「北九州空港」の版間の差分
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{{Infobox 空港 |
{{Infobox 空港 |
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| 名前 = 北九州空港<br />Kitakyushu Airport |
| 名前 = 北九州空港<br />Kitakyushu Airport |
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| 画像 = |
| 画像 = Shin-Kitakyushu airport billding1.jpg |
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| 画像説明 = 空港ターミナルビル<br />{{Infobox mapframe|zoom=10|frame-width=280|frame-height=135|marker=airport|shape-fill=#fcf2f5|stroke-width=1|frame-latitude=33.8235|frame-longitude=130.94}} |
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| 画像2 = Kitakyushu airport logo.svg |
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| 画像説明2 = ロゴマーク |
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| IATA = KKJ |
| IATA = KKJ |
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| ICAO = RJFR |
| ICAO = RJFR |
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| 国 = {{JPN}} |
| 国 = {{JPN}} |
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| 所在地 = {{flag|福岡県}}[[北九州市]][[小倉南区]]空港北町<!--ターミナルビル所在地--> |
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| 母都市 = [[北九州市]] |
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| タイプ = 商業 |
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| 種類 = 商業 |
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| 運営者 = [[国土交通大臣]] |
| 運営者 = [[国土交通大臣]] |
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| 運営時間= 24時間 |
| 運営時間= 24時間 |
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| 緯度度 = 33 |緯度分 = 50 |緯度秒 = 44 |N(北緯)及びS(南緯) = N |
| 緯度度 = 33 |緯度分 = 50 |緯度秒 = 44 |N(北緯)及びS(南緯) = N |
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| 経度度 = 131 |経度分 = 02 |経度秒 = 06 |E(東経)及びW(西経) = E |
| 経度度 = 131 |経度分 = 02 |経度秒 = 06 |E(東経)及びW(西経) = E |
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| 地図国コード = JP |
| 地図国コード = JP-40 |
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| ウェブサイト = [ |
| ウェブサイト = [https://www.kitakyu-air.jp/ 北九州空港] |
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| 地図名 = Japan Fukuoka#Japan |
| 地図名 = Wards of Kitakyushu#Japan Fukuoka#Japan |
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| 地図説明 = 北九州空港の位置 |
| 地図説明 = 北九州空港の位置 |
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| 方向 滑走路1 = 18/36 |
| 方向 滑走路1 = 18/36 |
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| ILS 滑走路1 = I |
| ILS 滑走路1 = I |
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| 表面 滑走路1 = 舗装 |
| 表面 滑走路1 = 舗装 |
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| 統計年 = 2022年度 |
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| 旅客数 = 851,387人 |
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| 貨物取扱量 = 17,466[[トン|t]] |
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| 脚注 = [https://www.mlit.go.jp/koku/15_bf_000185.html 航空:空港管理状況 - 国土交通省] |
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'''北九州空港'''(きたきゅうしゅうくうこう、{{lang-en-short|Kitakyushu Airport}})は、[[福岡県]][[北九州市]][[小倉南区]]空港北町と[[京都郡]][[苅田町]]空港南町に跨る[[人工島]]に位置する[[空港]]([[海上空港]])である。ターミナルビルや空港事務所は北九州市側に所在する。国際航空輸送網又は国内航空輸送網の拠点となる空港として[[空港法]][[日本の空港#国管理空港|第4条第1項第6号に該当する空港として政令で定める空港(国管理空港)]]に区分されている。 |
'''北九州空港'''(きたきゅうしゅうくうこう、{{lang-en-short|Kitakyushu Airport}}、[[国際航空運送協会|IATA]]: '''KKJ''', [[国際民間航空機関|ICAO]]: '''RJFR''')は、[[福岡県]][[北九州市]][[小倉南区]]空港北町と[[京都郡]][[苅田町]]空港南町に跨る[[人工島]]に位置する[[空港]]([[海上空港]])である。[[ターミナルビル]]や空港事務所は北九州市側に所在する。 |
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国際航空輸送網又は国内航空輸送網の拠点となる空港として、[[空港法]]の[[日本の空港#国管理空港|第4条第1項第6号に該当する空港として政令で定める空港(国管理空港)]]に区分されている。 |
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== 概要 == |
== 概要 == |
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[[ |
[[ファイル:Kitakyushu Airport Aerial photograph.2009.jpg|thumb|230px|北九州空港の空中写真。<br/>{{国土航空写真}}。<small>2009年撮影の20枚を合成作成。</small>]] |
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[[2006年]](平成18年 |
[[2006年]](平成18年)[[3月16日]]に開港<ref name="mainichi-np-2014-3-11">{{Cite news |title=わがまち・マイタウン:北九州空港開港8周年感謝祭−−小倉南 |newspaper=[[毎日新聞]] |date=2014-03-11 |author=降旗英峰 |accessdate= }}</ref>。開港時の名称は「新北九州空港」で、[[小倉南区]][[曽根]]にあった[[北九州空港 (初代)|(旧)北九州空港]]([[1944年]]開港)の実質的な移転である(旧空港は開港前日の[[3月15日]]に運用終了)が、名実ともに「北九州空港」となるのは[[2008年]]の空港法改正時のことである。空港島は北側が北九州市小倉南区、南側が[[京都郡]][[苅田町]]に跨るが、空港施設の大半は北九州市側に位置している。本土とは[[地域高規格道路]]である[[新北九州空港道路]]([[福岡県道245号新北九州空港線]])で結ばれており、苅田町側からアプローチすることになる。 |
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[[スターフライヤー]]が本空港を[[ハブ空港]](本拠地)と位置づけており<ref name="mainichi-np-2014-4-4">石田宗久(2014年4月4日). “北九州空港:乗降客1000万人に”. 毎日新聞 (毎日新聞社)</ref>、本社を空港敷地内に置いているほか、2006年3月22日からは、北九州5:30発[[東京国際空港|羽田]]7:00着の早朝便を就航させ、全国の国内定期旅客便でもっとも早い始発便 |
[[スターフライヤー]]が本空港を[[ハブ空港]](本拠地)と位置づけており<ref name="mainichi-np-2014-4-4">石田宗久(2014年4月4日). “北九州空港:乗降客1000万人に”. 毎日新聞 (毎日新聞社)</ref>、本社を空港敷地内に置いているほか、2006年[[3月22日]]からは、北九州5:30発[[東京国際空港|羽田]]7:00着の早朝便を就航させ、全国の国内定期旅客便でもっとも早い始発便ともっとも遅い最終便が運航される空港となった。また、同年[[8月22日]]から、国内で9番目、[[九州]]では最初かつ唯一の24時間空港として運用している。 |
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2012年(平成24年)に[[福岡空港]]の発着数が滑走路1本で運用可能な限界を超え<ref>{{cite news|title=福岡空港“容量オーバー”発着15万回超 24年過去最高、滑走路増設課題に|newspaper=イザ!|date=2013-01-31|author=|url=http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/crime/631168/|accessdate=2013-09-01|agency=産経新聞|publisher=[[産業経済新聞社|産経デジタル]]|page=}}</ref>、航空路線の新規就航や増便が困難となっていることから、福岡県は2014年(平成26年)11月に策定した「福岡県の空港の将来構想」で、福岡空港の発着枠を超える就航希望航空会社(特にLCCと貨物専用便)について北九州空港に誘導するとしている<ref>{{ |
[[2012年]](平成24年)に[[福岡空港]]の発着数が滑走路1本で運用可能な限界を超え<ref>{{cite news|title=福岡空港“容量オーバー”発着15万回超 24年過去最高、滑走路増設課題に|newspaper=イザ!|date=2013-01-31|author=|url=http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/crime/631168/|accessdate=2013-09-01|agency=産経新聞|publisher=[[産業経済新聞社|産経デジタル]]|page=}}</ref>、航空路線の新規就航や増便が困難となっていることから、福岡県は2014年(平成26年)11月に策定した「福岡県の空港の将来構想」で、福岡空港の発着枠を超える就航希望航空会社(特にLCCと貨物専用便)について北九州空港に誘導するとしている<ref>{{Cite web|和書|url=http://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/airportvision.html|title=「福岡県の空港の将来構想」を策定しました|accessdate=2015-07-12|date=2014-11-21|publisher=福岡県}}</ref>。 |
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{{See also|#福岡空港の門限による代替利用}} |
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開港前の2006年に放送された[[上戸彩]]主演の[[フジテレビ系列|フジテレビ系]]連続ドラマ『[[アテンションプリーズ#テレビドラマ『アテンションプリーズ』(2006年版)|アテンションプリーズ]]』第1話の[[ロケーション撮影]]が行われたり、[[米倉涼子]]主演の映画『[[交渉人 THE MOVIE タイムリミット高度10,000mの頭脳戦|交渉人 THE MOVIE]]』がエプロンで行われたりと、映像作品への露出が多い。 |
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24時間運用の当空港には国内外の貨物定期便の就航が相次いでおり<ref>{{Cite news|和書|url=https://www.nishinippon.co.jp/item/o/1152773/|title=北九州空港、延伸工事を開始 滑走路3000メートル、2027年供用開始|newspaper=西日本新聞me|publisher=西日本新聞社|date=2023-12-02|accessdate=2024-01-23}}</ref>、[[国土交通省]][[九州地方整備局]]では欧州や北米などと結ぶ長距離貨物便の離発着を可能とするため、[[2023年]](令和5年)に滑走路延長事業を新規事業採択、同年12月より2500メートルから3000メートルへの延伸工事に着手した<ref>{{Cite news|和書|url=https://www.yomiuri.co.jp/local/kyushu/news/20231202-OYTNT50131/|title=北九州空港の滑走路延伸「我々の悲願」「稼げる空港に」…テープカットで着工祝う|newspaper=読売新聞|publisher=読売新聞社|date=2023-12-02|accessdate=2024-01-23}}</ref>。滑走路の南側に位置する人工島内へ500メートル延伸する形で新規埋め立ては発生せず<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.pa.qsr.mlit.go.jp/kap/index.html|title=北九州空港滑走路延長計画|publisher=国土交通省九州地方整備局港湾空港部|accessdate=2021-06-08}}</ref>、事業費は約130億円、[[2027年]](令和9年)[[8月]]の運用開始を予定している<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.nikkei.com/article/DGXZQOJC3045C0Q3A630C2000000/|title=北九州空港の延伸滑走路、27年8月に運用開始|publisher=日本経済新聞|accessdate=2023-11-03}}</ref>。 |
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== 歴史 == |
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=== 建設の経緯 === |
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{{See also|北九州空港 (初代)}} |
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(旧)北九州空港は、[[太平洋戦争]]のさなかに[[大日本帝国陸軍]]の飛行場として建設されたという経緯もあり、[[滑走路]]が大型[[ジェット機]]の離着陸のできない1,600mと短い上、滑走路の延長を行おうにも三方を山に、もう一方を[[曽根干潟]]に囲まれていることもあって拡張が困難な状況にあった。また、地形上[[霧]]の発生が多く、欠航率が25%と高かった。このような問題を解消すべく、北九州市が1971年に(旧)北九州空港の代替としての新空港の建設を国に要望。1981年に第4次空港整備において新規事業採択され、1994年に新北九州空港として政令指定を受け、新空港の建設が行われた。 |
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滑走路長を巡っては、計画段階の[[1974年]](昭和49年)に北九州市は3000メートル滑走路での大型貨物空港を目指していたが、空港建設を推進するにあたり2500メートルへ変更することで[[1977年]](昭和52年)に福岡県と合意した経緯があり<ref>{{Cite book|和書|title=北九州空港のあゆみ|publisher=北九州空港利用促進協議会|url=https://www.kitakyu-air.jp/pdf/ayumi.pdf|accessdate=2024-01-23}}</ref>、開港後に滑走路長の不足により就航を断念したり関西など他地域の空港を利用せざるを得ない事例が発生し、県市や経済団体など地元側から3000メートルへの延伸が要望されていた<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.mlit.go.jp/policy/shingikai/content/001593539.pdf|title=北九州空港滑走路延長事業における新規事業採択時評価について|publisher=国土交通省航空局|date=2023-03|accessdate=2024-01-23}}</ref>。 |
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空港整備の事業スキームとしては、運輸省港湾局が[[周防灘]]の沖合3kmの位置に[[関門航路]]の[[浚渫]]土砂の処分施設として[[新門司]]沖土砂処分場・[[苅田港|苅田]]沖土砂処分場を建設し、同省航空局がこれを流用して全長4,125m、全幅900m、面積373[[ヘクタール|ha]]の空港島を建設し、大型機の離着陸可能な2,500mの滑走路を持つ海上空港を建設することになった。前述の通り空港島の護岸築造や埋め立て土砂投入費用は[[関門港]]の港湾整備事業(事業費1500億円)として行われたこともあり、滑走路など空港本体の建設費は1042億円と、[[関西国際空港]](1兆5461億円:第一期事業)、[[中部国際空港]](7680億円)など他の完全埋め立てによる海上空港と比較して割安に建設された<ref>{{Cite report|url=https://www.kitakyu-u.ac.jp/iurps/pdf/46_4.pdf|format=PDF|author=吉田潔、吉村英俊|title=新北九州空港におけるビジネス旅客の動向と利用促進の方向性|publisher=[[北九州市立大学]]北九州産業社会研究所|pages=52-78|year=2005|month=3|accessdate=2014-02-12}}</ref>。 |
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== 統計 == |
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この計画策定に於いて、1990年、[[防衛省|防衛庁]](当時)が「[[海上自衛隊]][[小月航空基地]]の空域と近接し、運用に支障が出るため滑走路方位はその影響が少ない東西方向とすべきである」と主張、南北方向の滑走路建設計画に反対を表明した(空域問題)。このため、北九州市長の[[末吉興一]]の仲介の元で当時の[[運輸省]]と防衛庁の間で調整が行われ、「完成後の運用空域に制限を設ける」ことが条件として付加されて政治決着が図られ、南北方向の滑走路での建設が決まった<ref>{{Cite web|url=http://www.mainichi-kitakyu50.jp/%E7%A9%BA%E5%9F%9F%E8%AA%BF%E6%95%B4%E3%81%AB%E5%B8%82%E9%95%B7%E5%A5%94%E8%B5%B0/|title=空域調整に市長奔走|work=北九州市市制50周年記念事業|publisher=[[毎日新聞西部本社]]|date=2012-04-25|accessdate=2014-02-12}}</ref>。 |
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=== 利用者数 === |
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=== 年表 === |
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* [[1974年]]([[昭和]]49年) - 港湾審議会において苅田沖土砂処分場計画が決定。 |
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* [[1977年]](昭和52年) - 埋立第1期工事に着手。 |
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* [[1992年]](平成4年) - 新空港建設に関する空域問題が築城管制圏への進入不可等の条件付で決着。 |
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* [[1994年]](平成6年) - 空港本体工事に着手。 |
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*[[2006年]](平成18年)[[3月16日]] - 開港<ref name="mainichi-np-2014-3-11" />。[[ジェイエア]]([[日本航空]])が、[[名古屋飛行場|名古屋]]便を就航<ref>石田宗久 (2015年1月6日). “FDA:北九州−名古屋、就航へ 3月から1日2往復”. 毎日新聞 (毎日新聞社)</ref>。 |
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*[[2007年]](平成19年)10月1日 - 航空管制官を配置し、24時間の飛行場管制業務が開始。<ref name=":2" /> |
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*[[2008年]](平成20年)3月13日 - [[航空自衛隊]][[築城基地]]が担当する管制空域(築城進入管制区)が拡大され、当空港と山口宇部空港において[[ターミナルレーダー管制]]を導入<ref name=":3" /><ref name=":4" />。 |
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* [[2008年]](平成20年)[[6月18日]] - 北九州空港へ改称。空港法改正により、4条1項5号に該当する空港として政令で定める空港に区分される。 |
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* [[2009年]](平成21年)[[3月20日]] - [[チェジュ航空]]が、[[仁川国際空港|ソウル/仁川]]便を就航<ref name="weekly-economy-2009-7-7">“8月からソウル便を週1往復増便 北九州空港 夏需要に対応し週4便に”. 週刊経済 2009年7月7日発行 No.1111 (地域経済センター) (2009年7月7日).</ref><ref name="weekly-economy-2009-3-24">“ソウル定期路線を開設 北九州空港 済州航空が週3往復”. 週刊経済 2009年3月24日発行 No.1097 (地域経済センター) (2009年3月24日).</ref>。 |
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* [[2012年]](平成24年)[[4月22日]] - チェジュ航空、ソウル/仁川便を運休<ref>{{Cite news|url=http://www.nikkei.com/article/DGXNASJC1601F_W2A110C1LX0000/|title=韓国の済州航空、北九州―仁川便を4月22日から運休|newspaper=日本経済新聞|publisher=日本経済新聞社|date=2012-1-7|accessdate=2019-7-9}}</ref>。 |
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* [[2013年]](平成25年) |
