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このページはより日本語の性質に沿った、記事の書き方を提案するものです。コンピュータ上で作られる文書であることに配慮しながら、印刷物の慣行に近づける意図があります。しかし、これはあくまでもガイドラインで絶対にこうしなければならないというルールではありません。物事には例外がつきものですので、柔軟に対応すべきでしょう。 |
このページはより日本語の性質に沿った、記事の書き方を提案するものです。コンピュータ上で作られる文書であることに配慮しながら、印刷物の慣行に近づける意図があります。しかし、これはあくまでもガイドラインで絶対にこうしなければならないというルールではありません。物事には例外がつきものですので、柔軟に対応すべきでしょう。 |
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なお、この文書は意見・コメントの書き方まで拘束するものではありません。意見・コメントでは、自分の伝えたいことに最も合っているもの、あるいは最も相手に伝わりやすいものを選ぶべきです。 |
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== 全角・半角 == |
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== 文字コード・字体 == |
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=== 文字コード === |
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* アルファベットや数字はいわゆる半角(JIS X 201)を用いる。 |
* アルファベットや数字はいわゆる半角(JIS X 201)を用いる。 |
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* 漢字かななど和文はいわゆる全角(JIS X 208)を用いる。 |
* 漢字かななど和文はいわゆる全角(JIS X 208)を用いる。 |
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* いわゆる半角カナ(JIS X 201カナ)は使わない。 |
* いわゆる半角カナ(JIS X 201カナ)は使わない。 |
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* 空白はいわゆる半角を用いる。これは、ブラウザによっては全角の場合に適切に割り付けが行われないためである。 |
* 空白はいわゆる半角を用いる。これは、ブラウザによっては全角の場合に適切に割り付けが行われないためである。 |
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== 漢字・仮名 == |
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* 仮名遣いは昭和61年7月内閣告示の「現代仮名遣い」を原則とする。 |
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* 送り仮名は昭和48年6月内閣告示・昭和56年10月一部改正の「送り仮名の付け方」を原則とする。 |
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* 文字についてはUnicodeで規定されているものをすべて使ってよい。ただし、記事名については、JIS X 201の7ビット、JIS第1・第2水準の漢字を用いる。これは、環境によってはそれ以外の文字が表示されない場合があるからである。 |
* 文字についてはUnicodeで規定されているものをすべて使ってよい。ただし、記事名については、JIS X 201の7ビット、JIS第1・第2水準の漢字を用いる。これは、環境によってはそれ以外の文字が表示されない場合があるからである。 |
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* 記事名については数値参照・実体参照を用いない。これは現行のウィキペディア・プログラムで動作に問題があるからである。本文中やほかの言語のウィキペディアへのリンクにはつかってもよい。 |
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=== 字体 === |
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* 漢字と仮名の交ぜ書きは避け()で読み仮名をつける。例:でん粉 → 澱粉(でんぷん)またはデンプン |
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* 字体は、常用漢字表に従う。 |
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** 常用漢字表にないものは、平成12年12月に国語審議会が答申した「表外漢字字体表」に示された印刷標準字体に従う。これは、康煕字典に近い字体が多い。 |
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* 専門用語の漢字・平仮名・片仮名のどれを使うかはその分野の慣習に従う。例:禾本科 → イネ科、弗素 → フッ素、射手座 → いて座 |
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** 簡易慣用字体(印刷標準字体ではないが使用頻度が高いもの)や拡張新字体(常用漢字表の字形に合わせたもの)は避ける。ただし、JIS X 208に印刷標準字体がないものは簡易慣用字体や拡張新字体を使っても良い。例(括弧外が印刷標準字体で括弧内が簡易慣用字体や拡張新字体):飛驒(飛騨) 麵(麺) |
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** ただし、専門分野とは関係のない記事の場合は気にしなくて良い。その際のリンクには「|(パイプ)」を使う。例:<nowiki>餡(あん)は[[アズキ|小豆]]を原料としている。</nowiki> |
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* 記事名については数値参照・実体参照を用いない。これは現行のウィキペディア・プログラム(MediaWiki)で動作に問題があるからである。本文中やほかの言語のウィキペディアへのリンクにはつかってもよい。 |
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* 小さい「ヮ」、小さい「ヶ」は固有名詞以外では使わないようにする。例:1ヶ月 → 1か月 |
* 小さい「ヮ」、小さい「ヶ」は固有名詞以外では使わないようにする。例:1ヶ月 → 1か月 |
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** 地名では「ヶ」ではなく「ケ」が正式表記であることが多い。例:鎌ケ谷市 |
** 地名では「ヶ」ではなく「ケ」が正式表記であることが多い。例:鎌ケ谷市 |
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* 様々な理由により、正式表記が揺れる場合がある。例:雑司が谷(地名)と雑司ヶ谷霊園と雑司ケ谷停留所と雑司谷中学校、七里ヶ浜(地名)と七里ケ浜駅と七里ガ浜(住所表示)、溝口(地名)と武蔵溝ノ口駅(JR)と溝の口駅(東急) |
* 様々な理由により、正式表記が揺れる場合がある。例:雑司が谷(地名)と雑司ヶ谷霊園と雑司ケ谷停留所と雑司谷中学校、七里ヶ浜(地名)と七里ケ浜駅と七里ガ浜(住所表示)、溝口(地名)と武蔵溝ノ口駅(JR)と溝の口駅(東急) |
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* ヰ、ヱ、ヲ、ヂ、ヅについては原則として使わない。 |
