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{{Infobox Olympic sport
'''オリンピックのサッカー競技'''(オリンピックのサッカーきょうぎ)は、[[夏季オリンピック]]で行われる[[サッカー|サッカー競技]]である。男子競技と女子競技が行われており、そのうち男子については1900年の[[1900年パリオリンピック|パリオリンピック]]から非公式ながら競技が行われ、1908年の[[1908年ロンドンオリンピック|ロンドンオリンピック]]から公式種目になり、1932年の[[1932年ロサンゼルスオリンピック|ロサンゼルスオリンピック]]を除いて毎大会実施されている。また、女子は1996年の[[1996年アトランタオリンピック|アトランタオリンピック]]から実施されている。英語での表記は"FOOTBALL"である。
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'''オリンピックのサッカー競技'''(オリンピックのサッカーきょうぎ)は、各大陸予選の上位チームが集う[[夏季オリンピック]]で行われる[[サッカー|サッカー競技]]である。男子については1900年の[[1900年パリオリンピック|パリオリンピック]]から競技が行われ、1908年の[[1908年ロンドンオリンピック|ロンドンオリンピック]]から公式種目になった<ref group="注">IOCは公式種目採用大会を1900年パリ五輪としているが、FIFAは1908年ロンドン五輪としている。詳しくは[[#歴史|歴史節]]を参照</ref>。以後、1932年の[[1932年ロサンゼルスオリンピック|ロサンゼルスオリンピック]]を除いて毎大会実施されている。女子については1996年の[[1996年アトランタオリンピック|アトランタオリンピック]]から実施されている。


== 概要 ==
== 概要 ==
オリンピックの創成期においても、すでにサッカーは世界的にもメジャーなスポーツの1つとなりつつあった。記録が完全に残っていないものの、第1回大会となる[[1896年アテネオリンピック|アテネオリンピック]]からすでに非公式に試合が行われている。第4回大会の[[1908年ロンドンオリンピックのサッカー競技|ロンドンオリンピック]]から公式に競技が行われている。サッカー競技で初めて金メダルを手にしたのは「[[サッカーイギリス代表|イギリス代表]]」であった。

=== サッカーとオリンピック ===
サッカーがオリンピック競技として始まった[[19世紀]]から[[20世紀]]への世紀転換期においてすでに[[イングランド]]では[[プロサッカー選手 |プロフェッショナルの選手]]が当たり前の存在となり、この影響を受けて他の[[ヨーロッパ]]諸国でも実質的なプロフェッショナルプレーヤーが誕生しつつあった。さらに正式種目として採用された[[1900年代]]末には、ヨーロッパ各国でこうしたプロフェッショナル化への[[アマチュア]]側の最後の反抗が試みられていた時期に当たっていた。そのためサッカーと、あくまで[[アマチュア主義]]に固執する[[国際オリンピック委員会]](IOC)の関係は決して良好なものではなかった。1904年に結成された[[国際サッカー連盟]](FIFA)は、アマチュアのみが出場するオリンピックではなく、アマチュアとプロフェッショナルの両方が出場可能なサッカーにおける真の[[ナショナルチーム]]世界王者を決める大会として[[FIFAワールドカップ]]を1930年に開始した。なお、「ワールドカップ」という名称を最初に用いたのはサッカーである。以降アマチュアのみしか参加できないオリンピックサッカーは、急速に興味が失われていった。

また、従来あったサッカー組織と、各国別にオリンピック委員会を組織し、それに基づいて出場すると言うオリンピックとはいくつか矛盾する点が見られた。

こうしたサッカーとオリンピックの矛盾を最も被ることになっているのが[[イギリス]]である。[[1912年]]の時点ですでにプロ化が進んでいたイギリスは、[[オリンピック憲章]]のアマチュア条項を守った上で、最強のナショナルチームを組織することは、すでに事実上不可能であった。

イギリスはFIFAからイギリス本土4協会(以下英本土4協会)([[フットボール・アソシエーション|イングランドサッカー協会]]、[[スコットランドサッカー協会]]、[[アイリッシュ・フットボール・アソシエーション|北アイルランドサッカー協会]]、[[ウェールズサッカー協会]])および[[イギリスの海外領土|イギリス海外領土]]6協会([[モントセラト]]サッカー協会、[[イギリス領ヴァージン諸島]]サッカー協会、[[ケイマン諸島]]サッカー協会、[[タークス・カイコス諸島]]サッカー協会、[[バミューダ諸島]]サッカー協会、[[アンギラ]]サッカー協会)の各代表をそれぞれ認可されているが、そのままでは[[国内オリンピック委員会]]単位としての参加しか認められないオリンピックには出場できない。オリンピックを主催するIOCは、イギリス本土においては[[イギリスオリンピック委員会]](BOA)のみを認可しているので、オリンピックのサッカー競技には、英本土4協会それぞれで出場することはできない。IOCはイギリス海外領土のうち、バミューダ諸島、イギリス領ヴァージン諸島、ケイマン諸島の3地域の[[国内オリンピック委員会]]を認可しているため、それらの地域はそれぞれオリンピックに出場できる。当初はオリンピックにのみ特例としてイギリス本土では、英本土4協会が「[[サッカーイギリス代表]]」を結成して参加していたが(名前はイギリス代表、中身は[[アマチュアサッカーイングランド代表|イングランドアマチュア代表]]主体)、協会間の確執が絶えず、現在はオリンピックの欧州予選を兼ねる[[UEFA U-21欧州選手権]]で英本土4協会のいずれかが本大会出場権を獲得する順位に入っても、自動的に出場権を放棄している。自国開催となる[[2012年ロンドンオリンピックのサッカー競技|2012年ロンドンオリンピック]](男子はU-23、女子はA代表)では、一時は久々にイギリス代表を結成する動きもあったが、英本土4協会のうち、イングランド以外の3協会が反発。結局「混成チームは英本土4協会の自立を脅かす」との理由から、イングランド代表が単独でイギリス代表として出場することを決定し、FIFAも[[2009年]]総会で一旦はこれを了承した。しかし、BOAを中心として調整をした結果、英本土4協会統一チームの結成で合意したが、最終的にはロンドンオリンピックに出場する本登録の選手18名中、[[オリンピックのサッカー競技・グレートブリテン代表|男子]]は、イングランドから13名、ウェールズから5名選ばれ、スコットランドと北アイルランドからは選ばれなかった<ref>[http://megalodon.jp/2012-0703-0642-33/www.asahi.com/sports/update/0703/TKY201207020642.html?ref=reca サッカー英国統一代表決まる 五輪男子、52年ぶり-朝日新聞デジタル2012年7月3日]</ref>。[[サッカーイギリス女子代表|女子]]は、男子とは異なり、イングランドから16名、スコットランドから2名選ばれ、ウェールズと北アイルランドからは選ばれなかった<ref>[http://megalodon.jp/2012-0706-0158-36/www.asahi.com/olympics/news/TKY201206260576.html 五輪サッカー女子、初の「英国代表」発表 男子は未定 -朝日新聞デジタル2012年6月26日]</ref>。

=== 大会の位置づけ ===
=== 大会の位置づけ ===
{{See also|[[#歴史|歴史]]節|[[#出場資格|出場資格]]節}}
オリンピックのサッカー競技に対する位置づけは、男子と女子でその捉え方に若干の違いが見られる。
オリンピックのサッカー競技に対する位置づけは、男子と女子でその捉え方に明らかな違いが見られる。


女子競技は、[[FIFA女子ワールドカップ|女子ワールドカップ]]に並ぶ権威ある大会として扱われ、オリンピック自体の注目度を利用して[[国際サッカー連盟]](FIFA)も[[女子サッカー]]の普及のために大会に対して概ね協力的である。また、女子ワールドカップはオリンピックの前年に開催されているため、各国はオリンピックを一つの区切りとしてチーム作りを進める。
女子競技は、[[FIFA女子ワールドカップ|女子ワールドカップ]]に並ぶ権威ある大会として扱われ、オリンピック自体の注目度を利用して[[国際サッカー連盟]](FIFA)も[[女子サッカー]]の普及のために大会に対して概ね協力的である。また、女子ワールドカップはオリンピックの前年に開催されているため、各国はオリンピックを一つの区切りとしてチーム作りを進める。


これに対して男子競技は、[[FIFAワールドカップ|ワールドカップ]]と[[FIFA U-20ワールドカップ|U-20ワールドカップ]]の間の中途半端なカテゴリーとして捉えられることが多い。アジア、アフリカ、北中米カリブ海、南米の諸国は若年層の強化、あるいは五輪という大会のステータスを重視して力を入れることが多いのに対し、欧州では同年に[[UEFA欧州選手権|欧州選手権]]があることも関係し、年齢制限つきの大会であるオリンピックサッカーへの注目度は極めて低い。また、シーズン開幕直後の時期のケガや疲労を恐れ、所属する選手を五輪に出場させることに消極的なクラブも多い。特に優秀な選手を抱える欧州のビッグクラブではそれが顕著であり、欧州各国はもちろん、非欧州各国においても欧州クラブ側の抵抗によってベストメンバーを揃えるのに苦労するサッカー協会は少なくない。
これに対して男子競技は、[[FIFAワールドカップ|ワールドカップ]]と[[FIFA U-20ワールドカップ|U-20ワールドカップ]]の間の中途半端なカテゴリーの世界大会として捉えられることが多い。アジア、アフリカ、北中米カリブ海、南米の諸国は若年層の強化、あるいは五輪という大会のステータスを重視して力を入れることが多いのに対し、欧州では同年に[[UEFA欧州選手権|欧州選手権]]があることも関係し、年齢制限つきの大会であるオリンピックサッカーへの注目度は極めて低い。また、シーズン開幕直後の時期のケガや疲労を恐れ、所属する選手を五輪に出場させることに消極的なクラブも多い。特に優秀な若手選手を抱える欧州のビッグクラブではそれが顕著であり、欧州各国はもちろん、非欧州各国においても欧州クラブ側の抵抗によってベストメンバーを揃えるのに苦労するサッカー協会はい。


2008年の[[2008年北京オリンピックのサッカー競技|北京オリンピック]]では、ベストメンバーを揃えようとする[[ブラジルサッカー連盟|ブラジル]]、[[アルゼンチンサッカー協会|アルゼンチン]]の両サッカー協会と、選手の参加を拒む欧州のクラブとの対立が激しくなった。FIFAはクラブに対し、[[国際Aマッチ]]と同様に五輪への選手参加を妨げないよう指示したが、[[FCバルセロナ]]の訴えを受けた[[スポーツ仲裁裁判所]](CAS)が2008年8月6日、「クラブには選手を五輪男子サッカーに解放すべき法的な義務はない」と結論づけた<ref>[http://web.archive.org/web/20090107001552/http://www.tas-cas.org/d2wfiles/document/1736/5048/0/Press%20Release%2006.08.08.pdf スポーツ仲裁裁判所(CAS)北京五輪メッシ招集問題プレスリリース-2008年8月6日]</ref>。そのため、例え五輪男子本大会でもクラブ側が代表招集を拒否できることになっていた。その後、FIFAは2012年3月29日から30日のFIFA理事会で、オリンピック男子本大会に出場する代表に選出された「23歳以下の選手(厳密にはオリンピックが行われる前年の12月31日時点で23歳未満の選手)」の代表招集をクラブ側は拒否できないと決めた。なお、24歳以上(厳密にいえば、前年の12月31日時点で23歳以上)の選手のオーバーエイジの選手については、クラブ側が五輪代表招集を拒否できる<ref name="五輪義務">[http://megalodon.jp/2012-0331-0059-50/sankei.jp.msn.com/sports/news/120331/scr12033100200000-n1.htm 五輪招集、クラブ義務付け FIFA理事会-MSN産経ニュース2012年3月31日付]</ref>。FIFAはこの五輪男子派遣義務決定事項は既存のFIFA規則<ref>[http://www.fifa.com/aboutfifa/organisation/statutes.html FIFA規則-国際サッカー連盟(FIFA)公式HP2012年4月3日閲覧]</ref>で強制力を持たせられるとの考えを示した。強制力の根拠として、選手の地位に関するFIFA規則の「FIFA理事会の特別決議に基づく、選手の派遣義務」を引用している<ref>[http://megalodon.jp/2012-0403-2230-15/www.sanspo.com/soccer/news/20120403/int12040301200000-n1.html FIFA、派遣強制に強制力あり-SANSPO.COM2012年4月3日付]</ref>。なおFIFAは[[2016年リオデジャネイロオリンピックのサッカー競技|2016年リオデジャネイロオリンピック]]については、クラブ側が代表招集に応じる義務はないとする一方、選手がオリンピックの場を経験できるようクラブに働きかけていくとしている<ref>{{cite web|url=http://www.fifa.com/about-fifa/news/y=2015/m=9/news=fifa-executive-vows-to-improve-governance-and-boost-female-participati-2696406.html|title=FIFA executive vows to improve governance and boost female participation in football|publisher=[[国際サッカー連盟]]|date=2015-09-25|accessdate=2015-12-01|quote=It was also re-confirmed during the meeting that there would be no obligation for clubs to release players for the Men’s Olympic Football Tournament Rio 2016, given that the event is not part of the international match calendar. However, FIFA is asking for support from the clubs to allow players who are called up by their national teams to be given the chance to be part of the Olympic experience.}}</ref>
2008年の[[2008年北京オリンピックのサッカー競技|北京オリンピック]]では、ベストメンバーを揃えようとする[[ブラジルサッカー連盟|ブラジル]]、[[アルゼンチンサッカー協会|アルゼンチン]]の両サッカー協会と、選手の参加を拒む欧州のクラブとの対立が激しくなった。FIFAはクラブに対し、[[国際Aマッチ]]と同様に五輪への選手参加を妨げないよう指示したが、[[FCバルセロナ]]の訴えを受けた[[スポーツ仲裁裁判所]](CAS)が2008年8月6日、「クラブには選手を五輪男子サッカーに解放すべき法的な義務はない」と結論づけた<ref>[https://web.archive.org/web/20090107001552/http://www.tas-cas.org/d2wfiles/document/1736/5048/0/Press%20Release%2006.08.08.pdf スポーツ仲裁裁判所(CAS)北京五輪メッシ招集問題プレスリリース-2008年8月6日]</ref>。そのため、例え五輪男子本大会でもクラブ側が代表招集を拒否できることになっていた。その後、FIFAは2012年3月29日から30日のFIFA理事会で、オリンピック男子本大会に出場する代表に選出された「23歳以下の選手(厳密にはオリンピックが行われる前年の12月31日時点で23歳未満の選手)」の代表招集をクラブ側は拒否できないと決めた。なお、24歳以上(厳密にいえば、前年の12月31日時点で23歳以上)の選手のオーバーエイジの選手については、クラブ側が五輪代表招集を拒否できる<ref name="五輪義務">[https://megalodon.jp/2012-0331-0059-50/sankei.jp.msn.com/sports/news/120331/scr12033100200000-n1.htm 五輪招集、クラブ義務付け FIFA理事会-MSN産経ニュース2012年3月31日付]</ref>。FIFAはこの五輪男子派遣義務決定事項は既存のFIFA規則<ref>[http://www.fifa.com/aboutfifa/organisation/statutes.html FIFA規則-国際サッカー連盟(FIFA)公式HP2012年4月3日閲覧]</ref>で強制力を持たせられるとの考えを示した。強制力の根拠として、選手の地位に関するFIFA規則の「FIFA理事会の特別決議に基づく、選手の派遣義務」を引用している<ref>[https://megalodon.jp/2012-0403-2230-15/www.sanspo.com/soccer/news/20120403/int12040301200000-n1.html FIFA、派遣強制に強制力あり-SANSPO.COM2012年4月3日付]</ref>。なおFIFAは[[2016年リオデジャネイロオリンピックのサッカー競技|2016年リオデジャネイロオリンピック]]については、クラブ側が代表招集に応じる義務はないとする一方、選手がオリンピックの場を経験できるようクラブに働きかけていくとしている<ref>{{cite web|url=http://www.fifa.com/about-fifa/news/y=2015/m=9/news=fifa-executive-vows-to-improve-governance-and-boost-female-participati-2696406.html|title=FIFA executive vows to improve governance and boost female participation in football|publisher=[[国際サッカー連盟]]|date=2015-09-25|accessdate=2015-12-01|quote=It was also re-confirmed during the meeting that there would be no obligation for clubs to release players for the Men’s Olympic Football Tournament Rio 2016, given that the event is not part of the international match calendar. However, FIFA is asking for support from the clubs to allow players who are called up by their national teams to be given the chance to be part of the Olympic experience.}}</ref>


=== オリンピック委員会とサッカー協会 ===
FIFAは2009年3月に、選手の年齢制限を21歳以下に引き下げる方針を定め、同年6月のFIFA総会に諮ることを決定した<ref>[http://www.asahi.com/sports/update/0321/TKY200903200270.html 「五輪サッカー、21歳以下」FIFA IOC承認必要]朝日新聞2009年3月21日 2009年4月20日閲覧</ref>。IOCは収入が見込める競技の一つである男子サッカーに、世界的に著名な選手が多く出場することを希望し続けており、この年齢制限改訂に対しては五輪競技からの除外<ref>[http://sankei.jp.msn.com/sports/soccer/090601/scr0906010856005-n1.htm FIFA、夏季五輪の男子で年齢制限の改正は先送りに]産経新聞2009年6月1日 2009年6月16日閲覧</ref>や参加チーム数の削減<ref>[http://sankei.jp.msn.com/sports/soccer/090613/scr0906132225013-n1.htm 「21歳以下ならチーム数削減」サッカー連盟案にIOC反発]産経新聞2009年6月13日 2009年6月16日閲覧</ref>を持ち出して抵抗した。これに対しFIFAは2009年総会における議題から年齢制限変更案を取り下げ、代替案として「ワールドカップに出場経験のない選手であれば年齢に関わらず出場可能」とする、[[1980年モスクワオリンピックのサッカー競技|モスクワオリンピック]]とほぼ同様<ref name="事典">国吉好弘『サッカーマルチ大事典改訂版』2006年4月14日発行</ref>の参加資格を提案した<ref>[http://www.sanspo.com/soccer/news/090616/scg0906160043000-n1.htm FIFA、五輪サッカーでW杯出場選手に規制]サンケイスポーツ2009年6月16日 2009年6月16日閲覧</ref>。2009年12月のFIFA理事会では、2012年のロンドンオリンピックにおける男子サッカー競技は従来通りの「23歳以下+[[オーバーエイジ]]最大3人」で行うこととした。ロンドンオリンピックの次回大会の2016年のリオデジャネイロオリンピックについても、2010年6月のFIFA総会で、従来通りの「23歳以下+オーバーエイジ最大3人」で行うことを決定した<ref>[http://megalodon.jp/2010-0519-0501-49/www.sponichi.co.jp/soccer/news/2010/03/21/22.html 南アW杯 準決勝に警告持ち越さず スポニチ]</ref>。
オリンピック選手団を派遣するのは各国の[[国内オリンピック委員会]]であり、サッカーのナショナルチームを編成するのは各国のサッカー協会である。[[日本オリンピック委員会]]と[[日本サッカー協会]]のように、オリンピック委員会の構成単位となる国・地域は、基本的にサッカー協会と一致する。その例外がイギリスであり、イギリス全体を管轄するサッカー協会が存在しない。


==== イギリス代表 ====
多くのスポーツ競技が最終目標としてオリンピック種目への採用を目指す中で、「オリンピックへの協力を渋る競技側と、それを引き止めるIOC側」というサッカー界の構図は異例であり、オリンピックを凌ぐ規模の国際大会を持つサッカー特有のねじれ現象だと言える。
{{See also|オリンピックのサッカー競技・グレートブリテン代表|サッカーイギリス女子代表}}
イギリスはFIFAからイギリス本土4協会(以下英本土4協会)([[フットボール・アソシエーション|イングランドサッカー協会]]、[[スコットランドサッカー協会]]、[[アイリッシュ・フットボール・アソシエーション|北アイルランドサッカー協会]]、[[ウェールズサッカー協会]])および[[イギリスの海外領土|イギリス海外領土]]6協会([[モントセラト]]サッカー協会、[[イギリス領ヴァージン諸島]]サッカー協会、[[ケイマン諸島]]サッカー協会、[[タークス・カイコス諸島]]サッカー協会、[[バミューダ諸島]]サッカー協会、[[アンギラ]]サッカー協会)の各代表をそれぞれ認可されているが、そのままでは[[国内オリンピック委員会]]単位としての参加しか認められないオリンピックには出場できない。オリンピックを主催するIOCは、イギリス本土においては[[イギリスオリンピック委員会]](BOA)のみを認可しているので、オリンピックのサッカー競技には、英本土4協会が個別に出場することはできない。IOCはイギリス海外領土のうち、バミューダ諸島、イギリス領ヴァージン諸島、ケイマン諸島の3地域の[[国内オリンピック委員会]]を認可しているため、それらの地域はそれぞれオリンピックに出場できる。当初はオリンピックのみの特例として、英本土4協会が「サッカーイギリス代表」を結成して参加していたが<ref group="注">名前はイギリス代表だが、メンバーは[[アマチュアサッカーイングランド代表|イングランドアマチュア代表]]主体</ref>、協会間の確執が絶えなかった。そのため、オリンピックの欧州予選を兼ねる[[UEFA U-21欧州選手権]]で英本土4協会のいずれかが本大会出場権を獲得する順位に入っても、自動的に出場権を放棄するようになった。


自国開催となる[[2012年ロンドンオリンピックのサッカー競技|2012年ロンドンオリンピック]](男子はU-23、女子はA代表)では、久々にイギリス代表を結成しようとする動きもあったが、英本土4協会のうち、イングランド以外の3協会が反発。結局「混成チームは英本土4協会の自立を脅かす」との理由から、イングランド代表が単独でイギリス代表として出場することを決定し、FIFAも[[2009年]]総会で一旦はこれを了承した。しかし、BOAを中心として調整をした結果、英本土4協会統一チームの結成で合意した。最終的にはロンドンオリンピックに出場する本登録の選手18名中、[[オリンピックのサッカー競技・グレートブリテン代表|男子]]には、イングランドから13名、ウェールズから5名選ばれ、スコットランドと北アイルランドからは選ばれなかった<ref>[https://megalodon.jp/2012-0703-0642-33/www.asahi.com/sports/update/0703/TKY201207020642.html?ref=reca サッカー英国統一代表決まる 五輪男子、52年ぶり-朝日新聞デジタル2012年7月3日]</ref>。[[サッカーイギリス女子代表|女子]]は、男子とは異なり、イングランドから16名マグワイア、スコットランドから2名選ばれ、ウェールズと北アイルランドからは選ばれなかった<ref>[https://megalodon.jp/2012-0706-0158-36/www.asahi.com/olympics/news/TKY201206260576.html 五輪サッカー女子、初の「英国代表」発表 男子は未定 -朝日新聞デジタル2012年6月26日]</ref>。
=== 開幕前からサッカー開催の理由など ===
2000年の[[2000年シドニーオリンピックのサッカー競技|シドニーオリンピック]]から、五輪開会式の数日前にサッカー競技のグループリーグが開始されている。ただし、開会式に先行して試合が行われた期間は、公式なオリンピックの開催期間には入れられていない。


