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かがみ (会話 | 投稿記録)
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; 北の界王
; 北の界王
: 声:[[八奈見乗児]]  
: 声:[[八奈見乗児]]  
: 北の宇宙を担当する界王。体色は薄い青色で太目の体型をしている。また、コオロギやゴキブリのように長い触角状のものがついた黒い帽子と丸いサングラスを着用している。ギャグ(特にダジャレ)が好きで趣味はドライブ。はるか銀河の彼方の様子を見たり、自身を介して全宇宙に声を伝えることができる能力を持つ。地獄の入口から「蛇の道」を果てしなく進んだところに浮かぶ、地球の10倍の重力を持つ[[あの世 (ドラゴンボール)#界王星|界王星]]でバブルスくんと二人暮らし。アニメでは、更にグレゴリーも含めた三人暮らしである。[[孫悟空 (ドラゴンボール)|孫悟空]]に界王拳、元気玉を伝授した。セルゲームで悟空たちの闘いに巻き込まれ、死亡する。ただしもともとあの世で暮らしていたため、死んでも頭上に天使の輪がついただけで、その後も何ら変わりなく生活している。
: 北の宇宙を担当する界王。体色は薄い青色で太目の体型をしている。また、コオロギやゴキブリのように長い触角状のものがついた黒い帽子と丸いサングラスを着用している。ギャグ(特にダジャレ。西の界王曰く「くだらんジョーク」)が好きで趣味はドライブ。はるか銀河の彼方の様子を見たり、自身を介して全宇宙に声を伝えることができる能力を持つ。地獄の入口から「蛇の道」を果てしなく進んだところに浮かぶ、地球の10倍の重力を持つ[[あの世 (ドラゴンボール)#界王星|界王星]]でバブルスくんと二人暮らし。アニメでは、更にグレゴリーも含めた三人暮らしである。[[孫悟空 (ドラゴンボール)|孫悟空]]に界王拳、元気玉を伝授した。セルゲームで悟空たちの闘いに巻き込まれ、死亡する。ただしもともとあの世で暮らしていたため、死んでも頭上に天使の輪がついただけで、その後も何ら変わりなく生活している。
: セルゲームの後のドラゴンボールの願いで生き返ることが可能だったが、悟空に付き合うためにあえて死んだままになっている。アニメでは、他の界王より死んでいることについて馬鹿にされるシーンがあり、後に「北の界王死んじゃった記念」という非常に不謹慎な名目で[[あの世一武道会]]が開催された。
: セルゲームの後のドラゴンボールの願いで生き返ることが可能だったが、悟空に付き合うためにあえて死んだままになっている。アニメでは、他の界王より死んでいることについて馬鹿にされるシーンがあり、後に「北の界王死んじゃった記念」という非常に不謹慎な名目で[[あの世一武道会]]が開催された。
: 登場当初は単に「界王」と呼ばれ、全宇宙の頂点に立つ存在とされていた。作中で界王とだけ表記する場合の多くは彼のことを指している。戦闘力は3500。
: 登場当初は単に「界王」と呼ばれ、全宇宙の頂点に立つ存在とされていた。作中で界王とだけ表記する場合の多くは彼のことを指している。戦闘力は3500。
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:; バブルス
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:: 声:[[龍田直樹]][[藤本たかひろ]]([[ドラゴンボール改|改]]) 
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:: 界王星に住む猿で、北の界王のペット。重い重力に慣れており、すばしっこい動きを見せるため、界王が悟空への第1の修行として捕まえさせる対象とした。言葉は喋れず「ウッホッホ」と言うのみ。
:: 界王星に住む猿で、北の界王のペット。重い重力に慣れており、すばしっこい動きを見せるため、界王が悟空への第1の修行として捕まえさせる対象とした。言葉は喋れず「ウッホッホ」と言うのみ。
:: セルの自爆の巻き添えを受け死亡するが、界王同様もともとあの世の住人であるため、本人はあまり気にしていない様子。
:: セルの自爆の巻き添えを受け死亡するが、界王同様もともとあの世の住人であるため、本人はあまり気にしていない様子。
