コンテンツにスキップ

「クリス・ミドルトン」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
履歴の双方向閲覧
← 古い編集
削除された内容 追加された内容
ビジュアルウィキテキスト
Kuro-hato (会話 | 投稿記録)
3,032 回編集
 
(22人の利用者による、間の46版が非表示)
1行目: 1行目:
{{バスケットボール選手
{{バスケットボール選手
|名前={{PAGENAME}}
| 名前 = クリス・ミドルトン
|画像=Khris Middleton.jpg
| アルファベット表記 = Khris Middleton
| 画像 = {{CSS image crop |Image=Khris Middleton (39684853532) (cropped).jpg |bSize=425 |cWidth=250|cHeight=300 |oTop=0 |oLeft=150 |Location=center}}
|画像サイズ=270px
|画像説明=[[テキサスA&M大学]]時代のミドルトン
| 画像説明 = [[ミルウォーキー・バックス]]でのミドルトン (2018年)
| 所属チーム名 = ミルウォーキー・バックス
|本名=James Khristian Middleton
| 背番号 = 22
|愛称=
| ポジション = [[スモールフォワード|SF]]/[[シューティングガード|SG]]
|アルファベット表記=Khris Middleton
| リーグ = [[NBA]]
|原語名=
| 本名 = James Khristian Middleton
|原語表記=
| 愛称 =
|国={{USA}}
|誕生日={{生年月日と年齢|1991|8|12}}
| 国 = {{USA}}
| 誕生日 = {{生年月日と年齢|1991|8|12}}
|出身地=[[サウスカロライナ州]][[チャールストン (サウスカロライナ州)|チャールストン]]
| 出身地 = [[サウスカロライナ州]][[チャールストン (サウスカロライナ州)|チャールストン]]
| 身長 = 201cm
|出身=[[テキサスA&M大学]]
| 体重 = 101kg
|身長=203cm
| ウィングスパン = 210cm
|体重=98㎏
| ウィングスパン備考 = <ref>{{cite web|url=https://www.nba.com/stats/draft/combine-anthro/?SeasonYear=2012-13 |title=Draft Combine Anthrometric {{!}} Stats {{!}} NBA.com |publisher=NBA.com |date=2012 |accessdate=2022-01-22}}</ref>
|ウィングスパン=206cm
| シューズ = [[ナイキ]]
|足のサイズ=
| 高校 = {{仮リンク|ポーター＝ゴード高等学校|en|Porter-Gaud School}}
|シューズ=[[ナイキ]]
| 大学 = [[テキサスA&M大学]]
|血液型=
| ドラフト年 = 2012
|所属チーム名=ミルウォーキー・バックス
| 巡目 = 2
|ポジション=F/G
| 指名順 = 39
|背番号=22
| 指名チーム = [[デトロイト・ピストンズ]]
|ドラフト=[[2012年のNBAドラフト|2012年]] 39位
| プロ開始年 = 2012年
|垂直飛び=
| プロ引退年 =
|最高到達点=
| 所属年1 = {{nbay|2012|full=y}}
|経歴=[[デトロイト・ピストンズ]]<br >[[ミルウォーキー・バックス]]
| 所属1 = [[デトロイト・ピストンズ]]
|経歴年=2012-2013<br >2013-
| 所属年2 = 2012
| 所属2 = →[[フォートウェイン・マッドアンツ]]
| 所属年3 = {{nbay|2013|start}}-
| 所属3 = [[ミルウォーキー・バックス]]
| 賞歴 =
* [[NBAファイナル|NBAチャンピオン]] (2021)
* 3× [[NBAオールスターゲーム|NBAオールスター]] (2019, 2020, 2022)
* オール[[ビッグ12カンファレンス|Big 12]]セカンドチーム (2011)
| CAP数 = {{USAmb}}
| medaltemplates =
{{MedalCountry|{{USAmb}}}}
{{MedalCompetition|[[オリンピックのバスケットボール競技|オリンピック]]}}
{{MedalGold|[[2020年東京オリンピックのバスケットボール競技|2021 東京]]|}}
}}
}}
'''クリス・ミドルトン''' ('''James Khristian Middleton''' [[1991年]][[8月12日]] - )は、[[アメリカ合衆国]][[サウスカロライナ州]][[チャールストン (サウスカロライナ州)|チャールストン]]出身のプロ[[バスケットボール]]選手である。[[NBA]]の[[ミルウォーキー・バックス]]に所属している。ポジションは[[スモールフォワード]]。身長203cm 体重98㎏。
'''ジェームズ・クリスチャン・ミドルトン''' ('''James Khristian Middleton''', [[1991年]][[8月12日]] - )は、[[アメリカ合衆国]]・[[サウスカロライナ州]][[チャールストン (サウスカロライナ州)|チャールストン]]出身のプロ[[バスケットボール]]選手。[[NBA]]の[[ミルウォーキー・バックス]]に所属している。ポジションは主に[[スモールフォワード]]。


==経歴==
== 経歴 ==
=== 高校・大学 ===
[[サウスカロライナ州]]の高校時代から名の馳せたミドルトンは、全米代表クラスの選手として知られていた。そんな彼に[[NCAA]]も注目し、大学進学の際、[[セントジョセフ大学]]､[[バージニア工科大学]]､[[サウスカロライナ大学]]､[[ミシガン大学]]､[[テキサスA&M大学]]などの関係者がスカウトに訪れる中、ミドルトンはテキサスA&M大学に進学。1年生から主力として活躍し、[[NCAAトーナメント]]にも出場した。
高校時代、[[サウスカロライナ州]]の最優秀選手に選出された。[[サウスカロライナ州]]の高校時代から名の馳せたミドルトンは、全米代表クラスの選手として知られていた。そんなミドルトンに[[全米大学体育協会|NCAA]]1部校も注目し、大学進学の際、{{仮リンク|セントジョセフ大学|en|Saint Joseph's University}}､[[バージニア工科大学]]､[[サウスカロライナ大学]]､[[ミシガン大学]]､[[テキサスA&M大学]]などの関係者がスカウトに訪れる中、ミドルトンはテキサスA&M大学に進学。1年生から主力として活躍し、[[NCAA男子バスケットボールトーナメント|NCAAトーナメント]]にも出場した。


