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*皇室関係者が在学している年は、複数の[[皇宮護衛官]]が学内に配置される。
*皇室関係者が在学している年は、複数の[[皇宮護衛官]]が学内に配置される。
*学校行事、運動会などは一切学外に公開されていない。しかしながら皇室関係者が在籍している年は写真週刊誌などによる非公式な報道が絶えず、写真の流出などが問題となっている。
*学校行事、運動会などは一切学外に公開されていない。しかしながら皇室関係者が在籍している年は写真週刊誌などによる非公式な報道が絶えず、写真の流出などが問題となっている。
*2007年8月、某女性週刊誌によって同校に勤務する30代の男性教師による女子生徒に対する次のようなセクハラが報道される。同誌によると、この男性教員は、特定の高学年女子児童に対して7~8年にわたって水着姿などの執拗な撮影行為や、卒業生に対するメールのやりとりをつづけていたとのことである。さらに大きな問題とされるのは、このような事実を幾度にわたって保護者が告発したにもかかわらず、その事実を認めようとせず、うやむやにしてきた同校の科長以下全体に行き渡っている隠蔽体質にあるといわれている。同校では「セクハラとはいい難い」と判断しているようだが、セクハラか否かはその行為をされた側が判断することであり、このような点からも「臭いものにはふたをする」といった同校の体質がうかがい知ることができる。このような中、同教員はいまだに同校で勤務し続けているとのことである。同教員はもちろん、このような状況を容認している同校の体質そのものが強く疑われている。 

== 出身者 ==
== 出身者 ==
*[[文仁親王妃紀子]]
*[[文仁親王妃紀子]]

2007年9月9日 (日) 03:48時点における版

学習院初等科
国公私立の別 私立学校
設置者 学校法人学習院
設立年月日 1847年(弘化4年)3月(学習所)
1877年明治10年10月(学習院)
共学・別学 男女共学
課程 全日制の課程
所在地・連絡先
所在地 〒160-0011
東京都新宿区若葉1-23-1
電話番号 03-3355-2171
外部リンク

学習院初等科

学習院初等科(がくしゅういんしょとうか)とは、東京都新宿区にある私立小学校である。設置者は学校法人学習院

沿革

  • 1847年(弘化 4) 孝明天皇の叡慮により公家の学習所として、京都御所日御門前に学習院創設・開講する。
  • 1877年(明治10) 華族学校学則制定。神田錦町にて開業式を挙行し、天皇皇后親臨、勅諭令旨を賜わり、あらためて「学習院」の勅額を下賜される。
  • 1884年(明治17) 官立学校となる。
  • 1890年(明治23) 虎ノ門から四谷区尾張町に移る。
  • 1899年(明治32) 学習院初等学科の校舎が新しくつくられる。
  • 1919年(大正 8) 学習院初等学科を初等科と改める。
  • 1937年(昭和12) 旧正堂が御料牧場のあった現成田市に移設される。
  • 1940年(昭和15) 新校舎(現在の校舎)完成。
  • 1944年(昭和19) 4・6年生が沼津、3・5年生が日光に疎開する。
  • 1945年(昭和20) 戦火により初等科の記念館・春風館が焼失する。11月、四谷校舎で授業が再開される。
  • 1947年(昭和22) 財団法人学習院による新しい経営が始まり、学習院と女子学習院は一体として私立学校となる。
  • 1949年(昭和24) 1学年3クラスの18学級で、全学年男女共学となる。
  • 1963年(昭和38) 創立85周年記念式典を挙行。
  • 1977年(昭和52) 明治10年から数えて、創立100周年を迎える。
  • 1997年(平成 9) 新しい体育館とプールが完成する。学習院京都開講150周年の集いを行う。
  • 2002年(平成14) 創立125周年記念式典を挙行。
  • 2006年(平成18) 1学年4クラス(少人数・33人クラス制)一部開始。新校舎(西館)完成。人工芝グラウンド完成。校庭のウレタン張り替え。
  • 2007年(平成19) 少人数クラス制完全実施予定。