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** [[4月1日]] - 福岡航空測候所北九州空港出張所閉鎖。 |
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** [[5月11日]] - 貨物便の[[日本貨物航空]]が、ソウル/仁川発 当空港経由 [[成田国際空港|東京/成田]]行き便を就航開始。九州地方に所在する空港では唯一の大型貨物機の発着地となった<ref>[「NCA、S13より北九州空港(KKJ)への寄航を定期化」日本貨物航空 2013年2月18日]</ref>。 |
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* [[2014年]](平成26年) |
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**4月1日 - 飛行場管制の運用時間が縮小され、交通量が少ない深夜・早朝は福岡FSCによるリモート管制となる。 |
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**[[11月16日]] - 開港以来初めての航空事故発生。法人所有の[[軽飛行機]]ムーニーM20Kが着陸時に滑走路を逸脱、滑走路東側の高さ2メートルの護岸に衝突した。機体は大破し、乗員の男性2人は重傷を負った。この事故により約3時間滑走路が閉鎖され、スターフライヤーと日本航空の合計13便が欠航した。<ref>[http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141116/k10013244391000.html 「小型機が滑走路外れて着陸2人大けが 北九州空港」NHK 11月16日18時30分]</ref><ref>[http://www.yomiuri.co.jp/national/20141116-OYT1T50046.html?from=ytop_ylist 「小型機が滑走路から外れ護岸に衝突、2人重傷」読売新聞 2014年11月16日22時23分]</ref>。 |
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* [[2015年]](平成27年) |
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** [[3月8日]] - 日本貨物航空が[[台湾桃園国際空港]]発 当空港経由 [[成田国際空港|成田]]行の便をB747-8型機に変更。 |
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** [[3月29日]] - [[フジドリームエアラインズ|FDA]]が名古屋/[[名古屋飛行場|小牧]]-北九州線を運航開始<ref name="mainichi-np-2015-3-30">浅野翔太郎(2015年3月30日). “FDA:名古屋定期便、金色の一番機到着 北九州空港”. [[毎日新聞]] (毎日新聞社)</ref><ref name="yomiuri-np-2015-3-30">“FDA 北九州―名古屋線が就航”. [[読売新聞]](読売新聞社). (2015年3月30日)</ref>。 |
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* [[2016年]](平成28年) |
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** [[10月30日]] - [[天津航空]]が[[大連周水子国際空港|大連]]便を就航<ref>[http://www.nishinippon.co.jp/nnp/f_kitakyushu_keichiku/article/274583 北九州―大連線、10月末就航 天津航空、週2往復 [福岡県] 西日本新聞 2016年9月14日11時40分]</ref>。 |
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** [[12月1日]] - [[ジンエアー]]が[[金海国際空港|釜山]]便を就航<ref>[http://qbiz.jp/article/93356/1 「韓国LCCが北九州就航 10月釜山便、12月ソウル便」西日本新聞 2016年9月2日03時00分]</ref><ref>[http://www.kitakyu-air.jp/news_detail.html?id=272 ジンエアー国際定期便就航日変更] (北九州空港公式サイト)(2016年9月27日)</ref>。 |
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** [[12月13日]] - ジンエアーが[[仁川国際空港|ソウル/仁川]]便を就航。 |
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* [[2017年]](平成29年) |
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** [[7月4日]] - 同年10月10日までの期間限定でスターフライヤーが那覇空港便を就航<ref>[https://www.starflyer.jp/fare/special/2017naha01/ 「北九州⇄那覇(沖縄)線 夏季限定 新規就航」スターフライヤー公式サイト 2017年2月28日]</ref> |
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** [[10月12日]] - 天津航空が大連便を運休<ref name="nikkei20171013">{{Cite news|url=http://www.nikkei.com/article/DGKKZO2219794012102017LX0000/|title=北九州―大連線 天津航空が運休 最長で来年3月まで|newspaper=日本経済新聞|publisher=日本経済新聞社|date=2017-10-13|accessdate=2017-10-17}}</ref>。機材繰りやスケジュール調整が原因としている<ref name="nikkei20171013" />。 |
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* [[2018年]](平成30年) |
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** [[2月12日]] - 天津航空が大連便を再開<ref name="tt">http://www.kitakyu-air.jp/boarding/month_long_timetable.html</ref>。(2019年7月現在運休中) |
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** [[4月16日]] - ジンエアーのソウル/仁川便を1日1便から1日2便へ増便<ref>{{Cite news|url=http://flyteam.jp/news/article/91861|title=ジンエアー、北九州/仁川線を4月中旬から増便 スケジュールも変更 |newspaper=FlyTeam|publisher=FlyTeam|date=2018-03-16|accessdate=2018-03-16}}</ref>。 |
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** [[10月28日]] - スターフライヤーが[[台湾桃園国際空港|台北/桃園]]便を就航<ref>{{Cite news|url=http://flyteam.jp/news/article/101773|title=スターフライヤー、国際線に再参入 北九州で就航セレモニーを開催|newspaper=FlyTeam|publisher=FlyTeam|date=2018-10-29|accessdate=2018-10-30}}</ref>。 |
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* [[2019年]](平成31年・令和元年) |
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** [[3月31日]] - FDAが[[静岡空港|静岡]]便を就航。名古屋/小牧便は運休。 |
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** [[6月5日]] - エアプサンが[[大邱国際空港|大邱]]便を就航。 |
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* [[2019年]]度(令和元年度)末:[[海上保安庁]]の[[第七管区海上保安本部]]福岡航空基地を移転、北九州航空基地を設置予定<ref>{{Cite news|title=海保福岡航空基地、北九州空港に移転へ|date=2018-8-29|url=https://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/445173/|accessdate=2018-8-29|agency=西日本新聞|publication-date=2018-8-29|archiveurl=https://web.archive.org/web/20180829093523/https://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/445173/|archivedate=2018-8-29}}</ref>。 |
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== 施設 == |
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=== 旅客ターミナルビル === |
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{{基礎情報 会社 |
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|社名=北九州エアターミナル株式会社 |
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|英文社名=Kitakyusyu Air Terminal Co.,Ltd. |
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|ロゴ= |
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|画像= |
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|画像説明= |
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|種類= |
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|機関設計= |
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|市場情報=非上場 |
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|略称= |
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|国籍={{JPN}} |
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|本社郵便番号=800-0306 |
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|本社所在地=北九州市小倉南区空港北町6番 |
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| 本社緯度度 = |本社緯度分 = |本社緯度秒 = |本社N(北緯)及びS(南緯) = |
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| 本社経度度 = |本社経度分 = |本社経度秒 = |本社E(東経)及びW(西経) = |
|||
| 本社地図国コード = |
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|本店郵便番号= |
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|本店所在地= |
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| 本店緯度度 = |本店緯度分 = |本店緯度秒 = |本店N(北緯)及びS(南緯) = |
|||
| 本店経度度 = |本店経度分 = |本店経度秒 = |本店E(東経)及びW(西経) = |
|||
| 本店地図国コード = |
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|設立=1989年(平成元年)5月1日 |
|||
|業種= |
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|法人番号= 5290801000669 |
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|統一金融機関コード= |
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|SWIFTコード= |
|||
|事業内容=貸室業及び空港利用施設の賃貸業<br />広告、宣伝並びに広告代理業 |
|||
|代表者= 代表取締役社長 西田幸生<ref>[https://mainichi.jp/articles/20180626/ddp/008/020/024000c]</ref> |
|||
|資本金=35億2400万円 |
|||
|発行済株式総数=7万0480株 |
|||
|売上高 = 9億7000万円<ref name="fy">[https://kessan.laboneko.jp/settlements/121771 北九州エアターミナル株式会社 第30期決算公告]</ref> |
|||
|営業利益 = 7700万円<ref name="fy" /> |
|||
|経常利益 = 1億0400万円<ref name="fy" /> |
|||
|純利益 = 6300万円<ref name="fy" /> |
|||
|純資産 = 43億4000万円<ref name="fy" /> |
|||
|総資産 = 50億9100万円<ref name="fy" /> |
|||
|従業員数=15名 |
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|支店舗数= |
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|決算期=3月 |
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|会計監査人=公認会計士北部九州監査団 |
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|所有者= |
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|主要株主=福岡県 28.4%<br />北九州市 28.4% |
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|主要部門= |
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|主要子会社= |
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|関係する人物= |
|||
|外部リンク=http://www.kitakyu-air.jp/airport_guide/corporate_profile.html |
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|特記事項=*経営指標は2019年(平成31年)3月期<ref name="fy" />。 |
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}} |
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[[ファイル:Izutsuya KitakyushuAirport Shop.JPG|thumb|井筒屋北九州空港店]] |
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旅客ターミナルビルは、福岡県や北九州市など地元自治体や民間企業が出資する第三セクター「北九州エアターミナル」が運営している<ref name="mainichi-np-2014-3-11" />。ビル内の商業施設エリアには[[井筒屋]]が北九州空港店を出店している<ref name="mainichi-np-2014-12-10">“井筒屋でもニモカ”. [[毎日新聞]] (毎日新聞社). (2014年12月10日)</ref>。 |
|||
総合観光案内所には北九州市にゆかりのある[[松本零士]]にちなんで、空港カウンター・ロビーなどで[[メーテル]]が出迎えている。 |
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2006年4月より、当港を発着する便の[[航空券]]に旅客施設使用料として100円が上乗せされている。 |
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=== その他の施設(空港島内) === |
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* [[エス・ジー・シー佐賀航空]]北九州営業所、格納庫 |
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* [[オリックスレンタカー]]北九州空港店 |
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* 北九州エアターミナル |
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** 貨物ターミナルビル、航空会社事務所棟(スターフライヤー本社社屋)、国際貨物上屋 |
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* [[北九州市消防局]]警防部[[消防航空隊]] |
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* 共立航空撮影株式会社北九州営業所 |
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* [[空港施設 (企業)|空港施設]] |
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** 飛行整備用格納庫([[三菱重工業]]北九州飛行整備格納庫)、北九州空港トレーニングセンター(SFJトレーニングセンター) |
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* 國際航空給油株式会社北九州空港事業所 |
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* 国土交通省 |
|||
** [[大阪航空局]]北九州空港事務所、[[九州地方整備局]]北九州港湾・空港整備事務所空港北町出張所 |
|||
* [[JALカーゴ]]貨物上屋 |
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* スターフライヤー格納庫(SFJメンテナンスセンター) |
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* [[タカギ]]格納庫 |
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* [[東横イン]]北九州空港 |
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* [[トヨタレンタカー]]北九州空港店 |
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* [[ニッポンレンタカー]]北九州空港営業所 |
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* [[毎日新聞西部本社]]編集局航空部空港事務所 |
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{{Gallery |
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|File:Kitakyusyu air.jpg|旅客ターミナルビルの外観 |
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|File:Kitakyushu Airport Ashiyu.JPG|旅客ターミナルビル展望デッキの足湯 |
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|File:Kitakyushu Airport (北九州空港) - panoramio.jpg|旅客ターミナルビル正面玄関 |
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|File:Kitakyushu Airport International Arrival Gate.jpg|旅客ターミナルビル内国際線到着口 |
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|File:STAR FLYER Honsya.JPG|北九州エアターミナル航空会社事務所棟(スターフライヤー本社社屋) |
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}} |
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== 利用状況 == |
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{{seealso|日本の空港#統計情報}} |
{{seealso|日本の空港#統計情報}} |
||
{{空港-統計|iata=KKJ|début=2006}} |
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{| class="wikitable" style="float: right; margin: 1em 0.2em; text-align: right; font-size: 80%;" |
{| class="wikitable" style="float: right; margin: 1em 0.2em; text-align: right; font-size: 80%;" |
||
|+年度別乗降客数<ref name="transport20190701">{{Cite web |
|+年度別乗降客数<ref name="transport20190701">{{Cite web|和書|url=https://www.city.kitakyushu.lg.jp/soumu/90000070.html |title=運輸、通信関連統計ページ |publisher=北九州市 |accessdate=2019-07-01}}</ref> |
||
|- |
|- |
||
! rowspan="2" | 年度 |
! rowspan="2" | 年度 |
||
210行目: | 96行目: | ||
| 1,443,152 || 350,205 || 1,793,357 |
| 1,443,152 || 350,205 || 1,793,357 |
||
|} |
|} |
||
2018年度の年間利用客数は、前年度比8.5%増の178万3432人で3年連続過去最高となった<ref name=":0">{{Cite press release|title=平成30年度 北九州空港の利用状況|publisher=北九州市港湾空港局空港企画課|date=2019-04-24|url=http://www.city.kitakyushu.lg.jp/files/000838535.pdf|format=PDF|accessdate=2019-05-05}}</ref><ref>{{Cite news|title=北九州空港利用者数、3年連続過去最多 18年度178万人 貨物量も大幅増|newspaper=西日本新聞|date=2019-05-10|url=https://www.nishinippon.co.jp/item/n/508854/|accessdate=2019-05-26|archiveurl=|archivedate=|deadlinkdate=}}</ref>。このうち定期便の利用者は国内線が前年度比6.1%増の143万731人、国際線が前年度比36.9%増の33万6535人であった<ref name=":0" />。定期便以外も含めた全ての利用者数の推移は以下の通りである<ref name="transport20190701" />。 |