== 歴史 ==
[[オリンピック憲章]]には、「競技期間は16日を超えてはならない」とあり、開会式を含めると17日間がオリンピック開催期間である。1996年の[[1996年アトランタオリンピックのサッカー競技|アトランタオリンピック]]までは、サッカーも開会式後から日程が組まれていたが、中1日の過密日程を強いられていた。サッカー競技が開催される[[夏季オリンピック]]は北半球の夏に開催されることが多く、暑さによる選手の健康面の悪影響が懸念されていた。そのため、FIFAがIOCと協議し、グループリーグに中2日の間隔を取るため、特例で開会式よりも前倒しでサッカーを開始することがシドニー五輪から認められた<ref>[http://digital.asahi.com/olympics/news/TKY201207250867.html?ref=comkiji_txt_end なぜサッカーは開幕前に実施? 選手の体調管理が理由-朝日新聞デジタル2012年7月26日]</ref>。
=== 男子 ===
{{See also|FIFAワールドカップ|FIFAコンフェデレーションズカップ}}
==== 黎明期 ====
オリンピックの創成期、すでにサッカーは世界的にもメジャーなスポーツとなりつつあった。競技として採用されたのは1900年のパリオリンピックからであるが、第1回大会である[[1896年アテネオリンピック|アテネオリンピック]]では非公式に試合が行われたとする文献もある。それによると、[[アテネ]]のチームが[[オスマン帝国]]の[[イズミル]]のチームと対戦し、さらにこれに勝ったイズミルのチームが[[スウェーデン]]のチームと試合を行ったという<ref>{{cite book |title=The Ball Is Round: A Global History of Football |author=Goldblatt, David |date=30 August 2007 |isbn=978-0-14-101582-8 |page=243 |publisher=Penguin Books}}</ref>。一方で、それを誤りとする文献もある<ref>{{cite book |author1=Mallon, Bill |author2=Widlund, Ture |title=The 1896 Olympic Games. Results for All Competitors in All Events, with Commentary |location=Jefferson |publisher=McFarland |year=1998 |isbn=0-7864-0379-9 |page=[https://archive.org/details/resultsofearlymo00mall/page/118 118] | url-access=registration |url=https://archive.org/details/resultsofearlymo00mall}}</ref>。


1900年のパリオリンピックではサッカー競技が公式に開催された。当時は急ごしらえのチーム同士で試合を行っており、一部のチームには外国人の選手が混じっていたという。そのため、IOCはこの大会から正式に実施されたと認定しているものの、FIFAは認めていない。1906年のアテネ中間大会にはデンマークがアテネのチームを9-0で下して勝ったという記録が残っている。FIFAは1908年の[[1908年ロンドンオリンピックのサッカー競技|ロンドンオリンピック]]を「初めて正式種目としてサッカー競技が実施された五輪」としており<ref name="事典" />、この大会のころから国別対抗戦という性格が固まる。
日程と参加チーム数の関係から、試合会場は広域(主開催都市から数百キロ離れた都市<ref>2012年の[[2012年ロンドンオリンピックのサッカー競技|ロンドンオリンピック]]では、[[ロンドン]]から700キロ余り離れた[[グラスゴー]]がある</ref>)に渡る複数の会場で行われることも多い。


この時期、すでに[[イングランド]]では[[プロサッカー選手|プロフェッショナルの選手]]が当たり前の存在となり、この影響を受けて他の[[ヨーロッパ]]諸国でも実質的なプロフェッショナルプレーヤーが誕生しつつあった。さらに[[1900年代]]末には、ヨーロッパ各国でこうしたプロフェッショナル化への[[アマチュア]]側の最後の反抗が試みられていた時期に当たっていた。一方で、[[国際オリンピック委員会]](IOC)は[[アマチュア主義]]に固執していたため、サッカー界とIOCの関係は決して良好なものではなかった。
=== ユニフォームについて ===
IOCからの通達により、[[2008年北京オリンピックのサッカー競技|北京オリンピック]]以降はFIFAワールドカップやその予選、各大陸別選手権などで使う通常の代表用ユニフォームとは別のユニフォームを着用している。胸の各国サッカー協会・連盟マークやサプライヤーのデザイン([[アディダス]]の3本線など)の使用は禁止され、多くは胸に各国旗マークを付けている。ただし各大陸別連盟が主催するオリンピック予選では適用されず、通常のユニフォームが使われる。


==== ワールドカップ創設以後 ====
== 歴史 ==
1904年に結成された[[国際サッカー連盟]](FIFA)は、サッカーにおける真の[[ナショナルチーム]]世界王者を決める大会として1930年に[[FIFAワールドカップ]]を創設した。当時はアマチュアのみが出場できたオリンピックと違い、ワールドカップはアマチュアとプロフェッショナルの両方が出場可能であった。ワールドカップが徐々にその権威を高めていくと、FIFAはオリンピックへの興味を失っていった。そのため、1932年のロサンゼルスオリンピックで種目から外された<ref>{{Cite web|和書|url=http://www.vivasoccer.net/archives/1966-1969/1966_3_1.htm|title=ワールド・カップ物語|work=[[牛木素吉郎]]&ビバ!サッカー研究会|date=1966.3|accessdate=2013-08-31}}</ref>。[[第二次世界大戦]]後にはFIFAがアマチュア主体のオリンピックからプロフェッショナル主体のワールドカップに完全にその軸足を移すようになった。
=== 男子 ===
サッカーが公式に競技として採用されたのは1900年のパリオリンピックからであるが、1896年の[[1896年アテネオリンピック|アテネオリンピック]]からすでに非公式に試合が行われており、[[アテネ]]のチームが[[トルコ]]の[[イズミル]]のチームと、さらにこれに勝ったイズミルのチームが[[スウェーデン]]のチームと試合を行った。1900年のパリオリンピックではサッカー競技が公式に開催されたが、当時は急ごしらえのチーム同士で試合を行っていた。一部のチームには外国人の選手が混じっていたという。1906年のアテネ中間大会にはデンマークがアテネのチームを9-0で下して勝ったという記録が残っている。FIFAは1908年のロンドンオリンピックを「五輪における初の正式種目としてのサッカー競技」としており<ref name="事典" />、この大会のころから国別対抗戦という性格が固まる。


==== ステート・アマの時代 ====
[[1930年]]に[[FIFAワールドカップ]]が始まり徐々にその権威を高めていくと、FIFAはアマチュアだけに出場資格が認められたオリンピックに対して段々と興味を持たなくなるようになっていった。1932年のロサンゼルスオリンピックでは完全に種目から抜け落ちたのにはこうした背景がある<ref>{{cite web|url=http://www.vivasoccer.net/archives/1966-1969/1966_3_1.htm|title=ワールド・カップ物語|work=[[牛木素吉郎]]&ビバ!サッカー研究会|date=1966.3|accessdate=2013-08-31}}</ref>。[[第二次世界大戦]]後にはFIFAがアマチュア主体のオリンピックからプロフェッショナル主体のワールドカップに完全にその軸足を移すようになった。こうしたアマチュアとプロフェッショナルのギャップを突いてオリンピックでの強豪国として登場してきたのが[[ソビエト連邦]]を初めとする[[共産主義]]国家、いわゆる「[[東側諸国]]」である。
こうしたアマチュアとプロフェッショナルのギャップを突いてオリンピックでの強豪国として登場してきたのが[[ソビエト連邦]]を初めとする[[共産主義]]国家、いわゆる「[[東側諸国]]」である。東側諸国では、報酬を国家から支給され競技に専念できる環境が整えられながらも、身分は国家公務員=アマチュアとして維持できる'''[[ステート・アマ]]'''という形態が常態化していた。そのため、プロを送り込めず「アマチュア選抜」で臨む西側諸国に対し、東側諸国はほぼA代表に等しい編成で代表チームを参加させることができた<ref>{{Cite web|和書|title=五輪サッカー男子「歴代優勝国」が興味深い W杯とは異なる“勢力図”と時代背景|url=https://www.football-zone.net/archives/333492|author=[[西部謙司]]|website=Football ZONE web|accessdate=2021-07-31|language=ja}}</ref>。こうした東側の国々が[[1952年]]から[[1980年]]まで、8つの金メダルを独占した。この間の東側以外の国は、デンマークが銀メダルを1回、スウェーデンと日本が銅メダルを1回ずつ獲得したのみであり、ほぼ全てのメダルを東側が独占的に手に入れる時代であった<ref group="注">なお、[[1968年メキシコシティーオリンピックのサッカー競技|メキシコシティーオリンピック]]における[[日本]]の銅メダルは、男子サッカー競技におけるアジア勢初のメダル獲得である。</ref>。東側諸国に有利なこの状況を打破するため、FIFAは1980年の[[1980年モスクワオリンピックのサッカー競技|モスクワオリンピック]]からワールドカップの予選もしくは本大会に出場した欧州と南米の選手は五輪に出場できないことにしたが<ref name="事典" />、ソ連の[[アフガニスタン紛争 (1978年-1989年)|アフガニスタン侵攻]]に反発した[[西側諸国]]がモスクワオリンピックをボイコットしたため東側諸国の優位が続いた。結果的に各国のオリンピック代表チームは非常に若い年代で構成されたチーム編成となり、後の年代別代表の一環としてのオリンピック代表の原型が形作られた。


==== プロ参加解禁とU-23大会化 ====
東側では、報酬を国家からもらい競技に専念できる環境が整えられながらも、身分は国家公務員=アマチュアとして維持できる'''[[ステート・アマ]]'''という形態が常態化しており、プロを送り込めず「アマチュア選抜」で臨む西側諸国に対し、ほぼA代表に等しい編成で代表チームを参加させることができた。こうした東側の国々が[[1952年]]から[[1980年]]まで、8つの金メダルを独占した。この期間それ以外のメダルも、デンマークの銀が1回、銅メダルはスウェーデンと日本が1回ずつと、ほぼ全てのメダルを東側が独占的に手に入れる時代に突入した。なお、[[1968年メキシコシティーオリンピックのサッカー競技|メキシコシティーオリンピック]]における[[日本]]の銅メダルは、男子サッカー競技におけるアジア勢初のメダル獲得である。東側諸国に有利なこの状況を打破するため、FIFAは1980年の[[1980年モスクワオリンピックのサッカー競技|モスクワオリンピック]]からワールドカップの予選もしくは本大会に出場した欧州と南米の選手は五輪に出場できないことにしたが<ref name="事典" />、ソ連の[[アフガニスタン紛争 (1978年-1989年)|アフガニスタン侵攻]]に反発した[[西側諸国]]がモスクワオリンピックをボイコットしたため東側諸国の優位が続いた。結果的に各国のオリンピック代表チームは非常に若い年代で構成されたチーム編成となり、後の年代別代表の一環としてのオリンピック代表の原型が形作られた。
こうした状況に変化をもたらしたのは、1984年の[[1984年ロサンゼルスオリンピックのサッカー競技|ロサンゼルスオリンピック]]でのIOCによるプロ選手参加の容認であった([[オリンピック憲章]]の[[アマチュア]]条項自体は、このロサンゼルスオリンピックの10年前の[[1974年]]の第75回[[国際オリンピック委員会総会|IOC総会]]で削除されていた<ref>[https://web.archive.org/web/20040611182505/http://www.yomiuri.co.jp/athe2004/special/monogatari/mo2004012401.htm オリンピック物語第五部 アマとプロ〈4〉読売新聞-2004年1月24日付]</ref>)。当時のオリンピックにおけるプロ解禁という潮流の一環でしたが、これはIOCとFIFAの間に新しい対立を引き起こした。すなわち、集客性に富んだサッカーの充実を図りたいIOC(A代表をオリンピックに出すことを求める)と[[FIFAワールドカップ]]の威厳とプレミアを守りたいFIFA(A代表をオリンピックに出せばワールドカップと差別化できなくなる)の利害の対立である。最終的には、ロサンゼルスオリンピックでもモスクワオリンピックと同様に、ワールドカップに参加したヨーロッパと南アメリカのアスリートはオリンピックに参加できないこととなった。この大会ではほとんどの東側諸国が出場をボイコットした影響も大きいが、これまでの東側諸国優位を覆しフランスが優勝、ブラジルが準優勝を果たした。1984年のルールは1988年版でも維持されたが、追加の段落があった。以前にワールドカップの1試合で90分未満しかプレーしていなかったヨーロッパと南アメリカのサッカー選手が出場可能となった。


FIFAは[[1988年]]の[[1988年ソウルオリンピックのサッカー競技|ソウルオリンピック]]から23歳以下の選手の大会にする方針だったが<ref name="事典" />、IOCの強硬な反対によりロサンゼルスオリンピックと同じ出場資格の大会になった。1大会遅れて[[1992年]]の[[1992年バルセロナオリンピックのサッカー競技|バルセロナオリンピック]]から現在まで続く23歳以下の規定が導入された(五輪本大会時点で23歳以下の選手のみの大会。厳密にいえば、五輪前年の12月31日時点で23歳未満の選手のみの大会)。これによりオリンピックにおけるサッカー競技は[[FIFA U-17ワールドカップ|U-17ワールドカップ]]、[[FIFA U-20ワールドカップ|U-20ワールドカップ]]と並ぶ年代別世界選手権大会の一環として再編成されることになった。
こうした状況に変化をもたらしたのは、1984年の[[1984年ロサンゼルスオリンピックのサッカー競技|ロサンゼルスオリンピック]]でのIOCによるプロ参加の容認であった([[オリンピック憲章]]の[[アマチュア]]条項自体は、このロサンゼルスオリンピックの10年前の[[1974年]]の第75回[[国際オリンピック委員会総会|IOC総会]]で削除されていた<ref>[http://www.yomiuri.co.jp/athe2004/special/monogatari/mo2004012401.htm オリンピック物語第五部 アマとプロ〈4〉読売新聞-2004年1月24日付]</ref>)。当時のオリンピックにおけるプロ解禁という潮流の一環であったが、これはIOCとFIFAの間に新しい対立を引き起こした。すなわち、集客性に富んだサッカーの充実を図りたいIOC(プロ解禁したのでA代表をオリンピックに出すよう要請)と[[FIFAワールドカップ]]の威厳とプレミアを守りたいFIFA(A代表をオリンピックに出せばワールドカップの意味がなくなる)の利害の対立である。最終的には、ロサンゼルスオリンピックでもモスクワオリンピックと同様に、ワールドカップの予選もしくは本大会に出場した欧州と南米の選手は五輪に出場できないことにした。この大会ではほとんどの東側諸国が出場をボイコットした影響も大きいが、これまでの東側諸国優位を覆しフランスが優勝、ブラジルが準優勝を果たした。


FIFAは[[1988年]]の[[1988年ソウルオリンピックのサッカー競技|ソウルオリンピック]]ら本大会時点で23歳以下の選手の大会にする方針だったが<ref name="事典" />、IOCの強硬な反対によりロサンゼルスオリンピックと同じ出場資格の大会なった。1大会遅れて[[1992年]]の[[1992バルセロナオリンピックのサッカー競技|バルセロナオリンピック]]から現在まで続く23歳以下の規定が導入された(五輪本大会時点で23歳以下の選手のみの大会。厳密にいえば、五輪前年12月31日時点で23未満の選手のみの大会)。これによりオリンピックにおけるサッカー競技は[[FIFA U-17ワルドカップ|U-17ワルドカップ]]、[[FIFA U-20ワールドカップ|U-20ワールドカップ]]と並ぶ年代別世界選手権会の一環して再編成されることになった。
セロナオリンピックの観客数が思ったほど伸びなかったため、IOCはA代表を出場させるよう改めてFIFA要請しが、FIFAは再度拒否妥協案とし[[1996年]]の[[1996アトランタオリンピックのサッカー競技|アトランタオリンピック]]から本大会時点で23歳以下の選手という出場資格はそままで、本大会のみ24以上の選手[[エイジ]])を最3人まで加えるこができることに<ref name="事典" />


2009年3月、FIFAは選手の年齢制限を21歳以下に引き下げる方針を定め、同年6月の[[国際サッカー連盟総会|第59回FIFA総会]]に諮ることを決定した<ref>[http://www.asahi.com/sports/update/0321/TKY200903200270.html 「五輪サッカー、21歳以下」FIFA IOC承認必要]朝日新聞2009年3月21日 2009年4月20日閲覧</ref>。IOCは収入が見込める競技の一つである男子サッカーに、世界的に著名な選手が多く出場することを希望し続けており、この年齢制限改訂に対しては五輪競技からの除外<ref>[http://sankei.jp.msn.com/sports/soccer/090601/scr0906010856005-n1.htm FIFA、夏季五輪の男子で年齢制限の改正は先送りに]産経新聞2009年6月1日 2009年6月16日閲覧</ref>や参加チーム数の削減<ref>[https://web.archive.org/web/20090622003040/http://sankei.jp.msn.com/sports/soccer/090613/scr0906132225013-n1.htm 「21歳以下ならチーム数削減」サッカー連盟案にIOC反発]産経新聞2009年6月13日 2009年6月16日閲覧</ref>を持ち出して抵抗した。これに対しFIFAは第59回FIFA総会における議題から年齢制限変更案を取り下げ、代替案として「ワールドカップに出場経験のない選手であれば年齢に関わらず出場可能」とする、[[1980年モスクワオリンピックのサッカー競技|モスクワオリンピック]]とほぼ同様<ref name="事典">国吉好弘『サッカーマルチ大事典改訂版』2006年4月14日発行</ref>の参加資格を提案した<ref>[http://www.sanspo.com/soccer/news/090616/scg0906160043000-n1.htm FIFA、五輪サッカーでW杯出場選手に規制]サンケイスポーツ2009年6月16日 2009年6月16日閲覧</ref>。2009年12月のFIFA理事会(2016年2月26日以降FIFA評議会)では、2012年のロンドンオリンピックにおける男子サッカー競技は従来通りの「23歳以下+[[オーバーエイジ]]最大3人」で行うこととした。ロンドンオリンピックの次の2016年のリオデジャネイロオリンピックについても、2010年6月の[[国際サッカー連盟総会|第60回FIFA総会]]で、従来通りの「23歳以下+オーバーエイジ最大3人」で行うことを決定した<ref>[https://megalodon.jp/2010-0519-0501-49/www.sponichi.co.jp/soccer/news/2010/03/21/22.html 南アW杯 準決勝に警告持ち越さず スポニチ]</ref>。
バルセロナオリンピックの観客数が思ったほど伸びなかったIOCはA代表を出場させるよう改めてFIFAに要請したが、FIFAは再度拒否。妥協として[[1996年]]の[[1996年アトランタオリンピックのサッカー競技|アトランタオリンピック]]から本大会時点で23歳以下の選手という出場資格はそのままで、本大会のみ24歳以上の選手([[オーバーエイジ]])を最大3人まで加えることができることにして<ref name="事典" />、現在に至る。


=== 女子 ===
=== 女子 ===
{{See also|FIFA女子ワールドカップ|アルガルヴェカップ}}
{{節スタブ|date=2021年7月}}

女子の競技は[[1996年]]の[[1996年アトランタオリンピックのサッカー競技|アトランタオリンピック]]で採用され、最初から女子A代表の大会として開始された。
女子の競技は[[1996年]]の[[1996年アトランタオリンピックのサッカー競技|アトランタオリンピック]]で採用され、最初から女子A代表の大会として開始された。


== 開催方式 ==
== 開催方式 ==
=== 男子 ===
=== 日程 ===
2000年の[[2000年シドニーオリンピックのサッカー競技|シドニーオリンピック]]から、五輪開会式の数日前にサッカー競技のグループリーグが開始されている。ただし、開会式に先行して試合が行われた期間は、公式なオリンピックの開催期間には入れられていない。
オリンピックにおける男子サッカー競技に関する現行のフォーマットは以下のようになっている。


[[オリンピック憲章]]では「競技実施期間は16日を超えてはならない」とされている{{Refnest|group="注"|2020年版の規則32付属細則<ref>{{Citation|title=オリンピック憲章2020年版|year=2020|url=https://www.joc.or.jp/olympism/charter/pdf/olympiccharter2020.pdf|type=pdf|page=61}}</ref>。1996年版の規則第36条付属細則では「競技期間は、'''開会式当日を含めて'''16日を超えてはならない。<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.joc.or.jp/olympism/charter/chapter5/36_37.html|title=オリンピック憲章 1996年版|accessdate=2021/07/31|publisher=JOC}}</ref>」とされていたが、2000年版で「開会式当日を含めて」という文言は削除されている<ref>{{Citation|title=オリンピック憲章2000年版|year=1999|url=https://www.joc.or.jp/olympism/charter/pdf/olympic_charter.pdf|type=pdf|page=56}}</ref>。}}。1996年の[[1996年アトランタオリンピックのサッカー競技|アトランタオリンピック]]までは、サッカーも開会式後から日程が組まれていたが、16日間に収めるために中1日の過密日程を強いられていた。[[夏季オリンピック]]は北半球の夏に開催されることが多く、暑さによる選手の健康面への悪影響が懸念されていた。そのため、FIFAがIOCと協議し、グループリーグに中2日の間隔を取るため、特例で開会式よりも前にサッカーを開始することがシドニー五輪から認められた<ref>[http://digital.asahi.com/olympics/news/TKY201207250867.html?ref=comkiji_txt_end なぜサッカーは開幕前に実施? 選手の体調管理が理由-朝日新聞デジタル2012年7月26日]</ref>。
==== 出場資格 ====
オリンピックにおけるサッカー競技に出場する選手には年齢制限が設けられている。規定ではオリンピックが行われる前年の12月31日時点で23歳以下の選手に出場権がある。したがってオリンピック代表のことをしばしば'''U-23代表'''と言い換える場合がある。大陸別予選でも本大会への出場が可能な選手でチームが構成されるのが基本であるが、欧州では予選に当たる大会の上限年齢の選手は五輪本大会時に年齢が24歳になってしまうので、オーバーエイジに選出された選手以外は規定に合う選手に入れ替える(後述)。また、南米は予選に当たる大会の上限年齢の選手でも五輪本大会時には20歳以下のため、五輪規定の年齢上限の選手に入れ替える(後述)。アジア地区予選では、本大会の前々年には21歳未満の選手に、本大会の前年では22歳未満の選手に出場権が与えられる。これらから五輪出場をめざす代表チームを'''U-21代表'''、'''U-22代表'''と呼ぶ場合もある。先述の通り、本大会に限り前年の12月31日時点で23歳以上の選手を最大3人まで加えることができる。


==== 予選大====
=== 試合 ===
日程と参加チーム数の関係から、試合会場は広域(主開催都市から数百キロ離れた都市)に渡る複数の会場で行われることも多い。
各大陸別に予選を行う。[[FIFAワールドカップ]]と同様、各大陸に出場枠が割り当てられ、予選の方式は各大陸のサッカー連盟に方法が一任されている(このため予選の方法が毎回変わることがある)。
* [[2016年リオデジャネイロオリンピックのサッカー競技|2016年リオデジャネイロオリンピック]]において、主会場である[[リオデジャネイロ]]から約2,800km離れた[[マナウス]]で開催された例がある。
* [[2012年ロンドンオリンピックのサッカー競技|2012年ロンドンオリンピック]]における[[グラスゴー]]での開催や、[[2020年東京オリンピックのサッカー競技|2020年東京オリンピック]]における[[札幌市|札幌]]での開催は、いずれも主開催都市から約700km離れている。


