「あさひ (護衛艦・2代)」の版間の差分
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|艦級 = [[あさひ型護衛艦 (2代)|あさひ型]] |
|艦級 = [[あさひ型護衛艦 (2代)|あさひ型]] |
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|母港 = [[佐世保基地 (海上自衛隊)|佐世保基地]] |
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|所属=[[第2護衛隊群]]第2護衛隊 |
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|建造費 = 701億円 |
|建造費 = 701億円 |
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|排水量 = |
|基準排水量 = 5,100[[トン数|トン]] |
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|全長 = 151[[メートル|m]] |
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|全幅 = 18.3m |
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|航続距離 = |
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|潜航限界深度 = |
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|搭載量 = |
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|兵装 = [[Mk 45 5インチ砲|62口径5インチ単装砲]] × 1基<br />[[Mk 41 (ミサイル発射機)|Mk.41]] [[VLS]](32セル) × 1基<ref>{{Cite journal|和書|journal=世界の艦船|issue=865|year=2017|month=9|publisher=海人社}}</ref> |
|兵装 = [[Mk 45 5インチ砲|62口径5インチ単装砲]] × 1基<br />[[ファランクス (火器)|高性能20mm機関砲]]([[CIWS]])× 2基<br />[[90式艦対艦誘導弾|90式]][[艦対艦ミサイル|SSM]] 4連装発射筒 × 2基<br />[[Mk 41 (ミサイル発射機)|Mk.41]] [[VLS]](32セル) × 1基<ref>{{Cite journal|和書|journal=世界の艦船|issue=865|year=2017|month=9|publisher=海人社}}</ref><br />[[Mk 32 短魚雷発射管|3連装短魚雷発射管]] × 2基 |
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|艦載機 = [[SH-60K (航空機)|SH-60K]] [[対潜哨戒機#哨戒ヘリコプター|哨戒ヘリコプター]] × 1機 |
|艦載機 = [[SH-60K (航空機)|SH-60K]] [[対潜哨戒機#哨戒ヘリコプター|哨戒ヘリコプター]] × 1機 |
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|総艦載機数 = |
|総艦載機数 = |
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|レーダー = [[FCS-3#OPY-1|OPY-1]] 多機能型 × 1基<br />OPS-48 対水上用 × 1基 |
|レーダー = [[FCS-3#OPY-1|OPY-1]] 多機能型 × 1基<br />OPS-48 対水上用 × 1基 |
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|ソナー = [[海上自衛隊のソナー#第4世代 (OQS-XX)|OQQ-24 艦首装備式]] × 1基<br />[[戦術曳航ソナー|OQR-4 曳航式]] × 1基 |
|ソナー = [[海上自衛隊のソナー#第4世代 (OQS-XX)|OQQ-24 艦首装備式]] × 1基<br />[[戦術曳航ソナー|OQR-4 曳航式]] × 1基 |
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|電子戦 = [[海上自衛隊の電子戦装置|電子戦装 |
|電子戦 = [[海上自衛隊の電子戦装置#第3世代 (水電妨)|NOLQ-3D-2]] 統合電子戦システム<br />[[Mk 36 SRBOC|Mk.137]] 6連装[[デコイ]]発射機 × 4基 |
