「TOPPERSプロジェクト」の版間の差分
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2009年8月10日 (月) 20:20時点における版
TOPPERS(Toyohashi Open Platform for Embedded Real-Time Systems、トッパーズ)は、高田広章教授(名古屋大学)が豊橋技術科学大学在職中に、研究室の学生とともに開発した、オープンソースのμITRONカーネルの公開により開始した特定非営利活動法人プロジェクトである。その後、多くの教育機関、公的機関、企業、および個人の協力を得て成長を続け、2003年にはNPO法人として再編成した。
新世代カーネル
2007年頃までのTOPPERSプロジェクトは既存の標準仕様に対するオープンソース実装を公開するという方針で活動してきたが、2007年以降はμITRON4.0仕様の経験を踏まえて新しいシステムに対応するカーネルを仕様から作成し公開するという方針への転換が行われた。この新しい方針に基づくカーネル仕様および実装は、TOPPERS新世代カーネル(若しくは単に新世代カーネル)と呼ばれる。 μITRONの仕様をベースに新しいカーネル仕様を策定するという方針はT-Kernelと類似しているが、新世代カーネルとT-Kernelはそれぞれカーネルの設計思想が異なるため、特筆すべき互換性は無い。
直接的・間接的な成果
TOPPERSプロジェクトによる直接的・間接的な成果物には以下のものがある。2007年現在の組込み業界では、JSPカーネルを単に「TOPPERS」と呼ぶこともある。
現世代系
- JSPカーネル - μITRON 4.0のスタンダードプロファイルに準拠したカーネル
- IIMPカーネル - μITRON 4.0/PX仕様に準拠したメモリ保護拡張機能を持ったカーネル
- IDLカーネル - IIMPカーネルをベースとしたダイナミックローディング拡張機能を持ったカーネル
- FDMPカーネル - 機能分散型マルチプロセッサ向けに拡張したカーネル
- SMPカーネル - 対称型マルチプロセッサ向けに拡張したカーネル
- FI4カーネル - µITRON4.0仕様に規定しているすべての機能を持ったカーネル(Fullset of µITRON4.0)
- Automotive Kernel 1.0 (ATK1) - 自動車で主に用いているOSEK/VDX仕様に準拠したカーネル実装。
- HRPカーネル - 宇宙機など高信頼性分野での適用を狙ったカーネル
新世代系
- ASP(Advanced Standard Profile)カーネル - TOPPERS新世代カーネルの基盤(出発点)となるリアルタイムカーネル。
- FMPカーネル - マルチコア向けカーネル。組込み向けのSMPをサポートするカーネル。
- TECS - TOPPERS Embedded Component System。組込みソフトウェアの汎用性と再利用性を実現する技術。
ミドルウェア等
関連団体
- SESSAME(組込みソフトウェア管理者・技術者育成研究会) - 連携し、組込み技術者向け教材を開発している。