学校について

  • 学校の場所は新宿区若葉、迎賓館および赤坂御所の隣というこの上ない環境にある。四ッ谷駅からの登校は、駅前の四谷見附交差点の横断歩道で自動車が気にはなるが、それ以外は極めて安全。四ッ谷駅から徒歩7分ほど。
  • 1年生の秋、児童と教師だけ赤坂御所に入り、御所内のどんぐり拾いをすることが出来る。
  • 屋内温水プール(深さ調整可能)、人工芝グラウンド、大型液晶テレビ付少人数教室、エアコン、図書室(コンピュータ検索機能付)、コンピュータルーム(視聴覚室)、完成したばかりの新校舎とハードウェアは極めて充実している。平成20年に皇室のお子様を迎えるために、完璧に整備したという説もある。一方で、戦前からの伝統的な本校舎も健在であり、教室等として現役で使用されている。
  • 給食制(ただし、ごくたまにお弁当持参の日がある)。また盛り付けはすべて職員が行い、配膳は4年生以上は児童が交代で行う。給食中の私語は厳禁。

入試・校内事情

  • 皇室関係や旧華族、また学習院縁故者でないと入学できないとの誤解が依然あるが、表面上は入試に合格すれば誰でも学べる小学校である。実際縁故者でない子供も在籍しているようである。ただし、子どもの能力さえ高ければ必ず誰でも合格するとは限らない。保護者の面接試験もあることを考えれば、家庭環境が多少なりとも合否に影響していることは明確に理解できる。また、入学後も中学・高校・大学と高額な授業料や寄付金がかかる上、名門校独特の保護者同士の付き合いもあり、卒業生関係者や医師・弁護士・官僚・会社経営者などの富裕層の子女が多いのも事実である。
  • 通学区域の制限も無い。しかし親のマイカーによる送迎は決まりの上では禁止となっている(ケガの際は例外)。これは昔、華族が通う学校だったころ、馬車や人力車で通う生徒とそうでない生徒との間で不公平感が高まったことが背景といわれている。そのため、ランドセルが考案され、現在日本中の小学生が使うランドセルの原型となった。
  • 一方、親が通学時に公共交通機関で子供と同行するのは全く自由で制限が無い。
  • 学費や給食費・諸経費などで年間100万円少々の経費が見込まれる。また年間10万円以上の寄付依頼が来る(ただし寄付は義務ではない、しかしながら寄付者名簿に寄付金額とともに掲載され公表される。また、高額寄付者は賛助員として学校法人の経営に意見を述べることができ、彼らは非常に大きな発言力・影響力を持っているといわれている。近年、新校舎増築、4クラス制移行などの膨大な予算増大に伴い、在籍中の児童はもとより、卒業生、教職員、関係団体に対する寄付金の呼びかけが活発化しているらしい。)。それ以外の親のつきあいは、親なりに考えればよく、普通にしていれば法外な費用がかかることは無い。しかしながら、社会的身分の高い立場にある家庭の割合が非常に多く、特に時間的・経済的余裕の多い専業主婦の割合が高い母親同士の付き合いは校外においても親密なものであるといわれている。また、子供はピアノ、水泳、塾など複数の習い事をしているのが普通とされており、そちらの費用もかなりのものであると思われる。
  • 皇室関係者が在学している年は、複数の皇宮護衛官が学内に配置される。
  • 学校行事、運動会などは一切学外に公開されていない。しかしながら皇室関係者が在籍している年は写真週刊誌などによる非公式な報道が絶えず、写真の流出などが問題となっている。
  • 2007年8月、某女性週刊誌によって同校に勤務する30代の男性教師による女子生徒に対する次のようなセクハラが報道される。同誌によると、この男性教員は、特定の高学年女子児童に対して7~8年にわたって水着姿などの執拗な撮影行為や、卒業生に対するメールのやりとりをつづけていたとのことである。さらに大きな問題とされるのは、このような事実を幾度にわたって保護者が告発したにもかかわらず、その事実を認めようとせず、うやむやにしてきた同校の科長以下全体に行き渡っている隠蔽体質にあるといわれている。同校では「セクハラとはいい難い」と判断しているようだが、セクハラか否かはその行為をされた側が判断することであり、このような点からも「臭いものにはふたをする」といった同校の体質がうかがい知ることができる。このような中、同教員はいまだに同校で勤務し続けているとのことである。同教員はもちろん、このような状況を容認している同校の体質そのものが強く疑われている。 

出身者

関連項目

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