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|愛称 = |
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|モットー = |
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|その他 = 曳航具4型 対魚雷デコイ<br/>投射型静止式ジャマー (FAJ) 4連装発射機 × 1基<br/>自走式デコイ (MOD) 4連装発射機 × 1基 |
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[[File:JS Asahi(DD-119) at Mitsubishi Heavy Industries Nagasaki Shipyard November 25, 2017 01.jpg|thumb| |
[[File:JS Asahi(DD-119) at Mitsubishi Heavy Industries Nagasaki Shipyard November 25, 2017 01.jpg|thumb|280px|<center>三菱重工業長崎造船所で艤装中の「あさひ」]] |
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[[File:DD119 Asahi-2.jpg|thumb|280px|<center>航行中の「あさひ」]] |
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'''あさひ'''([[ローマ字]]:'''JS Asahi, DD-119''')は、[[海上自衛隊]]の[[護衛艦]]。[[あさひ型護衛艦 (2代)]]の1番艦。この名を受け継いだ日本の艦艇としては、[[大日本帝国海軍|旧海軍]]の[[戦艦]]「[[朝日 (戦艦)|朝日]]」、護衛艦「[[あさひ型護衛艦 (初代)|あさひ (DE-262)]]」に続き3代目にあたる。建造費は701億円<ref>{{Cite web|author=[[防衛省]]|year=2013|url= |
'''あさひ'''([[ローマ字]]:'''JS Asahi, DD-119''')は、[[海上自衛隊]]の[[護衛艦]]。[[あさひ型護衛艦 (2代)]]の1番艦。この名を受け継いだ日本の艦艇としては、[[大日本帝国海軍|旧海軍]]の[[戦艦]]「[[朝日 (戦艦)|朝日]]」、護衛艦「[[あさひ型護衛艦 (初代)|あさひ (DE-262)]]」に続き3代目にあたる。建造費は701億円<ref>{{Cite web|和書|author=[[防衛省]]|year=2013|url=https://warp.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/11488652/www.mod.go.jp/j/yosan/yosan_gaiyo/2013/yosan.pdf|title=我が国の防衛と予算 平成25年度予算の概要|format=PDF|accessdate=2018-3-3}}</ref>。 |
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== 艦歴 == |
== 艦歴 == |
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「あさひ」は、[[中期防衛力整備計画 (2011)|中期防衛力整備計画(23中期防)]]に基づく平成25年度計画5000トン型護衛艦1613号艦として、[[三菱重工業長崎造船所]]で2015年8月4日に起工され、2016年10月19日に命名・進水、2017年7月5日に公試開始、2018年3月7日に就役し<ref>{{PDFlink|[ |
「あさひ」は、[[中期防衛力整備計画 (2011)|中期防衛力整備計画(23中期防)]]に基づく平成25年度計画5000トン型護衛艦1613号艦として、[[三菱重工業長崎造船所]]で2015年8月4日に起工され、2016年10月19日に命名・進水、2017年7月5日に公試開始、2018年3月7日に就役し<ref>{{PDFlink|[https://www.mod.go.jp/msdf/release/201802/20180227-02.pdf 護衛艦「あさひ」の引渡式・自衛艦旗授与式等について ]}}</ref>、[[第2護衛隊群]]第2護衛隊に編入された。定係港は[[佐世保基地 (海上自衛隊)|佐世保基地]]。 |
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[[2019年]]5月23日から28日にかけて護衛艦「[[ありあけ (護衛艦・2代)|ありあけ]]」とともに[[グアム島]]周辺海空域において実施される日米豪韓共同訓練(パシフィック・ヴァンガード19-1)に参加する。主要訓練項目は対空戦、対水上戦、対潜戦訓練等<ref>{{PDFlink|[https://www.mod.go.jp/msdf/release/201905/20190523-01.pdf 日米豪韓共同訓練(パシフィック・ヴァンガード19-1)の実施について ]}}</ref>。 |
