「Kindle Fire HD (第1世代)」の版間の差分
m編集の要約なし |
編集の要約なし |
||
58行目: | 58行目: | ||
==設計== |
==設計== |
||
===ハードウェア=== |
===ハードウェア=== |
||
7インチモデルは1280 x 800 px、8.9インチモデルは1920 x 1200 pxのHDディスプレイがそれぞれ用いられている。7インチモデルは |
7インチモデルは1280 x 800 px、8.9インチモデルは1920 x 1200 pxのHDディスプレイがそれぞれ用いられている。7インチモデルは[[Texas Instruments OMAP]] 4460を、8.9インチモデルはOMAP 4470をSoCとして搭載する。全てのモデルは[[ドルビーデジタル|ドルビーデジタルプラス]]とデュアルドライバ採用のステレオスピーカー(合計4つのスピーカーユニット)を搭載している。2つのWi-Fiアンテナを搭載し、[[MIMO]]による安定性・通信速度の向上が図られている。[[Bluetooth]]にも対応し、キーボードなどのワイヤレスアクセサリを利用可能である。 |
||
SDカードスロット、GPSモジュールは搭載しない。 |
SDカードスロット、GPSモジュールは搭載しない。 |
||
=== OS=== |
=== OS=== |
||
Kindle Fireと同様に[[Android]]をベースに開発されたものが搭載されている。家族間で共有するためのユーザプロファイルが導入されている<ref name="ars2">{{Cite web|url=http://live.arstechnica.com/amazon-kindle-fire-liveblog/ |title=Amazon Kindle Fire liveblog |first=Nathan |date=6 September 2012 |work=Ars Technica |publisher=Condé Nast |accessdate=6 September 2012}}</ref>。 |
Kindle Fireと同様に[[Android]]をベースに開発されたものが搭載されている。家族間で共有するためのユーザープロファイルが導入されている<ref name="ars2">{{Cite web|url=http://live.arstechnica.com/amazon-kindle-fire-liveblog/ |title=Amazon Kindle Fire liveblog |first=Nathan |date=6 September 2012 |work=Ars Technica |publisher=Condé Nast |accessdate=6 September 2012}}</ref>。 |
||
===ウェブブラウザ Silk=== |
===ウェブブラウザ Silk=== |
||
ウェブブラウザは |
ウェブブラウザは[[WebKit]]を利用した、Android BrowserやGoogle Chrome for Androidとは異なるブラウザ、Silkが搭載される。Android 4.0のAndroid BrowserはWebKitのバージョンが534だが、Kindle版は535とより新しい。Silkサーバーを利用し、より高速にページをロードすることが可能。検索エンジンは [[Google]] や [[Bing]]、[[Yahoo! Japan]]などが選べる。サイドバーから全画面表示の機能も搭載。 |
||
===ストアとの統合=== |
===ストアとの統合=== |
||
Amazon |
Amazonの電子書籍・音楽・動画コンテンツのストアと密接に統合されており、コンテンツを選択したときに関連する商品などが表示される。OSのユーザーインターフェイスとしてアプリとコンテンツが同列に扱われており、ホーム画面では両者が混在して表示される。 |
||
==モデル== |
==モデル== |
2013年8月17日 (土) 12:29時点における版
ファイル:Amazon Kindle Fire HD 8.9" Tablet Japanese Edition.JPG Kindle Fire HD 8.9" | |
開発元 | Amazon.com |
---|---|
発売日 |
[1][2][3][4][5] 7.0" モデル
8.9" モデル
|
OS | 独自 |
SoC |
Texas Instruments OMAP 4 4460 (7.0" モデル) Texas Instruments OMAP 4 4470 (8.9" モデル) |
CPU |
1.2 GHz デュアルコア ARM Cortex-A9 (7.0" モデル) 1.5 GHz デュアルコア ARM Cortex-A9 (8.9" モデル) |
ストレージ |
16–32 GB 64 GB (8.9" モデルのみ) |
ディスプレイ |
7.0" モデル: 1920 x 1200 px 254 PPI 8.9 in (230 mm) 対角 |
外部接続 |
Micro-USB 2.0 (type B) HDMI 3.5 mm ステレオ ソケット デュアルバンド 802.11 a/b/g/n 4G LTE (8.9" モデル)[6] |
オンラインサービス | Amazon Prime, Amazon Cloud Storage, Amazon Cloud Player, Amazon Instant video, Amazon Silk, Amazon App Store, Amazon Kindle Store |