* ヰ、ヱ、ヲ、ヂ、ヅについては原則として使わない。 |
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== 仮名 == |
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=== 仮名遣い・送り仮名 === |
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* 仮名遣いは昭和61年7月内閣告示の「現代仮名遣い」を原則とする。 |
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* 送り仮名は昭和48年6月内閣告示・昭和56年10月一部改正の「送り仮名の付け方」を原則とする。 |
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* 専門用語の漢字・平仮名・片仮名のどれを使うかはその分野の慣習に従う。例:禾本科 → イネ科、弗素 → フッ素、射手座 → いて座 |
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** ただし、専門分野とは関係のない記事の場合は気にしなくて良い。その際のリンクには「|(パイプ)」を使えばよい。例:<nowiki>餡(あん)は[[アズキ|小豆]]を原料としている。</nowiki> |
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* 漢字と仮名の交ぜ書きは避け()で読み仮名をつける。例:でん粉 → 澱粉(でんぷん)またはデンプン |
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=== 仮名書きが原則のもの === |
=== 仮名書きが原則のもの === |
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=== 読み仮名 === |
=== 読み仮名 === |
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読み仮名は次のようにつける |
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* 常用漢字表に音訓があるものは中学校卒業までに読めるようになっているはずなので読み仮名は不要である。 |
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* 常用漢字表以外の音訓については積極的に読み仮名をつける。 |
* 常用漢字表以外の音訓については積極的に読み仮名をつける。 |
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* 固有名詞は読み仮名をつけたほうがよい。例:「山崎」は「やまさき」と読む場合も「やまざき」と読む場合もある。 |
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* 常用漢字表の音訓は中学校卒業までに読めるようになっているはずなので読み仮名をつけなくてよい。 |
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* 固有名詞は読み仮名をつける。例:「山崎」は「やまさき」と読む場合も「やまざき」と読む場合もある。 |
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* 読み仮名は丸括弧()を用いる |
* 読み仮名は丸括弧()を用いる |
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* そのページの中で初出単語に読み仮名をつけ、二回目以降は省略する。 |
* そのページの中で初出単語に読み仮名をつけ、二回目以降は省略する。 |
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* その単語がリンクであり、記事となっている場合には読み仮名を省略してよい。例:「クジラは[[哺乳類]]である」の場合は哺乳類の記事に読み仮名があるので不要。 |
* その単語がリンクであり、記事となっている場合には読み仮名を省略してよい。例:「クジラは[[哺乳類]]である」の場合は哺乳類の記事に読み仮名があるので不要。 |
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* 読み仮名は単語単位にする。新聞などでは字数制限があるため読み仮名を最小限にするが、ウィキペディアでは字数制限を気にする必要はないため。例:花崗(こう)岩 → 花崗岩(かこうがん)、哺(ほ)乳類 →哺乳類(ほにゅうるい) |
* 読み仮名は単語単位にする。新聞などでは字数制限があるため読み仮名を最小限にするが、ウィキペディアでは字数制限を気にする必要はないため。例:花崗(こう)岩 → 花崗岩(かこうがん)、哺(ほ)乳類 →哺乳類(ほにゅうるい) |
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* 読みが分野で変わるものは並記する。例:口腔(こうくう、こうこう)…医学ではコウクウ、音声学ではコウコウ |
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中国・朝鮮・韓国の地名・人名については[[#人名]]・[[#地名]]も参照 |
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== 数字 == |
== 数字 == |
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** 固有名詞などで記事になりうるものは漢字:五色不動尊 内田百閒 御三家 三国同盟 百年戦争 正十二面体 |
** 固有名詞などで記事になりうるものは漢字:五色不動尊 内田百閒 御三家 三国同盟 百年戦争 正十二面体 |
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** 歴史用語の中にはどちらでもよいものがある。この場合はアラビア数字の方を原則とする:第2共和制と第二共和制 第1次世界大戦と第一次世界大戦 2・26事件と二・二六事件 |
** 歴史用語の中にはどちらでもよいものがある。この場合はアラビア数字の方を原則とする:第2共和制と第二共和制 第1次世界大戦と第一次世界大戦 2・26事件と二・二六事件 |
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** 紙幣・貨幣は漢字。例:一万円札 百円玉 |
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** そのほか熟語表現や慣用表現は漢字:柔道三段 三振 一所懸命 |
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** そのほか熟語表現や慣用表現は漢字。例:柔道三段 三振 一所懸命 |
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* 大きな数字には3桁ごとにカンマ「,」を入れる。ただし、西暦などカンマを入れることによってかえって読みにくくなるものは除く。 |
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* 大きな数字には3桁ごとにカンマ「,」を入れる。ただし、西暦などカンマを入れることによってかえって読みにくくなるものは除く。例:100,000,000 |
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** 例:100,000,000 |
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* ローマ数字(IV ivなど)は使用しない。 |
