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「産経学園」の版間の差分

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{{基礎情報 会社
'''産経学園'''(さんけいがくえん)は、[[1955年]][[3月12日]]に東京・大手町の[[産経会館]]に誕生した日本最初の[[カルチャーセンター]]である。設立当初の名称は「東京婦人会館」であった
| 社名 = 株式会社産経学園
戦前、日本で最初の「婦人のための教養クラブ」として活躍していた「東京婦人会館」が、戦後に新しい女性のためのクラブ組織として開設したのがその切っ掛けである。
| 英文社名 =
の「東京婦人会館」というのは、「婦人が婦人のために知識と教養を高める機関」として作られたもので、[[小林一]]らが創立者となり、[[村岡花子]]、[[市川房枝]]、[[吉屋信子]]、[[吉岡弥生]]ら政治家、小説家、学校経営者が役員として名を連ねていた。
| ロゴ =
| 種類 = [[株式会社]]
| 市場情報 = 非上場
| 略称 =
| 国籍 = {{JPN}}
| 郵便番号 = 252-0303
| 本社所在地 = [[神奈川県]][[相模原市]]南区相模大野3-1-7<br />カルチャービル3階
| 設立 = [[1965年]]5月13日
| 業種 = サービス業
| 統一金融機関コード =
| SWIFTコード =
| 事業内容 = カルチャーセンターの運営事業<br />イベントの企画運営受託業務
| 代表者 = 林 敏幸(代表取締役)
| 資本金 = 1000万円
| 売上高 =
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| 従業員数 =
| 決算期 =
| 主要株主 = 株式会社カルチャー 100%<ref name="sankei"/>
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| 関係する人物 =
| 外部リンク = https://www.sankeigakuen.co.jp/
| 特記事項 = 創業は[[1955年]]3月12日
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'''産経学園'''(さんけいがくえん)は、[[1955年]][[3月12日]]に東京・[[大手町 (千代田区)|大手町]]の[[サンケイビル|産経会館]][[産業経済新聞社|産経新聞社]]の協力で発足した日本最初の[[カルチャーセンター]]。設立当初の名称は「東京婦人会館」(同名の前身組織は[[1938年]]に開設)<ref name="sankei">{{cite web|url=https://www.sankeigakuen.co.jp/about/|title=会社概要|publisher=株式会社産経学園|accessdate=2018-01-19}}</ref>


== 沿革 ==
== 日本で最初(第1号)のカルチャーセンターとして ==
{{一次資料|section=1|date=2018年11月10日 (土) 13:40 (UTC)}}
設立当時は、[[伊東深水]]の日本画、[[星野立子]]の俳句、[[生方たつゑ]]の短歌、[[花柳寿輔]]の[[日本舞踊]]といった豪華な顔ぶれが売り物であった。女性、特に良家の子女を対象にしていること、おけいこごとを中心に講座編成していることは、初期の[[カルチャーセンター]]を性格づけるものであった。
[[戦前]]の「東京婦人会館」は、東京・[[有楽町]]の[[日本劇場|日劇]]ビル内に発足した日本最初の「婦人のための教養クラブ」である<ref name="sankei"/>。「婦人が婦人のために知識と教養を高める機関」として作られたもので、[[阪急阪神東宝グループ]]創業者で[[商工大臣]]など歴任した[[小林一]]らが創立者となり、[[村岡花子]]、[[市川房枝]]、[[吉屋信子]]、[[吉岡弥生]]ら政治家、小説家、学校経営者が役員として名を連ねた<ref name="sankei"/>
その活動の中で最も大きかったのが「技芸教授教室」である。一流の講師に直接、安い月謝で多種多様の「技芸」が学べるということは、当時としては画期的なことであった。


戦後、[[産経新聞社]]の協力を得て、再スタートした「東京婦人会館」は、[[伊東深水]]の日本画、[[星野立子]]の俳句、[[生方たつゑ]]の短歌、[[花柳寿輔]]の[[日本舞踊]]などが売り物であった。活動の中で最も大きかったのは「技芸教授教室」だった<ref name="sankei"/>。
その後夜間部も設定されることになり、働く女性にも歓迎され、開設1年で、各教室はほぼ満員となった。そこで、この「教室」部門を正式に「産経学園」として独立させ、男性も迎え入れることになった。それ以後、性別、年齢、資格などいっさい制限のない自由な教室「産経学園」の運営となったわけである。

現在関東に8ヵ所、関西に4ヵ所の教室を開講している。
その後、夜間部を設定。開設1年で各教室がほぼ満員となったため、教室部門を正式に「産経学園」として独立させ、男性にも門戸を開放した<ref name="sankei"/>。かつて[[カルチュア・コンビニエンス・クラブ]]の連結子会社だった<ref>{{Cite web|和書|url=http://www.ccc.co.jp/company/connection-group/index.html|title=連結グループ会社・持分法適用会社一覧|publisher=[[カルチュア・コンビニエンス・クラブ]]|accessdate=2018-01-19}}</ref>。


