1500本に次ぐ)と本格的なもので、開催範囲も、市役所~JR[[安城駅]]~名鉄[[南安城駅]]に及ぶ中心市街地がスッポリ入るほどの広さで、平塚の2倍以上ある。商店街のメインストリートは、屋台がギッシリ並ぶ。
[[太平洋戦争]]が終結した昭和20年、安城市発足前の安城町において、地元の活性化を目指した商工会による夏行事として、花火大会や商店街の大売り出しが行われていた。[[1952年]](昭和27年)市制が敷かれ安城市が発足。


1954年(昭和29年)、本町の商店主で構成する本町発展会が中心となり、本町の津島神社の祭礼にあわせて夏行事を基本に七夕祭りの企画が提案され、他の商店街を巻き込んで第1回目の安城七夕祭りが開催された。第1回目の祭りは成功を収め、これを受けて毎年開催されることとなった。
豊富な会場周辺の無料駐車場(案内看板あり)、JR・名鉄のダブルアクセスを可能にする優位な鉄道駅前開催と、集客力は抜群である。


[[1959年]](昭和34年)からは、安城七夕まつり協賛会が発足し、祭の計画・運営を行う形とされた。
以前は、4日間であったが、現在は週末の金曜・土曜・日曜の3日間開催で、密度の濃いお祭りになっている。


[[1978年]](昭和53年)には[[日本商工会議所]]主催の「全国郷土祭」において、安城の竹飾りを披露。これを契機に全国にその名を知られるようになった。
旧更生病院跡地を、市民交流広場として開放しており、各種イベントを開催する。


[[1987年]](昭和62年)までは4日間の開催だったが、[[1988年]](昭和63年)からは3日間の開催に変更となった。
トイレは、JR安城駅前、名鉄南安城駅前、サンテラス(ユニー)安城店北側の公園、旧更生病院跡地の市民交流広場(新設)などにある。


[[2003年]](平成15年)には、開催50年を迎え、来場者数は過去最多の127万人を記録した<ref name="rekishi" />。
会場本部は、JR安城駅南口のペデストリアンデッキ下になる


[[2013年]](平成25年)には、「1本のササにつるされた最も多い短冊」の[[ギネス世界記録]]に挑戦した。祭りの開催中には、認定員が全ての短冊の確認を行うことができず、一度お預けとなったが、その後12月24日に13,809枚で記録更新を達成した<ref>[https://www.facebook.com/anjotanabata/posts/665604593490162 きーぼー - ギネス、世界記録を達成しました!] Facebook</ref>。
同日に、お隣の岡崎市の花火大会と重なる。


[[2020年]]([[令和]]2年)4月20日、[[新型コロナウイルス感染症の流行 (2019年-)|新型コロナウイルス感染症の拡大]]を受け、安城七夕まつり協賛会の[[神谷学]]会長はこの年の開催中止を決定した<ref>四方さつき「『我慢の時』『心に穴』 安城七夕まつり中止に市民ら」 『中日新聞』2020年4月21日付朝刊、西三河版、19面。</ref>。
ミス七夕が、5人選出され、大会に華を添える。


[[2021年]](令和3年)4月23日、市や商工会議所などでつくる協賛会の関係者が2年連続の開催中止を決めたことを中日新聞が報じた<ref>{{cite news |author=四方さつき |url=https://www.chunichi.co.jp/article/241739 | title=安城七夕まつり、今年も中止に | newspaper=中日新聞 | date=2021-4-23 | accessdate=2021-4-26 }}</ref>。
遠方からのお越しは、新幹線三河安城駅で降り、駅前のホテル群で宿泊し、あんくるバス・タクシー・レンタカーなどで、会場入りするのがいいだろう。


[[2022年]](令和4年)は規模を縮小して開催された。
道路網は、東名高速道路の岡崎IC~国道1号、伊勢湾岸道の豊田南IC~有料衣浦豊田道路、国道23号、県道48号線(岡崎刈谷線)などでアクセスできる。


[[2023年]](令和5年)は4年ぶりの通常開催となった<ref name="nhk20230805"/>。来場者は102万人だった<ref>{{Cite web|和書| author=白名正和 | url=https://www.chunichi.co.jp/article/744806 | title=にぎわい復活「安城七夕まつり」 来場者102万人 | publisher=中日新聞 | date=2023-8-8 | accessdate=2023-9-4 }}</ref>。
※安城市内の店舗では、安城七夕まつり用として、浴衣が売り出されている。


== ギャラリー ==
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<gallery widths="240" heights="180">
File:Anjo-Tanabata-Matsuri-2023-1.jpg|御幸本町の商店街
File:Anjo-Tanabata-Matsuri-2023-9.jpg|御幸本町の商店街
File:Anjo-Tanabata-Matsuri-2023-12.jpg|[[アンフォーレ]]。願い事を書いた短冊。
File:Anjo-Tanabata-Matsuri-2023-11.jpg|アンフォーレのステージ
File:Anjo-Tanabata-Matsuri-2023-3.jpg|安城駅のペデストリアンデッキから望む
File:Anjo-Tanabata-Matsuri-2023-4.jpg|安城駅南口
File:Anjo-Tanabata-Matsuri-2023-14.jpg|朝日町の商店街
File:安城七夕祭り.jpg|2006年
</gallery>


== 関連項目 ==
== 脚注 ==
{{Reflist}}
* [[七夕]]
* [[安城市]]


