コンテンツにスキップ

「ブランドX」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
16行目: 16行目:


==略歴==
==略歴==
[[1975年]]にジョン・グッドサル([[ギター]])、[[パーシー・ジョーンズ]]([[ベース (弦楽器)|ベース]])、ロビン・ラムリー([[キーボード (楽器)|キーボード]])らで結成。固定したバンドというよりは実験色の濃いプロジェクトとして始まり、セッションには何人かの[[ドラマー]]が招かれた。その中には[[ビル・ブラッフォード]]もいたが[[キング・クリムゾン]]との契約上正式に参加できず、最終的に[[ジェネシス (バンド)|ジェネシス]]の[[フィル・コリンズ]]がその座についた(「コリンズのソロ・プロジェクト」と思われがちであるが、彼はあくまでメンバーの一人としての参加である)。
[[1975年]]にジョン・グッドサル([[ギター]])、[[パーシー・ジョーンズ]]([[ベース (弦楽器)|ベース]])、ロビン・ラムリー([[キーボード (楽器)|キーボード]])、ジャック・ランカスター([[ウッドウィンド]])らで結成。セッションには何人かの[[ドラマー]]が招かれた。その中には[[ビル・ブラッフォード]]もいたが[[キング・クリムゾン]]との契約上正式に参加できず、最終的に[[ジェネシス (バンド)|ジェネシス]]の[[フィル・コリンズ]]がその座についた(「コリンズのソロ・プロジェクト」と思われがちであるが、彼はあくまでメンバーの一人としての参加である)。


[[1976年]]に第1作アルバム「アンオーソドックス・ビヘイヴィアー」を発表する。タイトなリズムと構成を重視しており、即興性の強いイギリスのジャズ・ロックというよりは、当時アメリカで流行していたフュージョンの色が濃いものだった。大きなチャートアクションは残していないが、卓越した演奏はジャズ・ロック・ファンの支持を得た。
[[1976年]]に第1作アルバム「アンオーソドックス・ビヘイヴィアー」を発表する。タイトなリズムと構成を重視しており、即興性の強いイギリスのジャズ・ロックというよりは、当時アメリカで流行していたフュージョンの色が濃いものだった。大きなチャートアクションは残していないが、卓越した演奏はジャズ・ロック・ファンの支持を得た。

2013年5月28日 (火) 04:09時点における版

Brand X
ブランドX
出身地 イングランドの旗 イングランドロンドン
ジャンル ジャズ・ロック, フュージョン
活動期間 1975年 – 1980年
1992年 – 1999年
レーベル カリスマ・レコード
共同作業者 ジェネシス
ピーター・ガブリエル
フィル・コリンズ
旧メンバー モーリス・パート
ジョン・グッドサル
フィル・コリンズ
ロビン・ラムリー
ピーター・ロビンソン
パーシー・ジョーンズ
フランク・カッツ
マイク・クラーク
ジョン・ギブリン
フランツ・プッシュ
ピエール・ムーラン
クリス・ショブリング
ケンウッド・デナード

ブランドXBrand X、ブランドエックス)はイギリスジャズ・ロックフュージョンバンド

略歴

1975年にジョン・グッドサル(ギター)、パーシー・ジョーンズベース)、ロビン・ラムリー(キーボード)、ジャック・ランカスター(ウッドウィンド)らで結成。セッションには何人かのドラマーが招かれた。その中にはビル・ブラッフォードもいたがキング・クリムゾンとの契約上正式に参加できず、最終的にジェネシスフィル・コリンズがその座についた(「コリンズのソロ・プロジェクト」と思われがちであるが、彼はあくまでメンバーの一人としての参加である)。

1976年に第1作アルバム「アンオーソドックス・ビヘイヴィアー」を発表する。タイトなリズムと構成を重視しており、即興性の強いイギリスのジャズ・ロックというよりは、当時アメリカで流行していたフュージョンの色が濃いものだった。大きなチャートアクションは残していないが、卓越した演奏はジャズ・ロック・ファンの支持を得た。

その後、方向性の違いによってバンドが二分する(「分裂」ではなく、ブランドXの名を共有する2チームがアルバムの中で共存する、という形式であった)など活動の仕方が流動的となるが、バンド自体は1980年まで継続。休止期間を経て1992年からグッドサルとジョーンズが中心となってバンドを復活し、その後はグッドサルを中心に1999年まで活動を続けた。

作品

スタジオ・アルバム

  • アンオーソドックス・ビヘイヴィアー(旧題・異常行為) - Unorthodox Behaviour (1976)
  • モロカン・ロール - Moroccan Roll (1977)
  • マスクス - Masques (1978)
  • プロダクト - Product (1979)
  • ドゥ・ゼイ・ハート? - Do They Hurt? (1980)
  • だ・れ・だ? - Is There Anything About? (1982)(当初明言されていなかったが、アウトテイク集)
  • Xコミュニケーション - Xcommunication (1992)
  • マニフェスト・デスティニー - Manifest Destiny (1997)
  • ミッシング・ピリオド -異常行為前夜- - Missing Period (1998) (初期の未発表セッション集)

ライヴ・アルバム

  • ライヴストック - Livestock (1977)
  • Live at the Roxy L.A. (1996)
  • タイム・ライン - Timeline (2000)

外部リンク