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共匪のなかには[[権力]]を掌握することに成功するものもあり、[[中華ソビエト共和国]]、[[朝鮮民主主義人民共和国]]、[[中華人民共和国]]などを建国している。また、[[大韓民国]]では[[反共]]を掲げる[[李承晩]]大統領によって共匪や協力者それに類するものと見做されたものは徹底的に殲滅され、その過程で[[聞慶虐殺事件]]、[[保導連盟事件]]、[[高陽衿井窟民間人虐殺]]（[[:en:Goyang Geumjeong Cave Massacre|en]]）、[[居昌良民虐殺事件]]、[[山清・咸陽良民虐殺事件]]（[[:en:Sancheong-Hamyang massacre|en]]）などの事件が引き起こされている。 |
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2014年8月28日 (木) 10:03時点における版
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共匪（きょうひ）とは、国民政府統治下の中国において、共産党の指導のもとに活動したゲリラのことである[1]。匪賊のうち共産主義を掲げる集団とされ、共産匪[2]、赤匪[3]、毛赤匪[4]、中共匪[5]とも呼ばれた。
なお、共産主義者からは、民衆の支持無しにゲリラを行う者は、極左冒険主義者と呼ばれる。
概要
共匪は共産主義を謳う匪賊で、中華民国[5]、満洲国[2]、大韓民国などに存在し[6]、政府によって討伐対象とされた[3][6]。共匪は、ソ連共産党政治局(ポリトビューロ)の下部組織であるコミンテルン(第三インター)及びコミンテルン下部組織のプロフィンテルン(赤色インター)及びプロフィンテルン下部組織の太平洋労働組合書記局から資金、革命手法及び連絡手法を提供してもらい、細胞組織を設立してプロパガンダを流したりストライキや暴動を起こし、ロシア内戦を再現することによって、最終的にソビエト地方政府の樹立を目指していた。これらの組織には、スターリン支持者とトロツキー支持者とが居たが、トロツキー支持者は時世を顧みず極左冒険主義者だったとされる。極東における共産主義者(含共匪)の連絡役は太平洋労働組合書記局の書記員イレール・ヌーランであったが、1931年に上海で逮捕されている (ヌーラン事件)。
共匪のなかには権力を掌握することに成功するものもあり、中華ソビエト共和国、朝鮮民主主義人民共和国、中華人民共和国などを建国している。また、大韓民国では反共を掲げる李承晩大統領によって共匪や協力者それに類するものと見做されたものは徹底的に殲滅され、その過程で聞慶虐殺事件、保導連盟事件、高陽衿井窟民間人虐殺（en）、居昌良民虐殺事件、山清・咸陽良民虐殺事件（en）などの事件が引き起こされている。
脚注
- ^ きょうひ【共匪】 大辞林第三版
- ^ a b 軍政部顧問部『第1巻 満洲共産匪の研究 （綜合情報）』軍政部顧問部、1936年（康徳三年）。
- ^ a b 蒋中正 (1931年5月12日). “國民政府向國民會議提出剿滅赤匪報告案” (中国語). 中華民国政府. Wikisource. 2012年1月9日閲覧。
- ^ 蒋中正 (中華民國六十年十月二十六日). “中華民國退出聯合國告全國同胞書” (中国語). 中華民国政府. Wikisource. 2012年1月9日閲覧。
- ^ a b 蒋中正 (中華民國三十八年十月九日). “中華民國三十八年國慶紀念告全國軍民同胞書” (中国語). 中華民国政府. Wikisource. 2012年1月9日閲覧。
- ^ a b “국가범죄 '문경학살사건' 항소심서도 패소 판결（国家犯罪'聞慶虐殺事件' 控訴審も敗訴の判決）” (朝鮮語). CBS. (2009年8月6日) 2012年1月9日閲覧。
関連項目
- 抗日パルチザン
- 東北抗日聯軍 - 「抗日」「共産主義化を大前提とした朝鮮国家独立」を題目に、満州派（国外パルチザン派、もしくは金日成派）、および甲山派（国内パルチザン派）で結成されていた赤色テロリスト連合体組織。普天堡の戦い事件などで多数の民間人（日韓併合で法律上、朝鮮系日本人となっていた住人）を虐殺し、かろうじて生存した者のその後の生活も困窮に追い込んだ。ソビエトや中国の後押しで北朝鮮建国を果たし、（匪賊体質を引きずるかの如く、強健的で非情な人治主義・法律軽視をもって）他派閥を一掃後、やがて反目し合い、敗れた後者グループはマグチャビ（北朝鮮版大粛清）を経て、表舞台からも歴史からも抹殺されている。
- 馬賊
- 匪賊
- 赤軍
- 反共主義
.png){kind=small} | この項目は、中国の歴史に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています（P:中国/P:歴史/P:歴史学/PJ中国史）。 |