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「ゼ・バルマリィ帝国」の版間の差分

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:新……砲撃用の機体。水中戦もこなす。
:新……砲撃用の機体。水中戦もこなす。
;バトルクラッシャー
;バトルクラッシャー
:新……超が付くほど個性的な機体で「ビームモヒカン」といった武器を持つ。ゲーム本編中には改良型が隠しシナリオに登場するのみ。
:新……超が付くほど個性的な機体で「ビームモヒカン」といった武器を持つ。ビーム発射時に目をウルウルさせるのが特徴。(冷却水か?)ゲーム本編中には改良型が隠しシナリオに登場するのみ。
;リコニトーレ
;リコニトーレ
:新……ビットのような武器を持つ機体。
:新……ビットのような武器を持つ機体。

2007年7月10日 (火) 02:01時点における版

ゼ・バルマリィ帝国とは、スーパーロボット大戦シリーズに登場する星間国家である。

概要

α……銀河系中心部に広大な版図を持つ大国。霊帝と呼ばれる少年王が頂点に立ち、その下に十二支族という支配層が存在する。
文化や文明は民族の堕落を防ぐという名目で、これらの支配層が独占している。創世神ズフィルードへの信仰が唯一の宗教と思われる。元々の起こりは文明をゼントラーディやメルトランディ、宇宙怪獣の破壊から守護する為であったと言われている。建国から2万年近くが経過しており、様々な異星文明を吸収しながら拡大を続けてきた。しかし、ゼントラーディやメルトランディ、宇宙怪獣、ゾヴォーグとの長年に渡る戦争は国力を疲弊させ、その敗色は濃厚となった。最後の手段として銀河辺境に辺境方面軍を派遣して未知の文明と戦力を取り込み、更に他の銀河系に外宇宙方面軍を派遣して戦力の拡充を図った。だが、そのような手段が有効に働く筈もなく外宇宙方面軍はバッフ・クランとの戦闘で壊滅、7つあった辺境方面軍も次々と敗北していき、滅亡はもはや時間の問題であった(第3次αスタート時で辺境方面軍はエペソ艦隊、サルデス艦隊、ヒラデルヒア艦隊しか残っていなかったと思われる)。最終的にαナンバーズの本星急襲とシヴァー・ゴッツォの反乱で体制は崩壊し、本星もまたアポカリュプスによる流星の直撃を受けて破壊されてしまう。生き残った民衆は他の惑星へ移住したが、かつての勢力を取り戻す事はもはや不可能と思われる。 なお、新スーパーロボット大戦スーパーロボット大戦αからのユーザーにはラオデキア艦隊に併合されている勢力やラオデキアの台詞などからゾヴォーグ以上の強大な敵と思われていた為、第3次αでの唐突な弱体化と本星崩壊にはさまざまな批判と憶測を呼んだ。

OG……ネビーイームを地球へと送り込み、セプタギンを落下させたが、イングラムやヴィレッタもその存在の詳しい情報を得る事が出来なかった。また、ヴィレッタは既に彼らが存在していない可能性も示唆している。

人物

元地球人

レビ・トーラー(声優:折笠愛
初出は『スーパーロボットスピリッツ』のラスボス。その正体はアヤの妹マイ・コバヤシで、かつて事故に行方不明になった際にイングラムによってネビーイーム(『α』ではゼ・バルマリィ帝国)に連れさらわれ、記憶を全て失った上で、『第3次α』内においてはエツィーラの手で)「レビ・トーラー」という人格が植えつけられた。『α』ではリュウセイによって救出された際にエアロゲイターにいた頃の記憶を失うが、そのままR-GUNパワードのパイロットになった。以後『α外伝』まではレビ・トーラーとして登場する。『OG』ではネビーイームでの戦いに敗れて死亡したものと思われていた(アニメ版ではジュデッカ撃破時にマイとしての自我を取り戻したかのような描写がある)が、『OG2』で発見されたジュデッカのコアの中にいるのを発見される(以後の経緯はバンプレストオリジナルのキャラクター一覧#SRX計画のマイ・コバヤシを参照)。レビとしての記憶は未だに残留思念として残っており、マイを苦しめる。また、その当時の念動力は現在のマイの比ではない。主な乗機はジュデッカ(レビ機)、ヴァイクル、R-GUNパワード、量産型ヒュッケバインMk-II。専用BGMは『MARIONETTE MESSIAH』。
アタッド・シャムラン(声優:中澤やよい
初登場は『OG』。ネビーイームではレビ・トーラーに次ぐ2番手的な存在。ゲーザやガルインなどの精神コントロールを担当。純粋なバルマー人でないゲーザやガルインを人形呼ばわりし、人間ですらないイングラムを嘲笑するが、実は彼女の正体は、かつて特脳研で被験体になっていた少女ジェニファー・フォンダが改造された姿である。ネビーイーム内での戦闘でその事実を知るが、事実を受け入れられないあまり混乱状態になり、その直後にイングラムに射殺される(『OG』リュウセイ編)。『OG』キョウスケ編ではその事実を知らないまま死亡。アニメ版ではリュウセイとライの連携攻撃の前に破れ、死に際にジェニファー・フォンダとしての記憶を取り戻して死亡した。ちなみにアタッドの改造は、ユーゼスが行ったらしい。
ゲーザ・ハガナー
初登場は『OG』。ネビーイームから送り込まれた有人機のパイロット。地球人をサル呼ばわりして見下す高慢な性格だが、精神が不安定でよく頭痛を起こす。念動力者がデジャヴを感じ、語尾に特徴のあるしゃべり方をするが、その正体は、ゲイム・システムの影響で暴走死したテンザン・ナカジマが、アタッドの改造手術によって変わり果てた姿である。外見は殆ど面影を残しておらず、更には戦争をゲーム感覚で戦うイデオロギーも強化されている。ネビーイーム内でヴァイクルに搭乗し決戦を迎えるが、死ぬ間際に精神崩壊同然の状態で自我を取り戻す。彼の死後、リオは自業自得とけなしていたが、同じ元ゲーマーで一歩間違えればテンザンのようになっていたかもしれなかったリュウセイやリョウトは複雑な思いをしていた。
アニメ版では未登場であるため、テンザンはDC残党との決戦で完全に死亡している。
ガルイン・メハベル
初登場は『OG』。体の大部分を機械に改造されたサイボーグ。“ゲシュペンスト”という言葉に特別な反応を示す。その正体は、乗機のゲシュペンストMk-Iの2号機と共に消息不明となったカーウァイ・ラウ大佐がアタッドの改造手術によって変わり果てた姿である。ギリアムとラトゥーニの二人は、初戦後の調査によって彼がカーウァイ・ラウ大佐本人である事を断定。当初は、カスタマイズされたエゼキエルに搭乗していたが、最後はエアロゲイターの技術によって徹底的に強化されたゲシュペンストMk-Iの2号機に搭乗し、かつての教え子であったギリアム達に襲い掛かる。OGSでは台詞があるが声優は???となっている。
アニメ版では未登場。

