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* 音楽 - [[中川幸太郎]] |
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* 音楽制作 - [[日本コロムビア]] |
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* 製作総指揮 - 安田猛 |
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* プロデューサー - 小林潤香、紅谷佳和 |
* プロデューサー - 小林潤香、紅谷佳和 |
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* アソシエイションプロデューサー - 比留間隆、福田順、青木絵理子 |
* アソシエイションプロデューサー - 比留間隆、福田順、青木絵理子 |
2011年2月27日 (日) 07:36時点における版
GOSICK -ゴシック- | |||
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ジャンル | 推理小説 | ||
小説 | |||
著者 | 桜庭一樹 | ||
イラスト | 武田日向(富士見ミステリー文庫版) | ||
出版社 | 角川書店・富士見書房 | ||
| |||
掲載誌 | 月刊ドラゴンマガジン ファンタジアバトルロイヤル | ||
レーベル | 角川文庫・富士見ミステリー文庫 | ||
連載期間 | 月刊ドラゴンマガジン:2004年1月号 ファンタジアバトルロイヤル: 2004年春号 - 2006年冬号 | ||
刊行期間 | 2003年12月 - 継続中 | ||
巻数 | 既刊9巻(新装版を除く) | ||
漫画 | |||
原作・原案など | 桜庭一樹 | ||
作画 | 天乃咲哉 | ||
出版社 | 富士見書房 | ||
掲載誌 | 月刊ドラゴンエイジ | ||
レーベル | ドラゴンコミックスエイジ | ||
発表期間 | 2008年1月号 - 連載中 | ||
巻数 | 既刊6巻 | ||
アニメ | |||
原作 | 桜庭一樹 | ||
監督 | 難波日登志 | ||
シリーズ構成 | 岡田麿里 | ||
キャラクターデザイン | 川元利浩、富岡隆司 | ||
アニメーション制作 | ボンズ | ||
製作 | GOSICK製作委員会 | ||
放送局 | 放送局参照 | ||
放送期間 | 2011年1月 - | ||
話数 | 全24話(予定) | ||
テンプレート - ノート | |||
プロジェクト | 漫画・アニメ | ||
ポータル | 漫画・アニメ |
『GOSICK -ゴシック-』は、富士見ミステリー文庫(富士見書房)から刊行され、現在は角川文庫(角川書店)から刊行されている桜庭一樹による日本のミステリー作品。富士見ミステリー文庫で刊行時のイラストは武田日向が担当。
概要
2006年4月にドラマCDが発売された。また、「月刊ドラゴンエイジ」2008年1月号より天乃咲哉による漫画版が連載されている。ボンズによるアニメ化が発表された。2011年1月より放送中。
角川文庫版ではイラストがないが、イラストを収録した新装版が角川ビーンズ文庫から2011年4月1日に発売予定である。
富士見ミステリー文庫の廃刊以降しばらく新作が発表されていなかったが、2010年12月から4ヶ月間、角川書店の文芸誌野性時代に短篇が掲載される。また、2011年内にsIV・VII・VIIIの刊行が告知され、VIIIを以って完結となる予定。
主な内容
時は1924年、第一次世界大戦後のヨーロッパ。ソヴュール王国の貴族の子弟の為の寄宿学校・聖マルグリット学園に在籍する日本からの留学生・久城一弥は、天才的な頭脳を持つ同級生の少女・ヴィクトリカと共に様々な事件に遭遇する。
物語の舞台
