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「ピンボールクエスト」の版間の差分

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『'''ピンボールクエスト'''』(''PINBALL QUEST'')は、[[トーセ]]が開発し[[ジャレコ]]より[[1989年]][[12月15日]]に発売された[[ファミリーコンピュータ]]用コンピュータ[[ピンボール]]ゲーム。
『'''ピンボールクエスト'''』(''PINBALL QUEST'')は、[[トーセ]]が開発し[[ジャレコ]]より[[1989年]][[12月15日]]に発売された[[ファミリーコンピュータ]]用コンピュータ[[ピンボール]]ゲーム。

2024年8月1日には、[[シティコネクション (企業)|シティコネクション]]がジャレコのファミリーコンピュータ用ソフトを移植するプロジェクト「[[ジャレコレ ファミコン編]]」シリーズの第1弾ソフトとして[[Nintendo Switch]]版が発売。日本版と海外版を同時収録している<ref>{{Cite web|和書|url=https://news.denfaminicogamer.jp/news/240724b|title=ジャレコのファミコンタイトルを連続リリースするプロジェクト「ジャレコレ ファミコン編」が始動。第一弾として『ピンボールクエスト』が8月1日に発売決定。『妖怪倶楽部』と『バイオ戦士DAN』も展開予定|publisher=電ファミニコゲーマー|date=2024-7-24|accessdate=2024-7-24}}</ref>。


== ゲーム内容 ==
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| NES版の移植(言語が英語)<br />『[[忍者じゃじゃ丸くん]]』『[[エスパ冒険隊 魔王の砦|エスパ冒険隊]]』とのカップリング
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! [[ジャレコレ ファミコン編]]:<br />ピンボールクエスト
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| [[シティコネクション (企業)|シティコネクション]]
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| シティコネクション
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| 日本版、海外版を収録
| ファミコン版の移植
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;Nintendo Switch版
:[[シティコネクション (企業)|シティコネクション]]がジャレコのファミリーコンピュータ用ソフトを移植するプロジェクト「[[ジャレコレ ファミコン編]]」シリーズの第1弾ソフトとして配信。日本版と海外版を同時収録している<ref>{{Cite web|和書|url=https://news.denfaminicogamer.jp/news/240724b|title=ジャレコのファミコンタイトルを連続リリースするプロジェクト「ジャレコレ ファミコン編」が始動。第一弾として『ピンボールクエスト』が8月1日に発売決定。『妖怪倶楽部』と『バイオ戦士DAN』も展開予定|publisher=電ファミニコゲーマー|date=2024-7-24|accessdate=2024-7-24}}</ref>。「ジャレコレ」共通の機能として、巻き戻し、クイックセーブ&ロード、字幕ガイド、[[実績 (コンピュータゲーム)|アチーブメント]]といった機能のほか、本作独自の機能として、「R・P・G」モードにて所持しているG(ゴールド)を常に可視化する「ボール君のお財布事情」という機能を搭載している


== 評価 ==
== 評価 ==

2024年8月2日 (金) 20:51時点における版

ピンボールクエスト
ジャンル コンピュータピンボール
対応機種 ファミリーコンピュータ
Nintendo Switch
開発元 トーセ
発売元 ジャレコ
シティコネクション(Switch)
音楽 林安芸人[1]
人数 1人 - 4人(交互プレイ)
メディア 2メガビットロムカセット[2]
発売日 FC
日本の旗 1989年12月15日
アメリカ合衆国の旗 1990年6月
オーストラリアの旗 1992年
Switch
世界の旗 2024年8月1日
その他 型式:JF-26
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ピンボールクエスト』(PINBALL QUEST)は、トーセが開発しジャレコより1989年12月15日に発売されたファミリーコンピュータ用コンピュータピンボールゲーム。

ゲーム内容

全部で4種類のゲームモードがあるピンボールゲーム[2][3]。その中のひとつ、「R・P・G」はピンボールとロールプレイングゲームを融合させたようなモードとなっており[2][4]、ステージ上のモンスターにボールを当てて倒して攻撃力を強化、スコアを稼いでお金を貯め、アイテムを購入するなどの要素がある。十字キーの左ボタンとAボタンでフリッパーを操作、十字キーの上下ボタンでフリッパーを上下に場所移動し、Bボタンを押す事で台揺らしをする事もできる。