ゴッツォ家

ユーゼス・ゴッツォ(声優:大友龍三郎
初出は『スーパーヒーロー作戦』のラスボス。ゼ・バルマリィ帝国監察軍第7艦隊副司令で、階級は「騎爵」。ゼ・バルマリィの貴族階級十二支族の中で軍事をつかさどるゴッツォ家の出身。また、遺伝子、人体改造学の権威で、人造人間「バルシェム・シリーズ」のオリジナル1号体(イングラムの事)を製造している。独自に機動兵器の開発も行った。地球圏最強の戦力を自らの軍に取り込むべく地球圏に赴く。ラオデキヤから単独行動を許されている唯一の人物で、常に仮面を被っている。『スーパーヒーロー作戦』内では人間を軽く見ている反面、自然を愛好している一面もあるが、『α』では真の霊帝ケイサル・エフェスの影響で人間に対してはエンジェル・ハイロゥに眠る全てのサイキッカー達を脳髄のみの姿にするなど、残虐で非道な作戦を実行する。実は、第7艦隊を裏で操っており、自らの野望ゼ・バルマリィ帝国そのものへの反逆を達成すべく、本格的な侵攻の前に地球圏に単独で訪れ、地上のみでなく、地上内に存在する異世界にまで様々な暗躍を行った。『第3次α』において、霊帝ケイサル・エフェスの存在等、ゼ・バルマリィに隠された真実を知っていた事が明らかになっている。彼自身は無限力に一足早く取り込まれた。
『α』終盤に1度だけ使った台詞、「それも私だ」は大人気の台詞となり、インターネットのBBSなどでネタとして多用されている(この台詞は後にシヴァー・ゴッツォやクォヴレー・ゴードンにも受け継がれている)。主な乗機は、アンティノラ、ジュデッカ(ユーゼス機)。『α』の最終決戦で自らが破れた時ロンド・ベルに対してバルマー帝国は強大だと警告した。なお、『スーパーヒーロー作戦』ではイングラム(ヴィレッタ)は彼のクローンである(『α』では不明)。
アニメ版でも仮面の男という役名で彼らしき人物が登場しており、最終話ではイングラムの意識を乗っ取ったが声優が違うため(声優:乃村健次)、本人であるかは謎。彼の一族は皆同じような仮面をかぶっておりDWではネビーイーム、R-GUNリヴァーレのコクピットにも仮面と同じデザインの紋章(?)が確認できる。
OGSの冒頭にも登場しており、イングラムの意識を乗っ取る他、霊帝への反逆を目論んでいる事をはっきりと口に出している。また、個人の野心よりもゴッツォ家への忠誠を優先させているかのような言動も取っている。
ハザル・ゴッツォ(声優:吉野裕行
初登場は『第3次α』。ゴラー・ゴレム隊の指揮官で愛機はヴァイクラン。ユーゼスが残したデータを基にSRXを破壊する。決戦では副官のエイスのディバリウムと合体したガドル・ヴァイクランを操る。基本的にバルマー人以外は虫けら扱いし、部下も手荒く扱うところがあるが、お世辞にも指揮官として有能な人物とは言えず、側近であるエイスやキャリコ達バルシェムにまで好き勝手な行動をされていた。また、父親のシヴァーにだけは絶対的な心酔をしている為か、シヴァーが注目しているサイコドライバーの力を持つリュウセイやクスハに対しては過剰ともいえる敵愾心を持って戦いを挑んでくる。バランとは昔師弟関係でルリアとは顔馴染み。実はバルシェムシリーズやジュデッカ・ゴッツォ型と同じハイブリッド・ヒューマンで、サイコドライバー能力を引き出す為の実験体であった。本人はその事を知らされず、普通の人間のように育てられた為、生粋のバルマー人と信じていた。三重連太陽系宙域の戦いで敗北した直後にエイスに真実を明かされた後、エイスの手で粛清された。専用BGMは『CROWN MASTER』。
エイス・ゴッツォ
初登場は『第3次α』。愛機はディバリウム。ハザルの副官で、まるで漫画のコンピューターの様に片言を喋りながらも冷静沈着でハザル以上に指揮官能力が高い。ハザルの命令のままに動く様に見えるが、裏でシヴァーによって特殊任務の命令を受けており、ハザルもその事実については知らなかった。ユーゼスやシヴァーの様にいつも仮面をつけており、ハザルの解説によると、幼い頃の事故で顔に重度の火傷を負ったのが原因であるらしいが、幼い頃からの付き合いであるハザルがエイスの素顔を知らないという事は絶対にありえないと、孫光龍も怪しんでいた。実は、その正体はハザルの予備体でハザルとは同じ顔だった。人間らしく育成されたハザルと違い、自身が兵器として産み出されたハイブリッド・ヒューマンである事を自覚しており、どのような任務も冷徹に遂行していった。バルマー本星の戦いで敗北した時も、任務に失敗した兵器は消えるだけだと言って散っていった。
シヴァー・ゴッツォ(声優:屋良有作
ゼ・バルマリィ帝国の宰相にしてゴッツォ家をとりまとめる当主であり、さらに帝国屈指の科学者でもある超人的人物。霊帝ルアフへの反乱を目論見、その為の戦力としてゴラー・ゴレム隊を配下に持つ。また、自らの戦力として取り込む為にゴラー・ゴレム隊に地球への侵攻を命じた。ゴラー・ゴレム隊の指揮官であったハザルを使い捨てにしてしまう等、かなり非道な作戦を実行してきたが、全ては母星であるバルマー星を守る為の行動で、あえて非情に徹したと思われる。バルマー星とバルマーの民を単なる道具としか見なしていないルアフへの憎しみは深く、念動力を使い果たして弱体化したルアフを滅多打ちにして殺害した。その後、イルイを利用してゲベル・ガンエデンでαナンバーズに戦いを挑むが、ほとんど自殺に近い行動であった。このことから、自らが犯してきた罪を自分の手で清算する為の行動であったと思われる。事実、バルマー本星の民衆は戦闘が起きる前にシヴァーの手で本星を脱出させられていた。しかし、根っからの悪人ではないものの、ルアフ以上に傲慢な上にバルマー人を至上とする主義を持っているため地球人を認めず、かつての友であるバランに「獅子身中の蟲」呼ばわりされてしまう。専用BGMは『ZEST SEVEN』。これはスーパーヒーロー作戦でウルトラマンの力を渇望していたユーゼス(超神ゼスト)に対して二代目ユーゼスとも言えるシヴァーはウルトラセブンとなるネタとされている。