[[2019年]]5月23日から28日にかけて護衛艦「[[ありあけ (護衛艦・2代)|ありあけ]]」とともに[[グアム島]]周辺海空域において実施される日米豪韓共同訓練(パシフィック・ヴァンガード19-1)に参加する。主要訓練項目は対空戦、対水上戦、対潜戦訓練等<ref>{{PDFlink|[https://www.mod.go.jp/msdf/release/201905/20190523-01.pdf 日米豪韓共同訓練(パシフィック・ヴァンガード19-1)の実施について ]}}</ref>。 |
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同年9月17日から9月29日及び10月15日から10月23日までの間、 [[関東地方|関東]]南方から[[沖縄]]周辺を経て[[九州]]西方へ至る海空域において日豪共同訓練(日豪トライデント)を実施する。海自からは本艦のほか、護衛艦「[[はるさめ (護衛艦・2代)|はるさめ]]」、「[[てるづき (護衛艦・2代)|てるづき]]」、「[[あたご (護衛艦)|あたご]]」、[[補給艦]]「[[ましゅう (補給艦)|ましゅう]]」及び[[P-1 (哨戒機)|P-1哨戒機]]又は[[P-3 (航空機)|P-3C哨戒機]]と[[潜水艦]]が、[[オーストラリア海軍]]からは艦艇及び潜水艦が参加し、 各種戦術訓練を実施する<ref>{{PDFlink|[https://www.mod.go.jp/msdf/release/201909/20190910.pdf 日豪共同訓練(日豪トライデント)の実施について]}}</ref>。 |
同年9月17日から9月29日及び10月15日から10月23日までの間、 [[関東地方|関東]]南方から[[沖縄]]周辺を経て[[九州]]西方へ至る海空域において日豪共同訓練(日豪トライデント)を実施する。海自からは本艦のほか、護衛艦「[[はるさめ (護衛艦・2代)|はるさめ]]」、「[[てるづき (護衛艦・2代)|てるづき]]」、「[[あたご (護衛艦)|あたご]]」、[[補給艦]]「[[ましゅう (補給艦)|ましゅう]]」及び[[P-1 (哨戒機)|P-1哨戒機]]又は[[P-3 (航空機)|P-3C哨戒機]]と[[潜水艦]]が、[[オーストラリア海軍]]からは艦艇及び潜水艦が参加し、 各種戦術訓練を実施する<ref>{{PDFlink|[https://www.mod.go.jp/msdf/release/201909/20190910.pdf 日豪共同訓練(日豪トライデント)の実施について]}}</ref>。 |
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[[2021年]][[1月15日]]、[[沖大東島]]周辺海空域において、護衛艦「[[こんごう (護衛艦)|こんごう]]」とともに日米共同訓練を実施した。米海軍からは空母「[[セオドア・ルーズベルト (空母)|セオドア・ルーズベルト]]」、巡洋艦「[[バンカー・ヒル (ミサイル巡洋艦)|バンカー・ヒル]]」、駆逐艦「[[ジョン・フィン (ミサイル駆逐艦)|ジョン・フィン]]」が参加し、各種戦術訓練を実施した<ref>{{PDFlink|[https://www.mod.go.jp/msdf/release/202101/20210116.pdf 日米共同訓練について]}}</ref>。 |
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同年5月11日から17日にかけて護衛艦「[[いせ (護衛艦)|いせ]]」、「[[あしがら (護衛艦)|あしがら]]」、「こんごう」、[[輸送艦]]「[[おおすみ (輸送艦・2代)|おおすみ]]」、[[ミサイル艇]]「[[おおたか (ミサイル艇)|おおたか]]」、「[[しらたか (ミサイル艇)|しらたか]]」、哨戒機、潜水艦とともに[[東シナ海]]において日米豪仏共同訓練(ARC21)に参加する。米海軍からは[[ドック型輸送揚陸艦]]「[[ニューオーリンズ (ドック型輸送揚陸艦)|ニューオリンズ]]」、[[オーストラリア海軍|豪海軍]]からはフリゲート「[[アンザック級フリゲート|パラマッタ]]」、[[フランス海軍|仏海軍]]からは[[強襲揚陸艦]]「[[トネール (強襲揚陸艦)|トネール]]」、フリゲート「[[シュルクーフ (フリゲート)|シュルクーフ]]」が参加し、防空訓練、対潜訓練、着上陸訓練を実施する<ref>[https://www.mod.go.jp/msdf/release/202105/20210511.pdf 日米豪仏共同訓練(ARC21)について]</ref>。 |
