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「パナソニック電工」の版間の差分

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2008年8月28日 (木) 14:55時点における版

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松下電工株式会社
Matsushita Electric Works, Ltd.
ロゴ
種類 株式会社
市場情報
東証1部 6991
1954年6月22日上場
大証1部(廃止) 6991
1951年9月17日上場
略称 MEW、電工
本社所在地 571-8686
大阪府門真市大字門真1048番地
設立 1935年(昭和10年)12月26日
(松下電器株式会社)
業種 電気機器
事業内容 照明、情報機器、電器、住設建材、電子材料、制御機器等の製造、販売、施工及び各種のサービス活動
代表者 畑中 浩一(代表取締役社長)
資本金 1,485億1,371万6,047円
売上高 連結:1兆7,196億12百万円
単独:1兆0,099億48百万円
2008年3月期)
総資産 連結:1兆1,519億17百万円
単独:8,594億78百万円
(2008年3月31日現在)
従業員数 連結:57,655人 単独:12,118人
(2008年3月31日現在)
決算期 3月31日
主要株主 松下電器産業(株) 51.00%
日本トラスティ・サービス信託銀行(株)(信託口) 4.36%
日本マスタートラスト信託銀行(株)(信託口) 3.01%
主要子会社 サンクス(株) 51.7%
明治ナショナル工業(株) 89.3%
ナショナル建材工業(株) 100%
外部リンク www.mew.co.jp
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松下電工株式会社(まつしたでんこうかぶしきかいしゃ、英名:Matsushita Electric Works, Ltd.)は、大阪府門真市に本社を構え、松下グループの照明機器、電気設備、健康家電、住宅機器、建材、制御機器、電子材料などを取り扱う総合メーカーである。

概説

1933年(昭和8年)に松下電気器具製作所(現在の松下電器産業)の創業時事業である配線機器事業・電熱機器事業・合成樹脂事業・照明機器事業などを担当する部門として設置された第三事業部(いわゆる社内カンパニー)がルーツ。1935年(昭和10年)に「松下電器株式会社」として分社した。その後、第二次世界大戦中に、航空機プロペラなどを生産するため「松下航空工業」と名前を改めた。戦後、それが原因で軍需企業とみなされ、親会社の松下電器産業の方も財閥解体の対象になり、過度経済力集中排除法GHQの方針で、分離独立することとなり、1946年(昭和21年)に松下電器産業の資本比率は30%台まで下げた。

そのため、戦後は、松下電器産業とは「兄弟関係」として、長らく松下グループの中核企業として協力関係を保ちつつも、独自色が強く、互いに重複する分野の商品を製造していたが、2004年松下電器産業による株式公開買い付け (TOB) により保有率が31.8%から51%に引き上げられ、関連会社から子会社に戻った。それに伴って、家電営業部門は松下電器産業へ集約され、住宅設備・住宅機器事業は松下電工へ移管されるなど、両社やそのグループとの間で重複する商品群や事業部門は整理・統合された。また、研究開発職や管理職を中心とした人材の相互派遣、購買部門の統合なども行われ、事業や組織の再編による効率化が行われた。連結決算上では、パナホームとともに、松下電器産業の住宅・電気設備のセグメント(電工・パナホーム)に位置づけられており、名実ともに松下電器産業のグループとして、共通の理念と経営戦略のもとで経営される企業に戻った。

ブランド戦略については、一時期(1987年のナショ文字・Nマーク使用中止以降)、松下電器産業と区別するため「National 松下電工」および「NAiS」という独自のものを使用していたが、2004年に松下電器産業の連結子会社になり、先述の再編が行われたことにより、国内向け一般は「National」、国内向けデバイス、制御機器および海外向け全商品は「Panasonic」に統一された。これにあわせ、海外子会社名も「松下電工 (Matsushita Electric Works) 」や「NAiS」となっている部分が「パナソニック電工 (Panasonic Electric Works) 」へ改称された。

2008年10月1日より、松下グループとして国内のブランドも「ナショナル」は廃止し「パナソニック」へ統一する予定で、松下電工もその方針に従い、2009年度末までには移行を完了する予定である。会社名についても、2008年10月1日に親会社の松下電器産業が「パナソニック株式会社」へ変更するのにあわせ、「パナソニック電工株式会社(Panasonic Electric Works Co., Ltd.)」へ変更するすることが6月20日の株主総会で承認された。これを踏まえ、松下電工においても同年7月以降に新規発売される商品はパナソニックブランドで発売される(第1号は住宅用火災警報機「けむり当番」・「ねつ当番」)。さらに全国各地の松下電工ショールームやナショナルセンターの看板も全て「パナソニックリビングショールーム」に変更され、館内も改装される事になっている(公式発表:2008年8月21日、翌22日付日経産業新聞3面記事にて報道)。

品番については、他の松下グループ製品と異なり、アルファベットと数字の間にハイフン (-) が入らないのが特徴であったが、ポンプ2008年3月31日限りでテラルに売却)やビルトイン型IHクッキングヒーターなど松下電器グループから移管された商品は当初からハイフンが入っており、2008年7月1日以降の製品からは松下電工オリジナル製品のうち美容・健康機器など松下電器産業ナショナルウェルネスマーケティング本部扱いの商品にも順次ハイフンが挿入されている。

社章の「M矢」(菱形の中のMを矢が貫く)は、当初松下電器産業が使用していたものだったが、太平洋戦争開戦で「M」が使えなくなったため現在の「三松葉」に変更、終戦後に松下電工が使い始めたものである。松下電工グループの人材派遣業、株式会社アロービジネスメイツの社名はこの社章に由来している。 その他、松下電器産業から引き継いだものとして、社歌、創業事業(配線器具)がある。松下創業時の代表商品である「二股ソケット」も当社が引き継いだ。二股ソケットは現在も「2号国民ソケット」(品番WH1021)として生産されている。

遠隔地への製品輸送に鉄道コンテナを積極的に利用していることが評価され、2006年9月21日付けで香川松下電工が(社)鉄道貨物協会よりエコレールマーク認定を受けた。

企業スローガンは、「A&I 快適を科学します」(1988年1月 - 2000年11月)、「Smart Solutions by NAiS」(2000年12月 - 2004年)。「Panasonic ideas for life」(2004年 - :松下グループ統一スローガン)

親会社

子会社

関連会社

関連項目

外部リンク