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2024年6月30日 (日) 14:52時点における最新版
埼玉西武ライオンズ #29 | |
---|---|
2023年3月17日 ZOZOマリンスタジアム | |
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 神奈川県横須賀市 |
生年月日 | 2000年7月19日(23歳) |
身長 体重 |
183 cm 84 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 2022年 ドラフト4位 |
初出場 | 2023年3月31日 |
年俸 | 1400万円(2024年)[1] |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
この表について
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青山 美夏人(あおやま みなと、2000年7月19日 - )は、神奈川県横須賀市出身のプロ野球選手(投手)。右投右打。埼玉西武ライオンズ所属。
経歴[編集]
プロ入り前[編集]
横須賀市立城北小学校3年時に幼馴染の誘いで地元の少年野球チームに入り野球を始め、横須賀市立衣笠中学校在学時は硬式野球のクラブチームである横須賀シニアでプレーしていた[2]。
横浜隼人高等学校に進学し、2年秋からエースを務めた。高校時代は甲子園大会への出場はなく、3年夏は南神奈川県大会初戦(2回戦)で横浜商業に敗れた[3]。
亜細亜大学に進学し、1年秋からベンチ入り。2年秋のリーグ戦では防御率1位を記録するなど活躍したが、3年時は右肩の炎症に悩まされた[4]。その後復帰し、4年春のリーグ戦では6勝をマークしてMVP、ベストナインを受賞した[5]。また、ハーレムベースボールウィークの日本代表にも選出された[6]。大学の同期に田中幹也、松本晴、重松凱人らがいる。
2022年10月3日にプロ志望届を提出し、埼玉西武ライオンズからドラフト4位指名された[7]。担当スカウトは竹下潤[8]。
西武時代[編集]
2023年は春季キャンプをA班でスタートし[9]、オープン戦では5試合に登板し、計5イニングを無失点に抑え[10]、開幕一軍入りを果たした[11]。守護神の増田達至が開幕一軍ながらも、右肩のコンディション不良から復帰したばかり[12]という事情があり、開幕前の練習中に松井稼頭央監督から「どこで投げたいんだ?」と問われ、「一番いいところで投げたいです」と答えた[10]ことでオリックス・バファローズとの開幕戦にて、1点リードの9回表に抑えとしてプロ初登板。二死から森友哉に同点ソロ本塁打を許してセーブ失敗となり、チームは延長戦の末敗れたものの[13]、2日後の同カードでは3点リードの9回表を無失点に抑え、プロ初セーブを挙げた[14]。その後はセーブもホールドも付かない場面での起用が中心となったが、増田にリカバリーが必要と判断された際には抑えとして起用された[15]。6月7日の中日ドラゴンズ戦ではプロ初ホールドを記録[16]。8月13日の千葉ロッテマリーンズ戦は、髙橋光成が体調不良で離脱[17]した影響で『ブルペンデー』となり、その1番手として青山がプロ初先発となったが[18]、2回1失点でプロ初黒星を喫した[19]。10月2日のロッテ戦ではロングリリーフとして起用され、自己最長の3イニングを投げて5奪三振[20]、打者9人で抑える完全投球の好投を見せた[21]。ルーキーイヤーはシーズンを通して一軍に帯同し[22]、39試合(1先発)の登板で0勝1敗1ホールド3セーブ・防御率2.96を記録。シーズン終了後の11月25日からは台湾ウインターリーグに派遣され[23]、先発として登板した[24]。帰国後の12月20日に行われた契約更改交渉では、400万円増となる推定年俸1400万円でサイン[25]。また、球団からは来季の先発挑戦を言い渡された[26]。
選手としての特徴[編集]
鋭く落ちるスプリットが武器[4]。変化球はその他にスライダー・カットボール・カーブを操り[27]、大学進学後は『亜大ツーシーム』もマスター。東浜巨や山﨑康晃のように鋭く落ちる変化ではなく、フワッとした軌道で投球に緩急をつける際に用いる[4]。
詳細情報[編集]
年度別投手成績[編集]
年 度 |
球 団 |
登 板 |
先 発 |
完 投 |
完 封 |
無 四 球 |
勝 利 |