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:;グレゴリー
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:: 声:[[三ツ矢雄二]][[沼田祐介]](改) 
:: 声:[[三ツ矢雄二]][[沼田祐介]](改) 
::Z第20話で初登場。界王星にてもう1人キャラが欲しいと、アニメ用に作者がデザインしたキャラクター。バブルス以上に凄まじいスピードで飛び回るバッタ。界王星に暮らしており、北の界王の身の回りの世話をしている。バブルスを捕まえることに成功した悟空に対し、界王が第2のターゲットに指定(ハンマーで叩く修行)。後に[[ヤムチャ]]達ともこの修行を行うが、約1時間で全員から叩かれる羽目になる。
::Z第20話で初登場。界王星にてもう1人キャラが欲しいと、アニメ用に作者がデザインしたキャラクター。バブルス以上に凄まじいスピードで飛び回るバッタ。界王星に暮らしており、北の界王の身の回りの世話をしている。バブルスを捕まえることに成功した悟空に対し、界王が第2のターゲットに指定(ハンマーで叩く修行)。後に[[ヤムチャ]]達ともこの修行を行うが、約1時間で全員から叩かれる羽目になる。
::悟空が[[セル (ドラゴンボール)|セル]]と自爆した際、界王,バブルスと共に巻き込まれて死亡するが、やはり生活に変化はない。後半になるにつれ言葉を話さなくなる。
::悟空が[[セル (ドラゴンボール)|セル]]と自爆した際、界王,バブルスと共に巻き込まれて死亡するが、やはり生活に変化はない。後半になるにつれ言葉を話さなくなる。
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; 西の界王
; 西の界王
: 声:[[島田敏]] 
: 声:[[島田敏]] 
:Z第195話で初登場。片目に片眼鏡をつけており、界王の中では唯一サングラスを愛用していない。北銀河の界王よりも小さい身体をしている。また、かなり嫌味な性格で言葉遣いが悪く、強情。北の界王と衝突する事も度々あった。ギャンブルが大好き。
:Z第195話で初登場。片目に片眼鏡をつけており、界王の中では唯一サングラスを愛用していない。北銀河の界王よりも小さい身体をしている。また、かなり嫌味な性格で言葉遣いが悪く、強情。何故か北の界王をライバル視し、北の界王と衝突する事も度々あった。ギャンブルが大好き。
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; 東の界王
; 東の界王
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; 大界王
; 大界王
: 声:[[槐柳二]] 
: 声:[[槐柳二]] 
:Z第195話で初登場。東西南北4人の界王様の頂点にたつ老人。[[あの世 (ドラゴンボール)#大界王星|大界王星]]に住んでおり、やたらとファンキーで風変わりな人物。地獄を「クージゴ」、相手を「ちゃん」付けで呼び、話し方がややオカマっぽい。戦った描写は無いが、超サイヤ人状態の悟空を遥かに凌ぐスピードを持つ。セルが[[フリーザ]]達を従えて地獄で暴れまわっている事を悟空とパイクーハンに伝え、解決するよう頼んでいた。最近はトレーニングを怠けているため、悟空やパイクーハンとの修行を「疲れるから」と言う理由で嫌がっていた。原作では名前が挙がるのみ。
:Z第195話で初登場。東西南北4人の界王様の頂点にたつ老人。[[あの世 (ドラゴンボール)#大界王星|大界王星]]に住んでおり、やたらとファンキーで風変わりな人物。地獄を「クージゴ」(北の界王談「地獄の「く」を前に持ってきて「クージゴ」」)、相手を「ちゃん」付け(閻魔大王も地獄と同じように閻魔の「魔」を前に持ってきて「マエンちゃん」と呼ぶ)で呼び、話し方がややオカマっぽい。戦った描写は無いが、超サイヤ人状態の悟空を遥かに凌ぐスピードを持つ。セルが[[フリーザ]]達を従えて地獄で暴れまわっている事を悟空とパイクーハンに伝え、解決するよう頼んでいた。最近はトレーニングを怠けているため、悟空やパイクーハンとの修行を「疲れるから」と言う理由で嫌がっていた。原作では名前が挙がるのみ。