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== アルファベット == |
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アルファベット(ラテン文字・ギリシャ文字等)の使用は慣習に従う。 |
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* アルファベットを使うもの |
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** pHなど単位を表す記号(後述の[[#単位]]も参照) |
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** 科学記号。例: H<sub>2</sub>O |
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** 商品名・ブランド名・企業名などの固有名詞。例:Windows CI戦略 IBM CD-ROM iPod |
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** 頭字語。例:PTA WTO AI |
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* vs. etc. などの日本語の文脈であまり使われない表記はしない。 |
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* 略称表記はできるだけ使わない。例:W杯(→ワールドカップ) eメール(→電子メール) |
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== 外来語 == |
== 外来語 == |
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外来語の表記は内閣告示「外来語の表記」(平成3年2月)を原則とする。しかし、これは慣用表現を尊重していることに留意するべきである。 |
外来語の表記は内閣告示「外来語の表記」(平成3年2月)を原則とする。しかし、これは慣用表現を尊重していることに留意するべきである。 |
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* たばこ、かるたなど外来語として意識されない言葉は平仮名表記する。 |
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* もともとの外来語が同じでも、仮名表記の違いで意味が異なるものについては使い分ける。 |
* もともとの外来語が同じでも、仮名表記の違いで意味が異なるものについては使い分ける。 |
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** 例:ステッキとスティック トラックとトロッコ チョークとチャコ |
** 例:ステッキとスティック トラックとトロッコ チョークとチャコ |
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* 専門用語の場合はその分野での扱い方に準じる。 |
* 専門用語の場合はその分野での扱い方に準じる。 |
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* 長音記号「ー」をつけるかつけないかだが、迷った場合にはつけるようにする。その方が一貫性を保ちやすい。 |
* 長音記号「ー」をつけるかつけないかだが、迷った場合にはつけるようにする。その方が一貫性を保ちやすい。 |
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外国の人名については後述の[[#人名]]を、地名については[[#地名]]を参照。 |
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== 約物の扱い == |
== 約物の扱い == |
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89行目: | 118行目: | ||
* 文の最後が「?」「!」で終わる場合には文末に句点を打たない。 |
* 文の最後が「?」「!」で終わる場合には文末に句点を打たない。 |
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* 箇条書きの最後にも句点を打つ。 |
* 箇条書きの最後にも句点を打つ。 |
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* 読点は一文中の句の区切りを明確にしたい場合や誤読のおそれがあるときに打つ。ウィキペディアは声に出して読むこと |
* 読点は一文中の句の区切りを明確にしたい場合や誤読のおそれがあるときに打つ。ウィキペディアは声に出して読むことを前提にしていないので読点は乱用しない。つまり、息継ぎのために読点を打つことはしない。読点は多くなると逆に読みにくくなるので注意する。 |
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* 区切りには読点よりも中黒を優先して用いる。中黒を使うと誤読のおそれがある場合には読点を用いる。 |
* 区切りには読点よりも中黒を優先して用いる。中黒を使うと誤読のおそれがある場合には読点を用いる。 |
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* 読点を使うよりも句点を用いて文を区切った方がわかりやすい表現になる。 |
* 読点を使うよりも句点を用いて文を区切った方がわかりやすい表現になることが多い。 |
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* 「。。。」や「、、、」とせずに3点リーダー「…」を用いる。 |
* 「。。。」や「、、、」とせずに3点リーダー「…」を用いる。 |
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115行目: | 144行目: | ||
* 括弧類はいわゆる全角のものを原則として用いる。 |
* 括弧類はいわゆる全角のものを原則として用いる。 |
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* 括弧内がアルファベット・数字のみの場合はいわゆる半角の () {} [] "" をつかってもよい。その際には括弧の外側に半角空白をいれる。 |
** 括弧内がアルファベット・数字のみの場合はいわゆる半角の () {} [] "" をつかってもよい。その際には括弧の外側に半角空白をいれる。 |
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* 鉤括弧「」は次のものに使う |
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* 書籍・雑誌名には『』を用いる。 |
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* 論文名に |
** 対話・引用語・論文名・特に地の文と分けたい言葉 |
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* 二重鉤括弧『』は次のものに使う。 |
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* 「」の中で「」を入れ子にしたい場合には「『』」とする。 |
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** 書籍・雑誌名 |
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* 丸括弧類については[(〈 〉)]の順で入れ子にする。 |