=== ユニフォーム ===
開催国を含んだ各大陸別のオリンピック出場枠は以下の通りである([[2012年ロンドンオリンピックのサッカー競技・男子|2012年ロンドンオリンピック]]基準)。[[2004年アテネオリンピックのサッカー競技・男子|2004年アテネオリンピック]]ではアフリカ4枠・アジア3枠、[[2008年北京オリンピックのサッカー競技・男子|北京オリンピック]]ではアフリカ3枠・アジア4枠(開催国枠1を含む)とされた。
IOCからの通達により、[[2008年北京オリンピックのサッカー競技|北京オリンピック]]以降はFIFAワールドカップやその予選、各大陸別選手権などで使う通常の代表用ユニフォームとは別のユニフォームを着用している。胸の各国サッカー協会・連盟マークやサプライヤーのデザイン([[アディダス]]の3本線など)の使用は禁止され、多くは胸に各国旗マークを付けている。ただし各大陸別連盟が主催するオリンピック予選では適用されず、通常のユニフォームが使われる。
* ヨーロッパ 4
* アフリカ 3.5
* アジア 3.5
* 南米 2
* 北中米カリブ海 2
* オセアニア 1
出場枠の配分においては、[[FIFAワールドカップ・予選|FIFAワールドカップの予選]]と同様の大陸間プレーオフが導入される場合もあり、2000年以降では[[2000年シドニーオリンピックのサッカー競技・男子|2000年シドニー大会]]および2012年ロンドン大会で導入されている。
*2000年シドニー大会では、オセアニアの[[オーストラリア]]が開催国であったため、オセアニアを1.5枠(開催国枠1を含む)、アフリカを3.5枠としてプレーオフを実施し(なおアジアは3枠)、アフリカ第4代表の[[U-23サッカー南アフリカ共和国代表|南アフリカ共和国]]がオセアニア代表の[[U-23サッカーニュージーランド代表|ニュージーランド]]を破って出場権を得た。
*2012年ロンドン大会では、アフリカとアジアがそれぞれ3.5枠とされ、アフリカ第4代表とアジア第4代表でプレーオフを実施し、アフリカ第4代表の[[U-23サッカーセネガル代表|セネガル]]がアジア第4代表の[[U-23サッカーオマーン代表|オマーン]]を破って出場権を得た。

2012年ロンドン大会では、五輪独自の予選を開催したのは[[アジアサッカー連盟]](AFC)、[[北中米カリブ海サッカー連盟]](CONCACAF)、[[オセアニアサッカー連盟]](OFC)の3地域だったが、このうちAFCは次回のリオデジャネイロオリンピックより、前年の[[AFC U-23選手権]]がオリンピック予選を兼ねる予定である。

[[アフリカサッカー連盟]](CAF)は2012年ロンドン大会より、五輪前年の[[アフリカ U-23選手権]](実際は大会時点でU-22)がオリンピック予選を兼ねている。

[[南米サッカー連盟]](CONMEBOL)は2年に一度開催される[[FIFA U-20ワールドカップ]]南米予選である[[南米ユース選手権]]のうち、五輪前年に開催される大会がオリンピック予選を兼ねている。五輪出場権を得たチームは、五輪時にU-23になる選手で新チームを構成する。

[[欧州サッカー連盟]](UEFA)は[[U-21欧州選手権]]にオリンピックの予選を兼ねさせている。U-21の名称は予選開始時のレギュレーションによるものであり、予選開始から2年後の本大会では五輪と同じく23歳以下の選手による大会となる。オリンピックへの出場権がない(国のオリンピック協会と対応付かないチームである)[[サッカーイングランド代表|イングランド]]、[[サッカースコットランド代表|スコットランド]]、[[サッカーウェールズ代表|ウェールズ]]、[[サッカー北アイルランド代表|北アイルランド]]の4代表が出場権を獲得した場合は、それ以下の順位の国が繰り上がりで出場権を獲得する。2004年アテネオリンピックまではU-21欧州選手権の本大会と五輪の開催年が重なっており、本大会を戦った選手がそのまま五輪に出ることが多かった。しかし2006-07年大会からはワールドカップとオリンピックの中間年に本大会が開催されるため、本大会を23歳のときに戦った選手は翌年の五輪にはオーバーエイジで加入しない限り出場できない。したがって、現在の欧州の五輪代表はU-21欧州選手権時のメンバーの多くの選手を五輪時にU-23になる選手に入れ替えて五輪に出場している。例えば、2012年ロンドンオリンピックに出場した[[U-23サッカーベラルーシ代表]]は、[[UEFA U-21欧州選手権2011|2011年U-21欧州選手権]]時のメンバーから11人を入れ替えて出場した。

==== 本大会 ====
当初は全試合[[トーナメント方式|ノックアウトトーナメント]]で行われていたが、その後[[1960年ローマオリンピックのサッカー競技|1960年ローマオリンピック]]より1次ラウンドは[[グループリーグ]]方式で実施されるようになった。[[1964年東京オリンピックのサッカー競技|1964年東京オリンピック]]以降は、1次ラウンドは出場16チームを4チームずつ4組に分けて1回総当りのリーグ戦を行い、各組2位までの8チームでノックアウト方式の決勝トーナメントを行っている。
他の競技ではこのリーグ戦に「予選(preliminary)」という用語が使われるが、サッカーにおいては当初より"First Round"または"First Stage"としており、東京オリンピックの組織委員会および日本蹴球協会はこれに「1次リーグ」という訳語を使用するよう要請した。

=== 女子 ===
オリンピックにおける女子サッカー競技に関する現行のフォーマットは以下のようになっている。


=== 男子 ===
==== 出場資格 ====
==== 出場資格 ====
オリンピックにおけるサッカー競技に出場する選手には年齢制限が設けられている。規定ではオリンピックが行われる前年の12月31日時点で23歳以下の選手に出場権がある。したがってオリンピック代表のことをしばしば'''U-23代表'''と言い換える場合がある。先述の通り、本大会に限り前年の12月31日時点で24歳以上の選手を最大3人まで加えることができる([[オーバーエイジ]]枠)。
女子には年齢制限がない。以前、男子に制限として設けられた、ワールドカップに出場した選手はオリンピックに出場できないという制限も設けられていない。参加国数は[[FIFA女子ワールドカップ]]より少ない。


大陸別予選でも本大会への出場が可能な選手でチームが構成されるのが基本である(ただし予選では、24歳以上の選手を加える規定は導入されない)。例えばアジア地区予選では、本大会の前々年には21以下満の選手に、本大会の前年では22歳以下の選手に出場権が与えられる。これらから五輪予選に出場する代表チームをその実施時期に応じて'''U-21代表'''、'''U-22代表'''と呼ぶ場合もある。なお、これに沿わない年齢資格で予選大会が実施される場合もあり(欧州予選、2016年大会までの南米予選など。詳細は後述)、この場合はオリンピック本大会では予選とは異なる年代の選手から代表選手を選出することになる(予選出場選手が本大会で年齢制限超過の場合については、オーバーエイジ枠で出場することは可能)。なお、2020年大会は[[新型コロナウイルス感染拡大による東京オリンピック・パラリンピックへの影響|新型コロナウイルスによる影響で1年の延期が決まった]]ため、当初大会が予定されていた2020年に24歳になった選手も出場可能とする措置が取られた。
==== 予選大会 ====
最初の2大会([[1996年アトランタオリンピックのサッカー競技・女子|1996年アトランタオリンピック]]・[[2000年シドニーオリンピックのサッカー競技・女子|2000年シドニーオリンピック]])は、それぞれ前年のFIFA女子世界選手権(現:[[FIFA女子ワールドカップ]])が予選を兼ね、上位7チームおよび開催国の計8チームで競技が行われた。[[2004年アテネオリンピックのサッカー競技・女子|2004年アテネオリンピック]]からは、男子同様に各大陸ごとの予選により出場チームが選出されることになった。男子同様、予選の方式は各大陸のサッカー連盟に一任されている。


==== 予選 ====
[[2008年北京オリンピックのサッカー競技・女子|2008年北京オリンピック]]からは本大会進出チームは12チームとなっている。[[2012年ロンドンオリンピックのサッカー競技・女子|2012年ロンドンオリンピック]]・[[2016年リオデジャネイロオリンピックのサッカー競技・女子|2016年リオデジャネイロオリンピック]]の大陸連盟別出場枠は以下の通りである(開催国枠=前者は[[サッカーイギリス女子代表|イギリス]]・後者は[[サッカーブラジル女子代表|ブラジル]]を含んだ数)。なお2008年北京オリンピック・[[2020年東京オリンピックのサッカー競技|2020年東京オリンピック]]ではアジアの出場枠を開催国枠(前者は[[サッカー中華人民共和国女子代表|中国]]、後者は[[サッカー日本女子代表|日本]])を含めて3とし、アフリカおよび南米をそれぞれ1.5枠とした(大陸間プレーオフを実施)。
各大陸別に予選を行う。[[FIFAワールドカップ・予選|FIFAワールドカップの予選]]と同様、各大陸に出場枠が割り当てられ、予選の方式は各大陸のサッカー連盟に方法が一任されている(このため予選の方法が毎回変わることがある)。


U-23の大会となった1992年以降、各大陸別のオリンピック出場枠は以下の通りである。FIFAワールドカップの予選と同様、大陸間プレーオフ枠が設けられる場合もあり、以下の表ではこれを0.5枠で表記する。(H:開催国枠、(W):大陸間プレーオフ勝利、(L):大陸間プレーオフ敗戦)
* ヨーロッパ 3
{| class="wikitable" style="font-size:smaller; text-align:center"
* アフリカ 2
* アジア 2
* 北中米カリブ海 2
* 南米 2
* オセアニア 1

ヨーロッパ地区については、2004年アテネ大会以降もFIFA女子ワールドカップを予選として用いている。ただし方式は変更されており、「ヨーロッパのチームをFIFA女子ワールドカップの成績で順位付けし、オリンピックへの出場チームを決定する」ものとしている。

南米地区については北京オリンピックより、オリンピックの2年前に実施される[[スダメリカーノ・フェメニーノ]]が予選を兼ねており、女子ワールドカップ(オリンピック前年に実施)の出場国と同時に決定される。

== 歴代出場国一覧 ==
=== 男子 ===
<div style="overflow-x:scroll">
{| class="wikitable" style="text-align:center; font-size:smaller;white-space:nowrap"
!国||[[1900年パリオリンピックのサッカー競技|00]]||[[1904年セントルイスオリンピックのサッカー競技|04]]||[[1908年ロンドンオリンピックのサッカー競技|08]]||[[1912年ストックホルムオリンピックのサッカー競技|12]]||[[1920年アントワープオリンピックのサッカー競技|20]]||[[1924年パリオリンピックのサッカー競技|24]]||[[1928年アムステルダムオリンピックのサッカー競技|28]]||[[1936年ベルリンオリンピックのサッカー競技|36]]||[[1948年ロンドンオリンピックのサッカー競技|48]]||[[1952年ヘルシンキオリンピックのサッカー競技|52]]||[[1956年メルボルンオリンピックのサッカー競技|56]]||[[1960年ローマオリンピックのサッカー競技|60]]||[[1964年東京オリンピックのサッカー競技|64]]||[[1968年メキシコシティーオリンピックのサッカー競技|68]]||[[1972年ミュンヘンオリンピックのサッカー競技|72]]||[[1976年モントリオールオリンピックのサッカー競技|76]]||[[1980年モスクワオリンピックのサッカー競技|80]]||[[1984年ロサンゼルスオリンピックのサッカー競技|84]]||[[1988年ソウルオリンピックのサッカー競技|88]]||[[1992年バルセロナオリンピックのサッカー競技|92]]||[[1996年アトランタオリンピックのサッカー競技・男子|96]]||[[2000年シドニーオリンピックのサッカー競技・男子|00]]||[[2004年アテネオリンピックのサッカー競技・男子|04]]||[[2008年北京オリンピックのサッカー競技・男子|08]]||[[2012年ロンドンオリンピックのサッカー競技・男子|12]]||[[2016年リオデジャネイロオリンピックのサッカー競技・男子|16]]||出場回数
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!大会||[[アジアサッカー連盟|AFC]]||[[アフリカサッカー連盟|CAF]]||[[北中米カリブ海サッカー連盟|CONCACAF]]||[[南米サッカー連盟|CONMEBOL]]||[[オセアニアサッカー連盟|OFC]]||[[欧州サッカー連盟|UEFA]]||合計||大陸間プレーオフ<br>(太字のチームが勝者)
|colspan=28|'''[[欧州サッカー連盟|UEFA]]'''
|-
|-
!{{Flagicon|ESP}} [[1992年バルセロナオリンピックのサッカー競技|1992]]
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|IRL}}||–||–||–||–||–||Y||–||–||Y||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||-||'''2'''
|3||3||2||2||0.5(W)||H+4.5(L)||16
|align=left|'''{{fbu|23|AUS|name=AUS}}''' 3-3([[アウェーゴール|a]]) {{fbu|23|NED|name=NED}}(2試合合計)
|-
|-
!{{Flagicon|USA}} [[1996年アトランタオリンピックのサッカー競技・男子|1996]]
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|GBR}}||bgcolor=gold|1||–||bgcolor=gold|1||bgcolor=gold|1||Y||–||–||Y||4||Y||Y||Y||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||Y||-||'''10'''
|3||3||H+1.5(L)||2||0.5(W)||5||16
|align=left|'''{{fbu|23|AUS|name=AUS}}''' 7-2 {{fbu|23|CAN|name=CAN}}(2試合合計)
|-
|-
!{{Flagicon|AUS}} [[2000年シドニーオリンピックのサッカー競技・男子|2000]]
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|ISR}}<ref group="国" name="isr">イスラエルは、1976年大会まではアジア(AFC)予選に出場。1988年大会はオセアニア(OFC)予選に出場。1980年-1984年大会と1992年大会以降はヨーロッパ(UEFA)予選に出場。</ref>||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||Y||–||Y||–||–||–||–||–||–||–||–||–||-||'''2'''
|3||3.5(W)||2||2||H+0.5(L)||4||16
|align=left|'''{{fbu|23|RSA|name=RSA}}''' 4-2 {{fbu|23|NZL|name=NZL}}(2試合合計)
|-
|-
!{{Flagicon|GRE}} [[2004年アテネオリンピックのサッカー競技・男子|2004]]
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|ITA}}||–||–||–||Y||4||Y||bgcolor=cc9966|3||bgcolor=gold|1||Y||Y||–||4||–||–||–||–||–||4||4||Y||Y||Y||bgcolor=cc9966|3||Y||–||-||'''15'''
|3||4||2||2||1||H+3||16||
|-
|-
!{{Flagicon|CHN}} [[2008年北京オリンピックのサッカー競技・男子|2008]]
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|EST}}||–||–||–||–||–||Y||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||-||'''1'''
|H+3||3||2||2||1||4||16||
|-
|-
!{{Flagicon|GBR}} [[2012年ロンドンオリンピックのサッカー競技・男子|2012]]
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|AUT}}||–||–||–||Y||–||–||–||bgcolor=silver|2||Y||Y||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||-||'''4'''
|3.5(L)||3.5(W)||2||2||1||H+3||16
|align=left|'''{{fbu|23|SEN|name=SEN}}''' 2-0 {{fbu|23|OMA|name=OMA}}(1試合)
|-
|-
!{{Flagicon|BRA}} [[2016年リオデジャネイロオリンピックのサッカー競技・男子|2016]]
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|NED}}||–||–||bgcolor=cc9966|3||bgcolor=cc9966|3||bgcolor=cc9966|3||4||Y||–||Y||Y||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||Y||–||-||'''8'''
|3||3||2.5(L)||H+1.5(W)||1||4||16
|align=left|'''{{fbu|23|COL|name=COL}}''' 3-2 {{fbu|23|USA|name=USA}}(2試合合計)
|-
|-
!{{Flagicon|JPN}} [[2020年東京オリンピックのサッカー競技・男子|2020]]
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|GRE}}||–||–||–||–||Y||–||–||–||–||Y||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||Y||–||–||-||'''3'''
|H+3||3||2||2||1||4||16||
|-
|-
!{{Flagicon|FRA}} [[2024年パリオリンピックのサッカー競技・男子|2024]]<ref name="FIFA-Circular-1792">{{cite web|url=https://digitalhub.fifa.com/m/49db2cdaf7e8829/original/Circular-No-1792-information-on-preliminary-competitions_EN.pdf|title=Olympic Football Tournaments Paris 2024 - information on preliminary competitions|publisher=[[国際サッカー連盟]]|date=2022-04-11|accessdate=2022-07-01}}</ref>
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|SUI}}||–||–||–||–||–||bgcolor=silver|2||Y||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||Y||-||'''3'''
|3.5||3.5||2||2||1||H+3||16
|-
|
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|SWE}}||–||–||4||Y||Y||bgcolor=cc9966|3||–||Y||bgcolor=gold|1||bgcolor=cc9966|3||–||–||–||–||–||–||–||–||Y||Y||–||–||–||–||–||Y||'''10'''
|-
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|ESP}}||–||–||–||–||bgcolor=silver|2||Y||Y||–||–||–||–||–||–||Y||–||Y||Y||–||–||bgcolor=gold|1||Y||bgcolor=silver|2||–||-||Y||-||'''10'''
|-
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|SVK}}||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||Y||–||–||–||-||'''1'''
|-
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|SRB}}||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||Y||–||-||'''1'''
|-
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|SCG|2004 Summer}}||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||Y||–||–||-||'''1'''
|-
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|URS}}||–||–||–||–||–||–||–||–||–||Y||bgcolor=gold|1||–||–||–||bgcolor=cc9966|3||bgcolor=cc9966|3||bgcolor=cc9966|3||–||bgcolor=gold|1||–||–||–||–||–||–||-||'''6'''
|-
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|CZE}}||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||Y||–||–||–||-||'''1'''
|-
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|TCH}}||–||–||–||–||Y||Y||–||–||–||–||–||–||bgcolor=silver|2||Y||–||–||bgcolor=gold|1||–||–||–||–||–||–||–||–||-||'''5'''
|-
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|DEN}}||–||–||bgcolor=silver|2||bgcolor=silver|2||Y||–||–||–||bgcolor=cc9966|3||Y||–||bgcolor=silver|2||–||–||Y||–||–||–||–||Y||–||–||–||–||–||Y||'''9'''
|-
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|GER}}<ref group="国" name="ger">ドイツの成績は、1956年大会から1988年大会までは「[[西ドイツ]]」のものである。このうち、1956年は西ドイツが「[[オリンピックの東西統一ドイツ選手団|東西統一ドイツ]]」として出場した。</ref>||–||–||–||Y||–||–||Y||Y||–||4||Y||–||–||–||Y||–||–||Y||bgcolor=cc9966|3||–||–||–||–||–||–||bgcolor=silver|2||'''9'''
|-
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|TUR}}||–||–||–||–||–||Y||Y||Y||Y||Y||–||Y||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||-||'''6'''
|-
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|NOR}}||–||–||–||Y||Y||–||–||bgcolor=cc9966|3||–||Y||–||–||–||–||–||–||–||Y||–||–||–||–||–||–||–||-||'''5'''
|-
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|HUN}}||–||-||–||Y||–||Y||–||Y||–||bgcolor=gold|1||–||bgcolor=cc9966|3||bgcolor=gold|1||bgcolor=gold|1||bgcolor=silver|2||–||–||–||–||–||Y||–||–||–||–||-||'''9'''
|-
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|GDR}}<ref group="国" name="gdr1964">1964年は東ドイツが「[[オリンピックの東西統一ドイツ選手団|東西統一ドイツ]]」として出場した。</ref>||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||bgcolor=cc9966|3||–||bgcolor=cc9966|3||bgcolor=gold|1||bgcolor=silver|2||–||–||–||–||–||–||–||–||-||'''4'''
|-
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|FIN}}||–||–||–||4||–||–||–||Y||–||Y||–||–||–||–||–||–||Y||–||–||–||–||–||–||–||–||-||'''4'''
|-
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|FRA}}||bgcolor=silver|2||–||Y||–||Y||Y||Y||–||Y||Y||–||Y||–||Y||–||Y||–||bgcolor=gold|1||–||–||Y||–||–||–||–||-||'''12'''
|-
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|BUL}}||–||–||–||–||–||Y||–||–||–||Y||bgcolor=cc9966|3||Y||–||bgcolor=silver|2||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||-||'''5'''
|-
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|BLR}}||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||Y||-||'''1'''
|-
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|BEL}}||bgcolor=cc9966|3||–||–||–||bgcolor=gold|1||Y||Y||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||4||–||-||'''5'''
|-
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|POL}}||–||–||–||–||–||Y||–||4||–||Y||–||Y||–||–||bgcolor=gold|1||bgcolor=silver|2||–||–||–||bgcolor=silver|2||–||–||–||–||–||-||'''7'''
|-
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|POR}}||–||–||–||–||–||–||Y||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||4||–||Y||–||–||Y||'''4'''
|-
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|LAT}}||–||–||–||–||–||Y||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||-||'''1'''
|-
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|LTU}}||–||–||–||–||–||Y||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||-||'''1'''
|-
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|ROU}}||–||–||–||–||–||Y||–||–||–||Y||–||–||Y||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||-||'''3'''
|-
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|LUX}}||–||–||–||–||Y||Y||Y||Y||Y||Y||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||-||'''6'''
|-
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|RUS}}||–||–||–||Y||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||-||'''1'''
|-
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|YUG}}||–||–||–||–||Y||Y||Y||–||bgcolor=silver|2||bgcolor=silver|2||bgcolor=silver|2||bgcolor=gold|1||Y||–||–||–||4||bgcolor=cc9966|3||Y||–||–||–||–||–||–||-||'''11'''
|-
|colspan=28|'''[[南米サッカー連盟|CONMEBOL]]'''
|-
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|ARG}}||–||–||–||–||–||–||bgcolor=Silver|2||–||–||–||–||Y||Y||–||–||–||–||–||Y||–||bgcolor=Silver|2||–||bgcolor=Gold|1||bgcolor=Gold|1||–||Y||'''8'''
|-
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|URU}}||–||–||–||–||–||bgcolor=gold|1||bgcolor=gold|1||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||Y||-||'''3'''
|-
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|COL}}||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||Y||Y||–||Y||–||–||Y||–||–||–||–||–||Y||'''5'''
|-
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|CHI}}||–||–||–||–||–||–||Y||–||–||Y||–||–||–||–||–||–||–||Y||–||–||–||bgcolor=cc9966|3||–||–||–||-||'''4'''
|-
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|PAR}}||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||Y||–||–||bgcolor=silver|2||–||–||-||'''2'''
|-
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|BRA}}||–||-||–||–||–||–||–||–||–||Y||–||Y||Y||Y||Y||4||–||bgcolor=silver|2||bgcolor=silver|2||–||bgcolor=cc9966|3||Y||–||bgcolor=cc9966|3||bgcolor=silver|2||bgcolor=gold|1||'''13'''
|-
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|VEN}}||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||Y||–||–||–||–||–||–||–||–||-||'''1'''
|-
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|PER}}||–||–||–||–||–||–||–||Y||–||–||–||Y||-||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||-||'''2'''
|-
|colspan=28|'''[[北中米カリブ海サッカー連盟|CONCACAF]]'''
|-
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|USA}}||–||bgcolor=silver|2<ref group="国" name=1904USA>1904年大会は、3チーム中2チームがアメリカ合衆国のチームであり、銀メダルと銅メダルを獲得している。</ref>||–||–||–||Y||Y||Y||Y||Y||Y||–||–||–||Y||–||–||Y||Y||Y||Y||4||–||Y||-||-||'''14'''
|-
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|ESA}}||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||Y||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||-||'''1'''
|-
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|AHO}}||–||–||–||–||–||–||–||–||–||Y||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||-||'''1'''
|-
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|CAN}}||–||bgcolor=gold|1||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||Y||–||Y||–||–||–||–||–||–||–||-||'''3'''
|-
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|CUB}}||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||Y||Y||–||–||–||–||–||–||–||–||-||'''2'''
|-
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|GUA}}||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||Y||–||Y||–||–||Y||–||–||–||–||–||–||-||'''3'''
|-
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|CRC}}||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||Y||Y||–||–||–||–||Y||–||–||-||'''3'''
|-
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|HON}}||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||Y||–||Y||Y||4||'''4'''
|-
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|MEX}}||–||–||–||–||–||–||Y||–||Y||–||–||–||Y||4||Y||Y||-||–||–||Y||Y||–||Y||–||bgcolor=gold|1||Y||'''11'''
|-
|colspan=28|'''[[アフリカサッカー連盟|CAF]]'''
|-
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|ALG}}||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||Y||–||–||–||–||–||–||-||–||Y||'''2'''
|-
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|EGY}}||–||–||–||–||Y||Y||4||Y||Y||Y||–||Y||4||–||–||–||–||Y||–||Y||–||–||–||–||Y||-||'''11'''
|-
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|GHA}}||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||Y||Y||Y||–||–||–||–||bgcolor=cc9966|3||Y||–||Y||–||–||-||'''6'''
|-
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|GAB}}||-||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||Y||-||'''1'''
|-
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|CMR}}||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||Y||–||–||-||bgcolor=gold|1||–||Y||–||-||'''3'''
|-
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|GUI}}||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||Y||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||-||'''1'''
|-
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|CIV}}||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||Y||–||-||'''1'''
|-
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|ZAM}}||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||Y||–||Y||–||–||–||–||–||–||-||'''2'''
|-
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|SUD}}||–||–||–||–||-||–||–||–||–||–||–||–||–||–||Y||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||-||'''1'''
|-
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|SEN}}||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||Y||-||'''1'''
|-
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|TUN}}||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||Y||–||–||–||–||–||–||Y||–||Y||–||Y||–||–||-||'''4'''
|-
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|NGR}}||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||Y||–||–||Y||–||Y||–||bgcolor=gold|1||Y||–||bgcolor=silver|2||–||bgcolor=cc9966|3||'''7'''
|-
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|MLI}}||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||Y||–||–||-||'''1'''
|-
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|RSA}}||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||Y||–||–||–||Y||'''2'''
|-
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|MAR}}||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||Y||–||Y||–||–||Y||–||Y||–||Y||Y||–||Y||-||'''7'''
|-
|colspan=28|'''[[アジアサッカー連盟|AFC]]'''
|-
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|AFG}}||–||–||–||–||–||–||–||–||Y||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||-||'''1'''
|-
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|UAE}}||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||Y||-||'''1'''
|-
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|IRQ}}||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||Y||Y||Y||–||–||–||4||–||–||Y||'''5'''
|-
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|IRI}}||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||Y||–||Y||Y||–||–||–||–||–||–||–||–||–||-||'''3'''
|-
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|IND}}||–||–||–||–||–||–||–||–||Y||Y||4||Y||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||-||'''4'''
|-
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|INA}}||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||Y||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||-||'''1'''
|-
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|AUS}}<ref group="国" name="aus">オーストラリアは、2004年大会まではオセアニア(OFC)予選に出場。</ref>||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||Y||–||–||–||–||–||–||–||Y||4||Y||Y||Y||Y||–||-||'''7'''
|-
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|QAT}}||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||Y||–||Y||–||–||–||–||–||-||'''2'''
|-
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|KOR}}||–||–||–||–||–||–||–||–||Y||–||–||–||Y||–||–||–||–||–||Y||Y||Y||Y||Y||Y||bgcolor=cc9966|3||Y||'''10'''
|-
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|PRK}}||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||Y||–||–||–||–||–||–||–||–||–||-||'''1'''
|-
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|KUW}}||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||Y||–||–||Y||–||Y||–||–||–||-||'''3'''
|-
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|KSA}}||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||Y||–||–||Y||–||–||–||–||-||'''2'''
|-
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|SYR}}||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||Y||–||–||–||–||–||–||–||–||-||'''1'''
|-
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|THA}}||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||Y||–||–||Y||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||-||'''2'''
|-
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|TPE}}||–||–||–||–||–||–||–||Y||Y||–||–||Y||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||-||'''3'''
|-
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|CHN}}||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||Y||–||–||–||–||Y||–||-||'''2'''
|-
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|JPN}}||–||–||–||–||–||–||–||Y||–||–||Y||–||Y||bgcolor=cc9966|3||–||–||–||–||–||–||Y||Y||Y||Y||4||Y||'''10'''
|-
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|MAS}}||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||Y||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||-||'''1'''
|-
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|MYA}}<ref group="国" name="bur">1972年のサッカー競技出場当時の名称は「ビルマ」(「ビルマ」の名称は1988年ソウル大会まで)。</ref>||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||Y||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||-||'''1'''
|-
|colspan=28|'''[[オセアニアサッカー連盟|OFC]]'''
|-
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|NZL}}||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||Y||Y||-||'''2'''
|-
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|FIJ}}||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||-||-||Y||'''1'''
|-
!国||[[1900年パリオリンピックのサッカー競技|00]]||[[1904年セントルイスオリンピックのサッカー競技|04]]||[[1908年ロンドンオリンピックのサッカー競技|08]]||[[1912年ストックホルムオリンピックのサッカー競技|12]]||[[1920年アントワープオリンピックのサッカー競技|20]]||[[1924年パリオリンピックのサッカー競技|24]]||[[1928年アムステルダムオリンピックのサッカー競技|28]]||[[1936年ベルリンオリンピックのサッカー競技|36]]||[[1948年ロンドンオリンピックのサッカー競技|48]]||[[1952年ヘルシンキオリンピックのサッカー競技|52]]||[[1956年メルボルンオリンピックのサッカー競技|56]]||[[1960年ローマオリンピックのサッカー競技|60]]||[[1964年東京オリンピックのサッカー競技|64]]||[[1968年メキシコシティーオリンピックのサッカー競技|68]]||[[1972年ミュンヘンオリンピックのサッカー競技|72]]||[[1976年モントリオールオリンピックのサッカー競技|76]]||[[1980年モスクワオリンピックのサッカー競技|80]]||[[1984年ロサンゼルスオリンピックのサッカー競技|84]]||[[1988年ソウルオリンピックのサッカー競技|88]]||[[1992年バルセロナオリンピックのサッカー競技|92]]||[[1996年アトランタオリンピックのサッカー競技・男子|96]]||[[2000年シドニーオリンピックのサッカー競技・男子|00]]||[[2004年アテネオリンピックのサッカー競技・男子|04]]||[[2008年北京オリンピックのサッカー競技・男子|08]]||[[2012年ロンドンオリンピックのサッカー競技・男子|12]]||[[2016年リオデジャネイロオリンピックのサッカー競技・男子|16]]||出場回数
|-
|style="text-align: left;"|'''大会別出場国数'''
|'''3'''||'''2'''||'''5'''||'''11'''||'''14'''||'''22'''||'''17'''||'''16'''||'''18'''||'''25'''||'''11'''||'''16'''||'''14'''||'''16'''||'''16'''||'''13'''||'''16'''||'''16'''||'''16'''||'''16'''||'''16'''||'''16'''||'''16'''||'''16'''||'''16'''||'''16'''||
|}
|}