ソヴュール王国はヨーロッパにある架空の王国。フランス、イタリア、スイスと接しており、公用語はフランス語である。首都はソヴレム。国土は小さいが豊かな国で、第一次世界大戦でも連合国の一つとして勝利を収め、「西欧の小さな巨人」と謳われるほど。占いや魔術を国家運営に取り入れる「オカルト省」という官庁が存在する。アルプス山脈のふもとにある聖マルグリット学園は、王国ほどではないが長く荘厳な歴史を誇る名門。故に「ヨーロッパの秘密の武器庫」と言われる。元々はソヴュールの貴族の子弟達のみが入学を許されていたが、大戦の後は同盟国からも優秀な留学生を受け入れている。
注意:以降の記述にはGOSICK -ゴシック-に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。
登場人物
※声優は、ドラマCD版 / テレビアニメ版の順。1名だけの表記の場合は、テレビアニメ版の声優を示す。
- ヴィクトリカ・ド・ブロワ
- 声 - 斎藤千和 / 悠木碧
- 本作のヒロイン。金の髪と碧の瞳、そして人形か妖精と見紛うほどの美しい容姿をした少女。書物、お菓子、フリル、綺麗なモノ、そしてお風呂が大好き。非常に痛がりであり、自分が痛みを感じることや硬い食べ物を嫌う。普段は授業に出ず、図書館塔の頂上にある植物園で本を読んで一日を過ごしている。一弥が集めた情報から事件の全貌を推理する安楽椅子探偵。彼女の言葉を借りるなら、「混沌(カオス)の欠片」を彼女の溢れる「知恵の泉」が再構成するのだという。いつも暇を持て余していて、そのときの口癖は「退屈だ」。
- 一弥と同級生だが見た目は幼く、背も低い反面、老婆のようなしわがれた声で話す。しかし、実際は面倒臭がりで気まぐれかつ毒舌家。また、注射を怖がる・自分の思い通りにならないと我儘を言う等、見た目相応の子供のような一面も併せ持つ。些細なことですぐに不機嫌になり、そのときは一弥を無視したりド突いたりする。また、自分の事や不都合な話を持ち込まれると大抵の場合は沈黙・知らん振りをし、逆に問い詰められたりバカにされたりするとムキになる。一弥をからかって怒らせるのはお約束で喧嘩をすることも多い。一弥を表向きでは下僕として扱っているが、彼と離れ離れになることを恐れており、難事件で出かける際には彼と一緒に帰ることを望んでいる。また、アブリルとはほとんど会話をしたことはないものの、最悪なファースト・コンタクト[1]のせいもあって犬猿の仲であり、「屁こきいもり」と吐き捨てているが、一度だけ無意識に彼女の名前で呼んだこともある。
- 普段は冷静で無表情だが、一弥に「絶交だ!」といわれた際には大泣きをしながら否定し、一弥が守るために一人だけ部屋へと押しやった際には普段の冷静を欠いたり、一弥から貰ったプレゼントを無愛想に受け取りながらも実は大喜びしていたりと、他人の見ていないところでは感情を露に出すことも度々ある。
- “灰色狼”であるコルデリアの娘であり、ヴィクトリカもまた彼女と同様に“灰色狼”であり、ブロワ家では恐れられている存在である。普通の少女と雰囲気が違うという理由だけで、かつては軟禁生活を強いられて一人孤独な日々を過ごしてきたという過去を持っており、彼女が称するに「囚われの姫」であった。“灰色狼”であるが故に基本的には学園の外には出られず、外に出る場合はグレヴィールから特別な外出許可をもらい彼と同行する必要がある。出かける際にはやたら大荷物を持っていくことが多く、一弥に毎回必要の無いものを整理されている。『GOSICK II』ではコルデリアの無念を晴らすために、無断で学園の外を飛び出した。
- 久城 一弥(くじょう かずや)
- 声 - 入野自由 / 江口拓也
- 本作の主人公。極東の島国からソヴュールに留学してきた帝国軍人一家の三男。非常に真面目な性格で、立派な軍人となるために日々勉強に励んでいる。家族は父と母、兄2人と姉1人。優秀な兄達にコンプレックスを抱いており、国を離れられる留学という選択をした。留学直後はその容姿と学園に伝わる怪談から「春に来る死神」と噂される。学園のある村で起きた殺人事件に巻き込まれた事がきっかけでヴィクトリカと知り合い、以来、彼女の友人となる。ヴィクトリカには振り回されたりからかわれたりして苦労も絶えず、喧嘩をすることも多いが、窮地に陥った際には彼女を守ろうと奮闘することもある。グレヴィールのアホウドリのような髪型を怖がっていると同時に、彼の理不尽な行為には少々呆れ気味である。