2018年度の年間利用客数は、前年度比8.5%増の178万3432人で3年連続過去最高となった<ref name=":0">{{Cite press release|和書|title=平成30年度 北九州空港の利用状況|publisher=北九州市港湾空港局空港企画課|date=2019-04-24|url=http://www.city.kitakyushu.lg.jp/files/000838535.pdf|format=PDF|accessdate=2019-05-05}}</ref><ref>{{Cite news|title=北九州空港利用者数、3年連続過去最多 18年度178万人 貨物量も大幅増|newspaper=西日本新聞|date=2019-05-10|url=https://www.nishinippon.co.jp/item/n/508854/|accessdate=2019-05-26|archiveurl=|archivedate=|deadlinkdate=}}</ref>。このうち定期便の利用者は国内線が前年度比6.1%増の143万731人、国際線が前年度比36.9%増の33万6535人であった<ref name=":0" />。定期便以外も含めた全ての利用者数の推移は以下の通りである<ref name="transport20190701" />。 |
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{{ #invoke:Chart | bar-chart |
{{ #invoke:Chart | bar-chart |
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218行目: | 104行目: | ||
| group 1 = 1185049 : 1133327 : 1124680 : 1132092 : 1174440 : 1236119 : 1252314 : 1302546 : 1313394 : 1370656 : 1443152 |
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| group 2 = 11752 : 42733 : 60301 : 43511 : 94838 : 151210 : 7565 : 14996 : 98263 : 283491 : 350205 |
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| group names = 国内線 : 国際線 |
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| x legends = ::[[2010年|2010]]年度:::::[[2015年|2015]]年度::: |
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}} |
}} |
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北九州空港利用促進連絡会が公表している調査結果によると、北九州空港の利用目的はビジネスが50%、観光が23%、帰省等私用が23%、その他が4%である<ref name="ap">{{Cite web|和書|url=http://www.kitakyu-air.jp/pdf/airpot_pamphlet.pdf|title=北九州空港|publisher=北九州空港利用促進連絡会|accessdate=2019-07-01}}</ref>。また、住所別の東京路線における北九州空港と周辺空港の選択割合は下表の通りである<ref name="ap" />。 |
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北九州空港利用促進連絡会が公表している調査結果によると、北九州空港の利用目的はビジネスが50%、観光が23%、帰省等私用が23%、その他が4%である<ref name="ap">{{Cite web|url=http://www.kitakyu-air.jp/pdf/airpot_pamphlet.pdf|title=北九州空港|publisher=北九州空港利用促進連絡会|accessdate=2019-07-01}}</ref>。また、住所別の東京路線における北九州空港と周辺空港の選択割合は下表の通りである<ref name="ap" />。 |
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{| class="wikitable" style="text-align:center" |
{| class="wikitable" style="text-align:center" |
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|- |
|- |
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244行目: | 129行目: | ||
=== 需要予測 === |
=== 需要予測 === |
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{| class="wikitable" style="float: right; margin: 1em 0.2em; text-align: right; font-size: 80%;" |
{| class="wikitable" style="float: right; margin: 1em 0.2em; text-align: right; font-size: 80%;" |
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|+需要予測<ref name=":1">[ |
|+需要予測<ref name=":1">[https://www.mlit.go.jp/common/000143274.pdf 航空需要予測の乖離分析について] - 国土交通省</ref>と実際の利用状況(2018年度)<ref name=":0" /> |
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|- |
|- |
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! 路線 |
! colspan="2" rowspan="2" | 路線 |
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! 需要予測 |
! colspan="2" | 需要予測 |
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! 実際の利用状況 |
! colspan="2" | 実際の利用状況 |
||
|- |
|- |
||
! 人数 |
|||
! 東京/羽田 |
|||
! 便数 |
|||
| 122万6千人(9) || 134万3138人(16) |
|||
! 人数 |
|||
! 便数 |
|||
|- |
|||
! rowspan="9" | 国内線 || 東京/羽田 |
|||
| 122万6千人 || 9 || 134万3138人 || 16 |
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|- |
|- |
||
! 那覇 |
! 那覇 |
||
| 37万2千人 |
| 37万2千人 || 4 || 6万4450人 || 1 |
||
|- |
|- |
||
! 名古屋/中部 |
! 名古屋/中部 |
||
| 30万9千人 |
| 30万9千人 || 4 || colspan="2" | 未就航 |
||
|- |
|- |
||
! 鹿児島 |
! 鹿児島 |
||
| 23万6千人 |
| 23万6千人 || 4 || colspan="2" | 未就航 |
||
|- |
|- |
||
! 大阪/関西 |
! 大阪/関西 |
||
| 20万5千人 |
| 20万5千人 || 3 || colspan="2" | 未就航 |
||
|- |
|- |
||
! 札幌/新千歳 |
! 札幌/新千歳 |
||
| 19万7千人 |
| 19万7千人 || 3 || colspan="2" | 未就航 |
||
|- |
|- |
||
! 大阪/伊丹 |
! 大阪/伊丹 |
||
| 19万6千人 |
| 19万6千人 || 3 || colspan="2" | 未就航 |
||
|- |
|- |
||
! 宮崎 |
! 宮崎 |
||
| 9万2千人 |
| 9万2千人 || 2 || colspan="2" | 未就航 |
||
|- |
|- |
||
! 名古屋/小牧 |
! 名古屋/小牧 |
||
| 予測なし || 2万2985人 |
| colspan="2" | 予測なし || 2万2985人 || 1 |
||
|- |
|- |
||
! ソウル/仁川 |
! rowspan="6" | 国際線 || ソウル/仁川 |
||
| 予測なし || 15万7740人 |
| colspan="2" | 予測なし || 15万7740人 || 2 |
||
|- |
|- |
||
! 釜山 |
! 釜山 |
||
| 予測なし || 8万3701人 |
| colspan="2" | 予測なし || 8万3701人 || 1 |
||
|- |
|- |
||
! 務安 |
! 務安 |
||
| 予測なし || 4万763人 |
| colspan="2" | 予測なし || 4万763人 || 週3 |
||
|- |
|- |
||
! 台北/桃園 |
! 台北/桃園 |
||
| 予測なし || 2万8021人 |
| colspan="2" | 予測なし || 2万8021人 || 1 |
||
|- |
|- |
||
! 大連 |
! 大連 |
||
| 予測なし || 1万8802人 |
| colspan="2" | 予測なし || 1万8802人 || 週2 |
||
|- |
|- |
||
! 襄陽 |
! 襄陽 |
||
| 予測なし || 7568人 |
| colspan="2" | 予測なし || 7568人 || 週3 |
||
|- |
|- |
||
|} |
|} |
||
303行目: | 193行目: | ||
国土交通省では、2011年(平成23年)4月に予測と実績の乖離要因について路線毎の分析結果を公表した<ref name=":1" />。予測に反し実際には就航しなかった路線について、大阪・鹿児島路線は競合する区間の新幹線の便数が予測より増加し、運賃が低下したこと、宮崎路線は運賃が安い長距離バスが多数運行され、自動車・バスの分担率が上昇したこと、新千歳路線は航空会社が直行便を減らし羽田乗継便に集約する傾向があること等を要因とした<ref name=":1" />。就航後に路線廃止となった中部、那覇路線については、予測に対して実際に就航した便数が少なく、利便性の低さ等により実績が予測を下回ったとした<ref name=":1" />。なお、那覇路線については2017年(平成29年)から季節定期便として再就航し2019年(平成31年)から通年運航している<ref name=":0" /><ref>{{Cite news|url=https://www.nikkei.com/article/DGXMZO40085440W9A110C1LX0000/|title=スターフライヤー、北九州-那覇を通年運航 複数便も|date=2019-01-17|newspaper=日本経済新聞 電子版|publisher=日本経済新聞社|accessdate=2019-07-01}}</ref>。 |
国土交通省では、2011年(平成23年)4月に予測と実績の乖離要因について路線毎の分析結果を公表した<ref name=":1" />。予測に反し実際には就航しなかった路線について、大阪・鹿児島路線は競合する区間の新幹線の便数が予測より増加し、運賃が低下したこと、宮崎路線は運賃が安い長距離バスが多数運行され、自動車・バスの分担率が上昇したこと、新千歳路線は航空会社が直行便を減らし羽田乗継便に集約する傾向があること等を要因とした<ref name=":1" />。就航後に路線廃止となった中部、那覇路線については、予測に対して実際に就航した便数が少なく、利便性の低さ等により実績が予測を下回ったとした<ref name=":1" />。なお、那覇路線については2017年(平成29年)から季節定期便として再就航し2019年(平成31年)から通年運航している<ref name=":0" /><ref>{{Cite news|url=https://www.nikkei.com/article/DGXMZO40085440W9A110C1LX0000/|title=スターフライヤー、北九州-那覇を通年運航 複数便も|date=2019-01-17|newspaper=日本経済新聞 電子版|publisher=日本経済新聞社|accessdate=2019-07-01}}</ref>。 |
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{{-}} |
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== 歴史 == |
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=== 建設の経緯 === |
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{{See also|北九州空港 (初代)}} |
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(旧)北九州空港は、[[太平洋戦争]]のさなかに[[大日本帝国陸軍]]の飛行場として建設されたという経緯もあり、[[滑走路]]が大型[[ジェット機]]の離着陸のできない1,600mと短い上、滑走路の延長を行おうにも三方を山に、もう一方を[[曽根干潟]]に囲まれていることもあって拡張が困難な状況にあった。また、地形上[[霧]]の発生が多く、欠航率が25%と高かった。このような問題を解消すべく、北九州市が1971年に(旧)北九州空港の代替としての新空港の建設を国に要望。1981年に第4次空港整備において新規事業採択され、1994年に新北九州空港として政令指定を受け、新空港の建設が行われた。 |
|||
空港整備の事業スキームとしては、運輸省港湾局が[[周防灘]]の沖合3kmの位置に[[関門航路]]の[[浚渫]]土砂の処分施設として[[新門司]]沖土砂処分場・[[苅田沖土砂処分場]]を建設し、同省航空局がこれを流用して全長4,125m、全幅900m、面積373[[ヘクタール|ha]]の空港島を建設し、大型機の離着陸可能な2,500mの滑走路を持つ海上空港を建設することになった。前述の通り空港島の護岸築造や埋め立て土砂投入費用は[[関門港]]の港湾整備事業(事業費1500億円)として行われたこともあり、滑走路など空港本体の建設費は1042億円と、[[関西国際空港]](1兆5461億円:第一期事業)、[[中部国際空港]](7680億円)など他の完全埋め立てによる海上空港と比較して割安に建設された<ref>{{Cite report|url=https://www.kitakyu-u.ac.jp/iurps/pdf/46_4.pdf|format=PDF|author=吉田潔、吉村英俊|title=新北九州空港におけるビジネス旅客の動向と利用促進の方向性|publisher=[[北九州市立大学]]北九州産業社会研究所|pages=52-78|year=2005|accessdate=2014-02-12}}</ref>。 |
|||
この計画策定において、1990年、[[防衛省|防衛庁]](当時)が「[[海上自衛隊]][[小月航空基地]]の空域と近接し、運用に支障が出るため滑走路方位はその影響が少ない東西方向とすべきである」と主張、南北方向の滑走路建設計画に反対を表明した(空域問題)。このため、北九州市長の[[末吉興一]]の仲介の元で当時の[[運輸省]]と防衛庁の間で調整が行われ、「完成後の運用空域に制限を設ける」ことが条件として付加されて政治決着が図られ、南北方向の滑走路での建設が決まった<ref>{{Cite web|和書|url=http://www.mainichi-kitakyu50.jp/%E7%A9%BA%E5%9F%9F%E8%AA%BF%E6%95%B4%E3%81%AB%E5%B8%82%E9%95%B7%E5%A5%94%E8%B5%B0/|title=空域調整に市長奔走|work=北九州市市制50周年記念事業|publisher=[[毎日新聞西部本社]]|date=2012-04-25|accessdate=2014-02-12}}</ref>。 |
|||
=== 年表 === |
|||
* [[1974年]]([[昭和]]49年) - 港湾審議会において苅田沖土砂処分場計画が決定。 |
|||
* [[1977年]](昭和52年) - 埋立第1期工事に着手。 |
|||
* [[1992年]](平成4年) - 新空港建設に関する空域問題が築城管制圏への進入不可等の条件付で決着。 |
|||
* [[1994年]](平成6年) - 空港本体工事に着手。 |
|||
*[[2006年]](平成18年)[[3月16日]] - 開港<ref name="mainichi-np-2014-3-11" />。[[ジェイエア]]([[日本航空]])が、[[名古屋飛行場|名古屋]]便を就航<ref>石田宗久 (2015年1月6日). “FDA:北九州−名古屋、就航へ 3月から1日2往復”. 毎日新聞 (毎日新聞社)</ref>。 |
|||
*[[2007年]](平成19年)10月1日 - 航空管制官を配置し、24時間の飛行場管制業務が開始<ref name=":2" />。 |
|||
*[[2008年]](平成20年)3月13日 - [[航空自衛隊]][[築城基地]]が担当する管制空域(築城進入管制区)が拡大され、当空港と[[山口宇部空港]]において[[ターミナルレーダー管制]]を導入<ref name=":3" /><ref name=":4" />。 |
|||
* [[2008年]](平成20年)[[6月18日]] - 北九州空港へ改称。空港法改正により、4条1項5号に該当する空港として政令で定める空港に区分される。 |
|||
* [[2009年]](平成21年)[[3月20日]] - [[チェジュ航空]]が、[[仁川国際空港|ソウル/仁川]]便を就航<ref name="weekly-economy-2009-7-7">“8月からソウル便を週1往復増便 北九州空港 夏需要に対応し週4便に”. 週刊経済 2009年7月7日発行 No.1111 (地域経済センター) (2009年7月7日).</ref><ref name="weekly-economy-2009-3-24">“ソウル定期路線を開設 北九州空港 済州航空が週3往復”. 週刊経済 2009年3月24日発行 No.1097 (地域経済センター) (2009年3月24日).</ref>。 |
|||
* [[2012年]](平成24年)[[4月22日]] - チェジュ航空、ソウル/仁川便を運休<ref>{{Cite news|url=https://www.nikkei.com/article/DGXNASJC1601F_W2A110C1LX0000/|title=韓国の済州航空、北九州―仁川便を4月22日から運休|newspaper=日本経済新聞|publisher=日本経済新聞社|date=2012-1-7|accessdate=2019-7-9}}</ref>。 |
|||
* [[2013年]](平成25年) |
|||
** [[4月1日]] - 福岡航空測候所北九州空港出張所閉鎖。 |
|||
** [[5月11日]] - 貨物便の[[日本貨物航空]]が、ソウル/仁川発 当空港経由 [[成田国際空港|東京/成田]]行き便を就航開始。九州地方に所在する空港では唯一の大型貨物機の発着地となった<ref>[「NCA、S13より北九州空港(KKJ)への寄航を定期化」日本貨物航空 2013年2月18日]</ref>。 |
|||
* [[2014年]](平成26年) |
|||
**4月1日 - 飛行場管制の運用時間が縮小され、交通量が少ない深夜・早朝は福岡FSCによるリモート管制となる。 |
|||
**[[11月16日]] - 開港以来初めての航空事故発生。法人所有の[[軽飛行機]]ムーニーM20Kが着陸時に滑走路を逸脱、滑走路東側の高さ2メートルの護岸に衝突した<ref>{{cite news|url=https://flyteam.jp/news/amp/58014|title=2014年発生の北九州空港ムーニー滑走路逸脱事故で報告書|publisher=クロゴ|accessdate=2024/06/09}}</ref>。機体は大破し、乗員の男性2人は重傷を負った。この事故により約3時間滑走路が閉鎖され、スターフライヤーと日本航空の合計13便が欠航した。 |
|||
* [[2015年]](平成27年) |
|||
** [[3月8日]] - 日本貨物航空が[[台湾桃園国際空港]]発 当空港経由 [[成田国際空港|成田]]行の便をB747-8型機に変更。 |
|||
** [[3月29日]] - [[フジドリームエアラインズ|FDA]]が名古屋/[[名古屋飛行場|小牧]]-北九州線を運航開始<ref name="mainichi-np-2015-3-30">浅野翔太郎(2015年3月30日). “FDA:名古屋定期便、金色の一番機到着 北九州空港”. [[毎日新聞]] (毎日新聞社)</ref><ref name="yomiuri-np-2015-3-30">“FDA 北九州―名古屋線が就航”. [[読売新聞]](読売新聞社). (2015年3月30日)</ref>。 |
|||
* [[2016年]](平成28年) |
|||
** [[10月30日]] - [[天津航空]]が[[大連周水子国際空港|大連]]便を就航<ref>[http://www.nishinippon.co.jp/nnp/f_kitakyushu_keichiku/article/274583 北九州―大連線、10月末就航 天津航空、週2往復 [福岡県] 西日本新聞 2016年9月14日11時40分]</ref>。 |
|||
** [[12月1日]] - [[ジンエアー]]が[[金海国際空港|釜山]]便を就航<ref>[http://qbiz.jp/article/93356/1 「韓国LCCが北九州就航 10月釜山便、12月ソウル便」] 西日本新聞 2016年9月2日</ref><ref>[http://www.kitakyu-air.jp/news_detail.html?id=272 ジンエアー国際定期便就航日変更] (北九州空港公式サイト)(2016年9月27日)</ref>。 |
|||
** [[12月13日]] - ジンエアーが[[仁川国際空港|ソウル/仁川]]便を就航。 |
|||
* [[2017年]](平成29年) |
|||
** [[7月4日]] - 同年10月10日までの期間限定でスターフライヤーが那覇空港便を就航<ref>[https://www.starflyer.jp/fare/special/2017naha01/ 「北九州⇄那覇(沖縄)線 夏季限定 新規就航」スターフライヤー公式サイト 2017年2月28日]</ref>。 |
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** [[10月12日]] - 天津航空が大連便を運休<ref name="nikkei20171013">{{Cite news|url=http://www.nikkei.com/article/DGKKZO2219794012102017LX0000/|title=北九州―大連線 天津航空が運休 最長で来年3月まで|newspaper=日本経済新聞|publisher=日本経済新聞社|date=2017-10-13|accessdate=2017-10-17}}</ref>。機材繰りやスケジュール調整が原因としている<ref name="nikkei20171013" />。 |
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* [[2018年]](平成30年) |
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** [[2月12日]] - 天津航空が大連便を再開<ref name="tt">http://www.kitakyu-air.jp/boarding/month_long_timetable.html</ref>。(2019年7月現在運休中) |
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** [[4月16日]] - ジンエアーのソウル/仁川便を1日1便から1日2便へ増便<ref>{{Cite news|url=http://flyteam.jp/news/article/91861|title=ジンエアー、北九州/仁川線を4月中旬から増便 スケジュールも変更 |newspaper=FlyTeam|publisher=FlyTeam|date=2018-03-16|accessdate=2018-03-16}}</ref>。 |
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** [[10月28日]] - スターフライヤーが[[台湾桃園国際空港|台北/桃園]]便を就航<ref>{{Cite news|url=http://flyteam.jp/news/article/101773|title=スターフライヤー、国際線に再参入 北九州で就航セレモニーを開催|newspaper=FlyTeam|publisher=FlyTeam|date=2018-10-29|accessdate=2018-10-30}}</ref>。 |
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* [[2019年]](平成31年・令和元年) |
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** [[3月31日]] - FDAが[[静岡空港|静岡]]便を就航。名古屋/小牧便は運休。 |
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** [[6月5日]] - エアプサンが[[大邱国際空港|大邱]]便を就航。 |
