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「月齢」の版間の差分

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また,次のような『満月方程式』という方法で満月の日を求めることができる。これは非常に簡単だが,やはり数日の誤差があることがある。<br>
また,次のような『満月方程式』という方法で満月の日を求めることができる。これは非常に簡単だが,やはり数日の誤差があることがある。<br>
<math>y=\left(p-x\right)%\ 30</math><br>
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xが月(10月なら10)で,yが満月の日。pは,2007年は36,2008年は25,2009年は14,……と,1年で11ずつ引いていく。引けなくなったら30を足してから11を引く。
xが月(10月なら10)で,yが満月の日。pは,2009年は14,2010年は3,2011年は22,……と,1年で11ずつ引いていく。引けなくなったら30を足してから11を引く。


{{月名}}
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2009年5月29日 (金) 12:42時点における版

月齢(げつれい)には、次のような意味がある。

  1. 暦法における月齢。本項で解説。
  2. 年齢を単位で表したもの。すなわち、「年齢」の「年」を「月」に変えたものである。主に生まれたばかりの子供に対して使用される。

暦法における月齢(げつれい)とは、直前のの瞬間からの経過時間をを単位として表したものである。特に、ある日の正午の月齢をその日の月齢と呼ぶこともある。

概ね、の満ち欠け(月相)と連動するが、必ず一致するわけではない。例えば、望(満月)の瞬間の月齢は13.8から15.8の間で変動する。すなわち、月齢14の日が満月とは限らない。これは月の軌道が楕円であるため、満ち欠けの速度が一定にはならないからである。また、朔の瞬間を含む日が旧暦の月始め(1日)だったので、月齢の値と旧暦の日付は関連があることになる。

グレゴリオ暦からの月齢計算

月齢の略算法として、以下の方法がよく知られている。日付は新暦(グレゴリオ暦)である。

1)西暦年から11を引き、その値を19で割った余りを求め、11を掛ける。

2)月の値から、以下の表に従って値を求める。

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
0 2 0 2 2 4 5 6 7 8 9 10

このうち6月までの値を「おにおににし」と覚える、と、多くの暦解説書に書かれている。 上記1),2)の値と日の値をそれぞれ加える。求めた値を30で割った余りが、その日のおおよその月齢である。但し、最大2程度の誤差がある。 以下はこれを数式化したものである。 y年m月d日の月齢a日を求める。但し、%は剰余演算子とし、c(m)は上の表に従った定数とする。例、62%30=2、c(5)=2。

また,次のような『満月方程式』という方法で満月の日を求めることができる。これは非常に簡単だが,やはり数日の誤差があることがある。

xが月(10月なら10)で,yが満月の日。pは,2009年は14,2010年は3,2011年は22,……と,1年で11ずつ引いていく。引けなくなったら30を足してから11を引く。