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同年8月24日には、沖縄南方海空域において護衛艦「[[いせ (護衛艦)|いせ]]」、[[陸上自衛隊]]([[水陸機動団]]、[[第1ヘリコプター団]]、[[西部方面航空隊]])、[[航空自衛隊]]([[第9航空団]]、[[南西航空警戒管制団]])とともに米国主催大規模広域訓練2021(LSGE21:Large-Scale Global Exercise 2021)に参加した。米海軍から強襲揚陸艦「[[アメリカ (強襲揚陸艦)|アメリカ]]」、ドック型揚陸艦「ニューオーリンズ」、駆逐艦「[[ザ・サリヴァンズ (ミサイル駆逐艦)|ザ・サリバンズ]]」、[[英海軍]]から空母「[[クイーン・エリザベス (空母)|クイーン・エリザベス]]」及び駆逐艦「[[45型駆逐艦|ディフェンダー]]」、フリゲート「[[23型フリゲート|ケント]]」、[[オランダ海軍]]フリゲート「[[エヴァーツェン (フリゲート・2代)|エファーツェン]]」が参加し、航空作戦訓練(対戦闘機戦闘訓練及びPHOTEX)、海上作戦訓練(クロスデッキ、通信訓練及びPHOTEX)を実施した<ref>{{PDFlink|[https://www.mod.go.jp/js/Press/press2021/press_pdf/p20210825_01.pdf 米国主催大規模広域訓練2021(LSGE21:Large-Scale Global Exercise 2021)への参加について]}}</ref>。翌25日から26日には英国空母打撃群({{仮リンク|CSG21|en|United Kingdom Carrier Strike Group 21}}:英空母「クイーン・エリザベス」、フリゲート「ケント」、駆逐艦「ディフェンダー」、米駆逐艦「ザ・サリバンズ」、蘭フリゲート艦「エファーツェン」)と日英米蘭共同訓練(PACIFIC CROWN 21-1)を実施した<ref>{{PDFlink|[https://www.mod.go.jp/msdf/release/202108/20210827-1.pdf 日英米蘭共同訓練(PACIFIC CROWN 21-1)について]}}</ref>。 |
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同年9月2日から7日にかけて、東シナ海から[[四国]]南方を経て[[関東地方|関東]]南方に至る海空域おいて、再び英国空母打撃群と日英米蘭加共同訓練(PACIFIC CROWN 21‐3)を実施する<ref name="PC21-3">{{PDFlink|[https://www.mod.go.jp/msdf/release/202109/20210902.pdf 日英米蘭加共同訓練(PACIFIC CROWN 21-3)について 海上幕僚監部(令和3年9月2日)]}}</ref>。海自からは本艦の他、護衛艦「いせ」、「はるさめ」、「[[たかなみ (護衛艦・2代)|たかなみ]]」、「[[きりしま (護衛艦)|きりしま]]」、「[[おおなみ (護衛艦・2代)|おおなみ]]」、「[[てるづき (護衛艦・2代)|てるづき]]」及び[[潜水艦]]1隻、P‐1哨戒機が、空自からは[[F-2 (航空機)|F-2]]、[[F-15J (航空機)|F-15]][[戦闘機]]、[[E-767 (航空機)|E-767]][[早期警戒管制機]]が参加し、対抗戦、防空戦、対潜戦等を実施する<ref name="PC21-3"/>。また、英国空母打撃群には、[[カナダ海軍]]フリゲート「[[ウィニペグ (フリゲート)|ウィニペグ]]」が加わった<ref name="PC21-3"/>。 |
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同年11月3日、東シナ海において護衛艦「いせ」、「はるさめ」、[[ミサイル艇]]「[[おおたか (ミサイル艇)|おおたか]]」、[[掃海艇]]「[[ひらしま (掃海艇)|ひらしま]]」、「[[やくしま (掃海艇・3代)|やくしま]]」、「[[たかしま (掃海艇・3代)|たかしま]]」とともに米海軍[[強襲揚陸艦]]「[[アメリカ (強襲揚陸艦)|アメリカ]]」と日米共同訓練を実施した<ref>{{PDFlink|[https://www.mod.go.jp/msdf/release/202111/20211104.pdf 日米共同訓練について 海上幕僚監部(令和3年11月4日)]}}</ref>。 |
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[[2022年]]7月4日から6日にかけて、東シナ海から沖縄東方に至る海空域において、米海軍駆逐艦「[[デューイ (ミサイル駆逐艦・2代)|デューイ]]」、オーストラリア海軍フリゲート「パラマッタ」とともに、日米豪共同訓練を行い、各種戦術訓練(対水上戦、PHOTEX等)を実施した<ref>{{PDFlink|[https://www.mod.go.jp/msdf/release/202207/20220707-1.pdf 日米豪共同訓練について 海上幕僚監部(令和4年7月7日)]}}</ref>。 |
