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『'''昨日・今日・明日'''』(きのう きょう あす、きのう きょう あした<ref>{{Cite web|和書|url=http://www.kinenote.com/main/public/cinema/detail.aspx?cinema_id=10164|title=昨日・今日・明日|website=[[KINENOTE]]|publisher=株式会社[[キネマ旬報社]]|accessdate=2022-08-11}}</ref>、原題: ''Ieri, Oggi, Domani'')は、[[1963年の映画|1963年]]に公開された[[イタリアの映画|イタリア映画]]。監督は[[ヴィットリオ・デ・シーカ]]。「アデリーナ」「アンナ」「マーラ」の3つからなる。[[第37回アカデミー賞]]で[[アカデミー外国語映画賞|外国語映画部門]]を受賞した。


== キャスト ==
== ストーリー ==
*[[ソフィア・ローレン]]
*[[マルチェロ・マストロヤンニ]]
*[[ジョヴァンニ・ルドルフィ]]
*[[ティナ・ピカ]]

== ストーリ ==
===「ナポリのアデリーナ」===
===「ナポリのアデリーナ」===
復員後失業中の夫カルミネ([[マルチェロ・マストロヤンニ]])に代わって妻アデリーナ([[ソフィア・ローレン]]
復員後失業中の夫カルミネ([[マルチェロ・マストロヤンニ]])に代わって妻アデリーナ([[ソフィア・ローレン]])は闇タバコの商売で一家を支えていた。しかし未払いの罰金を徴収に来た役人を追い払ったため、逮捕されることに。相談した弁護士から「妊婦は出産後半年は逮捕されない」と助言され、夫婦は子作りに励むのだが……。
)は闇タバコの商売で一家を支えていた。しかし未払いの罰金を徴収に来た役人を追い払った為に逮捕されることに
、相談した弁護士から「妊婦は出産後半年間まで逮捕されない」と助言され夫婦は子作りに励むのだが…


===「ミラノのアンナ」===
===「ミラノのアンナ」===
社長夫人のアンナはパーティーで知り合った青年レンツォとドライブに出かけた。
社長夫人のアンナ(ソフィア・ローレン)はパーティーで知り合った青年レンツォ(マルチェロ・マストロヤンニ)とドライブに出かけた。ドライブ中、アンナは裕福ながらも心が満たされない不満をレンツォにぶつけ、二人で遠くへ行こうとレンツォを誘う
ドライブ中アンナは裕福ながらも心が満たされない不満をレンツォにぶつけて、
二人で遠くへ行こうとレンツォを誘う。


===「ローマのマーラ」===
===「ローマのマーラ」===
神学生のウンベルト(ジャンニ・リドルフィ)は休暇のため祖父母のいるローマのマンションに遊びに来た。ウンベルトは隣に住むコールガールのマーラ(ソフィア・ローレン)に一目惚れするが、祖母(ティーナ・ピーカ)はマーラを嫌い悪態をつく。ウンベルトは祖母と喧嘩をした挙げ句、仕舞いには神学生を辞めるとまで言い出す。ある日、部屋で上客のアウグスト(マルチェロ・マストロヤンニ)と一緒にいるところ祖母が訪ねて来て、孫を説得して欲しいとマーラに頼み込む。根が善良なマーラは祖母にある約束をする。
神学生のヴィンチェンツォは休暇のため祖父母のいるローマのマンションに遊びに来た。

ヴィンチェンツォは隣に住むコールガールのマーラに一目惚れするが、祖母はマーラを嫌い悪態をつく
== キャスト ==
。ヴィンチェンツォと祖母は喧嘩をして仕舞いには神学生を辞めるとまで言い出す。
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祖母は孫を説得して欲しいとマーラに頼み込み、頼まれたマーラは祖母にある約束をする。
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*テレビでの初回放送は『[[金曜映画劇場]]』であるが「ミラノのアンナ」がカットされ、別のストーリーが付けられての3話形式であった。1972年1月17日『[[月曜ロードショー]]』での放送時には『金曜映画劇場』放送分の最初に「ミラノのアンナ」が付け足され、4話形式で放送された。