ゲームモード

「R・P・G」以外の3モードはコントローラーを交代で使用する事により、最大4人で遊ぶ事ができる。ボールが台の最下層へと落ちると1ミス、次のプレイヤーの番となる。

POP!POP!(ポップポップ)

ボウリングのピンが配置されている台。下部にあるピンを全て倒し、空いた穴に入るとボーナスゲームであるビリヤードがスタート。白い手玉を発射し赤玉をポケットに入れる。

VIVA!GOLF(ビバゴルフ)

ゴルフをモチーフにした台。下部の4つの穴からモグラが顔を出しており、全ての穴のモグラにボールを当てた後、上部の穴にボールを入れると大モグラが出てボーナススコアが入る。このモードは十字キー上下ボタンでのフリッパー上下場所移動はない。

CIRCUS(サーカス)

サーカスをモチーフにした台。下部にスロットが設置されている。スロットは穴にボールを入れる事により回り、出た役により様々な効果が起こり、その中にはボーナスゲームへの入り口が現れるというものもある。ボーナスゲームは球当て。動物に追いかけられているヒロイン(女の子)を、ボールを投げて動物に当て助ける。ボーナスゲームの自機は左右移動とボール投げしかできず、ヒロインにボールが当たったり、動物が落とす物に自機が当たったりするとボーナスゲーム終了となる。

R・P・G

ピンボールとロールプレイングゲームを融合させた、ピンボールRPG。主人公である「ボール君」をフリッパーで操作し、城の最上階に囚われている女の子(ミス・フリッパー)を助け出すという内容である[3][4][5]。1人プレイ専用。

このモードではスコア=お金となっており、ボールを当ててモンスターを倒したり、オブジェクトにボールをぶつけたりするとお金であるG(ゴールド)が貯まっていく。モンスターを倒す事でAT値(アタックポイント)という値が上がっていき、これが高いほどモンスターに与えるダメージが大きくなる。ただし、ボールアウト(ボールが面の最下層へと落ちる)するとAT値が半分になってしまう。

面の面の間にはショップがあり、ここでお金を払ってアイテムを購入できる。アイテムはゲーム中にセレクトボタンを押す事で選択、使用できる。また、ショップには「ぬすむ」という選択肢もあり、これを選択すると泥棒する事ができる。成功するとアイテムがタダで手に入るが、失敗すると所持金が半分となる。

各面にはボスキャラクターがおり、これにボールをぶつけて倒すと次の面に進める。ボールアウトすると下の面に戻されるが、最初の面でボールアウトした場合は、特にペナルティなくゲームを再開できる。残機ゲームオーバーといった概念はない。また、ボスキャラクターはフリッパーに対して攻撃してくることもあり、これによりAT値が0を下回ると、ボールアウトした時と同様に下の面に戻される。なお、ボスキャラクターは一度倒しておけば、ボールアウトし下の面に戻され再び同じ面に戻ってきた際、ボスを倒さずに次の面に進むことができる。

全6面構成。最終面、城の最上階にいるサタンを倒すとエンディングとなる。

アイテム

R・P・Gモードに登場するアイテムを記述する[6]

  • SINGLE ST(500G) - サイドストッパー。面の下部の左右どちらかにストッパーを付けられる。一度ボールが当たると消えてしまう。
  • FLOOR ST(2500G) - サイドストッパー。面の下部の左右どちらかにストッパーを付けられる。面をクリアするかボールアウトするまで有効。
  • PERMAN.ST(30000G) - サイドストッパー。面の下部の左右両方にストッパーを付けられる。一度買えば何度でも使える。
  • CENTER ST(8000G) - センターストッパー。面の下部の真ん中、フリッパーとフリッパーとの間にストッパーが付けられる。面をクリアするかボールアウトするまで有効。
  • STRONG FL(40000G) - ストロングフリッパー。フリッパーの色が赤くなり、AT値が少しアップする。一度買って使えばゲームクリアまで有効。
  • DEVIL FL(50000G) - デビルフリッパー。フリッパーの色が紫になり、AT値が大幅にアップする。ただし、時々フリッパーが動かなくなる。一度買って使えばゲームクリアまで有効。