== 学園一覧 ==
== 学園一覧 ==
;関東
*銀座産経学園 1965年11月
*新宿産経学園 196712
* 産経学園[[吉祥寺]]([[1959]]4
*自由丘東急産経学園 1965年8月
* 産経学園[[自由が丘]]([[1965年]]8月
* 産経学園[[新百合ヶ丘]]([[ミロード#新百合ヶ丘エルミロード|新百合ヶ丘エルミロード]]、[[1992年]]11月)
*蒲田東急産経学園 1968年11月
*綾瀬産経学園19835
* 産経学園[[ユーカリが丘]]([[ユーカリプラザ]]、[[2019]]9
*吉祥寺産経学園 1959年4月
*新百合丘産経学園 1992年11月
*横浜産経学園 1957年11月
*大阪産経学園 1972年4月
*旭屋カルチャースクエア 奈良登美ヶ丘産経学園 2006年7月
*イオン大日産経学園 2006年10月
*なんばパークス産経学園 2007年4月
== 関連会社 ==
*[[旭屋書店]]
*米国旭屋書店
*旭屋出版


;関西
== 外部リンク ==
* 産経学園大阪([[阪急ターミナルビル]]、[[1972年]]4月)
*[http://www.sankeigakuen.co.jp/ 産経学園] 
* 産経学園[[イオンモール奈良登美ヶ丘|奈良登美ヶ丘]]([[2006年]]7月)
*[http://www.netdirect.co.jp/book/ netdirect旭屋書店]


;閉園校
[[Category:社会教育|さんけいかくえん]]
* [[横浜市|横浜]]産経学園 ([[1957年]]11月) - 横浜駅みなみ西口にあった[[相鉄文化会館]]の開業時に開校。相鉄文化会館の閉鎖に伴う移転を経て、マナマナ開園に伴い[[2008年]]3月31日閉園
* [[イオンモール大日|イオン大日]]産経学園 (2006年10月) - 2008年3月31日閉園
* [[銀座]]産経学園 (1965年11月) - 2009年3月28日閉園
* [[イオンモール高松|イオン高松]]産経学園 (2007年4月) - 2009年10月31日閉園
* [[綾瀬 (足立区)|綾瀬]]産経学園 ([[1983年]]5月) - 2009年11月30日閉園
* [[新宿]]産経学園 ([[1967年]]12月) - [[2009年]]12月31日閉園
* 旭屋カルチャースクエア [[イオンモール鹿児島]]店 (2007年10月) - 2013年8月31日閉園
* [[蒲田]]東急産経学園 ([[1968年]]11月) - 2014年3月31日閉園
* マナマナ([[トレッサ横浜]]北棟、[[2007年]]12月)
* 産経学園[[なんばパークス]](2007年4月

== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
{{Reflist}}

== 外部リンク ==
* [http://www.sankeigakuen.co.jp/ 産経学園]


{{産業経済新聞社}}
{{education-stub|さんけいかくえん}}
{{フジサンケイグループ}}
{{Normdaten}}
{{DEFAULTSORT:さんけいかくえん}}
[[Category:日本のカルチャーセンター]]
[[Category:相模原市南区の企業]]
[[Category:産経新聞社の歴史]]

2023年11月28日 (火) 09:03時点における最新版

株式会社産経学園
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 日本の旗 日本
252-0303
神奈川県相模原市南区相模大野3-1-7
カルチャービル3階
設立 1965年5月13日
業種 サービス業
事業内容 カルチャーセンターの運営事業
イベントの企画運営受託業務
代表者 林 敏幸(代表取締役)
資本金 1000万円
主要株主 株式会社カルチャー 100%[1]
外部リンク https://www.sankeigakuen.co.jp/
特記事項:創業は1955年3月12日
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産経学園(さんけいがくえん)は、1955年3月12日に東京・大手町産経会館内に産経新聞社の協力で発足した日本最初のカルチャーセンター。設立当初の名称は「東京婦人会館」(同名の前身組織は1938年に開設)[1]

沿革

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戦前の「東京婦人会館」は、東京・有楽町日劇ビル内に発足した日本最初の「婦人のための教養クラブ」である[1]。「婦人が婦人のために知識と教養を高める機関」として作られたもので、阪急阪神東宝グループ創業者で商工大臣など歴任した小林一三らが創立者となり、村岡花子市川房枝吉屋信子吉岡弥生ら政治家、小説家、学校経営者が役員として名を連ねた[1]

戦後、産経新聞社の協力を得て、再スタートした「東京婦人会館」は、伊東深水の日本画、星野立子の俳句、生方たつゑの短歌、花柳寿輔日本舞踊などが売り物であった。活動の中で最も大きかったのは「技芸教授教室」だった[1]

その後、夜間部を設定。開設1年で各教室がほぼ満員となったため、教室部門を正式に「産経学園」として独立させ、男性にも門戸を開放した[1]。かつてカルチュア・コンビニエンス・クラブの連結子会社だった[2]

学園一覧

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関東
関西
閉園校

脚注

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  1. ^ a b c d e f 会社概要”. 株式会社産経学園. 2018年1月19日閲覧。
  2. ^ 連結グループ会社・持分法適用会社一覧”. カルチュア・コンビニエンス・クラブ. 2018年1月19日閲覧。

外部リンク

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