== 関連項目 ==
== 関連項目 ==
*[[ああ結婚 (映画)]]
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== 出典 ==
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== 外部リンク ==
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2023年11月23日 (木) 17:08時点における最新版

昨日・今日・明日
Ieri, Oggi, Domani
ポスター
監督 ヴィットリオ・デ・シーカ
脚本 エドゥアルド・デ・フィリッポ
ヴィラ・ヴィラ
製作 カルロ・ポンティ
音楽 アルマンド・トロヴァヨーリ
撮影 ジュゼッペ・ロトゥンノ
編集 アドリアーナ・ノヴェッリ
配給 ヘラルド
公開 イタリアの旗 1963年12月19日
日本の旗 1964年6月1日
上映時間 120分
製作国 イタリアの旗 イタリア
フランスの旗 フランス
言語 イタリア語
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ソフィア・ローレン

昨日・今日・明日』(きのう きょう あす、きのう きょう あした[1]、原題: Ieri, Oggi, Domani)は、1963年に公開されたイタリア映画。監督はヴィットリオ・デ・シーカ。「アデリーナ」「アンナ」「マーラ」の3つからなる。第37回アカデミー賞外国語映画部門を受賞した。

ストーリー

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「ナポリのアデリーナ」

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復員後失業中の夫カルミネ(マルチェロ・マストロヤンニ)に代わって妻アデリーナ(ソフィア・ローレン)は闇タバコの商売で一家を支えていた。しかし未払いの罰金を徴収に来た役人を追い払ったため、逮捕されることに。相談した弁護士から「妊婦は出産後半年は逮捕されない」と助言され、夫婦は子作りに励むのだが……。

「ミラノのアンナ」

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社長夫人のアンナ(ソフィア・ローレン)はパーティーで知り合った青年レンツォ(マルチェロ・マストロヤンニ)とドライブに出かけた。ドライブ中、アンナは裕福ながらも心が満たされない不満をレンツォにぶつけ、二人で遠くへ行こうとレンツォを誘う。

「ローマのマーラ」

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神学生のウンベルト(ジャンニ・リドルフィ)は休暇のため祖父母のいるローマのマンションに遊びに来た。ウンベルトは隣に住むコールガールのマーラ(ソフィア・ローレン)に一目惚れするが、祖母(ティーナ・ピーカ)はマーラを嫌い悪態をつく。ウンベルトは祖母と喧嘩をした挙げ句、仕舞いには神学生を辞めるとまで言い出す。ある日、部屋で上客のアウグスト(マルチェロ・マストロヤンニ)と一緒にいるところ祖母が訪ねて来て、孫を説得して欲しいとマーラに頼み込む。根が善良なマーラは祖母にある約束をする。

キャスト

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役名 俳優 日本語吹替
TBS NHK
アデリーナ/アンナ/マーラ ソフィア・ローレン 富永美沙子 小林千登勢
カルミネ/レンツォ/アウグスト マルチェロ・マストロヤンニ 羽佐間道夫 瑳川哲朗
ウンベルト ジャンニ・リドルフィ 安田隆
ジョヴァンナ(ウンベルトの祖母) ティーナ・ピーカイタリア語版
不明
その他
青野武
諏訪孝二
嶋俊介
城山堅
塩見竜介
塚田正昭
風祭修一
野沢雅子
国坂伸
幸つや子
千葉耕市
西沢和子
演出 滝山照生
翻訳 尾坂力
効果
調整 杉原日出弥
制作 グローバルプロダクション
解説 荻昌弘
初回放送 1972年1月17日
月曜ロードショー
1973年12月31日
『劇映画』
14:30-16:29
  • テレビでの初回放送は『金曜映画劇場』であるが「ミラノのアンナ」がカットされ、別のストーリーが付けられての3話形式であった。1972年1月17日『月曜ロードショー』での放送時には『金曜映画劇場』放送分の最初に「ミラノのアンナ」が付け足され、4話形式で放送された。

関連項目

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出典

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  1. ^ 昨日・今日・明日”. KINENOTE. 株式会社キネマ旬報社. 2022年8月11日閲覧。

外部リンク

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