ジュデッカ・ゴッツォ

ラオデキヤ・ジュデッカ・ゴッツォ(声優:速水奨
初登場は『新スーパーロボット大戦』のラスボス「ジュデッカ・ゴッツォ」だが、追加設定等によって、『α』では名前が「ラオデキヤ・ジュデッカ・ゴッツォ」に改められた。ゼ・バルマリィ帝国辺境銀河方面監察軍第7艦隊司令で、地球圏最強の戦力を自らの軍に取り込むべく地球圏に赴く。だがその正体は、ユーゼスによって造り出されたハイブリッド・ヒューマン(の複製クローン)で、本物のラオデキヤは、αのストーリーが始まる2年前にゼントラーディとの交戦中、ユーゼスによって謀殺されており、ユーゼスによって新たに生み出されたラオデキヤは、性格を武人肌から好戦的な性格へと改変されている。当然、本人も自らの事実には最後まで気付かないままであった。また、本物のラオデキヤの他にも、同じジュデッカ・ゴッツォの名を持つハイブリッド・ヒューマンが6人存在し、それぞれが異なる名でゼ・バルマリィ艦隊の司令官を務めている。ちなみにラオデキヤは、7番目のジュデッカ・ゴッツォである。
DC版『α』では特別ルート編のみにおいてオリジナルのラオデキヤが登場。ユーゼスをズフィルードのジーベン・ゲバウトで粛清している。『新』では最後はヘルモーズによって撃ち落されるという結末を迎えている。『スーパーヒーロー作戦』ではユーゼスと会話するシーンの中で少しだけ登場している。
名称のラオデキヤは、『ヨハネの黙示録』に登場する、古代キリスト教の小アジアにおける七つの主要な教会の一つ、『ラオディキア』が由来。
余談だが『新』及び『α』でのラオデキア艦隊にはバルマー独自の戦力に加え『新』ではボアザン星グラドス星ゼーラ星、内側からつぶす事を目的にネオジオンが、『α』ではボアザン星とキャンベル星(更に個人ではあるがパプティマス・シロッコシャピロ・キーツが地球から寝返っている)が組み込まれており、更に彼の台詞からゼ・バルマリィ帝国をスーパーロボット大戦シリーズオリジナル中最強の異星人勢力と見るユーザーも多かった(同時に版権作品である上記の作品の敵勢力を武力で併合していると言う設定を「オリジナル勢力を目立たせる為の踏み台行為だ」と批判意見も数多くあがった)。
エペソ・ジュデッカ・ゴッツォ(声優:速水奨)
ゼ・バルマリィ帝国辺境銀河方面監察軍第1艦隊、通称「エペソ艦隊」の司令官で、ラオデキヤ同様にジュデッカ・ゴッツォ型のハイブリッド・ヒューマン。封印戦争より約1ヵ月後に、シヴァー・ゴッツォの息子であるハザルを総司令官にゲートを使ってアステロイドベルト宙域に出現。ゲートを掌握した。火星においてαナンバーズと最初の交戦を繰り広げ、ズフィルード・エヴェッドを起動させるまでに至ったが敗退。一度は死亡するものの、その後データを予備体に移され復活。その次は、空間転移されてきたネビーイームの防衛にあたっていたが、αナンバーズの勢いをとめる事は出来ず、敗れる。ちなみに、エペソは1番目のジュデッカ・ゴッツォである。
名称のエペソは、『ヨハネの黙示録』に登場する、古代キリスト教の小アジアにおける七つの主要な教会の一つ、『エフェソス』が由来。
第2艦隊司令(仮名)
ゼ・バルマリィ帝国辺境銀河方面監察軍第2艦隊の司令官。未だ、名前はストーリー中に出てはいないが、ジュデッカ・ゴッツォ型のハイブリッド・ヒューマンである事は確かである。
名称はおそらく、『ヨハネの黙示録』に登場する、古代キリスト教の小アジアにおける七つの主要な教会の一つ、『スミルナ』が由来となっていると思われる。
ペルガモ・ジュデッカ・ゴッツォ
ゼ・バルマリィ帝国辺境銀河方面監察軍第3艦隊司令で、ラオデキヤ同様にジュデッカ・ゴッツォ型のハイブリッド・ヒューマン。『第3次α』にて、バラン・ドバンの発言から、STMC襲撃により死亡したと言われるだけで、未登場。ちなみに、ペルガモは3番目のジュデッカ・ゴッツォである。
名称のペルガモは、『ヨハネの黙示録』に登場する、古代キリスト教の小アジアにおける七つの主要な教会の一つ、『ペルガモン』が由来。
テアテラ・ジュデッカ・ゴッツォ
ゼ・バルマリィ帝国辺境銀河方面監察軍第4艦隊、通称「テアテラ艦隊」の司令官で、ラオデキヤ同様にジュデッカ・ゴッツォ型のハイブリッド・ヒューマン。直接は登場しないが、ユーゼスの報告によって艦隊の名称が出ている。ユーゼスの解説によると艦隊を率いて銀河系中心宙域へ進軍していたが、STMCの襲撃によって艦隊は壊滅させられ、テアテラ自身も死亡したらしい。ちなみに、テアテラは4番目のジュデッカ・ゴッツォである。
現在の所、『α』でその存在が語られただけで未登場である。
名称のテアテラは、『ヨハネの黙示録』に登場する、古代キリスト教の小アジアにおける七つの主要な教会の一つ、『ティアティラ』が由来。
サルデス・ジュデッカ・ゴッツォ(声優:速水奨)
ヒラデルヒア・ジュデッカ・ゴッツォ(声優:速水奨)
いずれも辺境銀河方面監察軍の司令官で、サルデスは第5艦隊、ヒラデルヒアは第6艦隊の司令官である。無論、ジュデッカ・ゴッツォ型のハイブリッド・ヒューマンであり、サルデスは5番目、ヒラデルヒアは6番目のジュデッカ・ゴッツォである。本来は銀河辺境で任務に就いていたが、バルマー本星が危機に陥っている事を知って急遽、本星の防衛に当たる事になる。そのままルアフの命を受けてαナンバーズの前に立ち塞がった。本星宙域ではヘルモーズ級を、本星首都ではズフィルード・エヴァットを駆って奮戦するもののαナンバーズに一蹴されてしまう。その後、アルマナと共にバルマー本星に残っていた民間人を救助し、アポカリュプシスで崩壊する本星からαナンバーズと共に脱出する。全てが終わった後はアルマナを補佐してバルマー復興の為に力を尽くす。ちなみに、ジュデッカ・ゴッツォ型のハイブリッド・ヒューマンは武人として調整されている為か、生まれながらの武人であるバラン・ドバンに敬意と憧憬を抱く傾向があるらしい。
名称のサルデス及びヒラデルヒアは、『ヨハネの黙示録』に登場する、古代キリスト教の小アジアにおける七つの主要な教会の二つ、『サルディス』、『フィラデルフィア』が由来。

バルシェム

キャリコ・マクレディ(声優:成田剣
ゴラー・ゴレム隊の隊長で、乗機はヴァルク・バアル。オリジネイターであるイングラムのデータを元にして生み出された量産体バルシェムの3号体で、コードネームは、ギメル・バルシェム。クォヴレー編でのクォヴレーのライバルとなる。イングラムと同じオリジネイターである証の刻印を持っているクォヴレーに激しい敵意とオリジナルのイングラムの恐怖心を抱いており、クォヴレーを抹殺しディス・アストラナガンを手に入れて、自らが新たなイングラム・プリスケンになるという野望を抱いていた。最後近くでは自らの仮面をはずしてαナンバーズに挑むが、ディス・アストラナガンとクォヴレーの力に押されるかのように敗れる。
スペクトラ・マクレディ(声優:中村尚子
ゴラー・ゴレム隊副隊長で、乗機はヴァルク・イシャー。オリジネイターであるイングラムのデータを元にして生み出された量産体バルシェムの4号体で、コードネームは、ダレット・バルシェム。オリジネイターとしてイングラムに生み出されたヴィレッタを抹殺し、自らが新たなヴィレッタ・バディムになろうとしていた。かつてセレーナが所属していたチーム・ジェルバを全滅させた事があるため、セレーナには仇として付け狙われている。髪型以外の面影はヴィレッタに酷似しており、その為にセレーナも最初はヴィレッタとスペクトラが同一人物ではないかと勘違いし、ヴィレッタにとってはいい迷惑であった。セレーナ編では更に最終的にセレーナとライバルのような間柄になり、セレーナはずっと挑発も兼ねて彼女の事を仮面の女やダレットと呼んでいたが、最後にはスペクトラと呼んでいる。余談だがスペクトラも侮蔑の意味合いでクォヴレーの事をコードネームの「アイン」で通している。存外感情的になりやすく、セレーナの挑発に一々乗っていた。