</div>
大陸連盟により、五輪独自の予選を実施する場合と、別の大会が予選を兼ねる場合がある。

* [[アジアサッカー連盟]](AFC)では、2012年ロンドン大会までは個別の予選を実施していたものの、2016年リオデジャネイロ大会以降は前年の[[AFC U23アジアカップ]]がオリンピック予選を兼ねている。
* [[アフリカサッカー連盟]](CAF)は2012年ロンドン大会より、五輪前年の[[アフリカ U-23ネイションズカップ]](実際は大会時点でU-22)がオリンピック予選を兼ねている。
* [[南米サッカー連盟]](CONMEBOL)は、2004年までは五輪独自の予選を実施していたものの、2008年から2016年については[[南米ユース選手権]](U-20の大会。2年に一度開催)のうち五輪前年に開催される大会がオリンピック予選を兼ねるものとしていた(五輪出場権を得たチームは、五輪時にU-23になる選手で改めてチームを構成する)。2020年より五輪独自の予選を再開すると発表した<ref>{{cite web|url=http://www.conmebol.com/es/colombia-sera-sede-del-campeonato-sudamericano-preolimpico-sub-23-del-2020|title=Colombia será sede del Campeonato Sudamericano Preolímpico Sub-23 del 2020|publisher=[[南米サッカー連盟]]|date=2018-08-14|accessdate=2018-08-16}}</ref>。
* [[北中米カリブ海サッカー連盟]](CONCACAF)では、五輪独自の予選を実施することが通例となっているものの、決勝戦まで実施して優勝チームを決定するなど、大陸選手権としての位置づけもあるフォーマットとなっている(例:[[2012年ロンドンオリンピックのサッカー競技・北中米カリブ海予選|2012年ロンドン大会予選]])。
* [[オセアニアサッカー連盟]](OFC)では、2016年リオデジャネイロ大会の予選は[[2015年パシフィックゲームズにおけるサッカー競技|前年のパシフィックゲームズサッカー競技]]が兼ねた。
* [[欧州サッカー連盟]](UEFA)は[[UEFA U-21欧州選手権]]にオリンピックの予選を兼ねさせている。U-21の名称は予選開始時のレギュレーションによるものであり、予選開始から2年後の本大会では五輪と同じく23歳以下の選手による大会となる。2004年アテネオリンピックまではU-21欧州選手権の本大会と五輪の開催年が重なっており、本大会を戦った選手がそのまま五輪に出ることが多かった。しかし2006-07年大会からはワールドカップとオリンピックの中間年に本大会が開催されるため、本大会を23歳のときに戦った選手は翌年の五輪にはオーバーエイジで加入しない限り出場できない。したがって、現在の欧州の五輪代表はU-21欧州選手権時のメンバーの多くの選手を五輪時にU-23になる選手に入れ替えて五輪に出場している。例えば、2012年ロンドンオリンピックに出場した[[U-23サッカーベラルーシ代表]]は、[[UEFA U-21欧州選手権2011|2011年U-21欧州選手権]]時のメンバーから11人を入れ替えて出場した。
** [[#サッカーとオリンピックについて|上述]]の通り、[[サッカーイングランド代表|イングランド]]、[[サッカースコットランド代表|スコットランド]]、[[サッカーウェールズ代表|ウェールズ]]、[[サッカー北アイルランド代表|北アイルランド]]の4代表は(当該4協会ならびに[[イギリスオリンピック委員会]]によりチームを編成しない限り)出場資格がないので、それらのチームが出場権を獲得する順位に入った場合は、それ以下の順位の国が繰り上がりで出場権を獲得する。

==== 本大会 ====
初期には、3チーム総当たりであった[[1904年セントルイスオリンピックのサッカー競技|1904年大会]]を除き、[[トーナメント方式|ノックアウトトーナメント]]で行われていた(なお[[1920年アントワープオリンピックのサッカー競技|1920年大会]]は[[トーナメント方式#ダブルイリミネーション方式|ダブルイリミネーション方式]]を採用)。その後[[1960年ローマオリンピックのサッカー競技|1960年ローマオリンピック]]より1次ラウンドは[[グループリーグ]]方式で実施されるようになった。[[1964年東京オリンピックのサッカー競技|1964年東京オリンピック]]以降は、1次ラウンドは出場16チームを4チームずつ4組に分けて1回総当りのリーグ戦を行い、各組2位までの8チームでノックアウト方式の決勝トーナメントを行っている。
他の競技ではこのリーグ戦に「予選(preliminary)」という用語が使われるが、サッカーにおいては当初より"First Round"または"First Stage"としており、東京オリンピックの組織委員会および日本蹴球協会はこれに「1次リーグ」という訳語を使用するよう要請した。


=== 女子 ===
=== 女子 ===
==== 出場資格 ====
<div style="overflow-x:scroll">
女子には年齢制限がない。以前、男子に制限として設けられた、ワールドカップに出場した選手はオリンピックに出場できないという制限も設けられていない。参加国数は[[FIFA女子ワールドカップ]]より少ない。
{| class="wikitable" style="text-align:center; font-size:smaller;white-space:nowrap"

!国||[[1996年アトランタオリンピックのサッカー競技・女子|96]]||[[2000年シドニーオリンピックのサッカー競技・女子|00]]||[[2004年アテネオリンピックのサッカー競技・女子|04]]||[[2008年北京オリンピックのサッカー競技・女子|08]]||[[2012年ロンドンオリンピックのサッカー競技・女子|12]]||[[2016年リオデジャネイロオリンピックのサッカー競技・女子|16]]||出場回数
==== 予選 ====
最初の2大会([[1996年アトランタオリンピックのサッカー競技・女子|1996年アトランタオリンピック]]・[[2000年シドニーオリンピックのサッカー競技・女子|2000年シドニーオリンピック]])は、それぞれ前年のFIFA女子世界選手権(現:[[FIFA女子ワールドカップ]])が予選を兼ね、上位7チームおよび開催国の計8チームで競技が行われた。[[2004年アテネオリンピックのサッカー競技・女子|2004年アテネオリンピック]]からは、男子同様に各大陸ごとの予選により出場チームが選出されることになった。男子同様、予選の方式は各大陸のサッカー連盟に一任されている。

各大陸ごとの予選により出場チームが選出されるようになった2004年以降、各大陸別のオリンピック出場枠は以下の通りである。(H:開催国枠、(W):大陸間プレーオフ勝利、(L):大陸間プレーオフ敗戦)
{| class="wikitable" style="font-size:smaller; text-align:center"
|-
|-
!大会||[[アジアサッカー連盟|AFC]]||[[アフリカサッカー連盟|CAF]]||[[北中米カリブ海サッカー連盟|CONCACAF]]||[[南米サッカー連盟|CONMEBOL]]||[[オセアニアサッカー連盟|OFC]]||[[欧州サッカー連盟|UEFA]]||合計||大陸間プレーオフ<br>(先のチームが勝者)
!colspan="8"|[[欧州サッカー連盟|UEFA]]
|-
|-
!{{Flagicon|GRE}} [[2004年アテネオリンピックのサッカー競技・女子|2004]]
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|GBR}}||–||–||–||–||Y||-||'''1'''
|2||1||2||1||1||H+2||10||
|-
|-
!{{Flagicon|CHN}} [[2008年北京オリンピックのサッカー競技・女子|2008]]
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|GRE}}||–||–||Y||–||–||-||'''1'''
|H+2||1.5(L)||2||1.5(W)||1||3||12
|align=left|{{fbw|BRA|name=BRA}} 5-1 {{fbw|GHA|name=GHA}}(1試合)
|-
|-
!{{Flagicon|GBR}} [[2012年ロンドンオリンピックのサッカー競技・女子|2012]]
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|SWE}}||Y||Y||4||Y||Y||bgcolor=silver|2||'''6'''
|2||2||2||2||1||H+2||12||
|-
|-
!{{Flagicon|BRA}} [[2016年リオデジャネイロオリンピックのサッカー競技・女子|2016]]
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|DEN}}||Y||–||–||–||–||-||'''1'''
|2||2||2||H+1||1||3||12||
|-
|-
!{{Flagicon|JPN}} [[2020年東京オリンピックのサッカー競技・女子|2020]]
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|GER}}||Y||bgcolor=cc9966|3||bgcolor=cc9966|3||bgcolor=cc9966|3||–||bgcolor=gold|1||'''5'''
|H+2||1.5(L)||2||1.5(W)||1||3||12
|align=left|{{fbw|CHI|name=CHI}} 2-1 {{fbw|CMR|name=CMR}}(2試合合計)
|-
|-
!{{Flagicon|FRA}} [[2024年パリオリンピックのサッカー競技・女子|2024]]<ref name="FIFA-Circular-1792" />
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|NOR}}||bgcolor=cc9966|3||bgcolor=gold|1||–||Y||–||-||'''3'''
|2||2||2||2||1||H+2||12||
|-
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|FRA}}||–||–||–||–||4||Y||'''2'''
|-
!colspan="8"|[[南米サッカー連盟|CONMEBOL]]
|-
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|ARG}}||–||–||–||Y||–||-||'''1'''
|-
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|COL}}||–||–||–||–||Y||Y||'''2'''
|-
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|BRA}}||4||4||bgcolor=silver|2||bgcolor=silver|2||Y||4||'''6'''
|-
!colspan="8"|[[北中米カリブ海サッカー連盟|CONCACAF]]
|-
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|USA}}||bgcolor=gold|1||bgcolor=silver|2||bgcolor=gold|1||bgcolor=gold|1||bgcolor=gold|1||Y||'''6'''
|-
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|CAN}}||–||–||–||Y||bgcolor=cc9966|3||bgcolor=cc9966|3||'''3'''
|-
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|MEX}}||–||–||Y||–||–||-||'''1'''
|-
!colspan="8"|[[アフリカサッカー連盟|CAF]]
|-
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|CMR}}||–||–||–||–||Y||-||'''1'''
|-
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|ZIM}}||–||–||–||–||-||Y||'''1'''
|-
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|NGR}}||–||Y||Y||Y||–||-||'''3'''
|-
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|RSA}}||–||–||–||–||Y||Y||'''2'''
|-
!colspan="8"|[[アジアサッカー連盟|AFC]]
|-
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|AUS}}<ref group="国" name="aus" />||–||Y||Y||–||–||Y||'''3'''
|-
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|PRK}}||–||–||–||Y||Y||-||'''2'''
|-
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|CHN}}||bgcolor=silver|2||Y||Y||Y||–||Y||'''5'''
|-
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|JPN}}||Y||–||Y||4||bgcolor=silver|2||-||'''4'''
|-
!colspan="8"|[[オセアニアサッカー連盟|OFC]]
|-
|style="text-align: left;"|{{flagIOC|NZL}}||–||–||–||Y||Y||Y||'''3'''
|-
!国||[[1996年アトランタオリンピックのサッカー競技・女子|96]]||[[2000年シドニーオリンピックのサッカー競技・女子|00]]||[[2004年アテネオリンピックのサッカー競技・女子|04]]||[[2008年北京オリンピックのサッカー競技・女子|08]]||[[2012年ロンドンオリンピックのサッカー競技・女子|12]]||[[2016年リオデジャネイロオリンピックのサッカー競技・女子|16]]||出場回数
|-
|style="text-align: left;"|'''大会別出場国数'''||'''8'''||'''8'''||'''10'''||'''12'''||'''12'''||'''12'''||
|}
|}
</div>
=== 出場国についての注釈 ===
{{Reflist|group=国}}


ヨーロッパ地区については、2004年アテネオリンピックから2020年東京オリンピックにおいては引き続きFIFA女子ワールドカップを予選として用いており、「ヨーロッパのチームをFIFA女子ワールドカップの成績で順位付けし、オリンピックへの出場チームを決定する」ものとしていた。FIFA女子ワールドカップの結果のみで出場チームを決定できなかったため、別途プレーオフを実施した例もあった([[2008年北京オリンピックのサッカー競技・女子#出場国|2008年大会予選]]・[[2016年リオデジャネイロオリンピックのサッカー競技・女子#出場国|2016年大会予選]])。その後2024年パリオリンピックより、新設される[[UEFA女子ネーションズリーグ]]がオリンピック予選を兼ねるものとした<ref>{{cite web|title=UEFA introduces new Women's Nations League with Paris 2024 qualification up for grabs|publisher=[[国際オリンピック委員会]]|url=https://olympics.com/en/news/uefa-womens-nations-league-paris-2024-qualification|date=2022-11-04|accessdate=2023-05-26}}</ref>。
== 結果と統計 ==

南米地区については2008年北京オリンピックより、オリンピックの2年前に実施される[[コパ・アメリカ・フェメニーナ]]が予選を兼ねており、女子ワールドカップ(オリンピック前年に実施)の出場国と同時に決定される。またオセアニア地区については、2020年東京オリンピックと2019年女子ワールドカップの双方の予選大会として[[2018 OFC女子ネイションズカップ]]を実施した。

== 結果 ==
=== 男子 ===
=== 男子 ===
{| class="wikitable" border="1" style="border-collapse:collapse; font-size:80%; white-space:nowrap;" cellpadding="1" cellspacing="1"
==== 歴代大会結果 ====
{| class="wikitable" border="1" style="border-collapse:collapse; font-size:90%;" cellpadding="1" cellspacing="1"
!rowspan="2"|回!!rowspan="2"|開催年!!rowspan="2"|開催地!!rowspan="2"| !!colspan="3"|決勝戦!!rowspan="2"| !!colspan="3"|3位決定戦!!rowspan="2"| !!rowspan="2"|出場<br />国数
!rowspan="2"|回!!rowspan="2"|開催年!!rowspan="2"|開催地!!rowspan="2"| !!colspan="3"|決勝戦!!rowspan="2"| !!colspan="3"|3位決定戦!!rowspan="2"| !!rowspan="2"|出場<br />国数
|-
|-
419行目: 214行目:


|- bgcolor=#D0E7FF
|- bgcolor=#D0E7FF
|style="text-align: center;"|
|align=center|-
|1896年
|1896年
|{{Flagicon|GRE1828}} [[1896年アテネオリンピック|アテネ]]
|{{Flagicon|GRE1828}} [[1896年アテネオリンピック|アテネ]]
|rowspan="35" bgcolor=#FFFFFF|
|rowspan="24" bgcolor=#FFFFFF|
|style="text-align: center;" colspan="7"|'''サッカー競技は非開催'''
|align=center colspan="7"|'''サッカー競技は非開催'''
|rowspan="35" bgcolor=#FFFFFF|
|rowspan="24" bgcolor=#FFFFFF|
|style="text-align: center;"|-
|align=center|-


|-
|-
|style="text-align: center;"|1
|align=center|1
|[[1900年パリオリンピックのサッカー競技|1900年]]
|[[1900年パリオリンピックのサッカー競技|1900年]]
|{{Flagicon|FRA}} [[1900年パリオリンピック|パリ]]
|{{Flagicon|FRA}} [[1900年パリオリンピック|パリ]]
438行目: 233行目:
|
|
|
|
|style="text-align: center;"|3
|align=center|3


|- bgcolor=#D0E7FF
|- bgcolor=#D0E7FF
|style="text-align: center;"|2
|align=center|2
|[[1904年セントルイスオリンピックのサッカー競技|1904年]]
|[[1904年セントルイスオリンピックのサッカー競技|1904年]]
|{{Flagicon|USA1896}} [[1904年セントルイスオリンピック|セントルイス]]
|{{Flagicon|USA1896}} [[1904年セントルイスオリンピック|セントルイス]]
450行目: 245行目:
|
|
|
|
|style="text-align: center;"|3
|align=center|3


|-
|-
|style="text-align: center;"|3
|align=center|3
|[[1908年ロンドンオリンピックのサッカー競技|1908年]]
|[[1908年ロンドンオリンピックのサッカー競技|1908年]]
|{{Flagicon|GBR}} [[1908年ロンドンオリンピック|ロンドン]]
|{{Flagicon|GBR}} [[1908年ロンドンオリンピック|ロンドン]]
460行目: 255行目:
|{{fb|DEN}}
|{{fb|DEN}}
|{{fb|NED}}
|{{fb|NED}}
|'''3 - 2'''
|'''2 - 0'''
|{{fb|SWE}}
|{{fb|SWE}}
|style="text-align: center;"|6
|align=center|6


|- bgcolor=#D0E7FF
|- bgcolor=#D0E7FF
|style="text-align: center;"|4
|align=center|4
|[[1912年ストックホルムオリンピックのサッカー競技|1912年]]
|[[1912年ストックホルムオリンピックのサッカー競技|1912年]]
|{{Flagicon|SWE}} [[1912年ストックホルムオリンピック|ストックホルム]]
|{{Flagicon|SWE}} [[1912年ストックホルムオリンピック|ストックホルム]]
474行目: 269行目:
|'''9 - 0'''
|'''9 - 0'''
|{{fb|FIN}}
|{{fb|FIN}}
|style="text-align: center;"|11
|align=center|11