- 美しい金色をしたものや花が好きで、そうしたものを見たときに不意に心奪われることがある。また、歌が上手という特技を持っている。しかし当人はこうした趣味や特技を男子にとって恥ずべきことと考えており、父や兄たちに知られたら叱られると思っているため、他人には隠している。
- グレヴィール・ド・ブロワ
- 声 - 子安武人 / 木内秀信
- ヴィクトリカの腹違いの兄でソヴュール警察の警部。容姿、服装、立ち居振る舞いなど、どれをとっても見事な好青年なのだが、唯一その前髪だけがドリルのように鋭く尖っているという奇抜なヘアスタイルをしている。これは、ヴィクトリカの仕業。現在はドリルの数は2つに増えている。ヴィクトリカ曰く「アホウドリのような髪型」。ブロワ侯爵の嫡男で警察の仕事は貴族の道楽でやっている。いつも手を繋いでいる二人組の部下を引き連れている。ビスク・ドールが趣味で、警察署の彼の部屋にはビスク・ドールがいくつも並べられている。
- 自分で推理が出来ないために、ヴィクトリカの力を借りて難事件を解決し、手柄を独り占めにしている。生意気な口調のヴィクトリカのことを嫌っているが、同時に“灰色狼”の子であることを恐れている。目を合わせて直接話そうともせず、また当の彼女には適当にあしらわれている。しかし、何かあると自分がブロワ侯爵に何かをされるため、渋々彼女を監視している。また、不都合な話を振ると沈黙や知らん振りをする・外出の際には大荷物を持っていく等、ヴィクトリカと共通する部分はいくつかある。
- 幼馴染であるジャクリーヌのことが好きで、殺人の罪をきせられた彼女を救うためにヴィクトリカの力を借りたことがある。ドリルのような髪型になったのはその代償の一つであり、部下がいつも手を繋いでいるのも同じ理由である。このように代償の犠牲が大きすぎるという理由で、今では自分からヴィクトリカに頼むにいくことに難色を示しており、一弥を通してヴィクトリカの力を借りている。
- アブリル・ブラッドリー
- 声 - 川上とも子 / 下屋則子[2]
- 一弥の同級生でイギリスからの留学生。ショートカットの金髪とすらりとした手足が特徴の美人。一弥に好意を抱いている。怪談が大好きで、怪談を聞いた一弥が悲鳴を上げるとからかう。入学してすぐの頃に事件に巻き込まれている。高名な冒険家であるサー・ブラッドリーを祖父に持つ。
- セシル・ラフィット
- 声 - 堀江由衣 / 鹿野優以
- 一弥やヴィクトリカの担任。童顔で小柄、大きな丸眼鏡とふわふわのブルネットが特徴。聖マルグリット学園の卒業生。生徒思いで優しいが、やや頼りない。怖いことがあると眼鏡を置いたまま走って逃げ出してしまうが、眼鏡がないと基本的に何も出来ない。
- ゾフィ
- 声 - たかはし智秋 / 根谷美智子
- 一弥のいる男子寮の赤毛の色っぽい寮母さん。一弥にお使いを頼んだり、読み終わった新聞を提供したりする。セシルとは女子寮のメイドをしていた時に知り合った。オリエンタルなものを好み、一弥の部屋から度々服や小物を失敬している。(一弥曰く「強奪に近い」。)
- イアン、エバン
- 声 - 出村貴(イアン)、松本吉朗(エバン) / 未発表
- グレヴィールの部下。グレヴィールに同行することが多い。幼馴染でいつも手を繋いでおり、一弥には仲がいいと思われているが、これは前述の通りヴィクトリカの頼み事による代償でもある。兎皮のハンチング帽を被っている。
- コルデリア・ギャロ
- 声 - 沢城みゆき
- 「名もなき村」出身の“灰色狼”でヴィクトリカの母。ヴィクトリカによく似た外見だがヴィクトリカに比べて声は高く、どこか怪しく妖艶な感じの女性。幼い頃はメイドをしていたが、無実の罪で村を追放された。追放された後は踊り子として各地を転々とし大変な人気を集めていたが、“灰色狼”の血を望むブロワ公爵と結婚してヴィクトリカを生んだ。身軽さを生かし、塔の上で幽閉されていたヴィクトリカに金貨のペンダントを渡した。世界大戦で活躍。ヴィクトリカを常に見守っている。
- ブライアン・ロスコー
- 声 - 大川透
