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2007年7月23日 (月) 10:06時点における版
柚木駅(ゆのきえき)は、かつて長崎県佐世保市にあった日本国有鉄道(国鉄)柚木線の駅。柚木線の終着駅であった。
駅概要
松浦鉄道西九州線の前身は国鉄松浦線であるが、その支線として昭和40年代まで柚木線・臼ノ浦線・世知原線の3線が存在した。いずれも沿線炭鉱からの石炭輸送を目的に、佐世保鉄道が軌間762mmの軽便鉄道として敷設し、のちに国有化されたものである。
しかし石炭の枯渇とエネルギー革命による輸送量の減少で1962年に貨物輸送を廃止してからはいずれも典型的な赤字ローカル線となってしまった。この柚木線も同様で、末期は朝夕のみレールバスのキハ01系気動車による普通列車が7往復運転されるだけの路線となっていた。そのうちの2往復は佐世保駅まで直通していた。
柚木線は1967年に水害で壊滅的な被害を受け、もはや復活させるほどの重要性も無かったことからそのまま廃止され、柚木駅も同時に廃止となった。なお臼ノ浦線と世知原線も、赤字83線に指定され1971年には廃止となった。
なお、現在の駅跡は市営住宅等になっている。
駅構造
廃止時は単式ホーム1本、線路1本のみの単純な構造で、木造駅舎が最後まで残っていた。
歴史
隣の駅
- 日本国有鉄道
- 柚木線
- 肥前池野駅 - 柚木駅