=== デトロイト・ピストンズ (2012-13) ===
そして3年生を終えた2012年に[[2012年のNBAドラフト]]にエントリーを表明し、[[デトロイト・ピストンズ]]から2巡目39位で指名され、[[NBA]]入りした。しかし、1年目は27試合しか出場機会を与えられなかった。
そして3年生を終えた2012年に[[2012年のNBAドラフト]]にエントリーを表明し、[[デトロイト・ピストンズ]]から2巡目39位で指名され、[[NBA]]入りした。9月15日、ピストンズとルーキー契約を結んだ<ref>{{Cite web|url=https://www.nba.com/pistons/news/detroit-pistons-sign-second-round-draft-selection-khris-middleton|title=Detroit Pistons Sign Second Round Draft Selection Khris Middleton|website=Detroit Pistons|access-date=September 6, 2021|archive-date=September 6, 2021|archive-url=https://web.archive.org/web/20210906142412/https://www.nba.com/pistons/news/detroit-pistons-sign-second-round-draft-selection-khris-middleton|url-status=live}}</ref>。しかし、1年目の{{Nbay|2012|app=シーズン}}は27試合しか出場機会を与えられなかった。
そして2013年オフに、[[ブランドン・ジェニングス]]の[[サイン・アンド・トレード]]による大型トレードで、[[ブランドン・ナイト (バスケットボール)|ブランドン・ナイト]]と共に[[ミルウォーキー・バックス]]に移籍した。この移籍がミドルトンにはステップアップのいい機会となり、バックスに加入した2013-14シーズンは、全82試合に出場し、前シーズンの6.1点から12.1点と数字を伸ばした。


=== ミルウォーキー・バックス ===
2014年12月15日の[[フェニックス・サンズ]]戦では、試合中盤に[[ジャバリ・パーカー]]が左膝の重傷を負い、チーム内に動揺が走る中、93対94で迎えた第4クォーター残り僅かの場面から、起死回生の逆転[[ブザービーター]][[3ポイントシュート]]を決め<ref>http://www.nba.com/games/20141215/MILPHX/gameinfo.html</ref>、2015年3月24日の[[マイアミ・ヒート]]戦でも、86対88で迎えた第4クォーター残り数秒の場面から、6連敗中だったチームを救う逆転[[ブザービーター]][[3ポイントシュート]]を決めた<ref>http://scores.espn.go.com/nba/gamecast?gameId=400579347&version=mobile</ref>。
==== 2013-14シーズン ====
2013年オフに、[[ブランドン・ジェニングス]]の[[サイン・アンド・トレード]]による大型[[トレード]]で、[[ブランドン・ナイト (バスケットボール)|ブランドン・ナイト]]と共に[[ミルウォーキー・バックス]]に移籍した<ref>{{cite web|url=http://www.nba.com/bucks/release/bucks-acquire-knight-middleton-and-kravtsov-pistons|title=Bucks Acquire Knight, Middleton and Kravtsov from Pistons|date=July 31, 2013|work=NBA.com|publisher=Turner Sports Interactive, Inc.|access-date=August 2, 2013|archive-date=August 4, 2013|archive-url=https://web.archive.org/web/20130804100419/http://www.nba.com/bucks/release/bucks-acquire-knight-middleton-and-kravtsov-pistons|url-status=live}}</ref>。この移籍がミドルトンにはステップアップのいい機会となり、バックスに加入した'''[[2013-2014シーズンのNBA|2013-14シーズン]]'''は82試合(64先発)に平均30.0分の出場で、12.1得点・3.8リバウンド・2.1アシスト・1.0スティールなどを記録した<ref>{{cite web|url=http://www.nba.com/games/20131206/MILWAS/gameinfo.html|title=Notebook: Bucks 109, Wizards 105|date=December 6, 2013|work=NBA.com|publisher=Turner Sports Interactive, Inc.|access-date=December 16, 2014|archive-date=December 24, 2014|archive-url=https://web.archive.org/web/20141224021317/http://www.nba.com/games/20131206/MILWAS/gameinfo.html|url-status=live}}</ref>。


==プレースタイル==
==== 2014-15シーズン ====
[[2014-2015シーズンのNBA|2014-15シーズン]]、2014年12月15日の[[フェニックス・サンズ]]戦では、試合中盤に[[ジャバリ・パーカー]]が左膝の重傷を負い、チーム内に動揺が走る中、93対94で迎えた第4Qの残りわずかの場面から、起死回生の逆転[[ブザービーター]][[3ポイントシュート]]を決め<ref>{{cite web|url=http://www.nba.com/games/20141215/MILPHX/gameinfo.html |title=Middleton's late shot helps Bucks beat Suns 96-94 |publisher=nba.com |editor=JOSE M. ROMERO |date=2014-12-16 |accessdate=2015-06-07 }}</ref>、2015年3月24日の[[マイアミ・ヒート]]戦でも、86対88で迎えた第4Qの残り数秒の場面から、6連敗中だったチームを救う逆転[[ブザービーター]][[3ポイントシュート]]を決めた<ref>{{cite web|url=http://scores.espn.go.com/nba/gamecast?gameId=400579347 |title=Khris Middleton's buzzer-beater for Bucks halts Heat |publisher=[[ESPN]] |date=2015-03-24 |accessdate=2015-06-07 }} </ref>。このシーズンは79試合(58先発)に平均30.1分の出場で、13.4得点・4.4リバウンド・2.3アシスト・1.5スティールなどを記録した。
インサイドでも得点ができるが、アウトサイドからのシュートを得意としており、[[3ポイントシュート]]の成功率は4割を越える。一方でディフェンスの方が課題とされているが、[[ジェイソン・キッド]]HCの指導の下、ディフェンス力も向上している。選手層が決して充実しているとはいえないバックスでは、攻守共に重宝されている。
==その他==
高校時代、[[サウスカロライナ州]]の最優秀選手に選出された。
==関連項目==
[[アメリカ合衆国のバスケットボール選手一覧]]
==脚注==


==== 2015-16シーズン ====
{{reflist}}
[[2015-2016シーズンのNBA|2015-16シーズン]]開幕前の2015年7月1日、バックスと5年7000万[[アメリカ合衆国ドル|ドル]]で再契約した<ref>[http://www.nba.com/bucks/release/bucks-re-sign-khris-middleton　BUCKS RE-SIGN KHRIS MIDDLETON]</ref>。このシーズンは79試合に平均36.1分の出場で、18.2得点・3.8リバウンド・4.2アシスト・1.7スティールなどを記録した。