その他

アルマナ・ティクヴァー
初登場は『第3次α』。ガンエデンに捧げられる巫女であったが、その前に外の世界を見てみたいとルアフに懇願し、つかの間の自由を手に入れ地球に来た。当初はかなりの世間知らずだったものの、αナンバーズに関るようになったことで変わっていき、最終決戦ではバルマー艦隊を率いてαナンバーズの救援に登場。仲間たちを激励するまでに成長を見せた。全てが終わった後はバルマーの代表となり、バルマー復興に尽力を尽くす。主人公達との関係はルートによって恋愛感情~信頼する友人とそれぞれ異なっているが、最終的には大切な異星の友人という位置付けに大体どのルートでも落ち着くようになっている。全ルート共通となる帝国の他のキャラ達とは設定の扱いが少し異なり、特定ルートのキャリコとスペクトラの様にトウマルートでの話の流れがアルマナ一行のバンプレストとしての公式設定となるようだ(スペシャルステージ参照)。一応バルマーの量産機・エスリムを操縦できる。
ルリア・カイツ(声優:加藤夏希
アルマナの侍従を務める十二支族・カイツ家の人間で、アルマナの良き理解者でもある。侍従だけあって教養の他、武術も嗜んでいるが、さすがにバルシェムであるクォヴレーには勝てなかった。しかし根本から操縦系統が違うはずのPTまで乗りこなしてみせる辺り、その腕前は非常に優れていることがうかがえる。なお、ハザルとは幼少期に彼の教育係をシヴァーから頼まれ侍従をしていた過去があり、彼の姉貴分となっていた頃もあった。後半戦からバランと一緒にルアフを見限りαナンバーズの戦士として戦う。ケイサル・エフェスの存在は知らなかったが、彼の発する強烈な念を以前に何度も感じた事があるようである。余談だがルリアは何故かヒイロ・ユイに援護防御する時は「ヒイロ」と呼んだり(ヒイロ好きな加藤夏希に対する、スタッフのサービスとして用意されたセリフらしい)、たまに「ナッキーパンチ!」と変な掛け声を上げるときもある。味方キャラでも固有BGMが唯一無いバルマー関係者である。
バラン・ドバン(声優:宮澤正
ドバン家当主でベミドバンのパイロット。霊帝ルアフの近衛軍将軍を兼任している、シヴァーとは古くからの友人。どこか似た者同士であるゼンガーとは宿命のライバル関係となり、トウマ編ではトウマが乗り越えるべき壁として聳え立つ事になる。ハザルとは昔師弟の間柄だったが、ハザルの気性を恐ろしいと感じ教育係から降りたこともある。後に民を全く省みようとしない霊帝ルアフを見限り、αナンバーズに協力して戦う事になる。長い間、ルアフに仕えてはいたが、さすがにケイサル・エフェスの存在には気づかなかったようである。専用BGMは『我こそはバラン・ドバン』。この曲は他のユニットには設定できないが、エルザム及びレーツェルの「Trombe!」と異なり、一応本人のBGM変更は可能である。
エツィーラ・トーラー(声優:米村千冬
初登場は『第3次α』。愛機はジュモーラ。マイをさらい、洗脳してレビ・トーラーとした張本人。強力な念動力者であるが、サディストで、異常なまでに知識欲が深く、イデを初めとした無限力への非常に強い執着心を見せていた。バルマーの大神官だったが、ルアフの正体等を知ってからは絶望して破滅的な行動をとるようになる。虚脱状態となっているフォルモッサ・シェリルを見て、全てに対して諦めてしまっている自分と同じだと評した。最後は真の霊帝ケイサル・エフェスに付き従ったが、多くを喋り過ぎた為にジュモーラ諸共消されてしまった。
専用BGMは『魔女は妖艶に踊る』。
ルアフ・ガンエデン(声優:高山みなみ
初登場は『第3次α』。ゼ・バルマリィ帝国の支配者。一見すると只の少年にしか見えないが、実は500年近くも生きている。
ケイサル・エフェスによって延命処置を施され、ゲベル・ガンエデンを操る。性格は傲慢そのもので、自らの支配するゼ・バルマリィ帝国こそが銀河を統べる唯一の存在であると考えている、ある意味でとても幼稚な思考の持ち主。また、民の命をゴミ屑同然に考えており、自分に逆らう者は誰であろうとも平然と消す。が、所詮はケイサル・エフェスの傀儡に過ぎず、長年もの間、恨みを募らせ続けたシヴァー・ゴッツォによって、念動力を使い果たして弱っていたところを殴り続けられた挙句、創世神ズフィルード(ケイサル・エフェス)に助けを乞うが見放されるという惨めな始末であった。最後はシヴァーの放った業火によって、その身を焼かれ、断末魔と共に死亡する。また、ディス・アストラナガンのディス・レヴの意味を知っており、それを酷く恐れる姿も見せている。
キャラクターモチーフはOVAジャイアントロボのビッグファイアと思われる。
専用BGMは『TWIN ICON』。
ケイサル・エフェス(声優:水木一郎
『第3次α』のラスボスで、αシリーズ最後の敵。ゼ・バルマリィ帝国の真の支配者であり、真の霊帝。創世神ズフィルードゲペル・ガンエデンとも呼ばれている存在。
代々霊帝を仕立て上げ延命処置を施した上で自らの影武者にしており、霊帝達しか謁見を許されていない為、その他の人間達は存在すら全く知らなかった。元来は惑星防衛システムであるゲベル・ガンエデンの中枢として誕生したが、イデの発動による創造と破壊の輪廻から取り残され、生み出される「まつろわぬ霊」を繰り返し吸収しつづけた結果、自らの手で新たな宇宙の創造を目論むようになったイデの対存在。その為にはイデを滅ぼす必要があると考え、ゲベル・ガンエデンという殻を脱ぎ捨ててバルマー本星の地下に潜伏し、力を蓄えながら機会を待ち続けた。現在のケイサル・エフェスは究極の悪意と怨霊そのものであり、イデに匹敵する力を持っていると思われる。
外見は威厳のある老人だが、それは仮の姿に過ぎず、本体は全身を漆黒の皮膚に覆われ、6本の腕と2本の角、3つの赤い目を持つ異形の姿をしていた(「終焉の銀河」使用時に姿を見る事が出来る)。イデを抹殺すべく、神壱号作戦を成功させたαナンバーズの前に現れ、銀河全ての生命を皆殺しにしようと目論む。一度はαナンバーズを追い詰めるが、平和を願う者達の強大な意志によって形成逆転し、最後はイデとナシム・ガンエデンの手で消滅した。
もう一つのエンディングであるイデエンドでは、イデが発動する直前にその姿を見ることができる(メシアによる導きも行われている為αナンバーズの魂がどうなったかは不明)。
専用BGMは『終焉の銀河へ』。