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* |
* 括弧の入れ子は次のようにする |
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** 「」の中で「」を入れ子にしたい場合には「『』」とする。 |
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** 丸括弧類については[(〈 〉)]の順で入れ子にする。 |
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** 数式では [ { ( ) } ] の順で入れ子にする。 |
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** 英文では、 "...'...'..." で入れ子にする。'' 内で入れ子にするときには '..."..."...' とする。 |
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* 不等号 < > ≪ ≫ は括弧として用いない |
* 不等号 < > ≪ ≫ は括弧として用いない |
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* ‘’“”は和文中では使わない。 |
* ‘’“”は和文中では使わない。 |
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* 亀甲〔〕は引用文中に引用者がコメントを入れるときに用いる。 |
* 亀甲〔〕は引用文中に引用者がコメントを入れるときに用いる。 |
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* 法令文(同じ括弧で入れ子にする)、JIS規格票(“”を使う)など別の慣習があるものはそれに従う。 |
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* 括弧類は多用しない。できるだけ地の文をつかう。<nowiki>'''</nowiki>で強い強調をしたほうが適切な場合にはこちらを使う。 |
* 括弧類は多用しない。できるだけ地の文をつかう。<nowiki>'''</nowiki>で強い強調をしたほうが適切な場合にはこちらを使う。 |
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括弧内での最後の句読点については、[[#句読点]]を参照。 |
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=== ダーシ === |
=== ダーシ === |
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147行目: | 182行目: | ||
=== 罫線 === |
=== 罫線 === |
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罫線は使わない。代わりにウィキ文法の表やHTMLのtableタグを用いる。 |
罫線は使わない。代わりにウィキ文法の表やHTMLのtableタグを用いる。 |
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=== 繰り返し符号 === |
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繰り返し符号(踊り字)とは、ヽヾゝゞ〃仝々のようなもののことである。 |
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繰り返し符号(踊り字)は人々ようなものにつく「々(同の字点)」以外は原則として使わない。例外は固有名詞である。例:いすゞ自動車 |
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== 学術用語 == |
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学術用語は文部科学省が版行した学術用語集に準じる。大部分のものは、次のサイトで検索可能である。http://sciterm.nii.ac.jp/cgi-bin/reference.cgi(オンライン学術用語集) |
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== 略語・略称 == |
== 略語・略称 == |
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155行目: | 197行目: | ||
== 俗語・俗称・隠語・業界用語 == |
== 俗語・俗称・隠語・業界用語 == |
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* 俗語・俗称・隠語は原則として使わない。 |
* 俗語・俗称・隠語は原則として使わない。 |
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** 例:特ダネ サツ(警察) |
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** もちろん、一般に定着し置き換えが難しいものは使用して良い。例:カラオケ |
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* ごく一部でしか通用しない業界用語は使わない。例:イラレ → イラストレータ、ズージャ → ジャズ |
* ごく一部でしか通用しない業界用語は使わない。例:イラレ → イラストレータ、ズージャ → ジャズ |
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== 差別語・差別表現 == |
== 差別語・差別表現 == |
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ここでは、差別表現でしか用いられなくなった言葉を差別語とする。差別語は百科事典の説明として、やむを得ない場合を除き使わない。ただし、差別表現は文脈によって生まれるものなので、安易に差別語であると認定するのは過剰反応であろう |
ここでは、差別表現でしか用いられなくなった言葉を差別語とする。差別語は百科事典の説明として、やむを得ない場合を除き使わない。ただし、差別表現は文脈によって生まれるものなので、安易に差別語であると認定するのは過剰反応であろう。 |
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なお、差別表現と思われる場合には穏当な表現に書き換える。これも、表面的に言い換えをしても、差別の意識がある限り、その言い換えも差別表現になっていくことに留意すべきである。 |
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== 年月日・時間 == |
== 年月日・時間 == |
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175行目: | 221行目: | ||
* 単位は片仮名を原則とする。例:m → メートル、(角度)30°→30度 |
* 単位は片仮名を原則とする。例:m → メートル、(角度)30°→30度 |
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** 単位がその記事内でリンクとなっており、リンク先に説明がある場合にはアルファベット略号を使って良い。 |
** 単位がその記事内でリンクとなっており、リンク先に説明がある場合にはアルファベット略号を使って良い。 |
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** 表中で片仮名が煩雑なときには、アルファベット略号を使って良い。 |