==== 2016-17シーズン ====
[[2016-2017シーズンのNBA|2016-17シーズン]]開幕前の2016年9月、バックスはミドルトンが自主トレ中に右足[[ハムストリング]]を負傷し、全治6ヶ月の重傷を負ったと発表。2016-17シーズンの大半を欠場することになると発表<ref>[http://www.sportando.com/m/en/usa/nba/212372/bucks-middleton-out-six-months-with-hamstring-injury.html　Bucks: Middleton out six months with hamstring injury]</ref>。2017年2月8日の[[マイアミ・ヒート]]戦でシーズン初出場を果たした。このシーズンは29試合に平均30.7分の出場で、14.7得点・4.2リバウンド・3.4アシスト・1.4スティールなどを記録した。

==== 2017-18シーズン ====
[[2017-2018シーズンのNBA|2017-18シーズン]]、2017年11月1日の[[シャーロット・ホーネッツ]]戦で自身初の40得点以上となる43得点を記録した<ref>{{Cite web|url=https://www.cbssports.com/fantasy/basketball/news/bucks-khris-middleton-drops-career-high-43-points-on-hornets/|title=Bucks' Khris Middleton: Drops career-high 43 points on Hornets|work=[[CBSスポーツ]]|language=en|date=2017-11-01|accessdate=2021-01-03}}</ref>。2018年1月20日の[[フィラデルフィア・セブンティシクサーズ|フィラデルフィア・76ers]]戦で23得点・14リバウンド・10アシストで自身初の[[トリプルダブル]]を記録した<ref>{{Cite web|url=https://www.foxsports.com/wisconsin/story/milwaukee-bucks-philadelphia-76ers-khris-middleton-012018|title=Bucks fall to 76ers despite Khris Middleton's triple-double|work=[[FOXスポーツ]]|language=en|date=2018-01-21|accessdate=2021-01-03}}</ref>。2018年4月5日に行われた[[ブルックリン・ネッツ]]戦で31得点を記録、試合はネッツに119-111で敗れた<ref>{{cite web|url=http://www.espn.com/nba/recap?gameId=400975924|title=Nothing but Nets: Brooklyn's 3-point barrage beats Bucks|website=ESPN.com|publisher=[[ESPN]]|date=2018-04-05|accessdate=2018-04-07|language=英語}}</ref>。このシーズンは全82試合に平均36.4分の出場で、20.1得点・5.2リバウンド・4.0アシスト・1.5スティールなどを記録した。自身初めて平均20得点を超えた。2018年の[[NBAプレーオフ|プレーオフ]]1回戦、対[[ボストン・セルティックス]]の初戦で31得点、8リバウンド、6アシストを記録、試合はオーバータイムの末、113-107で敗れた<ref>{{cite web|url=http://www.espn.com/nba/recap?gameId=401029429|title=Celtics survive wild finish, hold off Bucks 113-107 in OT|website=ESPN.com|date=2018-04-14|accessdate=2018-04-18|language=en}}</ref>。第7戦で32得点を記録、試合は112-96で敗れバックスは3勝4敗で1回戦敗退となった<ref>{{cite web|url=http://www.espn.com/nba/recap?gameId=401029437|title=Celtics beat Bucks 112-96 in Game 7, advance to play 76ers|website=ESPN.com|date=2018-04-28|accessdate=2018-04-30|language=en}}</ref>。7試合で3Pシュートを25本決め（成功率61%）、平均24.7得点5.1リバウンド3.1アシストを記録するなど[[エース]]の[[ヤニス・アデトクンボ]]と共にチームを牽引した<ref>{{cite web|url=https://www.basketball-reference.com/playoffs/2018-nba-eastern-conference-first-round-bucks-vs-celtics.html|title=2018 NBA Eastern Conference First Round Bucks vs. Celtics|website=basketball-reference.com|publisher=|date=|accessdate=2018-05-01|language=英語}}</ref>。

==== 2018-19シーズン ====
[[2018-2019シーズンのNBA|2018-19シーズン]]は77試合に平均31.1分の出場で、18.3得点・6.0リバウンド・4.3アシスト・1.0スティールなどを記録した。また、[[2019年のNBAオールスターゲーム|NBAオールスターゲーム]]に初選出された。プレーオフでは[[デトロイト・ピストンズ]]、[[ボストン・セルティックス]]を破ったが、カンファレンス決勝で[[トロント・ラプターズ]]にシリーズ2勝4敗で敗退した。

==== 2019-20シーズン ====
[[2019-2020シーズンのNBA|2019-20シーズン]]、2020年1月28日の[[ワシントン・ウィザーズ]]戦で自身初の50得点以上となる51得点を記録した<ref>{{Cite web|url=https://nba.rakuten.co.jp/news/3149|title=51得点を挙げたバックスのクリス・ミドルトン「この試合をコービーに捧げる」|work=NBA Rakuten|date=2020-01-30|accessdate=2021-01-03}}</ref>。このシーズンは62試合に平均29.9分の出場で、20.9得点・6.2リバウンド・4.3アシスト・0.9スティールなどを記録した。FG成功率49.7%・3P成功率41.5%・フリースロー成功率91.6%を記録したが、[[50-40-90クラブ]]は惜しくも達成できなかった。プレーオフでは[[オーランド・マジック]]を破ったが、カンファレンス準決勝で[[マイアミ・ヒート]]に1勝4敗で敗退した。第4戦でエースの[[ヤニス・アデトクンボ]]が負傷退場し、第5戦に欠場していた。

