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2005年6月27日 (月) 10:48時点における版
ヤマモモ | ||||||||||||||||
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分類 | ||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||
Myrica rubra | ||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||
ヤマモモ | ||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||
Wax myrtle, Bayberry |
ヤマモモ(山桃、学名: Myrica rubra)はヤマモモ目ヤマモモ科の常緑樹。和名は山に生え桃の様な果実をつけることから。別名として楊梅、山桜桃、火実などがあり、古代から和歌などにも詠まれる。
中国大陸や日本を原産とし、暖地に生育し、暑さには強い。日本では関東以南の低地や山地に自生する。成木は20mほどになり、雌雄異株で、花期は3-4月、数珠つなぎに小さな赤色の目立たない花をつける。6月ごろに黒赤色の実を結ぶ。葉はふつう縁は滑らかで10cm前後の長楕円形をしており、密に互生する。根粒に窒素固定を行う放線菌の一種フランキア (Frankia) を共生させており、比較的栄養の乏しい土壌でも生育できる。
果実は甘酸っぱく、生で食べる他、ジャムや果実酒に加工される。野生種以外に、瑞光や森口などの品種がある。農作物として栽培されている他、公園や街路にも植えられる。高知県の県の花、徳島県の県の木、知多市、西都市の市の木に指定されている。
ヤマモモ科
ヤマモモ科Myricaceaeは4属40種ほどからなり、アフリカ北部を除き世界的に分布する。すべて木本で、花には花被がなく普通は単性花で、雌雄異株のものが多く、多くはフランキアと共生する。わが国にはヤマモモのほか、中部地方以北の湿地に落葉高木のヤチヤナギMyrica gale var. tomentosa(英名Sweet gale、Bog-myrtle)が分布する。近縁のセイヨウヤチヤナギM. gale var. gale は葉に芳香がありリキュールの材料として用いられる。
属:
- Canacomyrica、Comptonia、Morella、Myrica(ヤマモモ属)。