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「サネー・ヂャーマリック」の版間の差分

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'''サネー・ヂャーマリック'''({{lang|th|เสน่ห์ จามริก}}、[[1927年]][[7月11日]] - )は[[タイ王国|タイ]]の国家長老、[[人権]]学者、[[タイ国家人権委員会]]委員長(2001年‐2009年)。[[2005年]][[シーブーラパー賞]]受賞。
'''サネー・ヂャーマリック'''({{lang|th|เสน่ห์ จามริก}}、[[1927年]][[7月11日]] - [[2022年]][[4月9日]])は[[タイ王国|タイ]]の国家長老、[[人権]]学者、[[タイ国家人権委員会]]委員長(2001年‐2009年)。[[2005年]][[シーブーラパー賞]]受賞。


== 略歴 ==
== 略歴 ==
[[1948年]]法政治大学([[タンマサート大学]]前身)法大学院卒。国費留学生として[[イギリス]][[マンチェスター大学]]経営学修士取得後、[[商務省 (タイ)|商務省]]国内商取引局、[[外務省 (タイ)|外務省]]政治局官僚としてのキャリアを積むが、[[1960年]]、[[タンマサート大学]]行政学部常任教員として招かれ、政府官僚の職を辞した。サネーはその後、[[1987年]]まで教鞭を取ることになる。[[1973年]]の政変後、[[1974年]]まで国家立法議会議員をめる。
[[1948年]]法政治大学([[タンマサート大学]]前身)法大学院卒。国費留学生として[[イギリス]][[マンチェスター大学]]経営学修士取得後、[[商務省 (タイ)|商務省]]国内商取引局、[[外務省 (タイ)|外務省]]政治局官僚としてのキャリアを積むが、[[1960年]]、[[タンマサート大学]]行政学部常任教員として招かれ、政府官僚の職を辞した。サネーはその後、[[1987年]]まで教鞭を取ることになる。[[1973年]]の政変後、[[1974年]]まで国家立法議会議員をめる。


[[1975年]]、タイ国家人権連合({{lang|th|สหภาพเพื่อสิทธิเสรีภาพของประชาชน}}、現[[タイ国家人権委員会]]の前身)の開設に参画し、議長に就任。さらに同年、[[タンマサート大学]]教授職を得、[[副学長]]に就任。ラームカムーン大学行政学部、タンマサート大学政治行政学部より名誉博士号授与されている。
[[1975年]]、タイ国家人権連合({{lang|th|สหภาพเพื่อสิทธิเสรีภาพของประชาชน}}、現[[タイ国家人権委員会]]の前身)の開設に参画し、議長に就任。さらに同年、[[タンマサート大学]]教授職を得、[[副学長]]に就任。ラームカムーン大学行政学部、タンマサート大学政治行政学部より名誉博士号授与されている。


研究の分野では以下の業績がある。
研究の分野では以下の業績がある。
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2023年6月12日 (月) 23:21時点における最新版

サネー・ヂャーマリックเสน่ห์ จามริก1927年7月11日 - 2022年4月9日)はタイの国家長老、人権学者、タイ国家人権委員会委員長(2001年‐2009年)。2005年シーブーラパー賞受賞。

略歴[編集]

1948年法政治大学(タンマサート大学前身)法大学院卒。国費留学生としてイギリスマンチェスター大学経営学修士取得後、商務省国内商取引局、外務省政治局官僚としてのキャリアを積むが、1960年タンマサート大学行政学部常任教員として招かれ、政府官僚の職を辞した。サネーはその後、1987年まで教鞭を取ることになる。1973年の政変後、1974年まで国家立法議会議員を務める。

1975年、タイ国家人権連合(สหภาพเพื่อสิทธิเสรีภาพของประชาชน、現タイ国家人権委員会の前身)の開設に参画し、議長に就任。さらに同年、タンマサート大学教授職を得、副学長に就任。ラームカムヘーン大学行政学部、タンマサート大学政治行政学部より名誉博士号授与されている。

研究の分野では以下の業績がある。

  • フォード財団・アジア財団『タイの人権の発展に関する研究』計画責任者
  • 社会学・人文学教科書推進計画基金(มูลนิธิโครงการตำราสังคมศาสตร์และมนุษยศาสตร์)議長
  • タンマサート大学タイ・カーディー研究所(สถาบันไทยคดีศึกษา1971年創設)所長
  • タイ社会学会สมาคมสังคมศาสตร์แห่งประเทศไทย1966年創設)
  • タイ開発調査研究所สถาบันวิจัยเพื่อการพัฒนาประเทศไทย(TDRI)) 委員

タンマサート大学退官後も、農村開発、人権問題に携わり、2001年から2009年までタイ国家人権委員会委員長として活躍した。