==== 2020-21シーズン: NBAチャンピオン制覇 ====
[[2020-2021シーズンのNBA|翌シーズン]]のプレーオフでは、1回戦で再びヒートと対戦することになった。第1戦でミドルトンは27得点、6リバウンド、6アシストを記録し、延長戦の残り0.5秒に決勝のフェイダウェイジャンパーを決め、バックスが109-107で勝利し、シリーズ1-0のリードを手にした。バックスはこのシリーズを4戦全勝で終えることとなった<ref>{{cite web|url=https://www.espn.com/nba/story/_/id/31492322/khris-middleton-plays-hero-milwaukee-bucks-take-game-1-heat|title=Khris Middleton plays hero in overtime as Milwaukee Bucks take Game 1 over Miami Heat|website=ESPN.com|access-date=May 23, 2021|date=May 22, 2021|archive-date=May 23, 2021|archive-url=https://web.archive.org/web/20210523001711/https://www.espn.com/nba/story/_/id/31492322/khris-middleton-plays-hero-milwaukee-bucks-take-game-1-heat|url-status=live}}</ref>。事実上[[NBAファイナル]]とも言われた[[ブルックリン・ネッツ]]とのカンファレンス・セミファイナルの第6戦で、プレーオフ・キャリアハイの38得点に加え、10リバウンド、5アシスト、5スティールを記録し、104-89で勝利した<ref>{{cite web|url=https://clutchpoints.com/bucks-news-khris-middleton-has-historic-game-6-to-extend-series-vs-nets/|title=Bucks' Khris Middleton has historic Game 6 to extend series vs Nets|website=ClutchPoints|last=Songco|first=Dijo|date=June 17, 2021|access-date=June 17, 2021|archive-date=June 19, 2021|archive-url=https://web.archive.org/web/20210619041213/https://clutchpoints.com/bucks-news-khris-middleton-has-historic-game-6-to-extend-series-vs-nets/|url-status=live}}</ref>。ネッツにシリーズ4勝3敗で勝利し、カンファレンス・ファイナルとなった[[アトランタ・ホークス]]との第3戦では、キャリアハイの38得点、11リバウンド、7アシストを記録し、113-102で勝利を収めた<ref>{{cite web|url=https://www.usatoday.com/story/sports/nba/2021/06/27/khris-middleton-leads-bucks-eastern-conference-final-game-3-win/5368514001/|title=Milwaukee Bucks defeat Atlanta Hawks in Game 3 behind Khris Middleton's dominant fourth quarter|website=USA Today|last=Zillgitt|first=Jeff|date=June 27, 2021|access-date=June 28, 2021|archive-date=June 28, 2021|archive-url=https://web.archive.org/web/20210628114147/https://www.usatoday.com/story/sports/nba/2021/06/27/khris-middleton-leads-bucks-eastern-conference-final-game-3-win/5368514001/|url-status=live}}</ref>。第6戦では32得点を挙げて118-107で勝利し、バックスを[[1973-1974シーズンのNBA|1974年]]以来となる[[2021年のNBAファイナル|NBAファイナル]]に導いた<ref>{{cite web|url=https://tv5.espn.com/nba/story/_/id/31758589/khris-middleton-lifts-milwaukee-bucks-atlanta-hawks-nba-finals|title=Khris Middleton lifts Milwaukee Bucks past Atlanta Hawks, into NBA Finals|website=ESPN.com|last=Andrews|first=Malika|date=July 3, 2021|access-date=July 3, 2021|archive-date=July 4, 2021|archive-url=https://web.archive.org/web/20210704043009/https://tv5.espn.com/nba/story/_/id/31758589/khris-middleton-lifts-milwaukee-bucks-atlanta-hawks-nba-finals|url-status=live}}</ref>。ファイナル第4戦で、またしてもプレーオフ・キャリアハイの40得点を挙げて[[フェニックス・サンズ]]の撃破に貢献した<ref>{{cite web|url=https://www.espn.com/nba/story/_/id/31818765/nba-finals-2021-milwaukee-bucks-got-khris-middleton-game-needed-most|title=NBA Finals 2021: The Milwaukee Bucks got the 'Khris Middleton game' when they needed it the most|website=ESPN.com|last=Arnovitz|first=Kevin|date=July 14, 2021|access-date=July 15, 2021|archive-date=July 15, 2021|archive-url=https://web.archive.org/web/20210715062851/https://www.espn.com/nba/story/_/id/31818765/nba-finals-2021-milwaukee-bucks-got-khris-middleton-game-needed-most|url-status=live}}</ref>。第6戦では、17得点、5リバウンド、5アシストを記録し、試合終了間際には決定的なゴールを決めてサンズを105-98で退け、シリーズを4勝2敗で終え、自身初チャンピオンを獲得した<ref name=ap_07202021>{{cite news|title=Bucks' 50-year wait ends with a title behind 50 from Giannis|date=July 20, 2021|website=ESPN.com|agency=AP|url=https://www.espn.com/nba/recap?gameId=401344140|access-date=July 21, 2021|archive-date=July 21, 2021|archive-url=https://web.archive.org/web/20210721041226/https://www.espn.com/nba/recap?gameId=401344140|url-status=live}}</ref>。

==== 2021-22シーズン ====
[[2021-2022シーズンのNBA|2021-22シーズン]]、2021年10月23日の[[サンアントニオ・スパーズ]]戦で28得点を記録し、試合も121-111で勝利。[[レイ・アレン]]のクラブ通算得点（9681得点）を抜いて、通算9704得点でクラブ歴代10位となった<ref>{{Cite web|url=https://basket-count.com/article/detail/92547|title=バックスが敵地でスパーズに勝利、28得点を挙げたクリス・ミドルトン「敗戦から立ち直ることができた」|publisher=バスケットカウント|accessdate=2021年10月27日|date=2021年10月25日}}</ref>。

== プレースタイル ==
インサイドでも得点ができるが、アウトサイドからのシュートを得意としており、[[3ポイントシュート]]の成功率は4割を越える。一方でディフェンスの方が課題とされてきたが、バックス移籍後に[[ジェイソン・キッド]][[ヘッドコーチ|HC]]の指導の下、ディフェンス力も向上している。選手層が決して充実しているとはいえないバックスでは、攻守共に重宝されている。

2015年2月、コラムニストのMichael Pinaによって、NBAで最も過小評価されている選手であると報じられた<ref>{{cite web|url=http://bleacherreport.com/articles/2371863-meet-khris-middleton-the-most-underrated-player-in-the-nba |title=Meet Khris Middleton, the Most Underrated Player in the NBA |publisher=bleacherreport.com |author=Michael Pina |date=2015-02-20 |accessdate=2015-06-07 }} </ref>。

