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「フィリックスガム」の版間の差分

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フィリックスガムは、丸川製菓株式会社から販売されているいちご味のチューインガムである。
価格は1個あたり10円。


== ラインナップ ==
2024年現在以下の商品が発売されている。製品名称にも名前が入っていることからわかるように、いずれも[[包装|パッケージ]]には[[フィリックス・ザ・キャット]]が[[デザイン]]されている。
[[ファイル:イチゴつみゲームという名のただのあみだくじ.jpg|thumb|260px|包み紙の裏の「イチゴつみゲーム」]]
* 当たり付き
** フィリックスガム - イチゴ味
** フィリックスガムWソーダ味
* 当たりなし
** フィリックスマーブルガム
** チャック袋フィリックスガム


当たり付き商品については、[[大当たり|当たりクジ]]が出たら、購入したお店にて同じ商品を当たりクジとを交換してもらうことができる。なお[[大創産業|ダイソー]]では「13個入り100円」で販売しており、当たり券との交換ができないため、そもそもクジ自体が封入されていない<ref>{{Cite web|和書|url=https://withnews.jp/article/f0171211002qq000000000000000W00o10101qq000016393A|title=10円ガムから「あたり・はずれ券」が消えた?丸川製菓に聞きました|accessdate=2021-09-28|publisher=withnews|date=2017-12-11}}</ref>。


現在は包み紙の裏に「イチゴつみゲーム」という名の[[あみだくじ|アミダクジ]]がついているが、[[鉛筆]]でこすると絵が浮き出るという時期や、スタート位置が指定されているアミダクジの時期もあった{{要出典|date=2013年12月}}
== 概要 ==
当たり付き商品


== エフエックスガム ==
当たりクジが出たら、購入したお店にて当たりの交換をしてもらう。
[[File:F-X gum.jpg|thumb|エフエックスガム(包装紙に「例のキャラ」が描かれているが、れっきとした丸川製菓の著作物であるため、著作権保護の為に隠している。ちなみに本家「フィリックス・ザ・キャット」の著作権は満了している)]]
当たりの確率は1/12。
[[File:F-X gum ura.jpg|thumb|エフエックスガムのパッケージの裏面。2023年現在、「エフ・エックスくんアミダくじ」が楽しめる]]
丸川製菓は、「例のキャラ」が描かれた「フィリックスガム」を1960年より販売していた。本家の1958年版(日本での放送は1960年)アニメのデザインを意識したらしく、同作に登場したロック・ボトムっぽいキャラなどが描かれたパッケージも確認されている。本家とそれほど似ておらず、味わいのあるデザインである。


1980年代に正式にフィリックス・ザ・キャットの[[版権]]を取得した後も、「例のキャラ」の絵に「by FELIX THE CAT PRODUCTIONS INC.」のコピーライトが併記されたフィリックスガムが販売されていたが、フィリックスのイメージを損ねると版元に言われ、口の周りや鼻を赤くするなど、フィリックス・ザ・キャットと似ていない方向に細部を若干再デザインされた「ニューフィリックスガム」が発売された。この時期には「例のキャラ」の[[ノベルティ]]も製作されているなど、丸川製菓の看板であったことが解る。しかし、やはり許されなかったらしく(あからさまなパチモノに本家のコピーライトが併記されている異様な状態である)、フィリックスガムのパッケージは正式なデザインのフィリックス・ザ・キャットになった。
現在は包み紙の裏に「イチゴつみゲーム」という名のアミダクジがついている。
鉛筆でこすると絵が浮き出るという時期や、スタート位置が指定されているアミダクジの時期もあった。


しかし「例のキャラ」の絵もせっかくなので、耳を丸くしたり、頬の尖りを二股にして毛羽立たせるなど、フィリックス・ザ・キャットとさらに似ていない方向に細部を若干再デザインされ、1990年代初めごろに「エフエックスガム」の名称で再発売された。英語表記は「F-X」で、中間は伏字のつもりだったらしい。もちろん[[外国為替証拠金取引]](Foreign Exchange、通称は「FX」)とは無関係である。
丸川製菓株式会社明治21年(1888年)創業、昭和23年(1948年)創立された、菓子(フーセンガム)の製造販売会社である。
本社は愛知県名古屋市西区新道1丁目9番9号にあり、工場は名古屋工場、小牧工場の2つ、営業所は札幌、東京、名古屋、大阪、広島、福岡の6カ所にある。
取引先は全国菓子問屋400社に及ぶ。
社員数は平成22年7月の時点で171名


「例のキャラ」は、たまたま名前が「フィリックス」だっただけでフィリックス・ザ・キャットとは無関係の「[[クマ|熊]]」だったという設定になっている(丸川製菓はフィリックス・ザ・キャットの正式なライセンシーなので、「例のキャラ」はフィリックス・ザ・キャットのパチモンではなかったことになっている)。2023年現在、「エフエックスガム」のキャラクターの正式な名前は「'''エフ・エックスくん'''」である。発売当初は駄菓子屋向けの10円ガムとして販売されていたが、2023年現在は丸川製菓のガムアソート「フーセンガムアソート」の1つとして収録されている。


== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
{{Reflist}}


== 会社の沿革 ==
== 外部リンク ==
*[https://www.marukawagum.com/item/item_1/ 丸川製菓株式会社]


{{デフォルトソート:ふいりつくすかむ}}
明治21年 (1888年) 菓子の製造販売を始める
[[Category:チューインガムの商品名]]

[[Category:駄菓子]]
大正7年 (1918年) 落花生菓子を販売
[[Category:クマをモチーフにしたマスコット]]