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* [[2020年]](令和2年) |
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**[[4月1日]] - 空港島内に[[海上保安庁]]の[[第七管区海上保安本部]]福岡航空基地を移転・改称し、北九州航空基地を設置{{Refnest|group="注"|当初は2019年度(令和元年度)末までの移転を予定していた<ref>{{Cite news|title=海保福岡航空基地、北九州空港に移転へ|date=2018-08-29|url=https://www.nishinippon.co.jp/item/n/445173/|accessdate=2020-01-24|newspaper=西日本新聞|publisher=西日本新聞社}}</ref>が、入札不調などから着工がずれ込んだ<ref name="nishinippon20190831">{{Cite news|title=7管航空基地移転遅れも 入札不調、着工ずれ込む|date=2019-08-31|newspaper=西日本新聞|url=https://www.nishinippon.co.jp/item/n/539393/|accessdate=2020-01-24}}</ref>。海上保安庁は、2019年(令和元年)8月時点で西日本新聞の取材に対し2020年(令和2年)2月頃の完成を目指すと回答していた<ref name="nishinippon20190831" />が、2020年(令和2年)1月に同庁が公表した令和2年度予算概要においては、北九州航空基地について「令和2年度中設置予定」とされている<ref>{{Cite press release|和書|title=令和2年度 海上保安庁関係予算概要|date=2020-01-21|url=https://www.mlit.go.jp/page/content/001324446.pdf|accessdate=2020-01-24|publisher=海上保安庁}}</ref>。}}。 |
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*[[2022年]](令和4年) |
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**[[12月22日]] - 世界最大級の輸送会社「[[UPS航空|UPS]]」が本空港に国際貨物の定期便を、翌[[2023年]]2月より就航させることを発表。[[UPS]]が九州地方へ定期便を就航させるのは北九州空港が初。 |
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*[[2023年]](令和5年) |
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**[[5月8日]] - ジンエアーがソウル/仁川便を週4往復で運航再開<ref>{{Cite web|和書|url=https://mainichi.jp/articles/20230509/ddl/k40/040/279000c |title=新型コロナ5類移行 3年ぶり空路再開 北九州-ソウル国際定期便「世界に羽ばたくルートに」 |access-date=2023-05-11 |publisher=毎日新聞}}</ref>。 |
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**[[5月24日]] - [[ハイエア]]が務安便(韓国からのチャーター便)を週5往復運航(8月末までの予定)<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.pref.fukuoka.lg.jp/press-release/kitakyusyu-hiair-syuukou.html|title=国際線初就航!ハイエア 北九州-務安(ムアン)線チャーター便運航について|accessdate=2023-07-27|date=2023-05-22|publisher=福岡県}}</ref>。 |
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== 施設 == |
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=== 旅客ターミナルビル === |
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{{基礎情報 会社 |
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| 社名 = 北九州エアターミナル株式会社 |
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| 英文社名 = Kitakyushu Air Terminal Co.,Ltd. |
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| ロゴ = |
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| 画像 = |
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| 画像説明 = |
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| 種類 = |
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| 機関設計 = |
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| 市場情報 = 非上場 |
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| 略称 = |
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| 国籍 = {{JPN}} |
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| 本社郵便番号 = 800-0306 |
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| 本社所在地 = 北九州市小倉南区空港北町6番 |
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| 本社緯度度 = |
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| 本社緯度分 = |
|||
| 本社緯度秒 = |
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| 本社N(北緯)及びS(南緯) = |
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| 本社経度度 = |
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| 本社経度分 = |
|||
| 本社経度秒 = |
|||
| 本社E(東経)及びW(西経) = |
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| 本社地図国コード = |
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| 本店郵便番号 = |
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| 本店所在地 = |
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| 本店緯度度 = |
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| 本店緯度分 = |
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| 本店緯度秒 = |
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| 本店N(北緯)及びS(南緯) = |
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| 本店経度度 = |
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| 本店経度分 = |
|||
| 本店経度秒 = |
|||
| 本店E(東経)及びW(西経) = |
|||
| 本店地図国コード = |
|||
| 設立 = 1989年(平成元年)5月1日 |
|||
| 業種 = |
|||
| 法人番号 = 5290801000669 |
|||
| 統一金融機関コード = |
|||
| SWIFTコード = |
|||
| 事業内容 = 貸室業及び空港利用施設の賃貸業<br />広告、宣伝並びに広告代理業 |
|||
| 代表者 = 代表取締役社長 西田幸生<ref>[https://mainichi.jp/articles/20180626/ddp/008/020/024000c]</ref> |
|||
| 資本金 = 35億2400万円 |
|||
| 発行済株式総数 = 7万0480株 |
|||
|売上高 = 10億8,900万円<br>(2024年3月期)<ref name="fy2024">[https://catr.jp/companies/79bde/28943/settlements/80f4a/372335 北九州エアターミナル株式会社 第35期決算公告]</ref> |
|||
|営業利益 = 1億5,200万円<br>(2024年3月期)<ref name="fy2024" /> |
|||
|経常利益 = 1億7,500万円<br>(2024年3月期)<ref name="fy2024" /> |
|||
|純利益 = 1億5,300万円<br>(2024年3月期)<ref name="fy2024" /> |
|||
|純資産 = 45億4,400万円<br>(2024年3月期)<ref name="fy2024" /> |
|||
|総資産 = 55億2,600万円<br>(2024年3月期)<ref name="fy2024" /> |
|||
| 従業員数 = 15名 |
|||
| 支店舗数 = |
|||
| 決算期 = 3月 |
|||
| 会計監査人 = 公認会計士北部九州監査団 |
|||
| 所有者 = |
|||
| 主要株主 = 福岡県 30.44%<br />北九州市 30.44% |
|||
| 主要部門 = |
|||
| 主要子会社 = |
|||
| 関係する人物 = |
|||
| 外部リンク = https://www.kitakyu-air.jp/rev-inquiry/rev-profile.html |
|||
| 特記事項 = *経営指標は2023年(令和5年)3月期<ref name="fy" />。 |
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}} |
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[[ファイル:Izutsuya KitakyushuAirport Shop.JPG|thumb|井筒屋北九州空港店]] |
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[[File:Cardloungehimawari1.jpg|thumb|right|150px|保安検査場内にあるカードラウンジ「ひまわり」]] |
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旅客ターミナルビルは、福岡県や北九州市など地元自治体や民間企業が出資する第三セクター「北九州エアターミナル」が運営している<ref name="mainichi-np-2014-3-11" />。ビル内の商業施設エリアには[[井筒屋]]が北九州空港店を出店している<ref name="mainichi-np-2014-12-10">“井筒屋でもニモカ”. [[毎日新聞]] (毎日新聞社). (2014年12月10日)</ref>。 |
|||
総合観光案内所には北九州市にゆかりのある[[松本零士]]にちなんで、空港カウンター・ロビーなどで[[メーテル]]が出迎えている。 |
|||
2006年4月より、当港を発着する便の[[航空券]]に旅客施設使用料として100円が上乗せされている。 |
|||
=== その他の施設(空港島内) === |
|||
==== 航空関連民間事業所 ==== |
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* ANA Cargo(国内貨物ターミナルビル内) |
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*[[エス・ジー・シー佐賀航空]]北九州営業所・格納庫 |
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* 共立航空撮影株式会社北九州営業所 |
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* 北九州エアターミナル |
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** 貨物ターミナルビル |
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** 航空会社事務所棟(スターフライヤー本社社屋) |
|||
** 国際貨物上屋 |
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* [[空港施設 (企業)|空港施設]] |
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** 飛行整備用格納庫 - [[三菱重工業]]北九州飛行整備格納庫として建設されたが、飛行訓練拠点としての使用目的であった[[Mitsubishi SpaceJet]](MSJ、旧MRJ)の開発中止に伴い、海上保安庁の格納庫および研修執務室に転用され同庁が[[随意契約]]にて賃借している<ref name="nishi231228">{{Cite news|url=https://www.nishinippon.co.jp/item/n/1162143/|title=北九州空港の旧MRJ格納庫、海保無人機拠点に 25年度から賃貸使用へ|newspaper=西日本新聞|publisher=西日本新聞社|date=2023-12-28|accessdate=2023-12-28}}</ref><ref name="kaihor4">{{Cite web|url=https://www.kaiho.mlit.go.jp/07kanku/keiyaku/kekka/R4/zuikei/kekka/e-1%20kekaka%20.htm|title=令和4年度 北九州航空格納庫賃貸借 契約結果書|publisher=海上保安庁|date=2022-04-01|accessdate=2023-12-28}}</ref>。 |
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** 北九州空港トレーニングセンター(SFJトレーニングセンター) |
|||
* 國際航空給油株式会社北九州空港事業所 |
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* [[JALカーゴ]]貨物上屋 |
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* スターフライヤー格納庫(SFJメンテナンスセンター) |
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* [[タカギ]]格納庫 |
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* [[毎日新聞西部本社]]編集局航空部空港事務所 |
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==== 行政機関・公共施設 ==== |
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* [[財務省 (日本)|財務省]] |
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** [[門司税関]]北九州空港出張所 |
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* [[北九州市消防局]]警防部[[消防航空隊]] |
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* 国土交通省 |
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** [[大阪航空局]]北九州空港事務所 |
|||
** [[九州地方整備局]]北九州港湾・空港整備事務所空港北町出張所 |
|||
** [[海上保安庁]][[第七管区海上保安本部]]北九州航空基地 |
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** [[海上保安学校]]宮城分校北九州航空研修センター |
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*[[福岡県警察]][[小倉南警察署]]北九州空港警備派出所 |
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==== その他民間事業所 ==== |
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* [[オリックスレンタカー]]北九州空港店 |
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* [[東横イン]]北九州空港 |
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* [[トヨタレンタカー]]北九州空港店 |
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* [[ニッポンレンタカー]]北九州空港営業所 |
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{{Gallery |
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|File:Kitakyusyu air.jpg|旅客ターミナルビルの外観 |
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|File:Kitakyushu Airport Ashiyu.JPG|旅客ターミナルビル展望デッキの足湯 |
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|File:Kitakyushu Airport (北九州空港) - panoramio.jpg|旅客ターミナルビル正面玄関 |
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|File:Cardloungehimawari2.jpg|LOUNGEひまわり内景 |
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|File:Cardloungehimawari3.jpg|LOUNGEひまわり内景 |
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|File:Kitakyushu Airport International Arrival Gate.jpg|旅客ターミナルビル内国際線到着口 |
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|File:STAR FLYER Honsya.JPG|スターフライヤー ANNEX棟}} |
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== 拠点・焦点都市としている航空会社 == |
== 拠点・焦点都市としている航空会社 == |
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312行目: | 368行目: | ||
=== 国内線 === |
=== 国内線 === |
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{{空港就航地 |
{{空港就航地 |
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| '''[[日本航空]] (JAL)'''|[[東京国際空港]] |
| '''[[日本航空]] (JAL)'''|[[東京国際空港]]<ref name="mainichi-np-2014-4-4" /> |
||
| '''[[スターフライヤー]] (SFJ)'''・[[全日本空輸]] '''(ANA)'''(東京国際空港便の一部便<ref>北九州発始発便、北九州着最終便はSFJの単独運航</ref>を除く)|東京国際空港、[[那覇空港]]<ref name="mainichi-np-2014-4-4" /> |
| '''[[スターフライヤー]] (SFJ)'''・[[全日本空輸]] '''(ANA)'''(東京国際空港便の一部便<ref>北九州発始発便、北九州着最終便はSFJの単独運航</ref>を除く)|東京国際空港、[[那覇空港]](季節運航)<ref name="mainichi-np-2014-4-4" /> |
||
| ''' [[フジドリームエアラインズ]] (FDA)'''・[[日本航空]] '''(JAL) '''|[[静岡空港]] |
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}} |
}} |
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''' 航空会社が撤退または運休中の定期就航路線''' |
''' 航空会社が撤退または運休中の定期就航路線'''<ref>{{Cite journal|author=内田晃|year=2016|title=下関市内からの北九州空港利用実態と利用促進に向けた課題-下関市内立地企業に対するアンケート調査結果から-|journal=関門地域研究|volume=Vol.25}}</ref> |
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* [[ス |
* [[日本トランスオーシャン航空]] (JTA) |
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** 那覇空港 |
** 那覇空港:2006年3月 - 2010年5月 |
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* |
* [[ジェイエア]] (JAR) |
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** [[名古屋飛行場]]( |
** [[名古屋飛行場]](小牧空港):2006年3月 - 2007年4月 |
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* [[スカイマーク]] (SKY) |
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** 東京国際空港:2010年8月10日 - 2012年9月30日 |
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** 那覇空港:2010年8月10日 - 2010年10月31日 |
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* [[フジドリームエアラインズ]] (FDA) |
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** 名古屋飛行場(小牧空港):[[2015年]][[3月29日]] - [[2019年]][[3月30日]]<ref name="mainichi-np-2015-3-30" /><ref name="yomiuri-np-2015-3-30" /> |
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** [[静岡空港]]:[[2019年]][[3月31日]] - [[2021年]][[3月27日]] |
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{| class="wikitable" style="white-space:nowrap" |
{| class="wikitable" style="white-space:nowrap" |
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|+ (北九州空港発)2022年度就航路線別旅客数/順位 |
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|+ (北九州空港発)就航路線別旅客数/順位(2017年・暦年)<ref>{{Cite press release |title=平成27年度航空輸送統計(暦年)の概況について |publisher=国土交通省総合政策局 |date=2018-03-08 |url=http://www.mlit.go.jp/common/001224357.pdf |format=PDF |accessdate=2018-03-16 }}上位50位までを記載</ref> |
