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'''箱男'''(はこおとこ)は、[[1973年]]に[[新潮社]]から刊行された、[[安部公房]]の長編[[小説]]。現在は[[新潮文庫]]に収録されている。(ISBN 978-4101121161) |
'''箱男'''(はこおとこ)は、[[1973年]]に[[新潮社]]から刊行された、[[安部公房]]の長編[[小説]]。現在は[[新潮文庫]]に収録されている。(ISBN 978-4101121161) |
2008年11月1日 (土) 02:40時点における版
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箱男(はこおとこ)は、1973年に新潮社から刊行された、安部公房の長編小説。現在は新潮文庫に収録されている。(ISBN 978-4101121161) 匿名性や自他関係の認識論などがテーマである。劇中に登場するフィルムの一コマの他、安部公房の写真作品8枚が挿入されている。 劇中に存在する書類の内容が文章の99パーセントを占め、書類外の記述は例外的なものだ。 書類内容によると、頭から腰までのダンボール箱をかぶった浮浪者が主人公である。箱には工夫を凝らした内から外への覗き穴など工作がなされている。主人公の他に若い看護婦とその上司の医者、麻薬中毒者、或る箱男を追い払った人物、覗き屋の中学生などが登場する。突然別人が書き始めたり、さらに脈絡不明の章があったりするが、よく読みかえせば説明はつけられるように構成されている。