- 名もなき村を出た者の子孫で奇術師。村に現れて資金を出し、電気を引いた人物。もう一人の“灰色狼”。赤髪に切れ長の目に鋭く尖った顔が特徴の青年。コルデリア・ギャロと行動を共にする。コルデリアを痛めつけ“灰色狼”をただモノとして扱ったブロワ侯爵とオカルト省に敵意を抱いており、彼らに対抗するために科学アカデミーと接触するなどして暗躍をしている。
- ジュピター・ロジェ
- ソヴュール王国における科学アカデミーの主宰者。<ベルゼブブの頭蓋>でブライアンと接触する。
- 久城 瑠璃(くじょう るり)
- 日本にいる一弥の姉。成安女学校に通う女学生。父や兄のような、むくつけき風貌の男を苦手としている。逆にそうでない弟の一弥のことは可愛がっており、その一弥が海外に留学してしまったため、心を痛めている。海外にいる一弥に服、小物、菓子など色々な物を送っている。一弥の手紙でヴィクトリカの存在は知っているが、「背の小さな」女の子ではなく「年齢の小さな」女の子だと勘違いしている。同じ女学校の後輩たちからは大変に慕われている。
- 久城 泰博(くじょう やすひろ)
- 声 - 桐本琢也
- 久城家の長兄。帝国軍人で武道の達人。手紙で一弥に男としての生き方を説いたり、「月刊 硬派」なる雑誌を送りつけたりしている。瑠璃の許婚である武者小路とは士官学校時代の親友。
- 何かにつけて事を起こすタイミングが悪く、それで失恋ばかりしている。最も酷いものでは、懸想相手の家に恋文をしたためて向った時には祝言の当日であった、ということもあったらしい。
- 久城 寛(くじょう ゆたか)
- 久城家の次兄で、一弥と瑠璃の兄。発明を趣味にしている奇人。一弥との手紙のやり取りの中でヴィクトリカとパズルの解き合いを行った。瑠璃と同じくヴィクトリカのことを年端も行かない子供と勘違いしている節が見受けられるが、手紙の中では大人気ない挑発を行ったりしている。秘密の恋人がいる。
- アルベール・ド・ブロワ侯爵
- ソヴュールの有力貴族でオカルト省の重鎮でありヴィクトリカとグレヴィールの父親。ヴィクトリカ同様に冷静沈着で厳格な性格の持ち主。“灰色狼”を政治的な道具と見なしており、妻であるコルデリアを痛めつけ、娘のヴィクトリカでさえも道具同然に扱うなどの冷酷な一面も持つ。10代の頃から世界情勢の展望を正確に見通すことができ、その上でソヴュールの為に人造人間(ホムンクルス)による軍隊設立を画策するなど狂った一面を持つ。
各巻の登場人物
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『GOSICK』
- ロクサーヌ
- 声 - 鈴木れい子
- 占い師。第一次世界大戦の戦況を占うために、各国から集めた孤児たちを「野兎」に見立てての大規模な「野兎走り」を行った。10年後にメイドのリィに射殺された。
- フラン
- 声 - 鈴木恭輔
- ジュリィ・ガイル(幼少期:アレックス)
- 声 - 野田順子
- 「野兎走り」に駆り出された「野兎」の生き残りの一人(「ソヴュール」)。死んだ仲間の復讐のため、政府から支給された金でクイーンズベリー号(箱)を再現し、8人の政府関係者とネッドを死に追いやった。最後はヴィクトリカに謎を暴かれて殺人容疑で警察に逮捕され、連行されている際にリィと再会する。
- ネッド
- 声 - 野島健児
- 「野兎走り」の「野兎」と思われていたが、実は政府関係者に雇われた「猟犬」だった少年(「イギリス」)で、死んだ振りをして「野兎走り」を引き起こした元凶。のちに名前を変え、舞台俳優として活躍していた。
- 彼が舞台俳優として活動していることを知ったジュリィ(アレックス)によってクイーンズベリー号におびき出される。最初は温厚に振舞っていたが、終盤で死んだ振りをして本性を露にする。「野兎走り」の「野兎」は子供であったためにヴィクトリカを殺そうとしたが、最後は甲板の上で彼女を守ろうとした一弥と取っ組み合いの末に、ジュリィ(アレックス)に背後から殺され、荒れ狂う海の中へと落下していった。
- モーリス
- 声 - 稲葉実
- 「野兎走り」にかかわった政府高官。再現されたクイーンズベリー号内で錯乱し、ヴィクトリカ達を殺そうとしてジュリィに射殺された。
- リィ
- 声 - 美名
