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「吸収線量」の版間の差分

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== 外部リンク ==
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* [http://www.nsc.go.jp/senmon/shidai/bougo/bougo/005/siryo2-2.pdf] ICRP勧告1990年-2007年の主要変更点について
* [http://www.nsc.go.jp/senmon/shidai/bougo/bougo/005/siryo2-2.pdf] ICRP勧告1990年-2007年の主要変更点について
* [http://www.ornl.gov/info/reports/1982/3445603573381.pdf ''Specific Gamma-Ray Dose Constants for Nuclides Important to Dosimetry and Radiological Assessment'', Laurie M. Unger and D. K . Trubey, Oak Ridge National Laboratory, May 1982] - (約500種の放射性核種の(組織細胞に対する)ガンマ線量定数表、1982年の報告書・・・英文)
* [http://www.ornl.gov/info/reports/1982/3445603573381.pdf ''Specific Gamma-Ray Dose Constants for Nuclides Important to Dosimetry and Radiological Assessment'', Laurie M. Unger and D. K . Trubey, Oak Ridge National Laboratory, May 1982] - (約500種の放射性核種の(組織細胞に対する)ガンマ線量定数表、1982年の報告書英文)


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2008年11月3日 (月) 14:43時点における版

吸収線量(きゅうしゅうせんりょう absorbed dose 、または Total Ionizing Dose 略称TID )は、単位質量物質に電離放射線を照射して、そのイオン化作用により発生するエネルギー計測する単位系である。1kgの物質に1Jのエネルギーを与える吸収線量は1J/kgだが、これに対し特に単位「グレイ」(Gray 、単位記号Gy)を与える。

吸収線量自体が生物学的効果を計る目安に直結しないことには注意を要する。たとえば1Gyの光子線吸収と比較すると1Gyのアルファ線吸収は生物に多大な悪影響を与える。そこであるレベルの影響を生物に与える等価線量の算定には、生物学的効果の差を反映する適切な因子(放射線荷重係数)を乗じる必要がある。

放射線被曝による確率的影響のリスクは、実効線量により数値化される。これは臓器組織ごとに異なる放射線感受性を考慮した係数(組織荷重係数)により等価線量を加重平均したものである。

ガン治療に電離放射線を用いるさい、医師は通常放射線治療をGy単位で処方する。電離放射線のリスクを議論する際には、その生物学的効果を考慮する因子を乗じた線量当量(単位:シーベルト Sievert 、単位記号Sv)を用いる。

なお、各係数は国際放射線防護委員会の勧告により変動する。

関連項目

外部リンク