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** pH、bpsなど片仮名で書かない慣習のものは、アルファベット略号を使う。 |
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* できるだけSI単位系を用いる。尺貫法やヤードポンド法などを使う場合にはSI単位系での換算を併記する。 |
* できるだけSI単位系を用いる。尺貫法やヤードポンド法などを使う場合にはSI単位系での換算を併記する。 |
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* 温度は摂氏またはケルビンを用いる。 |
* 温度は摂氏またはケルビンを用いる。 |
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184行目: | 232行目: | ||
** 例外:皇族・王族などでつけることが慣習となっているもの。「後醍醐天皇」 |
** 例外:皇族・王族などでつけることが慣習となっているもの。「後醍醐天皇」 |
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* 故人に「故」をつけない。 |
* 故人に「故」をつけない。 |
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=== 外国の人名 === |
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外国の人名は原則として片仮名書きにする。ただし、漢字表記を日本語読みする場合には平仮名を使う。 |
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* 朝鮮人・韓国人については次のようにする。 |
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** 第2次世界大戦後の人物の名前は、漢字表記か片仮名表記のどちらかを取るかは慣習に合わせる。片仮名表記や漢字表記の読みは原音を優先する。 |
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** 第2次世界大戦前の人物、あるいは在日朝鮮人・韓国人の名前については、日本語読み・漢字表記を原則とする。 |
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* 中国人については、漢字表記・日本語読みを原則とする。仮名表記が慣習になっている場合はそれに従う。 |
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* 姓名の区切りには「・」を用いる。([[#中黒]]も参照) |
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** ただし、通常、「名・姓」の順番で表記される人名を「姓・名」の順で表記する場合は姓と名を , で区切る。 |
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[[#外来語]]も参照。 |
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== 地名 == |
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外国の地名は、現地読みを片仮名書きする。ただし、漢字表記を日本語読みする場合には平仮名を使う。もちろん、別の表記が慣習になっている場合はそれを用いてもよい。 |
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* 朝鮮・韓国の地名は、原音表記(漢字表記付記)、または漢字表記(原音表記付記)のどちらでもよい。 |
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* 中国の地名は、漢字表記を原則とし、原音表記を付記する。もちろん、別の表記が慣習になっている場合はそれを用いてもよい。例:北京(ペキン) 上海(シャンハイ) 天津(てんしん、ティエンチン) |
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[[#外来語]]も参照。 |
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== 箇条書き == |
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箇条書きは、単語や短い文を並記するときに用いる。長い文になるときには箇条書きにする意味が薄れる。詳細は別に文章を付け加えて述べるべきである。 |
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== 未分類 == |
== 未分類 == |
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199行目: | 266行目: | ||
* 社団法人共同通信社編『記者ハンドブック 第9版 新聞用字用語集』(2004年2月15日発行)ISBN 4764104750 |
* 社団法人共同通信社編『記者ハンドブック 第9版 新聞用字用語集』(2004年2月15日発行)ISBN 4764104750 |
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* 講談社校閲局編『日本語の正しい表記と用語の辞典 第二版』(2001年11月10日発行)ISBN 4061232894 |
* 講談社校閲局編『日本語の正しい表記と用語の辞典 第二版』(2001年11月10日発行)ISBN 4061232894 |
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* 北原保雄監修『岩波 日本語 使い方 考え方 辞典』(2003年5月15日発行)ISBN 4000802062 |
2005年6月2日 (木) 08:12時点における版
- このページは、他のページと同様に誰でも編集可能です。
このページはより日本語の性質に沿った、記事の書き方を提案するものです。コンピュータ上で作られる文書であることに配慮しながら、印刷物の慣行に近づける意図があります。しかし、これはあくまでもガイドラインで絶対にこうしなければならないというルールではありません。物事には例外がつきものですので、柔軟に対応すべきでしょう。
なお、この文書は意見・コメントの書き方まで拘束するものではありません。意見・コメントでは、自分の伝えたいことに最も合っているもの、あるいは最も相手に伝わりやすいものを選ぶべきです。
文字コード・字体
文字コード
- アルファベットや数字はいわゆる半角(JIS X 201)を用いる。
- 漢字かななど和文はいわゆる全角(JIS X 208)を用いる。
- いわゆる半角カナ(JIS X 201カナ)は使わない。
- 空白はいわゆる半角を用いる。これは、ブラウザによっては全角の場合に適切に割り付けが行われないためである。
- 文字についてはUnicodeで規定されているものをすべて使ってよい。ただし、記事名については、JIS X 201の7ビット、JIS第1・第2水準の漢字を用いる。これは、環境によってはそれ以外の文字が表示されない場合があるからである。
字体
- 字体は、常用漢字表に従う。
- 常用漢字表にないものは、平成12年12月に国語審議会が答申した「表外漢字字体表」に示された印刷標準字体に従う。これは、康煕字典に近い字体が多い。
- 簡易慣用字体(印刷標準字体ではないが使用頻度が高いもの)や拡張新字体(常用漢字表の字形に合わせたもの)は避ける。ただし、JIS X 208に印刷標準字体がないものは簡易慣用字体や拡張新字体を使っても良い。例(括弧外が印刷標準字体で括弧内が簡易慣用字体や拡張新字体):飛驒(飛騨) 麵(麺)