敗 戦 |
セ 丨 ブ |
ホ 丨 ル ド |
勝 率 |
打 者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
敬 遠 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴 投 |
ボ 丨 ク |
失 点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
W H I P |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2023 | 西武 | 39 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 3 | 1 | .000 | 186 | 45.2 | 32 | 4 | 23 | 0 | 0 | 34 | 5 | 1 | 15 | 15 | 2.96 | 1.20 |
通算:1年 | 39 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 3 | 1 | .000 | 186 | 45.2 | 32 | 4 | 23 | 0 | 0 | 34 | 5 | 1 | 15 | 15 | 2.96 | 1.20 |
- 2023年度シーズン終了時
年度別守備成績[編集]
年 度 |
球 団 |
投手 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 | ||
2023 | 西武 | 39 | 3 | 3 | 0 | 0 | 1.000 |
通算 | 39 | 3 | 3 | 0 | 0 | 1.000 |
- 2023年度シーズン終了時
記録[編集]
- 初登板:2023年3月31日、対オリックス・バファローズ1回戦(ベルーナドーム)、9回表に2番手で救援登板、1回1失点[29]
- 初セーブ:2023年4月2日、対オリックス・バファローズ3回戦(ベルーナドーム)、9回表に4番手で救援登板・完了、1回無失点[30]
- 初奪三振:2023年4月15日、対北海道日本ハムファイターズ2回戦(エスコンフィールドHOKKAIDO)、9回裏に清宮幸太郎から空振り三振
- 初ホールド:2023年6月7日、対中日ドラゴンズ2回戦(ベルーナドーム)、6回表に3番手で救援登板、1回無失点
- 初先発登板:2023年8月13日、対千葉ロッテマリーンズ17回戦(ZOZOマリンスタジアム)、2回1失点で敗戦投手[31]
背番号[編集]
- 29(2023年 - )
登場曲[編集]
代表歴[編集]
脚注[編集]
- ^ “西武 - 契約更改 - プロ野球”. 日刊スポーツ. 2023年12月21日閲覧。
- ^ “青山 美夏人(みなと)さん”. タウンニュース (2022年11月11日). 2023年1月3日閲覧。
- ^ “春8強・日本航空石川が初戦敗退の波乱 シード校・横浜隼人も 履正社、東北はヒヤヒヤ発進 - スポニチ Sponichi Annex 野球”. スポニチ Sponichi Annex. 2022年10月20日閲覧。
- ^ a b c “亜細亜大学・青山美夏人 プロ入りの夢実現のため、今季は「人生をかける」”. 4years. (2022年5月31日). 2023年2月11日閲覧。
- ^ “亜大の青山がMVP 東都大学野球:時事ドットコム”. www.jiji.com. 2022年10月20日閲覧。
- ^ NPBエンタープライズ. “侍ジャパン 大学”. 野球日本代表 侍ジャパンオフィシャルサイト. 2022年10月20日閲覧。
- ^ “亜大から青山美夏人、田中幹也ら4人がプロ志望届提出 今春日本一の原動力”. Full-Count(フルカウント) ― 野球ニュース・速報・コラム ― (2022年10月3日). 2022年10月20日閲覧。
- ^ “【新入団選手スカウトに聞く!第2回①】青山美夏人選手!”. 埼玉西武ライオンズ. 2023年11月14日閲覧。
- ^ “【西武】春季キャンプの1、2軍振り分け 新人の蛭間拓哉、青山美南人、児玉亮涼は1軍スタート”. スポーツ報知 (2023年1月26日). 2023年12月21日閲覧。
- ^ a b “西武・松井新監督「じゃあ、いけ」 開幕戦で新人守護神を“大抜擢”したワケ”. Full-Count (2023年4月1日). 2023年12月21日閲覧。
