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「プロクター・アンド・ギャンブル」の版間の差分

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|社名= プロクター・アンド・ギャンブル
|社名= プロクター・アンド・ギャンブル
|英文社名= The Procter & Gamble Company
|英文社名= The Procter & Gamble Company
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'''プロクター・アンド・ギャンブル''' (Procter & Gamble,[[ニューヨーク証券取引所|NYSE]]:[http://www.nyse.com/about/listed/lcddata.html?ticker=PG PG]) は、
'''プロクター・アンド・ギャンブル''' (Procter & Gamble,[[ニューヨーク証券取引所|NYSE]]:[http://www.nyse.com/about/listed/lcddata.html?ticker=PG PG]) は、
[[アメリカ合衆国]]に本拠を置く世界最大の一般消費財メーカーである。略称は'''P&G'''。
[[アメリカ合衆国]]に本拠を置く世界最大の一般消費財メーカーである。略称は'''P&G'''(ピーアンドジー)
日本でも[[プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン]]を展開しており、P&Gの名称で活動している。
日本でも[[プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン]]を展開しており、P&G(ピーアンドジー)の名称で活動している。


== 概要 ==
== 概要 ==
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|本社所在地 = 神戸市東灘区向洋町中1丁目17番地
|本社所在地 = 神戸市東灘区向洋町中1丁目17番地
|電話番号 = 078-845-5000(大代表)
|電話番号 = 078-845-5000(大代表)
|設立 = [[2006年]][[3月3日]]
|設立 = [[2006年]][[3月3日]]<br>創業[[1972年]]
|業種 = 化学
|業種 = 化学
|事業内容 = 日本における洗濯洗浄関連製品・紙製品・医薬部外品・化粧品・食品・ペットフード・小型家電製品などの研究開発、販売、輸出入
|事業内容 = 日本における洗濯洗浄関連製品・紙製品・医薬部外品・化粧品・食品・ペットフード・小型家電製品などの研究開発、販売、輸出入
|代表者 = 代表取締役社長 桐山一憲
|代表者 = 代表取締役社長 桐山一憲
|資本金 = 178億円
|資本金 = 178億円
|売上高 =
|売上高 = 非公開
|営業利益 = 非公開
|純利益 = 非公開
|総資産 =
|総資産 =
|従業員数 = 4,600名
|従業員数 = 4,600名
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=== 日本法人の概要 ===
=== 日本法人の概要 ===
'''プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン'''は米国法人であるプロクター・アンド・ギャンブルの子会社である。日本ではP&Gの名称で活動している。
'''プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン'''は米国法人であるプロクター・アンド・ギャンブルの子会社である。日本ではP&G(ピーアンドジー)の名称で活動している。
プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン'は日本を販売戦略の重要な拠点と位置づけており、[[CEO]]のA.G.ラフリーも日本法人であるP&Gジャパンの社長を経験している。
プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン'は日本を販売戦略の重要な拠点と位置づけており、[[CEO]]のA.G.ラフリーも日本法人であるP&Gジャパンの社長を経験している。
台所用洗剤では「'''[[ジョイ]]'''」発売以来、業界トップシェアを保っている。
台所用洗剤では「'''[[ジョイ (台所用洗剤)|ジョイ]]'''」発売以来、業界トップシェアを保っている。
[[アリエール]]や[[ボールド]]等の洗濯洗剤のシェアは、日本企業の[[花王]]や[[ライオン (企業)|ライオン]]に続く3位である。


=== 日本で発売されている代表的な商品 ===
=== 日本で発売されている代表的な商品 ===

2009年5月12日 (火) 09:08時点における版

プロクター・アンド・ギャンブル
The Procter & Gamble Company
種類 株式会社
市場情報 ニューヨーク証券取引所(NYSEPG)
略称 P&G
本社所在地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
オハイオ州シンシナティ市
業種 小売
事業内容 家庭用製品、化粧品、食品、工業用製品の製造、販売
代表者 A.G.ラフリーCEO
売上高 835億ドル(2008年)[1]
純利益 120億ドル(2008年)[2]
従業員数 138000人
外部リンク 公式サイト(英語)
公式サイト(日本語)
テンプレートを表示
プロクター・アンド・ギャンブルビル(アメリカ・シンシナティ市
P&Gのブランド、商品名ボールド