== 個人成績 ==
{{NBA player statistics legend|champion=y|leader=y}}

=== NBA ===
==== レギュラーシーズン ====
{{NBA player statistics start}}
|-
| style="text-align:left;"| {{nbay|2012}}
| style="text-align:center;"| [[デトロイト・ピストンズ|DET]]
| 27 || 0 || 17.6 || .440 || .311 || .844 || 1.9 || 1.0 || .6 || .1 || 6.1
|-
| style="text-align:left;"| {{nbay|2013}}
| style="text-align:center;" rowspan="11"| [[ミルウォーキー・バックス|MIL]]
| style="background:#cfecec;"| '''82'''* || 64 || 30.0 || .440 || .414 || .861 || 3.8 || 2.1 || 1.0 || .2 || 12.1
|-
| style="text-align:left;"| {{nbay|2014}}
| 79 || 58 || 30.1 || .467 || .407 || .859 || 4.4 || 2.3 || 1.5 || .1 || 13.4
|-
| style="text-align:left;"| {{nbay|2015}}
| 79 || 79 || 36.1 || .444 || .396 || .888 || 3.8 || 4.2 || '''1.7''' || .2 || 18.2
|-
| style="text-align:left;"| {{nbay|2016}}
| 29 || 23 || 30.7 || .450 || '''.433''' || .880 || 4.2 || 3.4 || 1.4 || .2 || 14.7
|-
| style="text-align:left;"| {{nbay|2017}}
| style="background:#cfecec;"| '''82'''* || style="background:#cfecec;"| '''82'''* || '''36.4''' || .466 || .359 || .884 || 5.2 || 4.0 || 1.5 || '''.3''' || 20.1
|-
| style="text-align:left;"| {{nbay|2018}}
| 77 || 77 || 31.1 || .441 || .378 || .837 || 6.0 || 4.3 || 1.0 || .1 || 18.3
|-
| style="text-align:left;"| {{nbay|2019}}
| 62 || 59 || 29.9 || '''.497''' || .415 || '''.916''' || '''6.2''' || 4.3 || .9 || .1 || '''20.9'''
|-
| style="text-align:left;background:#afe6ba;"|{{nbay|2020}}†
| 68 || 68 || 33.4 || .476 || .414 || .898 || 6.0 || '''5.4''' || 1.1 || .1 || 20.4
|-
| style="text-align:left;"| {{nbay|2021}}
| 66 || 66 || 32.4 || .443 || .373 || .890 || 5.4 || '''5.4''' || 1.2 || '''.3''' || 20.1
|-
| style="text-align:left;"| {{nbay|2022}}
| 33 || 19 || 24.3 || .436 || .315 || .902 || 4.2 || 4.9 || .7 || .2 || 15.1
|-
| style="text-align:left;"| {{nbay|2023}}
| 55 || 55 || 27.0 || .493 || .381 || .833 || 4.7 || 5.3 || .9 || '''.3''' || 15.1
|- class="sortbottom"
| style="text-align:center;" colspan="2"|通算
| 739 || 650 || 31.1 || .460 || .388 || .879 || 4.8 || 3.9 || 1.2 || .2 || 16.9
|- class="sortbottom
| style="text-align:center;" colspan="2"| オールスター
| 3 || 0 || 21.7 || .357 || .400 || 1.000 || 3.7 || 2.7 || .0 || .0 || 10.0
{{S-end}}

==== プレーオフ ====
{{NBA player statistics start}}
|-
| style="text-align:center;"| {{nbay|2014|end}}
| style="text-align:center;" rowspan="9"| [[ミルウォーキー・バックス|MIL]]
| 6 || 6 || 38.7 || .380 || .324 || .933 || 3.7 || 2.0 ||''' 2.3''' || .5 || 15.8
|-
| style="text-align:center;"| {{nbay|2016|end}}
| 6 || 6 || 38.5 || .397 || .368 || .818 || 4.7 || 5.3 || 2.0 || .0 || 14.5
|-
| style="text-align:center;"| {{nbay|2017|end}}
| 7 || 7 || 39.3 || '''.598''' || '''.610''' || .737 || 5.1 || 3.1 || .9 || '''.7''' || '''24.7'''
|-
| style="text-align:center;"| {{nbay|2018|end}}
| 15 || 15 || 34.3 || .418 || .435 || .835 || 6.3 || 4.4 || .6 || .0 || 16.9
|-
| style="text-align:center;"| {{nbay|2019|end}}
| 10 || 10 || 35.5 || .394 || .354 || .826 || 6.9 || 6.0 || 1.1 || .2 || 20.3
|-
| style="text-align:center; background:#afe6ba;"| {{nbay|2020|end}}†
| '''23''' || '''23''' || '''40.1''' || .438 || .343 || .887 || 7.6 || 5.1 || 1.5 || .2 || 23.6
|-
| style="text-align:center;"| {{nbay|2021|end}}
| 2 || 2 || 36.0 || .417 || .429 || '''1.000''' || 5.0 || '''7.0''' || 1.5 || .0 || 14.5
|-
| style="text-align:center;"| {{nbay|2022|end}}
| 5 || 5 || 34.6 || .465 || .406 || .867 || 6.4 || 6.2 || .6 || .0 || 23.8
|-
| style="text-align:center;"| {{nbay|2023|end}}
| 6 || 6 || 38.3 || .482 || .355 || .900 || '''9.2''' || 4.7 || .5 || .2 || '''24.7'''
|- class="sortbottom"
| style="text-align:center;" colspan="2"|通算
| 80 || 80 || 37.6 || .441 || .390 || .866 || 6.5 || 4.8 || 1.2 || .2 || 20.6
{{S-end}}

=== カレッジ ===
{{NBA player statistics start}}
|-
| style="text-align:left;"| 2009-10
| style="text-align:center" rowspan="3"| [[テキサスA&M大学|テキサスA&M]]
| '''34''' || 22 || 20.9 || .416 || .324 || .750 || 3.7 || 1.1 || .9 || '''.3''' || 7.2
|-
| style="text-align:left;"| 2010-11
| 33 || '''33''' || '''29.6''' || '''.450''' || '''.361''' || '''.784''' || '''5.2''' || '''2.8''' || '''1.2''' || .1 || '''14.3'''
|-
| style="text-align:left;"| 2011-12
| 20 || 17 || 28.8 || .415 || .260 || .750 || 5.0 || 2.3 || 1.0 || '''.3''' || 13.2
|- class="sortbottom"
| style="text-align:center;" colspan="2"| 通算
| 87 || 72 || 26.0 || .431 || .321 || .768 || 4.6 || 2.0 || 1.0 || .2 || 11.3
{{S-end}}

=== 背番号 ===
* '''32'''（2012 - 2013年、ピストンズ時代）
* '''22'''（2013 - 、バックス時代）

== 脚注 ==
{{reflist|2}}

== 外部リンク ==
{{commons category-inline|Khris Middleton}}
{{basketballstats|nba=khris_middleton|bbr=m/middlkh01}}
*[http://www.nba.com/bucks/roster/khris-middleton Milwaukee Bucks bio]


