「カイル・ドレイベック」の版間の差分
編集の要約なし |
|||
81行目: | 81行目: | ||
[[Category:テキサス州の人物]] |
[[Category:テキサス州の人物]] |
||
[[Category:トロント・ブルージェイズの選手]] |
[[Category:トロント・ブルージェイズの選手]] |
||
[[Category:チェコ系アメリカ人]] |
|||
[[en:Kyle Drabek]] |
[[en:Kyle Drabek]] |
2012年5月1日 (火) 00:32時点における版
トロント・ブルージェイズ #4 | |
---|---|
ブルペンで投球練習を行うドレイベック(2010年) | |
基本情報 | |
国籍 | アメリカ合衆国 |
出身地 | テキサス州ヴィクトリア |
生年月日 | 1987年12月8日(36歳) |
身長 体重 |
6' 1" =約185.4 cm 190 lb =約86.2 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 2006年 ドラフト1巡目(全体18位)でフィラデルフィア・フィリーズから指名 |
初出場 | 2010年9月15日、ボルチモア・オリオールズ戦 |
年俸 | $416,000(2011年)[1] |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
| |
| |
この表について
|
カイル・ドレイベック(英: Kyle Jordan Drabek, 1987年12月8日 - )は、アメリカ合衆国テキサス州ビクトリア出身で、MLBトロント・ブルージェイズに所属する投手。右投げ右打ち。父親は、元メジャー・リーガーで1990年にサイ・ヤング賞を受賞したダグ・ドレイベック。
経歴
テキサス州のウッドランド高校時代はポール・ゴールドシュミットとチームメイトで、投手と遊撃手を兼任し、アメリカンフットボールのワイドレシーバーとしても活躍していた[2]。全米屈指の高校生右腕としてメジャーリーグのスカウトから注目を集める一方で、公衆酩酊罪で逮捕されたり、バイク事故を起こすなど素行の悪さが問題視されていた[3]。2006年のドラフト1巡目(全体18位)でフィラデルフィア・フィリーズから指名を受け、155万ドルの契約金で入団[4]。
翌2007年に右肘を痛めてトミー・ジョン手術を受け、2008年の後半戦に復帰した。2009年は1A+でスタートし、シーズン途中に2Aへ昇格した。7月にはセントルイスで行われたオールスター・フューチャーズゲームにも米国選抜として出場した[5]。同年オフ、ロイ・ハラデイとの交換要員の目玉として、トラビス・ダーノー、マイケル・テイラーと共にトロント・ブルージェイズへ移籍[6]。
2010年は2Aニューハンプシャーで14勝9敗、防御率2.94という成績を残し、リーグの最優秀投手に選ばれた[7]。7月4日にはノーヒットノーランを達成している[8]。ブルージェイズは打者天国として知られる3Aラスベガスを投手育成の場として相応しくないと考えており[9]、ドレイベックは3Aを飛び級する形で9月15日のボルチモア・オリオールズ戦でメジャーデビューを果たした。
2010年はオープン戦で好成績を残し、エースのリッキー・ロメロに次ぐ先発2番手として開幕を迎えた。4月2日のミネソタ・ツインズ戦で7回を1失点に抑え、メジャー初勝利を挙げて幸先の良いスタートを切った。[10]。しかし、その後は制球に苦しんで四球を連発するようになり、6月にAAA級ラスベガスへ降格した。AAAでも制球難は解消されず、防御率7点台と打ち込まれ、当初の期待を大きく裏切るシーズンになってしまった。
投球スタイル
球種は最速96マイル(平均93マイル)の4シームと、2シーム、カーブ、カッター、チェンジアップ。特に決め球のカーブは最高級の評価を受けている。2シームとカッターも平均以上だが、チェンジアップはまだ発展途上であり、今後の成長の鍵を握るとされている[11]。
マイナーでの通算奪三振率は7.5とさほど高くないが、ゴロ率が高く、打たせて取るピッチングを得意とする[12]。2009年は対左打者に被OPS.942と打ち込まれたが、2010年は被打率.227、被OPS.651に抑えて苦手を克服した[13]。
課題はコントロールで、2010年からは与四球率が上昇傾向にある[14]。打ちこまれるとすぐにカッとなる精神面の脆さも指摘されている。そのため、2011年からはベテランのホセ・モリーナが専属捕手としてドレイベック登板試合のマスクを被っている[13]。
年度別投手成績
年 度 |
球 団 |
登 板 |
先 発 |
完 投 |
完 封 |
無 四 球 |
勝 利 |
敗 戦 |
セ 丨 ブ |
ホ 丨 ル ド |
勝 率 |
打 者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
敬 遠 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴 投 |
ボ 丨 ク |
失 点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
W H I P |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2010 | TOR | 3 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | .000 | 69 | 17 | 18 | 2 | 5 | 0 | 0 | 12 | 2 | 0 | 9 | 9 | 4.76 | 1.35 |
2011 | 18 | 14 | 0 | 0 | 0 | 4 | 5 | 0 | 0 | .444 | 365 | 78.2 | 87 | 10 | 55 | 0 | 1 | 51 | 11 | 0 | 54 | 53 | 6.06 | 1.81 | |
通算:2年 | 21 | 17 | 0 | 0 | 0 | 4 | 8 | 0 | 0 | .333 | 434 | 95.2 | 105 | 12 | 60 | 0 | 1 | 63 | 13 | 0 | 63 | 62 | 5.83 | 1.72 |
- 2011年度シーズン終了時
脚注
- ^ “Kyle Drabek Stats, News, Pictures, Bio, Videos” (英語). ESPN.com. 12月29日閲覧。accessdateの記入に不備があります。
- ^ Bob Elliott(2010-05-09), Drabek living on the edge, canoe.ca(英語), 2011年4月27日閲覧
- ^ Ken Mandel(2006-06-06), Phils select righty Drabek at No. 18, MLB.com(英語), 2011年4月26日閲覧
- ^ Matt Germain(2011-03-05), Top 50 Jays Prospects, Jays Journal Edition: #1 Kyle Drabek, Jays Journal(英語), 2011年4月26日閲覧
- ^ Todd Zolecki(2009-07-12), Drabek shows potential in Futures Game, MLB.com(英語), 2011年4月26日閲覧
- ^ Press Release(2009-12-16), Blue Jays complete Halladay trade, MLB.com(英語), 2011年4月26日閲覧
- ^ John Lott(2010-09-10), Jays send playoff reinforcements to farm club, National Post(英語), 2011年4月26日閲覧
- ^ John Lott(2010-07-04), Kyle Drabek hurls no-hitter for Jays’ Double-A club, National Post(英語), 2011年4月26日閲覧
- ^ Kyle Drabek's Outlook for 2011, MLB Prospect Total(英語), 2011年4月27日閲覧
- ^ Gregor Chisholm(2011-04-02), Drabek dominates as Blue Jays prevail, MLB.com(英語), 2011年4月27日閲覧
- ^ Top 50 Prospects: No. 12 - Kyle Drabek, RHP, TOR, MLB.com(英語), 2011年4月27日閲覧
- ^ Tommy Rance(2011-04-05), A Look at Drabek's 2011 Debut, Fanglaphs Baseball(英語), 2011年4月27日閲覧
- ^ a b Gregor Chisholm(2011-03-06), Drabek coming of age on mound this spring, bluejays.com(英語), 2011年4月27日閲覧
- ^ Mike Podhorzer(2010-04-21), Michael Pineda, Kyle Drabek & Jeremy Hellickson: AL Starting Pitcher Rookie Update, Fangraphs Baseball(英語), 2011年4月27日閲覧