コンテンツにスキップ

「アッティカ十大雄弁家」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
Goregore (会話 | 投稿記録)
m link修正
 
(18人の利用者による、間の24版が非表示)
1行目: 1行目:
[[Image:DemosthPracticing.jpg|thumb|right|200px|演説をするデモステネスの絵([[ジャンジュールアントワーヌ ルコント・デュ・ヌイ]]画)]]
[[Image:Démosthène s'exerçant à la parole (1870) by Jean-Jules-Antoine Lecomte du Nouÿ.jpg|thumb|right|200px|演説をする[[デモステネス]]の絵([[ジャンジュールアントワーヌルコント・デュ・ヌイ]]画)]]
'''アッティカ十大雄弁家'''(アッティカじゅうだいゆうべんか、[[ギリシャ語]]:'''{{lang|el|Κανόνας των δέκα Αττικών ρητόρων}}''')とは、[[古代ギリシア]]古典時代を代表する10人の[[弁家]]および[[ロゴグラポス]](演説作家)たちのこと。
'''アッティカ十大雄弁家'''(アッティカじゅうだいゆうべんか)とは、[[古代ギリシア]][[古典期]]を代表する10人の{{仮リンク|雄弁家|en|Orator}}([[弁家]]および[[ロゴグラポス]](演説作家)たちのこと。


== 構成 ==
[[ビュザンティオンのアリストファネス]]と[[サモトラケのアリスタルコス]]が編纂した『アレクサンドリア正典([[:fr:Canon alexandrin|Canon alexandrin]])』の中には、以下の10人が含まれていた。
{{仮リンク|ビュザンティオンのアリストファネス|en|Aristophanes of Byzantium}}と[[サモトラケのアリスタルコス]]が編纂した『{{仮リンク|アレクサンドリアのカノン|fr|Canon alexandrin}}』の中には、以下の10人が含まれていた。


*[[アンティポン]]
*[[アンティポン]]
*[[アンドキデス]]
*[[アンドキデス]]
*[[リシアス]]
*[[リシアス]]
*[[イソクラテス]]
*[[イソクラテス]]
*[[イサイオス]]
*[[イサイオス]]
15行目: 16行目:
*[[ディナルコス]]
*[[ディナルコス]]


その弁論は後に、アッティシズム([[:en:Atticism|Atticism]])」いう修辞学運動を起こした。
その弁論は後に、{{仮リンク|アッティカ主義|en|Atticism}}呼ばれる[[修辞学]]運動を起こした。

[[プルタルコス]]の著作として、『十大雄弁家列伝』が伝わる(『{{仮リンク|モラリア|en|Moralia}}』所収)<ref>プルタルコス「十大弁論家列伝」-『モラリア 10』伊藤照夫訳、[[京都大学学術出版会]]〈[[西洋古典叢書]]〉、2013年 ISBN 9784876982868</ref>。[[カラクテーのカイキリオス|カイキリオス]]にも同様の著作があった。

== 脚注・出典 ==
{{Reflist}}

== 関連項目 ==
*[[弁論術]]
*[[アッティカ]]
*[[アッティカ方言]]
*[[弁論家の最高種について]]


==外部リンク==
==外部リンク==
*[http://classicpersuasion.org/pw/plu10or/ ''Lives of the Ten Orators'']
* [http://attalus.org/translate/orators1.html ''Lives of the Ten Orators''], translated by H.N. Fowler


{{DEFAULTSORT:あつていかしゆうたいゆうへんか}}
{{DEFAULTSORT:あつていかしゆうたいゆうへんか}}
[[Category:アッティカ十大雄弁家|*]]
[[Category:古代ギリシアの人物]]
[[Category:古代ギリシアの人物]]
[[Category:修辞学]]
[[Category:十大]]
[[Category:アッティカ]]

[[Category:デモステネス]]
[[ca:Oradors àtics]]
[[de:Attische Redner]]
[[el:Κανόνας των δέκα Αττικών ρητόρων]]
[[en:Attic orators]]
[[fr:Orateurs attiques]]
[[is:Attísku ræðumennirnir]]
[[nl:Attische redenaars]]
[[no:Attiske oratorene]]
[[pl:Kanon dziesięciu mówców]]
[[fi:Attikalaiset puhujat]]

2023年2月24日 (金) 18:22時点における最新版

演説をするデモステネスの絵(ジャン=ジュール=アントワーヌ・ルコント・デュ・ヌイ画)

アッティカ十大雄弁家(アッティカじゅうだいゆうべんか)とは、古代ギリシア古典期を代表する10人の雄弁家英語版弁論家)およびロゴグラポス(演説作家)たちのこと。

構成

[編集]

ビュザンティオンのアリストファネス英語版サモトラケのアリスタルコスが編纂した『アレクサンドリアのカノンフランス語版』の中には、以下の10人が含まれていた。

その弁論は後に、アッティカ主義英語版と呼ばれる修辞学運動を起こした。

プルタルコスの著作として、『十大雄弁家列伝』が伝わる(『モラリア英語版』所収)[1]カイキリオスにも同様の著作があった。

脚注・出典

[編集]
  1. ^ プルタルコス「十大弁論家列伝」-『モラリア 10』伊藤照夫訳、京都大学学術出版会西洋古典叢書〉、2013年 ISBN 9784876982868

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]