==外部リンク==
{{ミルウォーキー・バックスのメンバー}}
{{ミルウォーキー・バックスのメンバー}}
{{navboxes|list=
{{ミルウォーキー・バックス 2020-21NBA優勝}}
{{東京オリンピックバスケットボール男子アメリカ合衆国代表}}
}}
{{Portal bar|スポーツ}}

{{デフォルトソート:みとるとん くりす}}
{{デフォルトソート:みとるとん くりす}}
[[Category:アフリカ系アメリカ人のバスケットボール選手]]
[[Category:アメリカ合衆国のオリンピック金メダリスト]]
[[Category:アメリカ合衆国の男子バスケットボール選手]]
[[Category:アメリカ合衆国の男子バスケットボール選手]]
[[Category:オリンピックバスケットボールアメリカ合衆国代表選手]]
[[Category:サウスカロライナ州出身のバスケットボール選手]]
[[Category:サウスカロライナ州チャールストン出身の人物]]
[[Category:スモールフォワード]]
[[Category:テキサスA&M大学出身のバスケットボール選手]]
[[Category:デトロイト・ピストンズの選手]]
[[Category:デトロイト・ピストンズの選手]]
[[Category:デトロイト・ピストンズのドラフト指名選手]]
[[Category:バスケットボール男子アメリカ合衆国代表選手]]
[[Category:バスケットボールのオリンピックメダリスト]]
[[Category:フォートウェイン・マッドアンツの選手]]
[[Category:ミルウォーキー・バックスの選手]]
[[Category:ミルウォーキー・バックスの選手]]
[[Category:サウスカロライナ州の人物]]
[[Category:20世紀のアフリカ系アメリカ人]]
[[Category:21世紀のアフリカ系アメリカ人]]
[[Category:2019年FIBAバスケットボール・ワールドカップ出場選手]]
[[Category:2020年東京オリンピックバスケットボール出場選手]]
[[Category:FIBAバスケットボール・ワールドカップアメリカ合衆国代表選手]]
[[Category:NBAオールスターゲーム選出選手]]
[[Category:1991年生]]
[[Category:1991年生]]
[[Category:存命人物]]
[[Category:存命人物]]

2024年6月22日 (土) 23:42時点における最新版

クリス・ミドルトン
Khris Middleton
Khris Middleton (39684853532) (cropped).jpg
ミルウォーキー・バックスでのミドルトン (2018年)
ミルウォーキー・バックス  No.22
ポジション SF/SG
所属リーグ NBA
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生年月日 (1991-08-12) 1991年8月12日（32歳）
出身地 サウスカロライナ州チャールストン
身長 201cm (6 ft 7 in)
体重 101kg (223 lb)
ウィングスパン 210cm  (6 ft 11 in)[1]
キャリア情報
高校 ポーター＝ゴード高等学校（英語版）
大学 テキサスA&M大学
NBAドラフト 2012年 / 2巡目 / 全体39位[1]
プロ選手期間 2012年–現在
経歴
2012–2013デトロイト・ピストンズ
2012→フォートウェイン・マッドアンツ
2013-ミルウォーキー・バックス
受賞歴
Stats ウィキデータを編集 Basketball-Reference.com
Stats ウィキデータを編集 NBA.com 選手情報 NBA.Rakuten
代表歴
キャップ アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
獲得メダル
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
オリンピック
金 2021 東京

ジェームズ・クリスチャン・ミドルトン (James Khristian Middleton, 1991年8月12日 - )は、アメリカ合衆国・サウスカロライナ州チャールストン出身のプロバスケットボール選手。NBAのミルウォーキー・バックスに所属している。ポジションは主にスモールフォワード。

経歴

[編集]

高校・大学

[編集]

高校時代、サウスカロライナ州の最優秀選手に選出された。サウスカロライナ州の高校時代から名の馳せたミドルトンは、全米代表クラスの選手として知られていた。そんなミドルトンにNCAA1部校も注目し、大学進学の際、セントジョセフ大学（英語版）､バージニア工科大学､サウスカロライナ大学､ミシガン大学､テキサスA&M大学などの関係者がスカウトに訪れる中、ミドルトンはテキサスA&M大学に進学。1年生から主力として活躍し、NCAAトーナメントにも出場した。

デトロイト・ピストンズ (2012-13)

[編集]

そして3年生を終えた2012年に2012年のNBAドラフトにエントリーを表明し、デトロイト・ピストンズから2巡目39位で指名され、NBA入りした。9月15日、ピストンズとルーキー契約を結んだ[2]。しかし、1年目の2012–13シーズンは27試合しか出場機会を与えられなかった。

ミルウォーキー・バックス

[編集]

2013-14シーズン

[編集]

2013年オフに、ブランドン・ジェニングスのサイン・アンド・トレードによる大型トレードで、ブランドン・ナイトと共にミルウォーキー・バックスに移籍した[3]。この移籍がミドルトンにはステップアップのいい機会となり、バックスに加入した2013-14シーズンは82試合(64先発)に平均30.0分の出場で、12.1得点・3.8リバウンド・2.1アシスト・1.0スティールなどを記録した[4]。

2014-15シーズン

[編集]

2014-15シーズン、2014年12月15日のフェニックス・サンズ戦では、試合中盤にジャバリ・パーカーが左膝の重傷を負い、チーム内に動揺が走る中、93対94で迎えた第4Qの残りわずかの場面から、起死回生の逆転ブザービーター3ポイントシュートを決め[5]、2015年3月24日のマイアミ・ヒート戦でも、86対88で迎えた第4Qの残り数秒の場面から、6連敗中だったチームを救う逆転ブザービーター3ポイントシュートを決めた[6]。このシーズンは79試合(58先発)に平均30.1分の出場で、13.4得点・4.4リバウンド・2.3アシスト・1.5スティールなどを記録した。

2015-16シーズン

[編集]

2015-16シーズン開幕前の2015年7月1日、バックスと5年7000万ドルで再契約した[7]。このシーズンは79試合に平均36.1分の出場で、18.2得点・3.8リバウンド・4.2アシスト・1.7スティールなどを記録した。

2016-17シーズン

[編集]