== 外部リンク ==
== 外部リンク ==
{{commonscat|Anjo Tanabata Festival}}
* [http://www.anjo-tanabata.jp/index.html 日本三大七夕「安城七夕まつり公式サイト]
* [https://anjo-tanabata.jp/ 安城七夕まつり 公式サイト]
* {{Twitter|tanabata_anjo}}


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[[Category:安城市]]
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安城七夕まつり
Anjo Tanabata Festival
安城七夕まつり(2023年)
安城七夕まつり(2023年)
イベントの種類
開催時期 8月第1金・土・日
初回開催 1954年昭和29年)
開催時間 午前10時から午後10時まで
会場 安城駅付近
主催 安城七夕まつり協賛会
企画制作 安城七夕まつり協賛会
運営 安城七夕まつり協賛会
来場者数 127万人(2003年(平成15年))[1]
最寄駅 JR東海道本線 安城駅
公式サイト
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安城七夕まつり(あんじょうたなばたまつり)は、愛知県安城市において1954年昭和29年)から行われている行事。主催者は安城七夕まつり協賛会であり、協賛会の会長は安城市長である[2]

特徴[編集]

JR東海道本線 安城駅南口周辺の商店街を中心に、毎年8月の第1週の金・土・日の3日間に開催される。御幸本町、朝日町、末広町、日の出町などの一帯が歩行者天国となる[3]

七夕の竹飾りは1,000本に及び、期間中は100万人を超す人が訪れる。かつて地元では仙台七夕湘南ひらつか七夕まつりに並ぶ日本三大七夕祭りの一つと主張していたが、2009年平成21年)より「日本三大」から「願いごと日本一」へとコンセプトを変更。安城七夕まつりは竹飾りのストリートが日本一長いと言われ、同様に短冊の数、願いごとに関するイベントの数も日本一である自負があることから、これこそが安城七夕まつりの長年にわたる歴史の中で培ってきた財産として、願いごと関連のイベントを充実させることに比重を置いている。

また同週末には、隣接する岡崎市で「岡崎城下 家康公夏まつり」(旧称・岡崎観光夏まつり)が開催されている。ただし金曜日が7日にあたる場合は、岡崎市の夏まつりは花火大会の日程に合わせるため同時には行われない。岡崎の花火は、安城七夕祭りからでも場所によっては見ることが出来る。

マスコットキャラクター・ロゴ[編集]

2009年(平成21年)より願いごとの精「きーぼー」を公式マスコットキャラクターとして、「願いごと日本一」と書かれたロゴを公式ロゴとして正式に採用している。

歴史[編集]

太平洋戦争が終結した昭和20年代、安城市発足前の安城町において、地元の活性化を目指した商工会による夏行事として、花火大会や商店街の大売り出しが行われていた。1952年(昭和27年)、市制が敷かれ安城市が発足。

1954年(昭和29年)、本町の商店主で構成する本町発展会が中心となり、本町の津島神社の祭礼にあわせて夏行事を基本に七夕祭りの企画が提案され、他の商店街を巻き込んで第1回目の安城七夕祭りが開催された。第1回目の祭りは成功を収め、これを受けて毎年開催されることとなった。

1959年(昭和34年)からは、安城七夕まつり協賛会が発足し、祭の計画・運営を行う形とされた。

1978年(昭和53年)には日本商工会議所主催の「全国郷土祭」において、安城の竹飾りを披露。これを契機に全国にその名を知られるようになった。

1987年(昭和62年)までは4日間の開催だったが、1988年(昭和63年)からは3日間の開催に変更となった。

2003年(平成15年)には、開催50年を迎え、来場者数は過去最多の127万人を記録した[1]

2013年(平成25年)には、「1本のササにつるされた最も多い短冊」のギネス世界記録に挑戦した。祭りの開催中には、認定員が全ての短冊の確認を行うことができず、一度お預けとなったが、その後12月24日に13,809枚で記録更新を達成した[4]

2020年令和2年)4月20日、新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、安城七夕まつり協賛会の神谷学会長はこの年の開催中止を決定した[5]

2021年(令和3年)4月23日、市や商工会議所などでつくる協賛会の関係者が2年連続の開催中止を決めたことを中日新聞が報じた[6]

2022年(令和4年)は規模を縮小して開催された。

2023年(令和5年)は4年ぶりの通常開催となった[3]。来場者は102万人だった[7]

ギャラリー[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b 七夕まつりの歴史安城七夕まつり公式サイト
  2. ^ 運営組織について | インフォメーション | 安城七夕まつり公式サイト
  3. ^ a b 愛知県安城市の七夕まつり コロナ感染拡大前の規模で開幕”. NHK (2023年8月5日). 2023年8月5日閲覧。
  4. ^ きーぼー - ギネス、世界記録を達成しました! Facebook
  5. ^ 四方さつき「『我慢の時』『心に穴』 安城七夕まつり中止に市民ら」 『中日新聞』2020年4月21日付朝刊、西三河版、19面。
  6. ^ 四方さつき (2021年4月23日). “安城七夕まつり、今年も中止に”. 中日新聞. https://www.chunichi.co.jp/article/241739 2021年4月26日閲覧。 
  7. ^ 白名正和 (2023年8月8日). “にぎわい復活「安城七夕まつり」 来場者102万人”. 中日新聞. 2023年9月4日閲覧。

外部リンク[編集]