- 記事名については数値参照・実体参照を用いない。これは現行のウィキペディア・プログラム(MediaWiki)で動作に問題があるからである。本文中やほかの言語のウィキペディアへのリンクにはつかってもよい。
- 小さい「ヮ」、小さい「ヶ」は固有名詞以外では使わないようにする。例:1ヶ月 → 1か月
- 地名では「ヶ」ではなく「ケ」が正式表記であることが多い。例:鎌ケ谷市
- 様々な理由により、正式表記が揺れる場合がある。例:雑司が谷(地名)と雑司ヶ谷霊園と雑司ケ谷停留所と雑司谷中学校、七里ヶ浜(地名)と七里ケ浜駅と七里ガ浜(住所表示)、溝口(地名)と武蔵溝ノ口駅(JR)と溝の口駅(東急)
- ヰ、ヱ、ヲ、ヂ、ヅについては原則として使わない。
仮名
仮名遣い・送り仮名
- 仮名遣いは昭和61年7月内閣告示の「現代仮名遣い」を原則とする。
- 送り仮名は昭和48年6月内閣告示・昭和56年10月一部改正の「送り仮名の付け方」を原則とする。
- 専門用語の漢字・平仮名・片仮名のどれを使うかはその分野の慣習に従う。例:禾本科 → イネ科、弗素 → フッ素、射手座 → いて座
- ただし、専門分野とは関係のない記事の場合は気にしなくて良い。その際のリンクには「|(パイプ)」を使えばよい。例:餡(あん)は[[アズキ|小豆]]を原料としている。
- 漢字と仮名の交ぜ書きは避け()で読み仮名をつける。例:でん粉 → 澱粉(でんぷん)またはデンプン
仮名書きが原則のもの
- 助詞
- 例:これ位 → これぐらい、カエル・イモリ等 → カエル・イモリなど、京都迄 → 京都まで
- 助動詞
- 例:する様だ → するようだ
- 感動詞
- 例:有り難う → ありがとう
- 接続詞
- 例:又は → または、故に → ゆえに
- 連体詞
- 例:所謂 → いわゆる、彼の → かの
- 代名詞
- 例:貴方 → あなた、何処 → どこ
- 漢字が慣用であるものは例外:私 君 彼 彼女
- 形式名詞で本来の意味がほとんと失われているもの
- 例:こうゆう風に →こういうふうに、病気の為に → 病気のために
- 補助用言のうち、本来の意味がほとんど失われているもの
- 例:使用して良い → 使用してよい、交差して居る → 交差している
- 副詞のうち、本来の意味がほとんど失われているもの
- 例:何故 → なぜ、流石 →さすが
- 接頭語の「御」
- 例:御菓子 → お菓子
- 接頭語がつくことによって特別の意味を持つものは例外:御所 御用達 御者
- 接尾語で本来の意味がほとんど失われているもの
- 例:高目 → 高め、赤味がかった → 赤みがかった
- 漢字一字の接尾語で音読みのものは例外:和風 感傷的
- 当て字
- 例:誤魔化す → ごまかす、蒲公英 →タンポポ、流行りの →はやりの、沢山 → たくさん
- 記事名となりうるものは例外:山車(だし)
読み仮名
読み仮名は次のようにつける
- 常用漢字表に音訓があるものは中学校卒業までに読めるようになっているはずなので読み仮名は不要である。
- 常用漢字表以外の音訓については積極的に読み仮名をつける。
- 固有名詞は読み仮名をつけたほうがよい。例:「山崎」は「やまさき」と読む場合も「やまざき」と読む場合もある。
- 読み仮名は丸括弧()を用いる
- そのページの中で初出単語に読み仮名をつけ、二回目以降は省略する。
- その単語がリンクであり、記事となっている場合には読み仮名を省略してよい。例:「クジラは哺乳類である」の場合は哺乳類の記事に読み仮名があるので不要。
- 読み仮名は単語単位にする。新聞などでは字数制限があるため読み仮名を最小限にするが、ウィキペディアでは字数制限を気にする必要はないため。例:花崗(こう)岩 → 花崗岩(かこうがん)、哺(ほ)乳類 →哺乳類(ほにゅうるい)
- 読みが分野で変わるものは並記する。例:口腔(こうくう、こうこう)…医学ではコウクウ、音声学ではコウコウ
数字
- 数字はアラビア数字を用いる。
- 例:1月 100 円 3000ドル 50冊 1本 約10年 明治3年 3時30分 3.14 ナポレオン3世
- 概数は例外:何百人 十数年 数十日
- 固有名詞などで記事になりうるものは漢字:五色不動尊 内田百閒 御三家 三国同盟 百年戦争 正十二面体
- 歴史用語の中にはどちらでもよいものがある。この場合はアラビア数字の方を原則とする:第2共和制と第二共和制 第1次世界大戦と第一次世界大戦 2・26事件と二・二六事件
- 紙幣・貨幣は漢字。例:一万円札 百円玉
- そのほか熟語表現や慣用表現は漢字。例:柔道三段 三振 一所懸命
- 大きな数字には3桁ごとにカンマ「,」を入れる。ただし、西暦などカンマを入れることによってかえって読みにくくなるものは除く。例:100,000,000
- ローマ数字(IV ivなど)は使用しない。
アルファベット
アルファベット(ラテン文字・ギリシャ文字等)の使用は慣習に従う。
- アルファベットを使うもの
- pHなど単位を表す記号(後述の#単位も参照)
- 科学記号。例: H2O
- 商品名・ブランド名・企業名などの固有名詞。例:Windows CI戦略 IBM CD-ROM iPod
- 頭字語。例:PTA WTO AI
- vs. etc. などの日本語の文脈であまり使われない表記はしない。
- 略称表記はできるだけ使わない。例:W杯(→ワールドカップ) eメール(→電子メール)
外来語
外来語の表記は内閣告示「外来語の表記」(平成3年2月)を原則とする。しかし、これは慣用表現を尊重していることに留意するべきである。
- たばこ、かるたなど外来語として意識されない言葉は平仮名表記する。
- もともとの外来語が同じでも、仮名表記の違いで意味が異なるものについては使い分ける。
- 例:ステッキとスティック トラックとトロッコ チョークとチャコ
- 専門用語の場合はその分野での扱い方に準じる。
- 長音記号「ー」をつけるかつけないかだが、迷った場合にはつけるようにする。その方が一貫性を保ちやすい。
外国の人名については後述の#人名を、地名については#地名を参照。
約物の扱い
句点「。」や読点「、」・中黒「・」などをまとめて約物(やくもの)という。約物は縦書き・横書き両方に対応するものを使うのを原則とする。
句読点
- 句点は「。」、読点は「、」を使い「,」「.」を使わない。
- 文の終わりには句点を打つ。
- 括弧類と句点が重なるときは次のようにするのを原則とする。
- 閉じ括弧の直前には句点を打たない。例:「こう主張した。」→「こう主張した」
- 一文中に括弧が使われる場合には括弧の外に句点を打つ。地の文の区切りを明確にするため。例:外来語の表記では、次のようにする(アラビア語については識者の意見を求む)。
- 括弧の外の文と括弧が独立している場合には括弧の外に句点を打たない。例:辞世の句を読んだ。「あいうえお かきくけこさし すせそたち つてのなにぬね のはひふへほま」
- 文の最後が「?」「!」で終わる場合には文末に句点を打たない。
- 箇条書きの最後にも句点を打つ。
- 読点は一文中の句の区切りを明確にしたい場合や誤読のおそれがあるときに打つ。ウィキペディアは声に出して読むことを前提にしていないので読点は乱用しない。つまり、息継ぎのために読点を打つことはしない。読点は多くなると逆に読みにくくなるので注意する。
- 区切りには読点よりも中黒を優先して用いる。中黒を使うと誤読のおそれがある場合には読点を用いる。
- 読点を使うよりも句点を用いて文を区切った方がわかりやすい表現になることが多い。
- 「。。。」や「、、、」とせずに3点リーダー「…」を用いる。
中黒
「・」を中黒または中点という。
- 単語や語句の羅列の区切りには中黒を使う。例:過去・現在・未来
- 外来語の単語の区切りには中黒を使う。例:ウィンストン・チャーチル
- 外来語の羅列で中黒だと区別が難しい場合には、助詞や読点を使う。例:ウィンストン・チャーチルとフランクリン・ルーズベルト
- 箇条書きにはウィキ文法の「*」を使い中黒は使わない。
- 「・・・」とはせずに3点リーダー「…」を用いる。
疑問符・感嘆符
「?」を疑問符または耳だれ、「!」を感嘆符または雨だれという。「!!」は二つ雨だれ、「??」は二つ耳だれ、「!?」「?!」はダブルだれという。
- 疑問符・感嘆符は記事の文中には使わない。ただし、作品名に使われている場合はその表記に従う。
- 全角・半角のどちらを使うかは直前の文字に従う。例:あれ? Are?
