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「お返し」の版間の差分

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'''お返し'''(おかえし)は、人から物を贈られたときに、返礼としてその人に物を贈り返すこと。
'''お返し'''(おかえし)は、人から物を贈られたときに、返礼としてその人に物を贈り返すこと。「うつり」、「おうつり」とも


== 様々なケースにおけるお返し ==
「うつり」、「おうつり」とも。
結婚の場合は、[[半紙]]を20枚ずつ抱き合わせにして[[水引]]を結び切りにしておうつりとして、普通は、[[盆]]、[[袱紗]]、[[風呂敷]]などを返すときには、タメ、トメ、などと称して、白紙2枚くらいを四つ折りにしてそえることもある。また[[熨斗]]をいれることがあり、附木(つけぎ。[[硫黄]]を祝うの意にとって)、転じては[[マッチ]]などが用いられる。


結婚の場合は、半紙を20枚ずつ抱き合わせにして水引を結び切りにしておうつりとして、ふつうは、[[盆]]、[[袱紗]]、[[風呂敷]]などをかえすときには、タメ、トメ、などと称して、白紙2枚くらいを四つ折りにしてそえることもある。また[[熨斗]]をいれることがあり、附木(つけぎ。硫黄を祝うの意にとって)、転じては[[マッチ]]などがもちいられる。祝賀をけたときは、当日から3、4週間以内に[[鰹節]]、[[赤飯]]、[[鳥の子]]、[[真綿]]、袱紗などをもちい、凶事弔慰のときは、忌明のときに白[[木綿]]、[[タオル]]、袱紗、[[まんじゅう]]、菓子などを返礼とする。病気[[見舞い]]をうけたばあいは、鰹節、赤飯など、旅行餞別をうけたばあいは、旅行先の[[みやげもの]]、賀寿の祝いに対しては、鰹節、真綿、袱紗、[[頭巾]]、[[反物]]、掛け物、置物、鮮魚、[[餅]]などがよい。[[古稀]]、喜の字、あるいは米寿などはめでたい祝いだから、親戚、知人などに祝賀の詩歌、文章、絵画、書などの寄贈を乞い、記念帖などをつくりわかつのもよい
祝賀をけたときは、当日から3、4週間以内に[[鰹節]]、[[赤飯]]、鳥の子、[[真綿]]、[[袱紗]]などをもちい、凶事弔慰のときは、忌明のときに白[[木綿]]、[[タオル]]、袱紗、[[まんじゅう]]、[[菓子]]などを返礼とする。


[[お見舞い#日本全般|病気見舞い]]を受けた場合は、鰹節、赤飯など、旅行餞別を受けた場合は、旅行先の[[土産物]]、賀寿の祝いに対しては、鰹節、真綿、袱紗、[[頭巾]]、[[反物]]、[[掛軸|掛け物]]、[[置物]]、[[鮮魚]]、[[餅]]などがよい。[[古稀]]、喜の字(喜寿)、あるいは[[米寿]]などはめでたい祝いだから、親戚、知人などに祝賀の詩歌、文章、[[絵画]]、書などの寄贈を乞い、記念帖などを作り分かつのもよい。また、[[香典#香典返し|香典返し]]もある。
なお、[[香典]]返しもある。


== 第三者への寄付 ==
お返しをせず、そのかわりに[[慈善事業]]団体などに寄付することもある。この場合はその人々にその理由を報じ、謝意を表するのが礼であるとされる。
お返しをせず、そのかわりに[[フィランソロピー|慈善事業]]団体などに[[寄付]]することもある。この場合はその人々にその理由を報じ、謝意を表するのが礼であるとされる。


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2024年3月20日 (水) 00:00時点における最新版

お返し(おかえし)は、人から物を贈られたときに、返礼としてその人に物を贈り返すこと。「うつり」、「おうつり」とも。

様々なケースにおけるお返し

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結婚の場合は、半紙を20枚ずつ抱き合わせにして水引を結び切りにしておうつりとして、普通は、袱紗風呂敷などを返すときには、タメ、トメ、などと称して、白紙2枚くらいを四つ折りにしてそえることもある。また熨斗をいれることがあり、附木(つけぎ。硫黄を祝うの意にとって)、転じてはマッチなどが用いられる。

祝賀を受けたときは、当日から3、4週間以内に鰹節赤飯、鳥の子、真綿袱紗などをもちい、凶事弔慰のときは、忌明のときに白木綿タオル、袱紗、まんじゅう菓子などを返礼とする。

病気見舞いを受けた場合は、鰹節、赤飯など、旅行餞別を受けた場合は、旅行先の土産物、賀寿の祝いに対しては、鰹節、真綿、袱紗、頭巾反物掛け物置物鮮魚などがよい。古稀、喜の字(喜寿)、あるいは米寿などはめでたい祝いだから、親戚、知人などに祝賀の詩歌、文章、絵画、書などの寄贈を乞い、記念帖などを作り分かつのもよい。また、香典返しもある。

第三者への寄付

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お返しをせず、そのかわりに慈善事業団体などに寄付することもある。この場合はその人々にその理由を報じ、謝意を表するのが礼であるとされる。