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「線形探索」の版間の差分

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return found
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==[[Common Lisp]]によるプログラム例==

(defun linear-search (list x)
(labels ((spam (ls)
(and (consp ls)
(or (zerop (- (car ls) x))
(spam (cdr ls))))))
(spam list)))


[[Category:検索アルゴリズム|せんけいたんさく]]
[[Category:検索アルゴリズム|せんけいたんさく]]

2007年12月23日 (日) 18:17時点における版

線型探索せんけいたんさく)は、検索アルゴリズムの一つ。

リスト配列に入ったデータに対する検索を行うにあたって、 先頭から順に比較を行い、それが見つかれば終了する。

個のデータから個のデータを検索する場合、 時間計算量は、空間計算量は必要となる。

アルゴリズムの流れ

下のような7個のデータを持つリストがある。このときに今要素1がどこにあるか、検索したい。

10 7 12 6 1 4 3

線型探索では、

  • 最初の要素である10を見る。
  • 10は1ではないので、次の要素7を見る。
  • 7は1ではないので、次の要素12を見る。
  • 12は1ではないので、次の要素6を見る。
  • 6は1ではないので、次の要素1を見る。1を見つけることができた。

最悪のケースは、このリストの場合、要素3を見つけるときで、7個のデータ全てを見ないと、見つけることができない。 つまり、n個のデータから1個のデータを検索する場合に最悪の計算時間を要することとなる。

Pythonによるプログラム例

def search(list, x):
    found = 0
    for item in list:
        if item == x:
            found = 1
            break
    return found

Common Lispによるプログラム例

(defun linear-search (list x)
  (labels ((spam (ls)
		 (and (consp ls)
		      (or (zerop (- (car ls) x))
			  (spam (cdr ls))))))
	  (spam list)))