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2008年12月14日 (日) 02:18時点における版

ゲバルト棒(-ぼう)とは左翼団体が用いる角材やそれに類似する棒状の武装である。一般的にはゲバ棒と略される事が多い。

概要

ドイツ語のゲバルト(Gewalt/暴力・権力の意)が語源だとされ、第一次羽田闘争の時、おのおのが持っていたプラカード(の柄の部分)が最初に使われたゲバ棒と言われている[1]

基本的に、ゲバ棒は左翼の実力行使時に武器として使用される。その際、特に決められた素材で決められた色柄に加工し、決められた形状である必要はないとされる。つまり、暴力行為を伴いかねない過激な左翼集会に参加している人が装備している棒状の物体は、ゲバ棒である。

ゲバ棒は極一般的な大工や建材として使われる角材をほぼ無加工で用いるのが通常であり、安いゲバ棒(すなわち安い素材)だと一撃で破損するほど脆い。また、ゲバ棒は支援団体等から個人に対して支給されることも多く、資金振りの良い団体だと、角材よりもより強力な鉄パイプ釘バット等、特に殺傷能力の高いものが渡されるケースもあるという。

特に日本の学生運動等では「安全ヘルメット」「粉じんマスク」と並んで左翼デモを象徴する存在である。

関連項目

脚注

  1. ^ 剣道部などの体育会に対抗する有効な手段として日本大学の学生により“開発”されたという説もある