- 「野兎走り」に駆り出された「野兎」の生き残りの一人(「アラブ」)。仲間の復讐のため、ロクサーヌの屋敷にメイドとして入り込み、ロクサーヌを殺した。後に殺人容疑で警察に逮捕され、連行されている際にアレックスと再会する。
『GOSICK II』
- ミルドレッド・アーボガスト
- 声 - 渡辺明乃
- とある教会のシスターだが、姉御口調だったりお金好きだったりととてもシスターとは思えない性格で、デリクには胡散臭がられていた。
- 骨董品のバザーで皿を盗んだ犯人ではあるが、グレヴィールには見逃された。実はグレヴィールの監視の仕事を無理強いまでして引き受けていて、名も無き村でヴィクトリカの監視役をしていた。
- セルジウス
- 声 - 堀勝之祐
- 名も無き村の現村長。かつて村長であったシオドアが何者かに殺され、その現場にいたコルデリアを、本来なら村の掟で処罰されるはずが、殺人を犯したと断定できなかったために村から追放した。以降シオドアの意志を継ぐ形で村長を続けている。
- 村の守護と掟を重視する厳格な性格で、村では誰も彼に反論することは許されない。
- アンブローズ
- 声 - 阿部敦
- セルジウスの助手で、名も無き村の後継者でもある。
- ハーマイニア
- 声 - 桑島法子
- セルジウスの館で働くメイド。26歳。村から殺人の汚名を着せられて追放されるコルデリアを見てコルデリアを恨むが、20年後に村にやってきたコルデリアと瓜二つのヴィクトリカを見て彼女の犯行に疑問を投げ掛け、ヴィクトリカ達の行動を後押しする。
- 実はシオドアを殺した張本人である。20年前、シオドアが行った占いによって自身が20年後に死ぬという予言を告げられ、その未来を快く思わなかったハーマイニアは未来を覆すために柱時計の高さを利用してシオドアを殺害しコルデリアに罪を着せた。ヴィクトリカに謎を暴かれた後、村の掟で処罰されかけたところを逃亡。ついには村を焼き払い、更には村と外の世界を繋ぐ跳ね橋を焼き払ってヴィクトリカを村に留まらせようと目論む。このときにはすでに本性を露にし、白目が剥き出しの形相へと変貌した。最期は一弥を殺そうと槍を突き立てたところ、バランスを崩して奈落の底へと落ちていった。
- シオドア
- 声 - 鈴木恭輔
- 名も無き村のかつての村長。コルデリアに殺されたとされているが、実はハーマイニアに殺されていた。
- アラン、デリク、ラウール
- 声 - 遊佐浩二(アラン)、藤田圭宣(デリク)、平井啓二(ラウール)
- 美術大学の学生。
『GOSICK III』
- シニョレー
- 警視総監で、グレヴィールの上司。
- ルイジ
- 「ジャンタン」の前にいる少年。
- ガルニエ
- デパート「ジャンタン」のオーナー。
- アナスタシア
- 「悪魔がいる」と怯えていた砂色の髪の少女。
『GOSICK IV』
- リヴァイアサン
- 錬金術師。500年前、女王と国王を騙して植民地計画に携わり、祖国アフリカを救おうとしたが、王立騎士団に毒矢を放たれ行方不明に。ヴィクトリカに謎を暴かれる。
- ウォン・カーイ
- ロスコーの知人であり、彼と同じ奇術師。
『GOSICK V』
- サイモン・ハント
- イアーゴ
- ミシェール
- カーミラ
- モレラの双子の姉。10年前、「ベルゼブブの頭蓋」で妹と共にスパイをしていた。
- モレラ
『GOSICK VI』
- 孤児(本名は不明)
- 公妃(本名 ブリタニア・ガブリエル)
- 木こり(本名 ギデオン・レグラント)
- 死者(本名 サム・オネール)
『GOSICKs』
- クィアラン
- 声 - 雪野五月 / 豊口めぐみ
- ヨーロッパを縦横無尽に荒らした有名な大泥棒クィアランの二代目。小さい頃に一代目クィアランに拾われて、泥棒として仕込まれる。
- サー・ブラッドリーの遺産である「ペニー・ブラック」を盗むためにアブリルに成り済まして学園へと侵入。図書館塔の頂上でそれを見つけるが、目を離した隙にヴィクトリカに回収されてしまい、更に一弥がやって来た為にその場を去る。そして正体を現しヴィクトリカの存在を否定して一弥の心を傷つけた上に遺産のことを問い詰めようとするが、当のヴィクトリカに撃退された。
- マクシム
- 声 - 鈴木恭輔