== 界王神 ==
== 界王神 ==

2009年5月15日 (金) 13:48時点における版

界王(かいおう)とは、鳥山明の漫画『ドラゴンボール』、及びそれを原作としたアニメ作品などに登場するキャラクター達である。

本項ではその上に立つ界王神、並びに界王や界王神の従者達についても併せて解説する。

概要

ドラゴンボールの作品世界において、界王と界王神達は宇宙を管轄する存在である。大界王神を頂点として、その下に東西南北の方角を司る4人の界王神がおり、さらにその下に大界王と東西南北の銀河を担当する4人の界王が存在する。作中では当初、北の界王は単に「界王」と呼ばれており、全宇宙の頂点に立つ存在とされていた。だがその後、他にも「界王」と呼ばれる人物が登場したことに加え、界王達の上に立つ存在として界王神が登場したため、便宜的にこのように呼ばれるようになった。


注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。


界王

西の界王、東の界王、大界王、グレゴリーは原作では登場しない。北の界王の従者であるバブルスとグレゴリーについては、その後続として記載した。

北の界王
声:八奈見乗児  
北の宇宙を担当する界王。体色は薄い青色で太目の体型をしている。また、コオロギやゴキブリのように長い触角状のものがついた黒い帽子と丸いサングラスを着用している。ギャグ(特にダジャレ。西の界王曰く「くだらんジョーク」)が好きで趣味はドライブ。はるか銀河の彼方の様子を見たり、自身を介して全宇宙に声を伝えることができる能力を持つ。地獄の入口から「蛇の道」を果てしなく進んだところに浮かぶ、地球の10倍の重力を持つ界王星でバブルスくんと二人暮らし。アニメでは、更にグレゴリーも含めた三人暮らしである。孫悟空に界王拳、元気玉を伝授した。セルゲームで悟空たちの闘いに巻き込まれ、死亡する。ただしもともとあの世で暮らしていたため、死んでも頭上に天使の輪がついただけで、その後も何ら変わりなく生活している。
セルゲームの後のドラゴンボールの願いで生き返ることが可能だったが、悟空に付き合うためにあえて死んだままになっている。アニメでは、他の界王より死んでいることについて馬鹿にされるシーンがあり、後に「北の界王死んじゃった記念」という非常に不謹慎な名目であの世一武道会が開催された。
登場当初は単に「界王」と呼ばれ、全宇宙の頂点に立つ存在とされていた。作中で界王とだけ表記する場合の多くは彼のことを指している。戦闘力は3500。
GTでは第一話に登場し究極のドラゴンボールによって地球に危機が迫っていることを悟空たちに伝える。また、超一星龍戦において悟空が超ウルトラ元気玉の気を集めるために宇宙全体に呼びかける手助けをし、自分の伝授した元気玉が最後を飾ることを喜んでいた。

バブルス
声:龍田直樹藤本たかひろ) 
界王星に住む猿で、北の界王のペット。重い重力に慣れており、すばしっこい動きを見せるため、界王が悟空への第1の修行として捕まえさせる対象とした。言葉は喋れず「ウッホッホ」と言うのみ。
セルの自爆の巻き添えを受け死亡するが、界王同様もともとあの世の住人であるため、本人はあまり気にしていない様子。
GTにもグレゴリーと一緒に登場する。

グレゴリー
声:三ツ矢雄二沼田祐介(改) 
Z第20話で初登場。界王星にてもう1人キャラが欲しいと、アニメ用に作者がデザインしたキャラクター。バブルス以上に凄まじいスピードで飛び回るバッタ。界王星に暮らしており、北の界王の身の回りの世話をしている。バブルスを捕まえることに成功した悟空に対し、界王が第2のターゲットに指定(ハンマーで叩く修行)。後にヤムチャ達ともこの修行を行うが、約1時間で全員から叩かれる羽目になる。
悟空がセルと自爆した際、界王,バブルスと共に巻き込まれて死亡するが、やはり生活に変化はない。後半になるにつれ言葉を話さなくなる。

南の界王
声:西尾徳 
南の宇宙を担当する界王。大柄な体格。性格は落ち着いているが負けず嫌い。悟空の修行中、北の界王に、南の銀河戦士「パポイ」を自慢しに来るが、自らの課した合計40tの重りで修行する悟空を見て愕然とし、負け惜しみを言いながら去る。
原作では修行している悟空を見るのが初対面だが、アニメではあの世一武道会が行われた時に姿を見ているため、台詞が異なる。

西の界王
声:島田敏 
Z第195話で初登場。片目に片眼鏡をつけており、界王の中では唯一サングラスを愛用していない。北銀河の界王よりも小さい身体をしている。また、かなり嫌味な性格で言葉遣いが悪く、強情。何故か北の界王をライバル視し、北の界王と衝突する事も度々あった。ギャンブルが大好き。