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同年9月30日、[[日本海]]において、日米韓共同訓練を実施した。米海軍からは空母「[[ロナルド・レーガン (空母)|ロナルド・レーガン]]」、巡洋艦「[[チャンセラーズビル (ミサイル巡洋艦)|チャンセラーズビル]]」、駆逐艦「[[バリー (ミサイル駆逐艦)|バリー]]」・「[[ベンフォールド (ミサイル駆逐艦)|ベンフォールド]]」、[[潜水艦]]が、[[韓国海軍]]からは駆逐艦「[[文武大王 (駆逐艦)|ムンム・デワン]]」が参加し、各種戦術訓練(対潜戦訓練、PHOTOEX等)を実施した<ref>{{PDFlink|[https://www.mod.go.jp/msdf/release/202209/20220929.pdf 日米韓共同訓練について 海上幕僚監部(令和4年9月29日)]}}</ref>。同年10月1日から10日にかけて、日本周辺(日本海を含む。)において米海軍空母「ロナルド・レーガン」、巡洋艦「チャンセラーズビル」、駆逐艦「ベンフォールド」、補給艦「ユーコン」と各種戦術訓練(対水上戦訓練、洋上補給、PHOTO EX等)の日米共同訓練を実施した<ref>{{PDFlink|[https://www.mod.go.jp/msdf/release/202210/20221011-02.pdf 日米共同訓練について 海上幕僚監部(令和4年10月11日)]}}</ref>。 |
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=== 歴代艦長 === |
=== 歴代艦長 === |
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!colspan="7"|艦長 |
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|1||高岡 智 ||2018.3.7 - 2019.7.24|| ||あさひ艤装員長||[[舞鶴地方隊|舞鶴地方総監部]][[監察官]]|| |
|1||高岡 智 ||2018.3.7 - 2019.7.24|| ||あさひ艤装員長||[[舞鶴地方隊|舞鶴地方総監部]][[監察官]]|| |
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|2||沖重大樹||2019.7.25 - ||防大40期||[[横須賀地方隊|横須賀地方総監部]]管理部人事課長|| || |
|2||沖重大樹||2019.7.25 - 2020.7.9||防大40期||[[横須賀地方隊|横須賀地方総監部]]管理部人事課長||[[呉地方隊|呉地方総監部]]防衛部第3幕僚室長<br />兼 第5幕僚室長||2020.7.1<br />[[1等海佐]]昇任 |
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|3||池﨑裕之||2020.7.10 - 2021.8.1|| ||[[統合幕僚監部]]防衛計画部計画課||護衛艦隊司令部幕僚<br />兼 自衛艦隊司令部|| |
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|4||池田忠司||2021.8.2 - 2022.12.4|| ||横須賀地方総監部管理部人事課長||護衛艦隊司令部|| |
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|5||大濵英樹||2022.12.5 - 2024.3.{{0}}|| ||練習艦隊司令部|| || |
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|6||髙城正太||2024.3.{{0}} - || ||[[しらせ (砕氷艦・2代)|しらせ]]運用長|| |
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== 登場作品 == |
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; 『[[ソードアート・オンライン]]』 |
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: TVアニメ版アリシゼーション編第17話に登場。オーシャン・タートルの近辺を航行する。原作では架空艦艇であったが、アニメ化に際して資料などの関係で「あさひ」が登場することになった。<ref>{{Cite web|title=原作者・川原礫のTwitterでの発言より|url=https://twitter.com/kunori/status/1091727433630269441|date=2019-02-02|accessdate=2019-05-30|language=ja|publisher=}}</ref> |