2016-17シーズン開幕前の2016年9月、バックスはミドルトンが自主トレ中に右足ハムストリングを負傷し、全治6ヶ月の重傷を負ったと発表。2016-17シーズンの大半を欠場することになると発表[8]。2017年2月8日のマイアミ・ヒート戦でシーズン初出場を果たした。このシーズンは29試合に平均30.7分の出場で、14.7得点・4.2リバウンド・3.4アシスト・1.4スティールなどを記録した。

2017-18シーズン

[編集]

2017-18シーズン、2017年11月1日のシャーロット・ホーネッツ戦で自身初の40得点以上となる43得点を記録した[9]。2018年1月20日のフィラデルフィア・76ers戦で23得点・14リバウンド・10アシストで自身初のトリプルダブルを記録した[10]。2018年4月5日に行われたブルックリン・ネッツ戦で31得点を記録、試合はネッツに119-111で敗れた[11]。このシーズンは全82試合に平均36.4分の出場で、20.1得点・5.2リバウンド・4.0アシスト・1.5スティールなどを記録した。自身初めて平均20得点を超えた。2018年のプレーオフ1回戦、対ボストン・セルティックスの初戦で31得点、8リバウンド、6アシストを記録、試合はオーバータイムの末、113-107で敗れた[12]。第7戦で32得点を記録、試合は112-96で敗れバックスは3勝4敗で1回戦敗退となった[13]。7試合で3Pシュートを25本決め（成功率61%）、平均24.7得点5.1リバウンド3.1アシストを記録するなどエースのヤニス・アデトクンボと共にチームを牽引した[14]。

2018-19シーズン

[編集]

2018-19シーズンは77試合に平均31.1分の出場で、18.3得点・6.0リバウンド・4.3アシスト・1.0スティールなどを記録した。また、NBAオールスターゲームに初選出された。プレーオフではデトロイト・ピストンズ、ボストン・セルティックスを破ったが、カンファレンス決勝でトロント・ラプターズにシリーズ2勝4敗で敗退した。

2019-20シーズン

[編集]

2019-20シーズン、2020年1月28日のワシントン・ウィザーズ戦で自身初の50得点以上となる51得点を記録した[15]。このシーズンは62試合に平均29.9分の出場で、20.9得点・6.2リバウンド・4.3アシスト・0.9スティールなどを記録した。FG成功率49.7%・3P成功率41.5%・フリースロー成功率91.6%を記録したが、50-40-90クラブは惜しくも達成できなかった。プレーオフではオーランド・マジックを破ったが、カンファレンス準決勝でマイアミ・ヒートに1勝4敗で敗退した。第4戦でエースのヤニス・アデトクンボが負傷退場し、第5戦に欠場していた。

2020-21シーズン: NBAチャンピオン制覇

[編集]

翌シーズンのプレーオフでは、1回戦で再びヒートと対戦することになった。第1戦でミドルトンは27得点、6リバウンド、6アシストを記録し、延長戦の残り0.5秒に決勝のフェイダウェイジャンパーを決め、バックスが109-107で勝利し、シリーズ1-0のリードを手にした。バックスはこのシリーズを4戦全勝で終えることとなった[16]。事実上NBAファイナルとも言われたブルックリン・ネッツとのカンファレンス・セミファイナルの第6戦で、プレーオフ・キャリアハイの38得点に加え、10リバウンド、5アシスト、5スティールを記録し、104-89で勝利した[17]。ネッツにシリーズ4勝3敗で勝利し、カンファレンス・ファイナルとなったアトランタ・ホークスとの第3戦では、キャリアハイの38得点、11リバウンド、7アシストを記録し、113-102で勝利を収めた[18]。第6戦では32得点を挙げて118-107で勝利し、バックスを1974年以来となるNBAファイナルに導いた[19]。ファイナル第4戦で、またしてもプレーオフ・キャリアハイの40得点を挙げてフェニックス・サンズの撃破に貢献した[20]。第6戦では、17得点、5リバウンド、5アシストを記録し、試合終了間際には決定的なゴールを決めてサンズを105-98で退け、シリーズを4勝2敗で終え、自身初チャンピオンを獲得した[21]。

2021-22シーズン

[編集]

2021-22シーズン、2021年10月23日のサンアントニオ・スパーズ戦で28得点を記録し、試合も121-111で勝利。レイ・アレンのクラブ通算得点（9681得点）を抜いて、通算9704得点でクラブ歴代10位となった[22]。

プレースタイル

[編集]

インサイドでも得点ができるが、アウトサイドからのシュートを得意としており、3ポイントシュートの成功率は4割を越える。一方でディフェンスの方が課題とされてきたが、バックス移籍後にジェイソン・キッドHCの指導の下、ディフェンス力も向上している。選手層が決して充実しているとはいえないバックスでは、攻守共に重宝されている。

2015年2月、コラムニストのMichael Pinaによって、NBAで最も過小評価されている選手であると報じられた[23]。

個人成績

[編集]
略称説明
  GP 出場試合数   GS  先発出場試合数  MPG  平均出場時間
 FG%  フィールドゴール成功率  3P%  スリーポイント成功率  FT%  フリースロー成功率
 RPG  平均リバウンド数  APG  平均アシスト数  SPG  平均スティール数
 BPG  平均ブロック数  PPG  平均得点  太字  キャリアハイ
  優勝シーズン     リーグリーダー

NBA

[編集]

レギュラーシーズン

[編集]
シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2012–13 DET 27 0 17.6 .440 .311 .844 1.9 1.0 .6 .1 6.1
2013–14 MIL 82* 64 30.0 .440 .414 .861 3.8 2.1 1.0 .2 12.1
2014–15 79 58 30.1 .467 .407 .859 4.4 2.3 1.5 .1 13.4
2015–16 79 79 36.1 .444 .396 .888 3.8 4.2 1.7 .2 18.2
2016–17 29 23 30.7 .450 .433 .880 4.2 3.4 1.4 .2 14.7
2017–18 82* 82* 36.4 .466 .359 .884 5.2 4.0 1.5 .3 20.1
2018–19 77 77 31.1 .441 .378 .837 6.0 4.3 1.0 .1 18.3
2019–20 62 59 29.9 .497 .415 .916 6.2 4.3 .9 .1 20.9
2020–21† 68 68 33.4 .476 .414 .898 6.0 5.4 1.1 .1 20.4
2021–22 66 66 32.4 .443 .373 .890 5.4 5.4 1.2 .3 20.1
2022–23 33 19 24.3 .436 .315 .902 4.2 4.9 .7 .2 15.1
2023–24 55 55 27.0 .493 .381 .833 4.7 5.3 .9 .3 15.1
通算 739 650 31.1 .460 .388 .879 4.8 3.9 1.2 .2 16.9
オールスター 3 0 21.7 .357 .400 1.000 3.7 2.7 .0 .0 10.0

