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2008年8月30日 (土) 13:45時点における版
王立展示館(おうりつてんじかん、王立博覧会ビル、 The Royal Exhibition Building)はオーストラリアのメルボルンにあるメルボルン博覧会のために建てられた建築物。カールトン庭園の中に位置する。オーストラリア最初の大陸ヨーロッパ風建築と言われ、現在ではメルボルン博物館の収蔵品の一つになっており、同博物館のもっとも大きな文物である。2004年7月2日カールトン庭園とともにユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録。
王立展示館はメルボルン市庁舎やビクトリア州立図書館を建設した建築家のジョセフ・リード(en:Joseph Reed)による建築で1880年に完成し、同年のメルボルン博覧会の展示会場となった。当時は12,000平方メートルにも及ぶ本館とともに、展示のために一時的な建物が敷地内にあったという。1888年にはヨーロッパ人のオーストラリア入植100周年を記念してのパーティーも開催された。
1901年5月9日には国会議事堂となった。その後、連邦政府は26年間、ビクトリア議事堂を使用し、州議会は王立展示館を利用した。現在では再び展示館として利用されているが、メルボルン随一の会議・展示場の座は1996年に開場したサウスバンク地区(Southbank)のメルボルン会議展示センター(en:Melbourne Convention and Exhibition Centre) に譲っている。