機動兵器

量産機

  • メギロート(AGX-01バグス)
スーパーロボットスピリッツ……プロローグに登場。また、前日談の小説版では合体中のSRXを庇ったためとは言え、エルザムの乗るヒュッケバインMk-IIの腕を破壊したりしている。ウォーカーギャリア専用ステージでは巨大な赤いメギロートらしきものが確認されている。
α / 第3次α……エアロゲイターの偵察機。普通のPTレベルの戦闘力は持っており、通常、エアロゲイターはこの機体のみで対象を制圧する。また、機体中枢にズフィル-ドクリスタルが埋め込まれており、収集したデータはヘルモーズのズフィル-ドに転送される。なお、『α』に登場した時は自己修復機能が備わっていたが、『第3次α』に登場した時は失われていた。
OG……冥王星外宙域で、大群でヒリュウをピンチに追い込んだ張本人。地球圏ではゲシュペンストMk-II・Rテスト中に接触。しかし、ゲシュペンストに乗っていたのがエルザムだったため、1機は捕獲されEOTI機関に回された。残りは何も武器を持っていないはずの機体を相手にしたにもかかわらずすべて撃墜されている。コードネームの命名者はエルザムで、外見が虫のように見えることから「バグス」と呼ばれている。メギロートの名はヘブライ語で「巻物」を意味する。→旧約聖書
OGOVA……回想シーンに登場。怪獣映画さながらに逃げ惑う人民らを光線で焼き払う。
メギロート・アフ
OG……メギロートの改良型。特殊武装が装備されている。アフはヘブライ語で「兄弟」の意。
第3次α……メギロートの改良型。性能面が強化されている。
メギロート・ベン
第3次α……メギロートの改良型。頭部の形状が異なり、特殊武装が装備されている。ベンはヘブライ語で「息子」の意。
メギロート改
OG2……メギロートがインスペクターによって複製されたもの。バルマー帝国のオリジナルとは性能面だけでなく内部構造にも差があり、一部部品はインスペクター製のものになっている。
  • イルメヤ(AGX-02スパイダー)
OG……エアロゲイターの機動兵器。外観がクモに似ていることから、コードネームは「スパイダー」となっている。その外観通り、ネットによる移動の妨害を仕掛けてくる。名称はエレミヤ書に由来。
イルメヤ・アフ
OG……イルメヤの改良型。
  • ミシュレイ(AGX-03バード)
OG……エアロゲイターの機動兵器。飛行型。外観が鳥のように見えるので、コードネームは「バード」。名称は箴言に由来。
ミシュレイ・アフ
OG……ミシュレイの改良型。
  • ヨエラ
第3次α……メギロートから派生した無人偵察機。宇宙や空中のみならず、水中でも活動できるようになっており、地球のように海洋部分が多い惑星を侵略する際に使用される。もっとも、基本性能はメギロートと大差はないのだが。名称はヨエル書に由来。
ヨエラ・アフ
第3次α……ヨエラの改良型。性能面が強化されている。
ヨエラ・ベン
第3次α……ヨエラの攻撃力を強化したタイプで、広範囲の敵を弱体化させる兵装が施されている。が、所詮はヨエラなので大した効果は無い。


  • ゼカリア(AGX-04ソルジャー)
α……メギロートでは対応出来ない文明が現れたときに使用される汎用人型機動兵器。バルマー帝国で長年にわたって使用され続けられている名機であり、『α』に登場したのは19代目の機種にあたる。コードネームは「ソルジャー」。名称はゼカリヤ書に由来。
OG……基本的には『α』に登場したものと同じだが、近接戦用の武器が1つ減っており、無人機しか登場しない。
  • エスリム
第3次α……ゼカリアシリーズの最新鋭機。エスリムとは「20」という意味で、20番目に開発された事を記念して名付けられた。ゼカリア譲りの汎用性は健在である。
エスリム・アフ
第3次α……エスリムの改良機。主に小隊長クラスの与えられるカスタム機である。
エスリム・ローシュ
第3次α……小隊長用にカスタマイズされたエスリム。センサー関係が強化された以外に腕部にミサイルが増設されている。
  • ハバクク(AGX-05ファットマン)
α……長距離支援用の機動兵器。当初は幹部クラスが乗っていたが、中盤以降は一般機として登場している。ゼカリアとコンビを組む事を前提に開発されており、砲撃戦に特化した武装となっている。装甲はゼカリアより厚いものの接近戦に弱い。コードネームは「ファットマン」。
OG……『α』とほぼ同じだが、ミサイル発射口が頭部に移され、砲撃時には脚部が折り畳まれるようになっている。名称はハバクク書に由来。
  • ハーガイ
第3次α……ハバククシリーズの最新鋭機。ハバククよりも砲撃力がアップしているが、接近戦に弱い欠点はそのままになっている。
ハーガイ・ヤッド
第3次α……ハバククシリーズの欠点だった接近戦能力の欠如を改良した機体。しかし、代償として砲撃力が弱くなっている。
  • エゼキエル(AGX-06ナイト)
α……コードネームは「ナイト」。ゼカリアの白兵戦能力とハバククの砲撃力を掛け合わせ、更に強化した超汎用機ともいうべき機体。スーパー系の攻撃力とリアル系の機動力を併せ持った性能でロンド・ベル隊を苦しめた。しかし、生産コストの高さが災いして少数しか製造されなかった。名称はエゼキエル書に由来。
OG……αとほぼ同じ。塗装は青。
エゼキエル・アドム
OG……ゲーザ・ハガナー搭乗機。紫色をしているが、機体名称は「赤い」を意味するヘブライ語に由来しており、アタッド機が赤く塗装されているところを見ると、誤植の可能性が高い。
エゼキエル・サゴル
OG……アタッド・シャムラン搭乗機。赤色の機体ではあるが名称はヘブライ語で「菫色」を指す。
エゼキエル・ラヴァン
OG……ガルイン・メハベル搭乗機。機体名称の由来は「白い」を意味するヘブライ語で、その名前通り白く塗装されている。リュウセイ編39話ではヴィレッタがこの機体に乗っている。
  • シュムエル
第3次α……エゼキエルの後継機。エゼキエルが射撃戦タイプだったのに対し、こちらは槍をメインとする接近戦用に変更された。しかし製造台数が少なく主に本星の守備部隊(紫)やアルマナお付きの女戦士ルリア専用機(黄土色)など一部の上級士官クラスにしか配備されていない。しかも生産性を重視させた為か、性能もエスリムと大差ないものになってしまっている。
シュムエル・ベン
第3次α……シュムエルの改修機。3機1組での運用を前提としており、シュムエルの欠点だった遠距離砲撃戦の弱さを補完している。ただ、単機での性能はさほど向上していない。