[[Category:1960年設立]]
昭和9年 (1934年) キャンディーを発売

昭和22年 (1947年) チューインガムを発売

昭和23年 (1948年) 丸川製菓株式会社発足

昭和29年 (1954年) 「オレンジ角ガム」全国菓子大博覧会で名誉大賞牌受賞

昭和34年 (1959年) 「オレンジマーブルガム」発売、子供向けガムの輸出を開始

昭和35年 (1960年) 名古屋税関より保税工場の許可を受ける

昭和37年 (1962年) 本社ビル完成(現本社所在地)

昭和38年 (1963年) 名古屋市西区小舟町に小舟工場完成

昭和40年 (1965年) 愛知県小牧市下小針町に約1900坪の工場用地を確保

昭和52年 (1977年) 岐阜薬科大学に子の原高原の土地(約1万坪)を寄贈

昭和63年 (1988年) 創業100周年、創立40周年記念式典

             小牧工場第一期工事完成

平成2年 (1990年) 小牧工場第二期工事完成

平成3年 (1991年) 名古屋商工会議所より創業100年会員企業として顕彰を受ける、名古屋市西区江中町に配送センター完成

平成8年 (1996年) 小牧工場第三期工事完成

平成10年 (1998年) 小牧工場第四期工事完成

平成11年 (1999年) 配送センターを小牧工場へ移転

平成16年 (2004年) 本社工場糖衣工程改修工事完成

平成18年 (2006年) 本社工場糖衣工程の設備改良工事完成


== a ==

== b ==

2024年1月31日 (水) 13:12時点における最新版

フィリックスガムは、丸川製菓から販売されているチューインガムである。1960年に発売され、1994年には本製品の売上が1億円を突破するなど[1]、丸川製菓を代表する菓子である。「10円ガム」や「ネコガム」の通称・俗称で知られる。2024年2月現在の正味単価は税込10円であり、バラで売られている菓子としては日本一安い菓子とされている。

ラインナップ

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2024年現在以下の商品が発売されている。製品名称にも名前が入っていることからわかるように、いずれもパッケージにはフィリックス・ザ・キャットデザインされている。

包み紙の裏の「イチゴつみゲーム」
  • 当たり付き
    • フィリックスガム - イチゴ味
    • フィリックスガムWソーダ味
  • 当たりなし
    • フィリックスマーブルガム
    • チャック袋フィリックスガム

当たり付き商品については、当たりクジが出たら、購入したお店にて同じ商品を当たりクジとを交換してもらうことができる。なおダイソーでは「13個入り100円」で販売しており、当たり券との交換ができないため、そもそもクジ自体が封入されていない[2]

現在は包み紙の裏に「イチゴつみゲーム」という名のアミダクジがついているが、鉛筆でこすると絵が浮き出るという時期や、スタート位置が指定されているアミダクジの時期もあった[要出典]

エフエックスガム

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エフエックスガム(包装紙に「例のキャラ」が描かれているが、れっきとした丸川製菓の著作物であるため、著作権保護の為に隠している。ちなみに本家「フィリックス・ザ・キャット」の著作権は満了している)
エフエックスガムのパッケージの裏面。2023年現在、「エフ・エックスくんアミダくじ」が楽しめる

丸川製菓は、「例のキャラ」が描かれた「フィリックスガム」を1960年より販売していた。本家の1958年版(日本での放送は1960年)アニメのデザインを意識したらしく、同作に登場したロック・ボトムっぽいキャラなどが描かれたパッケージも確認されている。本家とそれほど似ておらず、味わいのあるデザインである。

1980年代に正式にフィリックス・ザ・キャットの版権を取得した後も、「例のキャラ」の絵に「by FELIX THE CAT PRODUCTIONS INC.」のコピーライトが併記されたフィリックスガムが販売されていたが、フィリックスのイメージを損ねると版元に言われ、口の周りや鼻を赤くするなど、フィリックス・ザ・キャットと似ていない方向に細部を若干再デザインされた「ニューフィリックスガム」が発売された。この時期には「例のキャラ」のノベルティも製作されているなど、丸川製菓の看板であったことが解る。しかし、やはり許されなかったらしく(あからさまなパチモノに本家のコピーライトが併記されている異様な状態である)、フィリックスガムのパッケージは正式なデザインのフィリックス・ザ・キャットになった。

しかし「例のキャラ」の絵もせっかくなので、耳を丸くしたり、頬の尖りを二股にして毛羽立たせるなど、フィリックス・ザ・キャットとさらに似ていない方向に細部を若干再デザインされ、1990年代初めごろに「エフエックスガム」の名称で再発売された。英語表記は「F-X」で、中間は伏字のつもりだったらしい。もちろん外国為替証拠金取引(Foreign Exchange、通称は「FX」)とは無関係である。

「例のキャラ」は、たまたま名前が「フィリックス」だっただけでフィリックス・ザ・キャットとは無関係の「」だったという設定になっている(丸川製菓はフィリックス・ザ・キャットの正式なライセンシーなので、「例のキャラ」はフィリックス・ザ・キャットのパチモンではなかったことになっている)。2023年現在、「エフエックスガム」のキャラクターの正式な名前は「エフ・エックスくん」である。発売当初は駄菓子屋向けの10円ガムとして販売されていたが、2023年現在は丸川製菓のガムアソート「フーセンガムアソート」の1つとして収録されている。

脚注

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  1. ^ 無効の審決・無効2003-35442 - 商標審決データベース
  2. ^ 10円ガムから「あたり・はずれ券」が消えた?丸川製菓に聞きました”. withnews (2017年12月11日). 2021年9月28日閲覧。

外部リンク

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