- 聖マルグリット学園の納骨堂でミイラとして発見された青年。学園の卒業生で8年前まで毎年春になると学園にやってきて2週間程滞在していた。その正体はヨーロッパを縦横無尽に荒らした有名な大泥棒クィアランであり、彼がやってくる度に不吉な事が起こる事から「春に来る死神」の噂が誕生した。
- ミリィ・マール
- 学園の生徒だった少女で学生時代のセシルとは親友同士であった。マクシムを事実上殺害した張本人で、当時病床にあったミリィは自身の死を悟り、マクシムを道連れに死ぬことを決意。マクシムを睡眠薬で眠らせて、大昔の騎士の遺体と偽装させた上で学園の納骨堂で遺体と彼を入れ替えた。そして彼女は死亡し、葬儀が行われて以降は納骨堂が使われなくなり、これにより閉じ込められたマクシムが死亡することになった。
以上で物語・作品・登場人物に関する核心部分の記述は終わりです。
既刊一覧
GOSICK(ゴシック)は長編、GOSICKs(ゴシックエス)は短編。発売順と時間軸が異なっているが、発売順に読んでも楽しめるように書かれている。
原作
発 売 順 |
時 間 軸 |
タイトル | レーベル | 初版発行日付 (発売日付) |
ISBN | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | GOSICK -ゴシック- | 富士見ミステリー文庫 | (2003年12月10日) | ISBN 4-8291-6229-5 | |
角川文庫 | (2009年 | 9月25日)ISBN 978-4-04-428106-9 | 解説:金原瑞人 | |||
角川ビーンズ文庫 | 2011年 | 3月ISBN 9784044281168 | ||||
2 | 3 | GOSICK II -ゴシック・その罪は名もなき- | 富士見ミステリー文庫 | 2004年 (2004年 5月 8日) |
5月15日ISBN 4-8291-6254-6 | |
角川文庫 | (2009年11月25日) | ISBN 978-4-04-428107-6 | 解説:川出正樹 | |||
角川ビーンズ文庫 | 2011年 | 3月ISBN 9784044281175 | ||||
3 | 4 | GOSICK III -ゴシック・青い薔薇の下で- | 富士見ミステリー文庫 | 2004年10月15日 (2004年10月 9日) |
ISBN 4-8291-6273-2 | |
角川文庫 | (2010年 | 1月23日)ISBN 978-4-04-428108-3 | 解説:榎本正樹 | |||
4 | 5 | GOSICK IV -ゴシック・愚者を代弁せよ- | 富士見ミステリー文庫 | 2005年 (2005年 1月 8日) |
1月15日ISBN 4-8291-6288-0 | |
角川文庫 | (2010年 | 5月25日)ISBN 978-4-04-428110-6 | ||||
5 | 1 | GOSICKs -ゴシックエス・春来たる死神- | 富士見ミステリー文庫 | 2005年 (2005年 7月 8日) |
7月15日ISBN 4-8291-6310-0 | |
角川文庫 | (2010年 | 3月25日)ISBN 978-4-04-428109-0 | 解説:瀧井朝世 | |||
6 | 7 | GOSICK V -ゴシック・ベルゼブブの頭蓋- | 富士見ミステリー文庫 | (2005年12月10日) | ISBN 4-8291-6328-3 | |
角川文庫 | (2010年 | 7月24日)ISBN 978-4-04-428111-3 | ||||
7 | 6 | GOSICKs II -ゴシックエス・夏から遠ざかる列車- | 富士見ミステリー文庫 | 2006年 (2006年 5月10日) |
5月15日ISBN 4-8291-6352-6 | |
角川文庫 | (2010年 | 9月25日)ISBN 978-4-04-428112-0 | ||||
8 | 8 | GOSICK VI -ゴシック・仮面舞踏会の夜- | 富士見ミステリー文庫 | 2006年12月15日 (2006年12月 9日) |
ISBN 4-8291-6375-5 | |
