「東武50000系電車」の版間の差分
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この車両は、[[日立製作所]]の鉄道車両製作システム「[[A-train]]」を採用した、ダブルスキン構造をもつ[[アルミニウム合金|アルミ]]車である。モジュール化した普通鋼製の前面をボルトで固定する工法は[[西武20000系電車|西武20000系]]と同様。ちなみに東武鉄道として初めてアルミ車を採用した車両は[[東武100系電車|100系スペーシア]]で、50000系は初めてのアルミ非塗装車となる。 |
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2005年7月27日 (水) 13:41時点における版
50000系電車(50000けいでんしゃ)は、東武鉄道の通勤形電車。2005年(平成17年)3月16日に営業運転を開始。
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/d/d5/Tobu50000.jpg/280px-Tobu50000.jpg)
概要
この車両は、日立製作所の鉄道車両製作システム「A-train」を採用した、ダブルスキン構造をもつアルミ車である。モジュール化した普通鋼製の前面をボルトで固定する工法は西武20000系と同様。ちなみに東武鉄道として初めてアルミ車を採用した車両は100系スペーシアで、50000系は初めてのアルミ非塗装車となる。
東武では初めて冷房室外機に集中式を採用する。
運転中にマスコンハンドルをP2にすると定速運転になる。また東上線初のC-PS27型シングルアームパンタグラフで京浜急行と同じものを使用している。そして窓ガラスは紫外線を96%カットするグリーンガラスが採用されている。
車体外観も、正面は非貫通式になり、灯類(角型高輝度放電灯)は下部に大きく下げ、運転台窓は一枚窓とし、窓下部にオレンジ色が入る。側面は戸袋の部分にオレンジ色が入った、東武ではこれまでにないデザインとなった。前面・側面の行先表示器はLEDを採用、側面の物は停車中に行き先表示のみならず、号車表示も可能になっている。
足回りは、台車がモノリンク式ボルスタレス台車、制御装置は全電気ブレーキ付2レベル日立IGBT-VVVFインバータ制御となった。
編成は5M5Tの10両固定編成。
2004年度に10両編成1本が東上線に登場しており、2005年度には、10両編成7本(70両)が導入される予定。この投入で50両の旧型車両を置き換えると公表されている。
仕様
- 加速度3.3km/h/s
- 減速度3.5km/h/s[常用]4.5km/h/s[非常]
- 最高速度120km/h
こぼれ話
- 営業運転開始当日の3月16日、池袋駅でデビューイベントを行う予定だったが、前日に伊勢崎線竹ノ塚駅で踏み切り事故が発生し、それが東武鉄道側の過失によって引き起こされたものだったため、中止された。
- 営業開始からしばらくの間は車内広告が日立グループのもので統一されていた。