サイズ |
193×137×10.3mm (7.0" モデル) 240×160×8.8mm (8.9" モデル) |
重量 |
395 g (7.0" モデル) 567 g (8.9" モデル) |
関連商品 | Kindle Fire |
ウェブサイト |
www |
Kindle Fire HDは、Amazon.comにより開発・販売されている電子ブックリーダー/タブレット。2011年11月15日にアメリカで発売が開始されたKindle Fireの上位版に当たる。Androidをベースに独自開発されたOSを搭載し、タッチパネルに対応するカラーHD液晶ディスプレイを備えている。
2012年9月6日に、グレースケール表示の電子インクモデル「Kindle Paperwhite」と同時に、7インチモデルと8.9インチモデルの二種類が発表された。アメリカ国内においては、7インチモデルは2012年9月6日に注文の受け付けを開始し、2012年9月14日にリリースされた。8.9インチのWi-Fi Onlyモデルは2012年11月16日に、Wi-Fi + 4G LTEモデルは2012年11月18日にリリースされた。アメリカ国外については、7インチモデルはイギリス、フランス、ドイツ、イタリア、スペインは2012年10月25日にリリースされ、日本では2012年12月18日発売された。8.9インチモデルは米国では2012年11月20日、日本では2013年3月12日、ドイツでは2013年3月13日に販売開始した。
設計
ハードウェア
7インチモデルは1280 x 800 px、8.9インチモデルは1920 x 1200 pxのHDディスプレイがそれぞれ用いられている。7インチモデルはTexas Instruments OMAP 4460を、8.9インチモデルはOMAP 4470をSoCとして搭載する。全てのモデルはドルビーデジタルプラスとデュアルドライバ採用のステレオスピーカー(合計4つのスピーカーユニット)を搭載している。2つのWi-Fiアンテナを搭載し、MIMOによる安定性・通信速度の向上が図られている。Bluetoothにも対応し、キーボードなどのワイヤレスアクセサリを利用可能である。
SDカードスロット、GPSモジュールは搭載しない。
OS
Kindle Fireと同様にAndroidをベースに開発されたものが搭載されている。家族間で共有するためのユーザープロファイルが導入されている[7]。
ウェブブラウザ Silk
ウェブブラウザはWebKitを利用した、Android BrowserやGoogle Chrome for Androidとは異なるブラウザ、Silkが搭載される。Android 4.0のAndroid BrowserはWebKitのバージョンが534だが、Kindle版は535とより新しい。Silkサーバーを利用し、より高速にページをロードすることが可能。検索エンジンは Google や Bing、Yahoo! Japanなどが選べる。サイドバーから全画面表示の機能も搭載。
ストアとの統合
Amazonの電子書籍・音楽・動画コンテンツのストアと密接に統合されており、コンテンツを選択したときに関連する商品などが表示される。OSのユーザーインターフェイスとしてアプリとコンテンツが同列に扱われており、ホーム画面では両者が混在して表示される。
モデル
モデル | Kindle Fire HD | Kindle Fire HD 8.9 | Kindle Fire HD 8.9" 4G LTE | |
---|---|---|---|---|
画面サイズ | 7" | 8.9" | ||
画面解像度 | 1280 × 800 (約215dpi) | 1920 × 1200 (約260dpi) | ||
OS | Android 4.0 ベース | |||
CPU | デュアルコア 1.2 GHz TI OMAP 4460 | デュアルコア 1.5 GHz TI OMAP 4470 | ||
GPU | PowerVR SGX540 @307 MHz | PowerVR SGX544 @299 MHz | ||
RAM | 1GB | |||
Wi-Fi | デュアルバンド 802.11 a/b/g/n | |||
Bluetooth | Bluetooth 3.0 + EDR (HID, A2DP プロファイルのみ) | |||
携帯回線 | N/A | 4G LTE | ||
ストレージ | 16GB 32GB |
32GB 64GB | ||
サイズ | 193×137×10.3 mm | 240×160×8.8 mm | ||
重さ | 395g | 567g | ||
バッテリー | 4,400 mAh | 6,000mAh |
参考文献
- ^ Amazon.es: Kindle Fire HD
- ^ Amazon.it: Kindle Fire HD
- ^ Amazon.fr : Kindle Fire HD
- ^ Amazon.de: Kindle Fire HD
- ^ Amazon.co.uk: Kindle Fire HD
- ^ “Amazon、「Kindle Paperwhite」「Kindle Fire HD」を発表”. ITmedia (2012年9月7日). 2013年5月13日閲覧。
- ^ “Amazon Kindle Fire liveblog”. Ars Technica. Condé Nast (2012年9月6日). 2012年9月6日閲覧。