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茂木弘行（もぎひろゆき、1945年 - ）は、日本の彫刻家である。新潟県出身^[1]。新樹会展招待出品。無所属。

来歴

新潟県立巻高等学校卒業^[2]、東京藝術大学美術学部彫刻科を経て、東京藝術大学大学院美術研究科を修了。1969年にはサロン・ド・プランタン賞受賞^[1]^[2]。1971年には同大学助手となった。ヨーロッパなどを歴訪。

いずれの公募展にも出品せず、一貫して個展・グループ展のみを発表の場とするとともに、近年ではパブリックスペースや企業の社屋に設置するモニュメントなどの制作依頼を数多く受けるなど、具象彫刻界の第一線で活躍している^[3]。

作風

凛とした佇まいの女性を中心としたブロンズ像は、都市空間の中で共生し、それら作品群の多さは、多岐にわたる依頼主の厳選した評価といえる。作品は、駅コンコース、大学キャンパス、市庁舎広場、公園、美術館など、行き交う人に語りかける^[2]。

一点一点のフォルムを納得ゆくまで追求し続けられる厳しい眼と、人一倍深い情念から生まれる作品は、清楚で、優しく、若さと躍動感に満ち溢れている^[3]。

主な彫刻作品の設置場所

海外

WHO（世界保健機関）などから制作依頼を受けて、1979年にジュネーブのWHO本部、ニューヨークのドレーパー世界人口基金ロビーに作品が設置された^[1]。

国内

母校の巻高等学校の他、横手市学校橋・橋上公園、銀座花椿通り（銀座7-8丁目）、有楽町マリオン、立川市役所、東急田園都市線青葉台駅コンコース、JR東日本上越新幹線新潟駅新幹線コンコース、新潟県立新潟中央高等学校、新潟市役所、親不知コミュニティロード、袋井市役所、愛知芸術文化センター（愛知県図書館）、姫路市大手前通り、呉市美術館通り、広島市幟町中学校前「文化の道」、北九州市立美術館「美術の森公園」、青森公立大学、城西大学、日本社会事業大学などに設置されている^[1]^[2]。

褒章・メダル

一般財団法人日本科学技術連盟「日本品質管理賞（現・デミング賞大賞）」
NHK山形放送局「NHK東北ふるさと賞」
大成建設株式会社
日野自動車株式会社
マツダ株式会社
三菱自動車工業株式会社

主な作品

終戦50年記念平和祈念像「おはなし（乙女と鳩）」立川市役所（東京）
「はな」銀座花椿通り（東京・銀座7-8丁目）
「ゆめ」東急田園都市線・青葉台駅コンコース（横浜市）ほか
「雪椿の乙女」JR東日本上越新幹線・新潟駅新幹線コンコースほか
日本近代登山の父・イギリス人宣教師「ウォルター・ウエストン像」親不知コミュニティロード（新潟県糸魚川市）
「かげ」姫路市大手前通り（兵庫）

主な出版物

「11-show '85 : 遊象展」、ギャラリーせいほう、1985年
「茂木弘行彫刻展」、西武百貨店、1986年
「茂木弘行彫刻展 HIROYUKI-MOGI」、松坂屋本店美術部、1988年
「今月のこの作家・この作品（彫刻）／茂木弘行」『月刊美術』、実業之日本社、1986年、p65～67
「現代彫刻4人展 : 具象の熱きかたち : 島田勝吾、茂木弘行、杉山惣二、笹戸千津子」、西武アート・フォーラム、1991年

脚注

[脚注の使い方]

^ ^a ^b ^c ^d “彫刻家茂木弘行 Web Gallely”. 彫刻家茂木弘行 Web Gallely. 2024年5月1日閲覧。
^ ^a ^b ^c ^d “活躍するOB　昭和38年(1963年）卒彫刻家茂木弘行さん”. 巻タリアンニュース. 2013年3月16日閲覧。
^ ^a ^b 『茂木弘行彫刻展 HIROYUKI-MOGI』松坂屋本店美術部、1988。

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外部リンク

彫刻家茂木弘行 Web Gallery | mogi.handcrafted.jp

[yamane-1] “彫刻家茂木弘行 Web Gallely”. 彫刻家茂木弘行 Web Gallely. 2024年5月1日閲覧。

[makiko-2] “活躍するOB　昭和38年(1963年）卒彫刻家茂木弘行さん”. 巻タリアンニュース. 2013年3月16日閲覧。

[:0-3] 『茂木弘行彫刻展 HIROYUKI-MOGI』松坂屋本店美術部、1988。

[1]

[2]

[3]