プロクター・アンド・ギャンブル (Procter & Gamble,NYSE:PG) は、 アメリカ合衆国に本拠を置く世界最大の一般消費財メーカーである。略称はP&G(ピーアンドジー)。 日本でもプロクター・アンド・ギャンブル・ジャパンを展開しており、P&G(ピーアンドジー)の名称で活動している。

概要

プロクター・アンド・ギャンブルは洗剤や化粧品などの一般消費財を製造販売する企業で、世界最大の一般消費財メーカーである。 多数の事業を保有し、世界80カ国以上で事業展開している。世界でも収益性の非常に優れた企業として知られている。 マーケティングに極めて力を入れる企業として知られ、社内でのブランド・マネジャー相互の競争はきわめて激しいという。 ビジネス誌フォーチュンにて、「社員の能力」が業種を超えて世界ランキング第1位に選ばれた、人材輩出企業としても評価が高い。 P&Gのブランド戦略は、MBAのケーススタディの題材としてもよく取り上げられる。

プロクター・アンド・ギャンブルの評価

これまで買収した有名な企業

プロクター・アンド・ギャンブルの沿革

P&Gの日本での歴史は外部リンクの公式サイトを参照(日本語)
P&Gの歴史は英語版ウィキペディアを参照(英語)

  • 1837年 - 石鹸業者のジェームス・ギャンブルとローソク業者のウィリアム・プロクターが共同出資で設立。
  • 1972年 - 日本サンホームとプロクター・アンド・ギャンブル・カンパニーと合弁で「プロクター・アンド・ギャンブル・サンホーム株式会社(P&Gサンホーム)」を設立。
  • 1975年 - P&G石鹸設立。P&Gサンホーム製品として販売開始
  • 1976年 - 米国プロクター・アンド・ギャンブル社が日本プロクター・アンド・ギャンブル株式会社を100%出資にて設立。
  • 1985年 - 米国プロクター・アンド・ギャンブル社が米国リチャードソン・ヴィックス社を買収。1988年にプロクター・アンド・ギャンブル・ヘルスケア株式会社に社名変更。
  • 1991年 - 米国プロクター・アンド・ギャンブル社がマックスファクターを買収。
  • 1993年 - 兵庫県神戸市東灘区六甲アイランドの本社ビルが完成。
  • 1994年 - ポテトチップス「プリングルズ」を発売。
  • 1996年 - プロクター・アンド・ギャンブル・ヘルスケア株式会社をマックスファクター株式会社に統合。
  • 1999年 - 米国プロクター・アンド・ギャンブル社がペットフードの「ザ・アイムス・カンパニー」を買収。
  • 2001年 - 日本で事業展開するP&Gグループの法人組織を再編
  • 2002年 - ヘルスケア製品ブランド「ヴィックス」の事業を大正製薬株式会社へ売却。これにより、P&Gは日本における医薬品部門から撤退。
  • 2003年 - 米国プロクター・アンド・ギャンブル社がヘアコスメティック製造販売会社「ウエラ」を買収。
  • 2005年 - 米国プロクター・アンド・ギャンブル社が「ジレット」グループを買収。


日本における事業活動

プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン株式会社
種類 株式会社
略称 P&G、P&G Japan
本社所在地 658-0032
神戸市東灘区向洋町中1丁目17番地
設立 2006年3月3日
創業1972年
業種 化学
事業内容 日本における洗濯洗浄関連製品・紙製品・医薬部外品・化粧品・食品・ペットフード・小型家電製品などの研究開発、販売、輸出入
代表者 代表取締役社長 桐山一憲
資本金 178億円
売上高 非公開
営業利益 非公開
純利益 非公開
従業員数 4,600名
外部リンク P&G(日本語)
P&G(英語)
テンプレートを表示
プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン本社ビル(神戸市東灘区)