プレーオフ

[編集]
シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2015 MIL 6 6 38.7 .380 .324 .933 3.7 2.0 2.3 .5 15.8
2017 6 6 38.5 .397 .368 .818 4.7 5.3 2.0 .0 14.5
2018 7 7 39.3 .598 .610 .737 5.1 3.1 .9 .7 24.7
2019 15 15 34.3 .418 .435 .835 6.3 4.4 .6 .0 16.9
2020 10 10 35.5 .394 .354 .826 6.9 6.0 1.1 .2 20.3
2021† 23 23 40.1 .438 .343 .887 7.6 5.1 1.5 .2 23.6
2022 2 2 36.0 .417 .429 1.000 5.0 7.0 1.5 .0 14.5
2023 5 5 34.6 .465 .406 .867 6.4 6.2 .6 .0 23.8
2024 6 6 38.3 .482 .355 .900 9.2 4.7 .5 .2 24.7
通算 80 80 37.6 .441 .390 .866 6.5 4.8 1.2 .2 20.6

カレッジ

[編集]
シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2009-10 テキサスA&M 34 22 20.9 .416 .324 .750 3.7 1.1 .9 .3 7.2
2010-11 33 33 29.6 .450 .361 .784 5.2 2.8 1.2 .1 14.3
2011-12 20 17 28.8 .415 .260 .750 5.0 2.3 1.0 .3 13.2
通算 87 72 26.0 .431 .321 .768 4.6 2.0 1.0 .2 11.3

背番号

[編集]
  • 32（2012 - 2013年、ピストンズ時代）
  • 22（2013 - 、バックス時代）

脚注

[編集]
  1. ^ “Draft Combine Anthrometric | Stats | NBA.com”. NBA.com (2012年). 2022年1月22日閲覧。
  2. ^ “Detroit Pistons Sign Second Round Draft Selection Khris Middleton”. Detroit Pistons. 2021年9月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年9月6日閲覧。
  3. ^ “Bucks Acquire Knight, Middleton and Kravtsov from Pistons”. NBA.com. Turner Sports Interactive, Inc. (2013年7月31日). 2013年8月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年8月2日閲覧。
  4. ^ “Notebook: Bucks 109, Wizards 105”. NBA.com. Turner Sports Interactive, Inc. (2013年12月6日). 2014年12月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年12月16日閲覧。
  5. ^ JOSE M. ROMERO: “Middleton's late shot helps Bucks beat Suns 96-94”. nba.com (2014年12月16日). 2015年6月7日閲覧。
  6. ^ “Khris Middleton's buzzer-beater for Bucks halts Heat”. ESPN (2015年3月24日). 2015年6月7日閲覧。
  7. ^ BUCKS RE-SIGN KHRIS MIDDLETON
  8. ^ Bucks: Middleton out six months with hamstring injury
  9. ^ “Bucks' Khris Middleton: Drops career-high 43 points on Hornets” (英語). CBSスポーツ (2017年11月1日). 2021年1月3日閲覧。
  10. ^ “Bucks fall to 76ers despite Khris Middleton's triple-double” (英語). FOXスポーツ (2018年1月21日). 2021年1月3日閲覧。
  11. ^ “Nothing but Nets: Brooklyn's 3-point barrage beats Bucks” (英語). ESPN.com. ESPN (2018年4月5日). 2018年4月7日閲覧。
  12. ^ “Celtics survive wild finish, hold off Bucks 113-107 in OT” (英語). ESPN.com (2018年4月14日). 2018年4月18日閲覧。
  13. ^ “Celtics beat Bucks 112-96 in Game 7, advance to play 76ers” (英語). ESPN.com (2018年4月28日). 2018年4月30日閲覧。
  14. ^ “2018 NBA Eastern Conference First Round Bucks vs. Celtics” (英語). basketball-reference.com. 2018年5月1日閲覧。
  15. ^ “51得点を挙げたバックスのクリス・ミドルトン「この試合をコービーに捧げる」”. NBA Rakuten (2020年1月30日). 2021年1月3日閲覧。
  16. ^ “Khris Middleton plays hero in overtime as Milwaukee Bucks take Game 1 over Miami Heat”. ESPN.com (2021年5月22日). 2021年5月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年5月23日閲覧。
  17. ^ Songco, Dijo (2021年6月17日). “Bucks' Khris Middleton has historic Game 6 to extend series vs Nets”. ClutchPoints. 2021年6月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年6月17日閲覧。
  18. ^ Zillgitt, Jeff (2021年6月27日). “Milwaukee Bucks defeat Atlanta Hawks in Game 3 behind Khris Middleton's dominant fourth quarter”. USA Today. 2021年6月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年6月28日閲覧。
  19. ^ Andrews, Malika (2021年7月3日). “Khris Middleton lifts Milwaukee Bucks past Atlanta Hawks, into NBA Finals”. ESPN.com. 2021年7月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年7月3日閲覧。
  20. ^ Arnovitz, Kevin (2021年7月14日). “NBA Finals 2021: The Milwaukee Bucks got the 'Khris Middleton game' when they needed it the most”. ESPN.com. 2021年7月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年7月15日閲覧。
  21. ^ “Bucks' 50-year wait ends with a title behind 50 from Giannis”. AP. (2021年7月20日). オリジナルの2021年7月21日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20210721041226/https://www.espn.com/nba/recap?gameId=401344140 2021年7月21日閲覧。 
  22. ^ “バックスが敵地でスパーズに勝利、28得点を挙げたクリス・ミドルトン「敗戦から立ち直ることができた」”. バスケットカウント (2021年10月25日). 2021年10月27日閲覧。
  23. ^ Michael Pina (2015年2月20日). “Meet Khris Middleton, the Most Underrated Player in the NBA”. bleacherreport.com. 2015年6月7日閲覧。

外部リンク

[編集]

ウィキメディア・コモンズには、クリス・ミドルトンに関するカテゴリがあります。

 
関連項目
アメリカ合衆国の旗 バスケットボール男子アメリカ合衆国代表 - 2020 東京五輪 11位 金メダル
「https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=クリス・ミドルトン&oldid=100818993」から取得