- ^ “【西武】開幕1軍メンバーを公示 山村崇嘉が初の開幕1軍 新人は青山美夏人、児玉亮涼がベンチ入り”. スポーツ報知 (2023年3月30日). 2023年12月21日閲覧。
- ^ “西武・増田が開幕前に1軍合流「状態は上がってきている」”. Sponichi Annex (2023年3月23日). 2023年12月21日閲覧。
- ^ “【西武】ドラフト4位ルーキーの青山美夏人が痛恨の被弾「そんなに甘い世界ではない」”. スポーツ報知 (2023年3月31日). 2023年4月2日閲覧。
- ^ “西武ドラ4青山がプロ初セーブ「燃えていた」 開幕戦では森に痛恨の同点アーチ被弾もリベンジ成功”. Sponichi Annex. 2023年4月2日閲覧。
- ^ “西武ドラ4青山が2セーブ目 前日セーブ失敗の増田の代役 松井監督「リカバリーを含めて青山でいこうと」”. Sponichi Annex (2023年5月7日). 2023年12月21日閲覧。
- ^ “2023年6月7日 【公式戦】 試合結果 (埼玉西武vs中日)”. 日本野球機構. 2023年12月21日閲覧。
- ^ “【隠しマイク】西武・高橋 体調不良での離脱で体重減少「今日から死ぬ気で米食べます。そこも勝負」”. Sponichi Annex (2023年8月25日). 2023年12月21日閲覧。
- ^ “【西武】プロ初先発のドラ4青山美夏人「もっと工夫できたか」2回1失点敗戦投手も前向き”. 日刊スポーツ (2023年8月13日). 2023年12月21日閲覧。
- ^ “西武ドラ4青山 プロ初先発は2回2安打1失点でプロ初黒星「もっと工夫できた」”. Sponichi Annex (2023年8月13日). 2023年12月21日閲覧。
- ^ “西武ドラ4青山美夏人が自己最長3回無失点「自信持って投げられるようになってきた」1軍〝完走〟に手応え”. 西スポWEB otto! (2023年10月2日). 2023年12月21日閲覧。
- ^ “2023年10月2日 【公式戦】 試合結果 (千葉ロッテvs埼玉西武)”. 日本野球機構. 2023年12月21日閲覧。
- ^ “【西武】青山美夏人投手インタビュー 1年目からフルシーズンで1軍も「肩肘の痛みは全くないし、そこも自分の強み」”. 文化放送 (2023年11月19日). 2023年12月21日閲覧。
- ^ “西武、青山美夏人、古川雄大ら4選手を台湾ウインターリーグに派遣”. 西スポWEB otto! (2023年11月15日). 2023年12月21日閲覧。
- ^ “西武・青山美夏人が台湾WLで先発登板 今季は主に中継ぎ、来季は先発挑戦の可能性も”. 西スポWEB otto! (2023年12月1日). 2023年12月21日閲覧。
- ^ “西武・青山美夏人400万円アップの1400万円 今季39試合登板も「50点」来季は先発挑戦へ”. Sponichi Annex (2023年12月20日). 2023年12月21日閲覧。
- ^ “西武・青山美夏人が年俸1400万円でサイン 先発挑戦へ「自分のポジション確立させたい」 オフは亜大の先輩に弟子入り”. 西スポWEB otto! (2023年12月20日). 2023年12月21日閲覧。
- ^ “亜大、27日にもV!今秋ドラフト候補・青山が1失点完投で無傷6勝/東都”. サンケイスポーツ (2022年4月27日). 2023年2月11日閲覧。
- ^ “今秋ドラフト候補の亜大・青山が完投勝利 エース完全復活!自己最速151キロも出た”. Sponichi Annex (2022年10月12日). 2023年2月11日閲覧。
- ^ “西武・松井稼頭央監督 同点弾の森に「敵ながら素晴らしい」 新人の青山投入は「1年間を考えて」”. スポーツニッポン. (2023年3月31日) 2023年3月31日閲覧。
- ^ “【西武】悲しみ隠してプロ初セーブの青山美夏人 祖母亡くなったその日にチーム初勝利に貢献”. 日刊スポーツ. (2023年4月3日) 2023年4月3日閲覧。
- ^ “西武ルーキー青山美夏人、プロ初先発は2回1失点で降板 ブルペンデーで後続にバトンタッチ”. 西スポ WEB OTTO (2023年8月13日). 2023年8月13日閲覧。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- 個人年度別成績 青山美夏人 - NPB.jp 日本野球機構
- 29 青山 美夏人 選手名鑑 - 埼玉西武ライオンズオフィシャルサイト