日本法人の概要

プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパンは米国法人であるプロクター・アンド・ギャンブルの子会社である。日本ではP&G(ピーアンドジー)の名称で活動している。 プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン'は日本を販売戦略の重要な拠点と位置づけており、CEOのA.G.ラフリーも日本法人であるP&Gジャパンの社長を経験している。 台所用洗剤では「ジョイ」発売以来、業界トップシェアを保っている。

日本で発売されている代表的な商品

P&Gが出している主な製品一覧

日本での宣伝活動

現在の提供クレジットキャッチコピーは、「暮らし感じる、変えていく」。 日中の帯ドラマゴールデンタイムプライムタイムの番組にスポンサーとなっている。 平日13:30 - に放送されているドラマ30ひるドラTBS系 毎日放送中部日本放送が交互制作)と 東海テレビ放送制作の帯ドラマシリーズフジテレビ系)の帯ドラマ競合枠に、 筆頭スポンサーとして協賛している。日本テレビ系「おもいッきりイイ!!テレビ」でも隔日でCMが入る。

キャッチコピーが「暮らしひろがる 世界の品質」だった時代は、青い背景に白文字(1988年から1992年までは白い背景に青文字)で 「暮らしひろがる 世界の品質 P&G(CIマーク)」(「暮らしひろがる 世界の品質」が1行目、「P&G」が2行目)と表示し、原則30秒CMのみ「P&Gです」と言う (ナレーションは商品によって男性の時と女性の時がある)サウンドロゴが存在したが、2002年のキャッチコピー変更時に廃止された。ちなみに1988年当時は「暮らしひろがる 世界の品質」は表示されていなかった。 またCIマークは1988年から1992年頃まではグルリと回転する時と横にスライドして表示する時があったが、1993年以降はCIマークの中に流れ星が流れてくる。 現在はCMの最後に画面の端にP&Gのマークを表示するのみである(1986 - 1987年頃の同社のCMにも見られた)。 サウンドロゴが存在した時代から、同じ外資系のユニリーバ・ジャパン同様、ブランド名を前面にだす宣伝をする場合が多く、その場合はP&Gのマークを表示しない。

最近はアニメHBCHana*テレビの番組のスポンサーにもなっていたりする。 アニメについては、電通が製作に関与している番組(主にテレビ東京)にスポンサーになることが多い(特にPTもしくは不定期(週替わり)での場合が多い)。 テレビ東京系のアニメを、原則地上波と同一のスポンサーをつけて放送しているBSジャパンでは「NARUTO」を除いてスポンサーになっていない。過去には、他のアニメでもスポンサーになっていたことはある。

平日日中、夕方のニュース、情報番組を中心に、同じ外資系の保険会社アリコジャパンと共に提供している番組がある。 ゴールデン・プライムタイムの週入れ替えの1時間番組では、同じ外資系の生活用品会社ユニリーバ・ジャパンと共に筆頭スポンサーとして提供している場合がある。 この流れは日本リーバ時代から続いている。番組の内容によっては提供クレジットを自粛する場合もある。

P&Gは地域によって商品展開が異なるケースが多いため、全国枠のCMでも、放送地域によっては、内容はP&G及び関連企業のCMだがキー局と異なるものに差し替えられる場合がある。

歴代キャッチコピー

  • 暮らしひろがる 世界の品質(1988年 - 2002年6月) - 当初はP&Gの文字がゴシック体だったが1992年に変更。また、CIマーク(通称“ムーン&スターズ”ロゴ)が存在した(2001年9月まで) 。
  • 新しい暮らし見つめて(日本法人30周年)(2002年7月 - 2003年6月) - CIマークが変更された。P&G 30と表示し、0の部分は地球に日本列島をかたどったものである。
  • 暮らし感じる、変えていく。(2003年7月 - ) - CIマークが廃止され、&とGの部分の書体が変わった(変更前は&の末端がGの下まで来ていたが、変更後は来なくなった。また、Gの横棒が無くなった。)。また、90秒以上提供時のキャッチコピー表示が廃止された。そのため、提供枠の大小に関わらず提供クレジットは「P&G」のみでまったく同じである。

主なスポンサー番組

脚注

外部リンク

ブランドサイト