コンテンツにスキップ

「高松琴平電気鉄道1070形電車」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
画像差し替え
E56-129 (会話 | 投稿記録)
m →‎車歴: cat.ソートキー修正
34行目: 34行目:
*琴電1076←京浜急行電鉄デハ612←デハ756 1957年東急車輌製 1987年入線
*琴電1076←京浜急行電鉄デハ612←デハ756 1957年東急車輌製 1987年入線


{{高松琴平電気鉄道の車両}}
{{Rail-stub|たかまつことひらてんきてつとう1070かたてんしや}}


{{高松琴平電気鉄道の電車}}
[[Category:高松琴平電気鉄道の電車|1070かた]]
{{Rail-stub}}


[[Category:高松琴平電気鉄道の]]

2008年2月19日 (火) 16:03時点における版

高松琴平電気鉄道1070形電車 1075 三条~太田 2001年1月
高松琴平電気鉄道1070形電車
2008/01/08 仏生山で

高松琴平電気鉄道1070形電車(たかまつことひらでんてつ1070かたでんしゃ)は、高松琴平電気鉄道が保有する通勤形電車である。

もと京浜急行電鉄2代目600形電車で1957~1958年東急車輌製、1984年から1987年にかけて入線した。制御電動客車の1071~1076による2連3編成6両が琴平線に在籍する。高松琴平電気鉄道初の冷房車である。

車輌来歴

琴電入線前

京浜急行電鉄2代目600形電車の記事を参照。

琴電入線後

譲渡に際して、以下の改造が、京急車輌工業の手で実施されている。

  • 前面を改造し貫通路を設置。レイアウトは、1050形に準じているが、テールライトは京急時代のまま流用された。
  • クロスシートを撤去しロングシート化
  • 主幹制御機(マスコン)を9段式(直列5段、並列4段)のHL用に交換。自動加速車である当形式と、在来の手動加速車の併結・総括制御を可能とするためである。
  • ブレーキはHSC-D(発電制動併用電磁直通空気制動)から電磁SME-D(発電制動併用非常管併設非セルフラップ式電磁弁付三管式直通空気制動)に変更。
  • 主制御器の回線を変更し、加減速性能を変更。弱め界磁のカット。弱め界磁がカットされたためマスコン段数は5段から3段に減少した。
  • 空気圧縮機をC-1000形に交換。
  • ATSを1号形から琴電形に交換。

このほか、85km/hまでのスピードリミッターの取りつけが行われた(京急時代の設計最高速度は120km/hで運行最高速度はブレーキ性能の関係上105km/hだった)。発電制動の併用はブレーキハンドルにて行い、発電制動力=空気制動力という形を取っているが低速域でブレーキ力が強くなる鋳鉄シューを京急時代から用いているため発電制動が失効し、空気制動のみになっても制動力の変化はあまり生じない。京急時代はブレーキ圧を10km/h以下で半減させるB-55装置を用いていたが琴電では電空協和器を用いず減速力を均等にすることを可能にした。また、琴平線では初めて、客扉の内側はステンレス製無塗装となり、塗装及び化粧板が省略された。

琴電初の冷房車ということもあり、入線当初は最大限に活用された。だが、車齢が若く扉数の多い車輌が増えたため、現在は、主に朝夕のラッシュ時を中心に運用されている。

なお、現在琴電全線で定期運用に入っている車両で唯一、前面の行き先表示にサボを使用する。

車歴

  • 琴電1071←京浜急行電鉄デハ605←デハ703 1957年東急車輌製 1984年入線
  • 琴電1072←京浜急行電鉄デハ608←デハ754 1957年東急車輌製 1984年入線
  • 琴電1073←京浜急行電鉄デハ613←デハ709 1958年東急車輌製 1986年入線
  • 琴電1074←京浜急行電鉄デハ616←デハ758 1958年東急車輌製 1986年入線
  • 琴電1075←京浜急行電鉄デハ609←デハ705 1957年東急車輌製 1987年入線
  • 琴電1076←京浜急行電鉄デハ612←デハ756 1957年東急車輌製 1987年入線