|||
<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001616890.pdf |title=航空輸送統計年報の概要 令和 4 年度(2022 年度)分 |access-date=2023-08-27}}</ref> |
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! 行き先 !! 旅客数 !! 国内線順位 |
! 行き先 !! 旅客数 !! 国内線順位 |
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|- |
|- |
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! 東京国際空港 |
! 東京国際空港 |
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| 約82万人 || 上位27位 |
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=== 国際線 === |
=== 国際線 === |
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{{Airport-dest-list |
{{Airport-dest-list |
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|{{Flagicon|JPN}}'''[[スターフライヤー]] (7G)'''| [[ |
|{{Flagicon|JPN}}'''[[スターフライヤー]] (7G)'''| [[務安国際空港|務安]](定期チャーター便)<!--、[[台湾桃園国際空港|台北/桃園]](運休中)<ref name="traicy 20171031">[http://www.traicy.com/20171031-7Gnewroute スターフライヤー、台北線3路線を開設 マカオへのチャーター便も運航] Traicy 2017年10月31日付</ref>--> |
||
|{{Flagicon|KOR}}'''[[ジンエアー]] (LJ |
|{{Flagicon|KOR}}'''[[ジンエアー]] (LJ)'''| [[仁川国際空港|ソウル/仁川]]<ref name="flyteam 20160908">[http://flyteam.jp/news/article/68562 ジンエアー、10月末から北九州空港に乗入れ 釜山・仁川線を開設へ] FlyTeam 2016年9月8日付</ref><ref name="flyteam 20160928">[http://flyteam.jp/news/article/69413 ジンエアー、北九州/釜山線の就航日を10月末から12月1日に変更] FlyTeam 2016年9月28日付</ref> |
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<!--|{{Flagicon|CHN}}'''[[天津航空]] (GS)'''| [[大連周水子国際空港|大連]](2023年1月8日から3月29日までの季節定期便)<ref>{{Cite news|和書|title=北九州―中国・大連便、8日に定期便4年ぶり再開|url=https://www.nikkei.com/article/DGXZQOJC044K00U4A100C2000000/|newspaper=日本経済新聞|publisher=日本経済新聞社|date=2024-01-04|accessdate=2024-01-04}}</ref> |
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|{{Flagicon|KOR}}'''[[コリアエクスプレスエア]] (XE)'''| [[大韓民国|韓国]]・[[襄陽国際空港]] |
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--> |
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|{{Flagicon|KOR}}'''[[ティーウェイ航空]] (TW)'''| [[大韓民国|韓国]]・[[務安国際空港]]<ref>[https://www.traicy.com/20180912-TWkkj ティーウェイ航空、北九州〜務安線就航 片道1,980円の記念運賃も - トラベルメディア「Traicy(トライシー)」]2018-09-12閲覧</ref> |
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||}} |
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|{{Flagicon|KOR}}'''[[エアプサン]] (BX)'''| [[大韓民国|韓国]]・[[大邱国際空港]]<ref>[https://www.fnn.jp/posts/2019042600000008TNC エアプサンが北九州空港に初参入 テグ路線開設へ 6月5日から 福岡県 - FNN.jpプライムオンライン]2019-04-27閲覧</ref> |
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|{{Flagicon|CHN}}'''[[中国東方航空]] (MU)'''| [[中華人民共和国|中国]]・[[大連周水子国際空港]]([[大連市|大連]])(2019年8月17日就航予定<ref>[http://www.chinaeastern-air.co.jp/news/2019_07_23.pdf 北九州=大連線新規就航と特別運賃のご案内]中国東方航空</ref>) |
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}} |
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'''運休中の定期就航路線''' |
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*'''[[ |
*'''[[中国東方航空]] (MU)''' |
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**{{ |
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**{{KOR}}:[[金海国際空港]]<ref name="flyteam 20160908" /><ref name="flyteam 20160928"/> |
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**{{ |
**{{KOR}}:[[務安国際空港]]<ref>[https://web.archive.org/web/20180221160823/http://www.yomiuri.co.jp/kyushu/odekake/railway/20180221-OYS1T50023.html 韓国・コリアエクスプレスエア、北九州空港に定期便2路線] - 読売新聞 2018年2月21日</ref>、[[襄陽国際空港]] |
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*'''[[エアプサン]] (BX)''' |
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**{{KOR}}:[[大邱国際空港]]<ref>[https://www.fnn.jp/posts/2019042600000008TNC エアプサンが北九州空港に初参入 テグ路線開設へ 6月5日から 福岡県 - FNN.jpプライムオンライン]2019-04-27閲覧</ref> |
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*'''[[ティーウェイ航空]] (TW)''' |
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**{{KOR}}:[[務安国際空港]]<ref>[https://www.traicy.com/20180912-TWkkj ティーウェイ航空、北九州〜務安線就航 片道1,980円の記念運賃も - トラベルメディア「Traicy(トライシー)」]2018-09-12閲覧</ref> |
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==== 就航都市 ==== |
==== 就航都市 ==== |
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* 東アジア |
* 東アジア |
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**{{TWN}}:[[台湾桃園国際空港|台北/桃園]] |
**{{TWN}}:[[台湾桃園国際空港|台北/桃園]](運休中) |
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**{{KOR}}:[[仁川国際空港|ソウル/仁川 |
**{{KOR}}:[[仁川国際空港|ソウル/仁川]] |
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**{{CHN}}:[[大連周水子国際空港|大連]](運休中) |
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==== 就航実績のある航空会社 ==== |
==== 就航実績のある航空会社 ==== |
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* ''' |
* '''[[スターフライヤー]] (7G)''' |
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** {{KOR}}・金海国際空港(釜山) |
** {{KOR}}・金海国際空港(釜山) |
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* '''[[チェジュ航空]] (7C) |
* '''[[チェジュ航空]] (7C)''' |
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** {{KOR}}・仁川国際空港(ソウル) |
** {{KOR}}・仁川国際空港(ソウル) |
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* '''[[ |
* '''[[ハイエア]] (4H)''' |
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** {{KOR}} |
** {{KOR}}・務安国際空港(務安、チャーター便のみ) |
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* '''[[中国南方航空]] (CZ) |
* '''[[中国南方航空]] (CZ)''' |
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**{{CHN}}・[[広州白雲国際空港]]([[広州市|広州]])([[上海浦東国際空港]]([[上海市|上海]])経由)、上海浦東国際空港(上海) |
**{{CHN}}・[[広州白雲国際空港]]([[広州市|広州]])([[上海浦東国際空港]]([[上海市|上海]])経由)、上海浦東国際空港(上海) |
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* '''[[ウラジオストク航空]] (XF) |
* '''[[ウラジオストク航空]] (XF)''' |
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** {{Flagicon|RUS}}[[ロシア]]・[[ウラジオストク空港]]([[ウラジオストク]]、2006年夏期限定)<ref>[http://www.travelvision.jp/news/detail.php?id=25515 ウラジオストク航空、北九州空港で就航の記念式典を開催 トラベルビジョン 2006年8月22日] 2019-05-04閲覧</ref> |
** {{Flagicon|RUS}}[[ロシア]]・[[ウラジオストク空港]]([[ウラジオストク]]、2006年夏期限定)<ref>[http://www.travelvision.jp/news/detail.php?id=25515 ウラジオストク航空、北九州空港で就航の記念式典を開催 トラベルビジョン 2006年8月22日] 2019-05-04閲覧</ref> |
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=== 貨物便 === |
=== 貨物便 === |
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[[大韓航空]]が2019年11月30日から[[仁川国際空港|ソウル/仁川]]行きの国際貨物定期便を就航する予定<ref name="nikkei20191107">{{Cite news|url=https://www.nikkei.com/article/DGKKZO51872480W9A101C1LX0000/|title=大韓航空貨物便、北九州を経由|date=2019-11-07|newspaper=日本経済新聞|publisher=日本経済新聞社|accessdate=2019-11-08}}</ref>。[[福岡空港]]発着の旅客便の機材小型化で不足している貨物スペースの代替や九州から韓国への半導体輸出など新たな需要を見込むもので、[[ロサンゼルス国際空港]]からソウル/仁川へ運航する定期便の一部を北九州経由とする<ref name="nikkei20191107" />。 |
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[[ANA Cargo]]が2018年6月から那覇空港経由の国際貨物定期便を就航している<ref name="fk">[http://www.pref.fukuoka.lg.jp/press-release/cargo20180118.html ANA Cargoによる北九州空港への貨物定期便就航について~ 関空-北九州-那覇線 週5便就航決定 ~] - 福岡県空港対策局空港整備課 2018年1月18日</ref>。貨物専用機による定期便は九州地方の空港で唯一であり、同社の「沖縄貨物ハブ」を経由してソウル、台北、シンガポール、上海、香港、バンコクへの輸送ルートを形成する<ref name="fk" />。 |
|||
このほか、生体馬や大型貨物の輸出入のためチャーター便、臨時寄港便などによる大型貨物機が就航している。 |
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就航当初は関西国際空港を出発し北九州空港経由で那覇へ向かうルートにて運航していたが、2018年10月28日から成田国際空港発に変更<ref>[https://www.logi-today.com/324041 ANA沖縄貨物ハブ再編、新設・増便4路線、減便・運休11路線] 2018-11-14閲覧。</ref>。成田から北九州の区間を活用する形で福岡空港止めの輸入貨物の取扱も開始した(北九州空港から福岡空港までは陸送)<ref>[http://www.anacargo.jp/ja/news/int/info/post-75.html 成田発北九州行きフレーターでの福岡空港止め輸入貨物取り扱い開始について|ANA Cargo] 2018-11-14閲覧。</ref>。 |
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かつては[[ギャラクシーエアラインズ]]による東京/羽田線・大阪/関西線、[[揚子江快運航空]]による上海線、[[日本貨物航空]]による東京/成田線、[[全日本空輸]]による成田もしくは関西/北九州/那覇線などが定期便として就航していたが、廃止・運休に至っている。 |
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このほか、生体馬や大型貨物の輸出入のためチャーター便、臨時寄港便などによる大型貨物機が就航している。 |
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==== 貨物定期便を就航している航空会社 ==== |
==== 貨物定期便を就航している航空会社 ==== |
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* ''' [[ |
* ''' [[大韓航空]] (KE) ''' |
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** {{KOR}}・[[仁川国際空港]]<br />{{USA}}・[[ロサンゼルス国際空港]]<ref name="nikkei20191107" />。 |
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** {{JPN}}・[[那覇空港]](日本) |
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* '''[[UPS航空]] (5X)''' |
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** {{JPN}}・[[関西国際空港]] <br />{{CHN}}・[[深圳宝安国際空港]](関西国際空港経由)<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.jetro.go.jp/biznews/2022/12/e236c0b7e86f1177.html|title=米UPS、北九州空港に貨物定期便を新規就航、中国・深セン~関空~北九州に週5便|publisher=日本貿易振興機構|date=2022-12-26|accessdate=2022-12-28}}</ref> |
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*'''[[スプリング・ジャパン]](IJ)''' {{Refnest|group="注"|[[ヤマト運輸]]から受託運航}} |
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** {{JPN}}・[[成田国際空港]]、[[那覇空港]] |
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==== 貨物便の就航実績のある航空会社 ==== |
==== 貨物便の就航実績のある航空会社 ==== |
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{{出典の明記|date=2018年2月|section=1}} |
{{出典の明記|date=2018年2月|section=1}} |
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[[File:NCA KKJ01.JPG|thumb|北九州空港に駐機している日本貨物航空B747-400F]] |
[[File:NCA KKJ01.JPG|thumb|北九州空港に駐機している日本貨物航空B747-400F]] |
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*'''[[全日本空輸]](NH)''' |
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** {{JPN}}・[[成田国際空港|成田]]/北九州/[[那覇空港|那覇]](沖縄貨物ハブ活用便であったがCOVID19流行による外国人乗務員検疫強化により休止) |
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* ''' [[日本貨物航空]] (KZ) ''' |
* ''' [[日本貨物航空]] (KZ) ''' |
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** {{JPN}}・成田国際空港(日本)(台湾・桃園国際空港からの経由便) |
** {{JPN}}・成田国際空港(日本)(台湾・桃園国際空港からの経由便) |
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** {{JPN}}・[[東京国際空港]]([[日本]]) |
** {{JPN}}・[[東京国際空港]]([[日本]]) |
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** {{JPN}}・[[関西国際空港]](日本) |
** {{JPN}}・[[関西国際空港]](日本) |
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* ''' [[ヴォルガ・ドニエプル航空]] (VI) ''' |
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** {{RUS}}・[[シェレメーチエヴォ国際空港]] ([[ロシア]]) |
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* ''' {{仮リンク|アントノフ航空|en|Antonov Airlines}}(ADB) ''' |
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** {{UKR}}・[[ホストーメリ空港]]([[ウクライナ]]) |
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* ''' [[ルフトハンザ・カーゴ]] (LH) ''' |
* ''' [[ルフトハンザ・カーゴ]] (LH) ''' |
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** {{GER}}・[[フランクフルト空港]]([[ドイツ]]) |
** {{GER}}・[[フランクフルト空港]]([[ドイツ]]) |
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* ''' {{仮リンク|アントノフ航空|en|Antonov Airlines}}(ADB) ''' |
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** {{UKR}}・[[ホストーメリ空港]]([[ウクライナ]]) |
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* ''' [[上海国際貨運航空]] (F4) ''' |
* ''' [[上海国際貨運航空]] (F4) ''' |
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** {{CHN}}・[[上海浦東国際空港]]([[中華人民共和国|中国]]) |
** {{CHN}}・[[上海浦東国際空港]]([[中華人民共和国|中国]]) |
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* ''' [[大韓航空]] (KE) ''' |
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** {{KOR}}・[[仁川国際空港]]([[大韓民国|韓国]]) |
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* ''' [[揚子江快運航空]] (Y8) ''' |
* ''' [[揚子江快運航空]] (Y8) ''' |
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** {{CHN}}・上海浦東国際空港(中国) |
** {{CHN}}・上海浦東国際空港(中国) |
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* ''' [[マレーシア航空]] (MH) ''' |
* ''' [[マレーシア航空]] (MH) ''' |
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** {{MAS}}・[[クアラルンプール国際空港]]([[マレーシア]]) |
** {{MAS}}・[[クアラルンプール国際空港]]([[マレーシア]]) |
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* ''' [[香港航空]] (HX) |
* ''' [[香港航空]] (HX)''' |
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** {{HKG}}・[[香港国際空港]]([[香港]])<ref>http://www.hongkongairport.com/flightinfo/chi/cargo_dep.html cargo departure on 9/11/2012</ref> |