|-
|-
|align=center|-
|
|1916年
|1916年
|{{Flagicon|GER1871}} <s>[[1916年ベルリンオリンピック|ベルリン]]</s>
|{{Flagicon|GER1871}} <s>[[1916年ベルリンオリンピック|ベルリン]]</s>
|style="text-align: center;" colspan="7"|'''[[第一次世界大戦]]のため中止'''
|align=center colspan="7"|'''[[第一次世界大戦]]のため中止'''
|style="text-align: center;"|-
|align=center|-


|- bgcolor=#D0E7FF
|- bgcolor=#D0E7FF
|style="text-align: center;"|5
|align=center|5
|[[1920年アントワープオリンピックのサッカー競技|1920年]]
|[[1920年アントワープオリンピックのサッカー競技|1920年]]
|{{Flagicon|BEL}} [[1920年アントワープオリンピック|アントワープ]]
|{{Flagicon|BEL}} [[1920年アントワープオリンピック|アントワープ]]
|'''{{fb|BEL}}'''
|'''{{fb|BEL}}'''
|'''-----'''<ref>決勝戦ハーフタイムにおいて、チェコスロバキアが審判に抗議し途中棄権。結果、対戦相手のベルギーの金メダルとチェコスロバキアの失格が決定。その後、スペインとオランダとの間で2位決定戦が行われ、3-1でスペインが勝利。</ref>
|'''-----'''<ref group="注">決勝戦ハーフタイムにおいて、チェコスロバキアが審判に抗議し途中棄権。結果、対戦相手のベルギーの金メダルとチェコスロバキアの失格が決定。その後、スペインとオランダとの間で2位決定戦が行われ、3-1でスペインが勝利。</ref>
|{{fb|ESP|1785}}
|{{fb|ESP|1785}}
|rowspan="3" bgcolor=#FFFFFF|
|rowspan="3" bgcolor=#FFFFFF|
494行目: 289行目:
|'''-----'''
|'''-----'''
|{{fb|FRA}}
|{{fb|FRA}}
|style="text-align: center;"|14
|align=center|14


|-
|-
|style="text-align: center;"|6
|align=center|6
|[[1924年パリオリンピックのサッカー競技|1924年]]
|[[1924年パリオリンピックのサッカー競技|1924年]]
|{{Flagicon|FRA}} [[1924年パリオリンピック|パリ]]
|{{Flagicon|FRA}} [[1924年パリオリンピック|パリ]]
506行目: 301行目:
|'''1 - 1'''<br />'''3 - 1''' [[再試合|R]]
|'''1 - 1'''<br />'''3 - 1''' [[再試合|R]]
|{{fb|NED}}
|{{fb|NED}}
|style="text-align: center;"|22
|align=center|22


|- bgcolor=#D0E7FF
|- bgcolor=#D0E7FF
|style="text-align: center;"|7
|align=center|7
|[[1928年アムステルダムオリンピックのサッカー競技|1928年]]
|[[1928年アムステルダムオリンピックのサッカー競技|1928年]]
|{{Flagicon|NED}} [[1928年アムステルダムオリンピック|アムステルダム]]
|{{Flagicon|NED}} [[1928年アムステルダムオリンピック|アムステルダム]]
518行目: 313行目:
|'''11 - 3'''
|'''11 - 3'''
|{{fb|EGY|1922}}
|{{fb|EGY|1922}}
|style="text-align: center;"|17
|align=center|17


|-
|-
|align=center|-
|
|1932年
|1932年
|{{Flagicon|USA1912}} [[1932年ロサンゼルスオリンピック|ロサンゼルス]]
|{{Flagicon|USA1912}} [[1932年ロサンゼルスオリンピック|ロサンゼルス]]
|style="text-align: center;" colspan="7"|'''サッカー競技は非開催'''
|align=center colspan="7"|'''サッカー競技は非開催'''
|style="text-align: center;"|-
|align=center|-


|- bgcolor=#D0E7FF
|- bgcolor=#D0E7FF
|style="text-align: center;"|8
|align=center|8
|[[1936年ベルリンオリンピックのサッカー競技|1936年]]
|[[1936年ベルリンオリンピックのサッカー競技|1936年]]
|{{Flagicon|DEU1935}} [[1936年ベルリンオリンピック|ベルリン]]
|{{Flagicon|DEU1935}} [[1936年ベルリンオリンピック|ベルリン]]
538行目: 333行目:
|'''3 - 2'''
|'''3 - 2'''
|{{fb|POL}}
|{{fb|POL}}
|style="text-align: center;"|16
|align=center|16


|-
|-
|align=center|-
|
|1940年
|1940年
|{{Flagicon|JPN}} <s>[[1940年東京オリンピック|東京]]</s>
|{{Flagicon|JPN}} <s>[[1940年東京オリンピック|東京]]</s>
|style="text-align: center;" colspan="7"|'''[[第二次世界大戦]]のため中止'''
|align=center colspan="7"|'''[[第二次世界大戦]]のため中止'''
|style="text-align: center;"|-
|align=center|-


|- bgcolor=#D0E7FF
|- bgcolor=#D0E7FF
|align=center|-
|
|1944年
|1944年
|{{Flagicon|GBR}} <s>[[1944年ロンドンオリンピック|ロンドン]]</s>
|{{Flagicon|GBR}} <s>[[1944年ロンドンオリンピック|ロンドン]]</s>
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|align=center colspan="7"|'''[[第二次世界大戦]]のため中止'''
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|align=center|-


|-
|-
|style="text-align: center;"|9
|align=center|9
|[[1948年ロンドンオリンピックのサッカー競技|1948年]]
|[[1948年ロンドンオリンピックのサッカー競技|1948年]]
|{{Flagicon|GBR}} [[1948年ロンドンオリンピック|ロンドン]]
|{{Flagicon|GBR}} [[1948年ロンドンオリンピック|ロンドン]]
|'''{{fb|SWE}}'''
|'''{{fb|SWE}}'''
|'''2 - 1'''
|'''3 - 1'''
|{{fb|YUG}}
|{{fb|YUG}}
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|rowspan="11" bgcolor=#FFFFFF|
|{{fb|DEN}}
|{{fb|DEN}}
|'''5 - 3'''
|'''5 - 3'''
|{{fb|GBR}}
|{{fb|GBR}}
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|align=center|18


|- bgcolor=#D0E7FF
|- bgcolor=#D0E7FF
|style="text-align: center;"|10
|align=center|10
|[[1952年ヘルシンキオリンピックのサッカー競技|1952年]]
|[[1952年ヘルシンキオリンピックのサッカー競技|1952年]]
|{{Flagicon|FIN}} [[1952年ヘルシンキオリンピック|ヘルシンキ]]
|{{Flagicon|FIN}} [[1952年ヘルシンキオリンピック|ヘルシンキ]]
|'''{{fb|HUN|1949}}'''
|'''{{fb|HUN|1949}}'''
|'''3 - 2'''
|'''2 - 0'''
|{{fb|YUG}}
|{{fb|YUG}}
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|{{fb|SWE}}
|'''2 - 0'''
|'''2 - 0'''
|{{fb|FRG}}
|{{fb|FRG}}
|style="text-align: center;"|25
|align=center|25


|-
|-
|style="text-align: center;"|11
|align=center|11
|[[1956年メルボルンオリンピックのサッカー競技|1956年]]
|[[1956年メルボルンオリンピックのサッカー競技|1956年]]
|{{Flagicon|AUS}} [[1956年メルボルンオリンピック|メルボルン]]
|{{Flagicon|AUS}} [[1956年メルボルンオリンピック|メルボルン]]
|'''{{fb|URS|1955}}'''
|'''{{fb|URS}}'''
|'''1 - 0'''
|'''1 - 0'''
|{{fb|YUG}}
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589行目: 384行目:
|'''3 - 0'''
|'''3 - 0'''
|{{fb|IND}}
|{{fb|IND}}
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|align=center|11


|- bgcolor=#D0E7FF
|- bgcolor=#D0E7FF
|style="text-align: center;"|12
|align=center|12
|[[1960年ローマオリンピックのサッカー競技|1960年]]
|[[1960年ローマオリンピックのサッカー競技|1960年]]
|{{Flagicon|ITA}} [[1960年ローマオリンピック|ローマ]]
|{{Flagicon|ITA}} [[1960年ローマオリンピック|ローマ]]
601行目: 396行目:
|'''2 - 1'''
|'''2 - 1'''
|{{fb|ITA}}
|{{fb|ITA}}
|style="text-align: center;"|16
|align=center|16


|-
|-
|style="text-align: center;"|13
|align=center|13
|[[1964年東京オリンピックのサッカー競技|1964年]]
|[[1964年東京オリンピックのサッカー競技|1964年]]
|{{Flagicon|JPN}} [[1964年東京オリンピック|東京]]
|{{Flagicon|JPN}} [[1964年東京オリンピック|東京]]
|'''{{fb|HUN|1957}}'''
|'''{{fb|HUN|1957}}'''
|'''4 - 1'''
|'''2 - 1'''
|{{fb|TCH}}
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|{{flagIOC|EUA}}
|{{flagIOC|EUA}}
|'''3 - 1'''
|'''3 - 1'''
|{{fb|UAR}}
|{{fb|UAR}}
|style="text-align: center;"|13
|align=center|13


|- bgcolor=#D0E7FF
|- bgcolor=#D0E7FF
|style="text-align: center;"|14
|align=center|14
|[[1968年メキシコシティーオリンピックのサッカー競技|1968年]]
|[[1968年メキシコシティーオリンピックのサッカー競技|1968年]]
|{{Flagicon|MEX}} [[1968年メキシコシティーオリンピック|メキシコシティ]]
|{{Flagicon|MEX}} [[1968年メキシコシティーオリンピック|メキシコシティ]]
625行目: 420行目:
|'''2 - 0'''
|'''2 - 0'''
|{{fb|MEX}}
|{{fb|MEX}}
|style="text-align: center;"|16
|align=center|16


|-
|-
|style="text-align: center;"|15
|align=center|15
|[[1972年ミュンヘンオリンピックのサッカー競技|1972年]]
|[[1972年ミュンヘンオリンピックのサッカー競技|1972年]]
|{{Flagicon|BRD}} [[1972年ミュンヘンオリンピック|ミュンヘン]]
|{{Flagicon|BRD}} [[1972年ミュンヘンオリンピック|ミュンヘン]]
634行目: 429行目:
|'''2 - 1'''
|'''2 - 1'''
|{{fb|HUN|1957}}
|{{fb|HUN|1957}}
|{{fb|URS|1955}}<br />{{fb|DDR}}
|{{fb|URS}}<br />{{fb|DDR}}
|'''2 - 2''' [[延長戦|aet]]<br><small>(両チーム3位)</small>
|'''2 - 2''' <ref>3位決定戦において、ソビエト連邦と東ドイツが延長戦を戦った結果2-2で終了。結果、双方に銅メダルを授与した。</ref>
|
|
|style="text-align: center;"|16
|align=center|16


|- bgcolor=#D0E7FF
|- bgcolor=#D0E7FF
|style="text-align: center;"|16
|align=center|16
|[[1976年モントリオールオリンピックのサッカー競技|1976年]]
|[[1976年モントリオールオリンピックのサッカー競技|1976年]]
|{{Flagicon|CAN}} [[1976年モントリオールオリンピック|モントリオール]]
|{{Flagicon|CAN}} [[1976年モントリオールオリンピック|モントリオール]]
646行目: 441行目:
|'''3 - 1'''
|'''3 - 1'''
|{{fb|POL}}
|{{fb|POL}}
|{{fb|URS|1955}}
|{{fb|URS}}
|'''2 - 0'''
|'''2 - 0'''
|{{fb|BRA|1968}}
|{{fb|BRA|1968}}
|style="text-align: center;"|13
|align=center|13


|-
|-
|style="text-align: center;"|17
|align=center|17
|[[1980年モスクワオリンピックのサッカー競技|1980年]]
|[[1980年モスクワオリンピックのサッカー競技|1980年]]
|{{Flagicon|SSR1955}} [[1980年モスクワオリンピック|モスクワ]]
|{{Flagicon|SSR1955}} [[1980年モスクワオリンピック|モスクワ]]
658行目: 453行目:
|'''1 - 0'''
|'''1 - 0'''
|{{fb|DDR}}
|{{fb|DDR}}
|{{fb|URS|1955}}
|{{fb|URS}}
|'''2 - 0'''
|'''2 - 0'''
|{{fb|YUG}}
|{{fb|YUG}}
|style="text-align: center;"|16
|align=center|16


|- bgcolor=#D0E7FF
|- bgcolor=#D0E7FF
|style="text-align: center;"|18
|align=center|18
|[[1984年ロサンゼルスオリンピックのサッカー競技|1984年]]
|[[1984年ロサンゼルスオリンピックのサッカー競技|1984年]]
|{{Flagicon|USA}} [[1984年ロサンゼルスオリンピック|ロサンゼルス]]
|{{Flagicon|USA}} [[1984年ロサンゼルスオリンピック|ロサンゼルス]]
671行目: 466行目:
|{{fb|BRA|1968}}
|{{fb|BRA|1968}}
|{{fb|YUG}}
|{{fb|YUG}}
|'''4 - 2''' [[延長戦|aet]]
|'''2 - 1'''
|{{fb|ITA}}
|{{fb|ITA}}
|style="text-align: center;"|16
|align=center|16


|-
|-
|style="text-align: center;"|19
|align=center|19
|[[1988年ソウルオリンピックのサッカー競技|1988年]]
|[[1988年ソウルオリンピックのサッカー競技|1988年]]
|{{Flagicon|KOR}} [[1988年ソウルオリンピック|ソウル]]
|{{Flagicon|KOR}} [[1988年ソウルオリンピック|ソウル]]
685行目: 480行目:
|'''3 - 0'''
|'''3 - 0'''
|{{fb|ITA}}
|{{fb|ITA}}
|style="text-align: center;"|16
|align=center|16


|-
!colspan="13"|U-23
|- bgcolor=#D0E7FF
|- bgcolor=#D0E7FF
|style="text-align: center;"|20
|align=center|20
|[[1992年バルセロナオリンピックのサッカー競技|1992年]]
|[[1992年バルセロナオリンピックのサッカー競技|1992年]]
|{{Flagicon|ESP}} [[1992年バルセロナオリンピック|バルセロナ]]
|{{Flagicon|ESP}} [[1992年バルセロナオリンピック|バルセロナ]]
|rowspan="15" bgcolor="#FFFFFF"|
|'''{{fbu|23|ESP}}'''
|'''{{fbu|23|ESP}}'''
|'''3 - 2'''
|'''3 - 2'''
|{{fbu|23|POL}}
|{{fbu|23|POL}}
|rowspan="15" bgcolor="#FFFFFF"|
|{{fbu|23|GHA}}
|{{fbu|23|GHA}}
|'''1 - 0'''
|'''1 - 0'''
|{{fbu|23|AUS}}
|{{fbu|23|AUS}}
|rowspan="15" bgcolor="#FFFFFF"|
|style="text-align: center;"|16
|align=center|16


|-
|-
|style="text-align: center;"|[[1996年アトランタオリンピックのサッカー競技・男子|21]]
|align=center|[[1996年アトランタオリンピックのサッカー競技・男子|21]]
|[[1996年アトランタオリンピックのサッカー競技|1996年]]
|[[1996年アトランタオリンピックのサッカー競技|1996年]]
|{{Flagicon|USA}} [[1996年アトランタオリンピック|アトランタ]]
|{{Flagicon|USA}} [[1996年アトランタオリンピック|アトランタ]]
709行目: 509行目:
|'''5 - 0'''
|'''5 - 0'''
|{{fbu|23|POR}}
|{{fbu|23|POR}}
|style="text-align: center;"|16
|align=center|16


|- bgcolor=#D0E7FF
|- bgcolor=#D0E7FF
|style="text-align: center;"|[[2000年シドニーオリンピックのサッカー競技・男子|22]]
|align=center|[[2000年シドニーオリンピックのサッカー競技・男子|22]]
|[[2000年シドニーオリンピックのサッカー競技|2000年]]
|[[2000年シドニーオリンピックのサッカー競技|2000年]]
|{{Flagicon|AUS}} [[2000年シドニーオリンピック|シドニー]]
|{{Flagicon|AUS}} [[2000年シドニーオリンピック|シドニー]]
721行目: 521行目:
|'''2 - 0'''
|'''2 - 0'''
|{{fbu|23|USA}}
|{{fbu|23|USA}}
|style="text-align: center;"|16
|align=center|16


|-
|-
|style="text-align: center;"|[[2004年アテネオリンピックのサッカー競技・男子|23]]
|align=center|[[2004年アテネオリンピックのサッカー競技・男子|23]]
|[[2004年アテネオリンピックのサッカー競技|2004年]]
|[[2004年アテネオリンピックのサッカー競技|2004年]]
|{{Flagicon|GRE}} [[2004年アテネオリンピック|アテネ]]
|{{Flagicon|GRE}} [[2004年アテネオリンピック|アテネ]]
733行目: 533行目:
|'''1 - 0'''
|'''1 - 0'''
|{{fbu|23|IRQ|1991}}
|{{fbu|23|IRQ|1991}}
|style="text-align: center;"|16
|align=center|16


|- bgcolor=#D0E7FF
|- bgcolor=#D0E7FF
|style="text-align: center;"|[[2008年北京オリンピックのサッカー競技・男子|24]]
|align=center|[[2008年北京オリンピックのサッカー競技・男子|24]]
|[[2008年北京オリンピックのサッカー競技|2008年]]
|[[2008年北京オリンピックのサッカー競技|2008年]]
|{{Flagicon|CHN}} [[2008年北京オリンピック|北京]]
|{{Flagicon|CHN}} [[2008年北京オリンピック|北京]]
745行目: 545行目:
|'''3 - 0'''
|'''3 - 0'''
|{{fbu|23|BEL}}
|{{fbu|23|BEL}}
|style="text-align: center;"|16
|align=center|16


|-
|-
|style="text-align: center;"|[[2012年ロンドンオリンピックのサッカー競技・男子|25]]
|align=center|[[2012年ロンドンオリンピックのサッカー競技・男子|25]]
|[[2012年ロンドンオリンピックのサッカー競技|2012年]]
|[[2012年ロンドンオリンピックのサッカー競技|2012年]]
|{{Flagicon|GBR}} [[2012年ロンドンオリンピック|ロンドン]]
|{{Flagicon|GBR}} [[2012年ロンドンオリンピック|ロンドン]]
757行目: 557行目:
|'''2 - 0'''
|'''2 - 0'''
|{{fbu|23|JPN}}
|{{fbu|23|JPN}}
|style="text-align: center;"|16
|align=center|16


|- bgcolor=#D0E7FF
|- bgcolor=#D0E7FF
|style="text-align: center;"|[[2016年リオデジャネイロオリンピックのサッカー競技・男子|26]]
|align=center|[[2016年リオデジャネイロオリンピックのサッカー競技・男子|26]]
|[[2016年リオデジャネイロオリンピックのサッカー競技|2016年]]
|[[2016年リオデジャネイロオリンピックのサッカー競技|2016年]]
|{{Flagicon|BRA}} [[2016年リオデジャネイロオリンピック|リオデジャネイロ]]
|{{Flagicon|BRA}} [[2016年リオデジャネイロオリンピック|リオデジャネイロ]]
769行目: 569行目:
|'''3 - 2'''
|'''3 - 2'''
|{{fbu|23|HON}}
|{{fbu|23|HON}}
|style="text-align: center;"|16
|align=center|16

|-
|-
|style="text-align: center;"|[[2020年東京オリンピックのサッカー競技・男子|27]]
|align=center|[[2020年東京オリンピックのサッカー競技・男子|27]]
|[[2020年東京オリンピックのサッカー競技|2020年]]
|[[2020年東京オリンピックのサッカー競技|2020年]]
|{{Flagicon|JPN}} [[2020年東京オリンピック|東京]]
|{{Flagicon|JPN}} [[2020年東京オリンピック|東京]]
|'''{{fbu|23|BRA}}'''
|'''2 - 1''' [[延長戦|aet]]
|{{fbu|23|ESP}}
|{{fbu|23|MEX}}
|'''3 - 1'''
|{{fbu|23|JPN}}
|align=center|16
|- bgcolor=#D0E7FF
|align=center|[[2024年パリオリンピックのサッカー競技・男子|28]]
|[[2024年パリオリンピックのサッカー競技|2024年]]
|{{Flagicon|FRA}} [[2024年パリオリンピック|パリ]]
|
|
|
|
781行目: 591行目:
|
|
|
|
|style="text-align: center;"|16
|align=center|16

|}

==== 国・地域別メダル受賞数一覧 ====
[[2016年]]のリオデジャネイロ大会まで、[[オリンピックサッカーグレートブリテン代表|イギリス]]と[[サッカーハンガリー代表|ハンガリー]]が最多の3度の優勝を誇っている。[[FIFAワールドカップ]]で最多優勝回数の[[サッカーブラジル代表|ブラジル]]は、2016年に自国開催のリオデジャネイロ大会で優勝するまで1度も優勝をしたことがなかった。これは、前述のアマチュア規程が長年続いたことによることが大きい。

また、戦後の優勝国については、その国が2年後のFIFAワールドカップで優勝したことはない([[2014 FIFAワールドカップ|2014W杯]]現在)。五輪代表とA代表では(たとえ監督が同じだとしても)メンバーが異なることが一般的であるため、五輪の結果が必ずしもA代表には直結しないといえる。(例外もあり、[[2004年アテネオリンピックのサッカー競技|2004年アテネ大会]]金メダルの[[サッカーアルゼンチン代表|アルゼンチン]]や4位の[[サッカーイラク代表|イラク]]は、それぞれ五輪直前の[[コパ・アメリカ]]、[[AFCアジアカップ|アジアカップ]]を五輪とほぼ同じメンバーで戦っており、A代表が五輪に送り込まれたと言える。)
{| {{RankedMedalTable}}
|-
|1||style="text-align: left;"|{{fbu|23|HUN}}||3||1||1||5
|-
|2||style="text-align: left;"|{{Flagicon|GBR}} [[オリンピックのサッカー競技・グレートブリテン代表|イギリス]]||3||0||0||3
|-
|3||style="text-align: left;"|{{fbu|23|ARG}}||2||2||0||4
|-
|4||style="text-align: left;"|{{fbu|23|URS}}||2||0||3||5
|-
|5||style="text-align: left;"|{{fbu|23|URU}}||2||0||0||2
|-
|6||style="text-align: left;"|{{fbu|23|BRA}}||1||3||2||6
|-
|7||style="text-align: left;"|{{fbu|23|YUG}}||1||3||1||5
|-
|rowspan="2"|8||style="text-align: left;"|{{fbu|23|POL}}||1||2||0||3
|-
|style="text-align: left;"|{{fbu|23|ESP}}||1||2||0||3
|-
|10||style="text-align: left;"|{{fb|DDR}}/[[オリンピックの東西統一ドイツ選手団|東西統一ドイツ]]<ref name="gdr1964">1964年は東ドイツが「[[オリンピックの東西統一ドイツ選手団|東西統一ドイツ]]」として出場した。</ref>||1||1||2||4
|-
|11||style="text-align: left;"|{{fbu|23|NGA}}||1||1||1||3
|-
|rowspan="2"|12||style="text-align: left;"|{{fb|TCH}}||1||1||0||2
|-
|style="text-align: left;"|{{fbu|23|FRA}}||1||1||0||2
|-
|rowspan="2"|14||style="text-align: left;"|{{fbu|23|ITA}}||1||0||2||3
|-
|style="text-align: left;"|{{fbu|23|SWE}}||1||0||2||3
|-
|16||style="text-align: left;"|{{fbu|23|BEL}}||1||0||1||2
|-
|rowspan="3"|17||style="text-align: left;"|{{fbu|23|CAN}}||1||0||0||1
|-
|style="text-align: left;"|{{fbu|23|CMR}}||1||0||0||1
|-
|style="text-align: left;"|{{fbu|23|MEX}}||1||0||0||1
|-
|20||style="text-align: left;"|{{fbu|23|DEN}}||0||3||1||4
|-
|rowspan="3"|21||style="text-align: left;"|{{fbu|23|USA}}||0||1||1||2
|-
|style="text-align: left;"|{{fbu|23|BUL}}||0||1||1||2
|-
|style="text-align: left;"|{{fbu|23|GER}}<ref name="ger">1956年大会から1988年大会までは「[[西ドイツ]]」として出場。このうち、1956年は西ドイツが「[[オリンピックの東西統一ドイツ選手団|東西統一ドイツ]]」として出場した。</ref>||0||1||1||2
|-
|rowspan="3"|24||style="text-align: left;"|{{fbu|23|AUT}}||0||1||0||1
|-
|style="text-align: left;"|{{fbu|23|PAR}}||0||1||0||1
|-
|style="text-align: left;"|{{fbu|23|SUI}}||0||1||0||1
|-
|26||style="text-align: left;"|{{fbu|23|NED}}||0||0||3||3
|-
|rowspan="5"|27||style="text-align: left;"|{{fbu|23|NOR}}||0||0||1||1
|-
|style="text-align: left;"|{{fbu|23|JPN}}||0||0||1||1
|-
|style="text-align: left;"|{{fbu|23|GHA}}||0||0||1||1
|-
|style="text-align: left;"|{{fbu|23|CHI}}||0||0||1||1
|-
|style="text-align: left;"|{{fbu|23|KOR}}||0||0||1||1
|- class="sortbottom"
!colspan=2|計||26||26||27||79
|}
|}