ゴラー・ゴレム隊

α……シヴァー・ゴッツォ直属の特殊部隊。隊員は全てバルシェムシリーズと呼ばれる人造人間のみで構成されており、機体も独自のものを使用している。中盤までハザルが司令官だったが、失敗が重なった為にエイスに取って代わられた。シヴァーがルアフに反乱を起こす為の戦力として整備してきたもので、地球の戦力を取り込もうとしたのもその一環であった。しかし、度重なる悪行に激怒したαナンバーズにバルマー本星で壊滅させられてしまった。
ヴァルク・バアル
第3次α……バルマー戦役中(スーパーロボット大戦α)に得た地球の機動兵器(実はサイバスターなのだが、第3次αには登場しなかったため裏設定的な扱いになっている)のデータを基に開発された機体。パイロットはキャリコ・マクレディ。隠密行動も想定されており、高性能のジャミング機能を持つ。地球圏内での行動が前提として設計されているため、地球の技術を流用している部分がある(ただし、バルマー帝国のメカはシリーズを通し地球で問題なく稼動しており、なぜ今更、地球での行動を踏まえ技術を取り入れているかは謎である。部品を現地調達するためなのだろうか)。ヴァルク・イシャーと同系機だが、カラーリングと手持ちのブレード・ホイール・バスターの形状が違う。「バアル」はヘブライ語で「夫」を意味する。
ヴァルク・イシャー
第3次α……バルマー戦役中(スーパーロボット大戦α)に得た地球の機動兵器(ヴァルク・バアル同様、サイバスター)のデータを基に開発された機体。パイロットはスペクトラ・マクレディ。ヴァルク・バアルと同系機だが、カラーリングと手持ちのブレード・ホイール・バスターの形状が違う。「イシャー」はヘブライ語で「妻」を意味する。
ヴァルク・ベン
第3次α……ヴァルク・バアル、ヴァルク・イシャーの簡易量産型。バルシェム隊の人間が搭乗する。上記の機体に比べ機体性能は下がっているが、高性能の機体である。記憶を失う以前のクォヴレーも、パルシェム隊所属の兵士としてこの機体に搭乗し、ゲートの調査を行っていったが、ゲートから転移してきたアストラナガンと融合し、ベルグバウへと変異した。

戦艦

ヘルモーズ
新……バルマー帝国の超大型母艦。コロニーを一撃で破壊するほどの力を持つ(その様子はデモで確認出来る)。宇宙編最終ステージでは背景になるほど巨大な艦。
α……コードネームは「グリーン・フラワー」。ゼ・バルマリィ帝国辺境銀河方面観察軍第7艦隊の旗艦で、全長20kmにも及ぶ巨大戦艦である。船体はズフィールドクリスタルで作られており、自己修復機能を持つ。攻撃力も高く、艦首に装備された主砲レギオンバスターは一撃で地球クラスの惑星を粉砕する事が可能である。艦自体が一種の移民船にもなっており、内部には街がある。雷王星宙域の会戦でロンド・ベル隊に撃沈された。
ヘルモーズ・エハッド
第3次α……ゼ・バルマリィ帝国第1艦隊の旗艦。エペソ・ジュデッカ・ゴッツォが艦長を務める。火星での戦いで一度、消滅。バルマー星付近フォレース宙域でのゲート防衛戦で撃沈された。緑と白のカラーリングが特徴。
ヘルモーズ・ハミシャー
第3次α……ゼ・バルマリィ帝国第4艦隊の旗艦。サルデス・ジュデッカ・ゴッツォが艦長を務める。バルマー星が崩壊する時にバルマー星の民衆を乗せて脱出した。赤と白のカラーリングが特徴。
ヘルモーズ・シシャー
第3次α……ゼ・バルマリィ帝国第5艦隊の旗艦。ヒラデルヒア・ジュデッカ・ゴッツォが艦長を務める。バルマー星が崩壊する時にバルマー星の民衆を乗せて脱出した。青と白のカラーリングが特徴。
フーレ
新……
OG……エアロゲイターの戦艦。外観が花のように見えることから地球側のコードネームは「フラワー」。南極でカールら地球側との会談の際に出現したが、シュウのグランゾンの攻撃で撤退している。ただし南極で使われた機体は、ゲストによる鹵獲あるいはコピー品の様である。また、北京市街での戦闘時にも出現。支援に現れたエルザムの指揮するクロガネのドリルを喰らっている。余談であるが「新」のマップアイコンでは赤に緑の尻尾(?)から「ニンジン」、戦闘シーンではパッと見て「ダイコン」と言われることもある。
第3次α……ゼ・バルマリィ帝国の主力戦艦。全長5000mにもなる大型戦艦で、高い戦闘力を持つ。自己修復機能も備えている事から、ヘルモーズ同様ズフィル-ドクリスタルで作られていると思われる。

ネビーイーム

ネビーイーム
スーパーロボットスピリッツ……L5宙域に出現した巨大要塞。地球圏各地にメギロートを送り込んだ。連邦軍は「オペレーションSRW」においてSRXによる強襲を行いネビーイームを破壊したが、中枢であるジュデッカの出現により作戦自体は失敗に終わっている。その名称は旧約聖書において「預言者」に分類される書を指す。
OG/OG2……L5宙域に出現したエアロゲイターの基地。外観が白い星そのものに見えるので、「ホワイトスター」というコードネームになっている。兵器として調整した地球人を飼うための檻の役目も兼ねていたが、L5戦役最終局面で中枢を落とされ、戦後は連邦軍が駐留地点として利用していた。しかし、インスペクターの急襲にあえなく陥落。インスペクターの兵器プラントとして利用されたが、今度はアインストの攻撃によりアインストの手に堕ちる。最後にはノイ・レジセイアと融合し、シュテルン・レジセイアとなるもハガネ・ヒリュウ隊により撃破される。
第3次α……ゼ・バルマリィ帝国本星をガードする為に建造された機動要塞で、全部で12基ある。うち1基がシヴァ-・ゴッツォの独断でクロスゲートがあるフォレース宙域に移動させられ、αナンバーズの前に立ち塞がった。強力な要塞砲で苦しめるものの中枢部に集中攻撃を受けてあっさり破壊された。バルマー本星宙域では複数のネビーイームが連携して攻撃してきたが、戦闘システムを連動させていたのが災いし、システムの中枢が破壊されると全てのネビーイームが機能を停止した。
OGS……冒頭にユーゼスが登場している事から、元々は「第3次α」のようにバルマー本星をガードする機動要塞の1つだったと思われる。