** {{HKG}}・[[香港国際空港]]([[香港]])<ref>http://www.hongkongairport.com/flightinfo/chi/cargo_dep.html cargo departure on 9/11/2012</ref> |
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* ''' [[アトラス航空]] (5Y) ''' |
* ''' [[アトラス航空]] (5Y) ''' |
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** {{USA}}・[[ニューヨーク・パーチェス国際空港]]([[アメリカ合衆国|米国]]) |
** {{USA}}・[[ニューヨーク・パーチェス国際空港]]([[アメリカ合衆国|米国]]) |
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== 空港の利活用動向 == |
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==== Sea & Air 輸送 ==== |
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=== Sea & Air 輸送 === |
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[[2013年]][[11月24日]]、[[アメリカ航空宇宙局|NASA]]と[[宇宙航空研究開発機構|JAXA]]が共同開発した人工衛星([[全球降水観測計画|GPM]]主衛星)の輸送に北九州空港が利用された<ref>[http://www.satnavi.jaxa.jp/gpmdpr_special/column/2013/post1125.html JAXAとNASAが共同開発の人工衛星「GPM主衛星」、日本に到着!] </ref>。この輸送が北九州空港と空港島の護岸を使った初のSea & Air輸送となった。 |
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[[2013年]][[11月24日]]、[[アメリカ航空宇宙局|NASA]]と[[宇宙航空研究開発機構|JAXA]]が共同開発した人工衛星([[全球降水観測計画|GPM]]主衛星)の輸送に北九州空港が利用された<ref>[https://www.satnavi.jaxa.jp/gpmdpr_special/column/2013/post1125.html JAXAとNASAが共同開発の人工衛星「GPM主衛星」、日本に到着!] </ref>。この輸送が北九州空港と空港島の護岸を使った初のSea & Air輸送となった。 |
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輸送経路は[[アンドルーズ空軍基地]]からアメリカ空軍の大型輸送機[[C-5 (航空機)|C-5 ギャラクシー]]による空輸で北九州空港へ、空港島の護岸から内航船で[[種子島]]まで海上輸送、打ち上げが行われる[[種子島宇宙センター]]まで陸送<ref>[http://flyteam.jp/airport/kita-kyushu-airport/news/article/29327 JAXAとNASA共同開発の人工衛星、スーパーギャラクシーで北九州に到着] - Flyteamニュース(2013年11月26日付)</ref>というものであった。なお、北九州空港での空港ランプから護岸までは、特殊車両で陸上輸送された。 |
輸送経路は[[アンドルーズ空軍基地]]からアメリカ空軍の大型輸送機[[C-5 (航空機)|C-5 ギャラクシー]]による空輸で北九州空港へ、空港島の護岸から内航船で[[種子島]]まで海上輸送、打ち上げが行われる[[種子島宇宙センター]]まで陸送<ref>[http://flyteam.jp/airport/kita-kyushu-airport/news/article/29327 JAXAとNASA共同開発の人工衛星、スーパーギャラクシーで北九州に到着] - Flyteamニュース(2013年11月26日付)</ref>というものであった。なお、北九州空港での空港ランプから護岸までは、特殊車両で陸上輸送された。 |
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=== 飛行試験 === |
=== 飛行試験 === |
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[[三菱航空機]]が開発中の[[Mitsubishi SpaceJet]]の量産にあたり、飛行試験および駐機場所のサブ拠点として本空港を活用する |
[[三菱航空機]]が開発中の[[Mitsubishi SpaceJet]]の量産にあたり、飛行試験および駐機場所のサブ拠点として本空港を活用する計画があった<ref name="ns20180111">{{Cite news|date=2018-01-11|url=https://www.nishinippon.co.jp/item/n/385535/|title=航空産業の集積を福岡県が支援 中小育成し一括受注・生産へ 新年度から|publisher=西日本新聞社|newspaper=西日本新聞|accessdate=2015-01-15}}</ref>。北九州空港での飛行試験は当初2016年度後半以降の開始を見込んでいた<ref>{{Cite news|date=2014-09-10 |url=http://qbiz.jp/article/45598/1/ |title=MRJ飛行試験「16年度後半に」、北九州市 駐機場など整備協議も |newspaper=西日本新聞経済電子版 |publisher=西日本新聞社 |accessdate=2015-01-15}}</ref>が、2018年時点では2022年に開始予定とされ<ref name="ns20180111" />、2020年までに空港敷地内に飛行試験用の格納庫ならびにエプロンが竣工した<ref name="nishi231228" />。 |
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しかしSpaceJetの開発計画自体が凍結されたため飛行試験の実施は白紙となり、建設された施設は海上保安庁の格納庫および研修執務室に転用され同庁が[[随意契約]]にて賃借している<ref name="nishi231228" /><ref name="kaihor4" />。 |
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=== 福岡空港の門限による代替利用 === |
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[[福岡市]]にある[[福岡空港]]は空港周辺が市街地化しており騒音問題・周辺環境への配慮等から、緊急時の[[海上保安庁]]、[[自衛隊]]機等の使用やダイバートを除き、滑走路の利用時間帯は7時から22時と制限されている上に滑走路1本あたりの年間離着陸回数は日本一であり、[[2023年]]には半年間の羽田発福岡行きだけで航空機が福岡空港付近まで到達したのにもかかわらず引き返す事例が[[1月19日]]に[[スカイマーク]]BC27便([[ボーイング]][[ボーイング737|737-800]]、JA73NG、[[中部国際空港]]で給油後羽田着)、[[1月24日]]に[[全日本空輸]]NH273便(ボーイング[[ボーイング777|777-200ER]]、JA744A)、[[2月19日]]に[[日本航空]]JL331便([[エアバス]][[エアバスA350 XWB|A350-900]]、JA07XJ、[[関西国際空港]]で給油後羽田着)合わせて3件発生している<ref>{{cite news|url= https://www.yomiuri.co.jp/local/kyushu/news/20230607-OYTNT50141/ |title= 福岡空港付近まで飛んできたのに…「門限」午後10時で羽田に引き返しも、対策課題 |publisher=読売新聞オンライン |accessdate=2023-11-03}}</ref>。 |
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このような状況を受けて[[北九州市]]と[[福岡県]]は24時間運用が可能な北九州空港に着陸できるよう調整を進め、乗客の輸送などで協力を得られるバス会社やタクシー会社などあわせて125社をリスト化し、航空会社に提供するといった体制を整えた。実際にこの体制は[[2023年]][[6月11日]]に[[日本航空]]羽田発福岡行きJL331便([[エアバス]][[エアバスA350 XWB|A350-900]]、JA06XJ)が出発時刻を3時間遅れ、当空港に着陸した際に初めて運用された。この便の乗客およそ280人のうち180人が、手配したバス5台に分乗し、福岡市へ向かった<ref>{{cite news|url= https://www3.nhk.or.jp/lnews/kitakyushu/20230612/5020013533.html |title= 北九州空港への代替着陸 武内市長「今後も連携強化」|publisher=NHKニュース |accessdate=2023-11-03}}</ref>。 |
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本空港への定期便が就航していない全日本空輸についても、到着後の機体誘導や乗客の移動などへの協力態勢が確保できた場合などの条件付きではあるが、2023年12月23日にダイバートに関する態勢を整備<ref>{{Cite web |title=福岡空港「門限」遅れ、ANAが出発前に「遅刻」判断で北九州空港に行き先変更 |url=https://www.yomiuri.co.jp/national/20240205-OYT1T50020/ |website=読売新聞 |date=2024-02-05 |access-date=2024-02-05}}</ref>。2024年3月19日に福岡空港の門限により欠航となった269便で初めて適用され、全日本空輸が北九州空港までの臨時便を運航した上で同空港からは同社が手配したバスにより、福岡市へと向かった<ref>{{Cite web |title=福岡空港「門限」間に合わず…ANAが北九州空港への代替臨時便を初運航 |url=https://www.yomiuri.co.jp/national/20240320-OYT1T50007/ |website=読売新聞 |date=2024-03-20 |access-date=2024-03-20}}</ref>。 |
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しかし、2023年[[9月4日]]には[[フィリピン]]の[[セブパシフィック航空]]の[[マニラ]]発福岡行き5J922便(エアバス[[エアバスA321|A321-200]]、RP-C4116)が福岡空港で着陸復航を実施したものの、燃料切れの恐れがあり当空港に代替着陸した。しかし、当空港では夜間の入国手続きができず、乗客の降機は不可能であり、その後給油をし、福岡空港へ再度向かったが門限に間に合わずフィリピン・マニラへ引き返す事態が発生<ref>{{cite news|和書 |url=https://www.yomiuri.co.jp/national/20230906-OYT1T50181/ |title=福岡空港の門限過ぎ、国際線とんぼ返り…代替着陸の北九州空港は夜間の入国できず |accessdate=2023-11-03 |newspaper=読売新聞 |date=2023-09-06}}</ref>。2024年5月19日も同航空が福岡空港での滑走路閉鎖の影響で一旦当空港に代替着陸したが、福岡空港の門限の影響により、関西国際空港に向かう事態となった<ref>{{Cite web |title=フィリピン機、また福岡「門限」で着陸できず 8時間缶詰め、関空へ |url=https://mainichi.jp/articles/20240520/k00/00m/040/042000c |website=毎日新聞 |access-date=2024-05-20 |author=山下智恵、佐藤緑平、森永亨 |date=2024-05-20}}</ref>。 |
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=== 北九州空港で撮影された作品 === |
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[[北九州フィルム・コミッション]]の誘致・協力により、当空港で以下のドラマ・映画など映像作品の撮影が行われた。韓国の映画監督であるチェ・チャンファンは、空港を舞台とした映画を製作する上で当空港の24時間運用を利点として挙げている<ref>{{Cite news|和書|title=全編北九州ロケの韓国映画製作へ 出演者のオーディション|newspaper=福岡 NEWS WEB|publisher=日本放送協会|date=2023-09-07|url=https://www3.nhk.or.jp/fukuoka-news/20230907/5010021805.html|accessdate=2024-01-23}}</ref>。 |
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* [[アテンションプリーズ]](2006年、[[フジテレビ]]、主演 [[上戸彩]]) - 第1話の[[ロケーション撮影]]。 |
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* [[交渉人 THE MOVIE タイムリミット高度10,000mの頭脳戦|交渉人THE MOVIE]](2010年、[[東映]]、主演 [[米倉涼子]]) - エプロンで撮影。 |
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* [[ワイルド7#映画版|ワイルド7]](2011年、[[ワーナーブラザースジャパン|ワーナー・ブラザーズ映画]]、主演 [[瑛太]]) |
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* [[MOZU#映画|劇場版 MOZU]](2015年、[[東宝]]、主演 [[西島秀俊]]) |
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* [[相棒 -劇場版IV- 首都クライシス 人質は50万人! 特命係 最後の決断|相棒 劇場版Ⅳ]](2017年、[[東映]]、主演 [[水谷豊]]) |
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== 交通機関 == |
== 交通機関 == |
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=== 道路 === |
=== 道路 === |
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[[ファイル:Kitakyushu Airport Access Bridge 1010074.jpg|thumb|新北九州空港道路]] |
[[ファイル:Kitakyushu Airport Access Bridge 1010074.jpg|thumb|新北九州空港道路]] |
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空港の開港にあわせて、2006年2月26日から[[東九州自動車道]]の一部区間([[北九州ジャンクション|北九州JCT]] - [[苅田北九州空港インターチェンジ|苅田北九州空港IC]])が供用開始。新北九州空港道路も同年3月5日から供用開始となった。通行料無料の橋としては、2015年1月31日に[[宮古島市]]に3,540mの[[伊良部大橋]]が開通<ref>{{Cite news |title=伊良部大橋開通祝い記念碑建立 沖縄宮古郷友連合会 |newspaper=琉球新報 |date=2015-01-29 |author= |url=http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-238048-storytopic-5.html |accessdate= }}</ref>するまで日本一の距離(2,100m)であった<ref>[http://www.yomiuri.co.jp/national/20150131-OYT1T50116.html 無料通行で日本一長〜い!伊良部大橋開通…沖縄] {{webarchive|url=https://web.archive.org/web/20150131141203/http://www.yomiuri.co.jp/national/20150131-OYT1T50116.html |date=2015年1月31日 }}</ref>。 |
空港の開港にあわせて、2006年2月26日から[[東九州自動車道]]の一部区間([[北九州ジャンクション|北九州JCT]] - [[苅田北九州空港インターチェンジ|苅田北九州空港IC]])が供用開始。新北九州空港道路も同年3月5日から供用開始となった。本土と空港を結ぶ[[新北九州空港連絡橋]]は、通行料無料の橋としては、2015年1月31日に[[宮古島市]]に3,540mの[[伊良部大橋]]が開通<ref>{{Cite news |title=伊良部大橋開通祝い記念碑建立 沖縄宮古郷友連合会 |newspaper=琉球新報 |date=2015-01-29 |author= |url=http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-238048-storytopic-5.html |accessdate= }}</ref>するまで日本一の距離(2,100m)であった<ref>[http://www.yomiuri.co.jp/national/20150131-OYT1T50116.html 無料通行で日本一長〜い!伊良部大橋開通…沖縄] {{webarchive|url=https://web.archive.org/web/20150131141203/http://www.yomiuri.co.jp/national/20150131-OYT1T50116.html |date=2015年1月31日 }}</ref>。 |
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=== バス === |
=== バス === |
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北九州市、福岡市とを結ぶバスが運行されている。 |
北九州市、福岡市とを結ぶ以下のバスが運行されている。 |
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* [[北九州空港エアポートバス]]([[西鉄バス北九州]]) |
* [[北九州空港エアポートバス]]([[西鉄バス北九州]]) |
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** [[小倉駅バスセンター|小倉駅]] - 北九州空港 |
** 小倉線:[[小倉駅バスセンター|小倉駅]] - 北九州空港 |
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** [[折尾駅|折尾]]・[[西鉄黒崎バスセンター|黒崎]] - 北九州空港 |
** 黒崎・折尾・学研都市線:[[北九州学術研究都市|学研都市]]・[[折尾駅|折尾]]・[[西鉄黒崎バスセンター|黒崎]] - 北九州空港 |
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** [[朽網駅]] - 北九州空港 |
** 朽網線:[[朽網駅]] - 北九州空港 ※一般路線、行先番号51番 |
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* |
* 福北リムジンバス([[北九西鉄タクシー]]) |
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** [[西鉄天神高速バスターミナル|天神]]・[[博多駅]] - 北九州空港:2015年7月17日より運行。運行本数は早朝の空港行き1本と深夜の空港発3本<ref>{{ |
** [[西鉄天神高速バスターミナル|天神]]・[[博多駅]] - 北九州空港:2015年7月17日より運行。運行本数は早朝の空港行き1本と深夜の空港発3本<ref>{{Cite web|和書|url=http://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/fukuhokulimousinebus.html|title=北九州空港と福岡都市圏を結ぶ直行バス「福北リムジンバス」の運行開始について|publisher=福岡県|date=2015-06-10|accessdate=2015-06-25}}</ref>。当初は天神・博多地区とを結ぶ直行便であったが、2018年7月1日から空港発の降車停留所として「直方PA」「若宮IC」「上の府太郎丸」「御幸町」「呉服町」が追加され、1往復は中型バスでの運行(北九西鉄タクシーが担当)となった<ref>{{Cite press release |和書 |title=平成30年7月1日(日)「福北リムジンバス」ダイヤ改正のお知らせ |publisher=[[西日本鉄道|西日本鉄道株式会社]] |date=2018-05-30 |url=http://nishitetsu.co.jp/release/2018/18_030.pdf |format=PDF |accessdate=2018-07-02}}</ref>。 |
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* [[福岡観光バス]] |
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** [[岡垣サンリーアイ]] - [[THE OUTLETS KITAKYUSHU]] - 北九州空港(土曜日のみ) |
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かつて運行されていた |
かつては以下のバス路線が運行されていた。 |
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* [[苅田駅]]・[[行橋駅]] - 北九州空港(西鉄バス、2009年9月30日まで運行) |
* [[苅田駅]]・[[行橋駅]] - 北九州空港(西鉄バス、2009年9月30日まで運行) |
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* [[太陽交通 (福岡県)|太陽交通]]の苅田駅 - 北九州空港「ソラッピー」(2015年3月31日まで運行)<ref>{{ |
* [[太陽交通 (福岡県)|太陽交通]]の苅田駅 - 北九州空港「ソラッピー」(2015年3月31日まで運行)<ref>{{Cite web|和書|format=PDF|url=http://www.kitakyu-air.jp/upfiles/file/%E7%A9%BA%E6%B8%AF%E4%BE%BF%E9%81%8B%E4%BC%91%E3%81%AB%E4%BC%B4%E3%81%86%E3%81%8A%E7%9F%A5%E3%82%89%E3%81%9B.pdf|title=北九州空港送迎便のお知らせ|publisher=太陽交通|accessdate=2015-06-25}}</ref> |
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*[[北九州 - 別府・大分線|Beppu Express]]([[大分交通]]・[[亀の井バス]])<ref>[http://www.kitakyu-air.jp/pdf/beppu_bus_jp.pdf 北九州空港 別府 直行バス運行開始]</ref> |
*[[北九州 - 別府・大分線|Beppu Express]]([[大分交通]]・[[亀の井バス]])<ref>[http://www.kitakyu-air.jp/pdf/beppu_bus_jp.pdf 北九州空港 別府 直行バス運行開始]</ref> |
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**[[別府駅 (大分県)|別府駅]] - 北九州空港(2018年10月28日 - 2019年7月31日)<ref>{{Cite press release |title=高速バス 別府~北九州空港線運行終了のお知らせ |publisher=大分交通、亀の井バス |date=2019-07-18 |url=http://www.oitakotsu.co.jp/bus/highway/kitakyu-airport/overview.pdf |format=PDF |accessdate=2019-08-08}}</ref> |
**[[別府駅 (大分県)|別府駅]] - 北九州空港(2018年10月28日 - 2019年7月31日)<ref>{{Cite press release |和書 |title=高速バス 別府~北九州空港線運行終了のお知らせ |publisher=大分交通、亀の井バス |date=2019-07-18 |url=http://www.oitakotsu.co.jp/bus/highway/kitakyu-airport/overview.pdf |format=PDF |accessdate=2019-08-08}}</ref> |
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* [[下関駅|下関]]・[[門司港レトロ]] - 北九州空港(サンデン交通、2011年3月31日までと2019年10月27日-2020年6月30日の間運行) |