=== 女子 ===
=== 女子 ===
{| class="wikitable" border="1" style="border-collapse:collapse; font-size:80%; white-space:nowrap;" cellpadding="1" cellspacing="1"
==== 歴代大会結果 ====
{| class="wikitable" border="1" style="border-collapse:collapse; font-size:90%;" cellpadding="1" cellspacing="1"
!rowspan="2"|回!!rowspan="2"|開催年!!rowspan="2"|開催地!!rowspan="2"| !!colspan="3"|決勝戦!!rowspan="2"| !!colspan="3"|3位決定戦!!rowspan="2"| !!rowspan="2"|出場<br />国数
!rowspan="2"|回!!rowspan="2"|開催年!!rowspan="2"|開催地!!rowspan="2"| !!colspan="3"|決勝戦!!rowspan="2"| !!colspan="3"|3位決定戦!!rowspan="2"| !!rowspan="2"|出場<br />国数
|-
|-
866行目: 601行目:


|-
|-
|style="text-align: center;"|[[1996年アトランタオリンピックのサッカー競技・女子|1]]
|align=center|[[1996年アトランタオリンピックのサッカー競技・女子|1]]
|[[1996年アトランタオリンピックのサッカー競技|1996年]]
|[[1996年アトランタオリンピックのサッカー競技|1996年]]
|{{Flagicon|USA}} [[1996年アトランタオリンピック|アトランタ]]
|{{Flagicon|USA}} [[1996年アトランタオリンピック|アトランタ]]
|rowspan="7" bgcolor=#FFFFFF|
|rowspan="15" bgcolor=#FFFFFF|
|'''{{fbw|USA}}'''
|'''{{fbw|USA}}'''
|'''2 - 1'''
|'''2 - 1'''
|{{fbw|CHN}}
|{{fbw|CHN}}
|rowspan="7" bgcolor=#FFFFFF|
|rowspan="15" bgcolor=#FFFFFF|
|{{fbw|NOR}}
|{{fbw|NOR}}
|'''2 - 0'''
|'''2 - 0'''
|{{fbw|BRA}}
|{{fbw|BRA}}
|rowspan="7" bgcolor=#FFFFFF|
|rowspan="15" bgcolor=#FFFFFF|
|style="text-align: center;"|8
|align=center|8


|- bgcolor=#FFD4E4
|- bgcolor=#FFD4E4
|style="text-align: center;"|[[2000年シドニーオリンピックのサッカー競技・女子|2]]
|align=center|[[2000年シドニーオリンピックのサッカー競技・女子|2]]
|[[2000年シドニーオリンピックのサッカー競技|2000年]]
|[[2000年シドニーオリンピックのサッカー競技|2000年]]
|{{Flagicon|AUS}} [[2000年シドニーオリンピック|シドニー]]
|{{Flagicon|AUS}} [[2000年シドニーオリンピック|シドニー]]
890行目: 625行目:
|'''2 - 0'''
|'''2 - 0'''
|{{fbw|BRA}}
|{{fbw|BRA}}
|style="text-align: center;"|8
|align=center|8


|-
|-
|style="text-align: center;"|[[2004年アテネオリンピックのサッカー競技・女子|3]]
|align=center|[[2004年アテネオリンピックのサッカー競技・女子|3]]
|[[2004年アテネオリンピックのサッカー競技|2004年]]
|[[2004年アテネオリンピックのサッカー競技|2004年]]
|{{Flagicon|GRE}} [[2004年アテネオリンピック|アテネ]]
|{{Flagicon|GRE}} [[2004年アテネオリンピック|アテネ]]
902行目: 637行目:
|'''1 - 0'''
|'''1 - 0'''
|{{fbw|SWE}}
|{{fbw|SWE}}
|style="text-align: center;"|10
|align=center|10


|- bgcolor=#FFD4E4
|- bgcolor=#FFD4E4
|style="text-align: center;"|[[2008年北京オリンピックのサッカー競技・女子|4]]
|align=center|[[2008年北京オリンピックのサッカー競技・女子|4]]
|[[2008年北京オリンピックのサッカー競技|2008年]]
|[[2008年北京オリンピックのサッカー競技|2008年]]
|{{Flagicon|CHN}} [[2008年北京オリンピック|北京]]
|{{Flagicon|CHN}} [[2008年北京オリンピック|北京]]
914行目: 649行目:
|'''2 - 0'''
|'''2 - 0'''
|{{fbw|JPN}}
|{{fbw|JPN}}
|style="text-align: center;"|12
|align=center|12


|-
|-
|style="text-align: center;"|[[2012年ロンドンオリンピックのサッカー競技・女子|5]]
|align=center|[[2012年ロンドンオリンピックのサッカー競技・女子|5]]
|[[2012年ロンドンオリンピックのサッカー競技|2012年]]
|[[2012年ロンドンオリンピックのサッカー競技|2012年]]
|{{Flagicon|GBR}} [[2012年ロンドンオリンピック|ロンドン]]
|{{Flagicon|GBR}} [[2012年ロンドンオリンピック|ロンドン]]
926行目: 661行目:
|'''1 - 0'''
|'''1 - 0'''
|{{fbw|FRA}}
|{{fbw|FRA}}
|style="text-align: center;"|12
|align=center|12


|- bgcolor=#FFD4E4
|- bgcolor=#FFD4E4
|style="text-align: center;"|[[2016年リオデジャネイロオリンピックのサッカー競技・女子|6]]
|align=center|[[2016年リオデジャネイロオリンピックのサッカー競技・女子|6]]
|[[2016年リオデジャネイロオリンピックのサッカー競技|2016年]]
|[[2016年リオデジャネイロオリンピックのサッカー競技|2016年]]
|{{Flagicon|BRA}} [[2016年リオデジャネイロオリンピック|リオデジャネイロ]]
|{{Flagicon|BRA}} [[2016年リオデジャネイロオリンピック|リオデジャネイロ]]
938行目: 673行目:
|'''2 - 1'''
|'''2 - 1'''
|{{fbw|BRA}}
|{{fbw|BRA}}
|style="text-align: center;"|12
|align=center|12


|-
|-
|style="text-align: center;"|[[2020年東京オリンピックのサッカー競技・女子|7]]
|align=center|[[2020年東京オリンピックのサッカー競技・女子|7]]
|[[2020年東京オリンピックのサッカー競技|2020年]]
|[[2020年東京オリンピックのサッカー競技|2020年]]
|{{Flagicon|JPN}} [[2020年東京オリンピック|東京]]
|{{Flagicon|JPN}} [[2020年東京オリンピック|東京]]
|'''{{fbw|CAN}}'''
|'''1 - 1''' [[延長戦|aet]]<br /><small>([[PK戦|PK]] 3 - 2)</small>
|{{fbw|SWE}}
|{{fbw|USA}}
|'''4 - 3'''
|{{fbw|AUS}}
|align=center|12

|- bgcolor=#FFD4E4
|align=center|[[2024年パリオリンピックのサッカー競技・女子|8]]
|[[2024年パリオリンピックのサッカー競技|2024年]]
|{{Flagicon|FRA}} [[2024年パリオリンピック|パリ]]
|
|
|
|
950行目: 697行目:
|
|
|
|
|style="text-align: center;"|12
|align=center|12
|}


== 統計 ==
=== 男子 ===
{| {{RankedMedalTable}}
|-
|1||align=left|{{fbu|23|HUN}}||3||1||1||5
|-
|2||align=left|{{Flagicon|GBR}} [[オリンピックのサッカー競技・グレートブリテン代表|イギリス]]||3||0||0||3
|-
|3||align=left|{{fbu|23|BRA}}||2||3||2||7
|-
|4||align=left|{{fbu|23|ARG}}||2||2||0||4
|-
|5||align=left|{{fbu|23|URS}}||2||0||3||5
|-
|6||align=left|{{fbu|23|URU}}||2||0||0||2
|-
|7||align=left|{{fbu|23|YUG}}||1||3||1||5
|-
|8||align=left|{{fbu|23|ESP}}||1||3||0||4
|-
|9||align=left|{{fbu|23|POL}}||1||2||0||3
|-
|10||align=left|{{fb|DDR}}<ref group="国" name="gdr1964" />||1||1||2||4
|-
|11||align=left|{{fbu|23|NGA}}||1||1||1||3
|-
|rowspan="2"|12||align=left|{{fb|TCH}}||1||1||0||2
|-
|align=left|{{fbu|23|FRA}}||1||1||0||2
|-
|rowspan="2"|14||align=left|{{fbu|23|ITA}}||1||0||2||3
|-
|align=left|{{fbu|23|SWE}}||1||0||2||3
|-
|rowspan="2"|16||align=left|{{fbu|23|BEL}}||1||0||1||2
|-
|align=left|{{fbu|23|MEX}}||1||0||1||2
|-
|rowspan="2"|18||align=left|{{fbu|23|CAN}}||1||0||0||1
|-
|align=left|{{fbu|23|CMR}}||1||0||0||1
|-
|20||align=left|{{fbu|23|DEN}}||0||3||1||4
|-
|rowspan="3"|21||align=left|{{fbu|23|USA}}||0||1||1||2
|-
|align=left|{{fbu|23|BUL}}||0||1||1||2
|-
|align=left|{{fbu|23|GER}}<ref group="国" name="ger" />||0||1||1||2
|-
|rowspan="3"|24||align=left|{{fbu|23|AUT}}||0||1||0||1
|-
|align=left|{{fbu|23|PAR}}||0||1||0||1
|-
|align=left|{{fbu|23|SUI}}||0||1||0||1
|-
|27||align=left|{{fbu|23|NED}}||0||0||3||3
|-
|rowspan="5"|28||align=left|{{fbu|23|NOR}}||0||0||1||1
|-
|align=left|{{fbu|23|JPN}}||0||0||1||1
|-
|align=left|{{fbu|23|GHA}}||0||0||1||1
|-
|align=left|{{fbu|23|CHI}}||0||0||1||1
|-
|align=left|{{fbu|23|KOR}}||0||0||1||1
|- class="sortbottom"
!colspan=2|計||27||27||28||82
|}
|}


==== 国・地域別メダル受賞数一覧 ====
==== U-23大会化以降 ====
{| {{RankedMedalTable}}
{| {{RankedMedalTable}}
|-
|-
|1||style="text-align: left;"|{{fbw|USA}}||4||1||0||5
|1||align=left|{{fbu|23|BRA}}||2||1||2||5
|-
|-
|2||style="text-align: left;"|{{fbw|GER}}||1||0||3||4
|2||align=left|{{fbu|23|ARG}}||2||1||0||3
|-
|-
|3||style="text-align: left;"|{{fbw|NOR}}||1||0||1||2
|3||align=left|{{fbu|23|ESP}}||1||2||0||3
|-
|-
|4||style="text-align: left;"|{{fbw|BRA}}||0||2||0||2
|4||align=left|{{fbu|23|NGA}}||1||1||1||3
|-
|-
|rowspan="3"|5||style="text-align: left;"|{{fbw|CHN}}||0||1||0||1
|5||align=left|{{fbu|23|MEX}}||1||0||1||2
|-
|-
|style="text-align: left;"|{{fbw|JPN}}||0||1||0||1
|6||align=left|{{fbu|23|CMR}}||1||0||0||1
|-
|-
|style="text-align: left;"|{{fbw|SWE}}||0||1||0||1
|rowspan="3"|7||align=left|{{fbu|23|POL}}||0||1||0||1
|-
|-
|8||style="text-align: left;"|{{fbw|CAN}}||0||0||2||2
|align=left|{{fbu|23|PAR}}||0||1||0||1
|-
|align=left|{{fbu|23|GER}}||0||1||0||1
|-
|rowspan="4"|10||align=left|{{fbu|23|GHA}}||0||0||1||1
|-
|align=left|{{fbu|23|CHI}}||0||0||1||1
|-
|align=left|{{fbu|23|ITA}}||0||0||1||1
|-
|align=left|{{fbu|23|KOR}}||0||0||1||1
|- class="sortbottom"
|- class="sortbottom"
!colspan=2|計||6||6||6||18
!colspan=2|計||8||8||8||24
|}
|}

<div style="overflow-x:scroll">
{| class="wikitable" style="text-align:center; font-size:smaller; white-space:nowrap"
!国・地域||[[1900年パリオリンピックのサッカー競技|00]]||[[1904年セントルイスオリンピックのサッカー競技|04]]||[[1908年ロンドンオリンピックのサッカー競技|08]]||[[1912年ストックホルムオリンピックのサッカー競技|12]]||[[1920年アントワープオリンピックのサッカー競技|20]]||[[1924年パリオリンピックのサッカー競技|24]]||[[1928年アムステルダムオリンピックのサッカー競技|28]]||[[1936年ベルリンオリンピックのサッカー競技|36]]||[[1948年ロンドンオリンピックのサッカー競技|48]]||[[1952年ヘルシンキオリンピックのサッカー競技|52]]||[[1956年メルボルンオリンピックのサッカー競技|56]]||[[1960年ローマオリンピックのサッカー競技|60]]||[[1964年東京オリンピックのサッカー競技|64]]||[[1968年メキシコシティーオリンピックのサッカー競技|68]]||[[1972年ミュンヘンオリンピックのサッカー競技|72]]||[[1976年モントリオールオリンピックのサッカー競技|76]]||[[1980年モスクワオリンピックのサッカー競技|80]]||[[1984年ロサンゼルスオリンピックのサッカー競技|84]]||[[1988年ソウルオリンピックのサッカー競技|88]]||[[1992年バルセロナオリンピックのサッカー競技|92]]||[[1996年アトランタオリンピックのサッカー競技・男子|96]]||[[2000年シドニーオリンピックのサッカー競技・男子|00]]||[[2004年アテネオリンピックのサッカー競技・男子|04]]||[[2008年北京オリンピックのサッカー競技・男子|08]]||[[2012年ロンドンオリンピックのサッカー競技・男子|12]]||[[2016年リオデジャネイロオリンピックのサッカー競技・男子|16]]||[[2020年東京オリンピックのサッカー競技・男子|20]]||{{Abbr|出場|出場回数}}
|-
|align=left|{{flagIOC|IRL}}||–||–||–||–||–||Y||–||–||Y||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||'''2'''
|-
|align=left|{{flagIOC|GBR}}||bgcolor=gold|1||–||bgcolor=gold|1||bgcolor=gold|1||Y||–||–||Y||4||Y||Y||Y||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||Y||–||–||'''10'''
|-
|align=left|{{flagIOC|ISR}}<ref group="国" name="isr">イスラエルは、1976年大会まではアジア(AFC)予選に出場。1988年大会はオセアニア(OFC)予選に出場。1980年-1984年大会と1992年大会以降はヨーロッパ(UEFA)予選に出場。</ref>||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||Y||–||Y||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||'''2'''
|-
|align=left|{{flagIOC|ITA}}||–||–||–||Y||4||Y||bgcolor=cc9966|3||bgcolor=gold|1||Y||Y||–||4||–||–||–||–||–||4||4||Y||Y||Y||bgcolor=cc9966|3||Y||–||–||–||'''15'''
|-
|align=left|{{flagIOC|EST}}||–||–||–||–||–||Y||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||'''1'''
|-
|align=left|{{flagIOC|AUT}}||–||–||–||Y||–||–||–||bgcolor=silver|2||Y||Y||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||'''4'''
|-
|align=left|{{flagIOC|NED}}||–||–||bgcolor=cc9966|3||bgcolor=cc9966|3||bgcolor=cc9966|3||4||Y||–||Y||Y||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||Y||–||–||–||'''8'''
|-
|align=left|{{flagIOC|GRE}}||–||–||–||–||Y||–||–||–||–||Y||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||Y||–||–||–||–||'''3'''
|-
|align=left|{{flagIOC|SUI}}||–||–||–||–||–||bgcolor=silver|2||Y||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||Y||–||–||'''3'''
|-
|align=left|{{flagIOC|SWE}}||–||–||4||Y||Y||bgcolor=cc9966|3||–||Y||bgcolor=gold|1||bgcolor=cc9966|3||–||–||–||–||–||–||–||–||Y||Y||–||–||–||–||–||Y||–||'''10'''
|-
|align=left|{{flagIOC|ESP}}||–||–||–||–||bgcolor=silver|2||Y||Y||–||–||–||–||–||–||Y||–||Y||Y||–||–||bgcolor=gold|1||Y||bgcolor=silver|2||–||–||Y||–||bgcolor=silver|2||'''11'''
|-
|align=left|{{flagIOC|SVK}}||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||Y||–||–||–||–||–||'''1'''
|-
|align=left|{{flagIOC|SRB}}||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||Y||–||–||–||'''1'''
|-
|align=left|{{flagIOC|SCG|2004 Summer}}||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||Y||–||–||–||–||'''1'''
|-
|align=left|{{flagIOC|URS}}||–||–||–||–||–||–||–||–||–||Y||bgcolor=gold|1||–||–||–||bgcolor=cc9966|3||bgcolor=cc9966|3||bgcolor=cc9966|3||–||bgcolor=gold|1||–||–||–||–||–||–||–||–||'''6'''
|-
|align=left|{{flagIOC|CZE}}||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||Y||–||–||–||–||–||'''1'''
|-
|align=left|{{flagIOC|TCH}}||–||–||–||–||Y||Y||–||–||–||–||–||–||bgcolor=silver|2||Y||–||–||bgcolor=gold|1||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||'''5'''
|-
|align=left|{{flagIOC|DEN}}||–||–||bgcolor=silver|2||bgcolor=silver|2||Y||–||–||–||bgcolor=cc9966|3||Y||–||bgcolor=silver|2||–||–||Y||–||–||–||–||Y||–||–||–||–||–||Y||–||'''9'''
|-
|align=left|{{flagIOC|GER}}<ref group="国" name="ger">ドイツの成績は、1956年大会から1988年大会までは「[[オリンピックの西ドイツ選手団|西ドイツ]]」のものである。このうち、1956年は西ドイツが「[[オリンピックの東西統一ドイツ選手団|東西統一ドイツ]]」として出場した。</ref>||–||–||–||Y||–||–||Y||Y||–||4||Y||–||–||–||Y||–||–||Y||bgcolor=cc9966|3||–||–||–||–||–||–||bgcolor=silver|2||Y||'''10'''
|-
|align=left|{{flagIOC|TUR}}||–||–||–||–||–||Y||Y||Y||Y||Y||–||Y||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||'''6'''
|-
|align=left|{{flagIOC|NOR}}||–||–||–||Y||Y||–||–||bgcolor=cc9966|3||–||Y||–||–||–||–||–||–||–||Y||–||–||–||–||–||–||–||–||–||'''5'''
|-
|align=left|{{flagIOC|HUN}}||–||–||–||Y||–||Y||–||Y||–||bgcolor=gold|1||–||bgcolor=cc9966|3||bgcolor=gold|1||bgcolor=gold|1||bgcolor=silver|2||–||–||–||–||–||Y||–||–||–||–||–||–||'''9'''
|-
|align=left|{{flagIOC|GDR}}<ref group="国" name="gdr1964">1964年は東ドイツが「[[オリンピックの東西統一ドイツ選手団|東西統一ドイツ]]」として出場した。</ref>||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||bgcolor=cc9966|3||–||bgcolor=cc9966|3||bgcolor=gold|1||bgcolor=silver|2||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||'''4'''
|-
|align=left|{{flagIOC|FIN}}||–||–||–||4||–||–||–||Y||–||Y||–||–||–||–||–||–||Y||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||'''4'''
|-
|align=left|{{flagIOC|FRA}}||bgcolor=silver|2||–||Y||–||Y||Y||Y||–||Y||Y||–||Y||–||Y||–||Y||–||bgcolor=gold|1||–||–||Y||–||–||–||–||–||Y||'''13'''
|-
|align=left|{{flagIOC|BUL}}||–||–||–||–||–||Y||–||–||–||Y||bgcolor=cc9966|3||Y||–||bgcolor=silver|2||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||'''5'''
|-
|align=left|{{flagIOC|BLR}}||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||Y||–||–||'''1'''
|-
|align=left|{{flagIOC|BEL}}||bgcolor=cc9966|3||–||–||–||bgcolor=gold|1||Y||Y||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||4||–||–||–||'''5'''
|-
|align=left|{{flagIOC|POL}}||–||–||–||–||–||Y||–||4||–||Y||–||Y||–||–||bgcolor=gold|1||bgcolor=silver|2||–||–||–||bgcolor=silver|2||–||–||–||–||–||–||–||'''7'''
|-
|align=left|{{flagIOC|POR}}||–||–||–||–||–||–||Y||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||4||–||Y||–||–||Y||–||'''4'''
|-
|align=left|{{flagIOC|YUG}}||–||–||–||–||Y||Y||Y||–||bgcolor=silver|2||bgcolor=silver|2||bgcolor=silver|2||bgcolor=gold|1||Y||–||–||–||4||bgcolor=cc9966|3||Y||–||–||–||–||–||–||–||–||'''11'''
|-
|align=left|{{flagIOC|LAT}}||–||–||–||–||–||Y||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||'''1'''
|-
|align=left|{{flagIOC|LTU}}||–||–||–||–||–||Y||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||'''1'''
|-
|align=left|{{flagIOC|ROU}}||–||–||–||–||–||Y||–||–||–||Y||–||–||Y||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||Y||'''4'''
|-
|align=left|{{flagIOC|LUX}}||–||–||–||–||Y||Y||Y||Y||Y||Y||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||'''6'''
|-
|align=left|{{flagIOC|RUS}}||–||–||–||Y||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||'''1'''
|-
|align=left|{{flagIOC|BRA}}||–||–||–||–||–||–||–||–||–||Y||–||Y||Y||Y||Y||4||–||bgcolor=silver|2||bgcolor=silver|2||–||bgcolor=cc9966|3||Y||–||bgcolor=cc9966|3||bgcolor=silver|2||bgcolor=gold|1||bgcolor=gold|1||'''14'''
|-
| align="left" |{{flagIOC|ARG}}||–||–||–||–||–||–|| bgcolor="Silver" |2||–||–||–||–||Y||Y||–||–||–||–||–||Y||–|| bgcolor="Silver" |2||–|| bgcolor="Gold" |1|| bgcolor="Gold" |1||–||Y||Y||'''9'''
|-
| align="left" |{{flagIOC|URU}}||–||–||–||–||–|| bgcolor="gold" |1|| bgcolor="gold" |1||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||Y||–||–||'''3'''
|-
| align="left" |{{flagIOC|COL}}||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||Y||Y||–||Y||–||–||Y||–||–||–||–||–||Y||–||'''5'''
|-
| align="left" |{{flagIOC|CHI}}||–||–||–||–||–||–||Y||–||–||Y||–||–||–||–||–||–||–||Y||–||–||–|| bgcolor="cc9966" |3||–||–||–||–||–||'''4'''
|-
| align="left" |{{flagIOC|PAR}}||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||Y||–||–|| bgcolor="silver" |2||–||–||–||–||'''2'''
|-
|align=left|{{flagIOC|VEN}}||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||Y||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||'''1'''
|-
|align=left|{{flagIOC|PER}}||–||–||–||–||–||–||–||Y||–||–||–||Y||-||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||'''2'''
|-
|align=left|{{flagIOC|USA}}||–||bgcolor=silver|2<ref group="国" name=1904USA>1904年大会は、3チーム中2チームがアメリカ合衆国のチームであり、銀メダルと銅メダルを獲得している。</ref>||–||–||–||Y||Y||Y||Y||Y||Y||–||–||–||Y||–||–||Y||Y||Y||Y||4||–||Y||–||–||–||'''14'''
|-
|align=left|{{flagIOC|ESA}}||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||Y||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||'''1'''
|-
|align=left|{{flagIOC|AHO}}||–||–||–||–||–||–||–||–||–||Y||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||'''1'''
|-
|align=left|{{flagIOC|CAN}}||–||bgcolor=gold|1||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||Y||–||Y||–||–||–||–||–||–||–||–||–||'''3'''
|-
|align=left|{{flagIOC|CUB}}||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||Y||Y||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||'''2'''
|-
|align=left|{{flagIOC|GUA}}||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||Y||–||Y||–||–||Y||–||–||–||–||–||–||–||–||'''3'''
|-
|align=left|{{flagIOC|CRC}}||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||Y||Y||–||–||–||–||Y||–||–||–||–||'''3'''
|-
|align=left|{{flagIOC|HON}}||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||Y||–||Y||Y||4||Y||'''5'''
|-
|align=left|{{flagIOC|MEX}}||–||–||–||–||–||–||Y||–||Y||–||–||–||Y||4||Y||Y||–||–||–||Y||Y||–||Y||–||bgcolor=gold|1||Y||bgcolor=cc9966|3||'''12'''
|-
|align=left|{{flagIOC|ALG}}||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||Y||–||–||–||–||–||–||–||–||Y||–||'''2'''
|-
|align=left|{{flagIOC|EGY}}||–||–||–||–||Y||Y||4||Y||Y||Y||–||Y||4||–||–||–||–||Y||–||Y||–||–||–||–||Y||–||Y||'''12'''
|-
|align=left|{{flagIOC|GHA}}||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||Y||Y||Y||–||–||–||–||bgcolor=cc9966|3||Y||–||Y||–||–||–||–||'''6'''
|-
|align=left|{{flagIOC|GAB}}||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||Y||–||–||'''1'''
|-
|align=left|{{flagIOC|CMR}}||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||Y||–||–||-||bgcolor=gold|1||–||Y||–||–||–||'''3'''
|-
|align=left|{{flagIOC|GUI}}||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||Y||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||'''1'''
|-
|align=left|{{flagIOC|CIV}}||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||Y||–||–||Y||'''2'''
|-
|align=left|{{flagIOC|ZAM}}||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||Y||–||Y||–||–||–||–||–||–||–||–||'''2'''
|-
|align=left|{{flagIOC|SUD}}||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||Y||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||'''1'''
|-
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|align=left|{{flagIOC|AUS}}<ref group="国" name="aus">オーストラリアは、2004年大会まではオセアニア(OFC)予選に出場。2008年大会以降はアジア(AFC)予選に出場。</ref>||–||–||–||–||–||–||–||–||–||–||Y||–||–||–||–||–||–||–||Y||4||Y||Y||Y||Y||–||–||Y||'''8'''
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=== 女子 ===
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== 脚注 ==
== 脚注 ==
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=== 注釈 ===
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=== 出典 ===
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== 関連項目 ==
== 関連項目 ==
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2024年7月13日 (土) 05:59時点における最新版