ズフィルード

ズフィルード
新……『α』とほぼ同じで、敵の能力を複写する「自己進化・分子構造記憶」機能を持つバルマー帝国軍最強の機体。
α……ゼ・バルマリィ帝国辺境銀河方面観察軍第7艦隊の切り札ともいうべき機動兵器。通常はズフィルード・クリスタルと呼ばれる状態でヘルモーズの中枢コアとして機能しており、敵対勢力の分析・解析を行っている。ズフィルード・クリスタルは自己進化・自己修復・自己増殖という3大理論で形成されたレアメタルであり、長年に渡ってバルマー帝国の戦力を支えてきた。最大の特徴は敵対勢力が持つ全ての兵器を解析した上で、それらの兵器を上回る性能を持った兵器へと進化する事である。その為、形状はその時々によって変化し、1つとして同じ形状のズフィルードは存在しない。しかし、進化には膨大なエネルギーと時間を必要とする為、兵器としては極めて効率が悪い。地球へ侵攻してきた時は地球側(主にロンド・ベル隊。)の主力兵器が人型機動兵器だったので、ズフィルードも人型の形状を取った。全てにおいてロンド・ベル隊の兵器の性能を上回った筈だが、乗り込む人間の能力までは読み取る事が出来ず、集中攻撃を受けて敗北した。その後、ユーゼスの手で能力を暴走させられ、複数のズフィルードがジュデッカと共に出現したが、それでも勝利を収められなかった。コードネームは、「ナイトメア・クリスタル」。
ズフィルード・エヴェッド
第3次α……基本的にはバルマー戦役時に現れたものと同じ機体である。ただし、対宇宙怪獣用に広領域殲滅兵器として進化しており、形状は顔の形以外は全く異なり、機動兵器というよりも機動要塞と呼ぶべきである。火星での戦いで第1艦隊のズフィルードは一度破壊されたが、バルマー帝国国境での戦闘で再び出現。しかし、これもαナンバーズに破壊された。更にバルマー本星宙域やバルマー本星内での戦闘では2機同時に出現するものの、αナンバーズの勢いを止める事は出来なかった。この形状で登場したのは、第1艦隊、第5艦隊、第6艦隊のズフィルードである。また、『α』のストーリーが始まる2年前に起こったゼントラーディとの戦いの際にもこの形状であったらしい。

その他(専用機など)

アンティノラ

α……第7艦隊副指令ユーゼスが製作したジュデッカの試作機。その為、本機は第7艦隊にしか配備されていない。試作機とはいえ、機体はズフィルードクリスタルで作られており、かなりの重装備である。少数が量産されており、主に自立回路で動くか、上級指揮官クラスの人間が搭乗している。また、ユーゼスの搭乗する試作1号機には、転移システムを搭載している。コードネームは「モノ・レッグ」。

ジュデッカ

ジュデッカ(レビ機)
スーパーロボットスピリッツ……ネビーイームの中枢となっていた機動兵器。「オペレーションSRW」においてSRXを返り討ちにした。地球侵攻はせず地球人に猶予を与えるなど行動に不可解な点が多かったが、その正体は未来からスーパーロボットの情報を収集するために送り込まれたバルマーの機動兵器だった。「オペレーション・スーパーロボットスピリッツ」のもと集結したスーパーロボットたちに敗れる。時間と空間の狭間を具現化するクロスゲート・パラダイム・システムを持っており、デビルガンダムと何らかの関係があるようで、劇中デビルガンダムを母体として利用しメギロートを増殖していた。名称及び武器の名称は神曲に由来。
α……レビの乗る白いジュデッカ。普段はメギロートの管制を行っている。カルケリア・パルス増幅装置と呼ばれるT-LINKシステムに似たシステムが搭載されており、巨体に似合わない高い機動力を持つ。元々は戦闘可能状態になるまで時間が掛かるズフィルードに代わる汎用兵器として開発された。ズフィルードに匹敵、もしくは上回る戦闘力を追求していった結果、カルケリア・パルス増幅装置を始めとする様々な特殊装置やそれを応用した兵器が装備されるようになった。しかし、この装置はパイロットを強制的に戦闘マシンへ変貌させる為にパイロットの負担が大きく、レビ以前に数多くの人間が稼動実験の犠牲となっている。この他、機体は自己修復機能を持つズフィルードクリスタルで構成され、量子波動エンジンで稼動する。コードネームは「ホワイト・デスクロス」。
OG/OG2……ネビーイーム最深部で待ちかまえていた、超大型機動兵器。L5戦役で撃破されたが、セプタギンが回収し修復しようとした。回収された破片の多くは破棄されたが、コアがSRX計画のラボに、破片の一部が軍の極秘プロジェクトに回された。
ジュデッカ(ユーゼス機)
α……ユーゼス専用の黒いジュデッカ。基本的にはレビが搭乗したタイプと同じだが、クロスゲート・パラダイム・システムを搭載している。最終決戦に登場した時は未完成の状態だったが、それでもズフィルード以上の性能を誇った。コードネームは「ブラック・デスクロス」。

ヴァイクル

ヴァイクル
OG……最初はジュネーブに出現した指揮官用の大型機動兵器。レビが遠隔操作で操っていた。識別コードはグリフォン。名称はモーセ五書の一つレビ記に由来か。
ヴァイクル・ベン
OG……ホワイトスター中枢部に配備されていた、ヴァイクルの量産型。セプタギンが複製して出現させることもある。
ヴァイクラン
第3次α……ハザル・ゴッツォ専用機としてヴァイクルを改良した機体。ディバリウムとの合体機構を搭載した為か、形状はヴァイクルとは大きくかけ離れた姿をしている。T-LINKシステムを強制的に起動させるシステムが内装されており、これを使ってSRXの動きを止めて大破させた。三重連太陽系宙域での戦闘でαナンバーズに破れた後、ハザルを廃人にしたエイス・ゴッツォが乗り込むが、バルマー本星での戦いで撃破されている。
ディバリウム
第3次α……エイス・ゴッツォが中盤まで乗り込んでいた機体。超広領域殲滅兵器として開発され、装備されている兵装の大半がMAP兵器という極めて特異な機体である。その性能でもってゲートを防衛していた地球連邦軍の艦隊を瞬時に殲滅した。ガドル・ヴァイクランに合体する時は機体がバラバラになり、ヴァイクランの増加装甲の形となって合体する。名称はモーセ五書の一つ申命記に由来。
ガドル・ヴァイクラン
第3次α……ヴァイクランとディバリウムが合体した姿。地球のスーパーロボットを参考にしているらしい。ヴァイクランとディバリウムの合体攻撃「アルス・マグナ・フルヴァン」でしか確認できない。なお、合体攻撃自体はディバリウム側からは使用出来ないという弱点があるため、簡単に封じ込む事が出来る。

ジュモーラ

第3次α……エツィーラ・トーラー専用の機動兵器。T-LINKシステムが搭載されており、それを応用した兵装が施されている。中~遠距離戦闘を得意としているが、接近戦でも十分な戦闘力を発揮する。フォレース宙域やバルマー本星宙域の戦闘でαナンバーズの前に立ち塞るが、敗北。その後、顕現したケイサル・エフェスの前に真・龍王機と共に現れるが、エツィーラの追従を不快に感じたケイサル・エフェスに一撃で破壊された。名称はモーセ五書の一つ出エジプト記に由来か。