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* [[西鉄バス北九州・弥生が丘自動車営業所#くろかんくんライナー|くろかんくんライナー]](西鉄バス、2014年4月26日から2015年1月25日の土日祝のみ) |
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** [[中津駅 (大分県)|中津駅]] - 行橋駅前通 - 北九州空港 |
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=== 乗合タクシー === |
=== 乗合タクシー === |
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==== 連絡鉄道構想 ==== |
==== 連絡鉄道構想 ==== |
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海上空港である北九州空港には既存の鉄道が乗り入れていないため、北九州市では2001年(平成13年)からアクセス鉄道の事業化に向けた検討に着手した<ref name="cc20201203">{{Cite conference|url=https://www.city.kitakyushu.lg.jp/files/000913872.pdf|title=議事日程 第3号(令和2年12月3日)|author=北九州市議会|conference=北九州市議会 令和2年12月定例会|conferenceurl=https://www.city.kitakyushu.lg.jp/sigikai/index.html|date=2020-12-03|publisher=北九州市議会|page=420|accessdate=2021-03-17}}</ref>。2003年(平成15年)から同市を中心とした「新北九州空港アクセス鉄道整備検討委員会」が空港島と小倉駅を結ぶ[[空港連絡鉄道]]の建設可能性について検討を行ない、小倉駅から[[在来線]]を小倉駅付近の[[鹿児島本線]]から分岐し[[新門司]]経由で新設する案、[[新幹線]]を小倉駅付近の[[山陽新幹線]]から分岐し新門司経由で新設する案、在来線を日豊本線の下曽根駅から分岐させる案の3案を示した<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.tobetobekitaq.jp/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0/%E9%A3%9B%E8%BA%8D%E3%81%AB%E5%90%91%E3%81%91%E3%81%A6/|title=飛躍に向けて|author=北九州空港振興協議会|url-status=dead|url-status-date=2022-10-03}}<!--おそらく2014年ぐらいに掲載されていたもので2018年のweb archiveには含まれていない--></ref><ref>{{Cite journal|和書 |author=片山 憲一 |title=【特別連載】北九州地域における交通と都市の発展(後編)|journal=東アジアへの視点|publisher=公益財団法人 アジア成長研究所|year=2014 |volume=25|issue=3 |pages=49-57|doi=10.20787/agishiten.25.3_49|url=https://www.jstage.jst.go.jp/article/agishiten/25/3/25_05/_article/-char/ja}}</ref>。 |
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2003年、新北九州空港アクセス鉄道整備検討委員会によって空港島と小倉駅を結ぶ[[空港連絡鉄道]]の建設可能性について検討されている<ref>{{Cite web|url=https://www.tobetobekitaq.jp/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0/%E9%A3%9B%E8%BA%8D%E3%81%AB%E5%90%91%E3%81%91%E3%81%A6/|title=飛躍に向けて|accessdate=2018-07-21|author=北九州空港振興協議会|archiveurl=https://web.archive.org/web/20180721010440/https://www.tobetobekitaq.jp/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0/%E9%A3%9B%E8%BA%8D%E3%81%AB%E5%90%91%E3%81%91%E3%81%A6/|archivedate=2018-07-21}}</ref>。小倉駅から[[在来線]]を[[新門司]]経由で新設する案、小倉駅から[[新幹線]]を新門司経由で新設する案、在来線を日豊本線の下曽根駅から分岐させる案があり、2018年12月に北九州市長の[[北橋健治]]は、利用者数200万人達成を視野に、軌道系アクセスの実現可能性について改めて調査を開始する公約を掲げている<ref>{{Cite web|url=https://www.kitahashi.net/policy/|title=北橋健治オフィシャルサイト 4期目の政策大綱|accessdate=2019-06-26|author=|archiveurl=|archivedate=}}</ref>。 |
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これらの案は2010年(平成22年)に検討結果が取りまとめられ、事業採算性の確保には最も採算性の良い在来線を小倉駅から新門司経由で新設する案でも年間約300万人、新幹線案では約810万人の空港利用者が必要とされ実際の利用状況(同年度は約118万人)と乖離があることから、空港利用者数が200万人を超えるまでアクセス鉄道の検討は一旦休止することとされた<ref name="cc20201203" />。この間、市の動きとは別に福岡県も「新北九州空港軌道系アクセス検討委員会」を立ち上げ、空港利用者が450万人以上になれば事業採算性が確保されるとの検討結果を2006年(平成18年)に公表している<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.pref.fukuoka.lg.jp/uploaded/life/377765_54274093_misc.pdf|title=「福岡県の空港の将来構想」 ~福岡空港と北九州空港の役割分担と相互補完~|publisher=福岡県|date=2014-11|accessdate=2021-03-17}}</ref>。 |
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その後、国際線の路線拡大などにより2018年度(平成30年度)には180万人近くまで空港利用者が増加し、同年12月の北九州市長選挙で「利用者数200万人達成を視野に、軌道系アクセスの実現可能性について改めて調査を開始」との公約<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.kitahashi.net/policy/|title=北橋健治オフィシャルサイト 4期目の政策大綱|accessdate=2019-06-26|author=|archiveurl=|archivedate=}}</ref>を掲げた[[北橋健治]]が再選したこともあり、同市は2019年度(平成31/令和元年度)から以前の検討ルートの現地調査など環境変化の確認に着手<ref name="cc20201203" />。同年11月には鉄道事業者の[[九州旅客鉄道|JR九州]]や需要予測などを担う[[アジア成長研究所]]とアクセス鉄道に関する意見交換を行い、今後継続して協議するとしている<ref name="cc20201203" />。 |
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== 航空管制 == |
== 航空管制 == |
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開港当初の北九州空港は、進入管制業務を福岡航空交通管制部([[福岡市]])が受け持ち、北九州空港事務所[[航空管制運航情報官]]が飛行場対空援助業務を行う[[レディオ空港]](飛行場管制業務は行われない)であった。また、計器出発・進入経路が山口宇部空港や海上自衛隊小月航空基地(下関市)と重複しており、当空港やこれらの空港や基地に到着機や出発機がある場合は離着陸(計器進入や計器出発)ができなかった。さらに、空港建設決定時の制限事項として「空港のすぐ南側にある航空自衛隊築城飛行場の管制圏に立ち入ることが出来ない」ことが定められていたため、南側からの計器進入方式が設定出来ず、これらの理由から悪天候時には運航ダイヤに頻繁な遅延が生じていた。 |
開港当初の北九州空港は、進入管制業務を福岡航空交通管制部([[福岡市]])が受け持ち、北九州空港事務所[[航空管制運航情報官]]が飛行場対空援助業務を行う[[レディオ空港]](飛行場管制業務は行われない)であった。また、計器出発・進入経路が山口宇部空港や海上自衛隊小月航空基地(下関市)と重複しており、当空港やこれらの空港や基地に到着機や出発機がある場合は離着陸(計器進入や計器出発)ができなかった。さらに、空港建設決定時の制限事項として「空港のすぐ南側にある航空自衛隊築城飛行場の管制圏に立ち入ることが出来ない」ことが定められていたため、南側からの計器進入方式が設定出来ず、これらの理由から悪天候時には運航ダイヤに頻繁な遅延が生じていた。 |
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このような状況を改善すべく、北九州空港事務所に航空管制官が配置され、2007年10月1日より24時間の飛行場管制業務が開始された<ref name=":2">{{Cite press release |title=新北九州空港における飛行場管制業務の開始について |publisher=国土交通省航空局 |date=2007-08-30 |url= |
このような状況を改善すべく、北九州空港事務所に航空管制官が配置され、2007年10月1日より24時間の飛行場管制業務が開始された<ref name=":2">{{Cite press release |和書 |title=新北九州空港における飛行場管制業務の開始について |publisher=国土交通省航空局 |date=2007-08-30 |url=https://www.mlit.go.jp/kisha/kisha07/12/120830_.html |accessdate= }}</ref>。さらに、2008年3月13日より[[航空自衛隊]][[築城基地]]が担当する管制空域(築城進入管制区)が拡大され、当空港と山口宇部空港において[[ターミナルレーダー管制]]が導入された<ref name=":3">{{Cite press release |和書 |title=新北九州空港及び山口宇部空港へのターミナルレーダー管制導入について |publisher=国土交通省航空局 |date=2008-02-14 |url=https://www.mlit.go.jp/kisha/kisha08/12/120214_.html |accessdate= }}</ref><ref name=":4">{{Cite news |url=http://www.asagumo-news.com/news/200802/080221/08022108.html |title=築城進入管制区のエリア拡大へ |newspaper=[[朝雲新聞]] |date=2008-02-21 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20100527205539/http://www.asagumo-news.com/news/200802/080221/08022108.html |archivedate=2010年5月27日 |deadlinkdate=2017年9月 }}</ref>。このため開港直後に多発した運航遅延は、2009年以降程度の運航状況では殆ど見られない程度に解消されている。 |
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2014年4月1日0000(JST)からは、北九州空港の飛行場管制の運用時間が縮小され、交通量が少ない深夜・早朝は福岡FSCによる他飛行場援助業務が行われる[[リモート空港]]となっている。それぞれの担当時間は以下の通り。 |
2014年4月1日0000(JST)からは、北九州空港の飛行場管制の運用時間が縮小され、交通量が少ない深夜・早朝は福岡FSCによる他飛行場援助業務が行われる[[リモート空港]]となっている。それぞれの担当時間は以下の通り。 |
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このほか、[[無線航行陸上局]]として、北九州[[計器着陸装置|ILS]]、周防[[超短波全方向式無線標識|VOR]]/[[距離測定装置|DME]](SUE)を設置している。 |
このほか、[[無線航行陸上局]]として、北九州[[計器着陸装置|ILS]]、周防[[超短波全方向式無線標識|VOR]]/[[距離測定装置|DME]](SUE)を設置している。 |
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== 関連項目 == |
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== 北九州空港で撮影された作品 == |
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*[[山口宇部空港]] - 北九州空港から最も近い空港 |
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*[[アテンションプリーズ]](2006年、[[フジテレビ]]、主演 [[上戸彩]]) |
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*特定利用空港 - 有事に備えて平時から自衛隊が利用可能で、同空港は特定利用空港の中で最北。 |
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*[[交渉人 THE MOVIE タイムリミット高度10,000mの頭脳戦|交渉人THE MOVIE]](2010年、[[東映]]、主演 [[米倉涼子]]) |
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*[[ワイルド7#映画版|ワイルド7]](2011年、[[ワーナーブラザースジャパン|ワーナー・ブラザーズ映画]]、主演 [[瑛太]]) |
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*[[MOZU#映画|劇場版 MOZU]](2015年、[[東宝]]、主演 [[西島秀俊]]) |
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*[[相棒 -劇場版IV- 首都クライシス 人質は50万人! 特命係 最後の決断|相棒 劇場版Ⅳ]](2017年、[[東映]]、主演 [[水谷豊]]) |
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== 脚注 == |
== 脚注 == |
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=== 注釈 === |
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=== 出典 === |
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== 外部リンク == |
== 外部リンク == |
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{{Commonscat|Kitakyushu Airport}} |
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* [ |
* [https://www.kitakyu-air.jp/ 北九州空港公式サイト] - 北九州エアターミナル |
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* {{Instagram|kitakyushu.airport_kkj|北九州空港(KKJ)公式}} |
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* [https://www.tobetobekitaq.jp/ 北九州空港振興協議会] |
* [https://www.tobetobekitaq.jp/ 北九州空港振興協議会] |
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* [http://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/sinnkitakyuusyuukuukou.html 北九州空港] - 福岡県企画・地域振興部空港対策局 |
* [http://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/sinnkitakyuusyuukuukou.html 北九州空港] - 福岡県企画・地域振興部空港対策局 |
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* [ |
* [https://ocab.mlit.go.jp/about/jurisdiction/kitakyusyu/ 北九州空港] - 国土交通省大阪航空局 |
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* [https://www.pa.qsr.mlit.go.jp/kitakyusyu/c-bin/airport_photo/news1_list.html 北九州空港] - 国土交通省九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所 |
* [https://www.pa.qsr.mlit.go.jp/kitakyusyu/c-bin/airport_photo/news1_list.html 北九州空港] - 国土交通省九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所 |
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[[Category:特定利用空港]] |
2024年7月25日 (木) 11:25時点における最新版
北九州空港 Kitakyushu Airport | |||||||||
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![]() | |||||||||
![]() ロゴマーク | |||||||||
IATA: KKJ - ICAO: RJFR | |||||||||
概要 | |||||||||
国・地域 |
![]() | ||||||||
所在地 |
![]() | ||||||||
母都市 | 北九州市 | ||||||||
種類 | 商業 | ||||||||
運営者 | 国土交通大臣 | ||||||||
運用時間 | 24時間 | ||||||||
開港 | 2006年3月16日 | ||||||||
標高 | 6.1 m (20 ft) | ||||||||
座標 | 北緯33度50分44秒 東経131度02分06秒 / 北緯33.84556度 東経131.03500度座標: 北緯33度50分44秒 東経131度02分06秒 / 北緯33.84556度 東経131.03500度 | ||||||||
公式サイト | 北九州空港 | ||||||||
地図 | |||||||||
北九州空港の位置 | |||||||||
滑走路 | |||||||||
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統計(2022年度) | |||||||||
旅客数 | 851,387人 | ||||||||
貨物取扱量 | 17,466t | ||||||||
リスト | |||||||||
空港の一覧 |
北九州空港(きたきゅうしゅうくうこう、英: Kitakyushu Airport、IATA: KKJ, ICAO: RJFR)は、福岡県北九州市小倉南区空港北町と京都郡苅田町空港南町に跨る人工島に位置する空港(海上空港)である。ターミナルビルや空港事務所は北九州市側に所在する。
国際航空輸送網又は国内航空輸送網の拠点となる空港として、空港法の第4条第1項第6号に該当する空港として政令で定める空港(国管理空港)に区分されている。
概要
[編集]![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/9/98/Kitakyushu_Airport_Aerial_photograph.2009.jpg/230px-Kitakyushu_Airport_Aerial_photograph.2009.jpg)
国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。2009年撮影の20枚を合成作成。
2006年(平成18年)3月16日に開港[1]。開港時の名称は「新北九州空港」で、小倉南区曽根にあった(旧)北九州空港(1944年開港)の実質的な移転である(旧空港は開港前日の3月15日に運用終了)が、名実ともに「北九州空港」となるのは2008年の空港法改正時のことである。空港島は北側が北九州市小倉南区、南側が京都郡苅田町に跨るが、空港施設の大半は北九州市側に位置している。本土とは地域高規格道路である新北九州空港道路(福岡県道245号新北九州空港線)で結ばれており、苅田町側からアプローチすることになる。
スターフライヤーが本空港をハブ空港(本拠地)と位置づけており[2]、本社を空港敷地内に置いているほか、2006年3月22日からは、北九州5:30発羽田7:00着の早朝便を就航させ、全国の国内定期旅客便でもっとも早い始発便ともっとも遅い最終便が運航される空港となった。また、同年8月22日から、国内で9番目、九州では最初かつ唯一の24時間空港として運用している。
2012年(平成24年)に福岡空港の発着数が滑走路1本で運用可能な限界を超え[3]、航空路線の新規就航や増便が困難となっていることから、福岡県は2014年(平成26年)11月に策定した「福岡県の空港の将来構想」で、福岡空港の発着枠を超える就航希望航空会社(特にLCCと貨物専用便)について北九州空港に誘導するとしている[4]。
24時間運用の当空港には国内外の貨物定期便の就航が相次いでおり[5]、国土交通省九州地方整備局では欧州や北米などと結ぶ長距離貨物便の離発着を可能とするため、2023年(令和5年)に滑走路延長事業を新規事業採択、同年12月より2500メートルから3000メートルへの延伸工事に着手した[6]。滑走路の南側に位置する人工島内へ500メートル延伸する形で新規埋め立ては発生せず[7]、事業費は約130億円、2027年(令和9年)8月の運用開始を予定している[8]。
滑走路長を巡っては、計画段階の1974年(昭和49年)に北九州市は3000メートル滑走路での大型貨物空港を目指していたが、空港建設を推進するにあたり2500メートルへ変更することで1977年(昭和52年)に福岡県と合意した経緯があり[9]、開港後に滑走路長の不足により就航を断念したり関西など他地域の空港を利用せざるを得ない事例が発生し、県市や経済団体など地元側から3000メートルへの延伸が要望されていた[10]。
統計
[編集]利用者数
[編集]
![]() | 現在、技術上の問題で一時的にグラフが表示されなくなっています。 |
元のウィキデータクエリを参照してください.
年度 | 乗降客数(人) | ||
---|---|---|---|
国内線 | 国際線 | 合計 | |
2008年度 | 1,185,049 | 11,752 | 1,196,801 |
2009年度 | 1,133,327 | 42,733 | 1,176,060 |
2010年度 | 1,124,680 | 60,301 | 1,184,981 |
2011年度 | 1,132,092 | 43,511 | 1,175,603 |
2012年度 | 1,174,440 | 94,838 | 1,269,278 |
2013年度 | 1,236,119 | 151,210 | 1,387,329 |
2014年度 | 1,252,314 | 7,565 | 1,259,879 |
2015年度 | 1,302,546 | 14,996 | 1,317,542 |
2016年度 | 1,313,394 | 98,263 | 1,411,657 |
2017年度 | 1,370,656 | 283,491 | 1,654,147 |
2018年度 | 1,443,152 | 350,205 | 1,793,357 |
2018年度の年間利用客数は、前年度比8.5%増の178万3432人で3年連続過去最高となった[12][13]。このうち定期便の利用者は国内線が前年度比6.1%増の143万731人、国際線が前年度比36.9%増の33万6535人であった[12]。定期便以外も含めた全ての利用者数の推移は以下の通りである[11]。
北九州空港利用促進連絡会が公表している調査結果によると、北九州空港の利用目的はビジネスが50%、観光が23%、帰省等私用が23%、その他が4%である[14]。また、住所別の東京路線における北九州空港と周辺空港の選択割合は下表の通りである[14]。
住所 | 北九州空港 | 福岡空港 | 山口宇部空港 | 大分空港 |
---|---|---|---|---|
北九州市 | 74% | 24% | 2% | - |
中間市 | 74% | 25% | 1% | - |