その他に、5面にてポーションのようなアイテムが存在する。ボスキャラクターの攻撃を受けAT値が0を下回った際に即座に使用され、AT値を回復させる効果を持つ。

ステージ構成

R・P・Gモードの面構成を記述する[5]

スタッフ

  • プランナー:KATSUPRO
  • プログラム:ISHIZU、K.K、H.B
  • デザイナー:ART 13、KATSUPRO
  • ミュージックコンポーザー:HAYASHI(林安芸人)
  • SPサンクス:TAKECHAN
  • アドバイザー:S.M

移植版

No. タイトル 発売日 対応機種 開発元 発売元 メディア 備考 出典
1 8ビットコレクション
ジャレコ Vol.2
日本 201802282018年2月28日
レトロデュオ英語版
FC互換機
JNNEX ロムカセット NES版の移植(言語が英語)
忍者じゃじゃ丸くん』『エスパ冒険隊』とのカップリング
2 ジャレコレ ファミコン編
ピンボールクエスト
日本 202408012024年8月1日
Nintendo Switch シティコネクション シティコネクション ダウンロード 日本版、海外版を収録 [7][8][9]
Nintendo Switch版
シティコネクションがジャレコのファミリーコンピュータ用ソフトを移植するプロジェクト「ジャレコレ ファミコン編」シリーズの第1弾ソフトとして配信。日本版と海外版を同時収録している[10]。「ジャレコレ」共通の機能として、巻き戻し、クイックセーブ&ロード、字幕ガイド、アチーブメントといった機能のほか、本作独自の機能として、「R・P・G」モードにて所持しているG(ゴールド)を常に可視化する「ボール君のお財布事情」という機能を搭載している。

評価

評価
レビュー結果
媒体結果
ファミ通24/40点[11]

ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では合計24点(満40点)[11]となっている。

関連作品

脚注

  1. ^ シティコネクション編著 『ジャレコ・アーカイブズ』 実業之日本社、2016年12月1日、166頁。ISBN 978-4-408-11203-9
  2. ^ a b c 前田尋之監修 『ファミリーコンピュータ パーフェクトカタログ』 ジーウォーク、2020年1月26日、165頁。ISBN 978-4-86297-969-8
  3. ^ a b 『ジャレコ・アーカイブズ』、84頁。
  4. ^ a b 山崎功著 『ファミコン コンプリートガイド デラックス』 主婦の友インフォス、2019年10月20日、175頁。ISBN 978-4-07-438765-6
  5. ^ a b 『ピンボールクエスト 付属取扱説明書』10頁
  6. ^ 『ピンボールクエスト 付属取扱説明書』11頁
  7. ^ ジャレコのファミコンタイトルが続々復刻。第1弾『ピンボールクエスト』が8月1日配信。『妖怪倶楽部』『バイオ戦士 DAN』などが順次配信予定”. ファミ通.com (2024年7月24日). 2024年7月24日閲覧。
  8. ^ 『ジャレコレ ファミコン編:ピンボールクエスト』本日(8/1)発売。爽快なピンボールアクションとRPGらしい強化要素が同時に楽しめる名作”. ファミ通.com. KADOKAWA (2024年8月1日). 2024年8月3日閲覧。
  9. ^ Chihiro (2024年8月1日). “「ジャレコレ ファミコン編:ピンボールクエスト」,Switch向けに配信開始。ジャレコ製FCソフトを連続リリースするプロジェクトの第1弾”. 4Gamer.net. Aetas. 2024年8月3日閲覧。
  10. ^ ジャレコのファミコンタイトルを連続リリースするプロジェクト「ジャレコレ ファミコン編」が始動。第一弾として『ピンボールクエスト』が8月1日に発売決定。『妖怪倶楽部』と『バイオ戦士DAN』も展開予定”. 電ファミニコゲーマー (2024年7月24日). 2024年7月24日閲覧。
  11. ^ a b ピンボールクエスト まとめ [ファミコン] / ファミ通.com”. KADOKAWA CORPORATION. 2022年2月8日閲覧。

外部リンク