ベミドバン

第3次α……ゼ・バルマリィ帝国の武家、ドバン家の当主に代々受け継がれてきた重機動兵器。製造されてから既に500年以上が経過しており、バルマー帝国が所持する兵器の中では最古の部類に属す。機体の改良は度々行われてきたが、旧式感は拭えず、武装も巨大な鉄球のみである。最新鋭機と互角に渡り合えるのはひとえに現当主であるバラン・ドバンの能力に拠る所が大きいが、それでも巨大な質量兵器を生かしたパワー戦術は強大で、トウマの雷凰を一撃で大破に追い込んだ。αナンバーズとは幾度か矛を交えたが、最終的には共に銀河の安寧を守る為にαナンバーズと合流する。名称はモーセ五書の一つ民数記に由来。

セプタギン

セプタギン
OG……地球に落下した3番目の隕石。ビアン博士らの調査によって人工物であることが判明。解析のためにEOTI機関が組織され、数々のEOTがもたらされたが、同時に異星人の存在が明らかとなりDC結成のきっかけともなる。ジュデッカの破壊をきっかけにセプタギンとして起動、アイドネウス島駐留艦隊を吸収し、バルマーの脅威となる文明を消滅させようとしたが、ハガネ・ヒリュウ隊によって撃破された。ビアン博士はこの「隕石」の監視のため、アイドネウス島にDC本部を設置したらしいのだが、完全にその正体を暴くことはできなかった。コードネームはメテオ3。なお、カラーリングと形状がズフィルードと酷似しているが、両者の関係は不明(自己修復機能を備えているので無関係ではないだろうが……)。ヴィレッタの考えでは、この「セプタギン」が成長を続けると、地球上のすべての「人間と、人間が創り出した物」にはズフィルード・クリスタルが打ち込まれ、その結果、地球文明はおろか地球そのものの滅亡もあり得るという。名称は七十人訳聖書に由来。

新スーパーロボット大戦に登場する機動兵器

新スーパーロボット大戦では征服した惑星の機体を使用しているため、デザインに統一感が無い。

アマジャ
新……空戦用でビームが主武器。
アルテミス
新……遠距離攻撃を得意とする機体。
キョウ
新……女性の格闘家の様なデザイン。
ゲルドラ
新……スタンダートな機体。
ザドック
新……ゲルドラと同じくスタンダートな機体で外見も似ている。
シース
新……蜂型のロボット。『α』で言う所のメギロートにあたる機体。
ジャム
新……長い腕と爪が特徴。
シュトゥル・クトゥール
新……バランスの取れた機体。モビルスーツに近い。
スカウト
新……偵察用の機体でモアイに似ている。「ミノフスキートライアングル」など個性的な武装を搭載。
バディオ
新……砲撃用の機体。水中戦もこなす。
バトルクラッシャー
新……超が付くほど個性的な機体で「ビームモヒカン」といった武器を持つ。ビーム発射時に目をウルウルさせるのが特徴。(冷却水か?)ゲーム本編中には改良型が隠しシナリオに登場するのみ。
リコニトーレ
新……ビットのような武器を持つ機体。

ガンエデン

古代の地球人類が生み出したサイコドライバーを組み込む事でその力を発揮する人造神。女性型のナシム、男性型のゲペルの二体が存在。ちなみに両ガンエデンの最強武器「フォロー・ザ・サン」「キャッチ・ザ・サン」は劇中でクストースのネタにされていた『太陽戦隊サンバルカン』の主題歌の一部。

ナシム・ガンエデン
第2次α……人造神。地球を外的脅威から守るべく、結界で封印しようとするが、αナンバーズによって撃破された。本作では「ガンエデン」という名称である。名はエデンの園に由来。
第3次α……一定の条件を満たして行ける最終面で、イルイが搭乗した状態で味方増援として登場する。『第2次α』登場時の圧倒的なHPはそのまま残っている(流石に『第2次α』熟練度難の時のHPにはなっていないが)ため、まず撃墜されない。かなり遠くから出てくるので、敵が近づいてこない限りほとんど攻撃できない。
ゲベル・ガンエデン
第3次α……バルマー側のガンエデン。霊帝ルアフが搭乗する。性能はナシム・ガンエデンとほぼ同等だが、ナシム・ガンエデンの弱点だった燃費の悪さをEN吸収を付ける事によって克服している。ルアフを抹殺したシヴァーはイルイを利用して乗り込んだが、念動力者ではないシヴァーでは念動フィールドを展開できないため、結果的にルアフ搭乗時よりも防御力が低くなっているが、何故かマップ兵器を使用出来るようになっている。

クストース

クストース3体の呼称は、往年の特撮シリーズ『太陽戦隊サンバルカン』が元ネタであり、作中でも獅子王博士が「太陽に向かって行きそう」などとツッコミを入れていた。デザインモチーフは『ジャイアントロボ THE ANIMATION -地球が静止する日』の登場キャラクター、ビッグ・ファイアが従えていた三つの護衛団 であると思われる(正確には『バビル2世』の三つの僕)。

ザナヴ/ザナヴ・アフ
第2次α……クストースと名付けられたナシム・ガンエデンの3つの僕の一体。獣型で地上戦を得意とする。ザナヴ・アフは、ザナヴの複製型である。地球側での呼称は「パンサー」。
カナフ/カナフ・アフ
第2次α……クストースと名付けられたナシム・ガンエデンの3つの僕の一体。鳥型で空中戦を得意とする。カナフ・アフは、カナフの複製型である。地球側での呼称は「イーグル」。
ケレン/ケレン・アフ
第2次α……クストースと名付けられたナシム・ガンエデンの3つの僕の一体。魚型で水中戦を得意とする。ケレン・アフは、ケレンの複製型である。地球側での呼称は「シャーク」。
ラー・ケレン
第3次α……ケレンと同じ形状をした機動兵器でケイサル・エフェスの3つの僕の一体。元来はゲベル・ガンエデンの下僕であったと思われる。「ラー・~」となっているクストースはケイサル・エフェスの力の影響か、元の機体に比べて色が黒くなっている。
ラー・カナフ
第3次α……カナフと同じ形状をした機動兵器でケイサル・エフェスの3つの僕の一体。元来はゲベル・ガンエデンの下僕であったと思われる。
ラー・ザナヴ
第3次α……ザナヴと同じ形状をした機動兵器でケイサル・エフェスの3つの僕の一体。元来はゲベル・ガンエデンの下僕であったと思われる。

ケイサル・エフェス

ケイサル・エフェス
第3次α……ケイサル・エフェス本人が生み出した巨大機動兵器。元々、ケイサル・エフェス自身はゲベル・ガンエデンの中枢そのものであったが、自らの目的を果たす為にゲベル・ガンエデンという殻を脱ぎ捨て、代わりに己を守る為の鎧として生み出した。材質等は不明だが、ケイサル・エフェスが悪意と怨霊の塊である以上、これも同じように作られたものと思われる。デザインはアトラスの悪魔絵師金子一馬が手がけている。
最終ボスに相応しく、圧倒的なまでの戦闘力でαナンバーズに戦いを挑み、一度は追い詰めるが、熱気バサラリン・ミンメイが完成させた歌『GONG』やこれまでの戦いで散っていった人々の魂に励まされたαナンバーズに敗れ、最後は消滅した。
名称はヘブライ語でそれぞれ「Qeysar = 皇帝」「Ephes = 零」であり、すなわち零帝となる。これは代々の霊帝を陰で操ってきた実力者であること、および肉体を持たない亡霊である事を示していると推測できる。