- 文末の疑問符・感嘆符については直後に空白をいれる。
コンマ・ピリオド
- 欧文中の「,」「.」の直後には空白をいれる。
括弧類
括弧は次のものがある。‘クォーテーション’ “ダブルクォーテーション”「鉤括弧・かぎ」『二重鉤括弧・二重かぎ』(丸括弧・パーレン){中括弧・ブレース・波かっこ}[大括弧・ブラケット・角かっこ]〔亀甲〕〈山括弧・山がた・ギュメ〉《二重山括弧・二重山がた・二重ギュメ》【黒亀甲・墨付きパーレン】
- 括弧類はいわゆる全角のものを原則として用いる。
- 括弧内がアルファベット・数字のみの場合はいわゆる半角の () {} [] "" をつかってもよい。その際には括弧の外側に半角空白をいれる。
- 鉤括弧「」は次のものに使う
- 対話・引用語・論文名・特に地の文と分けたい言葉
- 二重鉤括弧『』は次のものに使う。
- 書籍・雑誌名
- 括弧の入れ子は次のようにする
- 「」の中で「」を入れ子にしたい場合には「『』」とする。
- 丸括弧類については[(〈 〉)]の順で入れ子にする。
- 数式では [ { ( ) } ] の順で入れ子にする。
- 英文では、 "...'...'..." で入れ子にする。 内で入れ子にするときには '..."..."...' とする。
- 不等号 < > ≪ ≫ は括弧として用いない
- ‘’“”は和文中では使わない。
- 亀甲〔〕は引用文中に引用者がコメントを入れるときに用いる。
- 法令文(同じ括弧で入れ子にする)、JIS規格票(“”を使う)など別の慣習があるものはそれに従う。
- 括弧類は多用しない。できるだけ地の文をつかう。'''で強い強調をしたほうが適切な場合にはこちらを使う。
括弧内での最後の句読点については、#句読点を参照。
ダーシ
「―」をダーシまたはダッシュという。これは、ハイフンや長音符号などと間違えやすいので基本的に使わない。代わりに3点リーダー「…」を用いる。
ハイフン
アルファベットのハイフンはいわゆる半角マイナス「-」を用いる。いわゆる全角ハイフン(または2分ダーシ)「‐」は用いない。
- 期間を表すときにはハイフンを用いる。例:1990年 - 1999年
長音符号
カタカナで音を長くのばす符号を長音符号(または音引)と呼ぶ。たとえば、「ゲーム」のゲとムの間に挟まれた記号「ー」のことである。これは、マイナス(-)、ダーシ・ダッシュ(―)、ハイフン(‐)と間違えやすいので注意する。
波ダッシュ
波ダッシュ・波ダーシ(「~」など)、チルダ「~」は用いない。代わりに半角マイナス「-」を用いる。
2点リーダー
2点リーダー「‥」は用いず、3点リーダー「…」を用いる。
丸
丸は「○」を使い漢数字のゼロ「〇」や大きな丸「◯」を用いない。
罫線
罫線は使わない。代わりにウィキ文法の表やHTMLのtableタグを用いる。
繰り返し符号
繰り返し符号(踊り字)とは、ヽヾゝゞ〃仝々のようなもののことである。 繰り返し符号(踊り字)は人々ようなものにつく「々(同の字点)」以外は原則として使わない。例外は固有名詞である。例:いすゞ自動車
学術用語
学術用語は文部科学省が版行した学術用語集に準じる。大部分のものは、次のサイトで検索可能である。http://sciterm.nii.ac.jp/cgi-bin/reference.cgi(オンライン学術用語集)
略語・略称
- 略語・略称については、そのページでの初出時に正式名称を表記する。例:IMF(国際通貨基金)
- ただし、その略語がリンクである場合、リンク先に正式名称が表記されていれば省略して良い。
俗語・俗称・隠語・業界用語
- 俗語・俗称・隠語は原則として使わない。
- 例:特ダネ サツ(警察)
- もちろん、一般に定着し置き換えが難しいものは使用して良い。例:カラオケ
- ごく一部でしか通用しない業界用語は使わない。例:イラレ → イラストレータ、ズージャ → ジャズ
差別語・差別表現
ここでは、差別表現でしか用いられなくなった言葉を差別語とする。差別語は百科事典の説明として、やむを得ない場合を除き使わない。ただし、差別表現は文脈によって生まれるものなので、安易に差別語であると認定するのは過剰反応であろう。
なお、差別表現と思われる場合には穏当な表現に書き換える。これも、表面的に言い換えをしても、差別の意識がある限り、その言い換えも差別表現になっていくことに留意すべきである。
年月日・時間
- 年には「年」をつける。
- 西暦を原則とする。和暦は併記してよい。例:2003年(平成15年)