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== 脚注 == |
== 脚注 == |
2024年4月4日 (木) 22:37時点における最新版
あさひ | |
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基本情報 | |
建造所 | 三菱重工業 長崎造船所 |
運用者 | 海上自衛隊 |
艦種 | 汎用護衛艦 |
級名 | あさひ型 |
建造費 | 701億円 |
母港 | 佐世保基地 |
所属 | 第2護衛隊群第2護衛隊 |
艦歴 | |
計画 | 平成25年度計画 |
発注 | 2013年 |
起工 | 2015年8月4日 |
進水 | 2016年10月19日 |
竣工 | 2018年3月7日 |
要目 | |
基準排水量 | 5,100トン |
満載排水量 | 6,800トン |
全長 | 151m |
最大幅 | 18.3m |
深さ | 10.9m |
吃水 | 5.4m |
機関 | COGLAG方式 |
主機 |
LM2500IEC ガスタービンエンジン × 2基 電動機 × 2基 |
出力 | 62,500PS |
推進器 | スクリュープロペラ × 2軸 |
速力 | 最大 30kt |
乗員 | 180名 |
兵装 |
62口径5インチ単装砲 × 1基 高性能20mm機関砲(CIWS)× 2基 90式SSM 4連装発射筒 × 2基 Mk.41 VLS(32セル) × 1基[1] 3連装短魚雷発射管 × 2基 |
搭載機 | SH-60K 哨戒ヘリコプター × 1機 |
C4ISTAR | OYQ-13 情報処理装置 |
レーダー |
OPY-1 多機能型 × 1基 OPS-48 対水上用 × 1基 |
ソナー |
OQQ-24 艦首装備式 × 1基 OQR-4 曳航式 × 1基 |
電子戦・ 対抗手段 |
NOLQ-3D-2 統合電子戦システム Mk.137 6連装デコイ発射機 × 4基 |
その他 |
曳航具4型 対魚雷デコイ 投射型静止式ジャマー (FAJ) 4連装発射機 × 1基 自走式デコイ (MOD) 4連装発射機 × 1基 |
あさひ(ローマ字:JS Asahi, DD-119)は、海上自衛隊の護衛艦。あさひ型護衛艦 (2代)の1番艦。この名を受け継いだ日本の艦艇としては、旧海軍の戦艦「朝日」、護衛艦「あさひ (DE-262)」に続き3代目にあたる。建造費は701億円[2]。
艦歴
[編集]「あさひ」は、中期防衛力整備計画(23中期防)に基づく平成25年度計画5000トン型護衛艦1613号艦として、三菱重工業長崎造船所で2015年8月4日に起工され、2016年10月19日に命名・進水、2017年7月5日に公試開始、2018年3月7日に就役し[3]、第2護衛隊群第2護衛隊に編入された。定係港は佐世保基地。
2019年5月23日から28日にかけて護衛艦「ありあけ」とともにグアム島周辺海空域において実施される日米豪韓共同訓練(パシフィック・ヴァンガード19-1)に参加する。主要訓練項目は対空戦、対水上戦、対潜戦訓練等[4]。
同年9月17日から9月29日及び10月15日から10月23日までの間、 関東南方から沖縄周辺を経て九州西方へ至る海空域において日豪共同訓練(日豪トライデント)を実施する。海自からは本艦のほか、護衛艦「はるさめ」、「てるづき」、「あたご」、補給艦「ましゅう」及びP-1哨戒機又はP-3C哨戒機と潜水艦が、オーストラリア海軍からは艦艇及び潜水艦が参加し、 各種戦術訓練を実施する[5]。
2021年1月15日、沖大東島周辺海空域において、護衛艦「こんごう」とともに日米共同訓練を実施した。米海軍からは空母「セオドア・ルーズベルト」、巡洋艦「バンカー・ヒル」、駆逐艦「ジョン・フィン」が参加し、各種戦術訓練を実施した[6]。 同年5月11日から17日にかけて護衛艦「いせ」、「あしがら」、「こんごう」、輸送艦「おおすみ」、ミサイル艇「おおたか」、「しらたか」、哨戒機、潜水艦とともに東シナ海において日米豪仏共同訓練(ARC21)に参加する。米海軍からはドック型輸送揚陸艦「ニューオリンズ」、豪海軍からはフリゲート「パラマッタ」、仏海軍からは強襲揚陸艦「トネール」、フリゲート「シュルクーフ」が参加し、防空訓練、対潜訓練、着上陸訓練を実施する[7]。
同年8月24日には、沖縄南方海空域において護衛艦「いせ」、陸上自衛隊(水陸機動団、第1ヘリコプター団、西部方面航空隊)、航空自衛隊(第9航空団、南西航空警戒管制団)とともに米国主催大規模広域訓練2021(LSGE21:Large-Scale Global Exercise 2021)に参加した。米海軍から強襲揚陸艦「アメリカ」、ドック型揚陸艦「ニューオーリンズ」、駆逐艦「ザ・サリバンズ」、英海軍から空母「クイーン・エリザベス」及び駆逐艦「ディフェンダー」、フリゲート「ケント」、オランダ海軍フリゲート「エファーツェン」が参加し、航空作戦訓練(対戦闘機戦闘訓練及びPHOTEX)、海上作戦訓練(クロスデッキ、通信訓練及びPHOTEX)を実施した[8]。翌25日から26日には英国空母打撃群(CSG21:英空母「クイーン・エリザベス」、フリゲート「ケント」、駆逐艦「ディフェンダー」、米駆逐艦「ザ・サリバンズ」、蘭フリゲート艦「エファーツェン」)と日英米蘭共同訓練(PACIFIC CROWN 21-1)を実施した[9]。
