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{{ハングル記号|[[母音]]}}呼称は'''オ'''(<span lang="ko">오</span>)。19番目の字母(母音字母としては5番目)である。始めから終わりまで音色の変わらない単母音を表す。
{{ハングル記号|[[母音]]}}呼称は'''オ'''(<span lang="ko">오</span>)。19番目の字母(『[[訓蒙字会]]』以降は母音字母としては5番目、『[[訓民正音]]』当時は最初の複合母音文字で、[[天地人]]を表す基本文字の「[[ㆍ]]」「[[ㅡ]]」「[[ㅣ]]」に次ぐ4番目<ref>{{Cite web |title=ㅗ |url=https://encykorea.aks.ac.kr/Article/E0070769|website=[[韓国民族文化大百科事典]]|access-date=2024-02-26 |language=ko}}</ref>)である。始めから終わりまで音色の変わらない単母音を表す。
[[file:ㅗ (o) stroke order 2.png|thumb|250px|筆順]]

== 音声 ==
== 音声 ==
唇をすぼめて舌を後ろに引き、<span lang="ko">/[[ㅜ]]/</span>よりも少しあごを開いた状態の[[円唇後舌半狭母音]]{{IPA|o}}で発音される。
[[音素]]は{{Ipa|o}}で表される。唇をすぼめて舌を後ろに引き、<span lang="ko">/[[ㅜ]]/</span>よりも少しあごを開いた状態の[[円唇後舌半狭母音]]{{IPA|o}}で発音される。


== 沿革 ==
== 沿革 ==
『[[訓民正音]]』の中声字において天を象る「<span lang="ko">[[ㆍ]]</span>」と地を象る「<span lang="ko">[[ㅡ]]</span>」とによって構成され、天を表す<span lang="ko">ㆍ</span>が上側に置かれているので天から始まる陽母音の初出字に分類される。
『[[訓民正音]]』の中声字において天を象る「<span lang="ko">[[ㆍ]]</span>」と地を象る「<span lang="ko">[[ㅡ]]</span>」とによって構成され、天を表す<span lang="ko">ㆍ</span>が上側に置かれているので天から始まる陽母音の初出字に分類される。世宗序では「如洪字中聲」と規定されている。


その名称は『[[訓蒙字会]]』([[1527年]])でオ(吾)とされた。
その名称は『[[訓蒙字会]]』([[1527年]])でオ(吾)とされた。

人を象る「<span lang="ko">[[ㅣ]]</span>」と天を象る「<span lang="ko">[[ㆍ]]</span>」によって構成され、<span lang="ko">ㆍ</span>が外側に位置することにより天から始まる陽母音の再出字(<span lang="ko">ㆍ</span>が二つの字)に分類される。
== 造字 ==
== 造字 ==
*同じ陽母音の字母と組み合わさって<span lang="ko">[[ㅘ]]</span> {{IPA|wa}}が作られる(<span lang="ko">ㅗ</span> + <span lang="ko">[[ㅏ]]</span>)。
*同じ陽母音の字母と組み合わさって<span lang="ko">[[ㅘ]]</span> {{IPA|wa}}が作られる(<span lang="ko">ㅗ</span> + <span lang="ko">[[ㅏ]]</span>)。
*中性母音の字母と組み合わさって<span lang="ko">[[ㅚ]]</span> {{IPA|we}}(元来は{{IPA|ø}})が作られる(<span lang="ko">ㅗ</span> + <span lang="ko">[[ㅣ]]</span>)。
*中性母音の字母と組み合わさって<span lang="ko">[[ㅚ]]</span> {{IPA|we}}(元来は{{IPA|ø}})が作られる(<span lang="ko">ㅗ</span> + <span lang="ko">[[ㅣ]]</span>)。
*上記の2つの字母と組み合わされて<span lang="ko">[[ㅙ]]</span> {{IPA|wɛ}}が作られる(<span lang="ko">ㅗ</span> + <span lang="ko">ㅏ</span> + <span lang="ko">ㅣ</span>)。
*上記の2つの字母と組み合わされて<span lang="ko">[[ㅙ]]</span> {{IPA|wɛ}}が作られる(<span lang="ko">ㅗ</span> + <span lang="ko">ㅏ</span> + <span lang="ko">ㅣ</span>)。

== ラテン文字転写 ==
[[文化観光部2000年式]]、[[マッキューン=ライシャワー式]]ともに'''o'''と表記される。


== 文字コード ==
== 文字コード ==
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|HANGUL JUNGSEONG O||中声用||U+1169||&#4457;||lang=ko|ᅩ
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==脚注==

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[[Category:ハングル]]
[[Category:ハングル]]

2024年2月26日 (月) 10:48時点における最新版

ハングル字母
基本字母
合成字母
古字母

は、ハングルを構成する母音字母のひとつ。呼称は)。19番目の字母(『訓蒙字会』以降は母音字母としては5番目、『訓民正音』当時は最初の複合母音文字で、天地人を表す基本文字の「」「」「」に次ぐ4番目[1])である。始めから終わりまで音色の変わらない単母音を表す。

筆順

音声

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音素/o/で表される。唇をすぼめて舌を後ろに引き、//よりも少しあごを開いた状態の円唇後舌半狭母音[o]で発音される。

沿革

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訓民正音』の中声字において天を象る「」と地を象る「」とによって構成され、天を表すが上側に置かれているので天から始まる陽母音の初出字に分類される。世宗序では「如洪字中聲」と規定されている。

その名称は『訓蒙字会』(1527年)でオ(吾)とされた。

造字

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  • 同じ陽母音の字母と組み合わさって [wa]が作られる( + )。
  • 中性母音の字母と組み合わさって [we](元来は[ø])が作られる( + )。
  • 上記の2つの字母と組み合わされて [wɛ]が作られる( + + )。

ラテン文字転写

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文化観光部2000年式マッキューン=ライシャワー式ともにoと表記される。

文字コード

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Unicodeにおける文字コード
名称 種類 コード HTML実体参照コード 表示
HANGUL LETTER O 単体 U+3157
HANGUL JUNGSEONG O 中声用 U+1169

脚注

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  1. ^ ” (朝鮮語). 韓国民族文化大百科事典. 2024年2月26日閲覧。