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 == 来歴 ==
-[[新潟県立巻高等学校]]卒業<ref name="makiko">{{Cite web|和書 |url=http://www.makiko-doso.jp/makitalian/10.html |title=活躍するOB　昭和38年(1963年）卒 彫刻家 茂木弘行さん |publisher=巻タリアンニュース |accessdate=2013-03-16}}</ref>、[[東京藝術大学]]美術学部彫刻科を経て、東京藝術大学大学院美術研究科を修了。1969年には[[サロン・ド・プランタン賞]]受賞<ref name="makiko" />。1971年には同大学[[助手 (教育)|助手]]となった。在学中から個展やグループ展において彫刻作品を積極的に発表するかたわら、近年はパブリックスペースや社屋へ設置するモニュメントや褒章・メダルの制作依頼を数多く受けるなど、具象彫刻界の第一線で活躍している。
+[[新潟県立巻高等学校]]卒業<ref name="makiko">{{Cite web|和書 |url=http://www.makiko-doso.jp/makitalian/10.html |title=活躍するOB　昭和38年(1963年）卒 彫刻家 茂木弘行さん |publisher=巻タリアンニュース |accessdate=2013-03-16}}</ref>、[[東京藝術大学]]美術学部彫刻科を経て、東京藝術大学大学院美術研究科を修了。1969年には[[サロン・ド・プランタン賞]]受賞<ref name="yamane" /><ref name="makiko" />。1971年には同大学[[助手 (教育)|助手]]となった。ヨーロッパなどを歴訪。
+いずれの公募展にも出品せず、一貫して個展・グループ展のみを発表の場とするとともに、近年ではパブリックスペースや企業の社屋に設置するモニュメントなどの制作依頼を数多く受けるなど、具象彫刻界の第一線で活躍している<ref name=":0">{{Cite book|和書 |title=茂木弘行彫刻展 HIROYUKI-MOGI |year=1988年 |publisher=松坂屋本店美術部}}</ref>。
 == 作風 ==
-清楚で凛とした佇まいの女性を中心とした同氏のブロンズ像は、都市空間の中で調和し、共生している。そして、それら作品群の多さは、多岐にわたる依頼主の厳選した評価といえる。作品たちは、駅のコンコース、大学キャンパス、市庁舎広場、公園、美術館など、行き交う人にいつも優しく語りかけている。
+凛とした佇まいの女性を中心としたブロンズ像は、都市空間の中で共生し、それら作品群の多さは、多岐にわたる依頼主の厳選した評価といえる。作品は、駅コンコース、大学キャンパス、市庁舎広場、公園、美術館など、行き交う人に語りかける<ref name="makiko" />。
+一点一点のフォルムを納得ゆくまで追求し続けられる厳しい眼と、人一倍深い情念から生まれる作品は、清楚で、優しく、若さと躍動感に満ち溢れている<ref name=":0" />。
 == 主な彫刻作品の設置場所 ==
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 === 国内 ===
-母校の巻高等学校の他、横手市学校橋・橋上公園、[[銀座]]花椿通り（銀座7-8丁目）、[[有楽町センタービル|有楽町マリオン]]、[[立川市]]役所、東急田園都市線[[青葉台駅]]コンコース、[[東日本旅客鉄道|JR東日本]][[上越新幹線]][[新潟駅]]新幹線コンコース、[[新潟県立新潟中央高等学校]]、[[新潟市]]役所、親不知コミュニティロード、[[袋井市]]役所、[[愛知芸術文化センター]]（[[愛知県図書館]]）、[[姫路市]][[大手前通り (姫路市)|大手前通り]]、[[呉市]][[美術館通り (呉市)|美術館通り]]、[[広島市]]幟町中学校前「文化の道」、[[北九州市立美術館]]「美術の森公園」、[[青森公立大学]]、[[城西大学]]、[[日本社会事業大学]]などに設置されている<ref name="makiko" />。
+母校の巻高等学校の他、横手市学校橋・橋上公園、[[銀座]]花椿通り（銀座7-8丁目）、[[有楽町センタービル|有楽町マリオン]]、[[立川市]]役所、東急田園都市線[[青葉台駅]]コンコース、[[東日本旅客鉄道|JR東日本]][[上越新幹線]][[新潟駅]]新幹線コンコース、[[新潟県立新潟中央高等学校]]、[[新潟市]]役所、親不知コミュニティロード、[[袋井市]]役所、[[愛知芸術文化センター]]（[[愛知県図書館]]）、[[姫路市]][[大手前通り (姫路市)|大手前通り]]、[[呉市]][[美術館通り (呉市)|美術館通り]]、[[広島市]]幟町中学校前「文化の道」、[[北九州市立美術館]]「美術の森公園」、[[青森公立大学]]、[[城西大学]]、[[日本社会事業大学]]などに設置されている<ref name="yamane" /><ref name="makiko" />。
 == 褒章・メダル ==
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 * 「11-show '85 : 遊象展」、ギャラリーせいほう、1985年
 * 「茂木弘行彫刻展」、西武百貨店、1986年
+* 「茂木弘行彫刻展 HIROYUKI-MOGI」、松坂屋本店美術部、1988年
 * 「今月のこの作家・この作品（彫刻）／茂木弘行」『月刊美術』、実業之日本社、1986年、p65～67
 * 「現代彫刻4人展 : 具象の熱きかたち : 島田勝吾、茂木弘行、杉山惣二、笹戸千津子」、西武アート・フォーラム、1991年

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