オリンピック男子サッカー競技
開始年 1900年
主催 IOC
地域 世界
参加チーム数 16(本大会)
前回優勝  ブラジル(2回目)
最多優勝 イギリスの旗 イギリス(3回)
 ハンガリー(3回)
サイト 国際オリンピック委員会
備考 国代表別の試合となったのは1908年より
テンプレートを表示
オリンピック女子サッカー競技
開始年 1996年
主催 IOC
地域 世界
参加チーム数 12(本大会)
前回優勝  カナダ(1回目)
最多優勝  アメリカ合衆国(4回)
サイト 国際オリンピック委員会
テンプレートを表示
オリンピックのサッカー競技
統括団体 国際サッカー連盟 (略称: FIFA)
種目数 2 (男子 1, 女子 1)
大会

オリンピックのサッカー競技(オリンピックのサッカーきょうぎ)は、各大陸予選の上位チームが集う夏季オリンピックで行われるサッカー競技である。男子については1900年のパリオリンピックから競技が行われ、1908年のロンドンオリンピックから公式種目になった[注 1]。以後、1932年のロサンゼルスオリンピックを除いて毎大会実施されている。女子については1996年のアトランタオリンピックから実施されている。

概要

[編集]

大会の位置づけ

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オリンピックのサッカー競技に対する位置づけは、男子と女子でその捉え方に明らかな違いが見られる。

女子競技は、女子ワールドカップに並ぶ権威ある大会として扱われ、オリンピック自体の注目度を利用して国際サッカー連盟(FIFA)も女子サッカーの普及のために大会に対して概ね協力的である。また、女子ワールドカップはオリンピックの前年に開催されているため、各国はオリンピックを一つの区切りとしてチーム作りを進める。

これに対して男子競技は、ワールドカップU-20ワールドカップの間の中途半端なカテゴリーの世界大会として捉えられることが多い。アジア、アフリカ、北中米カリブ海、南米の諸国は若年層の強化、あるいは五輪という大会のステータスを重視して力を入れることが多いのに対し、欧州では同年に欧州選手権があることも関係し、年齢制限つきの大会であるオリンピックサッカーへの注目度は極めて低い。また、シーズン開幕直後の時期のケガや疲労を恐れ、所属する選手を五輪に出場させることに消極的なクラブも多い。特に優秀な若手選手を抱える欧州のビッグクラブではそれが顕著であり、欧州各国はもちろん、非欧州各国においても欧州クラブ側の抵抗によってベストメンバーを揃えるのに苦労するサッカー協会は多い。

2008年の北京オリンピックでは、ベストメンバーを揃えようとするブラジルアルゼンチンの両サッカー協会と、選手の参加を拒む欧州のクラブとの対立が激しくなった。FIFAはクラブに対し、国際Aマッチと同様に五輪への選手参加を妨げないよう指示したが、FCバルセロナの訴えを受けたスポーツ仲裁裁判所(CAS)が2008年8月6日、「クラブには選手を五輪男子サッカーに解放すべき法的な義務はない」と結論づけた[1]。そのため、例え五輪男子本大会でもクラブ側が代表招集を拒否できることになっていた。その後、FIFAは2012年3月29日から30日のFIFA理事会で、オリンピック男子本大会に出場する代表に選出された「23歳以下の選手(厳密にはオリンピックが行われる前年の12月31日時点で23歳未満の選手)」の代表招集をクラブ側は拒否できないと決めた。なお、24歳以上(厳密にいえば、前年の12月31日時点で23歳以上)の選手のオーバーエイジの選手については、クラブ側が五輪代表招集を拒否できる[2]。FIFAはこの五輪男子派遣義務決定事項は既存のFIFA規則[3]で強制力を持たせられるとの考えを示した。強制力の根拠として、選手の地位に関するFIFA規則の「FIFA理事会の特別決議に基づく、選手の派遣義務」を引用している[4]。なおFIFAは2016年リオデジャネイロオリンピックについては、クラブ側が代表招集に応じる義務はないとする一方、選手がオリンピックの場を経験できるようクラブに働きかけていくとしている[5]

オリンピック委員会とサッカー協会

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オリンピック選手団を派遣するのは各国の国内オリンピック委員会であり、サッカーのナショナルチームを編成するのは各国のサッカー協会である。日本オリンピック委員会日本サッカー協会のように、オリンピック委員会の構成単位となる国・地域は、基本的にサッカー協会と一致する。その例外がイギリスであり、イギリス全体を管轄するサッカー協会が存在しない。

イギリス代表

[編集]

イギリスはFIFAからイギリス本土4協会(以下英本土4協会)(イングランドサッカー協会スコットランドサッカー協会北アイルランドサッカー協会ウェールズサッカー協会)およびイギリス海外領土6協会(モントセラトサッカー協会、イギリス領ヴァージン諸島サッカー協会、ケイマン諸島サッカー協会、タークス・カイコス諸島サッカー協会、バミューダ諸島サッカー協会、アンギラサッカー協会)の各代表をそれぞれ認可されているが、そのままでは国内オリンピック委員会単位としての参加しか認められないオリンピックには出場できない。オリンピックを主催するIOCは、イギリス本土においてはイギリスオリンピック委員会(BOA)のみを認可しているので、オリンピックのサッカー競技には、英本土4協会が個別に出場することはできない。IOCはイギリス海外領土のうち、バミューダ諸島、イギリス領ヴァージン諸島、ケイマン諸島の3地域の国内オリンピック委員会を認可しているため、それらの地域はそれぞれオリンピックに出場できる。当初はオリンピックのみの特例として、英本土4協会が「サッカーイギリス代表」を結成して参加していたが[注 2]、協会間の確執が絶えなかった。そのため、オリンピックの欧州予選を兼ねるUEFA U-21欧州選手権で英本土4協会のいずれかが本大会出場権を獲得する順位に入っても、自動的に出場権を放棄するようになった。

自国開催となる2012年ロンドンオリンピック(男子はU-23、女子はA代表)では、久々にイギリス代表を結成しようとする動きもあったが、英本土4協会のうち、イングランド以外の3協会が反発。結局「混成チームは英本土4協会の自立を脅かす」との理由から、イングランド代表が単独でイギリス代表として出場することを決定し、FIFAも2009年総会で一旦はこれを了承した。しかし、BOAを中心として調整をした結果、英本土4協会統一チームの結成で合意した。最終的にはロンドンオリンピックに出場する本登録の選手18名中、男子には、イングランドから13名、ウェールズから5名選ばれ、スコットランドと北アイルランドからは選ばれなかった[6]女子は、男子とは異なり、イングランドから16名マグワイア、スコットランドから2名選ばれ、ウェールズと北アイルランドからは選ばれなかった[7]

歴史

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男子

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黎明期

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オリンピックの創成期、すでにサッカーは世界的にもメジャーなスポーツとなりつつあった。競技として採用されたのは1900年のパリオリンピックからであるが、第1回大会であるアテネオリンピックでは非公式に試合が行われたとする文献もある。それによると、アテネのチームがオスマン帝国イズミルのチームと対戦し、さらにこれに勝ったイズミルのチームがスウェーデンのチームと試合を行ったという[8]。一方で、それを誤りとする文献もある[9]

1900年のパリオリンピックではサッカー競技が公式に開催された。当時は急ごしらえのチーム同士で試合を行っており、一部のチームには外国人の選手が混じっていたという。そのため、IOCはこの大会から正式に実施されたと認定しているものの、FIFAは認めていない。1906年のアテネ中間大会にはデンマークがアテネのチームを9-0で下して勝ったという記録が残っている。FIFAは1908年のロンドンオリンピックを「初めて正式種目としてサッカー競技が実施された五輪」としており[10]、この大会のころから国別対抗戦という性格が固まる。

この時期、すでにイングランドではプロフェッショナルの選手が当たり前の存在となり、この影響を受けて他のヨーロッパ諸国でも実質的なプロフェッショナルプレーヤーが誕生しつつあった。さらに1900年代末には、ヨーロッパ各国でこうしたプロフェッショナル化へのアマチュア側の最後の反抗が試みられていた時期に当たっていた。一方で、国際オリンピック委員会(IOC)はアマチュア主義に固執していたため、サッカー界とIOCの関係は決して良好なものではなかった。

ワールドカップ創設以後

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1904年に結成された国際サッカー連盟(FIFA)は、サッカーにおける真のナショナルチーム世界王者を決める大会として1930年にFIFAワールドカップを創設した。当時はアマチュアのみが出場できたオリンピックと違い、ワールドカップはアマチュアとプロフェッショナルの両方が出場可能であった。ワールドカップが徐々にその権威を高めていくと、FIFAはオリンピックへの興味を失っていった。そのため、1932年のロサンゼルスオリンピックで種目から外された[11]第二次世界大戦後にはFIFAがアマチュア主体のオリンピックからプロフェッショナル主体のワールドカップに完全にその軸足を移すようになった。

ステート・アマの時代

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こうしたアマチュアとプロフェッショナルのギャップを突いてオリンピックでの強豪国として登場してきたのがソビエト連邦を初めとする共産主義国家、いわゆる「東側諸国」である。東側諸国では、報酬を国家から支給され競技に専念できる環境が整えられながらも、身分は国家公務員=アマチュアとして維持できるステート・アマという形態が常態化していた。そのため、プロを送り込めず「アマチュア選抜」で臨む西側諸国に対し、東側諸国はほぼA代表に等しい編成で代表チームを参加させることができた[12]。こうした東側の国々が1952年から1980年まで、8つの金メダルを独占した。この間の東側以外の国は、デンマークが銀メダルを1回、スウェーデンと日本が銅メダルを1回ずつ獲得したのみであり、ほぼ全てのメダルを東側が独占的に手に入れる時代であった[注 3]。東側諸国に有利なこの状況を打破するため、FIFAは1980年のモスクワオリンピックからワールドカップの予選もしくは本大会に出場した欧州と南米の選手は五輪に出場できないことにしたが[10]、ソ連のアフガニスタン侵攻に反発した西側諸国がモスクワオリンピックをボイコットしたため東側諸国の優位が続いた。結果的に各国のオリンピック代表チームは非常に若い年代で構成されたチーム編成となり、後の年代別代表の一環としてのオリンピック代表の原型が形作られた。

プロ参加解禁とU-23大会化

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こうした状況に変化をもたらしたのは、1984年のロサンゼルスオリンピックでのIOCによるプロ選手参加の容認であった(オリンピック憲章アマチュア条項自体は、このロサンゼルスオリンピックの10年前の1974年の第75回IOC総会で削除されていた[13])。当時のオリンピックにおけるプロ解禁という潮流の一環でしたが、これはIOCとFIFAの間に新しい対立を引き起こした。すなわち、集客性に富んだサッカーの充実を図りたいIOC(A代表をオリンピックに出すことを求める)とFIFAワールドカップの威厳とプレミアを守りたいFIFA(A代表をオリンピックに出せばワールドカップと差別化できなくなる)の利害の対立である。最終的には、ロサンゼルスオリンピックでもモスクワオリンピックと同様に、ワールドカップに参加したヨーロッパと南アメリカのアスリートはオリンピックに参加できないこととなった。この大会ではほとんどの東側諸国が出場をボイコットした影響も大きいが、これまでの東側諸国優位を覆しフランスが優勝、ブラジルが準優勝を果たした。1984年のルールは1988年版でも維持されたが、追加の段落があった。以前にワールドカップの1試合で90分未満しかプレーしていなかったヨーロッパと南アメリカのサッカー選手が出場可能となった。

FIFAは1988年ソウルオリンピックから23歳以下の選手の大会にする方針だったが[10]、IOCの強硬な反対によりロサンゼルスオリンピックと同じ出場資格の大会になった。1大会遅れて1992年バルセロナオリンピックから現在まで続く23歳以下の規定が導入された(五輪本大会時点で23歳以下の選手のみの大会。厳密にいえば、五輪前年の12月31日時点で23歳未満の選手のみの大会)。これによりオリンピックにおけるサッカー競技はU-17ワールドカップU-20ワールドカップと並ぶ年代別世界選手権大会の一環として再編成されることになった。

バルセロナオリンピックの観客数が思ったほど伸びなかったため、IOCはA代表を出場させるよう改めてFIFAに要請したが、FIFAは再度拒否。妥協案として、1996年アトランタオリンピックから本大会時点で23歳以下の選手という出場資格はそのままで、本大会のみ24歳以上の選手(オーバーエイジ)を最大3人まで加えることができることにした[10]

2009年3月、FIFAは選手の年齢制限を21歳以下に引き下げる方針を定め、同年6月の第59回FIFA総会に諮ることを決定した[14]。IOCは収入が見込める競技の一つである男子サッカーに、世界的に著名な選手が多く出場することを希望し続けており、この年齢制限改訂に対しては五輪競技からの除外[15]や参加チーム数の削減[16]を持ち出して抵抗した。これに対しFIFAは第59回FIFA総会における議題から年齢制限変更案を取り下げ、代替案として「ワールドカップに出場経験のない選手であれば年齢に関わらず出場可能」とする、モスクワオリンピックとほぼ同様[10]の参加資格を提案した[17]。2009年12月のFIFA理事会(2016年2月26日以降FIFA評議会)では、2012年のロンドンオリンピックにおける男子サッカー競技は従来通りの「23歳以下+オーバーエイジ最大3人」で行うこととした。ロンドンオリンピックの次の2016年のリオデジャネイロオリンピックについても、2010年6月の第60回FIFA総会で、従来通りの「23歳以下+オーバーエイジ最大3人」で行うことを決定した[18]

女子

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女子の競技は1996年アトランタオリンピックで採用され、最初から女子A代表の大会として開始された。

開催方式

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日程

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2000年のシドニーオリンピックから、五輪開会式の数日前にサッカー競技のグループリーグが開始されている。ただし、開会式に先行して試合が行われた期間は、公式なオリンピックの開催期間には入れられていない。

オリンピック憲章では「競技実施期間は16日を超えてはならない」とされている[注 4]。1996年のアトランタオリンピックまでは、サッカーも開会式後から日程が組まれていたが、16日間に収めるために中1日の過密日程を強いられていた。夏季オリンピックは北半球の夏に開催されることが多く、暑さによる選手の健康面への悪影響が懸念されていた。そのため、FIFAがIOCと協議し、グループリーグに中2日の間隔を取るため、特例で開会式よりも前にサッカーを開始することがシドニー五輪から認められた[22]

試合会場

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日程と参加チーム数の関係から、試合会場は広域(主開催都市から数百キロ離れた都市)に渡る複数の会場で行われることも多い。

ユニフォーム

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IOCからの通達により、北京オリンピック以降はFIFAワールドカップやその予選、各大陸別選手権などで使う通常の代表用ユニフォームとは別のユニフォームを着用している。胸の各国サッカー協会・連盟マークやサプライヤーのデザイン(アディダスの3本線など)の使用は禁止され、多くは胸に各国旗マークを付けている。ただし各大陸別連盟が主催するオリンピック予選では適用されず、通常のユニフォームが使われる。

男子

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出場資格

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オリンピックにおけるサッカー競技に出場する選手には年齢制限が設けられている。規定ではオリンピックが行われる前年の12月31日時点で23歳以下の選手に出場権がある。したがってオリンピック代表のことをしばしばU-23代表と言い換える場合がある。先述の通り、本大会に限り前年の12月31日時点で24歳以上の選手を最大3人まで加えることができる(オーバーエイジ枠)。

大陸別予選でも本大会への出場が可能な選手でチームが構成されるのが基本である(ただし予選では、24歳以上の選手を加える規定は導入されない)。例えばアジア地区予選では、本大会の前々年には21以下満の選手に、本大会の前年では22歳以下の選手に出場権が与えられる。これらから五輪予選に出場する代表チームをその実施時期に応じてU-21代表U-22代表と呼ぶ場合もある。なお、これに沿わない年齢資格で予選大会が実施される場合もあり(欧州予選、2016年大会までの南米予選など。詳細は後述)、この場合はオリンピック本大会では予選とは異なる年代の選手から代表選手を選出することになる(予選出場選手が本大会で年齢制限超過の場合については、オーバーエイジ枠で出場することは可能)。なお、2020年大会は新型コロナウイルスによる影響で1年の延期が決まったため、当初大会が予定されていた2020年に24歳になった選手も出場可能とする措置が取られた。

予選

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各大陸別に予選を行う。FIFAワールドカップの予選と同様、各大陸に出場枠が割り当てられ、予選の方式は各大陸のサッカー連盟に方法が一任されている(このため予選の方法が毎回変わることがある)。

U-23の大会となった1992年以降、各大陸別のオリンピック出場枠は以下の通りである。FIFAワールドカップの予選と同様、大陸間プレーオフ枠が設けられる場合もあり、以下の表ではこれを0.5枠で表記する。(H:開催国枠、(W):大陸間プレーオフ勝利、(L):大陸間プレーオフ敗戦)

大会 AFC CAF CONCACAF CONMEBOL OFC UEFA 合計 大陸間プレーオフ
(太字のチームが勝者)
スペインの旗 1992 3 3 2 2 0.5(W) H+4.5(L) 16  AUS 3-3(a)  NED(2試合合計)
アメリカ合衆国の旗 1996 3 3 H+1.5(L) 2 0.5(W) 5 16  AUS 7-2  CAN(2試合合計)
オーストラリアの旗 2000 3 3.5(W) 2 2 H+0.5(L) 4 16  RSA 4-2  NZL(2試合合計)
ギリシャの旗 2004 3 4 2 2 1 H+3 16
中華人民共和国の旗 2008 H+3 3 2 2 1 4 16
イギリスの旗 2012 3.5(L) 3.5(W) 2 2 1 H+3 16  SEN 2-0  OMA(1試合)
ブラジルの旗 2016 3 3 2.5(L) H+1.5(W) 1 4 16  COL 3-2  USA(2試合合計)
日本の旗 2020 H+3 3 2 2 1 4 16
フランスの旗 2024[23] 3.5 3.5 2 2 1 H+3 16