角川文庫 | (2010年11月25日) | ISBN 978-4-04-428113-7 | ||||
9 | 9 | GOSICKs III -ゴシックエス・秋の花の思い出- | 富士見ミステリー文庫 | 2007年 (2007年 4月10日) |
4月15日ISBN 978-4-8291-6387-0 | |
角川文庫 | (2011年 | 1月25日)ISBN 978-4-04-428114-4 | ||||
10 | GOSICK VII -ゴシック・薔薇色の人生- | 角川文庫 | 2011年 | 3月24日ISBN 978-4-04-428115-1 | ||
11 | GOSICKs IV -ゴシックエス- | 2011年 | 5月ISBN | |||
12 | GOSICK VIII -ゴシック- | 2011年 |
ISBN |
- GOSICKs 収録話・初出
巻数 | タイトル | 収録話 | 初出 | 初出発売日 |
---|---|---|---|---|
1 | GOSICKs -ゴシックエス・春来たる死神- | プロローグ | 書き下ろし | |
春やってくる旅人が学園に死をもたらす | 月刊ドラゴンマガジン2004年1月号 | |||
階段の十三段目では不吉なことが起こる | 増刊ファンタジアバトルロイヤル2004年春号 | |||
廃倉庫にはミリィ・マールの幽霊がいる | ||||
図書室のいちばん上には金色の妖精が棲んでいる | 増刊ファンタジアバトルロイヤル2004年秋号 | |||
午前三時に首なし貴婦人がやってくる | 増刊ファンタジアバトルロイヤル2005年冬号 | |||
死神は金の花をみつける | 書き下ろし | |||
2 | GOSICKs II -ゴシックエス・夏から遠ざかる列車- | プロローグ | ||
仔馬のパズル | ファンタジアバトルロイヤル2005年冬号 | |||
花降る亡霊 | ファンタジアバトルロイヤル2005年春号 | |||
夏から遠ざかる列車 | ファンタジアバトルロイヤル2005年夏号 | |||
怪人の夏 | ファンタジアバトルロイヤル2005年秋号 | |||
絵から出てきた娘 | ファンタジアバトルロイヤル2006年冬号 | |||
初恋 | 書き下ろし | |||
エピローグ | ||||
3 | GOSICKs III -ゴシックエス・秋の花の思い出- | プロローグ | ||
純潔 | ファンタジアバトルロイヤル2006年春号 | |||
永遠 | ファンタジアバトルロイヤル2006年夏号 | |||
幻惑 | ファンタジアバトルロイヤル2006年秋号 | |||
思い出 | ファンタジアバトルロイヤル2006年冬号 | |||
花びらと梟 | 書き下ろし | |||
エピローグ |
コミックス
Template:漫画 は 廃止されました |
---|
- 月刊ドラゴンエイジ(富士見書房発行)連載中
原作:桜庭一樹、作画:天乃咲哉、キャラクター原案:竹田日向
- ドラゴンコミックスエイジ(富士見書房発行)既刊6巻以下続刊
- 2008年7月9日発売 ISBN 978-4-04-712558-2
- 2008年11月10日発売 ISBN 978-4-04-712577-3
- 2009年7月9日発売 ISBN 978-4-04-712615-2
- 2010年1月9日発売 ISBN 978-4-04-712644-2
- 2010年11月9日発売 ISBN 978-4-04-712693-0
- 2011年2月9日発売 ISBN 978-4-04-712710-4
ドラマCD
- GOSICK-ゴシック- 2006年4月21日 B000CFWQAK
この節の加筆が望まれています。 |
テレビアニメ
2011年1月よりテレビ東京系にて放送中。放送は2クール(全24話)を予定している。
スタッフ
- 原作 - 桜庭一樹(角川文庫刊)
- キャラクター原案 - 武田日向
- 監督 - 難波日登志
- シリーズ構成 - 岡田麿里
- キャラクターデザイン - 川元利浩、富岡隆司
- 総作画監督 - 富岡隆司、谷口淳一郎(第4話)
- メカ・プロップデザイン - 田中俊成