東の界王
声:山本圭子 
Z第196話で初登場。気が強く、非常に負けず嫌い。4地区の界王の中では唯一女性のような容姿。レースが趣味。

大界王
声:槐柳二 
Z第195話で初登場。東西南北4人の界王様の頂点にたつ老人。大界王星に住んでおり、やたらとファンキーで風変わりな人物。地獄を「クージゴ」(北の界王談「地獄の「く」を前に持ってきて「クージゴ」」)、相手を「ちゃん」付け(閻魔大王も地獄と同じように閻魔の「魔」を前に持ってきて「マエンちゃん」と呼ぶ)で呼び、話し方がややオカマっぽい。戦った描写は無いが、超サイヤ人状態の悟空を遥かに凌ぐスピードを持つ。セルがフリーザ達を従えて地獄で暴れまわっている事を悟空とパイクーハンに伝え、解決するよう頼んでいた。最近はトレーニングを怠けているため、悟空やパイクーハンとの修行を「疲れるから」と言う理由で嫌がっていた。原作では名前が挙がるのみ。

界王神

界王神界と呼ばれる世界に暮らす者達。界王神は、世界の運命に関わる重大な事態にはあの世とこの世に干渉することもある。大界王神や、南、北、西の界王神は約500万年前、ブウによって殺されてしまった。西の界王神、北の界王神は原作では名前が挙がるのみで、劇中には登場しない。東の界王神の従者であるキビトについては、その後続として記載した。

東の界王神(シン)
声:三ツ矢雄二太田真一郎(GT時) 
魔人ブウに殺されずに生き残ったただ1人の界王神。魔道士バビディによるブウ復活を阻止すべく、天下一武道会で悟空たちに協力を呼びかける。のちに「ポタラ」でキビトと合体してしまい「キビト神」となった。念力で魔人ブウの攻撃の威力を軽減し、孫悟飯の命を救うなどの活躍を見せる。非常に真面目で控えめな性格。心を読む力、テレパシー、金縛り、物質出現能力などの力を持っている。
  しかし、実力的に悟空たちサイヤ人には遠くおよばない。当初の物静かさと威厳のある描写は回を追うごとに影を潜め、狼狽したり驚愕する描写が目立った。ゼットソードに封印された老界王神の存在やドラゴンボールのことを全く知らないなど、全ての神の頂点に位置する界王神にしては少々頼りない面がある。
キビトと合体後は瞬間移動を主に使い、悟空たちをサポートする。同じポタラで合体したベジットとは異なり、声も性格も全くと言っていいほど変わることはなかった。合体後は、アニメEDでは「キビト界王神」となっている。
『GT』ではそこそこ出番が多く、ベビー戦で悟空を窮地から救い出す(一度、スゴロク空間に落としてしまう)。その後、天界の神殿に超神水を取りに行き(そこでベビーに寄生されたミスターポポに追い駆け回される)トランクスたちを浄化する。意外な事に大猿アレルギーらしく、大猿に近づくと蕁麻疹が出るとのこと。また、超一神龍戦では「早く逃げましょう」と発言し、老界王神に叱られている。
ドラゴンボールZ Sparking!METEOR』では、則巻アラレのファンである。

キビト
声:青森伸 
東の界王神に仕える側近。悟空たちの手を借りるために天下一武道会へ参加する。当初、界王神界の者として高慢な態度をとるが、徐々に悟空たちの驚異的な強さの前に驚くシーンばかりが目立つようになる。バビディ一味を尾行中にダーブラに殺されるが、その後すぐにドラゴンボールで蘇生。星間の瞬間移動、他者の回復、服を出現させるといった能力を持つ。後にポタラによって界王神と合体し、一心同体となった。

南の界王神
声:曽我部和恭 
四人の界王神の中で一番強く逞しい。原作では1コマの登場だったがアニメでは大食漢という設定。西の界王神とは仲が良い。ブウの左腕を引きちぎるが、腕を再生され千切った腕から吸収されてしまう。大界王神同様、吸収後の生存は不明。

西の界王神
声:鶴ひろみ 
Z第277話に登場。界王神の内では唯一女性のような容姿。南の界王神の巨大おにぎりを持って逃げ出す等いたずら好きな性格。ブウと死闘を繰り広げるも殺されてしまう。

北の界王神
声:堀之紀 
Z第277話に登場。小太り気味な初老の界王神。趣味は釣り。剣を持ってブウに立ち向かうが、あっさりと殺されてしまう。

大界王神
声:辻村真人 
東西南北4人の界王神の頂点にたつ存在。原作では1コマの登場。東の界王神曰く「太っているが温和な性格」。ブウに殺されそうになっていた東の界王神を助け、ブウに戦いを挑む。戦闘能力はかなり高く、相手に光を当てて分解・爆破する能力を見せた。だが、ブウの敵ではなく、あっさり吸収されてしまう。その結果ブウは大人しくなり、制御しやすい性格となった。
作中で初めて登場した太った魔人ブウの姿は、大界王神を吸収したことによるもの。
無邪気なブウの体内にいる可能性もあるが吸収後の生存は不明。