大陸連盟により、五輪独自の予選を実施する場合と、別の大会が予選を兼ねる場合がある。

  • アジアサッカー連盟(AFC)では、2012年ロンドン大会までは個別の予選を実施していたものの、2016年リオデジャネイロ大会以降は前年のAFC U23アジアカップがオリンピック予選を兼ねている。
  • アフリカサッカー連盟(CAF)は2012年ロンドン大会より、五輪前年のアフリカ U-23ネイションズカップ(実際は大会時点でU-22)がオリンピック予選を兼ねている。
  • 南米サッカー連盟(CONMEBOL)は、2004年までは五輪独自の予選を実施していたものの、2008年から2016年については南米ユース選手権(U-20の大会。2年に一度開催)のうち五輪前年に開催される大会がオリンピック予選を兼ねるものとしていた(五輪出場権を得たチームは、五輪時にU-23になる選手で改めてチームを構成する)。2020年より五輪独自の予選を再開すると発表した[24]
  • 北中米カリブ海サッカー連盟(CONCACAF)では、五輪独自の予選を実施することが通例となっているものの、決勝戦まで実施して優勝チームを決定するなど、大陸選手権としての位置づけもあるフォーマットとなっている(例:2012年ロンドン大会予選)。
  • オセアニアサッカー連盟(OFC)では、2016年リオデジャネイロ大会の予選は前年のパシフィックゲームズサッカー競技が兼ねた。
  • 欧州サッカー連盟(UEFA)はUEFA U-21欧州選手権にオリンピックの予選を兼ねさせている。U-21の名称は予選開始時のレギュレーションによるものであり、予選開始から2年後の本大会では五輪と同じく23歳以下の選手による大会となる。2004年アテネオリンピックまではU-21欧州選手権の本大会と五輪の開催年が重なっており、本大会を戦った選手がそのまま五輪に出ることが多かった。しかし2006-07年大会からはワールドカップとオリンピックの中間年に本大会が開催されるため、本大会を23歳のときに戦った選手は翌年の五輪にはオーバーエイジで加入しない限り出場できない。したがって、現在の欧州の五輪代表はU-21欧州選手権時のメンバーの多くの選手を五輪時にU-23になる選手に入れ替えて五輪に出場している。例えば、2012年ロンドンオリンピックに出場したU-23サッカーベラルーシ代表は、2011年U-21欧州選手権時のメンバーから11人を入れ替えて出場した。

本大会

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初期には、3チーム総当たりであった1904年大会を除き、ノックアウトトーナメントで行われていた(なお1920年大会ダブルイリミネーション方式を採用)。その後1960年ローマオリンピックより1次ラウンドはグループリーグ方式で実施されるようになった。1964年東京オリンピック以降は、1次ラウンドは出場16チームを4チームずつ4組に分けて1回総当りのリーグ戦を行い、各組2位までの8チームでノックアウト方式の決勝トーナメントを行っている。 他の競技ではこのリーグ戦に「予選(preliminary)」という用語が使われるが、サッカーにおいては当初より"First Round"または"First Stage"としており、東京オリンピックの組織委員会および日本蹴球協会はこれに「1次リーグ」という訳語を使用するよう要請した。

女子

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出場資格

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女子には年齢制限がない。以前、男子に制限として設けられた、ワールドカップに出場した選手はオリンピックに出場できないという制限も設けられていない。参加国数はFIFA女子ワールドカップより少ない。

予選

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最初の2大会(1996年アトランタオリンピック2000年シドニーオリンピック)は、それぞれ前年のFIFA女子世界選手権(現:FIFA女子ワールドカップ)が予選を兼ね、上位7チームおよび開催国の計8チームで競技が行われた。2004年アテネオリンピックからは、男子同様に各大陸ごとの予選により出場チームが選出されることになった。男子同様、予選の方式は各大陸のサッカー連盟に一任されている。

各大陸ごとの予選により出場チームが選出されるようになった2004年以降、各大陸別のオリンピック出場枠は以下の通りである。(H:開催国枠、(W):大陸間プレーオフ勝利、(L):大陸間プレーオフ敗戦)

大会 AFC CAF CONCACAF CONMEBOL OFC UEFA 合計 大陸間プレーオフ
(先のチームが勝者)
ギリシャの旗 2004 2 1 2 1 1 H+2 10
中華人民共和国の旗 2008 H+2 1.5(L) 2 1.5(W) 1 3 12  BRA 5-1  GHA(1試合)
イギリスの旗 2012 2 2 2 2 1 H+2 12
ブラジルの旗 2016 2 2 2 H+1 1 3 12
日本の旗 2020 H+2 1.5(L) 2 1.5(W) 1 3 12  CHI 2-1  CMR(2試合合計)
フランスの旗 2024[23] 2 2 2 2 1 H+2 12

ヨーロッパ地区については、2004年アテネオリンピックから2020年東京オリンピックにおいては引き続きFIFA女子ワールドカップを予選として用いており、「ヨーロッパのチームをFIFA女子ワールドカップの成績で順位付けし、オリンピックへの出場チームを決定する」ものとしていた。FIFA女子ワールドカップの結果のみで出場チームを決定できなかったため、別途プレーオフを実施した例もあった(2008年大会予選2016年大会予選)。その後2024年パリオリンピックより、新設されるUEFA女子ネーションズリーグがオリンピック予選を兼ねるものとした[25]

南米地区については2008年北京オリンピックより、オリンピックの2年前に実施されるコパ・アメリカ・フェメニーナが予選を兼ねており、女子ワールドカップ(オリンピック前年に実施)の出場国と同時に決定される。またオセアニア地区については、2020年東京オリンピックと2019年女子ワールドカップの双方の予選大会として2018 OFC女子ネイションズカップを実施した。

結果

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男子

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開催年 開催地 決勝戦 3位決定戦 出場
国数
優勝 結果 準優勝 3位 結果 4位
- 1896年 ギリシャの旗 アテネ サッカー競技は非開催 -
1 1900年 フランスの旗 パリ イギリスの旗 イギリス -----  フランス  ベルギー 3
2 1904年 アメリカ合衆国の旗 セントルイス  カナダ -----  アメリカ合衆国1  アメリカ合衆国2 3
3 1908年 イギリスの旗 ロンドン イギリスの旗 イギリス 2 - 0  デンマーク  オランダ 2 - 0  スウェーデン 6
4 1912年 スウェーデンの旗 ストックホルム イギリスの旗 イギリス 4 - 2  デンマーク  オランダ 9 - 0  フィンランド 11
- 1916年 ドイツ帝国の旗 ベルリン 第一次世界大戦のため中止 -
5 1920年 ベルギーの旗 アントワープ  ベルギー -----[注 5]  スペイン  オランダ -----  フランス 14
6 1924年 フランスの旗 パリ  ウルグアイ 3 - 0  スイス  スウェーデン 1 - 1
3 - 1 R
 オランダ 22
7 1928年 オランダの旗 アムステルダム  ウルグアイ 1 - 1
2 - 1 R
 アルゼンチン  イタリア 11 - 3  エジプト 17
- 1932年 アメリカ合衆国の旗 ロサンゼルス サッカー競技は非開催 -
8 1936年 ナチス・ドイツの旗 ベルリン  イタリア 2 - 1  オーストリア  ノルウェー 3 - 2  ポーランド 16
- 1940年 日本の旗 東京 第二次世界大戦のため中止 -
- 1944年 イギリスの旗 ロンドン 第二次世界大戦のため中止 -
9 1948年 イギリスの旗 ロンドン  スウェーデン 3 - 1  ユーゴスラビア  デンマーク 5 - 3  イギリス 18
10 1952年 フィンランドの旗 ヘルシンキ  ハンガリー 2 - 0  ユーゴスラビア  スウェーデン 2 - 0  西ドイツ 25
11 1956年 オーストラリアの旗 メルボルン  ソビエト連邦 1 - 0  ユーゴスラビア  ブルガリア 3 - 0  インド 11
12 1960年 イタリアの旗 ローマ  ユーゴスラビア 3 - 1  デンマーク  ハンガリー 2 - 1  イタリア 16
13 1964年 日本の旗 東京  ハンガリー 2 - 1  チェコスロバキア 東西統一ドイツ 東西統一ドイツ 3 - 1  アラブ連合共和国 13
14 1968年 メキシコの旗 メキシコシティ  ハンガリー 4 - 1  ブルガリア  日本 2 - 0  メキシコ 16
15 1972年 西ドイツの旗 ミュンヘン  ポーランド 2 - 1  ハンガリー  ソビエト連邦
 東ドイツ
2 - 2 aet
(両チーム3位)
16
16 1976年 カナダの旗 モントリオール  東ドイツ 3 - 1  ポーランド  ソビエト連邦 2 - 0  ブラジル 13
17 1980年 ソビエト連邦の旗 モスクワ  チェコスロバキア 1 - 0  東ドイツ  ソビエト連邦 2 - 0  ユーゴスラビア 16
18 1984年 アメリカ合衆国の旗 ロサンゼルス  フランス 2 - 0  ブラジル  ユーゴスラビア 2 - 1  イタリア 16
19 1988年 大韓民国の旗 ソウル  ソビエト連邦 2 - 1  ブラジル  西ドイツ 3 - 0  イタリア 16
U-23
20 1992年 スペインの旗 バルセロナ  スペイン 3 - 2  ポーランド  ガーナ 1 - 0  オーストラリア 16
21 1996年 アメリカ合衆国の旗 アトランタ  ナイジェリア 3 - 2  アルゼンチン  ブラジル 5 - 0  ポルトガル 16
22 2000年 オーストラリアの旗 シドニー  カメルーン 2 - 2 aet
(PK 5 - 3)
 スペイン  チリ 2 - 0  アメリカ合衆国 16
23 2004年 ギリシャの旗 アテネ  アルゼンチン 1 - 0  パラグアイ  イタリア 1 - 0  イラク 16
24 2008年 中華人民共和国の旗 北京  アルゼンチン 1 - 0  ナイジェリア  ブラジル 3 - 0  ベルギー 16
25 2012年 イギリスの旗 ロンドン  メキシコ 2 - 1  ブラジル  韓国 2 - 0  日本 16
26 2016年 ブラジルの旗 リオデジャネイロ  ブラジル 1 - 1 aet
(PK 5 - 4)
 ドイツ  ナイジェリア 3 - 2  ホンジュラス 16
27 2020年 日本の旗 東京  ブラジル 2 - 1 aet  スペイン  メキシコ 3 - 1  日本 16
28 2024年 フランスの旗 パリ 16

女子

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開催年 開催地 決勝戦 3位決定戦 出場
国数
優勝 結果 準優勝 3位 結果 4位
1 1996年 アメリカ合衆国の旗 アトランタ  アメリカ合衆国 2 - 1  中華人民共和国  ノルウェー 2 - 0  ブラジル 8
2 2000年 オーストラリアの旗 シドニー  ノルウェー 3 - 2 GG  アメリカ合衆国  ドイツ 2 - 0  ブラジル 8
3 2004年 ギリシャの旗 アテネ  アメリカ合衆国 2 - 1 aet  ブラジル  ドイツ 1 - 0  スウェーデン 10
4 2008年 中華人民共和国の旗 北京  アメリカ合衆国 1 - 0 aet  ブラジル  ドイツ 2 - 0  日本 12
5 2012年 イギリスの旗 ロンドン  アメリカ合衆国 2 - 1  日本  カナダ 1 - 0  フランス 12
6 2016年 ブラジルの旗 リオデジャネイロ  ドイツ 2 - 1  スウェーデン  カナダ 2 - 1  ブラジル 12
7 2020年 日本の旗 東京  カナダ 1 - 1 aet
(PK 3 - 2)
 スウェーデン  アメリカ合衆国 4 - 3  オーストラリア 12
8 2024年 フランスの旗 パリ 12

統計

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男子

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国・地域
1  ハンガリー 3 1 1 5
2 イギリスの旗 イギリス 3 0 0 3
3  ブラジル 2 3 2 7
4  アルゼンチン 2 2 0 4
5  ソビエト連邦 2 0 3 5
6  ウルグアイ 2 0 0 2
7  ユーゴスラビア 1 3 1 5
8  スペイン 1 3 0 4
9  ポーランド 1 2 0 3
10  東ドイツ[国 1] 1 1 2 4
11  ナイジェリア 1 1 1 3
12  チェコスロバキア 1 1 0 2
 フランス 1 1 0 2
14  イタリア 1 0 2 3
 スウェーデン 1 0 2 3
16  ベルギー 1 0 1 2
 メキシコ 1 0 1 2
18  カナダ 1 0 0 1
 カメルーン 1 0 0 1
20  デンマーク 0 3 1 4
21  アメリカ合衆国 0 1 1 2
 ブルガリア 0 1 1 2
 ドイツ[国 2] 0 1 1 2
24  オーストリア 0 1 0 1
 パラグアイ 0 1 0 1
 スイス 0 1 0 1
27  オランダ 0 0 3 3
28  ノルウェー 0 0 1 1
 日本 0 0 1 1
 ガーナ 0 0 1 1
 チリ 0 0 1 1
 韓国 0 0 1 1
27 27 28 82

U-23大会化以降

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国・地域
1  ブラジル 2 1 2 5
2  アルゼンチン 2 1 0 3
3  スペイン 1 2 0 3
4  ナイジェリア 1 1 1 3
5  メキシコ 1 0 1 2
6  カメルーン 1 0 0 1
7  ポーランド 0 1 0 1
 パラグアイ 0 1 0 1
 ドイツ 0 1 0 1
10  ガーナ 0 0 1 1
 チリ 0 0 1 1
 イタリア 0 0 1 1
 韓国 0 0 1 1
8 8 8 24
国・地域 00 04 08 12 20 24 28 36 48 52 56 60 64 68 72 76 80 84 88 92 96 00 04 08 12 16 20 出場
アイルランド アイルランド Y Y 2
イギリス イギリス 1 1 1 Y Y 4 Y Y Y Y 10
イスラエル イスラエル[国 3] Y Y 2
イタリア イタリア Y 4 Y 3 1 Y Y 4 4 4 Y Y Y 3 Y 15
エストニア エストニア Y 1
オーストリア オーストリア Y 2 Y Y 4
オランダ オランダ 3 3 3 4 Y Y Y Y 8
ギリシャ ギリシャ Y Y Y 3
スイス スイス 2 Y Y 3
スウェーデン スウェーデン 4 Y Y 3 Y 1 3 Y Y Y 10
スペイン スペイン 2 Y Y Y Y Y 1 Y 2 Y 2 11
スロバキア スロバキア Y 1
セルビア セルビア Y 1
セルビア・モンテネグロ セルビア・モンテネグロ Y 1
ソビエト連邦 ソビエト連邦 Y 1 3 3 3 1 6
チェコ チェコ Y 1
チェコスロバキア チェコスロバキア Y Y 2 Y 1 5
デンマーク デンマーク 2 2 Y 3 Y 2 Y Y Y 9
ドイツ ドイツ[国 2] Y Y Y 4 Y Y Y 3 2 Y 10
トルコ トルコ Y Y Y Y Y Y 6
ノルウェー ノルウェー Y Y 3 Y Y 5
ハンガリー ハンガリー Y Y Y 1 3 1 1 2 Y 9
東ドイツ 東ドイツ[国 1] 3 3 1 2 4
フィンランド フィンランド 4 Y Y Y 4
フランス フランス 2 Y Y Y Y Y Y Y Y Y 1 Y Y 13
ブルガリア ブルガリア Y Y 3 Y 2 5
ベラルーシ ベラルーシ Y 1
ベルギー ベルギー 3 1 Y Y 4 5
ポーランド ポーランド Y 4 Y Y 1 2 2 7
ポルトガル ポルトガル Y 4 Y Y 4
ユーゴスラビア ユーゴスラビア Y Y Y 2 2 2 1 Y 4 3 Y 11
ラトビア ラトビア Y 1
リトアニア リトアニア Y 1
ルーマニア ルーマニア Y Y Y Y 4
ルクセンブルク ルクセンブルク Y Y Y Y Y Y 6
ロシア ロシア Y 1
ブラジル ブラジル Y Y Y Y Y 4 2 2 3 Y 3 2 1 1 14
アルゼンチン アルゼンチン 2 Y Y Y 2 1 1 Y Y 9
ウルグアイ ウルグアイ 1 1 Y 3
コロンビア コロンビア Y Y Y Y Y 5
チリ チリ Y Y Y 3 4
パラグアイ パラグアイ Y 2 2
ベネズエラ ベネズエラ Y 1
ペルー ペルー Y Y - 2
アメリカ合衆国 アメリカ合衆国 2[国 4] Y Y Y Y Y Y Y Y Y Y Y 4 Y 14
エルサルバドル エルサルバドル Y 1
オランダ領アンティル オランダ領アンティル Y 1
カナダ カナダ 1 Y Y 3
キューバ キューバ Y Y 2
グアテマラ グアテマラ Y Y Y 3
コスタリカ コスタリカ Y Y Y 3
ホンジュラス ホンジュラス Y Y Y 4 Y 5
メキシコ メキシコ Y Y Y 4 Y Y Y Y Y 1 Y 3 12
アルジェリア アルジェリア Y Y 2
エジプト エジプト Y Y 4 Y Y Y Y 4 Y Y Y Y 12
ガーナ ガーナ Y Y Y 3 Y Y 6
ガボン ガボン Y 1
カメルーン カメルーン Y - 1 Y 3
ギニア ギニア Y 1
コートジボワール コートジボワール Y Y 2
ザンビア ザンビア Y Y 2
スーダン スーダン Y 1
セネガル セネガル Y 1
チュニジア チュニジア Y Y Y Y 4
ナイジェリア ナイジェリア Y Y Y 1 Y 2 3 7
マリ マリ Y 1
南アフリカ 南アフリカ Y Y Y 3
モロッコ モロッコ Y Y Y Y Y Y Y 7
アフガニスタン アフガニスタン Y 1
アラブ首長国連邦 アラブ首長国連邦 Y 1
イラク イラク Y Y Y 4 Y 5
イラン イラン Y Y Y 3
インド インド Y Y 4 Y 4
インドネシア インドネシア Y 1
オーストラリア オーストラリア[国 5] Y Y 4 Y Y Y Y Y 8
カタール カタール Y Y 2
韓国 韓国 Y Y Y Y Y Y Y Y 3 Y Y 11
北朝鮮 北朝鮮 Y 1
クウェート クウェート Y Y Y 3
サウジアラビア サウジアラビア Y Y Y 3
シリア シリア Y 1
タイ タイ Y Y 2
チャイニーズタイペイ チャイニーズタイペイ Y Y Y 3
中国 中国 Y Y 2
日本 日本 Y Y Y 3 Y Y Y Y 4 Y 4 11
マレーシア マレーシア Y 1
ミャンマー ミャンマー[国 6] Y 1
ニュージーランド ニュージーランド Y Y Y 3
フィジー フィジー Y 1
大会別出場国数 3 2 5 11 14 22 17 16 18 25 11 16 14 16 16 13 16 16 16 16 16 16 16 16 16 16 16

女子

[編集]
国・地域
1  アメリカ合衆国 4 1 1 6
2  ドイツ 1 0 3 4
3  カナダ 1 0 2 3
4  ノルウェー 1 0 1 2
5  ブラジル 0 2 0 2
 スウェーデン 0 2 0 2
7  中華人民共和国 0 1 0 1
 日本 0 1 0 1
7 7 7 21
国・地域 96 00 04 08 12 16 20 出場
イギリス イギリス Y Y 2
ギリシャ ギリシャ Y 1
オランダ オランダ Y 1
スウェーデン スウェーデン Y Y 4 Y Y 2 2 7
デンマーク デンマーク Y 1
ドイツ ドイツ Y 3 3 3 1 5
ノルウェー ノルウェー 3 1 Y 3
フランス フランス 4 Y 2
アルゼンチン アルゼンチン Y 1
コロンビア コロンビア Y Y 2
チリ チリ Y 1
ブラジル ブラジル 4 4 2 2 Y 4 Y 7
アメリカ合衆国 アメリカ合衆国 1 2 1 1 1 Y 3 7
カナダ カナダ Y 3 3 1 4
メキシコ メキシコ Y 1
カメルーン カメルーン Y 1
ザンビア ザンビア Y 1
ジンバブエ ジンバブエ Y 1
ナイジェリア ナイジェリア Y Y Y 3
南アフリカ 南アフリカ Y Y 2
オーストラリア オーストラリア[国 5] Y Y Y 4 4
北朝鮮 北朝鮮 Y Y 2
中国 中国 2 Y Y Y Y Y 6
日本 日本 Y Y 4 2 Y 5
ニュージーランド ニュージーランド Y Y Y Y 4
大会別出場国数 8 8 10 12 12 12 12

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ IOCは公式種目採用大会を1900年パリ五輪としているが、FIFAは1908年ロンドン五輪としている。詳しくは歴史節を参照
  2. ^ 名前はイギリス代表だが、メンバーはイングランドアマチュア代表主体
  3. ^ なお、メキシコシティーオリンピックにおける日本の銅メダルは、男子サッカー競技におけるアジア勢初のメダル獲得である。
  4. ^ 2020年版の規則32付属細則[19]。1996年版の規則第36条付属細則では「競技期間は、開会式当日を含めて16日を超えてはならない。[20]」とされていたが、2000年版で「開会式当日を含めて」という文言は削除されている[21]
  5. ^ 決勝戦ハーフタイムにおいて、チェコスロバキアが審判に抗議し途中棄権。結果、対戦相手のベルギーの金メダルとチェコスロバキアの失格が決定。その後、スペインとオランダとの間で2位決定戦が行われ、3-1でスペインが勝利。
出場国に関する注釈
  1. ^ a b 1964年は東ドイツが「東西統一ドイツ」として出場した。
  2. ^ a b ドイツの成績は、1956年大会から1988年大会までは「西ドイツ」のものである。このうち、1956年は西ドイツが「東西統一ドイツ」として出場した。
  3. ^ イスラエルは、1976年大会まではアジア(AFC)予選に出場。1988年大会はオセアニア(OFC)予選に出場。1980年-1984年大会と1992年大会以降はヨーロッパ(UEFA)予選に出場。
  4. ^ 1904年大会は、3チーム中2チームがアメリカ合衆国のチームであり、銀メダルと銅メダルを獲得している。
  5. ^ a b オーストラリアは、2004年大会まではオセアニア(OFC)予選に出場。2008年大会以降はアジア(AFC)予選に出場。
  6. ^ 1972年のサッカー競技出場当時の名称は「ビルマ」(「ビルマ」の名称は1988年ソウル大会まで)。

出典

[編集]
  1. ^ スポーツ仲裁裁判所(CAS)北京五輪メッシ招集問題プレスリリース-2008年8月6日
  2. ^ 五輪招集、クラブ義務付け FIFA理事会-MSN産経ニュース2012年3月31日付
  3. ^ FIFA規則-国際サッカー連盟(FIFA)公式HP2012年4月3日閲覧
  4. ^ FIFA、派遣強制に強制力あり-SANSPO.COM2012年4月3日付
  5. ^ FIFA executive vows to improve governance and boost female participation in football”. 国際サッカー連盟 (2015年9月25日). 2015年12月1日閲覧。 “It was also re-confirmed during the meeting that there would be no obligation for clubs to release players for the Men’s Olympic Football Tournament Rio 2016, given that the event is not part of the international match calendar. However, FIFA is asking for support from the clubs to allow players who are called up by their national teams to be given the chance to be part of the Olympic experience.”
  6. ^ サッカー英国統一代表決まる 五輪男子、52年ぶり-朝日新聞デジタル2012年7月3日
  7. ^ 五輪サッカー女子、初の「英国代表」発表 男子は未定 -朝日新聞デジタル2012年6月26日
  8. ^ Goldblatt, David (30 August 2007). The Ball Is Round: A Global History of Football. Penguin Books. p. 243. ISBN 978-0-14-101582-8 
  9. ^ Mallon, Bill; Widlund, Ture (1998). The 1896 Olympic Games. Results for All Competitors in All Events, with Commentary. Jefferson: McFarland. p. 118. ISBN 0-7864-0379-9. https://archive.org/details/resultsofearlymo00mall 
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関連項目

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外部リンク

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