同年9月2日から7日にかけて、東シナ海から四国南方を経て関東南方に至る海空域おいて、再び英国空母打撃群と日英米蘭加共同訓練(PACIFIC CROWN 21‐3)を実施する[10]。海自からは本艦の他、護衛艦「いせ」、「はるさめ」、「たかなみ」、「きりしま」、「おおなみ」、「てるづき」及び潜水艦1隻、P‐1哨戒機が、空自からはF-2、F-15戦闘機、E-767早期警戒管制機が参加し、対抗戦、防空戦、対潜戦等を実施する[10]。また、英国空母打撃群には、カナダ海軍フリゲート「ウィニペグ」が加わった[10]。
同年11月3日、東シナ海において護衛艦「いせ」、「はるさめ」、ミサイル艇「おおたか」、掃海艇「ひらしま」、「やくしま」、「たかしま」とともに米海軍強襲揚陸艦「アメリカ」と日米共同訓練を実施した[11]。
2022年7月4日から6日にかけて、東シナ海から沖縄東方に至る海空域において、米海軍駆逐艦「デューイ」、オーストラリア海軍フリゲート「パラマッタ」とともに、日米豪共同訓練を行い、各種戦術訓練(対水上戦、PHOTEX等)を実施した[12]。
同年9月30日、日本海において、日米韓共同訓練を実施した。米海軍からは空母「ロナルド・レーガン」、巡洋艦「チャンセラーズビル」、駆逐艦「バリー」・「ベンフォールド」、潜水艦が、韓国海軍からは駆逐艦「ムンム・デワン」が参加し、各種戦術訓練(対潜戦訓練、PHOTOEX等)を実施した[13]。同年10月1日から10日にかけて、日本周辺(日本海を含む。)において米海軍空母「ロナルド・レーガン」、巡洋艦「チャンセラーズビル」、駆逐艦「ベンフォールド」、補給艦「ユーコン」と各種戦術訓練(対水上戦訓練、洋上補給、PHOTO EX等)の日米共同訓練を実施した[14]。
歴代艦長
[編集]代 | 氏名 | 在任期間 | 出身校・期 | 前職 | 後職 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
艤装員長 | ||||||
- | 高岡 智 | 2016.10.19 - 2018.3.6 | まつゆき艦長 | あさひ艦長 | ||
艦長 | ||||||
1 | 高岡 智 | 2018.3.7 - 2019.7.24 | あさひ艤装員長 | 舞鶴地方総監部監察官 | ||
2 | 沖重大樹 | 2019.7.25 - 2020.7.9 | 防大40期 | 横須賀地方総監部管理部人事課長 | 呉地方総監部防衛部第3幕僚室長 兼 第5幕僚室長 |
2020.7.1 1等海佐昇任 |
3 | 池﨑裕之 | 2020.7.10 - 2021.8.1 | 統合幕僚監部防衛計画部計画課 | 護衛艦隊司令部幕僚 兼 自衛艦隊司令部 |
||
4 | 池田忠司 | 2021.8.2 - 2022.12.4 | 横須賀地方総監部管理部人事課長 | 護衛艦隊司令部 | ||
5 | 大濵英樹 | 2022.12.5 - 2024.3. | 練習艦隊司令部 | |||
6 | 髙城正太 | 2024.3. | -しらせ運用長 |
脚注
[編集]- ^ 『世界の艦船』第865号、海人社、2017年9月。
- ^ 防衛省 (2013年). “我が国の防衛と予算 平成25年度予算の概要” (PDF). 2018年3月3日閲覧。
- ^ 護衛艦「あさひ」の引渡式・自衛艦旗授与式等について (PDF)
- ^ 日米豪韓共同訓練(パシフィック・ヴァンガード19-1)の実施について (PDF)
- ^ 日豪共同訓練(日豪トライデント)の実施について (PDF)
- ^ 日米共同訓練について (PDF)
- ^ 日米豪仏共同訓練(ARC21)について
- ^ 米国主催大規模広域訓練2021(LSGE21:Large-Scale Global Exercise 2021)への参加について (PDF)
- ^ 日英米蘭共同訓練(PACIFIC CROWN 21-1)について (PDF)
- ^ a b c 日英米蘭加共同訓練(PACIFIC CROWN 21-3)について 海上幕僚監部(令和3年9月2日) (PDF)
- ^ 日米共同訓練について 海上幕僚監部(令和3年11月4日) (PDF)
- ^ 日米豪共同訓練について 海上幕僚監部(令和4年7月7日) (PDF)
- ^ 日米韓共同訓練について 海上幕僚監部(令和4年9月29日) (PDF)
- ^ 日米共同訓練について 海上幕僚監部(令和4年10月11日) (PDF)
外部リンク
[編集]- 【引渡式・自衛艦旗授与式】 護衛艦「あさひ」(ロング・バージョン) - YouTube - 防衛省 海上自衛隊 公式チャンネル
- 【命名・進水式】 護衛艦「あさひ」命名・進水式 海上自衛隊 - YouTube - 防衛省 海上自衛隊 公式チャンネル