15代前界王神(老界王神)
声:野本礼三田の中勇(PS2ゲーム)、岩永哲哉(若い頃) 
現代の界王神の祖先。かなりのスケベで、神眼によって女性の着替えや入浴を覗けると公言し、悟空や東の界王神を仰天させた。かつては美青年(自称)であったが、ポタラで魔法使いの老婆と合体し、老人の姿になってしまう。お陰で様々な能力も身に付けた。約7500万年前[1]、その特殊能力を恐れた何者かにゼットソードに封印されることになった。他空間を鮮明に映し出す水晶玉を持ち、物質出現魔術等の魔術を使える。ゼットソードを振るえるようになった悟飯が、東の界王神曰く「宇宙一硬い金属」というカッチン鋼を試し斬りして折ったため、封印から解放。悟飯の潜在能力を限界以上に引き出した。なお、アニメにおけるこの際の奇妙な掛け声は声優の野本がアドリブで演じたものである。また悟飯がピンチになった際、悟空を生き返らせるために自らの命を悟空に渡して死亡したが、元々界王神界にいたため、その場で頭に輪が付いた状態で肉体ごと復活。その後すぐにポルンガへの願いで地球の人々とともに生き返り輪が消えた。
かなりの知識人でサイヤ人やドラゴンボールの秘密を知っていた。ただしドラゴンボールについては、「自然の摂理を無視した、いわば反則技みたいなもの」と語っており、あまり好意的に捉えていない。現在存在している界王神の中で最も高齢であり、尚且つ大界王神の位を持つものが誰もいないため、大界王神様とも呼ばれることがある(本人も特に嫌がったりしない)。
封印されている最中も、同じく封印を受けた人物であるピッコロ大魔王同様に年齢はしっかり加齢されていたようで、封印を解かれた時点で残る寿命は1000年程度にまでなっていた。
『GT』では孫悟空の尾を生やして力を引き出す方法を考え、ドラゴンボールのマイナスエネルギーの存在も知っていた。ブウ編でドラゴンボールの使用を躊躇ったのは、マイナスエネルギーが大幅に増加してしまうのを恐れたためとされている。

界王神界

あらゆる世界の最高位の存在である界王神達が住む世界。空間の規模は、あの世とこの世を合わせた空間の約10分の1。世界全体が衛星のように、あの世とこの世の周りを一定の周期で周回しており、世界全土を見守りバランスをとっている。原則的に、あらゆる神の頂点に立つ界王神とその付き人、界王神から許可されたもの以外の立ち入りは許されない世界である。ただし瞬間移動を使えば、許されていない者でも侵入することが可能で、既に死んでいる者でも肉体を持っていれば入ることができる。空はピンク色で、中心にはめったなことでは壊れない頑丈な界王神星が存在している。界王神星は界王神界に存在する唯一の惑星であり、そのまわりには無数の小さな太陽が存在している。

アニメ『ドラゴンボールGT』では、スゴロク空間に閉じ込められていた宇宙タヌキのスー五郎とスー小五郎親子が登場し、『GT』中盤以降は親子共々すっかり界王神界の住人となっている。

界芯星

どこかにあるといわれている、界王たちが生まれ育った、巨大な界王星のような星。人口は約80人。ここに生えている巨大な界樹に生る木の実から、芯人が生まれてくる。芯人たちに男・女の性別は無い[2]。芯人の平均寿命は約7万5千歳[3]

どこかで界王が亡くなると、次の界王が芯人の中からくじ引きで選ばれる[4]。ただし界王神だけは、滅多に生らない特別な金の木の実から生まれた芯人が選ばれる。

芯人の中には時として邪悪な心を持つ者も存在し、そういった者たちは魔界王[5]の元に行ってしまう。

脚注

  1. ^ ドラゴンボール大全集7巻の記述より。
  2. ^ 北の界王と東の界王が互いに「ジジイ」「ババア」と呼びあうシーンもあるが、東の界王、西の界王神は外見があくまで女性に見えるだけ。老界王神がスケベな性格である理由は不明。
  3. ^ ドラゴンボール超エキサイティングガイド キャラクター編の記述より。ただし、界王神は少なくとも500万年以上は生きている。
  4. ^ 北の界王については、界王の座を譲っていない模様。
  5. ^ 魔界王が、ダーブラのような魔界の王のことを指しているのかは不明。