安西篤子

安西 篤子（あんざい あつこ、1927年8月11日 - ）は、日本の小説家。神戸市生まれ。神奈川県立横浜第一高等女学校（現・神奈川県立横浜平沼高等学校）卒。

幼少時をドイツ、中国で過ごす。中山義秀に師事して小説を書き始め、『張少子の話』で直木賞。1993年には『黒鳥』で女流文学賞を受賞した。

受賞歴

• 1964年　『張少子の話』で第52回直木賞
• 1993年　『黒鳥』で第32回女流文学賞
• 1994年　神奈川文化賞

著作

• 『張少子の話』 文藝春秋新社,1965
• 『女人紋様』 読売新聞社,1976 - のち旺文社文庫,1984
• 『東京』 保育社,1976
• 『東京歴史散策』 保育社カラーブックス,1976
• 『悲愁中宮』 読売新聞社,1978
• 『泣かない女』 家の光協会,1979
• 『女ありて』 構想社,1979/千人社,1979
• 『歴史に抗う女たち』 読売新聞社,1981
• 『愛染灯籠』 講談社,1981 - のち文庫,1985
• 『似た人』 かまくら春秋社,1981
• 『淀殿　物語と史蹟をたずねて』 成美堂出版,1981
• 『淀殿　物語と史蹟をたずねて』 成美堂出版,1981
• 『卑弥呼狂乱』 光風社出版,1982
• 『女の東京地図』 文化出版局,1983
• 『花あざ伝奇』 講談社,1983
• 『家康の母』 読売新聞社,1984
• 『古都のひと』 集英社文庫,1984
• 『累卵』 中央公論社,1985
• 『旅はびっくり箱』 読売新聞社,1985
• 『義経の母』 読売新聞社,1986 - のち集英社文庫,1989
• 『歴史のいたずら』 読売新聞社,1988
• 『壇ノ浦残花抄』 読売新聞社,1989
• 『今昔物語』 小学館,1990
• 『花ある季節』 読売新聞社,1990
• 『油小路の血闘』 読売新聞社,1991
• 『鴛鴦ならび行く』 新人物往来社,1992.3
• 『黒鳥』 新潮社,1993
• 『龍を見た女』 読売新聞社,1993.10 - のち講談社文庫,1997
• 『恋に散りぬ』 講談社,1994
• 『生きてきて、いま』 中央公論社,1995
• 『鎌倉　海と山のある暮らし』 草思社,1996
• 『空白の瞬間』 集英社,1997
• 『黄砂と桜』 徳間書店,2001
• 『老いの思想　古人に学ぶ老境の生き方』 草思社,2003
• 『中世の鎌倉を語る』 平凡社,2004

• 『淀どの哀楽』 秋田書店, - のち講談社文庫,1987
• 『木瓜の夢』 講談社
• 『千姫微笑』 講談社, - のち文庫
• 『色に狂えば』 光文社文庫
• 『歴史を彩った悪女、才女、賢女』 講談社
• 『幸せ色の夜明け』 集英社コバルト文庫