- 西暦は4桁表示とし、アポストロフィ・カンマなどはつけない。例: '03年 → 2003年
- 年月日には「年」「月」「日」を用いる。例:2003/01/01 → 2003年1月1日
- リンクをつける場合は月日にまとめる。例:[[2003年]][[1月1日]]
- 年度については、2004年度のように表記する。ただし、日本の会計年度以外のものについては年度表示を避けた方がよい。
- 時刻は24時間表記とする。例:午後3時 → 15時
- 時間の表し方には「時」「分」「秒」を用いる。例:11:58:33.6 → 11時58分33秒6
- 半期は「上半期」「下半期」を用いる。
- 四半期は「第1四半期」「第2四半期」とする。
単位
- 単位は片仮名を原則とする。例:m → メートル、(角度)30°→30度
- 単位がその記事内でリンクとなっており、リンク先に説明がある場合にはアルファベット略号を使って良い。
- 表中で片仮名が煩雑なときには、アルファベット略号を使って良い。
- pH、bpsなど片仮名で書かない慣習のものは、アルファベット略号を使う。
- できるだけSI単位系を用いる。尺貫法やヤードポンド法などを使う場合にはSI単位系での換算を併記する。
- 温度は摂氏またはケルビンを用いる。
- 摂氏30度を30℃としてよい。
人名
- 人名に肩書・敬称・学位・位階・勲等はつけない。例:「サー・ウィンストン・チャーチル」→「ウィンストン・チャーチル」
- 例外:皇族・王族などでつけることが慣習となっているもの。「後醍醐天皇」
- 故人に「故」をつけない。
外国の人名
外国の人名は原則として片仮名書きにする。ただし、漢字表記を日本語読みする場合には平仮名を使う。
- 朝鮮人・韓国人については次のようにする。
- 第2次世界大戦後の人物の名前は、漢字表記か片仮名表記のどちらかを取るかは慣習に合わせる。片仮名表記や漢字表記の読みは原音を優先する。
- 第2次世界大戦前の人物、あるいは在日朝鮮人・韓国人の名前については、日本語読み・漢字表記を原則とする。
- 中国人については、漢字表記・日本語読みを原則とする。仮名表記が慣習になっている場合はそれに従う。
- 姓名の区切りには「・」を用いる。(#中黒も参照)
- ただし、通常、「名・姓」の順番で表記される人名を「姓・名」の順で表記する場合は姓と名を , で区切る。
#外来語も参照。
地名
外国の地名は、現地読みを片仮名書きする。ただし、漢字表記を日本語読みする場合には平仮名を使う。もちろん、別の表記が慣習になっている場合はそれを用いてもよい。
- 朝鮮・韓国の地名は、原音表記(漢字表記付記)、または漢字表記(原音表記付記)のどちらでもよい。
- 中国の地名は、漢字表記を原則とし、原音表記を付記する。もちろん、別の表記が慣習になっている場合はそれを用いてもよい。例:北京(ペキン) 上海(シャンハイ) 天津(てんしん、ティエンチン)
#外来語も参照。
箇条書き
箇条書きは、単語や短い文を並記するときに用いる。長い文になるときには箇条書きにする意味が薄れる。詳細は別に文章を付け加えて述べるべきである。
未分類
- いつ(When)、どこで(Where)、だれが(Who)、なにを(What)、なぜ(Why)、どのように(How)の5W1Hを頭の片隅に入れる。すべてがそろわない記事があるだろうが記述不足の点を見つけ出すのに役に立つ。
- 記事が利用者にとって価値があるように配慮する。
- 文はなるべく短くする。読点(、)でだらだらと文章をつなげない。
- 主述の関係を明確にする。主語や述語が曖昧にならないように注意する。また、あまり離さないようにする。
- 修飾語は簡潔にする。できるだけ被修飾語のすぐそばにもってくる。
- 連続して同じ助詞が並ばないようにする。例:北の緑の色の建物の奥の…のように「の」を並べない
- 表記はページ内で統一する。ウィキペディア全体で統一する必要はない。
参考文献
- 『図解DTP用語辞典』 http://www.japanlink.co.jp/dtpjiten/
- 社団法人共同通信社編『記者ハンドブック 第9版 新聞用字用語集』(2004年2月15日発行)ISBN 4764104750
- 講談社校閲局編『日本語の正しい表記と用語の辞典 第二版』(2001年11月10日発行)ISBN 4061232894
- 北原保雄監修『岩波 日本語 使い方 考え方 辞典』(2003年5月15日発行)ISBN 4000802062