- タイトルデザイン - 大武尚貴
- サブタイトルデザイン・レースデザイン - 草野剛
- デザインワークス - 竹内志保
- 美術デザイン・美術監督 - 近藤由美子
- 色彩設計 - 岩沢れい子
- ビジュアルコーディネーター - 京田知己
- 撮影監督 - 古本真由子
- 編集 - 定松剛
- 音響監督 - 原口昇
- 音響効果 - 倉橋静男
- 音楽 - 中川幸太郎
- 音楽制作 - 日本コロムビア
- 製作総指揮 - 安田猛
- プロデューサー - 小林潤香、紅谷佳和
- アソシエイションプロデューサー - 比留間隆、福田順、青木絵理子
- アニメーションプロデューサー - 天野直樹
- アニメーション制作 - bones
- 製作 - GOSICK製作委員会(角川書店、ボンズ、テレビ東京、NTTドコモ、クロックワークス、メモリーテック)
主題歌
- オープニングテーマ「Destin Histoire」
- 作詞 - 渡部紫緒 / 作曲・編曲 - 坂部剛 / 歌 - yoshiki*lisa
- エンディングテーマ「Resuscitated Hope」
- 作詞 - 渡部紫緒 / 作曲・編曲 - 坂部剛 / 歌 - コミネリサ
各話リスト
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 原作エピソード |
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第1話 | 黒い死神は金色の妖精を見つける | 岡田麿里 | 三條なみみ | 和田純一 | 松田剛吏 | I |
第2話 | 死者の魂が難破船をおしあげる | 京田知己 | 中村里美 | 三輪和宏 宗崎暢芳(補佐) | ||
第3話 | 野兎達は朝陽の下で約束をかわす | 佐原亜湖 | 清水久敏 | 山本尚志 | ||
第4話 | 金色の糸はつかのまを切り裂く | 根元歳三 | 三條なみみ | 池畠ヒロシ | 猿渡聖加 中野彰子(補佐) |
sI |
第5話 | 廃倉庫には謎の幽霊がいる | 和田純一 | 田中誠輝 三輪和宏(補佐) 宗崎暢芳(補佐) | |||
第6話 | 灰色の狼は同胞を呼びよせる | 岡田麿里 | 福田道生 | 宮下新平 | アミサキリョウコ 佐古宗一郎 松浦力 菅野宏紀(補佐) 立石聖(補佐) |
II |
第7話 | 夏至祭に神託はくだされる | 松尾衡 | 大西景介 | 青野厚司 | ||
第8話 | 過去の王国に遠吠えがこだまする | 京田知己 | 中村里美 | 堀川耕一 三輪和宏 |
放送局
放送地域 | 放送局 | 放送期間 | 放送日時 | 放送系列 | 備考 |
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関東広域圏 | テレビ東京 | 2011年1月7日 - | 金曜 25時23分 - 25時53分 | テレビ東京系列 | 制作局 |
愛知県 | テレビ愛知 | 2011年1月10日 - | 月曜 25時28分 - 25時58分 | ||
大阪府 | テレビ大阪 | 2011年1月11日 - | 火曜 25時30分 - 26時00分 | ||
岡山県・香川県 | テレビせとうち | 2011年1月12日 - | 水曜 25時18分 - 25時48分 | ||
福岡県 | TVQ九州放送 | 水曜 25時43分 - 26時13分 | |||
日本全域 | あにてれしあたー | 2011年1月13日 - | 木曜 12時00分更新 | ネット配信 | 第1話は無料 第2話以降は配信開始から2日間無料配信 |
ムービーゲート | ネット配信(モバイル用) | ||||
AT-X | 2011年2月15日 - | 火曜 11時00分 - 11時30分 | CS放送 | リピート放送あり |
テレビ東京 金曜25:23枠 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
GOSICK -ゴシック-
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