中津市 | 68% | 12% | - | 20% |
下関市 | 31% | 13% | 56% | - |
需要予測
[編集]路線 | 需要予測 | 実際の利用状況 | |||
---|---|---|---|---|---|
人数 | 便数 | 人数 | 便数 | ||
国内線 | 東京/羽田 | 122万6千人 | 9 | 134万3138人 | 16 |
那覇 | 37万2千人 | 4 | 6万4450人 | 1 | |
名古屋/中部 | 30万9千人 | 4 | 未就航 | ||
鹿児島 | 23万6千人 | 4 | 未就航 | ||
大阪/関西 | 20万5千人 | 3 | 未就航 | ||
札幌/新千歳 | 19万7千人 | 3 | 未就航 | ||
大阪/伊丹 | 19万6千人 | 3 | 未就航 | ||
宮崎 | 9万2千人 | 2 | 未就航 | ||
名古屋/小牧 | 予測なし | 2万2985人 | 1 | ||
国際線 | ソウル/仁川 | 予測なし | 15万7740人 | 2 | |
釜山 | 予測なし | 8万3701人 | 1 | ||
務安 | 予測なし | 4万763人 | 週3 | ||
台北/桃園 | 予測なし | 2万8021人 | 1 | ||
大連 | 予測なし | 1万8802人 | 週2 | ||
襄陽 | 予測なし | 7568人 | 週3 |
開港前の2002年(平成14年)に国土交通省が実施した需要予測では、東京/羽田線に加え新千歳、中部、大阪/伊丹、大阪/関西、宮崎、鹿児島、那覇とを結ぶ路線の就航を前提に、2007年度(平成19年度)の利用者数の予測値を合計で283.3万人としていた[15]。一方、地元自治体などが出資する第三セクターの北九州エアターミナルは設計上の利用客数の上限を150万人と想定してターミナルビルを建設しており、同時間帯に発着できる便数が限られている[16]。
国土交通省の需要予測では、東京/羽田線の予測値は122.6万人(1日9往復)であった[15]のに対し、2018年度(平成30年度)の実績値は134万3138人(1日16往復および不定期臨時便)となっている[12]。
また、予測では国内線のみを想定していた[15]が、2016年(平成28年)以降複数の国際定期路線が就航した結果、2018年度(平成30年度)の利用者数は合計で33万6535人(内訳はソウル/仁川線15万7740人、釜山線8万3701人、務安線4万763人、台北/桃園線2万8021人、大連線1万8802人、襄陽線7568人)となっている[12]。
国土交通省では、2011年(平成23年)4月に予測と実績の乖離要因について路線毎の分析結果を公表した[15]。予測に反し実際には就航しなかった路線について、大阪・鹿児島路線は競合する区間の新幹線の便数が予測より増加し、運賃が低下したこと、宮崎路線は運賃が安い長距離バスが多数運行され、自動車・バスの分担率が上昇したこと、新千歳路線は航空会社が直行便を減らし羽田乗継便に集約する傾向があること等を要因とした[15]。就航後に路線廃止となった中部、那覇路線については、予測に対して実際に就航した便数が少なく、利便性の低さ等により実績が予測を下回ったとした[15]。なお、那覇路線については2017年(平成29年)から季節定期便として再就航し2019年(平成31年)から通年運航している[12][17]。
歴史
[編集]建設の経緯
[編集](旧)北九州空港は、太平洋戦争のさなかに大日本帝国陸軍の飛行場として建設されたという経緯もあり、滑走路が大型ジェット機の離着陸のできない1,600mと短い上、滑走路の延長を行おうにも三方を山に、もう一方を曽根干潟に囲まれていることもあって拡張が困難な状況にあった。また、地形上霧の発生が多く、欠航率が25%と高かった。このような問題を解消すべく、北九州市が1971年に(旧)北九州空港の代替としての新空港の建設を国に要望。1981年に第4次空港整備において新規事業採択され、1994年に新北九州空港として政令指定を受け、新空港の建設が行われた。
空港整備の事業スキームとしては、運輸省港湾局が周防灘の沖合3kmの位置に関門航路の浚渫土砂の処分施設として新門司沖土砂処分場・苅田沖土砂処分場を建設し、同省航空局がこれを流用して全長4,125m、全幅900m、面積373haの空港島を建設し、大型機の離着陸可能な2,500mの滑走路を持つ海上空港を建設することになった。前述の通り空港島の護岸築造や埋め立て土砂投入費用は関門港の港湾整備事業(事業費1500億円)として行われたこともあり、滑走路など空港本体の建設費は1042億円と、関西国際空港(1兆5461億円:第一期事業)、中部国際空港(7680億円)など他の完全埋め立てによる海上空港と比較して割安に建設された[18]。
この計画策定において、1990年、防衛庁(当時)が「海上自衛隊小月航空基地の空域と近接し、運用に支障が出るため滑走路方位はその影響が少ない東西方向とすべきである」と主張、南北方向の滑走路建設計画に反対を表明した(空域問題)。このため、北九州市長の末吉興一の仲介の元で当時の運輸省と防衛庁の間で調整が行われ、「完成後の運用空域に制限を設ける」ことが条件として付加されて政治決着が図られ、南北方向の滑走路での建設が決まった[19]。
年表
[編集]- 1974年(昭和49年) - 港湾審議会において苅田沖土砂処分場計画が決定。
- 1977年(昭和52年) - 埋立第1期工事に着手。
- 1992年(平成4年) - 新空港建設に関する空域問題が築城管制圏への進入不可等の条件付で決着。
- 1994年(平成6年) - 空港本体工事に着手。
- 2006年(平成18年)3月16日 - 開港[1]。ジェイエア(日本航空)が、名古屋便を就航[20]。
- 2007年(平成19年)10月1日 - 航空管制官を配置し、24時間の飛行場管制業務が開始[21]。
- 2008年(平成20年)3月13日 - 航空自衛隊築城基地が担当する管制空域(築城進入管制区)が拡大され、当空港と山口宇部空港においてターミナルレーダー管制を導入[22][23]。
- 2008年(平成20年)6月18日 - 北九州空港へ改称。空港法改正により、4条1項5号に該当する空港として政令で定める空港に区分される。
- 2009年(平成21年)3月20日 - チェジュ航空が、ソウル/仁川便を就航[24][25]。
- 2012年(平成24年)4月22日 - チェジュ航空、ソウル/仁川便を運休[26]。
- 2013年(平成25年)
- 2014年(平成26年)
- 2015年(平成27年)
- 2016年(平成28年)
- 2017年(平成29年)
- 2018年(平成30年)
- 2019年(平成31年・令和元年)
- 2020年(令和2年)
- 4月1日 - 空港島内に海上保安庁の第七管区海上保安本部福岡航空基地を移転・改称し、北九州航空基地を設置[注 1]。
- 2022年(令和4年)
- 2023年(令和5年)
施設
[編集]旅客ターミナルビル
[編集]市場情報 | 非上場 |
---|---|
本社所在地 |
![]() 〒800-0306 北九州市小倉南区空港北町6番 |
設立 | 1989年(平成元年)5月1日 |
法人番号 | 5290801000669 |
事業内容 |
貸室業及び空港利用施設の賃貸業 広告、宣伝並びに広告代理業 |
代表者 | 代表取締役社長 西田幸生[44] |
資本金 | 35億2400万円 |
発行済株式総数 | 7万0480株 |
売上高 |
10億8,900万円 (2024年3月期)[45] |
営業利益 |
1億5,200万円 (2024年3月期)[45] |
経常利益 |
1億7,500万円 (2024年3月期)[45] |
純利益 |
1億5,300万円 (2024年3月期)[45] |
純資産 |
45億4,400万円 (2024年3月期)[45] |
総資産 |
55億2,600万円 (2024年3月期)[45] |
従業員数 | 15名 |
決算期 | 3月 |
会計監査人 | 公認会計士北部九州監査団 |
主要株主 |
福岡県 30.44% 北九州市 30.44% |
外部リンク | https://www.kitakyu-air.jp/rev-inquiry/rev-profile.html |
特記事項:*経営指標は2023年(令和5年)3月期[46]。 |
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/4/4f/Cardloungehimawari1.jpg/150px-Cardloungehimawari1.jpg)
旅客ターミナルビルは、福岡県や北九州市など地元自治体や民間企業が出資する第三セクター「北九州エアターミナル」が運営している[1]。ビル内の商業施設エリアには井筒屋が北九州空港店を出店している[47]。
総合観光案内所には北九州市にゆかりのある松本零士にちなんで、空港カウンター・ロビーなどでメーテルが出迎えている。
2006年4月より、当港を発着する便の航空券に旅客施設使用料として100円が上乗せされている。
その他の施設(空港島内)
[編集]航空関連民間事業所
[編集]- ANA Cargo(国内貨物ターミナルビル内)
- エス・ジー・シー佐賀航空北九州営業所・格納庫
- 共立航空撮影株式会社北九州営業所
- 北九州エアターミナル
- 貨物ターミナルビル
- 航空会社事務所棟(スターフライヤー本社社屋)
- 国際貨物上屋
- 空港施設
- 飛行整備用格納庫 - 三菱重工業北九州飛行整備格納庫として建設されたが、飛行訓練拠点としての使用目的であったMitsubishi SpaceJet(MSJ、旧MRJ)の開発中止に伴い、海上保安庁の格納庫および研修執務室に転用され同庁が随意契約にて賃借している[48][49]。
- 北九州空港トレーニングセンター(SFJトレーニングセンター)
- 國際航空給油株式会社北九州空港事業所
- JALカーゴ貨物上屋
- スターフライヤー格納庫(SFJメンテナンスセンター)
- タカギ格納庫
- 毎日新聞西部本社編集局航空部空港事務所
行政機関・公共施設
[編集]- 財務省
- 門司税関北九州空港出張所
- 北九州市消防局警防部消防航空隊
- 国土交通省
- 大阪航空局北九州空港事務所
- 九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所空港北町出張所
- 海上保安庁第七管区海上保安本部北九州航空基地
- 海上保安学校宮城分校北九州航空研修センター
- 福岡県警察小倉南警察署北九州空港警備派出所
その他民間事業所
[編集]- オリックスレンタカー北九州空港店
- 東横イン北九州空港
- トヨタレンタカー北九州空港店
- ニッポンレンタカー北九州空港営業所
拠点・焦点都市としている航空会社
[編集]- スターフライヤー(SFJ)
就航路線
[編集]航空会社が2社以上の場合、最前の航空会社の機材・乗務員で運航する共同運航便(コードシェア便)
国内線
[編集]航空会社 | 就航地 |
---|---|
日本航空 (JAL) | 東京国際空港[2] |
スターフライヤー (SFJ)・全日本空輸 (ANA)(東京国際空港便の一部便[50]を除く) | 東京国際空港、那覇空港(季節運航)[2] |
航空会社が撤退または運休中の定期就航路線[51]
- 日本トランスオーシャン航空 (JTA)
- 那覇空港:2006年3月 - 2010年5月
- ジェイエア (JAR)
- 名古屋飛行場(小牧空港):2006年3月 - 2007年4月
- スカイマーク (SKY)
- 東京国際空港:2010年8月10日 - 2012年9月30日
- 那覇空港:2010年8月10日 - 2010年10月31日
- フジドリームエアラインズ (FDA)
行き先 | 旅客数 | 国内線順位 |
---|---|---|
東京国際空港 | 約82万人 | 上位27位 |
国際線
[編集]航空会社 | 就航地 |
---|---|
![]() | 務安(定期チャーター便) |
![]() | ソウル/仁川[53][54] |
運休中の定期就航路線
- 中国東方航空 (MU)
- ジンエアー (LJ)
- コリアエクスプレスエア (XE)
- エアプサン (BX)
- ティーウェイ航空 (TW)
就航都市
[編集]就航実績のある航空会社
[編集]- スターフライヤー (7G)
韓国・金海国際空港(釜山)
- チェジュ航空 (7C)
韓国・仁川国際空港(ソウル)
- ハイエア (4H)
韓国・務安国際空港(務安、チャーター便のみ)
- 中国南方航空 (CZ)
- ウラジオストク航空 (XF)
貨物便
[編集]大韓航空が2019年11月30日からソウル/仁川行きの国際貨物定期便を就航する予定[59]。福岡空港発着の旅客便の機材小型化で不足している貨物スペースの代替や九州から韓国への半導体輸出など新たな需要を見込むもので、ロサンゼルス国際空港からソウル/仁川へ運航する定期便の一部を北九州経由とする[59]。
このほか、生体馬や大型貨物の輸出入のためチャーター便、臨時寄港便などによる大型貨物機が就航している。
かつてはギャラクシーエアラインズによる東京/羽田線・大阪/関西線、揚子江快運航空による上海線、日本貨物航空による東京/成田線、全日本空輸による成田もしくは関西/北九州/那覇線などが定期便として就航していたが、廃止・運休に至っている。
貨物定期便を就航している航空会社
[編集]- 大韓航空 (KE)
- UPS航空 (5X)
- スプリング・ジャパン(IJ) [注 2]
貨物便の就航実績のある航空会社
[編集]![]() |
- 全日本空輸(NH)
- 日本貨物航空 (KZ)
日本・成田国際空港(日本)(台湾・桃園国際空港からの経由便)
- ギャラクシーエアラインズ (J7)
- ヴォルガ・ドニエプル航空 (VI)
- アントノフ航空(ADB)
- ルフトハンザ・カーゴ (LH)
- 上海国際貨運航空 (F4)
- 揚子江快運航空 (Y8)
中国・上海浦東国際空港(中国)
- サザン・エアー (9S)
- シンガポール航空カーゴ (SQ)
- マレーシア航空 (MH)
- 香港航空 (HX)
- アトラス航空 (5Y)
空港の利活用動向
[編集]Sea & Air 輸送
[編集]2013年11月24日、NASAとJAXAが共同開発した人工衛星(GPM主衛星)の輸送に北九州空港が利用された[62]。この輸送が北九州空港と空港島の護岸を使った初のSea & Air輸送となった。
輸送経路はアンドルーズ空軍基地からアメリカ空軍の大型輸送機C-5 ギャラクシーによる空輸で北九州空港へ、空港島の護岸から内航船で種子島まで海上輸送、打ち上げが行われる種子島宇宙センターまで陸送[63]というものであった。なお、北九州空港での空港ランプから護岸までは、特殊車両で陸上輸送された。
飛行試験
[編集]三菱航空機が開発中のMitsubishi SpaceJetの量産にあたり、飛行試験および駐機場所のサブ拠点として本空港を活用する計画があった[64]。北九州空港での飛行試験は当初2016年度後半以降の開始を見込んでいた[65]が、2018年時点では2022年に開始予定とされ[64]、2020年までに空港敷地内に飛行試験用の格納庫ならびにエプロンが竣工した[48]。
しかしSpaceJetの開発計画自体が凍結されたため飛行試験の実施は白紙となり、建設された施設は海上保安庁の格納庫および研修執務室に転用され同庁が随意契約にて賃借している[48][49]。
福岡空港の門限による代替利用
[編集]福岡市にある福岡空港は空港周辺が市街地化しており騒音問題・周辺環境への配慮等から、緊急時の海上保安庁、自衛隊機等の使用やダイバートを除き、滑走路の利用時間帯は7時から22時と制限されている上に滑走路1本あたりの年間離着陸回数は日本一であり、2023年には半年間の羽田発福岡行きだけで航空機が福岡空港付近まで到達したのにもかかわらず引き返す事例が1月19日にスカイマークBC27便(ボーイング737-800、JA73NG、中部国際空港で給油後羽田着)、1月24日に全日本空輸NH273便(ボーイング777-200ER、JA744A)、2月19日に日本航空JL331便(エアバスA350-900、JA07XJ、関西国際空港で給油後羽田着)合わせて3件発生している[66]。
このような状況を受けて北九州市と福岡県は24時間運用が可能な北九州空港に着陸できるよう調整を進め、乗客の輸送などで協力を得られるバス会社やタクシー会社などあわせて125社をリスト化し、航空会社に提供するといった体制を整えた。実際にこの体制は2023年6月11日に日本航空羽田発福岡行きJL331便(エアバスA350-900、JA06XJ)が出発時刻を3時間遅れ、当空港に着陸した際に初めて運用された。この便の乗客およそ280人のうち180人が、手配したバス5台に分乗し、福岡市へ向かった[67]。
本空港への定期便が就航していない全日本空輸についても、到着後の機体誘導や乗客の移動などへの協力態勢が確保できた場合などの条件付きではあるが、2023年12月23日にダイバートに関する態勢を整備[68]。2024年3月19日に福岡空港の門限により欠航となった269便で初めて適用され、全日本空輸が北九州空港までの臨時便を運航した上で同空港からは同社が手配したバスにより、福岡市へと向かった[69]。
しかし、2023年9月4日にはフィリピンのセブパシフィック航空のマニラ発福岡行き5J922便(エアバスA321-200、RP-C4116)が福岡空港で着陸復航を実施したものの、燃料切れの恐れがあり当空港に代替着陸した。しかし、当空港では夜間の入国手続きができず、乗客の降機は不可能であり、その後給油をし、福岡空港へ再度向かったが門限に間に合わずフィリピン・マニラへ引き返す事態が発生[70]。2024年5月19日も同航空が福岡空港での滑走路閉鎖の影響で一旦当空港に代替着陸したが、福岡空港の門限の影響により、関西国際空港に向かう事態となった[71]。
北九州空港で撮影された作品
[編集]北九州フィルム・コミッションの誘致・協力により、当空港で以下のドラマ・映画など映像作品の撮影が行われた。韓国の映画監督であるチェ・チャンファンは、空港を舞台とした映画を製作する上で当空港の24時間運用を利点として挙げている[72]。
- アテンションプリーズ(2006年、フジテレビ、主演 上戸彩) - 第1話のロケーション撮影。
- 交渉人THE MOVIE(2010年、東映、主演 米倉涼子) - エプロンで撮影。
- ワイルド7(2011年、ワーナー・ブラザーズ映画、主演 瑛太)
- 劇場版 MOZU(2015年、東宝、主演 西島秀俊)
- 相棒 劇場版Ⅳ(2017年、東映、主演 水谷豊)
交通機関
[編集]道路
[編集]![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/3/36/Kitakyushu_Airport_Access_Bridge_1010074.jpg/220px-Kitakyushu_Airport_Access_Bridge_1010074.jpg)
空港の開港にあわせて、2006年2月26日から東九州自動車道の一部区間(北九州JCT - 苅田北九州空港IC)が供用開始。新北九州空港道路も同年3月5日から供用開始となった。本土と空港を結ぶ新北九州空港連絡橋は、通行料無料の橋としては、2015年1月31日に宮古島市に3,540mの伊良部大橋が開通[73]するまで日本一の距離(2,100m)であった[74]。
バス
[編集]北九州市、福岡市とを結ぶ以下のバスが運行されている。
- 北九州空港エアポートバス(西鉄バス北九州)
- 福北リムジンバス(北九西鉄タクシー)
- 福岡観光バス
- 岡垣サンリーアイ - THE OUTLETS KITAKYUSHU - 北九州空港(土曜日のみ)
かつては以下のバス路線が運行されていた。
- 苅田駅・行橋駅 - 北九州空港(西鉄バス、2009年9月30日まで運行)
- 太陽交通の苅田駅 - 北九州空港「ソラッピー」(2015年3月31日まで運行)[77]
- Beppu Express(大分交通・亀の井バス)[78]
- 下関・門司港レトロ - 北九州空港(サンデン交通、2011年3月31日までと2019年10月27日-2020年6月30日の間運行)
- くろかんくんライナー(西鉄バス、2014年4月26日から2015年1月25日の土日祝のみ)
- 中津駅 - 行橋駅前通 - 北九州空港
乗合タクシー
[編集]早朝・深夜の時間帯に運航される便に接続するバスが小倉駅方面・福岡市内方面に限られるため(2016年8月現在)、これらの便に合わせて北九州市内各地・下関市内向けの乗合タクシー(要予約)が運行されている。(北九州空港のホームページ等参照)
鉄道
[編集]最寄駅はJR日豊本線朽網駅だが、普通列車しか停車しない。特急列車(ソニック、にちりん、にちりんシーガイア)利用の場合は、上りは行橋駅、下りは小倉駅(一部下曽根駅)で普通列車乗換となる。朽網駅や小倉駅から空港までは連絡バスが利用できる。
連絡鉄道構想
[編集]海上空港である北九州空港には既存の鉄道が乗り入れていないため、北九州市では2001年(平成13年)からアクセス鉄道の事業化に向けた検討に着手した[80]。2003年(平成15年)から同市を中心とした「新北九州空港アクセス鉄道整備検討委員会」が空港島と小倉駅を結ぶ空港連絡鉄道の建設可能性について検討を行ない、小倉駅から在来線を小倉駅付近の鹿児島本線から分岐し新門司経由で新設する案、新幹線を小倉駅付近の山陽新幹線から分岐し新門司経由で新設する案、在来線を日豊本線の下曽根駅から分岐させる案の3案を示した[81][82]。
これらの案は2010年(平成22年)に検討結果が取りまとめられ、事業採算性の確保には最も採算性の良い在来線を小倉駅から新門司経由で新設する案でも年間約300万人、新幹線案では約810万人の空港利用者が必要とされ実際の利用状況(同年度は約118万人)と乖離があることから、空港利用者数が200万人を超えるまでアクセス鉄道の検討は一旦休止することとされた[80]。この間、市の動きとは別に福岡県も「新北九州空港軌道系アクセス検討委員会」を立ち上げ、空港利用者が450万人以上になれば事業採算性が確保されるとの検討結果を2006年(平成18年)に公表している[83]。
その後、国際線の路線拡大などにより2018年度(平成30年度)には180万人近くまで空港利用者が増加し、同年12月の北九州市長選挙で「利用者数200万人達成を視野に、軌道系アクセスの実現可能性について改めて調査を開始」との公約[84]を掲げた北橋健治が再選したこともあり、同市は2019年度(平成31/令和元年度)から以前の検討ルートの現地調査など環境変化の確認に着手[80]。同年11月には鉄道事業者のJR九州や需要予測などを担うアジア成長研究所とアクセス鉄道に関する意見交換を行い、今後継続して協議するとしている[80]。
航空管制
[編集]北九州空港の航空交通業務を担当する機関は次のとおり。
- 進入・ターミナルレーダー管制業務:防衛省航空自衛隊築城基地築城管制隊
- 飛行場管制業務:国土交通省大阪航空局北九州空港事務所
- 他飛行場援助業務:国土交通省大阪航空局福岡空港事務所(福岡飛行援助センター(FSC))
開港当初の北九州空港は、進入管制業務を福岡航空交通管制部(福岡市)が受け持ち、北九州空港事務所航空管制運航情報官が飛行場対空援助業務を行うレディオ空港(飛行場管制業務は行われない)であった。また、計器出発・進入経路が山口宇部空港や海上自衛隊小月航空基地(下関市)と重複しており、当空港やこれらの空港や基地に到着機や出発機がある場合は離着陸(計器進入や計器出発)ができなかった。さらに、空港建設決定時の制限事項として「空港のすぐ南側にある航空自衛隊築城飛行場の管制圏に立ち入ることが出来ない」ことが定められていたため、南側からの計器進入方式が設定出来ず、これらの理由から悪天候時には運航ダイヤに頻繁な遅延が生じていた。
このような状況を改善すべく、北九州空港事務所に航空管制官が配置され、2007年10月1日より24時間の飛行場管制業務が開始された[21]。さらに、2008年3月13日より航空自衛隊築城基地が担当する管制空域(築城進入管制区)が拡大され、当空港と山口宇部空港においてターミナルレーダー管制が導入された[22][23]。このため開港直後に多発した運航遅延は、2009年以降程度の運航状況では殆ど見られない程度に解消されている。
2014年4月1日0000(JST)からは、北九州空港の飛行場管制の運用時間が縮小され、交通量が少ない深夜・早朝は福岡FSCによる他飛行場援助業務が行われるリモート空港となっている。それぞれの担当時間は以下の通り。
- 7時45分 - 22時15分までは、北九州TWR
- 22時15分 - 7時45分までは、北九州リモート
このほか、無線航行陸上局として、北九州ILS、周防VOR/DME(SUE)を設置している。
関連項目
[編集]- 山口宇部空港 - 北九州空港から最も近い空港
- 特定利用空港 - 有事に備えて平時から自衛隊が利用可能で、同空港は特定利用空港の中で最北。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c 降旗英峰 (2014年3月11日). “わがまち・マイタウン:北九州空港開港8周年感謝祭−−小倉南”. 毎日新聞
- ^ a b c 石田宗久(2014年4月4日). “北九州空港:乗降客1000万人に”. 毎日新聞 (毎日新聞社)
- ^ “福岡空港“容量オーバー”発着15万回超 24年過去最高、滑走路増設課題に”. イザ!. 産経新聞 (産経デジタル). (2013年1月31日) 2013年9月1日閲覧。
- ^ “「福岡県の空港の将来構想」を策定しました”. 福岡県 (2014年11月21日). 2015年7月12日閲覧。
- ^ 「北九州空港、延伸工事を開始 滑走路3000メートル、2027年供用開始」『西日本新聞me』西日本新聞社、2023年12月2日。2024年1月23日閲覧。
- ^ 「北九州空港の滑走路延伸「我々の悲願」「稼げる空港に」…テープカットで着工祝う」『読売新聞』読売新聞社、2023年12月2日。2024年1月23日閲覧。
- ^ “北九州空港滑走路延長計画”. 国土交通省九州地方整備局港湾空港部. 2021年6月8日閲覧。
- ^ “北九州空港の延伸滑走路、27年8月に運用開始”. 日本経済新聞. 2023年11月3日閲覧。
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外部リンク
[編集]- 北九州空港公式サイト - 北九州エアターミナル
- 北九州空港(KKJ)公式 (@kitakyushu.airport_kkj) - Instagram
- 北九州空港振興協議会
- 北九州空港 - 福岡県企画・地域振興部空港対策局
- 北九州空港 - 国土交通省大阪航空局
- 北九州空港 - 国土交通省九州地方整備局北九州港湾・空港整備事務所