コンテンツにスキップ

「千葉連隊区」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
ロロ (会話 | 投稿記録)
m編集の要約なし
→‎沿革: 修正
4行目: 4行目:
それまで[[大隊区]]であったものを[[連隊区司令部条例]](明治29年[[勅令]]第56号)に依って連隊区に改組された。[[陸軍管区表]](明治29年勅令第381号)により定められた管轄区域は千葉県の全部で、この区域は終戦まで変わらない。この時は[[近衛師団|近衛師管]]に属した。その後改正により師管と連隊区の間に旅管が設けられ、佐倉連隊区は[[第1師団 (日本軍)|第一師管]]第二旅管に移る。
それまで[[大隊区]]であったものを[[連隊区司令部条例]](明治29年[[勅令]]第56号)に依って連隊区に改組された。[[陸軍管区表]](明治29年勅令第381号)により定められた管轄区域は千葉県の全部で、この区域は終戦まで変わらない。この時は[[近衛師団|近衛師管]]に属した。その後改正により師管と連隊区の間に旅管が設けられ、佐倉連隊区は[[第1師団 (日本軍)|第一師管]]第二旅管に移る。


昭和16年の陸軍管区表(昭和16年軍令陸第20号)の制定により、佐倉連隊区は千葉連隊区と改称。それまで師団番号に依る師管区名であったのを地名による[[東京師管]]と改め、千葉連隊区はそれに属した。また、師管の上に[[軍管区]]が設けられた。千葉連隊区の属する東京師管は[[東部軍管区 (日本軍)|東部軍管区]]である。昭和20年になると連隊区の同域に[[地区司令部]]が設けられた。地区司令部は同地域の防衛を担任した。連隊区司令官以下若干の人員が地区司令部要員を兼ねる。
昭和16年の陸軍管区表(昭和16年軍令陸第20号)の制定により、佐倉連隊区は千葉連隊区と改称。それまで師団番号に依る師管区名であったのを地名による[[東京師管]]と改め、千葉連隊区はそれに属した。また、師管の上に[[軍管区]]が設けられた。千葉連隊区の属する東京師管は[[東部軍管区 (日本軍)|東部軍管区]]である。昭和20年になると連隊区の同域に[[地区司令部]]が設けられた。地区司令部は同地域の防衛を担任した。連隊区司令官以下若干の人員が地区司令部要員を兼ねる。


== 連隊区司令官経験者 ==
== 連隊区司令官経験者 ==

2008年6月26日 (木) 13:14時点における版

千葉連隊区(ちばれんたいく)は、大日本帝国陸軍連隊区の一つ。千葉県全部の兵事事務を担任した。「佐倉連隊区」の名称で発足したが、昭和16年からは「千葉連隊区」に改称された。

沿革

それまで大隊区であったものを連隊区司令部条例(明治29年勅令第56号)に依って連隊区に改組された。陸軍管区表(明治29年勅令第381号)により定められた管轄区域は千葉県の全部で、この区域は終戦まで変わらない。この時は近衛師管に属した。その後改正により師管と連隊区の間に旅管が設けられ、佐倉連隊区は第一師管第二旅管に移る。

昭和16年の陸軍管区表(昭和16年軍令陸第20号)の制定により、佐倉連隊区は千葉連隊区と改称。それまで師団番号に依る師管区名であったのを地名による東京師管区と改め、千葉連隊区はそれに属した。また、師管の上に軍管区が設けられた。千葉連隊区の属する東京師管区は東部軍管区である。昭和20年になると連隊区の同域に地区司令部が設けられた。地区司令部は同地域の防衛を担任した。連隊区司令官以下若干の人員が地区司令部要員を兼ねる。

連隊区司令官経験者